男「世界征服?」女「そうよ」 (52)
オリジナル作品です。
更新は遅いです。書き溜めとかは無いですよ。
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河川敷
女「それで協力するのしないの?」
男「うん。いいよ?」
女「え?」
男「いい」
女「ちょっと待って。え? 本当に?」
女「世界征服よ? 普通馬鹿にしない?」
男「?」
男「そんなことより、その秘密基地はなに?」
女「ひ、秘密基地じゃないわよ! 私の家よ!」
男「ビニールシートで出来た家……」
女「悪かったわね! ここが私の家であり世界征服するためのアジトよ!」
男「そう。でも、危ない。女の子が一人でそんなところに住んでたら」
女「な、なによ。関係ないでしょ」
女「それに、あんたはそれでいいの?」
女「自転車で走っていたところを急に掴まれてここまで連れて来られて」
女「それで、見も知らない女に世界征服の手伝い頼まれてイェスって答える?」
男「? 頼んできたのはあなた。断る理由も無い」
女「メリットが無く、デメリットしかないのに普通は頷かないわよ!」
男「それじゃあ、あなたは俺が断ると思ってここまで連れてきた?」
女「99%無理だと諦めてたわよ」
女「他にもいろんな人にやってみたけど頷く人なんて一人もいなかったし」
男「そう。可哀想」
女「な、なんで同情出来るの?」
男「でも、チャレンジすることは素晴らしいと思う」
女「褒めるほどのことじゃないわよ」テレテレ
女「まぁ、いいわ」
女「あんたは隊員第一号として任命するわ」
男「うん。わかった」
女「じゃあ、なにか質問ある?」
男「具体的に、世界征服ってなにをすれば?」
女「それは——」
女「ま、まだ考えてないわ」
男「……そう。決まったら教えて」
女「決まり次第、そうするわ」
女「でも、世界征服をした後、どういう世界に書き換えるのかは決まっているの」
男「聞かせて」
女「みんなが幸せになれる世界に変えるのよ」
女「私がこの世界を統治して飢えや貧困を無くすの」
女「戦争もいがみ合いもぜーんぶ無くす!」グ
女「そして、みんなが笑って暮らせる世界を形成するのよ」
女「どう、凄いでしょ?」
男「うん。凄い」
男「じゃあ、質問」
女「いいわよ」
男「人々を幸せにするには具体的にはどうやる?」
女「そ、それもまだ考えてないわ……」
男「決まったら教えて」
女「そ、そうするわ……」
女「とりあえずは!」
女「具体的になにをやるのかは決めてないけど世界征服をするの!」
女「いい!?」キ
男「うん。わかった」
女(随分素直に頷くわね……)
女(無機質っていうか感情が読み取りにくくてやりにくいったらありゃしないわ)
男「そういえば、自己紹介まだだった」
女「あぁ、そうだったわね」
男「俺は男。年齢は18。よろしく」
女(わ、私より年上……)
女(学生服着てるから同じくらいだと思ってた……)
女「私は女よ。年齢は16。よろしくね」
男「うん。よろしく」
女「自己紹介が終ったところで今後の作戦について——」
男「そんなことより、ここにはいつから住んでるの?」
女「別にそんなのどうだっていいじゃない」
男「……」キ
女「わかったわよ。そんな怖い顔しないで」ハァ
女「そうね。今日で一週間くらいかしら?」
男「そう……」
女「……」
男「ホームレス?」
グサ
女「せ、正解……かな?」シュン
男「なんでこんなところに?」
女「勿論、世界征服のためよ」
男「世界征服は普通の家じゃ出来ない?」
女「そ、そうよ。出来ないわよ?」裏声
男「そういうもの?」
女「私は嘘をつかないわ」
男「……」
男「もしかして、家を飛び出してきた?」
女「……」
女「そうよ」
女「悪い?」キ
男「悪くない」
