龍田「天龍ちゃんにはね…？私しかいなのぉ…」

天龍「そ…そうなのか…？」

龍田「そうよぉ？みんな言ってるわぁ？天龍なんて旧式だって」

天龍「で…でも俺には遠征があるし…」

龍田「それもねぇ…鬼怒ちゃんに取られちゃったでしょう？」

天龍「そ…そんな！」

龍田「でもぉ…安心してね？」

龍田「私だけはぁ…天龍ちゃんの見方だからねぇ…？」

天龍「龍田…！」

巻雲「見てるだけでいちゃいちゃが伝わってきますね…」

秋雲「いわゆる孤立誘導型のヤンデレの典型だね」

提督「それはどうかな…？あれじゃ縛りが甘すぎる！」

提督A「おーい天龍！飯でもどうだ？」

天龍「！…お、俺は…いい…」

提督A「ん？何でだ？」

天龍「俺みたいな役立たずにかまってないで…他のやつと食えばいいさ…」

提督A「あのなぁ…役立たずな訳ないだろ？ほんとの役立たずならこの鎮守府に置いてねえよ！」

天龍「で…でも…俺なんてほんとは恐くないし…強くもないし…遠征には阿武隈や鬼怒がいるし…」

提督A「俺が必要だって言ってんだよ！…それにお前は恐くないかもしれんが可愛いしな」

天龍「…！か…かわいい…？俺が…か？」

提督「何度も言わせんな！お前は可愛いよ！ってかお前のことが好きだったんだよ！」

天龍「…！」ｷｭﾝ

秋雲「なにあれ」

提督「あれが縛りが甘かったせいで提督に相方を奪われた艦娘の一例だ！」

秋雲「じゃあどうするのが龍田さん的には正解だったの？」

提督「更なる縛り、監禁だ」

巻雲「そもそもあれって縛るっていうんですかね…」

？？？「あれはれっきとした縛り行為だよ」

秋雲「誰ですか…」

提督「あ…あなたは！」

巻雲「お知り合いですか？」

提督「ええい！頭が高い！今すぐ礼をするんだ！」

提督「このお方は縛り続けて30年、縛りのプロフェッショナル縛リストの司馬利一さんだ！」

司馬「説明ありがとう提督くん」

提督「こちらこそお目にかかれて光栄です！」

秋雲「よくわかんないけどおじさんが縛りのプロな訳だね？」

巻雲「でも縛りってなんなんですか？」

提督「あんなちょうどいいところに吹雪が居たから聞いてみよう」

吹雪「え…？縛り…ですか？」

吹雪「えっと…資源ごみ出すときとか…あと縛られてるものならハムとか…」

提督「普通だな」

吹雪「ふ…普通はいやだぁぁ！！！」ﾀﾞｯ

秋雲「あ…逃げた…」

司馬「じゃあ早速縛りについて教えようか」

イムヤ「…」めるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめる

『今日もキス島デコイ大変だったね』

『全くでち…いい加減潜水空母になりたいでち…』

『しおいは羨ましいのね…最初から潜母だから使われにくいのね…』

『せ…せーらんさん産まなきゃ…』

『あ…ごめんなのね…』

イムヤ「…明日も早いし寝よ」ﾋﾟｺｰﾝ

『イムヤさん…いいですか？』

イムヤ「ゆ…ゆーちゃん…」

イムヤ（新人だから…話してあげなきゃ…）めるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめる

イムヤ（やっと終わった…今度こそ寝よ…）ﾋﾟｺｰﾝ

『この間聞きたがっていた話なんですが…』

イムヤ（は…はっちゃん…！気になる…）めるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめるめる

イムヤ（結局一時間しか寝れなかった…）

秋雲「あれは？」

司馬「あれはここ最近問題になってる便利なSNSの縛りだね」

司馬「手軽に通信ができるからついつい手を伸ばしてしまって、結局束縛されるんだ」

提督「知らずのうちに相手を束縛してるからな…思ったより厄介だ」

巻雲「たしかに夜中ほど掲示板とかにのめり込んじゃいがちかも…」

提督B「おや、何か楽しそうなことをしてますね」

秋雲「この人は？」

提督「あ…あなたは！建造縛り提督！まさかお目にかかれるとは…！」

巻雲「建造縛り？」

提督「このお方の母港を見ろ！」

秋雲「あ…そういうことか…チュートリアルがまだでてるね」

巻雲「てことは今まで建造してこなかったんですか！？」

提督「しかもこのお方はいわゆる10日組だ！」

秋雲「そんなに長い期間建造なし！？」

提督B「いやぁ…そんなにすごい訳じゃないですよ」

提督「恐ろしいことに毎回イベントを甲でタイムアタックしてるんだ…しかも全部最終海域まで攻略しているし掘りもばっちりだ」

秋雲「おそろしや…」

司馬「縛りは素晴らしい文化なんだよ！みんなも縛ろう」

･最終海域にまるゆをいれてみる
･自然回復教に入信してみる
･バケツと資源を使いきってからイベント挑戦
･西村艦隊縛り
