【艦これ】鳳翔「…ずるいです」 (27)
スレを立てるのもSSを投稿するのも初めてです。
拙い文章ですが、アドバイスなどを貰えたら嬉しいです。
※エログロ描写はないです
※提督は出ません
※百合です
スレがたてられてたら投下します
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481296944
鳳翔「ん…ふわぁ…」
龍驤「おっ!目覚ましたか。おはよう」ニコッ
鳳翔「おはようございます龍驤…あれ?」
鳳翔(なんだか体が重い…それに頭も痛い…)
龍驤「…なんや覚えてないんか?鳳翔、キミ昨日店で倒れとったんやで?」
龍驤「店にはもう誰もいいひんかったし、運んだうちに感謝しぃや!」
鳳翔(ああそういえば…居酒屋の方で軽空母の皆さんの飲み会の片付けを……した記憶がないわね…)
鳳翔「ありがとうございます龍驤…でもあの後帰ったんじゃなかったんですか?」
龍驤「一回帰ったんやけど、忘れ物しとってな。戻ったらキミが倒れとったんや。どうせ休まずにずっと働いとったんちゃうの?」
鳳翔(そういえばここ最近休みといった休みをとった覚えが…)
鳳翔「さすが龍驤ですね…でも私はもう大丈夫ですから」
龍驤「なーに言っとんねん。鳳翔は今日休みや、司令官に報告しといたから」
鳳翔「でも…」
龍驤「なら熱計ってみるか?」ピトッ
鳳翔「りゅ、龍驤!?」カァァ
鳳翔(りゅりゅりゅ龍ちゃん!!)
鳳翔(お、おでことおでこ!顔が近いです!)
龍驤「なんや恥ずかしいんか?乙女やん!」ケラケラ
鳳翔「か、からかわないでください!」
龍驤「ごめんごめん…普通に計るからはいこれ」っ体温計
鳳翔(いつか絶対に仕返しします…)プンプン
ピピピピ…
龍驤「あー…38.1℃。熱やん。病人は熱を治すことに専念し!」
龍驤「うちもついとるから、な?」ニカッ
鳳翔「…わかりました」
鳳翔(その笑顔はずるいです…)
自分で思ってたよりかなり短くなりそうです…。
鳳翔「でも龍驤は今日用事ないんですか?」
龍驤「鳳翔が1人やと悲しいかなと思って、うちもお仕事休みにしてもらったんや」
鳳翔「私はもう子どもではないんですよ?」
龍驤「まあまあそう言わずに。いつも艦娘の相談相手とか居酒屋とかで大変やろ?」
鳳翔「私は好きでやっているので…」
龍驤「そうやなくて…頼られるのもええんやけど、頼るのもええもんやと思うんよね。そやから、今日はうちに頼ってほしいなって…だめかな?」
鳳翔(龍ちゃん…可愛いです)
鳳翔「じゃ、じゃあ、今日はお言葉に甘えさせていただきますね」
龍驤「もちろんや!龍驤姉さんになんでも言い!」パァァ
龍驤「あっ、そうや。鳳翔昨夜から何も食べてないやろ?ちょっと待っとってな!」ドタドタ
鳳翔(龍ちゃんはいつも元気ですね…まるで駆t…龍ちゃんにバレたら怒られちゃいますね)クス
龍驤「お待たせ!龍驤特製のお粥や!って何笑っとるん?」
鳳翔「いえ、なんでもありませんよ」クス
龍驤「熱でおかしなったんか…?まあ口開けてみ」
鳳翔「え?自分で食べれますよ」
龍驤「うちが食べさせたるから」
鳳翔「いや…さすがにそれは、恥ずかしいというか」
龍驤「鳳翔は普段凛としてるぶん、こういうとこが乙女やとなんか可愛いなぁ」ニヤニヤ
鳳翔「だから!からかうのはやめてくださいよ!」カァァ
龍驤「ごめんって。ほら、あーん」ケラケラ
鳳翔「どうしてもですか…?」
龍驤「どうしてもや」
鳳翔「あ、あーん(鳳翔…いきます…!)」パクッ
龍驤「しっかりできとる…?」
鳳翔「…はい。食べやすいですし、この…生姜も効いていて美味しいです」モグモグ
龍驤「よかったぁ~。うち、人に何か作ることなんてないから心配だったんよ…」
龍驤「でも、鳳翔に認められたから自信ついたわ!ありがとう!」ニコッ
鳳翔「お礼なんて…こちらこそ美味しいものをありがとうございます」