女「大体親に私は世界征服するって言って家に居られると思う?」
女「絶対無理よ。だから私は親に言う前にとっとと家を出たわ」
女「無一文で出てきたから当然、家なんか借りられるわけも無く」
女「仕事にだってありつけていないわ」
男「そう……」
女「まぁ、でもあの家に比べればこの家は快適ね」
女「それに、あなたが言ったとおり秘密結社のアジトっぽいでしょ?」ニコ
男(秘密基地って言った)
男「変な人に襲われたりしてない?」
女「変質者より警察官のほうが怖いわ」
女「それに、私は護身術を身につけているから大丈夫よ」
男「そう。よかった」
男「なら、俺の家に来ればいい」
女「え?」
男「ここは危ない」
女「確かにもしものことがあったらいやだけど……」
女「親御さんが嫌がるでしょ?」
男「一人暮らし」
女「な、なるほど」
女「で、でも! 私は見ず知らずの人間。なのに家に招くものなの?」
女「私がいうのもなんだけど、怪しいわよ?」
男「一緒に世界征服する」
男「なら、一緒に居たほうが便利だと思う」
女「それはそうだけど……」
男「遠慮は要らない。困っていそうだから」
女「そりゃ……困ってるわよ」
女「朝だって寒いし……」
男「だったら」
女「……わかったわよ」ハァ
女「その代わり変なことした殴るわ? それでもいい?」
男「わかった」
男「家はすぐそこだから」
女「わかったわ。荷物纏めるから待ってて」
男「うん」
——10分後——
女「お待たせ。それじゃいくわよ」
男「うん」
男「自転車の後ろ乗って」
女「わかったわ」
女「……」ピタ
男「……」
男「どうかした?」
女「別になんでもないわ!」
女「ただ、ちょっと私は歩いてもいいかなぁ……って」
男「もしかして、乗れない?」
女「……はい」シュン
女「だって仕方ないでしょ! 私二人乗りなんてしたことなんてないもん!」
男「わかった。乗り方教える」
女「本当?」
男「嘘つかない」
男「やり方は簡単でここに腰を置くだけ」
女「や、やってみるわ」
ストン
男「うん。それで大丈夫」
女「な、なんだ。思ってたより、簡単ね」ホ
男「それじゃあ、発進」ガチャン
女「うわ、ちょっと急に走り出さないでよ!」
グラグラ
女「これ大丈夫!? 倒れたりしないでしょうね!」腰にギュ
男「問題ない」
女「わわわ、ば、バランス悪いって!」ギュウウ
男「そんなに強く腰を握らないで」
女「握らないと落ちちゃうでしょう!」
男「確かに」
女「わかればいいのよ」
ガチャン
女「ってー! スピード上げたでしょ!」
男「ごめん」
——40分後——
男自宅前
女「……」ゲッソリ
男「どうしたの?」
女「どうしたもこうしたもないわよ!」
女「どうしたら一キロもない道を40分かけて到着するのよ!」
男「……あ」
女「なに、納得したような顔してるのよ!」
男「でも、時間がかかったのは人助けをしていたからであって」
女「そんなの見ればわかるわよ!」
女「その回数が異常だって言うの!」
今日はここまで
女「どうしたらあんな風に、困っている人と遭遇するのよ」
男「さぁ?」
女「さぁって!」
女「まぁ……ああやって人助けすることは悪くないわ」
女「私も嫌いじゃないし」
男「うん」
女「むしろ、正しいことだと思っているわ」
女「でも、その人を助ける瞬間! 私の扱いが酷すぎない?」
———
女「自転車って案外気持ちいいものね」
男「風が気持ちいい」
女「自転車に乗ったことなんてなかったけど……」
女「こんなに心地がいいものならもっと幼い時に乗ってみたかったわ」
男「……ん?」
女「どうかしたの?」
男「あれは」
女「え?」
ガシャン
女「ちょ!? 自転車放り投げて——って」
女「わぁぁ!」
ゴロゴロゴロゴロ
ドテン
男「大丈夫ですか?」
