阿武隈「提督、こんばんわ!」
提督「おう、どうした?」
阿武隈「私の名前、そろそろ漢字で書けるようになった?」
提督「いや、流石にもう覚えたわ」
阿武隈「書いてみて?」
提督「そんなもんお前ちょちょいのちょいだろ・・・できた」カキカキ
『阿武潮』
阿武隈「ん”ん”っ!ちがいま・・・」
阿武隈「ねえ提督、もしかしてだけど・・・漢字以前に私の名前うろ覚えなの・・・?」
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提督「え?阿武潮じゃなかったっけ?」
阿武隈「違います!朝潮型じゃないです!!!」
提督「違ったか~」
阿武隈「阿武まで合ってるから頑張って!」
提督「あ、わかった。思い出したぞ」カキカキ
『阿武ドゥル』
阿武隈「あたしアラブ人じゃないんですケド!!!」
提督「え?エジプト艦じゃなかったっけ?」
阿武隈「エジプト艦って何?!マイナーすぎるんですケド!」
提督「わかった!今度こそ思い出したぞ」
『阿武塩』
阿武隈「何でさっきのに戻ったの?!」
提督「よく見ろ。『潮』じゃなくて『塩』だ」
阿武隈「どっちにしろ違います!!!」
提督「じゃあ、こうか」
『うま塩』
阿武隈「私そんなお酒に合う感じじゃないんですけど!!!」
提督「俺は焼き鳥はタレ派だよ!!!」
阿武隈「知らないよ!!!」
阿武隈「阿武潮が一番近いから、まずスタート地点に戻って下さい」
提督「わがままだな~もう~」
阿武隈「むかつく~っ!!!」
提督「はい。書いたよ」
『阿武潮』
阿武隈「そこからちょっとずつ変えていって?」
提督「こうか」
『阿武風』
阿武隈「そう!違うけど!そういう感じで行けばそのうち正解にたどり着けるから!」
『阿武波』
阿武隈「んんっ、違います!」
『阿武雪』
阿武隈「違います!」
『ノブ雪』
阿武隈「ノブユキって誰なの!違います!!!戻って!!!」
『阿武淀』
阿武隈「違います!」
『阿武鶴』
阿武隈「違います!」
『阿武ッチオ』
阿武隈「そういうのいいから!次!」
『阿武月』
阿武隈「違います!」
『阿武霜』
阿武隈「違います!」
『阿武りサーモン』
阿武隈「三回に一回ボケるシステムとかないから!!!」
『アスパラベーコン』
『ネギトロ』
『あなご』
『エンガワ』
『しめ鯖』
『数の子』
『お寿司食べたい』
提督「お寿司食べたい!!!」ドンッ
阿武隈「お願いだから真面目にやってよ~!!!!!!!」
阿武隈「もう!最初っから!正解するまで帰れまテンだからね!!!」
提督「わかったよもう・・・」
『薔薇と憂鬱』
阿武隈「ねえ、何で今それ書いたの?そんな難しい漢字書けるのに何で私の名前覚えられないの?!」
『阿武潮』
阿武隈「ん!それから・・・?」
『阿武雲』
阿武隈「んんっ、違いま・・・」
阿武隈「ストップ!!!よく考えたらそれめっちゃ惜しいです!!!ニアミス!!!」
提督「マジで?!」
阿武隈「ここまで来たらわかるでしょ!ほら!阿武雲!もうほぼ完成形だよ?」
提督「ん~じゃあもう阿武雲で妥協しとけば?」
阿武隈「何で妥協しなきゃいけないの?!」
提督「そうだよな・・・自分の名前だもんな・・・妥協はできないよな・・・」
提督「ってなんでやねーん!!!!!」
阿武隈「何であたし今ノリツッコミされたの?!」
阿武隈「じゃあ、大ヒントです!これを逃したらもうチャンスはないです!」
提督「ヒント?」
阿武隈「・・・くまりんこっ」
提督「何それ。もう一回やって」
阿武隈「くまりんこ///」
提督「プッ」
阿武隈「笑うなー!!!///」プンスカ
阿武隈「じゃあもう大大大サービスでヒントその2です!!!」
提督「いや、ヒントはいらない。俺は自分の力でやり通すポリシーだから」
阿武隈「このままだと絶対終わる気がしないから聞いて!」
提督「昔からやれば出来る子って言われてたから」
阿武隈「無理だからヒント聞い」
提督「ウチの爺ちゃんも死ぬ間際言ってたぞ。成せばな何事もってな。だから俺はあきらめな」
阿武隈「いいから聞け!!!」
提督「わがままなやつだな~」
阿武隈「阿武雲の"あぶく"まで合ってます!」
提督「あぶく・・・あ、わかったかも。君ひょっとして大発動艇とか載せれる系女子?」
阿武隈「載せられる系女子です!!!」
提督「完全にめっちゃわかったぞ!お前は・・・あぶくま・・・」カキカキ
_人人人人人人_
> あぶく丸 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
阿武隈「むきいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
(メンテだから久しぶりに来たけど変なスレ一杯立ってるじゃん・・・ここ人いるの?)
