ニュージェネの三人が結婚して産んだ娘達が仲が良かったら、と言うていのSSです。
オリキャラ全開ですので、気になる方は閲覧注意でよろしくお願いします。
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蓮「葉月ー!!こっちこっち!」
葉月「ご、ごめんね二人共!!ちょっと受験勉強で夜更かししちゃって…」
理央「おっ、はづきん頑張ってますなぁ、私もボチボチ集中しないとなぁ…」
蓮「ちょっと、そんなんで大丈夫なの??三人で一緒の高校行こうって言い始めたの理央でしょ??」
理央「しぶれん程じゃないけど成績はそこそこキープしてるから大丈夫だと思うけど…数学がちょっと…」
蓮「もう…なんか心配だなぁ…。今日のショッピング中止にして勉強する??」
理央「えー!!やだよー!!折角の息抜きなのにさー!!」
蓮「理央は何時も息抜きしてるでしょ…」
理央「おっと、コレは手厳しい」
葉月「あはは…私もちょっと最近根を詰めすぎたので、今日は息抜きしたいです!!」
理央「おおーっ、流石はづきん、愛してるよぉー」
蓮「もう…理央は調子良いんだから…、葉月も葉月であまり根を詰めないでね??
一緒の高校には行きたいけど、体壊したらなんにもならないんだから…」
葉月「はい、武内葉月頑張ります!!」
理央「おっ、卯月おばさんの真似ですなっw」
蓮「葉月、卯月おば様のお若い頃に髪型そっくりだから、本当そうすると似てるよね」
理央「動画とか結構残ってるからねぇ…卯月おばさん若く見えるから下手したら姉妹に見られるんじゃない??」
葉月「えへへ、そうですか??嬉しいな、私、ママ大好きだからわざとそうしてる所あるし…、
でも一番似てるって言えば、蓮ちゃんですよねぇ」
理央「うん、しぶれんはもう顔とかそっくりだよねぇ。ショートカットにしてるから印象ちょい違うけど、
ロングのウィッグとか被ったらクリソツなんじゃない??」
蓮「ちょっと…止めてよ…気にしてるんだから…」
理央「えー、何で何で??しぶれんは凛さんの事嫌い?? いいじゃん、今でもメチャクチャ綺麗だし、
似てるって言われたら嬉しいでしょ??」
蓮「理央は未央おばさんが芸能界引退してるから、そんな事言えるんだよ…有名人の娘って色々有るんだから……」
葉月「あー…、凛さんは今でも芸能界で活躍してる大女優でトップクラスの歌手ですもんね…?
色々言われたら確かにちょっと辛いかもです…」
蓮「そうだよ…。小学生の頃、ちょっといいなぁって思ってる男の子がウチに遊びに来た時、
たまたま居合わせたお母さんに一目惚れしちゃって大変だった事も有ったんだから……」
葉月「うわぁ…」
理央「うわぁ…。母親が美人過ぎるのも考えものなんだねぇ…。
その点ウチは安心かな。体重70kgオーバーの肝っ玉母さんだしww」
蓮「その点はノーコメント。昔からお母さんが忙しい時、未央おばさんには面倒見て貰ってお世話になったから」
葉月「でも、性格は理央ちゃんが一番似てますよね!」
蓮「うん、一卵性親子、って感じ」
理央「…そうかな?? ま、まあ、嫌じゃないけど」
蓮「それに未央おばさん、たまに凄く痩せてる時あるよね?? 前に見かけた時凄くスタイル良くなっててビックリしたよ」
葉月「私も前にママにパーティー連れて行ってもらった時に見ました!!凄く綺麗でしたよ!!」
理央「あー…あれね……。 …ウチの母親たちが働いてたプロダクションの同窓会あるでしょ?? 四月に」
蓮「うん、たまに連れて行って貰う」
葉月「◯◯周年パーティーなんですけど、実質、OBさん達の同窓会になってるんですよね!」
理央「あのパーティーにベスト体重で参加するために、毎年お正月過ぎると強烈なダイエット始めるんだよね…
毎年キッチリ50kg台にまで仕上げてくるから、まぁ恐れ入るけど」
蓮「三ヶ月で20kg…??凄いなぁ…」
葉月「ちょっとコツを教えて欲しいです…」
理央「まぁ、毎回パーティーが終わるとリバウンドして元の体重に戻んだけどね」
蓮「…ダメじゃん」
葉月「あはは…」
理央「まぁ、痩せるのはいいんだけどさ…。
理由が理由だけに、おとんが毎回ヤキモチ焼いちゃって…、それが毎回キツイかなぁ?」
蓮「理由って?」
理央「ウン、モバPさん居るじゃない、おかん達の昔のプロデューサーの」
葉月「はいはい、ロマンスグレーなおじさまの」
蓮「ヒゲがダンディーだよね」
理央「おかん、あの人に会う為に毎回ダイエットしてるぽい…、偶に茜ちゃんや藍子さんに会う時は痩せたりしないし……」