老婆「あぁ……ちょっと荷物が重くてね……」
老婆「でも、もう少しで家に着くから」
男「なら、持ちます」
老婆「でも」
男「遠慮せずに」
老婆「そうかい。なら、お願いしようかね」
男「はい」
老婆「最近の子は優しいねー」
男「……」ニコ
女「……」ムス
男「どうかしたの?」
女「私の格好を見てそれがいえるのね」
男「草まみれだけど……」
女「あんたが自転車から離れたせいで私は体勢を崩して川のほうに落ちっていったの!」
女「おかげで体は草まみれ!」
女「幸い川に落ちることはなかったけど一歩間違えたら大惨事よ!」
男「ごめん」
女「ちゃんと反省しているんでしょうね?」
男「うん」
女「……ならいいわ。私は寛大だから」
女「次からは気をつけてよね。まったくもう」
男「善処します」
チャリンチャリン
女「それにしても、あなた体大きいわね」
女「180後半は絶対あるでしょ?」
男「うん」
女「なにかスポーツでもやってたの?」
男「格闘技を少しだけ」
女「本当!? でも、人を傷付けるスポーツってあんまり好きじゃないのよねー」
女「なんで、あんな好き好んで殴り合っているのか理解できないわ」
女「馬鹿なんじゃないのかって思うわ」
男「俺も、あんまり好きじゃない」
女「じゃあ、なんでやってたの?」
男「わかんない」
男「ただ、親にやらって言われたから」
女「なにそれ?」
女「じゃあ、あんた自分の意思はどこに置いてきたの?」
女「好きじゃなかったら断ればよかったじゃない」
男「……」
女(なによ。急に黙り込んじゃって)
女(もしかして……聞いちゃ不味いことだったのかな?)
訂正 男「ただ、親にやらって言われたから」バツ
男「ただ、親にやれって言われたから」○
男「あ」
女「どうかしたの?」
ガチャン
女「嘘、また!?」
女(お、落ち着くのよ私)
女(今回はしっかりと踏ん張れば問題ない舗装された道)
女(アスファルトの上にしっかり足を置けば転ぶことはないわ!)
ジャボン
女「え」
男「どうかしましたか?」
サラリーマン「すいません。コンタクトレンズを落としてしまって」
男「手伝いますよ」ニコ
サラリーマン「いいんですか?」
男「いいですよ」
サラリーマン「ありがとうございます!」
女「……」ムス
男「どうかしたの?」
女「へー。そういうこと聞いちゃいますか」
女「聞いちゃうんですね!」グイ
男「顔近い」
女「わ・た・しの! 右足をみなさい!」
男「濡れてる」
女「また、あんたのせいでこうなったの!」
女「側溝の中に足を突っ込んじゃったのよ!」
男「……」
女「……」
男「それは大変。一体誰が」
女「あんたが原因だって言ってるでしょうが!」
女「あぁ……もうなんかいい」
女「今日一日どっと疲れてるわ」
女「早く連れて行って」
男「わかった」
女(反省の色とか無いし……)
女(悪気は無いみたいだから強くは怒らないのよね)
チャリンチャリン
男「……女はいい所で育ったの?」
女「どうしてそう思うの?」
男「髪型とか肌とか綺麗だし」
男「顔の形も整ってて気品があるから」
女(鈍感かと思ったら鋭いし……)
女(本当に掴み所がないわね)
女「隠したってしょうがないから白状するけど、そうよ」
女「私は世間一般ではお嬢様って扱いでしょうね」
女「この前まで通ってた高校だってお嬢様学校だったし」
女「まぁ、陰湿なやつらの集まりで私には合わなかったけどね」
男「学校もやめた?」
女「そうよ」
女「家を飛び出すと同時に学校に退学届けを出したわ」
男「そう」
女「……それ以上は聞かないのね」
男「聞いてほしいの?」
女「いや……別にいいわ」
男「あ」
女「来たわね!」
ガシャン
女(今度は大丈夫よ)
女(側溝もないし平坦な道)
女(足をつければ転ぶことはない!)
