鷺沢文香「甘いひととき...」 (47)

のんびりと書いていきます

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文香「......」



文香「......」ペラッ



ガチャッ



美嘉「お疲れ~★あっ、文香さん♪」

文香「......」ペラッ

美嘉「っと...読書モードに入ってるねー、邪魔しないようにしないと...んっ?」

文香「......」ペラッ

美嘉「ん~?」

鷺沢文香(19)
http://imgur.com/edLP0Ff.jpg
http://imgur.com/Gvu9Xte.jpg

城ヶ崎美嘉(17)
http://imgur.com/CbbRyoZ.jpg
http://imgur.com/0ubjFYI.jpg

文香「...ふぅ」

美嘉「へぇー...」

文香「あっ、お疲れ様です...城ヶ崎さん...」

美嘉「うん、文香さんもお疲れ♪」

文香「いつから...いらしてたんですか?」

美嘉「ついさっきだよ、声かけたんだけど聞こえてなかったみたいだね」

文香「...す、すみません...」

美嘉「ダイジョーブ♪気にしてないって、でも...」

文香「...なにか?」

美嘉「文香さんがファッション雑誌とか読んでるのって結構めずらしいね?」

文香「そう...ですね...」

美嘉「なんか文香さんって難しそうな本とか小説とか読んでるイメージあったからね★」

文香「実は...このような雑誌を買ったのは...今日が初めてです...」

美嘉「そうなの?なにか気になる特集でもあった?」

文香「ええと...ですね...」

美嘉「あっ、もしかしてバレンタイン特集とか?」

文香「ど、どうして...それを...」

美嘉「だって表紙におっきく書いてあるじゃん、『彼氏のハートを射止めるコーディネート♪』って」

文香「あっ...」

美嘉「まあこの季節はそういうの多いよね、ちなみに文香さんはバレンタインのチョコ送る人とかいるの?」

文香「そ、それは...」

美嘉「たとえば...好きな人にとかさ★」

文香「っ!!」

美嘉「あれ?もしかして大当たり...」

文香「......///」カアァァァァ

美嘉「みたいだネ♪」

文香「うぅぅ...」

美嘉「へぇ~、そうなんだ~、文香さんがねぇ~♪」

文香「に、似合いませんか?やはり...私には...」

美嘉「そんなわけないじゃん、いいと思うよ、文香さん女の子だもん!」

文香「そ、そう...でしょうか?」

美嘉「うん!頑張ってね文香さん♪」

文香「はい...ありがとうございます...城ヶ崎さん...」

美嘉「ちなみにさ、どんなチョコレートあげるの?」

文香「ま、まだ考え中で...」

美嘉「うーん、やっぱ迷っちゃうよね、好きな人にあげるとなると★」

文香「わ、私...こういうのは初めてで...どういう物を用意したらいいのか...」

美嘉「そっか~、でもまだ時間あるしさ、ゆっくり考えても大丈夫だって♪」

文香「は、はい...」

美嘉「それでどんな服にするの?」

文香「ふ、服?」

美嘉「だってその雑誌で特集してたでしょ?『彼氏のハートを射止めるコーディネート』」

文香「...別に私は...これといって...普段どおりで...」

美嘉「甘い!甘いよ文香さん!」

文香「あ、甘い?」

美嘉「そりゃ文香さんからチョコレートもらったらどんな男の人だって嬉しいだろうけど...」

美嘉「でもそれだけじゃダメ!男の人のハートを射止めるには、プラスワンが必要なの!」

文香「プラスワン...」

美嘉「そう、頑張っていつもよりオシャレしたり、いつもよりちょっとだけ大胆になってみたり...」

美嘉「そういうところを見せられると男の人はグッと来るもんなの!だから服を選ぶのもすっごく重要なんだよ?」

文香「な、なるほど...すごいですね...城ヶ崎さんは...経験豊富そうで...」

美嘉「へっ?ま、まあね!あ、アタシくらいになるといろいろと...」

文香「私には...そういった知識が...欠けていますから...よくわからなくて...」

美嘉「うーん、そっか...あっ、じゃあさ」

美嘉「明日って時間ある?」

------



店員「こちらなどいかがでしょう?」

美嘉「おっ、なんかイイじゃーん★セクシーな感じ♪」

文香「あ、あの...でも少し布地の面積が少ないような...」

美嘉「なーに言ってんの♪バレンタインなんだし、これくらいしないとダメだってば★」

文香「で、ですが...」

美嘉「絶対に似合うって、ねえ店員さん?」

店員「ええ、お客様はスタイルがいいですから、きっとお似合いになると思いますよ?」

美嘉「ほらほら、こう言ってくれてるし試着してみようよ★決めるのはそれからでも遅くないからさ♪」

文香「は、はぁ...」

美嘉「文香さん、どう?」

文香「ち、ちょっと...これは...」

店員「サイズが合わないようでしたら仰っていただければ...」

文香「い、いえ...着れることは着れるのですが...」

美嘉「どうかした?」

文香「や、やはり私には...似合わないかと...」

美嘉「でも見ないと分かんないよ、とりあえずカーテン開けて?」


シャー...


