女騎士「妖怪?」(63)

受付「はい」

~冒険者ギルド~

受付「ちまたで噂になっているんですよ」

女騎士「科学の発達したこの時代に何を…馬鹿馬鹿しい」

受付「でも、大勢が被害にあっているんですよ?その…妖怪味噌塗りに」

女騎士「味噌塗り?」

受付「はい。あらゆる物にこっそり味噌を塗る、迷惑な妖怪なんです」

女騎士「それは妖怪じゃなくてただの愉快犯なのではないか?」

受付「いや、だって科学の発達したこの時代にそんなアホな行為をする奴なんて…もうこれは絶対妖怪のせいです!」

女騎士「妖怪、ねぇ…」

受付「女騎士さんもクエスト受注しませんか?妖怪味噌塗りを捕まえたら5000円、生死問わずですよ」

女騎士「安いな、大勢が被害にあっているんじゃなかったのか」

受付「まぁ被害の規模が規模ですからねぇ。他に優先しなきゃいけないクエストは沢山ありますし」

女騎士「オーク一匹ぶっ殺して8万円貰えるのに、わざわざ受ける必要ないだろ…」

受付「オークは別格ですよ、比較対象になりませんよ」

女騎士「まぁ、そうか。需要と供給の話だな」

受付「はい。オークは今や世界に必要不可欠な資源…食料、燃料、建築資材と何にでも利用できるんですから」

女騎士「肉は食料、皮は衣服、油は燃料、骨は建物の基礎…捨てる所が無いのがオークだからな」

受付「女騎士さんは他の使い道があるみたいですけどね?」

クスクス

女騎士「愛玩人形か…私だけじゃないさ、あらゆる人間、いや他の魔物だってそうさ。オークの尻穴に夢中なのさ」

受付「ふぅん…」

受付(ふんっ、あんな汚らしい緑の尻穴のどこがいいのかしら…女騎士さんも物好きだわ。どう考えても私のまんホールの方が気持ちいいのに!ガッデム!)

そう!受付はレズビアンなのである!
こし餡じゃないぞ、レズビ餡だ!

受付(ハァハァ…そんな事を考えていたら興奮してきた私…右手のボールペン…そしてたまたま持っていた左手のパイナップル…)
ハッ

受付(アイハブアペン…)

受付(アイハブアパイナッポゥ…)

女騎士「ンッー!」

「「ペンパイナッポゥ!」」

受付「女騎士さん…私…私!」

ガクガクブルブル

受付「魔が…魔が差したんです…ついペンとパイナップルを持っていたがために…くだらない事を!」

受付「こんなもの…こんなペンパイナッポゥなんか!いらない!」

ポイー

ヒュンヒュン

女騎士「あっ」

ヒュンヒュン
ぶすり

女騎士「アヒィ」

受付「あ…ペンパイナッポゥ女騎士…」

女騎士「ンッー!」

受付「女騎士さんの尻穴に、ペンパイナッポゥが突き刺さって!」

女騎士「ト…トルシエジャパン…」

プルプル

受付「いけない、女騎士さんの意識が!」

女騎士「む、昔ギリシャのイカロスは…」

受付「意識がもうろうとして、よく分からない歌を歌いだした!」

女騎士「すっ、すずめが…サンバ…」

サンバ!

受付「ま、また変な歌を…いったい何なの…止めて…その不快な歌を止めてぇぇぇ!」

キィィィィィィィ

受付「いくら女騎士さんでも、私を不快にさせるのは!」

ムナグラ ツカミー

女騎士「あ゛…う゛…」

ヨダレ ダラァ

受付「うっわ汚ね」

グキッ

受付「あっしまった。ついつい首をありえない方向に曲げてしまいましたわ」

女騎士「ひゅっ…」

アワ ブクブク

受付「どうしよう、この死体…」

キョロキョロ

受付「まだギルドにいる奴らには気づかれていない…今のうちに死体をどうにかしないといけませんわね…」

ススッ

受付「たまたま持っていたチェーンソーと黒いポリ袋があるわ…これを使って、なんとか…」

グイッ ブゥン
どるるるる!
どるるるるる!