ピタ
女「ふふ……勝ったわ」キリ
バチーン
女「イタ!」
男の子「おばさーん。そこにある野球のボールとってくれない?」
女「……」ユラユラ
女「おば、さん?」
女「教育ね」
男の子「ヒ!」
ブロロロン
男「ふ!」ガシ
女の子「わわわ!」
クラクション
男「危なかった」
男「大丈夫?」
女の子「……」コクコク
男「急に飛び出したら危ないよ」ニコ
女の子「はぃ……」
女「……」ムス
男「ごめん」
女「今回ばかりはあんたは悪くないわ」
男「そう。良かった」
女「全く、最近の小さな子は……」
女「さぁ、行きましょうか」
女「若人に社会の厳しさも教えてあげられたし」
男(女だって十分若人)
男「出発するよ」
女「今度はなにもないことを祈るわ」
———
女「思い出しただけでも頭が痛くなってきたわ」
女「おかげで洋服も靴下も汚れだらけよ」
男「お風呂入る?」
女「……変なことしないでしょうね?」
男「……」
男「あ、買い物してくるの忘れた」
女(こいつに限ってないわよねー……)
女「まぁ、だったらお言葉に甘えて借りさせてもらいましょうかね」
男「冷蔵庫の中に——」
女「人の話を聞きなさいよ!」
とりあえず今日はここまで
今日こそは書く。いや、書いてみせる。
女「まぁ、いいわ。それは一旦置いておいて……」
女「予想外って言うか……あなたの家、大きすぎない?」
男「? 普通」
女「いやいやいや。高校生の一人暮らしってこう……」
女「勝手なイメージだけどぼろいアパートとかじゃないの?」
男「そういうもの?」
女「私はそう思うわ。個人的な意見だけど」
女「家賃は親持ち?」
男「うん。男なら一人暮らしの一つくらいしてみろって」
女「なるほどねー」
女「けど、こんなマンション借りられるって事は相当なお金持ちじゃない?」
男「……そうかもしれない」
女「そうかもしれないって」
女「自分の家のことでしょ?」
男「あんまり意識したこと無い」
女「そ、そう……」
女「それにしても、坊ちゃんだったとわ驚いたわ」
女「もしかして許婚の一人でもいるの?」
女「ここまで豪勢なマンション借りられるような家なら」
女「そういう、古いものを押し付けられたりするものだと思うけど」
男「昔……いた」
女「え? いたの?」
男「……」
女(昔……ね。触れないほうが身のためかもしれないわね)
男「とりあえず家に」
女「そうね。私は あんた のせいで疲れてるし」
女「まぁ、私のような美少女を家に入れられるんだから幸運に——」
男「……」スタスタ
女「だから、人の話を聞きなさいよ!」
男「?」
女「なんで、きょとんとした表情をするのよ!」
女「このノロマ!」
男「ごめん」
女「謝れば許されるのは小学校までよ!」
女「いい、大体あんたはね——」クドクド
今日はここまで
大量に投下する日は絶対に設けるんで待っててください。
何に対しての「ノロマ」なんだ?