提督「まあそう怒るなって。おにぎり食べるか?」
阿武隈「このタイミングで?!」
提督「おにぎり食べりゅ?」
阿武隈「瑞鳳ちゃんっぽく言われても困るんですけど!!!」
提督「え?お前おにぎり好きだろ?」
阿武隈「それは覚えてるんだ・・・」
提督「だってお前バーカウンター出したときいっつもおにぎり置いてるもんな。三度の飯よりおにぎりが好きってか?」
阿武隈「あれはお酒飲めないからしょうがなく置いてるだけだよ・・・」
提督「食べないの?あ、わかった具が気に入らないのか」
阿武隈「そういう問題じゃなくて」
提督「お前、塩とか具とか一切使ってない素おにぎりが好きだもんな」
阿武隈「それただの丸めたごはんでしょ!!!あっためた後の冷凍ごはんじゃん!!!」
提督「お前冷凍ご飯が好きなの・・・?流石の提督もこれにはドン引き・・・」
阿武隈「炊きたてが好きなんですけど!!!」
提督「炊きたてが好きなのか。お前変わってるな阿武隈」
阿武隈「大体の人が炊きたてが好きって言うと思うよ?!」
提督「まあ俺も断然ご飯は炊きたて派だけどな!」
阿武隈「・・・ん?提督、さっき何て言ったの?」
提督「『まあ俺も断然ご飯は炊きたて派だけどな!』って言ったけど?」
阿武隈「その前!」
提督「炊きたてが好きなのか。お前変わってるな阿武隈」
阿武隈「私の名前普通に知ってるじゃん!!!」
提督「知ってるに決まってるだろ!!!」
阿武隈「何で今まで知らないふりしてたの?!」
提督「激怒モードの阿武隈がかわいかったからつい・・・」テヘペロ
阿武隈「そ、そんなこと言われても許さないんだから!結構傷ついたんですけど!」
提督「俺がお前の事忘れるわけないだろ。強くて可愛い阿武隈ちゃんのことを」
阿武隈「もうっ!調子いいんだからっ」
提督「甲標的で先制雷撃できるし。北上が『鎮守府の魚雷番長』だとしたらお前はさしづめ『鎮守府の核弾頭』ってところかな」
阿武隈「核弾頭かぁ・・・それはちょっと言い過ぎだよ~」
提督「おまけに大発も載せられるし。合コンとかの自己紹介で『実は大発載せられるんです』ってさりげなく言うだけで、かなり女子力アピールになるぞ」
阿武隈「ならないと思うけど・・・」
提督「って俺のじいちゃんが死ぬ間際に言ってたわ」
阿武隈「提督のおじいちゃんどういう人なの?!」
提督「天龍が『鎮守府の遠征番長』だとしたらさしづめお前は『鎮守府の遠征番長』ってところだな」
阿武隈「一緒じゃん!!!一字一句一緒なんですけど!」
提督「それにお前はなんと言ってもカワイイ!!!」
阿武隈「そ、そうかな~///」
提督「透き通ったエメラルドグリーンの瞳に、手入れの整った金色の髪。長い手足、あどけなさの残る声、どれをとっても最ノ高」
阿武隈「ちょっと、恥ずかしいんですけどっ」
提督「那珂ちゃんが『鎮守府のアイドル』だとしたらさしづめお前は『鎮守府の金髪番長』ってところか」
阿武隈「急に雑すぎじゃない?!何でも番長って付ければいいってもんじゃないよ!」
提督「あとお前はおにぎりが好きだ。赤城が『鎮守府の胃袋ブラックホール』だとしたらお前は『鎮守府の胃袋ホワイトホール』だな」
阿武隈「赤城さんと双璧を成す食いしん坊キャラなのあたし?!普通にイヤなんですケド!!!」
阿武隈「っていうかあたしの二つ名多すぎじゃない?付けるならせめて統一して欲しいな」
提督「じゃあ『鎮守府のセーラームーン』で」
阿武隈「せ、セーラームーン?!それは褒めすぎだよ提督~///」