文香「っ...///」

美嘉「わぁ...」

文香「変...ですよね...こんなの...」

美嘉「いい...」

文香「えっ?」

美嘉「いい!いいよ!すっごくカワイイじゃん!バッチリ!」

文香「そ、そう...ですか?」

美嘉「うん!これならどんな男の人だってユーワクされちゃうよ★ねっ、店員さん?」

店員「ええ、とてもセクシーだと思います、小悪魔っぽくて♪」

文香「こ、小悪魔...?」

店員「はい、まさに今年のトレンドにぴったりマッチしていて素敵です」

美嘉「よかったね、文香さん★」

文香「小悪魔...私が...」

美嘉「ねねっ、どうせならもーっと肌とか見せて誘惑しちゃおっか?」

文香「そ、それは...無理です...これでも充分...」

美嘉「えーっ、でも文香さんがもうちょっとその気になれば凄いと思うよ♪なんならスカートも短くしてみるとか...」

文香「む、無理です!本当に無理ですからっ!」

------



店員「ありがとうございましたー」



美嘉「よかったね、これで服はバッチリだと思うよ★」

文香「こ、こんなのを着て...はしたないと思われたら...

美嘉「ダイジョーブだって♪すっごくよく似合ってるし!」

文香「ですが...」

美嘉「自信持って!そんなにオドオドしてたら上手くいくものも上手くいかないよ?」

文香「...そう...ですね、ありがとうございます...城ヶ崎さん...」

美嘉「えへへっ、どういたしまして♪あっ、それとさ...」

文香「...はい?」

美嘉「当日どんなふうにラブラブできたか、ちゃんと教えてね?」

文香「そ、それは...ちょっと...」

美嘉「いいじゃーん、教えてよー♪」

文香「うぅぅ...」

美嘉「まっ、とりあえず服はオッケーだけど、肝心なのはやっぱりチョコかなー」

文香「はい...どうすればいいのか...どこかで...買ってくればいいのでしょうか?」

美嘉「うーん、それもひとつの手だけど、気持ちを伝えるなら手作りの方がいいかもね」

文香「気持ち...」

美嘉「文香さん、チョコレート作ったことある?」

文香「いえ...全く...」

美嘉「そっかー、アタシもないんだよなー...どうしよっかなー...」


「おや?文香に美嘉じゃないか」


美嘉「あっ、木場さん!」

真奈美「珍しい組み合わせだな、ふたりで買い物かい?」

美嘉「うん、文香さんがバレンタインの勝負服を...もがっ!」

文香「だ、ダメです...ダメ...」

木場真奈美(25)
http://imgur.com/GvrDZBt.jpg
http://imgur.com/09gGUb5.jpg

真奈美「バレンタイン?ああそうか、なるほどな...」

文香「き、木場さんは...どうされたんですか?」

真奈美「私か?事務所のみんなに配るチョコレートの材料を買いに来たんだ」

美嘉「へぇー、木場さんって料理だけじゃなくてお菓子も作れるんだ?」

真奈美「まあそこそこな、あまり凝った物はさすがに無理だが」

美嘉「あっ!それだったらちょうどいいじゃん文香さん!」

文香「いえ...でも...木場さんのご迷惑に...」

真奈美「んっ、なにがだ?」

美嘉「ほーら、とりあえず聞いてみるだけでも♪」



文香「......」

文香「あ、あの...」

文香「木場さんのご都合が...よろしければ...なんですが...」

------



真奈美「よし、準備はいいかい?」

文香「お願いします...」

真奈美「しかし、教えるのが私でいいのか?ウチの事務所ならお菓子作りが趣味の子がいるだろうに」

文香「確かに...そうですが...えっと...」

真奈美「なにか理由でもあるのか?」

文香「その...うっかり口を滑らせてしまいそうで...」

真奈美「Pに渡すということをか?」

文香「......///」カアァァァ

真奈美「なるほどな、確かにウチの子たちはその手の話が大好きだからな、賢明な判断だ」

文香「あの...木場さん、このことは...」

真奈美「わかっている、誰にも話したりしないさ」

文香「ありがとうございます...」

真奈美「それじゃ始めようか、愛情たっぷりのチョコ作りをね」

文香「は、はい...」

カチャカチャカチャ...