俺の頭が悪いのか
>>42
怒っている意味をすぐに気付くことが出来なかったからです。
家
女「それにしても本当に広いわね……」
男「そう?」
女「どう考えても一人暮らしするのにこの広さはおかしいでしょ?」
男「不便はしてない」
女「いや、逆に不便な部分を聞いてみたいわ……」
男「とりあえず、お風呂」
女「あー。そうだったわね」
女「シャワーだけでいいから」
男「でも、湯船に使ったほうが」
女「……私としてはそっちの方がいいんだけど、早くお風呂に入りたいから構わないわ」
男「もしかして、遠慮?」
女「ち、違うわよ! あんたが勝手に連れてきたのに遠慮なんかするわけないでしょ!」
男「別に構わないのに」
女「そう! そう言うなら使わせてもらうわ!」
女「ほら! さっさと用意する!」
男「わかった」スタスタ
男(素直じゃないなー)
女「全く。遠慮なんかしてないわよ」ボソ
女(まぁ……感謝はしているけど)
女「ってー。あいつの勝手なお人好しでここにいるだけなんだからそんなこと感じる必要ないでしょ」
女「そうよ。別に私はあそこでずっと一人でも構わなかったわ」
女「寂しくなんかなかったわよ」ボソ
女「……」
男「お湯が沸くまで少し待ってて」
女「……!」ビクン
女「え、ええ。わかったわ。悪かった——じゃなくて」
女「当然の働きね」
男「当然なのか」シュン
女「あ、いや。今のは別に感謝してなかったわけじゃ……」
男「そう」ケロ
女「……」ムス
女「わざと落ち込んだ素振りしたでしょ」
男「素直じゃないから」
女「私のどこが素直じゃないって言うのよ!」
女「もう知らないからね!」プイ
男(怒らせちゃった)
男「……」
男「ご飯。なに食べたい」
女「……」
男「ねぇ?」
女「……餌で私は釣れないわよ」
男「リクエストが合った方が献立考えるのに手間が無い」
女「……ハンバーグ」ボソ
男「わかった。待ってて」スタスタ
ガチャン
女(私を置いて出て行っちゃったし)
女(無警戒過ぎるでしょ)
女「本当に変った男ね」
女「あ」
女「これって……」
女「テレビ、よね?」
女(お父様がテレビを見ると馬鹿になるとかって理解できない理屈を捏ねてたっけ)
女(結局、私ですらあの家に居る間は見せてもらえなかったのよね……)
女「……」
女「あいつの家の物だけどちょっとだけ見てもきっと怒らないわよね?」
女「でも」
女「どうやれば見れるのかしら……」
女「そうよ。まずは電源を入れるのよ」
女「えっと……電源は?」
女「んん? ちょ、ちょっと! どこにもないじゃない!」
女「ど、どうなってるの?」
女(お、落ち着くのよ私)
女(少しばかり視野が狭くなってるわ)
女「探せば必ずどこかに……」
——五分後——
女「画面のどこにもそれらしいものはないし後ろにも無い……」
女「一体どこにあるっていうの」
女「そうだ! エアコン同様、リモコンがあるはずよ!」
女「それを使えばいいんだわ!」
女「ちょうどそれらしいものが机の上にあるし」ヒョイ
女「……」
女(ぼ、ボタンがいっぱいある)
女「にゅ、入力切替?」
女「よく分かんないけど、きっとここの赤い電源ボタンが正解のはず」
ポチ
女「あれ? なんで真っ暗なの?」
女「あ、でも画面の左下の部分は青くなってる……」
女(とりあえず適当なボタンを押して……)
女「こ、壊れたりしないわよね?」
女「だ、大丈夫かしら」
女「この放送切り替えってところを押してみましょうか」
女「地上D。BS。CS。地上A……」
女「うーん。じゃあAでやってみましょうか」
ポチ
ザーーー!
女「きゃぁぁ!」
———
男「ただいま」
ザーーーー
男「テレビ?」
女「……」ガクブル
男「ソファの後ろに隠れてる」
女「お、遅かったじゃない!」
女「て、テレビがおかしいのよ!」
女「なんか人とかでてきそうなんだけど!」
男「……」
女「ど、どうにかしてよ! こ、怖いわけじゃないけど絶対あれはやばいわよ!」
男「壊した?」
女「え!? あれって壊れてるの?」
男「うん」
女「えっと、だとしたら。その。ご、ごめんなさい」
男「……」ピ
テレビ音
女「え?」
女「壊れてなかったの?」
男「あんまり弄らないほうがいい」
男「次は本当に壊しちゃうかも」
女「……はい」シュン
今日はここまで。
明日か明後日に大量に投下したいと思います。
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