提督「え、そんなに嬉しい?!」
阿武隈「どうせあたしがセーラームーン大好きだって知ってて言ったんでしょ?もうっ!」
提督「知らなかった。むしろセーラームーン大っきらいだと思ってた」
阿武隈「大っ嫌いだったらこの髪型にはしないよ?!」
提督「そっか。セーラームーン大好きな子にセーラームーンにクリソツって言っちゃったのか・・・そりゃあざといって言われても仕方ないよな~。かぁ~っ!やっちまった」
提督「そんなのダイソンに『お前は吸引力の変わらないただ一つの掃除機か!』って言ってるようなもんだもんな~」
阿武隈「その例えはよくわからないけど、ちょっとは嬉しかいかな///」
提督「けど初めて来た時から『あ、この子セーラームーンの実写映画出てた子だな』って思ったもん」
阿武隈「褒めすぎだよ~!!!そんなに褒めても魚雷ぐらいしかだせないよ~///」
提督「じゃあちょっとセーラームーンの一番好きなセリフ言ってみて」
阿武隈「う~ん。好きなセリフはいっぱいあるけど一周回ってやっぱりあれかな~」
阿武隈「月に代って、お仕置きよ!!!」ドヤァ
提督「ぐわああああああ!!!!ハチャメチャかっこいいいいいいい!!!もう阿武隈主演で実写リメイクすればいいのに!!!」
阿武隈「えへへ///」
提督「もうそれにしよう!野戦ボイスそれにしよう!」
阿武隈「いろんな方面に迷惑かかっちゃうよ~///」
提督「ねえねえ。タキシード仮面と俺どっちがカッコいい?」
阿武隈「う~ん・・・タキシード仮面かな。提督もかっこいいけどね・・・///」
提督「はっ・・・阿武隈とイチャイチャしてたらもうこんな時間か。風呂入ろーっと」
阿武隈「もうこんな時間かぁ」ショボン
提督「今日は一緒にお風呂入るか!」
阿武隈「そんな小学校低学年の息子を誘うパパみたいにナチュラルに来られても・・・」
提督「一緒にお風呂、はいりゅ?」
阿武隈「あたしの漢字ちゃんと書けるようになったら考えてあげてもいいよ・・・///」
提督「マジで?!」
阿武隈「もちろん水着着るよ?!」
提督「え?マックスが夏に着てたやつ着てくれるの?」
阿武隈「あれはムリー!」
提督「阿武隈が着ないなら俺が着るよ?いいの?」
阿武隈「変態なんですけど!!!」
提督「よし、そういう事なら漢字覚えるぞ~」
阿武隈「今日は書けなかったけど頑張った提督にご褒美があります!」
提督「なになに?」
阿武隈「私が愛用してるジャポニカ漢字練習帳一冊プレゼントです!」ドヤァ
提督「お、おう・・・」
阿武隈「それ一冊埋めれば絶対覚えられるから。次の阿武隈チェックまでの宿題だよ」
提督「い、一冊埋めるの・・・?」
阿武隈「大丈夫。それ私が一番好きなヒマワリが表紙の奴だから!」
提督「なら大丈夫だな!!!」
阿武隈「じゃあ頑張ってね~!おやすみ~!!!」
提督「・・・」
提督「あいつジャポニカ学習帳使ってたのか・・・」
提督「まあいいや。折角もらったんだしちょっとだけ書いてみるか」
『阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈阿武隈』
提督「俺ヤンデレみたいになっとるやないかい!!!!!!!!!!!!」
艦!
以上です
次は黒潮と龍驤の漫才か提督がケツダイソンを捕獲して地下室で拷問する話書きます!
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