受付「音に周りが気づく前に…解体する…」

ガシッ グイッ
がりがりがり!

受付「チッ、鎧が邪魔で…」

がりっ!

受付「しまっ…鎧に刃が食い込んで…はっ、外れない…」

う゛ぅん!う゛ぅん!

受付「くそっ!こうも音を立てては…ギルド内の奴らに…!」

僧侶「あら、何の音かしら…」

勇者「本当だ、何だろうね」

魔法使い「機械音…ギルド受付の方から聞こえる…」

バッ

受付「!」

受付(駄目…女騎士さんの死体が…ばれる…!)

僧侶「!」

勇者「!」

魔「!」

受付(終わった…)

ジョロロロロ…

受付は張りつめていた緊張の糸が切れ
失禁してしまった。

僧侶「なぁんだ、女騎士さんったら」

勇者「いつものように酔いつぶれて、ギルド受付で寝てしまったんだな」

魔「女騎士のいびき…機械音にそっくりだから…」

受付「…へ?」

受付(なっ…どういう…)

僧侶「受付さん、ごめんなさいね迷惑かけちゃって」

勇者「うん、俺達の仲間がいつもすまない」

魔「今度、きっちりしかっておく…申し訳」

ぺこり

受付「う、え、あぁ、はい…」

受付(よく分からないけど、ばれてはいない…のかしら…?)

ホッ

受付「た、助かった…」

ジョロロロロ…

受付は安堵による気の緩みで
再び失禁してしまった。

クン

勇者「…?」

勇者(何だこの尿感は…俺を不愉快にする、この尿感は!?)

※尿感とは、尿のもつ独特なプレッシャーの事。これを感じ取れる人間を俗にニョータイプという

クルッ

勇者(ギルド受付の方からか…ま、まさか…あの清楚で可憐な受付さん…から…?)

勇者(う、嘘だ…俺の憧れの、あの受付さんから…莫大な尿感が…という事は受付さんは既に…もらしているっ…確定っ…排尿済みっ…圧倒的に排尿済みっ…!)

ガーン

勇者(嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ…)

ヌギッ

勇者「嘘だ~~~~~!!」

勇者は脱いだ。
全裸に、なった。
恋焦がれていた受付が排尿完了しているという事実に
絶望したからだ。

僧侶「な、なんですか勇者さん!?いきなり全裸になって!」

魔「…破廉恥」

勇者「うわぁぁぁぁぁ!嘘だ!嘘だ!」

ブルンブルン

僧侶「ゆ、勇者さんのいきなり団子がいきなり揺れて…」

魔「いきなり団子に謝れ」

ボヤァ

僧侶「あぁ…おいしそうな団子…いきなりほおばっちゃう!」

ガブチョ

勇者「ンフッ」

魔「!」

魔「な、ななな、何やっとるんやダボォ!僧侶、おまはんは男やろがい!」

僧侶「ふぁひ、ほふへふは?」

勇者「ンッンッンッ」

魔「おまはん、見た目はきれいな女の子やがな、ばっちりチンポ付いとるやんけ!」

グイッ ムンズッ

僧侶「ンーッ!」

ガブチョ

勇者「ンーッ!」

ンーッ!

その時、不思議な事が起こった。
勇者の快感エネルギーと
僧侶の快楽エネルギーが
混ざり、爆ぜたのである。

魔「こ、これは…地球誕生なみのエネルギーが…!こんなのが爆発したら、こんなボロギルド、吹き飛ぶやんけェ!」

ギルドどころではない。

受付「…」

受付(しめた…女騎士さんごとギルドが吹き飛べば、証拠は消える…これは好都合ですわ!)