真奈美「文香、どうだ?」

文香「んっ...これくらいで...しょうか?」

真奈美「ああ、いい感じだね」

文香「はぁ...はぁ...チョコ作りとは...体力と集中力のいる作業ですね...」

真奈美「まあな、だが大変だからこそ、きちんと渡せた時の喜びは何倍にもなるんだ」

文香「なるほど...」

真奈美「疲れたなら休憩するか」

文香「...いえ、やります...」

真奈美「よく言った、では続けるぞ」

文香「はい...」

真奈美「よし、あとはオーブンに入れて、と...」

文香「はぁ...はぁ...」

真奈美「ふぅ...お茶にしよう」

文香「いえ...大丈夫です...」

真奈美「少し待たないといけないんだ、さすがに疲れただろう?」

文香「...はい」

真奈美「じゃあ座っていてくれ、私が淹れてくる」

文香「すみません...」

真奈美「いいんだ、君はチョコを渡すときのセリフでも考えておきたまえよ」

文香「セリフ...?」

真奈美「ああ、チョコのように甘いセリフを囁いて誘惑すれば、Pもその気になるかもしれないぞ?」

文香「そ、そういうのは...あまり...」

真奈美「そうか?しかしせっかく渡すならムードは大事だからな、少しは考えておくといい」

文香「誘惑...ムード...」

真奈美「はい、どうぞ」

文香「ありがとうございます...いただきます...」

真奈美「当日はいつ渡すんだ?」ズズッ...

文香「Pさんはその日...イベントの付き添いがあるそうなので...それが終わってから...」

真奈美「なるほどな、事務所で渡すのか?」

文香「まだ...考えていませんが...」

真奈美「事務所で渡すのも悪くないと思うが、邪魔が入ると困るんじゃないか?」

文香「でも...こっそりと渡すだけですから...」

真奈美「それでいいが...せっかく手作りのチョコを渡すんだ、できるなら目の前で食べてもらった方が嬉しいだろう?」

文香「それは...でも、Pさんはお仕事の後で疲れているでしょうし...」

真奈美「文香は優しいな、だがこうも考えられないか?」

真奈美「とても疲れているからこそ、文香と甘いひとときを過ごしたい、とな」

文香「甘いひととき...」

真奈美「どこか二人きりになれて、安心できる場所があればいいんだが...まあ、そうそうないか」

文香「......」


チーンッ


真奈美「おっ、焼けたようだ、では最後の仕上げにかかるか」

文香「はい...」

真奈美「なんにせよ、私から言える事はだな」

真奈美「Pは君の事を大事に思っている、君もPの事を大事に思っている」

真奈美「だから、どうせならその気持ちをしっかり伝えて、とことん甘えてみたまえ」

文香「甘える...ですか?」

真奈美「そうだ、君はどうも遠慮しすぎる傾向があるからな」

真奈美「一日くらいは製菓会社の戦略にのせられて、目の前にいる人の事だけを考えてみるといい」

文香「木場さん...」

真奈美「幸運を祈ってるよ」

文香「...はい、ありがとうございます」

---バレンタインデー当日---



ジリリリリリリ...



P「ぬぅ~...」パチッ

P「もう朝か...」

P「ふわぁ...今日は朝からイベントの付き添いと...午後からは打ち合わせとテレビ局の...」


Prrrrr♪


P「んっ、メールだ...文香?」

P「これは...」

---夜---


ガラララ...


P「...文香?」


シーン...


P「あれ?おーい、文香ー?」


シーン...


P「...いないのか?」

P「...奥に行ってみるか」

P「おーい文香、いないのか?」

P「ふみ...いた」


文香「すぅ...すぅ...」


P「椅子に座ったまま寝てる...」


文香「P...さん...」


P「文香、おい文香」ユサユサ...

文香「んっ...ふぁい...」

P「こーら、起きろ」

文香「んんっ...」ゴシゴシ...

