文香「ネクロ、ノミコン?」 (21)

これはモバマスSSです。あと、オリジナル設定や少量ですがクトゥフル成分が含まれております。アレルギーのある方や苦手な方は注意してください

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文香「おはようございます‥」




ちひろ「あら、文香さんちょうど良いところに来てくれました。急用でこの書類を届けにいかなければならなくてなってしまって困っていたんですよ。すいませんが、少しの間事務所の留守をおまかせしても良いですか?」




文香「かまいませんよ‥」




ちひろ「ありがとうごさいます。プロデューサーさんがもう少しで帰ってきますのでそれまでの電話は出なくてかまいません。」




文香「行ってしまいました‥」




これといってやることもありませんし、本でも読みましょうか‥‥あれ?いつもは書類しかないプロデューサーさんの机の上に、本があります。

文香「これは、プロデューサーさんの愛読書でしょか‥」




その本はどうやら洋書のよう。タイトルはNecronomiconとなっています‥




文香「ネクロ、ノミコン?聴いたことがない書物ですね。」




私の知らない未知の、しかもプロデューサーさんが読んでいた書物。読んでみたいですね。




文香「少しだけなら、読んでみても良いでしょうか‥」




プロデューサーさんに悪いとは思いつつも好奇心に負けて手に取る。

文香「これは、なんの皮でしょうか‥どこかでふれたことがあるような気がするんですが‥」




不思議に思いつつもページをめくる。洋書も何度か読んだことはありますが、どうもこれは専門用語が多すぎてスムーズに読めません。




文香「あれ?このページだけ読めます‥」




そのページは他と変わらず、専門用語ばかりの英語なのですが、不思議と内容を理解できます。私は今更ながらこの本を読むことに危機感を感じます。




‥‥ペラ‥‥‥‥




好奇心には勝てませんでした‥
どうやらここには不定の落とし子なるものの召喚方法や、特徴について書いているようです。




‥‥ペラ‥ポトン‥‥




文香「何か落としましたがなんでしょうか‥」

モバP(以下P)「戻りました。」




文香「!?‥っ」




突然帰ってきたプロデューサーさんに驚いて本で指を切ってしまいました‥。幸い本にはついていませんが、落とした紙の方にはわずかについてしまっていますね。




文香「お帰りなさい、プロデューサーさん‥」




P「あれ、文香さんだけですか?」




文香「ちひろさんでしたら、急用とのことで、出かけてますよ。私は変わりに留守番を‥」




P「それは申し訳ありませんでした。」




文香「気にしないでください‥それと私の方も誤らなくてはいけないことが‥」




そう、さすがに書物のなかにあったものを汚してしまって、言い逃れることはできませんね‥
ここは素直に謝罪すべきでしょう。
そう考えて私は先ほど拾った紙をプロデューサーさんに渡そうとする。

文香によく似た小さい何か「‥‥」キョロキョロ




文香「え?」




P「‥‥」




プチふみか「‥‥」クビカシゲ




P「文香さん、何があったかお聞きしても良いですか?」




文香「あの、実は‥‥カクカクシカジカでして、そのことを謝罪しようとしたら、このような状態に‥‥」




P「そういうことでしたか‥どうもこれは私も悪いようですね。」




文香「いえ、プロデューサーさんは悪くありません‥‥」




P「いえ、このプチ文香ができてしまったのは私が試作していた魔方陣が原因でしょ。」




文香「魔方陣、ですか?」




P「はい、本当は別の目的でに書いていたんですが、文香さんの血液に反応して、偶然このようなことになったのかと。」




プチふみか「‥‥」ピコピコ 




P「とりあえず、私はこの子をどうにかする方法を考えますので、文香さんはこの子がどこか行かないように見ていてくれませんか?」




文香「わかりました。」

プチふみか「‥‥」ピョンピョン




文香「‥何をしているのしょう?」




プチふみか「‥‥ショモツ‥」




文香「この本を読みたいのでしょうか‥」




文香「これ、読みますか?」




プチふみか「‥‥」コクコク




文香「大きいので気をつけてくださいね‥」




プチふみか「‥‥」トテトテ




プチふみか「‥‥」ポコン ペラ‥




文香(本から、小さい書物が出てきました‥‥タイトルは、同じすね‥)

数分間後






文香「‥‥」ペラ‥‥ペラ‥




プチふみか「‥‥」ペラ‥‥‥ペラ‥‥






さらに数分後




プチふみか「‥‥」ピコピコ




文香「どうしましたか?」




プチふみか「‥‥」ポン ユビサシ




文香(本が大きくなりましたが、一体どういう原理なのでしょうか‥)




文香「ふふ、私も好きなシーンです」




プチふみか「‥‥」カー




プチふみか「‥‥」ポン トテトテ ストン




文香(膝の上に乗ってきました‥なんだかハムスターのようです‥)

さらに数分後




P「文香さん、解決方法見つかりました」




2人「‥‥」ペラ‥‥‥ペラ‥




P「聴いてますか?」




2人「‥‥」‥ペラ‥‥




P(解決方法見つけましたよ)




文香「!?」




プチふみか「!?‥‥」ピョコン




文香「突然、脳内に直接話しかけるのはやめていただけませんか‥‥」




P「いえ、何度も話しかけたんですが反応がありませんでしたので。それで、彼女の消し方見つけてきましたが。」

文香「そのことなんですが、このまま一緒にいるというのはだめでしょうか‥‥」




P「おすすめはできません。もしかしたら、文香さんにも被害があるかもしれません。」




文香「私でも、この子が常識的な存在ではないことは理解しています‥それでも、この子が私に被害を与えるとはとても思えません。」




P「別にプチ文香さんが直接文香さんに被害を与えるだけではありません。この事務所の外ではどうするおつもりですか?」




文香「どうにかします‥餌もお散歩もちゃんとします。ばれないように頑張ります‥」




P「‥‥」




文香「‥‥」




プチ文香「‥‥」

P「‥‥プ、アハハハハハ」




文香「‥‥」




P「いえ、すいません。文香さんのお気持ちはよくわかりました。プチ文香さんと一緒にいられるよう、お力をお貸ししましょう。」




文香「ありがとうごさいます!」




プチふみか「‥‥」ピョンピョン




P「それとプチ文香さんですが恐らく事務所の人かアイドルの才能の方にしか見えませんので安心して貰って良いですよ。」




文香「‥そうなのですか?」




P「もともと、アイドル捜しのために書いていたものですので、まさか不完全の状態で使用されるとは、思っていませんでしたが。」




文香「それは‥‥すいませんでした」




P「それはそうと、そんなよくはからないものと一緒に暮らしたいという感覚は私には理解しがたいですよ。」




文香(プロデューサーさんでなれたとは、口が裂けても言えません‥)




プチふみか「‥‥」ペラ‥




文香「これからよろしくお願いしますね‥」

以上です。HTML依頼出してきます。

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