この世は老いも若きも男も女もみなココロの寂しい人ばかり
そんな皆さんのココロのスキマをお埋め致します
いいえ、お金は一銭もいただきません
お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます
さて、今日のお客様は・・・・・・・・・
夜神月(18才) 学生
ホーッホッホッホッホッ・・・・・・
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482851570
月「・・・・・・」テクテクテク
リューク「おいライト」
月「ん?なんだ外ではあまり話しかけるなと言ってるだろ」
リューク「お前、またつ尾けられてるぞ」
月「・・・・・・!!またか・・・」
リューク「ああ、だが今度はあんまり隠れる気はなさそうだ」
月(ついこの間部屋の隠しカメラも盗聴器も取れたから捜査対象から外れたものだと思っていたが・・・そうじゃないのか?いったいなぜまたリスクが高く期待値の薄い尾行などを・・・?)
リューク「Lとは関係ないのかな?前の奴みたいにあんまり熱心じゃないしな」
月「!?どういうことだ?」
リューク「だってよ」
喪黒福造「どうかしましたか?」
月「!」
リューク「!・・・・・・!?」
喪黒福造「ホーッホッホッホ、失敬 なにやらとつぜん動揺して独り言を仰っていたようなので話しかけてしまいました」
リューク「こいつだ、こいつが今ライトを尾けてる奴だ」
月「・・・・・・」
月「あの、ずっと僕の後をつけてましたよね?気づいていました。失礼ですがどこのどなたでしょうか?何かご用ですか?」
月(リュークの話を聞く限りではバレバレの尾行をしていたようだ・・・こう先に訊くことで相手の反応を伺える)
月(それにしてもずっと尾行してた奴がどうして話しかけてきたんだ?)
喪黒福造「おや、気付かれていましたか!いやー失礼しました」
喪黒福造「実は私こういう者でココロのセールスマンをやってるんですよ」名刺スッ
月「ココロのスキマお埋めします・・・?」
月(セールスマンだと?それでちょうどいいターゲットの僕を見つけて話しかけてきたというのか
まあありえない話ではないな…これではLとの繋がりがあるか判断がつかないな)
喪黒福造「どうもお見受けしたところ、あなたはお若くしてココロに闇を抱えてらっしゃる」
月「は?」
喪黒福造「あなたはなにか、とてつもなく大きな秘め事に振り回されてあまりに物を深く複雑に考え過ぎてしまっているように見えます
それではココロや身体によくありませんな。いずれ精神が疲れきって壊れてしまいます
さっきの独り言がいい例です、どうです?思い当たるフシはございませんか?」
月「なに・・・?」
月(大きな秘め事だと・・・カマをかけて来てるのか・・・?名刺は貰った、いつでも殺せるが・・・・・・それこそがLの思う壷なのだろう
僕とこいつが接触した瞬間こいつが死んだら僕がキラだ・・・殺せない)
月「余計なお世話です!」
月(高校生など秘密の一つや二つ持っているのが自然だ
適当にあしらおう それとも何か別の目的があるのか?L・・・
いや、Lは無関係なのか?まあ全てがLに関わっていると考えて行動しよう)
月「放っといて下さい」スタスタスタ
喪黒福造「気が向いたら名刺の裏に書いてある住所までお越しください
いつでもかまいませんよ」
月「なに?名刺の裏に住所なんて書いてあったのか・・・」
ー月の部屋ー
リューク「変な人間だったな」
リューク(いや・・・人間なのかな?あれ)
月「まったく読めない・・・やはりLとはまったくの無関係なのか?」
リューク「ククッさあな」
月「Lと関係してたら殺すことは絶対してはいけないがLと無関係ならば即刻殺すべきだ・・・クソッ」
月「名刺の住所・・・行ってみるか」カタカタタッ
リューク「マジか?危険すぎるんじゃないのか?」
月「いいか?僕の最終目標は新世界の神となり犯罪者のいない完璧な世界を創ることだが今の目標はとりあえずLを殺すことだ
こっちからLの方に歩み寄って首根っこを掴まなきゃ永遠に殺せないよ」
リューク「Lと関係なかったらどうすんだ?ヤバイ薬を無理矢理売られるかもしれないぜ?」
月「それもたぶん大丈夫だ、今調べたがこの住所には『魔の巣』というBARがあるらしい レビューもそれなりにあるしちゃんとした店だ
それにその店のある道の少し横には大通りがある 万が一の場合はそこまで逃げればいいさ」
リューク「高校生がBARなんて行っていいのかよ」
月「たいして問題ないだろ 私服なら分かりゃしないしさ」
リューク「ククッ」
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