蓮「うわぁ……未央おばさんもなの?」
理央「も?」
蓮「ウチの母親もモバPさん見てる時、瞳が違うんだよね…何て言うか、潤んでる」
葉月「ウチのママもモバPさんに会う時、何時もよりメイク濃いです……。
美穂おばさんや響子おばさんと会う時はそんな事無いのに……」
理央「三人ともアイドルやってた頃、モバPさんが好きだった、て、話には聞いてるけど……」
葉月「まだ、諦め付いて無いのかなぁ…」
蓮「せめて、家庭は壊して欲しく無いかなぁ…」
理央「うん……」
三人「「「はぁ……」」」」
理央「……まぁね、気持ちは分かるけどね?、モバPさんかっこいいし」
蓮「うん、20年近く年頃の女の子相手にしてるせいか、お洒落だしセンスも若々しいよね」
理央「うん、五十代にはとても見えないよね」
葉月「…パパも若い頃の写真とか見ると、確かにアイドルの心射止めたくらいだから凄くかっこいいんですけど、
最近はお腹とか出て来ましたしねぇ…」
理央「休日はスウェット着て家でゴロゴロだもん、そりゃあモバPさんに目が移るよ」
蓮「比べるのも可哀想だけどね…。
……そう言えばモバPさんと言えば、この前私、アイドルにスカウトされた
」
理央「え、しぶれんも?」
蓮「も?」
葉月「あ…実は私も、前に……」
蓮「そっか…私だけじゃないんだ、少し、ガッカリしたかな…」
理央「でも、はづきんもれんれんも確かに逸材だからねぇ、流石ベテラン敏腕プロデューサーだよねぇ」
葉月「理央ちゃんもですよ!」
理央「そ、そう?? えへへ、ありがとう、嬉しいな」
理央「…んで、二人はアイドルになる気あるの??」
蓮「ないよ」
葉月「ないです」
理央「あ、やっぱり??」
蓮「お母さんと比べられるのもアレだしね、それにどうしても性的な目で見られるから…」
葉月「勿論、そんなファンの人たちばっかりじゃ無い事は理解してますけど…
子供の頃にネットに残ってたママ達の同人誌見ちゃって…」
理央「ああ…アレキツイよねぇ。名前で検索すると未だに上位に出てくるし」
理央「ウチのおかんがクラスメイトに体育倉庫呼び出されて共有財産にされるヤツ見ちゃってトラウマになった事あるわー」
蓮「ウチのお母さんは何かと薬漬けにされてたよ」
理央「凄く絵が上手な分、キツイよねぇ…娘としては…」
葉月「それならまだいいですよ…ウチなんてママとパパが絡んでる同人誌見ちゃって…」
蓮「うわぁ…」
理央「うわぁ…」
蓮「そっか、葉月のお父さん、本人が再現したドラマのプロデューサー役だった人だもんね…」
理央「ああ、シンデレラプロジェクトの。今でも偶に夕方に再放送してるよね??」
葉月「純愛物ならまだ良いんですよ…。 私、パパも大好きですし。…でも、なんかヤケに寝取られ物が多くて…」
二人「「それはキツイ」」
蓮「でも…アイドルになったらモバPさんと接点増えるかなぁ…」
理央「それは魅力だねぇ」
葉月「素敵なおじさまですしねぇ…。 正直、憧れてます!!」
理央「でもさ、結局おかん達も長年一緒にアイドルやってても捕まえられなかったじゃない??
アイドルやってても意味ないんじゃない??」
蓮「それな」
葉月「プロデューサーはアイドルに手を出すのは御法度、らしいですからねぇ」
理央「と、なるとアイドルにならない方が良いのかなぁ…それだと接点が…うーん、二律背反」
葉月「家に帰ってママに相談してみようかなぁ…」
蓮「ウチは無理かなぁ…。大分前に離婚して独り身なのに、
最近唐突に『高齢出産…』とか呟いてたし、下手するとライバルに回る」
理央「うわぁ…始まる前からそんな強烈なライバルが
【PIPIPI】
…ん、あ、モバPさんからメールだ」
蓮「!!」
葉月「!?」
理央「確かに今日、二人に会うってメールだしてたけど…
あ、スカウトの件で私達に話あるからココに顔出しても良いか、って聞いてるよ?」
蓮「ふ、ふーん、まぁ悪くないんじゃないかな??」
葉月「私も構いませんよ? あ、わ、私少し席外しますね」(いそいそ)
蓮「私もちょっと外すね」(ガタッ)
理央「おーおー…二人ともメイク道具抱えて慌てて行きおった」
理央「こりゃ、アイドルは嫌、なんて言ってたけど、モバPさんに誘われたら二秒で即落ちしそうだねぃ」
理央「オカン達が無理だった牙城を、彼女達は陥落させることが出来るのだろうか……なんてね」
理央「…………………」
理央「私もメイク直してこよっと…」
【完】
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