P「起きたか?」

文香「P...さん?」

P「ああ、こんばんは」

文香「...はっ!す、すみません!私いつの間にか、寝てて...」

P「いいよ、俺も今来たところだ」

文香「すみません...待ってる間に本を読んでたらつい...」

P「ずいぶんと積み上がってるな、ゴメンな遅くなって」

文香「いえ、こちらこそ...わざわざ呼び出してしまってすみません...」

P「いいんだ、でもそんな格好で寝てると風邪ひくぞ?」

文香「は、はい...」

P「なんだかいつもの文香と雰囲気が違って見えるな、その服だと」

文香「あの...はしたなく見えないしょうか...なんだか慣れなくて...」

P「いや、すごくセクシーだと思うぞ、魅力的だ」

文香「あ、ありがとう...ございます...」

P「だけど文香から『夜にお店に来てほしい』っていうメールが来たのはビックリしたよ」

文香「...叔父さんにお願いしたんです」

文香「今日は...私が戸締りをするので、お店の鍵を預からせて欲しいと...」

P「どうしてそんな事を?」

文香「...ここなら...一番安心できますし...」

文香「それに...誰も来ませんから...」

文香「鍵を...閉めてもらえますか?」

P「ああ...」


ガチャリッ...

文香「座ってください...」

P「おう、ありがとう」

文香「お仕事は...どうでした?」

P「なんとか上手くいったよ、ただ...」

文香「ただ?」

P「朝から動きっぱなしだったから、さすがに疲れた...」

文香「そう...ですか...」


ギュッ


文香「お疲れ様でした...」

P「ああ...ありがとう...」

文香「あの...本当に...迷惑じゃなかったですか?」

P「迷惑?なにがだ?」

文香「えっと...だから...お仕事終わりに来てくれだなんて...」

P「全然、文香からのお誘いなんてめずらしいし...」

P「すごく楽しみだったよ、『仕事が辛くても終われば文香のお店に行ける』って思って今日はがんばったんだ」

文香「Pさん...」

P「それで、用件はなんなんだ?」

文香「はい...その...」スッ



文香「あまり...凝ったものではありませんが...気持ちを込めました...」

文香「どうぞ...受け取ってください...」

P「ありがとう、文香が作ったのか」スッ

文香「はい...木場さんに教えてもらって...」

P「なるほどな、食べてもいいか?」

文香「...どうぞ」

P「どれどれ...おっ、上手にできてるじゃないか」

文香「そんな...大した事は...教えられたとおりにやっただけで...」

P「相変わらず謙虚だな...じゃ、いただきますっ」パクッ

文香「......」ドキドキ...

P「んぐんぐ...」

文香「どう...ですか?」

P「...うん、甘くて美味しい」

文香「...よかった」

P「前から思ってたけど、文香は結構甘党だよな、このチョコも結構甘いし」

文香「...そうかもしれません、甘いのは...好きな方ですから」

P「じゃあ、文香も一つ食べろよ」

文香「い、いえ...それはPさんに差し上げた物なので...」

P「いいよ、二人で食べた方がきっと美味しいからさ、なっ?」

文香「そ、そこまで仰るのなら...」

P「ほい、あーん」

文香「あ、あーん...」


パクッ


P「どうだ?甘いだろ?」

文香「...ええ」

P「やっぱり甘いのが好きなんだな、文香は」

文香「はい...あの、Pさん...」

P「なんだ?」

文香「もうひとつ...食べさせていただいても...構いませんか?」

P「ああ、口を開けて」

文香「あーん...」


パクッ


文香「はむっ...」

P「おっと...文香、俺の指まで食べてる...」

文香「ちゅっ...あむっ...」

P「文香...」

文香「んっ...Pさんも...とても甘い...です...」

P「甘くないだろ、別に...」

文香「いいえ...」


ギュッ


文香「Pさんは甘いです...」

文香「だって...こんなに私を...甘やかしてくれますから...」

P「文香...」

文香「このままだと私...」

文香「もっと...貴方に甘えてしまいそうです...」

P「...いいぞ、文香」ギュッ

P「もっと遠慮しないで、甘えてこい」

文香「Pさん...」

P「ほら、なにをしてほしい?」

文香「もっと近くに...」

P「んっ...」

文香「ちゅっ...んふぅ...んんっ...」

P「文香...」

文香「Pさん...チョコがまだ...残っていますから...」

P「そうだな...」

文香「食べさせて...あげます...」パクッ

文香「んっ...どうぞ...」

P「んっ...あむっ...」

文香「んんっ...あんっ♡」

P「甘いな...」

文香「はい...もっと...もっと食べてぇ...♡」

P「文香...好きだ...」

文香「ちゅっ...わた...んむっ...し...も...んっ...好き...です...♡」」


ドサッ...