ギュワワワワ

魔「あ、あかん…勇者と僧侶のエクスタシーが高まり…混ざる…!僧侶!はよ口から勇者のいきなり団子を吐き出すんや!はよ!はよせな!」

僧侶「…」

フルフル

魔「なっ…?」

僧侶(私はこのまま快楽エネルギーを高め…爆発します。だって…私は男…現実世界で勇者さんと結ばれる事は叶わない…なら、あの世で…永久に…勇者さんと…うふふ、そうです…みんな一緒に…行きましょう…あの世…天国に…ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ)

魔「くっ、僧侶め!直接脳内に!私を不愉快にして!」

ギュワワワワ

魔「くっ、このままでは…」

受付(よし、このままいけば…)

ザザッ

?「させねェよ…」

魔「!?」

そこに颯爽と現れたのは
イケメンで長身の青年であった。
阿部寛と室伏広治を足して2で割った感じの濃いイケメンであった。

?「俺はこの世界が好きでね…消させる訳には…いかんのさ、これがな!」

サッ

魔「何だあのイケメンは…いきなり現れて味噌を取り出した…?」

?「そこの女…いや、チンポ臭がするから、男か…お前に恨みは無いが…放っておくわけにはいかんのでな…悪いが死んでもらう…この俺、妖怪味噌塗りの手でな!」

ヌチャ

味噌塗り「熟成された味噌は、深い味わいを持つ…だがそれは同時に…強力な武器にもなる!くらえ…妖怪忍法、最終奥義!味噌の舞い!」

ベチャー ビチャー

ベチャー

魔「ぐっ!顔に味噌が…!?」
ビチャー

僧侶「!」

ヌチャー

勇者「ンーッ!」

グチャー

受付「ぎいやあああ」

ブチャー

女騎士「…」

味噌塗り「…」



『味噌は時間を止める』

ピタッ

味噌塗りが味噌を塗った人物の時間の流れが止まった。

味噌塗り「さぁ、今のうちに避難しろ!命が惜しい奴らは早くギルドから出て行くんだ!」

冒険者A「な、なんだかよく分からんが分かった!」

冒険者B「に、逃げるぞみんな!」

冒険者C「ひぃっ、逃げろぉ!」

ダダー

味噌塗り「よし、避難はできたか…」

シーン

味噌塗り「…」

ギルドには
味噌まみれの勇者、僧侶、魔法使い、受付、女騎士
そして妖怪味噌塗りが残っていた。

味噌塗り「…」

ムラムラ

味噌塗り「今、このギルド内には俺しかいない…他はみな、味噌にまみれて時間が停止している…つまり」

ヌギッ

味噌塗り「いきなりお尻ぺろーん!こんな事だって、やっちゃう!」

味噌塗り「はぁはぁ…背徳感…今、俺は全裸だ…それを咎める者はいない…ふ、ふふ…あは…あはははははははは!」

ビンッビン

味噌塗り「そりゃあするさ!勃起!この背徳感!しない訳がないだろう!」

ビンッビン

味噌塗り「このまま自慰にふけるのもいいが…まずはやる事をやらねばならんのさ、これがな」

シナッ

味噌塗り「おあずけ、というやつさ」

味噌塗り「さて、なにからやろうかね…」

キィィン

味噌塗り「!」

味噌塗り「この感覚…そうか、ふふっ…とんだ役者もいたもんだ…!」

ズカズカ

味噌塗り「なぁ、勇者さんよぉ!」

ガシッ

勇者「んっ…」

味噌塗り「あんた、勇者のくせして随分嘘つきだねェ…」

モミモミ

味噌塗り「ひとつ、味噌による時間停止にかかったフリをしていた…ふたつ、自分が女である事を仲間に隠していた…」

モミモミ

勇者「んっ…やめっ…てっ…」

味噌塗り「まったく、どういう訳だい…俺の能力…『味噌時間【ミソストップ】』を打ち消すなんざ…」

勇者「お、俺に魔法やまじないのたぐいは効かない…俺の父様はオーク…人間とオークの血が混ざり、なんかよくわからないがそういう体質になったのだ…」