鳳翔(笑顔が可愛くてつらいです…)
鳳翔「ご馳走様でした」
龍驤「はい、お粗末様でした~」
龍驤「…こうやって2人で話してると、昔を思い出すなぁ」
鳳翔「そうですね…まだ私たちが駆逐艦の子達と同じくらいの背でしたよね」
龍驤「うちは今も同じくらいの背なんやけどな!!」
鳳翔「ご、ごめんなさい」
龍驤「ええよ…懐かしいなぁ、あん時は…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
りゅうじょう「ううう…」
ほうしょう「りゅうちゃんどうしたの?」
りゅうちゃん「かがが…わたしのサンバイザーとった…」ナミダメ
かが「やりました」キリッ
ほうしょう「か、かがちゃん、だめですよ。そんなことしたら」
かが「ほ、ほうしょうさん…でも、わたしもこれほしいわ…」
ほうしょう「でもひとからものをうばうのはよくないですよ?」
かが「ごめんなさい…」
ほうしょう「あやまるのはわたしじゃなくて、りゅうちゃんにあやまってください」
かが「りゅうじょう…その、ごめんなさい…」
りゅうじょう「…うん…えっと、これかしてあげてもいいよ?」
かが「…ほんとうですか!」パァァ
ほうしょう「かがちゃんよかったですね」ニコッ
ほうしょう「りゅうちゃんもえらいですね」ナデナデ
りゅうじょう「えへへ…」
ほうしょう(りゅうちゃんはてんしですね)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
龍驤「うち弱虫やったもんなぁ」
龍驤「あの仲直り術…さすが鳳翔と言ったところやで!」
鳳翔「懐かしいですね」ウフフ
鳳翔(昔は普通に龍ちゃんと呼んでいたのに…いつの間にか恥ずかしくて口にすることもなくなってましたね)
龍驤「そういえば昔は鳳翔に龍ちゃんって呼ばれとったなぁ。今はもう呼んでくれんの?」
鳳翔「え!?いや…私は…」
龍驤「呼んでくれんの…?」ウワメヅカイ
鳳翔(ずるいです)
鳳翔「うぅ…わ、わかりましたよ」
龍驤「やった!ほら!はよはよ!」ワクワク
鳳翔「りゅ…!」
龍驤「うん!」ワクワク
鳳翔「りゅう…!」
龍驤「うんうん!」ワクワク
鳳翔「りゅうう…!」
龍驤「うんうんうん!」ワクワク
鳳翔「りゅうじょう!!無理です!!」ナミダメ
龍驤「そんな恥ずかしいんか!?」
鳳翔(心の中で思うのと口に出すのではこんなに違うんですね…)
龍驤「ま、まあ、涙目の鳳翔も可愛いからええもん見せてもらったわ~、あはは」
鳳翔「それフォローになってません…」カァァ
龍驤「すっかり忘れとったけど病人やもんな…ごめんな?無理させて」ナデナデ
鳳翔「…龍驤の手は温かいです。落ち着きます」
龍驤「お、そうか。それは嬉しいな~。喋ってたら疲れたやろ?寝てもええで?」
鳳翔「はい…手、握ってもらえますか…?」ウトウト
龍驤「もちろんや、ほれ」ギュッ
鳳翔「やっぱり、龍驤の手は…温かいです…」ウトウト
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは優しいですね…)
龍驤「ありがとうな。おやすみ」
鳳翔「…」スースー
鳳翔「んー…ふわぁ」
鳳翔(あれ?布団の中になにか…)
鳳翔「…なんでしょう」フトンメクリ
龍驤「んん…」スースー
鳳翔「あら…ずっと手握ってくれのね。龍ちゃん」ナデナデ
鳳翔(寝てる時くらい龍ちゃんって呼んでもいいわよね)
龍驤「…ふっふ~ん。聞いとったで~?」ニヤニヤ
鳳翔「龍ちゃ…龍驤!?寝てたんじゃないんですか!」
龍驤「鳳翔がなでなでしてくれたから目覚めたで」ニヤニヤ
鳳翔「もう、言わなくてもいいですよ…」カァァ
龍驤「ごめんって~、でももう元気になったんちゃう?」
鳳翔「あら、確かに…ありがとうございました、龍驤」ニッコリ
龍驤「き、気にすんなや。同じ鎮守府の仲やん」カァァ
