浦風「さっぶ……」 提督「マジそれ……」 (19)
『今年も冬がやってきました』
浦風「暖房ないとやっとれんわ」
提督「ホンマにな。科学万歳」
浦風「北海道はもう雪降ったんかな?」
提督「さあ? まあ、降っとるとこは降っとんじゃね?」
浦風「雪降ったら、絶対に夕立あたりがうるさくなるわぁ」
提督「外回りしてたらいきなり雪玉ぶつけられたりな」
浦風「うわぁ……よう気ぃつけとこ」
提督「それに日が落ちるのも早うなるけえ、川内が一層うるそうなるな」
浦風「うへ」
提督「うへ」
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『今年のカープ』
浦風「それにしても、カープ優勝できてよかったわぁ」
提督「一時期巨人がすごい勢いで追い上げて来とったけどな」
浦風「でも、マジック点灯してからはほぼ毎日マジック減っとったやん」
提督「そんでもって、広島県民はマジックの計算ができんっていうちょっとした事件もあったけどな」
浦風「25年間無縁じゃったんじゃけえ、しゃあないとは思うけどね」
提督「日シリは完全に監督力の差じゃったよな」
浦風「まあ、緒方監督はまだ監督二年生じゃったし」
提督「あとニコニコジャクソン」
浦風「ちょっと目え離しとったら、いつの間にか四点差になっとったのはびっくりしたわ」
提督「そしてラストの中崎」
浦風「守護神メンタル弱すぎ」
提督「中継ぎとクローザーをもっとしっかり育成して」
浦風「緒方にも監督力がつけば……」
提督・浦風「来年は絶対日本一!」
『メリークリスマス』
浦風「クリスマス一色に染まってきたなぁ」
提督「リア充爆発しろ」
浦風「相合マフラーとかやってみたいわぁ」
提督「これ見よがしに密着しよってからに……マジ爆発しろ」
浦風「手ぇつないで本通り歩くのもええなぁ」
提督「どうせすぐに別れるんじゃけえくっつく意味ねえじゃろうが」
浦風「……提督さん、なんか恨みでもあるん?」
提督「高校時代に付き合ってた女に浮気されて振られた」
浦風「……提督さん、ウチがおるよ?」
提督「浦風……」
浦風「提督さん……」
金剛「そういうのはよそでやれデース」←書類整理中
提督・浦風「アッハイ」←炬燵でぬくもってる
『あっさりーしっじみー』
浦風「はーまぐーりさーん」
提督「吹雪のあれか」
浦風「広島は牡蛎じゃけどね」
提督「そういえばもうすぐ牡蛎の時期じゃな」
浦風「また今年も大鍋で牡蠣鍋作るん?」
提督「鳳翔さんに頼むつもりやで」
浦風「牡蛎パじゃ牡蛎パじゃー!」
提督「なんじゃそのビミョーな響き」
浦風「別にええがん」
提督「まあそうかもしれんけど」
浦風「今年も朝から港に行かんとね」
提督「せやな」
大淀「しゃべらずに仕事はできないんですか?」
提督「やっとんじゃけえ大丈夫よ」←報告書作成中
浦風「そうやでー」←データまとめ中
大淀「ちゃんと仕事してるからなおさらたちが悪い……」ナゼダ……
『野球①』
浦風「提督さん、野球やろうや」
提督「どしたんいきなり」
浦風「久々にやりたいんよ」
提督「んじゃ、屋内運動場でキャッチボールでもするか?」
浦風「そうじゃのうて、普通に野球したい」
提督「……やるやつおるか?」
浦風「招集かければすぐに集まると思うで」
提督「えー? マジでー?」
浦風「マジマジ」
~しばらくして~
提督「ホンマに集まったよ」
浦風「じゃけえ言うたじゃろ?」
提督「うん」
本日はここまで。続きはまた明日以降に。(´・ω・`)ノシ
再開しますお(´・ω・`)b
『こたつでみかん』
提督「こたつでミカン。これぞ日本の冬。よきかなよきかな」←E:どてら
浦風「ほんまになー。あ、提督さんうちにも一個とって」←E:どてら
