フレデリカ「月末限定の闇ごっこ」 (20)
これはモバマスssです
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フレデリカ「フンフンフフーン、フレンチクルーラー」
肇「それポンデリンクですよね?」
文香「…あら、私のドーナツがありません…」
肇「食べた本人が何を言ってるんですか…」
フレデリカ「ふふーん、文香ちゃんが食べたかどうかは」
文香「確かめるまで、分かりませんよ」
肇「つまり文香さんを開けばいいんですか?」
フレデリカ「なかなかサイコだねー」
文香「…既に消化されてしまっているとは思いますが…」
肇「文香さん消化器官についてちゃんと理解してます?」
フレデリカ「この3人で集まるのは久し振りだねー」
文香「…基本、杏さんがいましたから…」
肇「杏ちゃんがいないと、誰がツッコミをすれば…」
フレデリカ「自分はボケ側って認めちゃった感じかなー?」
肇「私一人では足りないって意味です」
文香「…あら、肇さんのドーナツも無くなってます…」
肇「…文香さん、口の周りにチョコついてますよ」
文香「何を言っているんですか?私が食べたのはエンゼルホイップ…はっ」
フレデリカ「肇ちゃんは策士だねー」
肇「完全に自爆じゃないですか…」
文香「…肇さん、追加でドーナツ買ってきていいですよ」
肇「…はぁ、朋さんを呼ばないと」
フレデリカ「あ、朋ちゃんは富士山に行ってていないよー」
肇「なん…ですって?」
文香「スピリチュアリズムを求め…樹海の中へと、親指を立てて飲み込まれて行きました…」
肇「凄いシュールな光景じゃないですか」
フレデリカ「ふふーん、杏ちゃんも富士山に行ってるから会えるかもねー」
肇「杏ちゃんも樹海ですか?」
フレデリカ「杏ちゃんはスピリチュアルなんて求めてないんじゃないかなー」
文香「茄子さんが居れば…それで、充分ですからね」
肇「スピリチュアルって何なんでしょう」
フレデリカ「振り返らない事じゃないかな」
フレデリカ「そう言えばね、フレちゃん分身出来る様になったんだー」
肇「ちょっと何言ってるのか分かりません」
文香「…今更、ですか…インフレの進んだ現環境で、分身を手に入れても…」
フレデリカ「文香ちゃんは分身出来るのー?」
文香「…出来ません。それよりも、優先すべき技術があるので…」
肇「会話を日常レベルまで落として頂けますか?」
フレデリカ「でも分身したら食事も倍に出来るよ?」
文香「…そこに気付くとは…」
フレデリカ「フレちゃんは天才だからねー」
肇「息を吐く様に変な事言うのやめません?」
肇「はぁ…杏ちゃんがいてくれたら…」
文香「…肇さん…杏さんは、もう…」
フレデリカ「…哀しい事件だったねー…」
肇「杏ちゃん…」
フレデリカ「…もう、戻れないんだねー」
文香「大切なものは、失ってから初めて気付くものです…」
肇「乗った私もアレですけど、そろそろ普通の会話しません?」
文香「…そう言えば、何故今日は集まったんですか?」
フレデリカ「ふふーん!フフーン!フふーン!!」
肇「日本語でお願いします」
フレデリカ「アタシはパリジェンヌ!」
肇「私はアイドルみたいなノリで言われても…」
フレデリカ「ところで二人とも、大人気リズムゲームのデレステやってる?」
文香「…唐突な宣伝ですね」
肇「私達の3Dモデルが歌って踊る、あの大人気リズムゲームですよね?」
文香「…あの、世界的アイドルがCMに起用されたアレ、ですか…」
フレデリカ「そのガシャに、一定の期間しかお迎え出来ない限定アイドルって言うのがあるんだけどねー」
肇「…まさかっ?!」
フレデリカ「そー!なんと!フレちゃんが限定アイドルとして登場しました!いぇい!ヒューヒュー!」
文香「…まぁ、知ってますが」
肇「スルー安定ですからね」
