フレデリカ「ボウリングごっこ」 (30)


これはモバマスssです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480305208



フレデリカ「ふんふんふふーん、ボウリングー」


杏「もはやF関係なくなったね」


肇「あれ?でも以前ボウリングは行ったんじゃないんですか?」


杏「あー、あの時は殆どボーリングだったから…」


肇「…あっ」


文香「…ボウリング、ですか?」


フレデリカ「みんなでやりにいこー?近くにボウリング場出来てたし」


杏「杏だけボール転がす台欲しいな」


肇「楽しいんですか?」


杏「完全に計算通りに進むからなかなか面白いよ」





フレデリカ「よーし、しゅっぱーつ!」


杏「ツッコミ要員の確保は…今日は大丈夫かな、変なこと無いだろうしね」


肇「ところで、こう言った勝負事に文香さんがいると毎度荒れますけど大丈夫なんですか?」


文香「…ボウリングなら、以前やった事があるので…」


杏「よし、肇ちゃん杏の事背負って」


肇「大して距離ないんですから歩いて下さい…」


フレデリカ「フレちゃんも背負っていいよ?」


肇「背負い投げされたいんですか?」


文香「…まったく、いつもいつもなかなか進みませんね…」


杏「いいから文香ちゃんは早く積み重ねた本片しなよ」


~ボウリング場~


カコーン、カコーン


杏「おー、ボウリング場なんて久し振りに来たよ」


文香「…誰も、必殺技を使っていませんね…」


杏「唐突にボケるのやめて、しんどいから」


肇「文香さんの必殺技程度じゃピンは倒せませんしね」


文香「…私は、肇さん程物理に振り切れてはいないので…」


肇「物理学なら文香さんの得意分野じゃないですか」


フレデリカ「ふふーん、楽しみだねー」


杏「これだよ、このアホみたな流れに置いてけぼりにされる感も久し振りだよ」



杏「取り敢えず四人で3ゲームって登録してきたから」


肇「そのくらいが疲れず楽しめそうですね」


フレデリカ「肇ちゃんって疲れたりするの?」


杏「フレデリカちゃんは肇ちゃんを何だと思ってるのさ」



肇「フレデリカさんこそ、疲れを感じたり出来るんですか?」


杏「肇ちゃんはフレデリカちゃんを何だと思ってるのさ…」


文香「…では、私から行きます…!」


フレデリカ「文香ちゃんふぁいとー!」


肇「失敗して機嫌悪くなるのだけはやめて下さいね」


杏「がんばえー」


文香「…えいっ!」ゴンッ!


ゴロゴロゴロゴロ…コン


フレデリカ「わぁお!1ピンしか倒してない!」


肇「流石文香さんですね、敢えて他9ピンをスルーしてまでウケを狙いに行くなんて」


杏「何で煽るのさ」



フレデリカ「じゃー次はフレちゃんいくよー」


杏「ふぁいとー」


肇「それなりの結果を期待してますよ」


文香「…私より倒した本数が多かった場合…分かってますね?」


フレデリカ「そいやー」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロカコーン!!テッテレー!


フレデリカ「わぁお、ストライク!」


文香「…スクラップがお望みですか?」


肇「次に投げる人の気持ちも考えて下さい」


杏「なんで素直に褒められないのさ」


フレデリカ「でもどーせ肇ちゃんもストライクでしょー?」


肇「では、がんばります」


杏「ふぁいとー」



肇「やった!ストライク!」


杏「流石だね。ちゃんとカーブも掛けて綺麗だったよ」


フレデリカ「フレちゃんは?」


杏「良かったんじゃない?」


フレデリカ「いぇい!」


文香「…ぶらぼー…」


肇「せめてこっち見て言って下さい…」


杏「よーし、次は杏のターンだね」


フレデリカ「大丈夫?ボーリング玉持てる?」


肇「滑り台みたいな台借りてきましょうか?」


文香「…代わりに、投げてあげましょうか?」


杏「畳み掛けてくるね…まぁいいよ、見てなって」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロカコーンカコーン!


杏「あと1ピン…もういっちょ」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロカコーン!テッテレー!


フレデリカ「わぁお、スペア!」


肇「きちんと稼いできますね」


杏「このくらいはできるよ。バラエティ番組で魅せる技術だからね」



肇「…なんか、普通過ぎませんか?」


フレデリカ「普通のボウリングって物足りないねー」


杏「毒され過ぎなんだよ二人とも。これがボウリングだからね?」


文香「…でしたら…ピンを増やすと言うのは、如何でしょうか?」


フレデリカ「おっ、いいねー賛成!」


肇「文香さんにしては割とマトモなアイディアですね」


文香「…なにか?」


杏「いやマトモじゃないから。みんな大丈夫?」


フレデリカ「係りの人に頼んできたよー」


肇「では、最下位が優勝者に何か奢る、という事で」


文香「…ふぅ、少し本気で行きますか」


杏「聞けよ」




文香「…まずは50ピン、ですか…」


フレデリカ「これで1ピンだったら面白いねー」


肇「文香さんですしあり得そうですね」


文香「…ヒュグロの魔導書!」


杏「あ、攻撃力が1000アップした」


文香「…いきます!」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロゴンッ!!!!カコーンカコーン!!


