遊戯「童実野高校殺人事件!!犯人は城之内君!?」 (32)

昔の遊☆戯☆王です

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遊戯「行ってきます!」

武藤遊戯はいつものように高校に登校していた。今日何か良いことがあれば良いなぁと考えながら・・・

遊戯「あれ、学校の周りにパトカーがたくさん来ている!」

本田「よお、遊戯」

遊戯「あ、本田くん!何があったの?」

本田「それがよ・・・俺たちと同じクラスのAが殺されたらしいんだ」

遊戯「えええ!?A君が!?」

本田「とんでもねぇことになっちまったな」

先生「おい、武藤に本田。詳しいことは教室で話す。早く入れ。」

二人は教室に入った

城之内「よう」

杏子「おはよう」

城之内「大変なことになっちまったな・・・」

4人「・・・」

ガラガラ

先生「よし、みんな揃ってるようだな。分かってると思うが廊下でAが何者かによって殺された。死因は刃物で刺されたことによる失血死だ。」

教室がざわつく

先生「先生はみんなを信じている。だが、警察が一番疑っているのはお前たちなんだ」

城之内「なんだと・・・!?俺たちの中にそんなことをするやつはいねぇ!!」

湖南「先生、少しよろしいですか?」

先生「どうした湖南」

彼の名前は湖南刃締(こなんはじめ)。圧倒的な推理力で数々の難事件を解決してきた探偵である。

湖南「実は僕、もう犯人の目星がついています」

本田「本当か!?湖南!」

遊戯(こんな短時間で分かるのかな?)

湖南「犯人は、お前だ!!」

湖南が指した先には城之内がいた

城之内「ふ、ふざけるな!!俺はそんなことしてねぇ!!」

遊戯「そうだよ!城之内くんがそんなことするわけない!!」

本田「そうだ!こいつはバカだが人を殺すような真似はしねぇ!絶対にな!」

杏子「あんた適当なこと言ってるんじゃないわよ!!」

湖南「まぁまぁ落ち着いて。A君は何かで刺されました。でも、その凶器は見つかっていないんです。また、傷口から凶器は包丁やナイフではないと分かっています」

城之内「だからなんだっていうんだ!」

湖南「城之内君、君なら凶器を持たずともA君を殺せるんだよ」


湖南「その鋭利なアゴでね!」

先生「そ、そうか!城之内のアゴなら人を殺すことくらい容易いはずだ!」

城之内「ま、待ってくれ!確かに俺のアゴは鋭い!でも人を殺すことなんかに使わない!」

本田「そうだぜ先生。こいつのアゴは料理の時くらいにしかこいつは使わない。喧嘩のときだってこいつは拳で語り合うからな。」

遊戯「僕もそう思います!」

杏子「落ち着いてください先生!」

先生「ああ、城之内が犯人と決まったわけではない。だが、城之内は疑わしいんだ。警察に調べてもらうぞ。」

そして数分後、先生が呼んだ警察が駆けつけた

警察「おとなしくしろ!」

城之内「おい、離せ!離せ!俺はやってねえ!」

本田「てめえら!ぶっとばすぞ!」

杏子「ダメよ本田!警察を殴ったらあんたも捕まるわ!」

本田「ちっ・・・」

遊戯「城之内くん・・・」

城之内は警察に連れていかれてしまった。そして1日が過ぎた。

ガラガラ

先生「おはよう、みんなにお知らせがある。Aの刺された傷と城之内のアゴの形が一致した。警察は城之内を犯人とみて捜査を進めているようだ。」

遊戯「なんだって!?」

本田「そんな、そんなはずはねぇ!嘘だと言ってくれ先生!」

杏子「城之内・・・」グスッ

湖南「みんな、、友達がこんなことをしたなんて信じられないかもしれないけど、これは決定的な証拠だよ。」

先生「そして、殺された時間の直前、城之内は1人でAが殺された廊下付近にいたことが確認されている。数学の先生が城之内がその方向に向かっていくのを目撃してるんだ。また、その時他の生徒は誰もいなかった。」

本田「そういえば、アイツ!」

事件の日

城之内「本田、わりい!俺忘れ物しちまったから教室に戻るわ!」


本田「あの日、確かに城之内は学校に戻った・・・。戻った時間帯はAが殺された時間帯と一致する・・・」

杏子「本田、それ本当なの!?」

遊戯「だからといって城之内くんが犯人とは限らない!!」

湖南「遊戯君。君、なんでそんなに城之内君を庇うんだ?」

遊戯「城之内くんはそんなことをする人じゃ・・・」

湖南「なんだか怪しいね。共犯なんじゃないか疑ってしまうよ」

遊戯「城之内くんがA君を殺す動機なんてないじゃないか!」

湖南「それが、あるんだよ」

湖南「A君は本当に成績が悪くて、学年で一番成績が悪かった。でも、彼は親権ゼミを始めたことで一気に成績が伸び、学年トップになった」

遊戯「知ってるよ。恐るべし親権ゼミだね。でも、城之内君には関係ない」

湖南「彼が成績を伸ばしたことを一番快く思わなかったのは城之内君なんだよ。彼は学年で下から2番目だったが、A君が圧倒的に成績が悪かったからそこまで目立たなかった。だが、彼が伸びたせいで城之内君はビリになり、ショックを受けたんだろうね」