P「んっ...」

文香「Pさん...もっとわがままを言っても...いいですか?」

P「なんだ?」

文香「...離れたくないです」

文香「ずっと...貴方の傍にいたい...」

文香「...私を...離さないでください...」

P「......」

文香「Pさん?」

P「文香、いつからそんな子になった?」

文香「えっ...んっ!」

P「この状況で...そんな...男を誘うようなセリフを言うなんて...」

文香「やっ...ちがっ...ちゅっ...」

P「エッチな子だ...他の人にも言ったりしてるんじゃないのか?」

文香「んんっ...い、言いません...」

文香「だって...こんな近くにいても...平気な人は...Pさんだけ...ですから」

P「文香...」

文香「お願い...今日は一番近くで...貴方に包まれていたい...」

文香「もっと甘えさせて...」

P「...文香っ!!」



文香「あっ...♡」



---

------

ベテトレ「ワンツースリーフォー!ワンツースリーフォー!ワンツー...」


ガチャッ!


文香「はぁ...はぁ...す、すみま...せん...」

ベテトレ「こら鷺沢!遅刻だぞ!」

文香「すみません...すみません...」

ベテトレ「まったく...とりあえず着替えてこい」

文香「は、はい...」


莉嘉「文香さんが遅刻するなんてめずらしいねっ、なにかあったのかな?」

美嘉「うーん...あの様子だと多分...」

莉嘉「ねえお姉ちゃん!なにかあったのかな!?」

美嘉「えっ?ああ、夜更かしでもしたんじゃない?」

莉嘉「そっかー、夜遅くまで本読んでたのかもね☆」

城ヶ崎莉嘉(12)
http://imgur.com/kZVu3eq.jpg
http://imgur.com/joKEK0L.jpg

ベテラントレーナー(26)
http://i.imgur.com/bC3lHDW.jpg
http://i.imgur.com/gL0Spky.jpg

文香「ふぅ...」

美嘉「ふっみっかさん!」

文香「あっ、城ヶ崎さん...」

美嘉「ねっ、どうだったの昨日?ちゃんと渡せた?」

文香「は、はい...」

美嘉「よかったっ★で、どんな感じだった?」

文香「どんな感じ...とは?」

美嘉「だーかーらー、どんな風にラブ♡ラブ♡したのかなってコト♪」

文香「...それは...覚えてません」

美嘉「えぇーっ?誰にも言わないから教えてよーっ」

文香「言えません...言えません...」

莉嘉「なになに?アタシにも教えてー☆」

美嘉「莉嘉!アンタは向こうに行ってなさいっ!」

莉嘉「なんでーっ!?アタシにだけヒミツなんてズルいよーっ!」

文香「あ、あの...」

真奈美「こーら、二人とも」ヒョイッ

莉嘉「ひゃあっ!」

美嘉「き、木場さん...」

真奈美「ずいぶんと元気が有り余っているようだな、トレーナーさんに追加メニューをしたがってると伝えて来ようか?」

美嘉「あ、アハハ...それはちょっと...」

真奈美「なら、少しおとなしくしてなさい、プライベートを詮索するのはよくないぞ?」

美嘉「はーい...莉嘉、反省しなさいよ?」

莉嘉「なんでアタシだけーっ!」

真奈美「やれやれ...」

文香「あの...ありがとうございます...」

真奈美「気にするな、しかしな...」

文香「...はい?」

真奈美「気持ちを通じ合わせるのは結構だが、節度は守らないといけないぞ?」

文香「は、はい...」

真奈美「Pにも言っておくが...まあなんだ、家族を増やすなら今の寮からは出なければならないし、新居にしたってすぐには...」

文香「だ、大丈夫ですっ!ちゃんとしてます...から...」

真奈美「ふむ、ならばいいが...ところで」

文香「まだ...なにか?」

真奈美「ちゃんと...甘えられたか?」

文香「...はい」

真奈美「そうか...ならホワイトデーを楽しみにしているといい」

文香「いいのでしょうか...?」

真奈美「もちろんだとも、もっと甘いお返しをねだってみろ」

文香「でも...一度この味を知ってしまったら...物足りなくて...」




文香「もっともっと...甘えてしまいそうです...」




おわり

駄文失礼しました~
しばらく書いてませんでしたが文香SSです
今回の文香の服装はエロすぎです
原作のセリフだとそこまでデレてませんがこの文香はデレデレです
しかし武内Pが仕事人間なのにこのPは手を出しすぎですね
ホワイトデーも書けたら書きたいです
軍曹、早苗さん、雫、アニメ出演おめでとう!
ではまた~

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