味噌塗り「ふぅん、そうかい…」

モミモミ

勇者「おっ、お前は何者だ…な、何が目的なんだ…っはぁぁあん!」

ビクンビクン
ジョロロロロ…

勇者「や、やぁ…」

味噌塗り「何者?目的?…それをお前が知る必要も意味も無い…お前ら人間は…ただ、我々妖怪…異形のものに、恐れていればいい…」

味噌塗り「そうだ…恐れよ…そしてそれを話し広めよ…その為だけに、お前だけは見逃してやる」

勇者「見逃…な、何を…どういう…」

味噌塗り「こういう…事さ!」

カッ

味噌塗り「妖怪忍法禁断奥義…味噌は味噌に…!」

ズモ…
ズモモモモ…
ズモモモモモモモモ!

それは、一瞬の事。
味噌塗りの目が光った。
そして、味噌まみれの僧侶、魔法使い、受付、女騎士が
みるみるうちに味噌に変化したのだ。

勇者「あ゛…な、なんだ…みんな…みんな味噌に…う、嘘だ…こんな事…ある訳…うわぁぁぁぁぁ!」

味噌塗り「騒ぐな!」

モミモミ

勇者「あんっ」

味噌塗り「こんな事ありえない、だと?」

味噌塗り「あるんだよ…できるんだよ…この、妖怪味噌塗りにはな!」

味噌塗り「見ての通り、ここにいる人間共は、みぃんな味噌にしてやった…ははっ、味噌汁飲み放題!!!」

味 噌 汁 飲 み 放 題 !

味噌塗り「勇者よ…この光景を忘れるな…そして人間共に語り広めよ…妖怪の…異形の恐ろしさを!」

ポイッ
ドスン

勇者「ぎゃっ!」

味噌塗り「じゃあな…せいぜい震えて眠れ…この光景を!この惨劇を!思い出しては恐怖に身を焦がせ!ふはははは!ははははは!」

シュバッ
ミソォ…

味噌塗りは すがたを けした!

勇者「…」

勇者「忘れるな、だと…?」

勇者「忘れるものか…この俺の…怒り…くそっ…味噌塗りめ…妖怪め…糞糞糞!」

勇者「うわぁぁぁ!殺してやる!根絶やしにしてやる!妖怪共め!異形共め!皆殺しに!してやる!この世から消して、消して、消して消して消して!消し去ってやる!」

・ ・ ・ ・ ・

とあるギルドで起きた怪事件。
数名の人間が失踪し
そこには人を形どった味噌だけが残されていた…
のちにこれは

『怪奇!妖怪味噌塗りの恐怖!』

と語り継がれる事となるのだった…

※ちなみに勇者が女である事を仲間に隠していると>>38にあるにもかかわらず
>>23で全裸になっても仲間が気付いていない件だが

勇者のいきなり団子が
あまりにも立派でいきなり過ぎたので
周りが乳に気付かなかったという訳。
つまり勇者は女で乳もあるが
チンポも生えている、ふたなりというやつだ。

魔「いきなり団子に謝れ」

・ ・ ・ ・ ・

~とある酒場~

ワイワイガヤガヤ

ハゲ「ガッハッハ」

デブ「ヌププププ」

チビ「ギャハハハハ」

とあるさびれた場末の酒場で
ハゲとデブとチビが騒いでいた。

ハゲ「店主、ビールだ」

デブ「デュフ、飲み過ぎと思われ」

チビ「うっせーデブ!お前も飲め!」

ワイワイガヤガヤ

店主「…」

ガタン

ハゲ「おっ、来ました来ましたビールちゃん!」

グビー

ワイワイガヤガヤ

?「…」

店主「すまないねぇ、騒がしくて」

?「いいさ、臭いがしない分生ゴミよりマシだ」

カチン

ハゲ「あ゛ぁ!?」

デブ「生wwゴミww」

チビ「おいおい、酷い事いうねぇ!なめてんのかァ?」

?「…訂正しよう。騒がしいゴミは生ゴミより迷惑だな」

ハゲ「あぁん、この野郎!ぶっとばしてやる!」

ブゥン

デブ「で、出た~!ハゲ氏の必殺!メガトンパンチww」

チビ「あれをくらって死ななかった奴は生きてるっていう恐ろしいパンチだぜ!」

店主(ん?)