提督「ほれ」
浦風「ありがと」
提督「指が黄ばまん程度にしときんさいよ」
浦風「わかっとるよー」
提督「次は幸美大福でも買うてくるかな」
浦風「うち普通のやつがええ」
提督「スイートポテトも結構好きじゃったけどな」
浦風「……確かに」
提督「ただし小豆だけは許容できん」
浦風「同意」
『野球②』
提督「んで、どういうチーム分けにするん?」
浦風「提督さんチームと大淀さんチームにする予定」
提督「……大丈夫なんかそれ?」
浦風「少なくとも提督さんは大丈夫じゃろ」
提督「まあ、そうかもしれんけども」
浦風「んじゃ、早よ決めてや」
提督「はいよ」
~しばらくして~
提督「えー、それじゃあ……鎮守府内対抗野球紅白戦を開始しまーす」
艦娘「はーい!」
・スタメンオーダー・
紅組:チーム提督 白組:チーム大淀
一番:島風(SS) 一番:阿武隈(LF)
二番:川内(2B) 二番:夕立(2B)
三番:鈴谷(CF) 三番:妙高(CF)
四番:加賀(1B) 四番:長門(RL)
五番:比叡(LF) 五番:陸奥(1B)
六番:霧島(RF) 六番:武蔵(C)
七番:浦風(3B) 七番:時雨(SS)
八番:赤城(C) 八番:神通(3B)
九番:大和(DH) 九番:アイオワ(DH)
先発:瑞鶴 先発:ウォースパイト
提督「なんか大淀容赦なくない?」
浦風「殺しに来とるね」
加賀「まあ、大丈夫でしょう」
提督「加賀さんが言うなら、大丈夫……かな?」
ゲームスタートです。
『野球③~白熱する試合~』
提督「先攻かー」
浦風「まあ、島風が出てくれれば」
提督「鈴谷、いけそう?」
鈴谷「うーん、久しぶりだから何とも言えないねー」
提督「できれば上位打線で出てくれれば一番ええんじゃえけど……」
比叡「そのあとはクリーンナップの出番ですね!」
提督「そゆこと」
浦風「それにしても、えらい普通のオーダーやね。というかDHあるんじゃな」
提督「大淀さんがうるそうてな」
浦風「セ・リーグ基準でやりたかったわー」
提督「それなー」
アナウンス(間宮)『一番ショート、島風』
提督「よっしゃー! ぶちかましたれ島風ー!」
赤城「打ってくださーい!」
比叡「出塁すれば大丈夫ですよー!」
浦風「楽しそうじゃなぁ」ニコニコ
加賀「ええ、そうね」フフッ
『野球④~そろそろナンバリングが面倒になってきました~』
・三塁側ベンチ・
大淀「さて、見せて差し上げてくださいウォースパイトさん。あなたの投球を」
明石「うーん、でも島風ちゃん結構ヒッティング上手ですよ?」
大淀「大丈夫です。140km/h後半の高速フォークはなかなか打てませんから」
明石「さ、さすが艦娘のパワー」
大淀「プロの男性投手にだって負けてませんよ」
明石「とんでもない試合になりそうだ……」
・一塁側ベンチ・
提督「なあ浦風」
浦風「どしたん提督さん」
提督「ウォースパイトの球、ぶち早よない?」
浦風「うん。あれ150km/h近くでとるんじゃない?」
提督「……打てる?」
浦風「……わからん」
瑞鶴「何弱気になってんのよ。私だってそれなりの球投げれるんだからね?」
提督「うん、それはわかっとるんじゃけど……」
鈴谷「打てるかどうかは別問題といいますか……」
瑞鶴「ああ……それもそっか」
提督「うん」
ぱかーん!
提督「!?」
比叡「島風ちゃんぼてぼてのゴロで内野安打になりましたよ!?」
大和「やっぱり足早いですねー」
提督「さすがじゃわ……」
浦風「これ盗塁できるんじゃない?」
提督「よし、コーチャーに指示」
浦風「はいな」
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