フレデリカ「もうちょっと興味持ってくれてもいいんじゃないかなー」
フレデリカ「まぁフレちゃん運良いから直ぐに引けたんだけどね」
文香「……」
肇「文香さん、アイドルがしていい表情じゃありませんよ」
フレデリカ「フレちゃんオーバーロードだよ!初心者から上級車まで、揺り籠から墓場まで出番のある親切仕様!」
肇「削られるのは私達の精神ですけれどね」
フレデリカ「肇ちゃんは回さないの?」
肇「年末のフェスが見えているので、20連で撤退しました」
文香「…茄子さんを呼べば…」
フレデリカ「明日の夕方まで富士山から帰ってこないよー」
文香「…私が行けば…」
肇「樹海ですよ?危険ですって」
フレデリカ「別に樹海とは言ってないんだけどなー」
~富士山~
文香「…と、言うわけで。富士山までやってまいりました」
肇「なんでそんな所でアグレッシブなんですか…」
フレデリカ「言わないほうがいい気がするけど電車代分回した方がきっとよかったよねー」
文香「…電車代なんて、私が爆死した金額に比べれば無いようなものです」
肇「あっ…」
文香「…では、茄子さんを探しましょう」
肇「ほんとに登山するんですか?」
フレデリカ「アタシ達私服だし靴も登山には向いてないんだけどなー」
文香「…仕方ありません、私一人で行きます」
肇「文香さん…そんなに…」
フレデリカ「限定の闇は深いねー」
肇「私達の電車賃無駄じゃないですか。仕方ありません、付き合いますよ」
フレデリカ「どんなときも、ユニットなんだから一緒だよ!」
文香「…フレデリカさん…肇さん…」
肇「必ず、見つけましょう」
フレデリカ「アタシ達が力を合わせればどんな困難だって乗り越えられるよねー!」
文香「…行きましょう!」
肇「ところで、文香さんはそんなに限定フレデリカさんが欲しいんですか?」
文香「…いえ、狙いは奈緒さんです」
フレデリカ「…もー帰っていー?」
肇「…文香さん、ひとつ尋ねたいんですが」
文香「…なんでしょうか?」
肇「この木、まるで引っ掻かれた様に削れてますよね」
文香「…そうですね」
フレデリカ「おっきな足跡もあるねー」
文香「…そうですね」
肇「かなり遠くですが、大きな黒茶の生き物が見えるんですが」
文香「…不味いですね」
肇「引き返すと言う選択肢は?」
文香「…駄目です。この道が、頂上までの最短ルートなので…タブレットで調べていただきました」
フレデリカ「これより先キケンって注意書きあったけどねー」
文香「…それでも、私は行かないといけないんです」
肇「文香さんがそのつもりでしたら…私も覚悟を決めましょう」
フレデリカ「ふふーん、ダンスやってるし余裕だよねー」
文香「…私達三人で、力を合わせれば…倒せない敵なんてありません」
肇「では…一気に駆け抜けましょうか」
フレデリカ「あ、そう言えば朋ちゃんからラインで富士Fファイランドにいるって来てたよー」
文香「…」
肇「私達の覚悟と時間は…」
フレデリカ「体力作りにはなったんじゃないかなー」
文香「…早く、向かいましょう」
フレデリカ「あ、やまびこで遊んでいーい?」
肇「早くしないと、富士Fファイランドから移動してしまいますよ」
フレデリカ「一回だけ一回だけ。シルブプレー!!!」
シルブプレー!シルブプレー!シルブーーー
フレデリカ「あ、熊がこっち見てるねー」
文香「…相手をしてる時間はありません。無視して下山しましょう」
肇「そんな事言っても向かって来てますっ!逃げますよ!」
フレデリカ「杏ちゃん、いなくて本当によかったねー…」
結局合流は出来ず限定奈緒は引けなかった
ガシャ更新2分で限定フレちゃんお迎え出来ました
欲を出して奈緒を深追いし爆死しました
お付き合い、ありがとうございました
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