先生「お前たち、もういい。とにかく城之内のことは警察が調べてくれる。私たちは授業を進めよう。」

放課後

遊戯「杏子、本田くん、この事件何かおかしいと思わない?」

本田「遊戯・・・悪いが俺は城之内が犯人なんだと思う。城之内以外でAを殺せるやつはいない・・・受け入れたくないが城之内が・・・」

杏子「・・・」

遊戯「本田くん、違うよ!城之内君はそんなことしない!」

本田「あいつが成績のことでそんなに悩んでいたなんてな・・・友達として失格だ。ちょっと家で休ませてくれ」

本田は去っていった

杏子「ねえ、遊戯」

遊戯「何?」

杏子「今まで動揺して忘れていたんだけど・・・」

杏子「遊戯と本田は遅れて入ってきたけど、私と城之内は早めに学校に着いてたの。それでね、城之内と話してたんだ。」

遊戯「城之内くん、なんて言ってたの!?」

杏子「城之内、放課後になってからの記憶がないって言ってたの。気がついたら自分の家の前にいたんだって。」

遊戯「記憶が・・・ない?」


遊戯(もしかして・・・)

湖南「遊戯君、どうしたんだい?夜の学校の校庭に呼び出してさ」

遊戯「ちょっと気になっていたんだけど、湖南君はどうして事件の詳細を最初から知っていたの?」

湖南「僕は探偵だからね、予め警察の人から話を聞いていたんだ」

遊戯「それは違うよ」

湖南「え?」

遊戯「僕も実は警察の人に質問をしたんだ。警察が予め誰かに事件の詳細を話したかどうか。話してないって言ってた。」

湖南「へぇ。でも僕は聞いたよ。」

遊戯「警察の人が嘘をつくわけない!なぜ知るはずのない情報を知っているか・・・それは、君が犯人だからだ!」

湖南「ふーん。で、僕が犯人だったらなんなの?警察に突き出すか?でも僕が犯人ということは証明できないよ」

遊戯「やっぱり君が犯人なんだね」

湖南「ハハハ・・・」


湖南「ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!そうだよ僕が犯人だよ!だったらなんだよ!!」



闇遊戯「湖南、ゲームをしよう」

湖南(こいつ、本当にあの気弱な遊戯か?)

湖南「ゲーム?なんで僕がそんなのやらなくちゃならないんだ」

闇遊戯「俺が負けたら犯人は城之内君だと先生や警察に認めてやるよ」

湖南「ほう、城之内の親友の君が認めてくれれば僕にとっては楽だね、受けてたとう」

闇遊戯「ゲームは推理ゲームだ」

湖南「僕の得意中の得意のゲームじゃないか!楽勝だね!」

闇遊戯「今から数人のマラソンランナーが現れる。マラソン競技の様子を俺たちは見ることができない。そして、そのマラソンランナーたちの発言からマラソンランナーたちの順位を当てるゲーム。先に間違えた方の負けだ」

湖南「面白そうだね。僕からいくよ!」

闇遊戯「いいぜ。だが、ルールを守らなかった場合、罰ゲームを受けてもらうよ」

湖南「ああ。さっさと始めろ」

闇遊戯「ゲームスタート」

選手A「俺たち五人の中から3位を当ててくれ」

選手B「AとDの間には二人ゴールした」

選手C「BはAの次にゴールした」

選手D「CとEの間には二人がゴールした」

選手E「さぁ、答えは?」

湖南「簡単だね!答えはBだ!」

選手たち「正解」

闇遊戯「やるね、次は俺の番だ。1問につき1人ずつランナーは増えていくよ」

そしてお互いに間違えずにゲームは進んだ。

選手A「俺たち26人の中から16位を当ててくれ」

――――――――――――――――――――

遊戯「答えはJだ」

選手たち「正解だ」

湖南「次は俺だな」

選手A「俺たち27人の中から21位を当ててくれ」

――――――――――――――――――――――――――

選手Z「FとMの間には3人いたよ」

選手AA「さぁ、答えは?」

湖南(くっ、クソ、、流石に人数が多過ぎて分からなくなってきた)

3分が経過

湖南(もうすぐ時間切れだ。だが、分からない・・・こうなったら)

マラソンランナーの選手Aの首を締める湖南

選手A「な、何をする!やめろ!」

湖南「答えを教えろ、さもないと殺すぞ!」

闇遊戯「やはりルールを守れなかったようだね」


闇遊戯「闇の扉が開かれた」

闇遊戯「罰ゲーム!!」

強制自白【コンストレインド・コンフェッション】

湖南「うわあああああああ!!」

湖南「・・・」

湖南「僕がAを殺したんだ!城之内の家の鍵を盗み、忘れたと勘違いして教室に来た城之内を隠れていたロッカーから飛び出しバットで殴り気絶させた!そしてAを呼び出して背後から城之内のアゴで刺したんだ!」

湖南(なぜだ!口が勝手に動く!止められない!)

湖南「俺は学校で1番成績がよかった!探偵としても活躍できて充実していた!だが、Aが急激に成績が伸びた上、推理力までつけて僕を完全に越したんだ!あいつが憎かったんだ!」

翌日

先生「えー、真犯人が分かりました。真犯人は湖南でした。昨日、突然警察に自白しました。」

本田「そうだったのか!良かった・・・疑ってすまなかった城之内!」

杏子「城之内は無実なのね!良かった!」

遊戯「先生、早く城之内に会いたいです!」

先生「城之内なら、今帰ってきたぞ」

ガラガラ

城之内「みんな!帰ってきたぜ!」

遊戯、本田、杏子「城之内(くん)!!!」

城之内「ったく、ひどい目にあったぜ。こんなアゴに生まれてくるんじゃなかったぜ!」

クラス全員「ハハハハハハ」

終わり

終わりです。

2年くらい前に3作品昔の遊☆戯☆王で書いた者です。

正直、今回はふざけまくりました。

すみませんでした!!

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