科学室
蓮「入るわよー」
沙衣「やあ丁度いいところに来たね」
沙衣「丁度今新しい発明ができたところなんで、試してみてもらいたいんだ」
蓮「どうせろくなものじゃないでしょうけど……で、何の発明?」
沙衣「盛本くんが>>3するスイッチさ」
俺になる
蓮「え?どういうこと?なるする?」
沙衣「どういうって、言葉通りだよ」
蓮「なるほど、日本語ができなくなるスイッチね」
沙衣「くれぐれも悪用するんじゃないよ」
蓮「わかったわ」
雨柚「あ、長倉さーん。こんにちはー」
蓮「盛本さん」
雨柚「あれ?その持ってるの何ですか?」
蓮「スイッチオン」
雨柚「部長がクリエイトしたマシーンですね」
雨柚「部長はジーニアスですねー。プッシュしたら何がハップンするんですか?」
蓮「ルー語じゃないの」
沙衣「おかしいね。そんなはずはないんだが」
沙衣「調整不足だね」
沙衣「じゃあ次はこのスイッチだ」
雨柚「これはハウマシンですか?」
沙衣「委員長、鬱陶しいからもう戻してくれ」
雨柚「うっと……!?ホワイそんな酷いことセイするんですかー」
蓮「ポチッとな」
沙衣「このスイッチは盛本くんが>>10するスイッチさ」
俺になる
蓮「沙衣、あんた日本語おかしいわよ」
沙衣「何を失礼な。これはそういうものなんだ」
蓮「ふーん?」
沙衣「押してみてよ」
蓮「はいはい」ポチッ
雨柚「ミーは何か部長にバッドなことドゥーイットしちゃいましたかね……」
蓮「同じじゃないの」
沙衣「そんなバカな……」
雨柚「部長……ホワッツをしたかアイドントノウですが……ソーリーでした」
沙衣「……このままでは盛本くんが日本語のできないバカになってしまう」
蓮「…………」ポチッ
雨柚「部長……ごめんなさい……私……」
沙衣「汚名返上だ。次はこのスイッチだ」
雨柚「ぐすん……無視された……」
蓮「あーあ可哀想」
沙衣「ぐっ……こ、これは盛本くんが>>15するスイッチだ」
惑星ウドにワープ
蓮「なに?それ?」
沙衣「まぁまぁ押してみたまえ」
雨柚「……あれ?もしかして私、部長の発明のせいで……?」
蓮「どれ」ポチッ
部長の放った発明が、科学部の部員の己を打ち砕く。
飛び散る破片とともに、見えなくなる自分。
遙かな宇宙の彼方、もう一人の自分を映し出す鏡を求めて、宇宙へ。
次回「もうやってられるか。帰る」。
この身体の中に潜むものは、何だ。
くぅ疲
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