ブゥン

?「…」

ヒトサシユビ ピター

ハゲ「!?」

デブ「なんですとぉ!?」

チビ「あのメガトンパンチを人差し指で止めた!?」

?「…遅い」

?「それに…臭い…お前等…異形の臭いがプンプンするぞ…」

ハゲ「!」

?「答えろ…お前は…何者だ?」

ギロッ

ハゲ「ひいっ」

?「次は無い…お前は、何者だ?」

ハゲ「ぐ…ぐぬぬ…うがぁぁぁぁぁ!」

ビキッ バキッ

デブ「オフゥ」

チビ「ば、馬鹿野郎!こんな所で姿を…」

ビキバキィ

ハゲ「ぐぎゃぎゃぎゃ!」

ハゲは おぞましい すがたに へんしん した!

?「…やはりお前、異形のものか」

ハゲ「ぐぎゃぎゃぎゃ!そうさ、俺は異形…『妖怪髪無』さ!」

デブ「オフゥwwずるいですぞハゲ氏、拙者も!」

ビキバキィ

チビ「ちぃっ、もはや俺らも姿を隠す必要は無いか…!」

ビキバキィ

バァーン

デブ「ヌププ…拙者は…『妖怪汗男』ナリィww」

バァーン

チビ「けっ…俺は…『妖怪成長期にも関わらず成長しなかった男』よぉ!」

?「ふん…俺は運がいい…そしてお前らは運が悪い…」

バサァ

?「異形は消す…」

それは
かつて勇者と呼ばれた人間。
憎しみに満ちた目をした、復讐者【リベンジャー】。

勇者「消して消して消して…消し去ってやる!」

ブゥン

ハゲ「なっ、姿が…」

ブゥン

勇者「こっちだ」

ずぶり

ハゲ「あ」

バタリ

デブ「オフゥww瞬殺ww」

チビ「ま、まじかよ…」

勇者「次はどっちだ?」

デブ「テラ怖スww」

チビ「ま、待てよ…確かに俺らは妖怪だが…殺される程悪いことはしちゃいねぇぞ!?」

デブ「左様wwちょっと酒場で騒がしくしていただけナリよ?」

勇者「関係無い」

ずぶり

デブ「あ」

バタリ

勇者「異形であるのが問題なんだよ」

ずぶり

チビ「あ」

バタリ

勇者「言っただろ、消して消して消して消し去ってやるって」

勇者「悪いことをしていない?」

勇者「違うな…異形である事…ただそれだけでもう…許されない」

勇者「俺がお前らを殺す理由はそれだけでいい…それだけしかない」

ゴロン

店主「ひぃっ」

勇者「すまんな店主、この死体の始末を頼む」

店主「あ…あ…」

勇者「…ではな」

タッタッタ

店主「…」

スマホ サッサッ

店主「あっ、ポリスマン?なんか殺すやつおるんで怖いから来て?」

ポリスマン「よしきた」

ニョキ

ポリスマン「実は店に居たから一部始終は見ていたポリスマンが、来たぞ!」

店主「さっきの奴怖いから」

ポリスマン「確かに。俺もこわい」

店主「俺だってこわい。貴方よりこわい」

ポリスマン「いやいや、俺も負けず劣らずこわい」

店主「まぁいいから」

ポリスマン「では、俺にさっきの奴を捕まえろと?」

店主「そらそうよ」

ポリスマン「嫌だが仕事だ。捕まえに走る俺が行く!」

タッタッタ

店主「安心した」

安心した。

こうしてなんやかんやあって
勇者は捕まった。
いくら妖怪とはいえ、法治国家である日本で殺しはいけない。
ダメ、ゼッタイ。



ダメ、ゼッタイ。

【おしまい】

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