･無課金
･4-5に水雷戦隊で挑む

大淀「でも縛って失敗したら元も子もないですよね」

提督「いつの間に…！」

司馬「た…確かに…」

秋雲「それに縛られてたから解放されて大変なことになる人もいるよね」

提督C「…」

提督「あの人は？」

大淀「あの人は今まで無課金で頑張ってきた新人提督ですね…ちょっと様子を見てみましょう」

提督C（くっ…今まで母港を解放してこなかったが…イベントの度に圧迫されている…）

提督C（む…睦月型は他の駆逐艦を遠征に出して代用して…戦艦も一部の高火力を残して…）

明石「別れは辛いですよね…母港を増やせば辛くなくなりますよ…？」

提督C（するしかないのか…！）ｶｷｰﾝ

提督C「すげえ！イベントの度に考える必要なくなった！」

明石「よかったですね！今までの編成任務…溜まってないですか？」

提督C「で…でも今まで切り捨ててたから任務用の子が…それにその子たちが来たらまた母港が…」

明石「増やせるのは一回だけじゃないんですよ！」

提督C「あ…そっかぁ…」ｶｷｰﾝ

提督C「やったよ明石さん！編成任務もかなり進んだよ！」

明石「よかったですね！あ…この家具素敵じゃないですか？」

提督C「でも…家具職人いないし…」

明石「家具職人も取り扱ってますよ！」

提督C「ほんとに！？この家具気になってたんだ！」ｶｷｰﾝ


提督C「キラ付け面倒だなぁ…」

明石「間宮伊良湖も取り扱ってますよ！」

提督C「すごい！便利！」ｶｷｰﾝ

巻雲「歯止めが効かなくなるんですね」

大淀「最初からある程度の課金をしておけば快適にプレイできたんですけどね…」

秋雲「ちょっとした軽犯罪とかそんな感じだよね」

･一般向けしか描いてなかった→成人向け書き出したら人気が増えて成人向けしか出さなくなる
･信号機黄色だけどいいか…→赤だったけどしゃあない、止まれないとこまで来てたし
･電車のなかで電話したっていいか…
･H×H毎週書く必要はないか…→超不定期連載に
･今日は演習5勝の任務しなくていいや…

巻雲「た…確かに堕落してる…！」

秋雲「小学校とかいちいち変なとこまで縛りたがるよね」

提督「手を挙げて発言なんて小学校くらいまでしかしてなかったな…」

夕張「ということでルールを緩くしましょう！」

提督「うわっ…またいきなり…」

大淀「司馬さんは緩くてもいいんですか？」

司馬「緩くてもちゃんと縛ってればいいかな」

夕張「ルールを緩くすればみんなが幸せになるはずです！」

夕張「強い縛りの匂い！」ﾀﾞｯ

提督「あっ！こらっ！あまり緩くしすぎてはいけない！」

大本営「E3は連合で第二艦隊には軽巡以上と雷巡いれたら反れるからね」

提督たち「やめろー！自由な編成でいかせろー！」

夕張「緩く！」

大本営「あー…編成？なんでもいいよ…連合に駆逐艦二隻？いらないいらない」

大本営「全部能動分岐でいいわ…」

大本営「札？今回からなしね…高速低速？なんでもいいわ」

提督たち「神運営！さすが！やってくれると信じてた！」

提督「あぁ！そんなことしたら！」

提督たち「全部大和型とアイオワとスパ子とﾛｯｺｰｾﾝと一航戦と大鳳と雷巡でいいや」

提督たち「んんｗｗｗｗ駆逐艦にはかわいさ以外の役割がありませんぞｗｗｗｗ」

提督たち「なんか最近資源たいして貯めなくてもいけるし普段はしなくていいや…」

提督「やっぱり！大変なことに！」

夕張「もっと！縛りを緩く！」

提督「やめろー！」

･兄弟で結婚できるように→異常固体が産まれる
･〆切を緩く→週刊紙が消える
･単位を緩く→誰も学校に来ない
･ゆとり教育

提督「あぁ…やっぱり大変なことに！」

夕張「ｻﾐﾀﾞﾚﾁｬﾝ…ｱｯｱｯ…」

五月雨「…」ｽﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

提督「大変だ！地縛神様の結界が…！」

大淀「当て身」

夕張「うぐっ…」ﾊﾞﾀｯ

夕張「こ…ここは…」

提督「やっと気づいたか…何であんなことしたんだ…」

夕張「私は…ただ…五月雨ちゃんと結婚したかっただけなのに…！」

五月雨「夕張さんが望むなら…私…」

大淀「なんですかこれ」

吹雪「あ！居ました！しれーかーん！」

提督「おや、吹雪じゃないか…さっき逃げ出したと思ったのに」

吹雪「普通と言う概念に縛られなくなってみました！」

提督「え？」

吹雪「司令官も一緒にいきましょ！あっちの世界はすごいですよ！」

提督「や…やめろ！そんなトゲつきの鉄球振り回したりナイフ投げたり砲をこっちに向けるなぁ！」

秋雲「説明大変だね」

提督「普通じゃないー！！！！」

おわり

司馬「実は私服の下は亀甲縛りしてるんです」

大淀「そうですか」