龍驤「まあそんなことはいいんよ!少し肌寒いけど、散歩でもする?」
鳳翔「いいですね、しましょうか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鳳翔「ずっと部屋の中にいたので外の空気が新鮮です」スゥー
鳳翔「でも少し寒いですね」
龍驤「なら、ん」テサシダシ
鳳翔「え?」
龍驤「ん!手貸したる言うとんねん!」カァァ
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは可愛いです)
鳳翔「恥ずかしがるならやらなければいいのに」ギュッ
龍驤「別にええやん」ムスー
鳳翔「でも、嬉しいです。ありがとうございますね、龍ちゃん」ニコッ
龍驤「お!?鳳翔!ついに…」
深雪「おーい!鳳翔さんに龍驤!こんばんわー!」
白雪「お二人ともこんばんわ!」
初雪「…こんばんわ…」
吹雪「こんばんわー!」
龍驤「こんばんわー…って、深雪ぃ!さんをつけんかい!」
鳳翔「こんばんわ、皆さん」
深雪「なら~、龍ちゃ~ん!」ケラケラ
龍驤「もっとダメや!それは鳳翔の特権や!って聞いてたんか!」
鳳翔(特権だなんて…龍ちゃんにたらし疑惑をかけそうになります)
白雪「鳳翔さんと龍驤さんは本当に仲良いですよね」
吹雪「今も手繋いでます!」
龍驤「これはやなぁ、寒いからであって!」
鳳翔「うふふ、バレちゃいました?私たち本当に仲がいいんですよ。ね?龍ちゃん」
初雪「…これが大人の余裕…?」
龍驤「まーそうやそうや…うちら仲が良いんや!だからキミらはどっか行き!」
白雪「それじゃあ、また明日」
吹雪「また明日!」
初雪「…また明日…」
深雪「じゃあなー!鳳翔さんに龍ちゃーん!」フリフリ
龍驤「ほなな~!あと深雪ぃ、さんをつけろ!」
鳳翔「また明日~」フリフリ
龍驤「ふぅ、まるで嵐やな…特に深雪」ハァ
鳳翔(龍ちゃんもあんま変わんないと思いますが…)
鳳翔「でもその元気があるからこの冬も乗り越えられるんでしょうね」
龍驤「まあ、それもそうやな」ハハ
鳳翔「私には龍ちゃんの手があるから大丈夫ですけどね」ウフフ
龍驤「な、なんやえらい積極的やなぁ」
鳳翔「はい、吹っ切れちゃいました」
龍驤「なんやそれ…ってそうやぁ!すっかり忘れとった!」
鳳翔「なにかあるんですか?」
龍驤「えーっと、ちょっと待ってな」ガサゴサ
龍驤「ほら!これ!」
鳳翔「これは…ピンクのヘアピン?」
龍驤「そうや!店に忘れ物したって言うたやん?これうっかり忘れとってな~」アハハ
龍驤「でも見られんでよかった…って言っちゃあれやけど、こればかりは感謝かもしれへんな…」
鳳翔「龍ちゃん…」
龍驤「鳳翔はいつもポニーテールやからな!たまには下ろしてヘアピンつけてる鳳翔も見て見たいな~って…たはは」
鳳翔「今つけてもいいですか?」
龍驤「もちろん!」
鳳翔「ちょっと待ってくださいね」カミホドキ
鳳翔「ど、どうでしょうか…」
龍驤「…おお!やっぱり思った通りや!鳳翔は美人やし似合うと思ったんや!」
龍驤「綺麗やで、鳳翔」ニコッ
鳳翔「はい、ありがとうございます」ニコッ
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは…ずるいです)
鳳翔「でも…そんな龍ちゃんが大好きです」ボソッ
龍驤「なんやぁ?」
鳳翔「なんでもないですよ」ニコッ
~終わり~
見てくれている方がいるのかわかりませんが、本当に短いSSでした。
とあるまとめに影響されて書いてしまいました。
ありがとうございました。
初SS乙です
鳳翔さんと龍驤の絡みは自分もやる予定なので読んでて楽しかったです
また書いて下さい!
やっぱこのコンビはいいなあw
乙です!
このSSまとめへのコメント
面白かったよ
うぽつでーす これからも頑張ってください(^q^)