-----ヨウの家-----


リーリエ「は～…あったかいですね～」ぬくぬく

リーリエ(今日は12月31日)

リーリエ(年越しの瞬間をヨウさんと一緒に過ごし、そのまま初日の出を一緒に見ようというプランなのですが)

リーリエ(夜まではまだまだ時間があるので、こうしてヨウさんと一緒にこたつに入ってぬくぬくしているのです)

リーリエ「ヨウさん、重くないですか…？」

ヨウ「…………」

リーリエ「ならよかったです…」

リーリエ(わたしのおねだリーリエを聞いてくれて、ヨウさんの膝の上にお邪魔しているのです///)

リーリエ「ヨウさんの腕の中…安心します…」

リーリエ「あ、ヨウさん、オレンの実、食べませんか？」

ヨウ「…………」ｺｸｯ

リーリエ「私が食べさせてあげます！」

リーリエ「はい、あーん」

ヨウ「…………////」ﾊﾟｸｯ

リーリエ「ふふっ///」

ヨウ「…………！」

リーリエ「え？わたしも…ですか？」

リーリエ「あ、あーん///」

リーリエ「なんか…恥ずかしいですね…」

リーリエ「でも…えへへ///」

―そして夜―


リーリエ(着物姿の私…ヨウさんはなんて言ってくれるでしょうか…)

リーリエ(変じゃないかな…)

リーリエ「あ…ヨウさん…」

リーリエ「ヨウさん…どうですか…？」

ヨウ「…………////」

リーリエ「とっても綺麗だって？」

リーリエ「ふふっ…ありがとうございます…」

リーリエ(嬉しい…あなたに綺麗だって言ってもらえることが…)

リーリエ「その…ヨウさんも…とってもカッコいいですよ…///」

リーリエ「いえ、いつもカッコいいんですけどぁのその…」

リーリエ「じゃあ、行きましょうか」

・・・・
・・・
・・
・


リーリエ「みんな考えることは同じなのでしょうか…すごい人ですね…」

ヨウ「…………！」

ぎゅっ

リーリエ「あっ…」

リーリエ「はぐれないようにって？」

リーリエ「はい…」

リーリエ「ヨウさんの手…暖かいです…」

ドンッ


リーリエ「きゃあっ！」

ヨウ「…………！」

ダキッ

リーリエ「あっ…」

リーリエ「ありがとうございます…///」

リーリエ(せっかくですし…もうちょっとだけ強く抱き付いてみたりなんかして…)ぎゅう

・・・・
・・・
・・
・


リーリエ「年が変わるまで…あと30分ですね…」

リーリエ「今年も…いろんなことがありましたね…」

リーリエ「ヨウさんと一緒に過ごした全部の時間が…わたしの宝物ですよ…」

リーリエ「1分だって…いや、1秒だって忘れたりはしません…」

リーリエ(そしてなんだかんだで時間が経ち…)

５…

４…

３…

２…

１…

・
・

リーリエ「ヨウさん！あけましておめでとうございます！」

ヨウ「…………！」

リーリエ「ふふっ嬉しいです…」

リーリエ「こうして年を越す瞬間にあなたと一緒にいられることが…」

リーリエ「年の最初にあなたの隣にいられることが…」

リーリエ「今年も、いろんな楽しいことが、わたしたちを待ってますよね！」

リーリエ「え？ナイショ？えー。教えてくれてもいいじゃないですか…ふふっ！」

ヨウ「…………」

リーリエ「きっとわたしと一緒？あ…だったら嬉しいかな…なんて」

リーリエ(わたしの願い事はもちろん)

リーリエ(ヨウさんとずっと一緒にいられますように…)

-----ナッシーアイランド-------


リーリエ「さっきまではすごい人でしたが…」

リーリエ「さすがにここは誰もいませんね…」

リーリエ「星がきれい…」

リーリエ「あれから…どれくらいの日が過ぎたでしょうか…」

リーリエ「わたしがカントーに旅立って」

リーリエ「またヨウさんと再び会えて…」

リーリエ「ここに来るといつも同じようなことを言ってる気がします…」

ヨウ「…………」

リーリエ「…………ヨウさん」

ヨウ「…………」

リーリエ「……………」

ヨウ「…………」

リーリエ「……………」

ヨウ「…………」

リーリエ「んっ………」


ちゅっ…

リーリエ「この場所から見る…初日の出…楽しみですね…」

リーリエ「ふぁぁ…ヨウ…さ…」

リーリエ「Zzz…」

・・・・
・・・
・・
・

リーリエ「う…ん…」

ヨウ「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

リーリエ「ヨウさんの…ひざまくら…？」

リーリエ「はっ！？」

リーリエ「いつの間にか、寝てただなんて…！」

リーリエ「寝過ごしちゃいましたか…！？」

ヨウ「…………」ﾌﾙﾌﾙ

リーリエ「あ…まだでしたか…よかった…」

――そして――


リーリエ「そろそろ空も明るくなってきましたね…」


ヨウ「…………！」

リーリエ「…わあっ！」

リーリエ「きれい…」