文香「…ふぅ…1/3程度ですか…」


肇「残り一投で2/3も倒せるんですか?」


文香「…ふふっ、それはどうでしょう…?ヒュグロの魔導書の効果をお忘れですか?」


杏「ヒュグロの魔導書で攻撃力が上がった状態で敵を倒すと、デッキから一枚魔導書魔法カードをサーチだっけ?」


肇「まさかっ!」


文香「…つまり…私は、追加で更に一度投げられます。余裕、ですね…」


杏「ボウリングってなんだっけ」



文香「…ふぅ…全部倒し切りました…」


フレデリカ「上手く魔法カードを使ったプレイングだねー」


杏「いやボウリングに魔法カードなんてないから」


肇「まぁギャグ漫画なんてそんなものですからね」


杏「でも実際三投もしたら50ピンくらい倒し切れておかしくないよね」


文香「……」


フレデリカ「じゃー次はフレちゃんかなー」


杏「割と恥ずかしいから技名叫ぶのはやめてね?」


肇「この二人は19にもなって何をしているんでしょうね?」


杏「唐突にこっち側くるね…ならツッコミ任せるよ?」


肇「私は元よりツッコミですよ?」


杏「あー、無自覚なタイプか…一番厄介なやつだ」




杏「最初に焼肉に行った頃の肇ちゃんは帰ってこないのかな…」


肇「…自分で言うのも難ですけど、そんなに変わりました?」


杏「杏ちゃん、私ついていけません…って言われた頃が懐かしいよ」


フレデリカ「いっくよー」


杏「唐突だね」


フレデリカ「そいやー」ゴロンッ!


ゴロゴロゴロゴロ…カコーンカコーンカコーン!テッテレー!


フレデリカ「わぁお、爽快!ストライク!」


肇「なかなかやりますね」


杏「よくまぁ50ピンも一投で倒し切れるね」


肇「では、私も…」ゴロンッ!


ゴロゴロゴロゴロ…カコーンカコーンカコーン!テッテレー!


肇「…爽快ですね、これは確かに」


杏「ストライク2連続とか辞めてよ。杏にプレッシャーとかじゃなくてさ」


文香「……」


杏「あーほら」




杏「よーし、杏もいくかな」


文香「…50と言う、中途半端な数だからいけないんです…100にしませんか?」


杏「せめて杏が投げてからにしてくれない?」


肇「言い訳ですか…良くないですよ」


文香「…良いわけ、ないですよね…」


フレデリカ・肇・文香「言い訳だけに!」


杏「…」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロ…カコーンカコーンカコーン!テッテレー!


杏「いよし、ストライク!」


文香「……」


杏「ほんと文香ちゃんは感情の起伏が凄いね」


杏「なんか妙に殺伐としてるしさ、ストライクとかスペアだったらハイタッチでもしない?」


肇「いいですね、より友情を深められそうです」


フレデリカ「流石杏ちゃん、リーダーなだけあるね」


肇「え、リーダー…あ、そうでしたね」


杏「おい。いや実際杏も忘れてたけどさ」


文香「…では…ここからは、100ピンでいきましょう」


フレデリカ「よーし、フレちゃんやっちゃうよー!」


肇「負けませんよ!」


杏「すごく気になったんだけど誰がピン並べてるんだろーね」


文香「…気にしたら負けかと…」






カコーン!テッテレー!


フレデリカ「いぇい!ストライク!」


杏「ハイターッチ!」


杏・文香・肇・フレデリカ「いぇい!」パチンッ!


杏「…おお、なんか凄く和気藹々としてる感あるね」


肇「より仲良くなった気がしますね」


フレデリカ「ボウリングは友情を育てるんだねー」


肇「では、私もいきます」


カコーン!テッテレー!


肇「やった!ストライクですよ!ストライク!」


杏「ハイターッチ!」


みんな「いぇい!」


カコーン、テッテレー!


杏「スペアか…まぁまぁだよね」


フレデリカ「ハイターッチ!」


みんな「いぇい!」パチンッ!


文香「では…私も…」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロ…ガタンッ


文香「……」


杏「ま、まぁそんな時もあるよ。もう一投あるしふぁいと」


肇「頑張って下さい。焦らずいきましょう」


フレデリカ「ふぁいとー!」


文香「……」ゴロンッ!


ゴロゴロゴロゴロ…ガタンッ


杏「…ま、まぁ2連続ガーターもあるよね」


フレデリカ「二週目行ってみよー!」



~~~~~~~~~~~


~~~~~~


~~~


杏「…ガーター連続って逆に凄いよね。ボウリング玉は完全に真っ直ぐ進んでるのに」


肇「ま、まぁでもあまり普段やらなければ腕も落ちますから…」


文香「…見つけました、この方法なら!」


フレデリカ「誰かとメールしてたの?」


文香「はい…とある方に、タブレットでボウリングの必勝法を教わってました…」


杏「とある方が隠せてないんだよね…」


文香「ありすちゃん曰く…このボウリングレーンとレーンの間の台に真っ直ぐ投げれば…」ゴロンッ


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ


肇「凄い…ほんの20センチ程度の幅の台を真っ直ぐ進んでます」


フレデリカ「こーすると何かあるの?」


杏「…いや、あり得ないよね。それゲームの話だから」


文香「ピンよりも奥に、スイッチがあり…そこにボウリング玉を当てれば、爆発が起こってピンが全て倒れる、と」


カチッ


ドッカーーーン!!!!!!





訂正
>>19
タブレットでボウリングの必勝法を調べて貰いました、です



杏「…なんか最近爆発オチ多くない?」


杏「そもそもさ、爆発オチが許されるアイドルユニットってなんなんだろうね…」


杏「…え?富士Fファイランドのチケットが二枚?来週末オフ?」


杏「わかってるじゃんプロデューサー。必ず予定入れないでね」


杏「多分前みたいに尾行されるだろーけど…」


杏「え、車で行くの?あー、それなら大丈夫だろーね」


杏「じゃ、これから焼肉行ってくるから」


次は爆発オチには頼りません
お付き合い、ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom