僕がまどか☆マギカの世界に?(355)

※注意

・遅筆
・日本語がだいぶおかしい
・オリ主
・オリ主×ほむほむ

これらが大丈夫な方のみこのssを見ることをお勧めします。

IDがころころ変わります。

ん?此処は...

貴方、もう一度人生をやり直す気はないかい?

できるものならもうとっくにやり直してる...

貴方のその無駄に生きた経験を他の世界で活かす気はないのかい?

うるさい人ですねぇ...貴方なんかに僕の何がわかるってゆうんですか?

...貴方、名前は?

まず自分から名乗るのが先でしょう?

それもそうですね

私はーーーーー

なに言ってるのかわからないですよぉ

あ?なんかくらい穴が...うわああああぁぁ!

ぁぁああああ!


ガン!



痛ったい...ん?此処は...また変なとこに来たのか?僕は...

ん?なんだこの黒い錆まみれの物体...本?

ジャキンッ!

これは...剣?こんな大きい剣振れる人なんているのか?

他に何が無いのか?

この2ページ目にある剣...この大きさなら振れる?

いやッ!そんなことよりッ!

「此処...どこぉ?」

「家?アパートの一室みたいだなぁ」

「とりあえず外に出てみよう」

「?なんか目線が低い」

「心なしか体が軽い気もする...」





「ゑゑゑゑゑゑぇ!」





「小さい!なんで?!

「だから目線が低かったのかぁ」

「...外行こ」

「うわぁ~なんだか見えるものすべてが大きく見えるなぁ~」

「裏路地...なんだか危ない気がしてきたなぁ」

「なんか周りの景色が歪んで...?!」

「なに?またなんかされるの?」

「とゆうかなにこのファンシーな空間...なんかヒゲ生やした毛玉と魚がフュージョンしたような生き物...なんか俺を捧げるとか言ってるし...」

「...あ~あ、武器持ってくればよかった」

「?本が浮いてる...この本僕についてきてたのか?だとしたら...」





ジャキンッ!





「使えってことなのか?」

「...なら遠慮なく使わせてもらいますよッ!」

「たりゃぁぁぁぁああ!」


ズバッ


「この感じ...馴染む...初めて振る剣の筈なのに...」

「...周りの景色が止まってる?」

???「貴方...こんな所でなにをしているの!」

「?!誰ですかッ!」

「この世界に僕以外に魔力を宿す人がいるなんて...」

???「とりあえず、この結界を出てから話をしましょう」

???(あの剣...魔力を反射してる?いえ、打ち消しているの?)

タッタッ

「...もういいんじゃ無いですか?」

???「そうね、もうすぐ結界を抜けるわ」

(あの時剣をしまい忘れたせいかもの凄く警戒されてるなぁ)

???「もう一度聞くけれど、貴方何故あそこにいたの?」

「裏路地を歩いていたら...とゆうかなぜ魔力を体に宿しているのですか?普通の人に魔力なんてもの到底宿せるものじゃ無いですよ?」

???「貴方にそれを聞かれる権利も聞く権利もないわ」

ガンッ!

???「!!」

「...せっかく親切に聞いているのに何処に行くんだ?」

???「ヒッ...」

「すみません、少し怖かったですよね?」

神無月「僕は神無月、天道神無月、君は?」

ほむら「...暁美ほむらよ」

神無月「よろしくお願いしますね、暁美ほむらさん」ニッコリ

ほむら「...」///

神無月「どうしたのですか?」

ほむら「!!なんでも無いわ」

神無月「さっきのことをお詫び申し上げたいのですが...」

ほむら「礼には及ばないわ」

神無月「そう言って頂けると助かります」

ほむら「そう...」

神無月「あの...」

ほむら「何?」

神無月「僕って何歳に見えますか?」

ほむら「はぁ?」

神無月「いっ、いえ、僕っていつも年齢を間違えられるものでして...」

ほむら「大体、中学生...そうね、一年生くらいでしょうか...」

神無月(僕ってそんなに小さくなっていたのか...)

ほむら「どうしたの?」

神無月「いえ、なんでもありません」

神無月「それより、暁美ほむらさんは」

ほむら「ほむらでいいわ」

神無月「...ほむらさんはどのような経緯で魔力を宿したのですか?」

ほむら「それを話すと長くなるわ。...今から私の家に来ない?」

ほむら(少し親しくした方がこのイレギュラーを監視しやすそうね)

神無月「え?」

神無月「僕は問題ありませんが、ほむらさんのご両親もあるわけですし...」

ほむら「私は一人暮らしだから問題無いわ」

神無月「はぁ...」

ほむら「あら?そんなに私の家に来るのが嫌なのかしら?」

神無月「いえッ!決してそうゆうわけではございませんッ!」

ほむら「そ、そう」

ほむら「それで、貴方の荷物は?」

神無月「この魔力で創った本に入ってます」

ほむら「じゃぁ、行きましょうか」

神無月「はい」

移動中...

神無月(この道...裏路地に来るまでの道と同じだ...)

神無月(まさかとは思いますが...)

ほむら「着いたわよ」

神無月「...」ダラダラ

ほむら「どうしたの?そんなに冷や汗かいて」

神無月「あ、いえ」ダラダラ

神無月(やばいぞっ!このアパート僕が出てきた部屋と全く同じだったッ!)

ほむら「あら?鍵が開いてる...」

神無月「な、何故ですかねぇ」

ほむら「何を挙動不信に...まさか、貴方...」

神無月「えっ何がですか?」ダラダラ

ほむら「貴方...」ジド目

神無月「」バタッ

ほむら「まさか...って大丈夫?!」

神無月「」

ほむら「とりあえず、家に運ばないと...」

神無月(なんか...眠い...どうしようもないくらい...)

神無月(長い黒髪...駄目だ...眠い...」

神無月「zzz...」

ほむら「...気絶しながら寝るなんて、全く」

ほむら(改めて見てみると結構整った顔をしているわね)

ほむら(...このひと束だけ筆みたいに尖っている髪の毛...)

ツンツン

ほむら(ふわふわしてる...って私ったら何をしているのよ!)

髪型的にはSS2悟飯の逆立ってる髪を全部おろして、前髪のあのひと束垂れてるとこがあって、髪が白くなったのを想像してもらえばわかります。
(体格的には一方通行を少しソフトマッチョにした感じです)

ほむら「私もそろそろ寝ようかしら...」

ほむら(そういえば、今ベットに寝てるのって...」

ほむら(やっぱり起こした方が良さそうね)

ほむら「神無月、起きなさい」

神無月「はい~」

ほむら「どいてくれるかしら?そこは私のベットよ」

神無月「あ、すッすみませんでしたぁ!」

ほむら「気にして無いわ」

神無月「で、では僕はこれで...」

ほむら「貴方、家はあるの?」

神無月「あ、」

ほむら「無いのでしょう?だって、貴方一度私の家に無断で入ったじゃない」

神無月「...」

ほむら「それで、どうするの?」

神無月「...少しの間、居候させてください」

ほむら「よく言えました」

神無月(僕は犬ですか...)

ほむら「でも、ある程度は生活費も払ってくれないと」

神無月「お金は結構あるので大丈夫です」

ほむら「それは...ブラックカード?!」

神無月「これだけあれば問題ないと思うのですが...」

ほむら「貴方...何者?」

神無月「えっと...人間?」

ほむら「プッ、」クスクス

神無月「な、なんで笑うんですかぁ!」

ほむら「いえっ、少し可笑しかったから」クスクス

神無月「なんか少し傷つきますね...」

ほむら「ごめんなさいね」

神無月「謝られる程では...」

ほむら「ふふっ、そうね」

ほむら(久しぶりに笑った気がする...)

神無月「あの...ほむらさん風呂入らないんですか?」

ほむら「魔力で汚れが付かないようにしているから大丈夫よ」

神無月「ちょっと外に行ってきますね」

ほむら「わかったわ」

神無月「汚れを...全反射して...」

神無月「これで大丈夫ですね」

ほむホーム

神無月「ふぅ」

ほむら「寝ないの?」

神無月「いえ、いつも座って寝ているので」

ほむら「駄目よ、きちんと横になって寝なきゃ」

神無月「多少の疲労は魔力でどうにかなりますから」

ほむら「そう」

神無月(僕は犬ですか) ×
神無月(僕は子供ですか...)○

誤字すみません。

ほむら「私は先に寝させてもらうわ」

神無月「わかりました」

ほむら(明日、インキュベーターがまどかに契約を迫る筈...接触する前に確実に殺らないと!)

神無月「...」

神無月(明日、この街の地形とあの謎の生物について調べないとなぁ)

神無月「zzz...」

ほむら「zzz...」

次の日の朝

神無月「...」


私が帰ってくるまでこの部屋から出ないでちょうだい。

ほむら

神無月「僕...信用されてないなぁ...」

学校

和子「中沢君!」ビシッ

中沢「いやぁ~どっちでもいいかと...」

和子「目玉焼rk)

和子「今日は皆様に、転校生を紹介します!」

和子「暁美さん、入ってらっしゃい」

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」

一同「おおぉぉ!」パチパチパチ

ほむら(今度こそ!貴女を救ってみせる!)

まどか「えっ...」目逸らし


放課


モブ「髪綺麗だねぇ~」

モブ「シャンプーrk)

ほむら「ごめんなさい、ちょっと頭痛が...」

ほむホーム

神無月「本の中を全部見るか...」

神無月「鎧がある...今の所使えるものは、大きな剣と日常用品と、この明らかに厨二チックな黒い西洋甲冑と、なぜか刀が使えるなぁ」

神無月「ほむらさん...早く帰ってこないかなぁ~」

学校

ほむら(今日、CDショップでインキュベーターがまどかと接触する筈...なら今回はまどか達と一緒に下校した方がインキュベーターの監視もしやすい)

ほむら「美樹さん、鹿目さん、一緒に帰らない?」

まどさや「?!」

ほむら「嫌だったら別にいいのよ」

まどか「別に嫌じゃないよ!ねぇさやかちゃん!」

さやか「まどかがいいなら別にいいけど」

ほむら「ありがとう」ニコッ

まどさや「!!」

まどか(か、可愛い...)

さやか「なんだぁ~転校生笑えるんじゃん!」

ほむら「失礼ね、私だって笑うわよ」

まどか「そうだよ!さやかちゃん」

さやか「今日ちょっと寄りたいとこがあるからさぁ~」

まどか「また上條君?」

さやか「そ、そうじゃないって!」

ほむら「そろそろ行きましょう、遅くなってしまうわ」

まどか「そうだね」

さやか「ちょっ!待ってぇ~!」

CDショップ

ほむら「クラシックが好きなんて意外ね」

さやか「ま、まぁねぇ~」

まどか「ウェヒヒ!だってさやかちゃん上條君のこと「そんなんじゃないしぃ!」

さやか「ただ幼馴染だからほっとけないってゆうか...」

ほむら「ふふっ、面白いわね、美樹さんって」

さやか「どぉーゆうことだよそれは!」

ほむら(もうこうやって皆んなと仲良くできるなんて思わなかったわ)

ほむら(...もうすぐインキュベーターがテレパシーでまどかに助けを求める筈...相変わらず薄汚い真似をするわね」

ーー助けてーー

ーーー助けて!まどかーーー

ほむら(きたッ!)

ほむら「美樹さん!鹿目さん!少しお手洗いに!」

さやか「そんなにヤバかったのかな...」

まどか「ね、ねぇさやかちゃん...」

さやか「ん?なになに?」

まどか「声が聞こえない?こう、助けてっ!て」

さやか「ま、まさか...」

まどか「な、なに?」

さやか「それ、幽霊だったりするかも!」

まどか「や、やめてよぉ!さやかちゃん!」

さやか「冗談だって!」

ほむら(巴マミに見つかったら確実に敵扱いされる...ならここから狙撃で...)

ほむら(当たった?)

ほむら(もうそろそろ戻らないと怪しまれるかしらね)

ほむホーム

神無月「遅いなぁ」

神無月「...寝よ」

神無月「zzz...」

CDショップ

ほむら「ごめんなさい、急に抜けてしまって」

さやか「別に気にしないって!」

まどか「そうだよ!」

さやか「ねぇ、この後ゲーセン行かない?」

ほむら「ごめんなさい、今日はもう帰らないと...」

まどか「ウチも最近門限厳しいから...ごめんね、さやかちゃん」

さやか「そっかぁ~」

さやか「じゃぁ、今日はこれで解散だね」

まどか「うん、バイバイさやかちゃん、ほむらちゃん!」

ほむら「美樹さん、鹿目さん、また明日学校で」

ほむら(こんな日が...ずっと続けばいいのに...)

ほむホーム

ほむら「ただいま」

ほむら「神無月?」

ほむら「寝てる...」

ほむら「...合鍵くらい渡してあげましょうか」

神無月「う...あ...」

神無月「ほむらさん?」

ほむら「起きた?」

神無月「今何時です?」

ほむら「夜の7時ね」

神無月「今日の晩御飯は僕がつくります」

ほむら「作れるの?」

神無月「一応、人並みにはできますよ」

神無月「今から買いに行くのめんどくさいのでとりあえず冷蔵庫にあるもので作りますね」

ほむら「好きにしなさい」

料理中

神無月「有り合わせで作ったらこんななしか作れませんでしたぁ」

ほむら「オムライス?にしては少しオムレツが厚すぎない?」

神無月「真ん中を裂くんですよ」

ほむら「中がトロトロじゃない」

神無月「だから美味しいんですよ」

ほむら「...いただきます」

神無月「いただきます」

ほむら「意外に美味しいわね」モグモグ

神無月「ありがとうございます」モグモグ

ほむ神無「お粗末様でした」

ほむら「はい、これ」

神無月「鍵?いいんですか?」

ほむら「ええ、家に盗むものなんてないし、貴方はそんなことしないでしょう?」

神無月「もちろんです」

ほむら「貴方、中学生に見えるけど、学校には行かないの?」

神無月「はい、まずこの三滝原に住民登録してないので」

ほむら「...じゃぁ明日

私と一緒に住民登録しに行きましょう」

神無月「何から何まですみません...」

ほむら「その代わり、貴方も私と同じ三滝原中学校に通ってもらうわ」

神無月「それくらいなら大丈夫ですが...」

ほむら「それと、この白いウサギのような生物を見かけたら捕まえて殺してしまっても構わないわ」

神無月「わかりました」

神無月「聞きたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」

ほむら「ええ、いいわよ」

神無月「この邪悪な魔力がバラバラに散らばっているのですが、これは一体なんですか?」

ほむら「その反応は、魔女や使い魔でしょうね」

ほむら「それと、貴方に話しておくことがあるわ」

神無月「なんですか?」

ほむら「私もそうだけど、さっき話した白いウサギのような生き物と契約することによって、魔法少女になることができるの」

神無月「待ってください、ほむらさんから感じる魔力に少し魔女に似た邪悪な魔力が混じっているのですがこれは...」

ほむら「順を追って説明するからよく聞いていなさい」

ほむほむ説明中

神無月「許さないぞインキュベーターぁ」

ほむら「でも、どんなに殺しても殺しても、あいつは永遠と湧き出てくるわ」

神無月「しかもなんだよッ、ただ純粋な願いを叶えただけの少女を騙すなんてッ...」

神無月「次見つけたら殺してやる」

ほむら「でも、中にはインキュベーターと友情があると信じ込んでいる魔法少女もいるの、だから迂闊に殺しては駄目よ」

神無月「...わかりました」

神無月「ほむらさんは...どんな願いで契約したんですか?」

ほむら「ある...私のたった一人の友人を救うためよ」

ほむら「その為に...私は何度も何度も繰り返して...グスッ...何度もッ...あの子が死ぬのを見てっ」

神無月「辛かったんですね、それは見て取れます」

ほむら「ッ...」

神無月「辛い時くらい誰かに頼ってもいいと僕は思いますよ」

ほむら「!!」

ほむら「うぅ...くっ...」ポタポタ

ほむら「うわわぁぁぁぁぁん!」ポロポロ

神無月「よしよし、また大丈夫ですよぉ」

神無月「誰も信じなくても僕は、僕だけは信じますから」

数分後

ほむら「...グスッ...」

神無月「...」ナデナデ

ほむら「もう、大丈夫よ」

神無月「そうですか」

ほむら「...みっともないところ見せちゃったわね」

神無月「そんなことないですよ」

神無月「泣きたい時は泣いていいんじゃないですか?」

神無月「僕ならいつでも支えになりますから」ニコッ

ほむら「...」///

神無月「それと...」

神無月「そこで覗いてる奴、出てこい!」

QB「...すごいよ、気配を出さずに行動していたのに」

QB「鹿目まd「死ねぇ!」バンッ

ほむら「すごい...」

神無月「ふぅ...殺してしまいましたがあいつは何を言おうとしていたのですか?」

ほむら「え?あぁ、ごめんなさい私も聞いていなかったの」

神無月「そうですか...」

神無月(鹿目ま...なんなんだ?)

ほむら「私はもう寝るわ」

神無月「僕も寝ます」

ほむら(私の話を信じてくれた...)

神無月「zzz...」

ほむら「ありがとう、神無月」

次の日

神無月「申し訳御座いません、わざわざ学校を休んでまで...」

ほむら「いいのよ、一ヶ月間の授業なんて暗記しているから」

神無月「住民登録をするにはどうしたらいいのでしょうか?」

ほむら「貴方だけじゃわからないだろうと思ったらついてきたのよ」

神無月「ありがとうございます」

ほむら「順番、次よ」

神無月「はい」

小1時間

神無月「意外と早く終わりましたね」

ほむら「ええ、これで明日書類を通して貴方も明後日から学校に行けるわよ」

神無月「はい、楽しみです」

ほむら「今日は早く帰りましょう、学校休んで外に出てるとズル休みしてるみたいだし」

神無月「そうですね」

神無月(あの奥にある取り壊し予定の廃ビルから邪悪な魔力が溢れ出てきてる...)

神無月「ほむらさん」

ほむら「何?」

神無月「あそこの廃ビルから邪悪な魔力を感じます」

ほむら「あの奥に、魔女の結界があるわ」

神無月「殺さなくていいのですか?」

ほむら「...そうね。貴方の実力も知りたいところだしあの魔女で貴方の実力を見せてくれるかしら?」

神無月「わかりました」

ほむら「結界への入り口は私が開くわ」

神無月「お願いします」

ほむら「...」

ほむら(どうゆう事?何故こんな場所にお菓子の魔女結界があるの?こんな事この時間軸が初めてだわ)

神無月「行かないのですか?」

ほむら「気をつけなさい、この魔女は少し手強いわ」

神無月「了解です」


神無月「てりゃぁぁぁぁぁ!」ブンッ

神無月「吹き飛べええぇぇぇ!」ゴォン

神無月「邪魔だ!どけえぇぇぇぇ!」


神無月「ゼェ...ハァ...ゼェ...ゼェ」

ほむら「お疲れ様、もう少しで結界の最深部よ」

神無月「少し休んでもいいですかぁ?」

ほむら「ここらあたりの使い魔は貴方が一掃してしまったし、大丈夫そうね」

結界最深部

シャル「...」

神無月「てりゃぁぁぁぁぁ!」グサッ

神無月「消えて無くなれぇぇぇ!」


神無月「はぁっ!」剣投げ


恵方巻き「アーン」

神無月「うおっ!」回避

神無月「危ねぇぇぇ!」

神無月「だりゃぁぁぁぁあ!」ガキンッ

神無月「なんだ?!こいつ...硬たいぞ!」

ほむら「そいつの弱点は口の中よ」

神無月「マジかよ...」

神無月「ならッ、口の中に入ってやる!」

ほむら「ちょっと!本気?!」

神無月「じゃぁどうするんだ!」

ほむら「とりあえずこれ使っときなさい」

神無月「爆弾?こいつを口の中に打ち込みゃいいんだな?」

ほむら「ええ、それで勝てるはずよ」

神無月「とりあえずこれ食っとけぇ!」

ボンッ

恵方巻き「ギャァァァ」

神無月「やったぜ」

ほむら「すごいわね、あの数の使い魔を倒した後に魔女を一人で倒すなんて」

神無月「いえ、ほむらさんの爆弾が無ければ確実に負けていましたよ」

ほむら(これなら、ワルプルギスの夜を越えられる!)

神無月「グリーフシード、どうぞ」

ほむら「...貴方、魔力の解放できる?」

神無月「出来ませんよ」

ほむら「...また今度特訓するわよ」

神無月「お願いします」

???「ふ~んあれが噂のイレギュラーか」

QB「魂を肉体に内包したまま魔力を使える、しかも少女じゃないのにも関わらずだ」

???「あたしがあんなやつ潰してやるよ」

???「ついでにイレギュラーの隣にいる魔法少女、あいつからもグリーフシードを貰えるかもしれないからね」

QB「...まぁ、別に潰してほしいなんて頼んでないけどね」

神無月「?」

ほむら「どうしたの?」

神無月「あそこの展望台から魔力をかんじたのですが...」

ほむら(まさか...佐倉杏子?こんなに早い接触は初めてね...神無月の影響かしら?)

神無月「あの...ほむらさん?」

ほむら「いえ、なんでもないわ」

神無月「明後日から学校ですが、制服などはどうしたらいいのですか?」

ほむら「そうね...明日私が帰ってきたら制服を買いに行きましょう」

神無月「わかりました」

ほむホーム

ほむら「今日は私が晩御飯を作るわ」

神無月「いいんですか?」

ほむら「えぇ、何も問題ないわ」

神無月「楽しみですぅ」

少女料理中

神無月「豚汁に鮭に白米に漬物...シンプルで栄養バランスがいい食事ですね」

ほむら「そう、じゃぁ」

ほむ神無「いただきます」

ほむ神無「お粗末様でした」

ほむら「貴方のその本、見せてくれるかしら?」

神無月「どうぞ」

ほむら「...」ペラペラ

ほむら(この本...やっぱり魔力でできてるのね。しかも、私の盾と同じでものを大量に収納できるようね)

ほむら「...もういいわ」

神無月「あ、はい」

神無月「では、僕は寝させて貰います」

ほむら「そう」

神無月「おやすみなさい、ほむらさん」

ほむら「おやすみなさい」

次の日

ほむら「戸締りはしたし、後は学校に行くだけね」

神無月「zzz...」

ほむら「...ふふっ」クスクス

ほむら「行ってくるわね」

通学路

まどか「ほむらちゃん、おはよう!」

さやか「よう!転校生!」

ほむら「おはよう、美樹さん、鹿目さん」

さやか「ねぇねぇ~昨日転校生と白髪の美形と二人で並んで歩いたところ見たんだけど~」

まどか「ちょっ、さやかちゃん!」

さやか「どうしたの?まどか...あっ...」

ほむら「貴女達...昨日つけてきていたの?」

さやか「いやぁ~これには深い深い事情がありましてねぇ」

さやか「まさか...転校生の彼氏とか!?」

ほむら「~~~~ッ!!」///

さやか「ええぇぇぇ!マジで?!」

ほむら「ちっ、違うわよ!ただ住む場所がないから一緒に住んでいるだけで別にそんな仲じゃないわよ!」///

さやか「転校生、墓穴掘ってるぞ~」

ほむら「あ、」///

まどか「ほむらちゃん頑張って!応援してるよ!」

ほむら「ほ、本当に違うわよ!」///

さやか「へぇ~」ニヤニヤ

ほむら「もう勝手にしなさい!」///

さやか「いやぁ~ごめんごめん」

まどか「あっ!大変!もうこんな時間だよ!」

ほむら「急ぎましょう、間に合わなくなるわ」

タッタッ

さやか「そういけば仁美は?」

まどか「もう学校行ってると思うよ」

ほむら「居たわ、志築仁美よ」

仁美「おはようございます、まどかさん、さやかさん」

仁美「それと、ほむらさん」

ほむら「おはよう、志築さん」

仁美「 仁美 と呼んでくださいまし」

さやか「お、転校生もう馴染んでる感じ?」

ほむら「少し急ぎましょう、もうすぐホームルームが始まるわよ」

ほむホーム

神無月「う...あ?」

神無月「う...」モゾモゾ

神無月「ほむらさんは...学校かぁ~」

神無月「暇だし、外にでも行こ」

例の廃ビル

神無月「ここにくるのにも理由ができたからなぁ~」

神無月「そこで覗いてるやつ、出てきてもいいんじゃないか?」

???「チッ、バレてたか。隙を見て潰そうと思ったけど、やっぱ正面からの方がやり易いな」

神無月「僕は神無月、君は?」

(...死ぬ前に名前くらいは教えてやるか)

杏子「あたしは杏子、佐倉杏子だ」

杏子「食うかい?」スッ

神無月「今は要らないよ」

杏子「いいのかい?せっかく最後の晩餐の用意をしてやったってのに」

神無月「僕が簡単に殺されるとでも?」

杏子「クックックッ...ただ普通の人間がちっぽけな力手に入れた程度で偉い口叩いてんじゃねぇぞ!」

神無月「へぇ~君が昨日の魔女殺しのとき覗いていた薄汚いネズミさんなんだぁ~」

杏子「お前、何様のつもりだ?」

神無月「殺しちゃっても大丈夫だよなぁ?」

杏子「!!」ゾッ

杏子(...この感覚、初めて魔女と戦ったときぶりだ...)

神無月「来ないのか?ならこっちから行くぞおぉぉぁ!」シャキン

杏子「うわっ!」

杏子「なんて力だ...変身してるのに押されるッ!」

杏子「クッ...あれは!」

杏子「魔女の...口づけ...そうか!」

杏子「あの口づけの魔力を何倍にも増幅して自分のものにしてるんだ!」

神無月「おいクソアマぁ!さっきまでの威勢はどうしたんだぁ?!」

ザクッ!

杏子「痛ッ!」

神無月「あ...」

神無月「僕は...なんて事を」ガクガク

神無月「すみません!」

杏子(どうしたんだ?突然?)

杏子(...ない!さっきまで首筋にあった口づけが消えてる...どうゆうことだオイ)

神無月「出頭してきます」

杏子「大丈夫だ、これくらいなら魔力で治せる」

神無月「でも...」

杏子「あたしは厄介ごとが何より嫌いなんだ」

神無月「せめて、せめてものお礼をさせてはいただけませか?」

杏子「だからいいって」

神無月「いいえダメです、こうなってしまったのは僕のせいなのですから...そうだぁ!」

神無月「杏子さん!」

杏子「だからなんなんだって!」

神無月「僕の居候している家に来ませんか?」

杏子「なにって...なに言ってんだよお前...あたしはあんたを殺そうとしたんだぞ?!お人好しにも程があるだろ!」

神無月「僕は杏子さんが思っているよりお人好しじゃぁないですよ」

杏子「はぁ...てか居候してる家に勝手に見ず知らずの他人を入れて大丈夫なのかよ...」

神無月「あと少しで帰ってくるので、少し待ちましょう」

杏子「わかったよ...もうこれ以上抵抗するのも疲れるしなぁ」

下校中の通学路

ほむら「私はもう帰るわ」

仁美「それは残念ですわね、まだお話し足りないのに...」

まどか「明日も会えるんだから大丈夫だよ?」

仁美「それもそうですね」

さやか「ダメだよみんな!から以上ほむらをここに残しておくのは!」

ほむら「どうしてかしら?」

さやか「だって、ほむら彼氏と住んでるじゃん」

ほむら「だから!そんな仲じゃないって何度も言ってるじゃない!」///

さやか「そんなに顔を赤くして言っても説得力皆無だよ?」

まどか「さやかちゃん、これ以上からかうとほむらちゃんが可哀相だよ」

さやか「それもそうだね」

ほむら「私は帰るわ、バイバイ、美樹さん、鹿目さん、仁美」

ほむら「ふぅ、今日の晩御飯は...」

ほむら「この魔力の波動...まさか!」

ほむら「やっぱり...佐倉杏子!」

ほむら「でも変身したいないし、神無月と一緒にいる?」

ほむら「とりあえず、普通に帰って、様子を見ましょう」

変身したないし×

変身していないし◯
誤字すみません

ほむら「だだいま」

神無月「おかえりなさい、ほむらさん」

ほむら「それと、その子は...」

神無月「えっと...この子についてなんですけど...」

神無月説明中

神無月「どうゆうことがありました」

杏子「佐倉杏子だ、よろしく頼む」

ほむら「とりあえず、貴方のブラックカードがあるから資金面での問題はないけれど、やっぱりこのマンションじゃぁ狭すぎるのよ」

神無月「僕はいつもどおりに床で寝るので、杏子さんがソファで寝れば大丈夫だと思うのですが、どうでしょうか?」

ほむら「全く...お人好しにも程があるでしょう」

杏子「ほら見ろ!」

神無月「...僕は誰にでも優しくするわけではありません」

神無月「僕が優しくするのは大切な人だけです」

ほむら「...」///

杏子「なぁ、イチャイチャしてるとこ悪いんだけど」

杏子「なんか食わせてくれないか?」

ほむら「そっ、そうね。神無月、お願いできるかしら?」

神無月「任せてください」

料理中

神無月「できましたよ」

杏子「なんだなんだ?」

杏子「なんだこれ...ケッチイオムライスだな」

神無月「違いますよ、真ん中から裂けば...」

杏子「うおおぉぉぉ!すげぇ!中がドロドロだぁ!」キラキラ

神無月「喜んでもらえて光栄です」

神無月「すみません、ほむらさん。何度も同じもの食べさせてしまって...」

ほむら「別に問題ないわ」

神無月「そう言っていただけるとありがたいです」

杏子「早く食おうぜ!」キラキラ

ほむら「そうね」

ほむ神杏「いただきます」

杏子「トロけるぅ~ッ」

神無月「かわいい」

杏子「は、はあ?!べっ別にかわいくなんてないし!!」///

ほむら「...」ムスッ

神無月「かわいいですよ!子犬みたいで!」

神無月「どうしたのですか?ほむらさん」

ほむら「...別になんでもないわ」

杏子「な、なぁ!おかわりないのか?!」

神無月「作ってきます」

ほむら「...」モグモグ

杏子「なんでさっきから怒ったんだ?」

ほむら「別に、怒ってないわよ」

杏子「...本当に、ここに住んでもいいのか?」

ほむら「問題ないわよ。お金は彼が出してくれるから」

神無月「杏子さん。できましたよ」

杏子「あたしが裂いていい?」

神無月「問題ないですよ。ナイフどうぞ」

杏子「美味そう...」

神無月「あの...ほむらさん」

ほむら「何かしら?」

神無月「明日から学校ですが、僕の制服とか鞄はどこですか?」

ほむら「そこの段ボールの中にあるわよ」

神無月「すみません、ほむらさんに取りに行かせてしまって...」

ほむら「気にしてないわ」

神無月「ありがとうございます」

杏子「お前なんでそんなに言葉遣いが丁寧なんだ?」

この時間軸の杏子は既に魔法少女の秘密を知っている設定です。
マミさんは神無月の転校したくらいに出したいと思います。

神無月「物心ついたからこの喋り方なので僕にはわかりません」

杏子「ふーん」

ほむら「その喋り方だと誰も敵に回すことは無いだろうけど、貴方戦いのときに言葉遣いが乱暴になっているわよ」

神無月「え、そうなんですか?」

杏子「あぁ、私とやった時とかもうめちゃくちゃだったからな」

神無月「その件に関しては本当に申し訳ありません」

杏子「別にいいって。こうして寝床もメシも確保できた訳だし」

ほむら「今日は少し時間が空いたから、シャワー浴びるわね」

杏子「あたしはいいや」

神無月「入ってください」

杏子「なんでだよ、別に魔力で汚れを弾けるだろ?」

神無月「裸の付き合いって言うじゃないですか」

神無月「ほむらさんも杏子さんも、心なしか中が悪そうに見えたので」

杏子「ほむらが嫌がるだろ?」

ほむら「私は別にいいわよ」

杏子「えっ」

神無月「決まりですね。皿は僕が洗っておきますので、入ってきてください」

ほむら「行くわよ、杏子」

杏子「マジで一緒に入んのか?」

ほむら「同性なのだからいいでしょう?」

杏子「それは...そうだな...」

ほむ杏視点

ほむら「髪、洗ってあげましょうか?」

杏子「いいって」

ほむら「遠慮しなくていいのよ。さぁ、洗ってあげるわ」

杏子「ちょっ、まっ、キャァァァ!」


キャァァァ!


神無月「何だ?!とりあえず風呂場にッ!」

タッタッタッ


神無月「大丈夫かッ?!」

ほむら「えっ」裸
杏子「あっ...あっ...」裸

ほむ杏「いっ、いやぁぁぁぁぁ!」

神無月「申し訳御座いませんでしたッ!」土下座

神無月「その場の勢いであんな行動を取ってしまったことについて深く反省しております!」ブルブル

ほむら「杏子、こいつどうしましょうか?」銃構え

杏子「そうだねぇ...あたしの槍で串刺しにして焼くってゆうのはどうだい?」

ほむら「いいわね、それ」火炎放射器構え

神無月「」

ほむら「...本当に反省しているの?」

ほむら「顔を上げなさい」

ほむら「聴いているの?」

杏子「あれ?こいつ...気絶してやがるぞ」

神無月「」

ほむら「仕方ないわね...明日また問い詰めましょ」火炎放射器収納&変身解除

杏子「それもそうだな」変身解除

杏子「なぁ、こいつこのまま放置しとくのか?」

ほむら「そうね...いつも壁にもたれて寝ているから、壁にもたれかけさせておきましょう」

杏子「そうとなったら...っと、こいつ重いな」

ほむら「あんな大きな剣をほぼ身体能力強化なしで振っているんだもの。筋肉がついて当たり前よ」

杏子「つっーことは、こいつって魔力の解放できないのか?」

ほむら「そうよ。明日学校から帰ってきたら、魔力の解放のやり方を教えるから手伝ってくれるかしら?」

杏子「別にいいぜ」

ほむら「助かるわ」

杏子「それに、こいつの魔力の量や固有魔法も見てみたいからな」

ほむら「固有魔法は多分ないわよ。でも、魔力の量は私たちより遥かに上よ」

杏子「...そうかもな、こいつと対峙したときにもかなりの魔力の波動が感じられた」

ほむら「さて、私たちも寝ましょう」

杏子「そうだな」

ほむら「おやすみなさい」

杏子「ああ、おやすみ」

ーーーーー

神無月「うっ...ぐっ...」

神無月「うぁぁ...」

ほむら「ん...神無月?起きているの?」

神無月「じぐ...しょ...」

ほむら「じぐしょ?」

神無月「ちくしょう...」

神無月「うぐっ...」

ほむら「神無月?神無月!?」

神無月「うっ...」

神無月「ぁぁああああああ!!」ボウッ

杏子「何だ?!」

神無月「はぁ...はぁ...ほむ...らさ」バチバチ

神無月「ぁ...」ドサッ

神無月「...」

ほむら「ちょっと!大丈夫?!」

杏子「...大丈夫そうだな」

ほむら「そう...よかった...」

杏子「あの金色の魔力...あれがあいつの魔力か?」

ほむら「わからない。でも、あんなにうなされてた神無月は初めて見たわ」

杏子「あんなに?よくうなされてるのか?」

ほむら「えぇ、たまにね。でも飛び起きるほどうなされてたのは初めてよ」

杏子(あの魔力...本当にあいつが引き出せたとしたら...)

神無月「...」

杏子(...明日考えよ)

次の日の朝

ほむら「神無月、起きて」

神無月「...はい...」

ほむら「どうしたの?具合悪いの?」

ほむら(まさか昨日の...)

神無月「はい...何だか、体が重くて...」

ほむら「今日から学校だけど、やめとく?」

神無月「いえ、ほむらさんに迷惑をかけたくないので行きます」

ほむら「別に大丈夫よ。電話を入れるだけだし」

神無月「いえ、問題ありません」

ほむら「そう、ならもう着替えて行った方がいいわよ」

神無月「確か他の人より早く学校に行かないといけないのでしたね」

神無月「着替えてきます」

ほむら「行ってらっしゃい」

神無月「はい、行ってきます」



杏子「行ったか?」

ほむら「さっき出て行ったわよ」

杏子「やっぱり、昨日のこと覚えてないみたいだな」

ほむら「今日、帰ってきたら魔力の解放の練習、一緒に教えるわよ」

杏子「わかってるって」

誰もいない通学路

神無月「怖いなぁ...」

神無月「あぁ、ついてしまった...」

神無月「ここが市立三滝原中学校...」

職員室

神無月「し、失礼します」

神無月「転校生の天堂神無月と申します」

和子「あらまぁ、よく出来た子ねぇ」

和子「しかも 、いい男じゃなぁい♪」

神無月「は、はあ...」

神無月「それで僕はどうすればいいのですか?」

和子「みんなが来てから、ホームルームで自己紹介をしてもらいます」

神無月「はい。わかりました」

ほむホーム

ほむら「じゃぁ、行ってくるわね」

杏子「おうよ」

ほむら「...暴れちゃ駄目よ?」

杏子「わかってるって」

通学路

ほむら「あら?まどか...それに美樹さやかに志筑仁美まで...」

まどか「あ、ほむらちゃーん!」

まどか「ウェヒヒ、おはようほむらちゃん」

さやか「おっす!転校生!」

仁美「おはようございます、ほむらさん」

ほむら「えぇ、おはよう。鹿目さん、美樹さん、仁美」

さやか「何で仁美だけ呼び捨てなんだよ...」

ほむら「呼び捨てのほうがよかった?」

さやか「友達を呼び捨てで呼ぶのは当たり前じゃん!」

ほむら「友達、ねぇ」

さやか「ん?なになに~?私は友達じゃないって~?」

ほむら「違うわよ、友達なんて久しぶりだから」

まどか「でも、これからは私達がほむらちゃんのお友達だよ」

仁美「そうですわよ。友達じゃない人に呼び捨てでは呼ばせませんのよ?」

ほむら「...私が友達で、いいの?」

さやか「だから行ってるじゃん、あたしたち」

まど仁さや「友達だよ(ですわよ)」

ほむら「...よろしくね」

まどか「うん♪」

教室

さやか「そうそう、確か今日転校生が来るんだって」

まどか「仲良くできるといいなぁ~」

仁美「立派な殿方だと和子先生から聞いておりますわ」

さやか「へぇ~男かぁ~」

ほむら「大丈夫よ。きっと仲良くできる筈だから」

まどか「う、うん」

和子「はいはぁ~いみなさん席について下さい~」

和子「今日は皆さんに、転校生を紹介します」

和子「天堂さ~ん!入ってらっしゃい」

最初の神無月の名前の漢字見直したら間違っていました。
天道ではなく、天道です。

神無月「天堂神無月です。これから二年間よろしくお願いします」

和子「...ん...」

神無月「えっと...神に無能の無と、月です」

和子「天堂さんは訳あって、暁美さんと一緒に住んで「それ、言わないで下さって言いましたよね?」

和子「ご、ごめんなさいね」

神無月「そんなに口が軽いから男が逃げてくんじゃないですか?」

一同「」

和子「」グサッ

神無月「...少し口が過ぎましたね。申し訳ございません」

まだ誤字すみません。
二年間ではなく、一年間でしたね。

神無月「先生?どうしましたか?」

神無月「ま、いいですよね」

神無月「僕の席って何処ですか?」

モブ子「あ、私の「私の隣よ」

モブ子「えっ?」

ほむら「中野君。天堂君と席、変わってもらえるかしら?」

中沢「別にいいけど...」

神無月「じゃぁ、ほむらさんの隣でいいですか?」

ほむら「えぇ、先生には私から言っておくわ」

仁美「なかなか毒舌な殿方さんですわね...」

さやか「あれ毒舌の域超えてるよ...」

神無月「今ってもう放課の時間ですよね?」

ほむら「そうだけど?」

神無月「どうしてみなさん座っているのですか?」

さやか「あんたが早乙女先生気絶させるからでしょうが!」

神無月「えっ?あれ僕の所為なんですか?」

一同(そうだよ!そのせいで動けないんだよ!)

まどか「さやかちゃん落ち着いて」

神無月「えっと、まだ教科書貰ってないので見せてもらってもいいですか?」

ほむら「いいわよ」

一同(次早乙女先生の授業なのに...どうするんだよ...)

神無月「次国語ですか?」

ほむら「そうよ」

先生「今日は自習だ。早乙女先生は無視しておけ」

神無月「とりあえず、このテキストやっておけばいいんですか?」

ほむら「そうだけど、わかる?」

神無月「これくらいなら大丈夫です」

ほむら「そう」

キーンコーンカーンーコーン

神無月「...半分終わりましたよ」

ほむら「えっ、半分って...どこまでやったの?」

神無月「460ページあるうちの303ページ終わりました」

ほむら「この短時間でそんなに終わったの?!」

神無月「はい。そこまで難しい問題はなかったので」

ほむら「が、頑張ってね...」

神無月「はい」ニッコリ

女子一同(なにあれ?!かっこかわいい!!)

リア充以外男子一同(リア充爆発しろォ!!)

モブ子「ね、ねぇ!天堂君って本当に暁美さんと住んでるの?」

モブ美「今度私の家来ない?」

神無月「いや、その...えっと...」

ほむら「みんな」

ほむら「一度に質問され過ぎて、天堂さん、困っているわよ」

モブ子「そ、そうだね」

モブ美「う、うん」

神無月「ありがとうございます」

ほむら「別に、礼には及ばないわ」

さやか「ねぇ、転校生」

神無月「はい?なんですか?」

さやか「まどかがあんたのこと気になるって~」

まどか「ちょっと!さやかちゃん!」

>>75
天道×
天堂○

誤字ばかりですみません

まどか「そんなこと言ってないじゃん!」

さやか「え~だってまどかさっきまで転校生のことチラチラ見て顔真っ赤にしてたじゃん!」

まどか「そんなに赤くなってた?」

ほむら「まどか、墓穴掘ってるわよ」

まどか「もう!二人とも知らないんだから!」

神無月「...あっち、行っちゃいましたね」

さやか「へぇ~なかなかのイケメンじゃん♪」

神無月「別にそんなことないですよ。美樹さん」

ほむら「貴方、自分では気づいてないけどなかなか顔立ち整ってるわよ」

神無月「そうなんですか...」

さやか「うん、もっと自信持ちなって!」バシバシ

神無月「は、はい」

まどか「天堂君って、なんでほむらちゃんと住んでるの?」

神無月「そ、それは「私から説明するわ」

さやか「なになに?もうできちゃってたとか?!」

ほむら「ちっ、違うわよ!」///

まどか「ほむらちゃんまた真っ赤になってるよ」

ほむら「...」///

神無月「僕が説明したほうがよさそうですね」

ほむら「いいえ、問題ないわ」

少女説明中

さやか「ふぅ~ん。転校生とほむらって仕方なく一緒に住んでるんだね」

ほむら「やっとわかってくれたかしら」

神無月「僕の所為でほむらさんに迷惑をかけてしまっていて...」

ほむら「別に迷惑なんて、思ってないわ」

まどか「大変なんだね...」

ほむら「そこまで大変ではないわね。なんやかんだで、話し相手がいるわけだし」

さやか「...ねぇ、転校生」

神無月「なんですか?」

さやか「本当はできちゃってるんでしょ?」

神無月「僕とほむらさんは美樹さんが想像しているような中ではありませんよ。しかも、ただ一緒に住んでるだけで勘違いされるほむらさんが可哀想です」

さやか「...ごめんね。ちょっとしつこ過ぎたかな?」

ほむら「気は済んだかしら?」

さやか「うん。ほむらも、ごめんね」

ほむら「謝られるほど気にはしていないわ」

まどか「さやかちゃん!次体育だよ!」

さやか「やばっ!早く着替えないと!」

ほむら「私達も急ぐわよ」

神無月「はい」

2時間目体育

まどか「今日は柔道かぁ...怖いなぁ...」

さやか「何言ってんの!まどか!ストレス発散のいい機会じゃん♪」

ほむら「貴女達!少し静かにしなさい!」

まどさや「す、すいません...」

体育教師「じゃぁ天堂、前に出て来なさい」

神無月「は、はい」

モブ「うわぁ~転校生、もう目ぇつけられてるぞ」ヒソヒソ

モブ男「相変わらずめちゃくちゃな奴だよなぁ、体育教師の野郎」ヒソヒソ

体育教師「よし、かっかって来なさい」

神無月「...いくぞッ!」

ダダダダダッ

神無月「でぇりゃぁぁぁぁぁあ!!」

体育教師「なに?!」

神無月「どぉしたぁ?!そんなスピードじゃ俺についてこられないぞ!」

体育教師「このクソガキッ!」



ほむら「やめなさい!!」



神無月「ほむらさん?!」

ほむら「神無月、少し落ち着きなさい」

神無月「...すいません」

体育教師「クソッ...」

体育教師「隣の奴と組んどけ!」

男一同「うおぉぉぉぉぉ!!」

モブ男「お前凄えな!」

モブ男2「一同あいつは痛い目みないといけないと思ってたんだよなぁ!」

神無月「いや...その...」

さやか「転校生の奴すごいね!」

まどか「そうだね...」

さやか「ん?どうしたの?まどか?」

ほむら「...」

モブ美「キャァァァ!」バタン

モブ美「やっぱり暁美さんもすごいね...」

ほむら「別にそんなことはないわ」

3時間目数学

{x=3y-7
{x+5y=9

数学教師「この問題、美樹さん」

さやか「は、はい」

数学教師「答えを言える?」

さやか「えっと...」

神無月「x=-1,y=2」ボソボソ

さやか「えっ、x=-1,y=2です」

数学教師「正解」

さやか「転校生サンキュ!」ボソボソ

神無月「はい」ニコッ

さやか「...」///

ほむら「...」ムスッ

4時間目理科

理科教師「化学変化を化学式で表したものを[ ]という。
化学反応式の決まり
物質を化学式で表す
矢印の左辺と右辺で[ ]と種類が等しい」

理科教師「この穴埋めを答えなさい。暁美さん」

ほむら「化学式と原子の数です」

さやか「まどか、まどか」ヒソヒソ

まどか「なに?さやかちゃん」ボソボソ

さやか「ほむらと転校生すごいね!」ボソボソ

まどか「そうかな?あれくらい分かるよ?」ボソボソ

さやか「ええぇ!?マジで?!」

理科教師「美樹さん?」

さやか「あっ、」

まどか「さやかちゃん...」

昼食の時間

さやか「まどか~一緒に食べようよ」

仁美「わたくしも御一緒させていただきますわ」

まどか「あれ?ほむらちゃんは?」

さやか「あ、いた!あそこ!」

まどか「じゃぁ、私ちょっとほむらちゃん誘ってくるね!」

さやか「あたしたちは先に屋上行ってるからね~」

まどか「うん!」

屋上

さやか「ん?ちょっと待って仁美」

仁美「なんですの?さやかさん」

さやか「ほら、あそこの、柵の上に転校生がいる!」

仁美「あんな危ないところでなにをしていらっしゃるの?」

さやか「わからない。でも、「誰だ!?」

さや仁「キャッ!」

神無月「って、志筑さんに、.美樹さんまで...こんなところになにか...」

神無月「あぁ、すみません。昼食の邪魔をしてしまいましたね」ペコリ

さやか「ちょっ、転校生、別に頭下げる必要なんてないって!」

仁美「さやかさんのおっしゃる通りですわ。天堂さんが謝る必要なんてどこにもありませんわ」

神無月「そう、なんですか?」

ほむら「神無月?なんでここにいるの?」

神無月「少し街の様子を見ようかと屋上に来ていたところ、美樹さんと志筑さんがちょうど昼食をとりに来たところで...」

ほむら「事情はわかったわ。それで、貴方はどうするの?」

神無月「教室に戻りますよ」

ほむら「昼食はどうするの?」

神無月「一食くらい抜いても大丈夫ですから」

ほむら「作ってきたけど、いらないかしら?」

神無月「えっ」

ほむら「いらないの?」

神無月「いえ、あの...いります」

ほむら「はい。これ」

神無月「ありがとうございます」

神無月「では、僕はこれ「何処に行くの?私達と一緒に食べるのよ?」

神無月「...わかりました」

ほむら「ふふっ」ニコッ

神無月「あ、あはは」苦笑い

さやか「あの~さっきからイチャイチャしてるとこ悪いんだけど...そろそろ食べない?」

ほむら「そうね」

まどか(ほむらちゃんさっき天堂君のこと呼び捨てで...)

さやか「やっぱりさぁ~転校生とほむらって、イチャイチャしてるように見えるよね~」

ほむら「イチャイチャなんてしてないわ」///

さやか「そんな真っ赤な顔して行っても説得力ないよ?」

ほむら「...」///

言っても×
行っても○
誤字すみません

他のssとの同時進行なので、少し投稿を遅らせるかもしれないので、ご了承ください。

神無月「...」ビクビク

まどか「どうしたの?天堂くん?食べないの?」

神無月「あ、あぁ...いえ...その...」

ほむら」嫌なら食べなくてもいいのよ?」シュン

神無月「たッ、食べます!」

神無月「!?ゴホッゴホッ!」

ほむら「落ち着いて食べなさい。はい水」

神無月「ありがとうございます」ゴクゴク

神無月「ふぅ...」

ほむら「貴方さっきからなにをそんなに焦っているの?」

神無月「えっと...女子四人に男一人ってなんだか...」

さやか「別に大丈夫だって!」

まどか「そんなに緊張しなくてもなにもしないよ?」

仁美「そうですわよ。天堂さんだって、わたくし達になにかやましいことをするとは思えませんわ」

ほむら「だ、そうよ」

神無月「...ありがとうございます」ニコッ

ほむら「...」///

まどか(かっこいいなぁ)///

仁美「うふふふ」ニコニコ

さやか「うんうん!やっぱあたしって八方美人!」

ほむら「八方...美人?」

神無月「八方美人(笑)」

さやか「二人ともトゲ鋭すぎだよ~」

まどか「ふふっ、よかったね、さやかちゃん」

さやか「よくないよ~」

神無月「ほむらさん」

ほむら「なに?」

神無月「明日は僕が弁当作ってもいいですか?」

ほむら「そう、じゃぁよろしくね」

神無月「任せてください」

さやか「転校生とほむら二人とも完璧過ぎでしょ...」

神無月「ほむらさんは完璧だと思いますが、僕は完璧じゃないですよ」

ほむら「私はそんな完璧な人間ではないわ」

神無月「ほむらさんが自分で言っていても、僕はそうだと思います。ほむらさんは、勉強も、スポーツもできて、そして綺麗な、素敵な女性だと僕は感じましたよ」

ほむら「あっ、ありがとう」///

仁美「これは...恋の予感!」

さやか「これ聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるよ」///

まどか「...」///

神無月「えっ、僕なにかおかしなこと言いました?」

さやか「いや別におかしくはないんだけどね...うん」///

まどか「...」///

神無月「?じゃぁなんでそんなに顔真っ赤なんですか?」

ほむら「貴方、自分で言ったことをもう一度言ってみなさい」///

神無月「勉強も、スポーツもできて、そして綺麗な、素敵な女性。ですか?」

ほむら「もういいから黙りなさい」///

神無月「わかりました」

ほむら「...」チラッ

神無月「?」ニコッ

ほむら「...」プイッ///

さやか(どうしよう...ノリであんなこと言ったらほむらと転校生の桃色空間ができちゃった...)

神無月「あの、なんでこんなに静かにしてるのですか?」

さやか「察しろよ...」

神無月「察するって...なにをですか?」

仁美「鈍感な殿方さんですわね」

さやか「ほんとだよ...まぁ、こんな空気にしたあたしが悪いのかもしれないけどさぁ...」」

時間が飛んで放課後

まどか「さやかちゃん、今日もCDショップ行くの?」

神無月「こんな時代にCDを聴く人が居たんですね」

さやか「うん、まぁね」

ほむら「神無月、追求しないであげて」

神無月「わかりました」

神無月「...ちょっと僕は先に帰ります」

ほむら「一緒に帰らないの?」

神無月「少し用事ができたので...すみません」

ほむら「そう...」

神無月「明日は一緒に帰りましょう」ニコッ

ほむら「...じゃぁ、これ、洗っておいてくれるかしら?」

神無月「わかりました」

タッタッ

さやか「...今時の男子って、あんなに足速いのかな...」

ほむら「...彼がおかしいだけよ」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃん。CDショップいこ?」

ほむら「えぇ、行きましょう、さやか」

神無月サイド

神無月「...すみません、貴女が巴マミさん、ですね?」

巴マミ「はい?何か用ですか?」

神無月「少し話したいことがあるのですが、少し御時間頂けませんか?」

マミ「突然そんなこと言われても...」

神無月「魔法少女」

マミ「!!貴方、何処で知ったの?」

神無月「...あそこの裏路地で話しましょう」

裏路地

神無月「率直に言います。僕、いえ、僕達と手を組みませんか?」

マミ「...魔法少女なんて、何処で知ったのかしら?」

神無月「それは貴女が僕達と手を組むなら話します。僕も手の内を見せたくありませんから」

マミ「魔法少女でもないのにどうやって魔女と戦うの?」

神無月「何度も言いますが、手を組むなら話します」

マミ「何も、言う気は無いのね」

神無月「...もうすぐ、この街にワルプルギスの夜がきます」

マミ「!!なぜわかるの?」

神無月「...」

マミ「言えないって訳ね...」

マミ「...貴方の名前は?」

神無月「それを今教える必要があるのですか?」

マミ「名前すら教えてくれない人と、手を組むことはできないわ」

神無月「...天堂神無月、僕の名前です」

マミ「...天堂神無月さん、貴方と手を組むことは出来ないわ」

神無月「そう...ですが...」

マミ「...さようなら」

ほむホーム

神無月「ただいま...」

杏子「おかえり~」

神無月「はぁ...」

杏子「どうしたんだ?元気ねぇじゃねぇか。何かあったのか?」

神無月「ほむらさんに、申し訳ないことをしてしまいました...」

杏子「...そうか」

神無月「...」

杏子「謝れば、いいんじゃねぇか?」

神無月「...許してもらえますかね?」

杏子「それはわからねぇ。でもないのにやっ
てみないとわからねぇだろ?」

神無月「...そうですよね。謝ってみます」

神無月「ありがとうございます。杏子さん」

杏子「...おうよ」

ほむら「ただいま」

杏子「おかえり。あと、こいつが少し話したいことがあるってよ」

神無月「はい...」

ほむら「...外で話しましょう」

ほむホーム前

ほむら「それで、どうしたの?」

神無月「巴マミさんに、手を組まないかと話を持ちかけたら、その...」

神無月「貴方とは手は組まないと、言われてしまって...僕の勝手な行動のせいでワルプルギスの夜に必要な戦力を一つ失くしてしまって...その...すいませんでした」

ほむら「...別に、気にしてないわ」

神無月「えっ?で、でも、ワルプルギスの夜に勝つためには巴マミの力は必要だって...」

ほむら「今は貴方がいるから、大丈夫よ。それに、巴マミの力が必要だったのは確実に勝つためよ。だから、そんなに気にしないで」

神無月「...はい、ありがとうございます」

ほむら「...入りましょう」

神無月「わかりました」

ほむら「今日の晩御飯、私が作るわ」

神無月「お願いします」

杏子「おっ、今日はなんだ?」ワクワク

神無月「杏子さん相変わらず子犬みたいで可愛いですねぇ...」

杏子「可愛くないもん!」///

神無月「ふふ、そうですね」ナデナデ

杏子「あっ...」///

杏子(気持ちいい...)ウットリ///

神無月「♪」ニコニコナデナデ

ほむら「...」ムスッ

ほむら「できたわよ。冷めないうちに食べなさい」ムスッ

神無月「あ、はい」ピタッ

杏子「あっ、」

神無月「どうしましたか?」

杏子「...なんでもない」

神無月「じゃぁ、早いとこ食べてしまいましょう」

神無月「今日はパスタですね」

ほむら「いらないなら片付けるわよ」ムスッ

神無月「...怒ってますか?」

ほむら「別に...」

杏子「いらねぇのか?だった「食べるのでやめてください」

杏子「ちぇっ」

ほむら「お代わり、いっぱいあるから大丈夫よ」

杏子「おかはり!」モグモグ

ほむら「...ちゃんと飲み込んでから話しなさい」

神無月「ははっ、杏子さんらしいですね」

ほむら「はい、おかわり持ってきたわよ」

杏子「ありがほ~」ガツガツ

神無月「あっ、杏子さん口元に...っと、取れましたね」

杏子「...」///

ほむら「いらないの?」ムスッ

神無月「たっ、食べます!」ガツガツ

神無月(...美味しいなぁ...元の世界より充実した毎日、誰かが家にいる安心、ぬくもり...この世界に来なかったら絶対に味わうことができなかった日々)

ほむら「......神無月?

神無月「ッ、はい?」

ほむら「どうしたの?さっきから黙り込んで」

杏子「食えないな「食べてます」

杏子「...」ショボン

ほむら「貴女まだ自分の残ってるじゃない...全く、おかわりならまだあるって言ったじゃない」

ほむら「それで、どうしたの?」

神無月「いえ、なんでもありませんよ」

ほむら「そう、おかわり、まだあるわよ」

神無月「僕は、これで足りるので大丈夫です」

ほむら「そう、じゃぁ「おかわりッ!」

ほむら「...」

神無月「あはは...少し外に行きます」

ほむら「12時前までに戻ってくるのよ」

神無月「はい、わかりました」

廃ビル

神無月「ふぅ、巴マミが出てくるまで待つか...」

一時間後

神無月「1時間経っても出て来ないなんて...おかしいぞ...まさか、なぁ」

さらに30分後

神無月「...おかしい、もうとっくに倒しているはずだ。結界の中に入ってみるか」

神無月「確か魔力で刺激を...とりあえず剣でやってみるか」

神無月「開いたな。さて、」

神無月「遊ぶか」ニヤリ

マミサイド

マミ「くっ、なんで...なんで弾が通らないのッ!」

マミ「魔力も少ない...早く倒さないとっ!」

神無月サイド

神無月「どうなってんだこりゃぁ...」

神無月「ほむらと前倒した魔女と全く同じ結界だぞ」

神無月「っつーことは、こっちか」

マミサイド

マミ「はぁ...はぁ...死にたくない...」

恵方巻き改「アーン」

マミ「...あっ」

神無月「だりゃぁぁぁぁあァァ!」ブンッ

恵方巻き「ギャァァァ!」

神無月「大丈夫か?巴マミ」

マミ「あっ...あっ...」ポロポロ

神無月「泣いてる暇があったらとっとと離れろ!まだ生きてる!」

マミ「ひっ...」ポロポロ

神無月「クソッ!」

神無月(巴マミを守りながらの戦い...守り切れるか?」

神無月「いや、守り切るんだッ!」

神無月「剣は...突き刺さったままか」

神無月「ならッ!刀で切り刻んでやるまでだ!」スラッ

神無月「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!」ザクザク

恵方巻き改「ギャァァァ!」

神無月「すげぇ...真っ二つになりやがったぞ」

神無月「もっと、もっと強くッ!」

恵方巻き改「ギャァァァ!」死ーン

神無月「ふぅ...いっちょあがりっと...」

マミ「あっ...うぁ...」ポロポロ

神無月「巴マミさん...大丈夫ですか?」

マミ「ヒック...ヒック...」ポロポロ

神無月「...ハァ...誤解を招きたくなかったですが、仕方ありませんね」ギュッ

マミ「...あっ...あっ...」ポロポロ

神無月「アレは倒しました。もう大丈夫ですよ」

マミ「うぇぇぇん!」ポタポタ

ほむホーム

ほむら「遅い...遅すぎるわよ!もう一時よ!」

杏子「大丈夫だって、あいつのことだそのうち帰ってくるって」

ほむら「でも...」

杏子「安心しろって。あいつが裏切ったことがあったか?」

ほむら「それは...ない、けど...」

杏子「だろ?なら信じてやろうぜ。説教は帰ってきてからできるしな」

ほむら「...そうね。少し気が動転していたわ」

マミ&神無月サイド

神無月「...落ち着きましたか?」

マミ「グスッ...ごめん、なさい」

神無月「謝ることなんてありませんよ。あんな出来事があれば、誰でも泣いてしまいます」

マミ「...ありがとう」ニパー

神無月「ッ!」ドキッ

神無月(な、なんだ...さっきの心臓が縮むような...)

今更ですが神無月について詳しく言っていなかったので言います

体つき ソフトマッチョ。服を着てるとわか らないくらい。体を使うときだけ太くなる。身長はさやかと同じくらい

顔つき 目が赤。普段は目つきがナルトの夜叉丸と同じ目で、戦うときになると鋭くなる。イケメン

>>14これから出す神無月の固有魔法を使うと、逆立つ(悟飯ヘア)

性格 誰に対しても礼儀正しく、戦いのときや極度に焦っているときだけ乱暴でぶっきらぼうな口調になる。一人称、僕。戦闘時の一人称 俺

神無月「とりあえず、僕はもう帰ります。ほむらさんに12時前に帰ると言ってあるので」

マミ「行かないで!」袖ツカミ

マミ「あっ...ごめんなさい...」

神無月(どうする...これはまずいですねぇ...とりあえず、家に連れて行ってほむらさんに話しますか)

神無月「問題ありません。とりあえず、僕の家...いえ、居候している家に来ませんか?」

マミ「...いいの?」

神無月「はい。そこで少し話しましょう」

マミ「うん...」

ほむホーム

神無月「怖いなぁ...」

マミ「どうしたの?」

神無月「あぁ、なんでもありませんよ。早く家に入りましょう」

神無月(マミさんの方がよっぽど怖い思いをしているんだ!でも...怖いなぁ...)

神無月「た、ただいま...」ガチャ

ほむら「貴方!こんな時間まで一体何をしていたの!?」

神無月「ヒッ...こっこれにわ深い事情がありまして...」

ほむら「はぁ...それで、何があったの?」

神無月「実は...」

マミ「貴女がこの家の家主さん?」

ほむら「巴マミ!?」

神無月「あはは...とりあえず家にあげても大丈夫でしょうか?」

ほむら「...わかったわ」

マミ「失礼します」

神無月「あれ?杏子さんは?」

ほむら「貴方が帰ってくるのが遅すぎるのよ。さっき寝たわ」

マミ「あの、杏子さんって...」

ほむら「佐倉杏子のことよ」

マミ「ッ...なぜここに?」

ほむら「それ「それは僕の口から説明します」

ほむら「...」

神無月「杏子さんと一緒に住んでいる理由は、僕が一緒に暮らさないかどうか誘ったからです」

マミ「そうなの?」

ほむら「間違ってはいないわ」

マミ「...」

神無月「マミさん、もう一度聞きます。僕たちと、手を組む気はありませんか?」

マミ「助けてもらった訳だし、それを断る訳にはいかないわね」

神無月「や、やった!」

神無月「ありがとうございます!マミさん!」

マミ「そ、そんなに喜ぶことなの?」

ほむら(勝てる...これならワルプルギスの夜に勝てる!)

マミ「暁美さん?」

神無月「どうしたのですか?ほむらさん?」

ほむら「ふふっ、なんでもないわよ」ニコ

神無月(かわいいなぁ...ッ!今僕...何を...)

神無月(落ち着け...落ち着け...)ブンブン

神無月「そ、そろそろ帰った方がいいんじゃないですか?もう2時ですよ」

マミ「えっ、ウソ!?ごめんなさい。すぐ帰るわ」

神無月「...大丈夫ですか?」

マミ「えっ?何が?」

神無月「さっきのアレのことです」ボソッ

マミ「あ...」ビクッ

神無月「...ほむらさん、僕、今日マミさんの家に泊まります」

マミほむ「えっ」

マミほむ「ええええええぇぇぇ?!」

ほむら「何を言っているの!?貴方頭大丈夫?!」

マミ「突然そんなこと言われても...でも、お願いしてもいいかしら?」

ほむら「えっ!?」

マミ「ごめんなさい。今日はその...」プルプル

神無月「...今日、マミさんは魔女に殺されかけたんです。それで、少しでも心の傷を癒せたらなと思って...」

ほむら「それなら、私の家に泊まりなさい」

神無月「そうだ!それならほむらさんに説教されなくても済む!」

ほむら「何を言っているの?」

神無月「えっ?」

ほむら「明日やるに決まってるじゃない」

ほむら「それに...前あったことも含めて、ねぇ?」ギロッ

この先、ドラゴンボールのネタが出てきます。
でも、スーパーサイヤ人を出すのにかなり弱体化させてまります。

まります×
ます⚪︎
誤字すいません

神無月「」バタッ

マミ「ちょっ!大丈夫?!」

ほむら「いつものことよ。放っておいて」

マミ「これが...いつもの...」

ほむら「明日は学校だから、私はもう寝るわね」

マミ「えっ?お風呂は入らないの?」

ほむら「もう入ったわよ。泊まるといっても、お風呂はどうするの?」

マミ「魔力で弾いてきたから大丈夫よ」

ほむら「そう、貴女の寝床はそこよ」

マミ「ごめんなさいね。わざわざ客用布団まで出してもらって...」

ほむら「...別に、問題ないわ」

マミ「いつも、天堂君はどうやって寝てるの?」

ほむら「そこの壁にもたれかかって寝てるわよ」

マミ「そう...いろいろ変わってるのなねぇ...」

翌日

マミほむ「...」

神無月「zzz...」

マミ「...いつ、移動したのかしら...?」

ほむら「多分、昨日の夜自分で起きて移動したんじゃないかしら?」

神無月「ん...ほむらさん?」

ほむら「...おはよう」

マミ「お、おはよう。天堂君」

神無月「うっ...と」

神無月「ふぅ...」コキコキ

マミ「体、痛くないの?」

神無月「痛くないですよ。昔からこれで寝てるので、体の痛みはありませんね」

マミ「そう...」

ほむら「巴マミ、そろそろ帰らないと学校の用意に間に合わないわよ」

マミ「そうね。わざわざ泊めてくれてありがとう、暁美さん、天堂君」

神無月「はい」ニコッ

ほむら「問題ないわ」

マミ「...また今度、会いましょうね」ニコ

神無月「...なんだか、思っていたより精神面が弱い人でしたね」

ほむら「えぇ、あの人に真実を告げるのはいつだって残酷すぎた...私は、あの人が苦手なのよ」

神無月「そうですか」

杏子「うぅ...ん...」

神無月「あ、杏子さん。おはようございます」

ほむら「おはよう」

杏子「おう...」

ほむら「朝ごはん、今作るから待っていて」

神無月「あ、ほむらさん、

杏子さん。これを」

ほむら「これ...弁当?」

神無月「はい。昨日作るといったじゃないですか」

杏子「美味そうだなぁ」ジュルリ

ほむら「まだ朝ごはん食べてないでしょう。弁当は昼ごはんよ」

杏子「わかってるって」

神無月「では、朝御飯食べますか」

ほむら「そうね」

杏子「待ってましたぁ!」

神杏ほむ「いただきます」

杏子「ふぅ~ごちそうさん」

神無月「僕たちは学校なので、もういきますね」

ほむら「早くしなさい。おいて行くわよ」

神無月「まっ待ってください!」

ほむら「ふふっ、面白いわね」ボソッ

神無月「?」

ほむら「さぁ、行くわよ」

神無月「はい。杏子さんいってきます」

ほむら「いってきます」

杏子「おう、いってらっしゃい」

通学路

まどか「あっ、ほむらちゃんおはよっ!」

さやか「おはよ~ほむら、転校生」

ほむら「ええ、おはよう」

神無月「おはようございます。皆さん」

さやか「転校生は相変わらず律儀だねぇ~」

神無月「そうですか?」

ほむら「ええ、貴方は少し丁寧すぎるのよ。少しは肩の力を抜きなさい」

神無月「僕的にはこれが普通の喋り方なんですけど...」

ほむら「そう...」

まどか(...かっこいいなぁ...天堂君...って、私ったらなに考えてるんだろ...「...どか」

さやか「まどか?」

まどか「ひゃっ!な、なに?さやかちゃん?」

さやか「そんなに慌ててどうしたの?大丈夫?」

まどか「あ、あはは、大丈夫だよ」

ほむら「...ちゃんと休憩してる?無理しすぎちゃダメよ」

まどか「大丈夫だよ。ほむらちゃん」

神無月「今日は遅刻ギリギリじゃないのでゆっくりいけますね」

まどか「そうだね。天堂君が転校してきてからずっと遅刻ギリギリで学校行ってたもんね」

神無月「なんだか...すいません」ショボン

まどか「あっ、ごめんね!別にそんな事ないよ!」

ほむら「貴方は少し周りを気にし過ぎよ。肩の力を抜きなさいと言ったはずよ」

神無月「はい...」

さやか「そういえば、今日2時間目血液検査があるって昨日早乙女先生が言ってたね」

まどか「血液検査かぁ...怖いなぁ...」

さやか「全くまどかはお子ちゃまだなぁ!」

まどか「ひゃっ!やめてよ~さやかちゃん!」

神無月「...」ダラダラ

ほむら「どうしたの?」

神無月「...なんでもないですよ」ガクガク

ほむら「大丈夫な訳無いじゃない。震えてるわよ」

神無月「...ほんとに今日血液検査あるんですか?」ガクガク

さやか「う~ん、多分あると思うけど...まさか、怖いのぉ?」ニヤニヤ

神無月「...めっちゃくちゃ怖いです。」ガクッ

まどか「天堂君...一緒にがんばろ?」

神無月「...は、はひ」ガクガク

ほむら(おかしい...どの時間軸でも血液検査なんて無かった...こんなところにも神無月の影響が出ているの?)

神無月「...」ビクビク

さやか「...ちょっと、転校生大丈夫?顔真っ青だよ?」

神無月「大丈夫れふ...」ガクガク

時間が飛んで2時間目

神無月「...」ビクビク

モブ美「天堂君、大丈夫?」

神無月「大丈夫れふ」ガクガク

モブ「そ、そうなの?」

早乙女「はぁ~い皆さん、呼ばれたら保健室に来るのですよ」

一同「はーい」

神無月「...」ビクビク

ツンツン

神無月「ッ!ひっ!...仁美さん?なんですか?」ビクビク

仁美「いえ、あまりにも顔色が悪そうなので...」

神無月「大丈夫です...」ガクガク

天堂君~!

ほむら「貴方、呼ばれてるわよ」

神無月「わかりました...」ガクガク

保健室

神無月「...失礼します」ビクビク

学校医「はい、じゃぁ血を取るからそこ座ってね」

神無月「は、はひ」ビクビク

学校医「どうしたの?具合悪いの?」

神無月「だっ、大丈夫れすよ!」ガクガク

学校医「そう、じゃぁ針刺すから右腕出してね」

神無月「わかりまひた」ブルブル

学校医「親指を中に握って、力を抜いてね」

神無月「...」ブルブル

学校医「じゃぁ、刺すね」

神無月「うぅ...クッ...」ブルブル

学校医「...はい。終わり」

神無月「...」

ほむら「...大丈夫?顔、真っ青よ」

まどか「どうだった?痛かった?」

神無月「痛いですよ。もう泣きそうなくらいに...」

まどか「やだなぁ...」

さやか「ププッwあんたたちたかが血液検査くらいでwww」

ほむら「大丈夫よ、まどか。貴女は強い」

まどか「うん、ありがとうほむらちゃん」

神無月「僕は少し寝ますね...」

さやか「ねぇねぇほむら。あいつっていつも家でもあんな感じなの?」ボソボソ

ほむら「もう少し家では元気よ」ボソッ

さやか「ふぅ~ん」ニヤニヤ

ほむら「...いい加減怒るわよ」

さやか「うそうそ!ごめんっ!」

先生「みんな~暇だったら体育館使ってもいいぞ~」

男子達「うおっしゃぁぁぁぁ!!」

中沢「じゃぁ全員でバスケしようぜ!」

モブ1「おっ、いいなそれ!」

モブ女「ちょっと!女子にも使わせなさいよ!」

モブ1「いいじゃねぇか!どうせドッチボールとかしかしねぇんだろ?」

モブ2「そうだぜ!神無月からも言ってやれよ!」

神無月「...っせなぁ」

モブ女「天堂君?」

神無月「少し静かにしてくれませんかねぇ?こちとら気分が悪ィんですよ」ギロッ

モブ女「ヒッ...」ビクッ

モブ1「ヒィィィ!」

神無月「あ...すいません。大丈夫ですか?」

ほむら「この魔力...神無月?」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん次だよ?」

ほむら「!!何でもないわ」

さやか「なに?恋人同士にしかわからない電波的なヤツ?」ニヤニヤ

ほむら「...」ポカッ

さやか「痛っ!ごめんごめん」

教室

神無月「すいません、気分が良くないので少し寝させてくれませんか?」

モブ2「い、いいんじゃねぇか?」

モブ3「んじゃぁ行こうぜみんな!」

神無月「...さっきからなにを見たいやがる」

神無月「インキュベーター」

QB「全く、君は本当に人間かい?気配を消した僕に気づくなんて相当なものだよ」

神無月「黙れ。それより、なぜ教室にいる?」

QB「...一度も鹿目まどかとの接触が取れていないからね。ここで少しでもコンタクトを取れれば、と思ってね」

神無月「貴様はまだ魔法少女なんてモノを生み出し、少女達を犠牲にする気か?」

QB「そうだと言ったら?」

神無月「...消えろ。殺される前にな」

QB「...ここは引かせてもらうよ。また無駄にスペアを使いたくないからね」

神無月「賢明な判断だ」

神無月「...」

神無月(あの野郎...まだまどかを狙っているのか?だとしたら、より一層ヤツへの警戒を怠るわけにはいかなくなる...)

時間が飛んでほむホーム

杏子「...ほむら、神無月...早く帰ってこないかなぁ...」

神ほむ「ただいま」

杏子「おかえり~」

神無月「着替えてきます。このままだと制服にシワが付いてしまうので」

杏子「そうか」

ほむら「...杏子、少し話があるのだけれどいいかしら?」

杏子「なんだ?」

ほむら「...もし貴女が、使い魔を見かけて、その結界の中に桃色の髪をした娘と青髪の娘がいたら、助けてあげてくれないかしら?」

杏子「...分かった。誰でもない、お前の頼みだからな」

ほむら「杏子...ありがとう」

杏子「いいってことよ」

神無月「あの、唐突なんですがちょっとソウルジェムを見してくれませんか?」

ほむら「?いいけど、はい」

神無月「ありがとうございます」

神無月「...」ジー

杏子「どうしたんだ?ソウルジェムをそんなに見つめて」

神無月「...これ、紫色の石を魔力で出来た覆っている金色の金具みたいなもので魂を封じ込めてますね」

ほむら「本当なの?」

神無月「僕は嘘をつきません。それに、この紫色の石を覆っている金具を僕の魔力で外せば、体の中に魂を還元出来る可能性があります」

杏子「おい!それは本当か?!」

神無月「可能性は4分の3くらいですね」

ほむら「それじゃぁ...」

神無月「試してみてもいいですか?」

ほむら「いいえ、まだ私は魔法少女を辞めるわけにはいかないわ」

杏子「なんでだ?!人間に戻れるかもしれないんだぞ!」

ほむら「私はまだたった一人の、いえ、最高の友達を助けるまでは」

神無月「...わかりました。この話は「あたしを戻してくれ」

ほむら「杏子?!」

神無月「わかりました」

ほむら「杏子!ワルプルギスの夜はどうするの!?」

杏子「あたしが人間に戻ったら、もう一回契約し直すことができるかもしれなか?って思ってな」

神無月「...インキュベータァァァ!!出てこい!!」

QB「今度はなんだい?君が僕を家に「そんなしょうもないことはどうでもいい。魔法少女を辞めた人間がもう一度契約し直すことはできるか?」

QB「できるよ。前例はないけどね」

神無月「だ、そうですよ?」

ほむら「でも、私は戻る訳にはいかないの」

神無月「...そうですか。なら杏子さんだけ戻るとゆうことでいいですね?」

ほむら「それでいいわ」

神無月「よし、話は終わりましたね。じゃぁ消えろ淫獣」ドコッ

Q/B「」

杏子「うわぁ...真っ二つになった...」

神無月「今まで戦いの中での死や絶望と無関係な少女達を騙してきたんですから、当然の報いです」

杏子「確かにそうだな」

神無月「では、ソウルジェムをください。そろそろ始めます」

杏子「...よろしく頼むぜ」

神無月「任せてください」

神無月(優しく手にとって...剣に宿っている魔力を少しづつ引き出して、魂を捕縛している魔力を消す感じで...)

徐々にソウルジェムから光の粒子が放出され、杏子の胸のあたりに吸い込まれて行く。

杏子「うわっ!なんか体が暖かいぞ?!」

神無月(あと少し、この台座のようなものを消せば終わる!)

金色の金具が消えた瞬間、ソウルジェムは完全に杏子の体に吸い込まれていった。

ほむら「...終わった、の?」

神無月「はい、終わりましたよ。杏子さん。魔法少女に変身してみてください」

杏子「おう!...あれ?変身できないぞ?」

神無月「これでもう完全に杏子さんは人間に戻りましたよ」

杏子「...あたし、人間に戻ったんだな」

QB「これは驚いたよ。まさかソウルジェムの仕組みを暴いて、体内に還元させるなんてね」

ほむら「インキュベーターっ!」

神無月「ッ!」

神無月(しまった!集中しすぎて結界を維持できてなかったんだ!)

ほむら「今更何の用?まさか、杏子と契約しにきたって訳じゃないでしょうね?」

QB「...いや、今僕が驚いているのは滅んだはずの戦闘民族が生きていることだよ」

神無月「なに?戦闘民族?」

QB「君のことだよ。天堂神無月」

神無月「...なんだと?」

杏子「は?どうゆうことだ!?戦闘民族?!神無月は人間だろ!」

ほむら「杏子、落ち着いて。...それで、どういうこと?戦闘民族?」

QB「僕たちが人類を見つける前に、感情を持っているかもしれない生命体を見つけたんだよ。それが、戦闘民族サイヤ人」

神無月「なにをいっている?俺は人間だ!」

QB「まぁ、冷酷で非情な生命体だったからそれほど豊かな感情を持っていなかったね」

QB「きっと隔離遺伝だろうね。純血のサイヤ人には尻尾が生えている上に髪は黒色だったからね」

ほむら「つまり、神無月は...」

杏子「宇宙人ってことだよな...」

神無月「...言いたいことはそれだけか?」

QB「うん、僕はこれで退散させてもらうよ。またスペアを無駄に減らされるのは勿体無いからね」

神無月「...」

ほむら「神無月...」

杏子「まぁ、気にすんなって!」

神無月「...少し外に行ってきます」

暗い顔をした神無月は机の上に置いてある本を持ち、外に出ていった。

杏子「...ありゃ想像以上に落ち込んでるな」

ほむら「ええ...」

廃ビル前

神無月「...クソッ!」ガンッ

神無月(なんなんだよ...戦闘民族サイヤ人?俺がそんな訳の分からん奴だってんのか?!」

神無月「!!」

神無月(この邪悪な力の波動...これは)

神無月「魔女の結界...」

神無月「ちょうどいい、今ムシャクシャしてんだ。思いっきり暴れさせてもらうぜ!」

魔女の結界内

使い魔s「ギャォォォ!!」ドカァァァァン

神無月「...弱い、弱すぎる!ゴミ共ばかりだ!」

「天堂君?」

神無月「と、巴さん?!」

マミ「どうしたの?こんな時間に魔女退治?」

神無月「いえ、少しスト...魔女の反応があったので」

マミ「そうなの...」

神無月「はい。あ、このグリーフシード入りますか?」

マミ「こんなにたくさんのグリーフシード...どこで手に入れたの?まさか、これ全部...」

神無月「弱い魔女ばかりに当たってしまいまして...」

マミ「でも、いいわ。私は必要最低限なグリーフシードしか集めないもの」

神無月「そうですか」スッ

マミ「その本...それが貴方の固有魔法?」

神無月「そんな感じですね。物を収納できたり、物をほぼ100%で再現できたりするものです」

マミ「なんでもありね...」

神無月「そうですかね?でもまだ物をコピーすることはまだやったことがないですね」

マミ「なら、ちょっと試してみない?」

神無月「何をですか?」

マミ「その物をコピーする能力よ」

神無月「でも...」

マミ「駄目、かしら?」上目遣い

神無月「う...」

神無月「あ、明日はどうですか?明日なら時間はたくさんありますし...」

マミ「...ふふ、ごめんなさいね。少し困らせたくなっちゃって」クスクス

神無月「は、はあ...」

マミ「じゃぁ明日、市街地と工場地を結ぶ大橋の下に来てくれない?もし来れるならそこで試しましょ?」

神無月「明日ですね。わかりました」

マミ「さようなら。天堂君」

神無月「はい。また明日」

「お...!!神...月!!」

「早く起きなさい!遅刻するわよ!」

神無月「ッッ!」

杏子「やっと起きたか?もう8時だぞ!」

ほむら「神無月!!早く着替えなさい!」

神無月「は、はい!」

通学路

ほむら「ハァ...ハァ...」

神無月「ほむらさん!つかまってください!」

ほむら「こんな時に何を言っているの?!」

神無月「瞬間移動します!早く手を!!」

神無月「クッ、」パシッ

ほむら「ちょッ!!」

ビシュン

神無月「なんとか間に合ったみたいですね」

ほむら「うそ...本当に瞬間移動するなんて...」

神無月「ほむらさん!急ぎましょう!」

ほむら「え、ええ」タッタッタッ

教室前

神無月「...ギリギリ間に合いましたね」

ほむら「いつまで手を繋いでるつもり?」///

神無月「す、すみません」

ほむら「別に、気にしてないわ」///

まどか「ほむらちゃんおはよ~今日どうしたの?こんな遅刻ギリギリに来るなんて」

ほむら「神無月が寝坊したのよ」

神無月「す、すみません...」

さやか「今日も転校生とほむらはラブラブってか?あんな堂々と手なんか繋いで学校来るなんてさぁ」ニヤニヤ

ほむら「貴女には関係ないわ」///

さやか「そんなに顔真っ赤にしても説得力ないぞ~?」ニヤニヤ

神無月「先生来ましたよ」ボソッ

さやか「やばっ!」サッ

ほむら「神無月。あとであの瞬間移動のことを教えて貰うわよ」ボソッ

時間が飛んで放課後

ほむら「で、こんなところに何の用があって来たの?」

マミ「私は天堂君の固有魔法が見たくてね。すごいのよ、天堂君の固有魔法」

ほむら「物を作る魔法のこと?それとも瞬間移動のことかしら?」

マミ「暁美さん知ってたの?」

神無月「はい。ほむらさんには全て話してあります」

ほむら「それより、今日使った瞬間移動について知りたいのだけれど」

神無月「ああ、はい。瞬間移動って言っても、移動先の座標やそこに人がいないと瞬間移動はできません。例えば、僕がここから海外に瞬間移動しようとしても、そこに僕の知っている人や座標がわからないと移動できません」

マミ「へぇ~瞬間移動って言ってもそこまで使えるようなものじゃないってことね」

神無月「はい。ちなみに瞬間移動ができる範囲ですが、座標がわかればどこにでも行くことができます。それこそ、太陽系外...もしかしたらこの宇宙の外側まで行けます」

ほむら「ハァ...スケールが大き過ぎてついて行けないわ...」

神無月「...少し、巴さんに大事な話をしようと思いましてね」」

ほむら「待って!今話すのは!」

神無月「そんなこと言ってもいつかは言うことになりますよ?」

マミ「な、なに?どうしたの?突然...」

神無月「...巴さん。魔法少女で成人している魔法少女を見たことがありますか?」

マミ「見たことないわよ?」

神無月「...少女は、成長すると女性と呼ばれますよね?この意味がわかりますか?」

マミ「そ、そんな...嘘よ...」

神無月「魔法少女は魔女になる。そういうことです...ッ」ギリッ

マミ「魔法少女が...魔女?...じゃぁ今まで倒してきた魔女は...」プルプル

ほむら「残念ながら、事実よ。私達魔法少女が持っているソウルジェムが濁りきったとき、ソウルジェムは砕けてグリーフシードに変換される。そして、キュウべぇの正体...それは宇宙街生命体よ。あいつらの目的は人間が持つ感情をエネルギーに変え、宇宙全体の寿命を延ばすことよ」

マミ「う...そ...」

神無月「全て本当です。ですが、僕の剣の力を使ってソウルジェムを身体の中に帰すことができます。実際に杏子さんも元に戻りました」

マミ「!!佐倉さんが...それに魔法少女を辞めれる...」

神無月「どうします?僕達と一緒にワルプルギスの夜を倒すか、今この場で魔法少女から人間に戻るか。どうします?」

マミ「わ、私は...人間に、戻りたい...」

神無月「...そうですか。なら「でも、今は戻るつもりはないわ」

ほむら「!!巴マミ、貴女...」

マミ「ワルプルギスの夜。この魔女を倒すまで私は魔法少女のままでいるわ」

神無月「...わかりました。それが、貴女の答えですね?」

マミ「...ええ。でも...」ギュッ

神無月「?」

マミ「私、寂しかったの...私は、いつも独りぼっちだったもの...」ウルウル

神無月「巴さん...」

マミ「...でも、私、もう独りぼっちじゃないもの。だって、貴方や、暁美さんが...」ポロポロ

マミ「だから...もう独りぼっちにしないで?」ポロポロ

神無月「巴さんは独りぼっちじゃありませんよ。だって、僕の、僕達の仲間じゃないですか」ギュッ

神無月「だから、もう独りでいる必要なんてありません」ニコッ

マミ「天堂君...ありがとう...」ポロポロ

マミ(私、もう独りぼっちじゃない...!)

ほむら「...」

神無月「どうしました?ほむらさん?」

ほむら「...なんでもないわ。それと、いい加減離れたらどうなの?貴方達?」

マミ「あ、ごめんなさいね。突然あんなことして...」

神無月「問題ありません。だって、もう仲間って言ったじゃないですか」ニコッ

マミ「...」///

ほむら「もう要件は済んだわよね?帰るわよ」グイッ

神無月「おっと...それでは巴さん。また明日」ヒラヒラ

マミ「ええ」フリフリ///

通学路

ほむら「...」グイッ

神無月「わっ、ど、どうしたんですか?」

ほむら「...なんでもないわ。早く帰りましょう」パッ

神無月「は、はい」

ほむら「...ごめんなさい」ボソッ

神無月「何か言いましたか?」

ほむら「何も言ってないわ。さぁ、早く帰りましょう。お腹を空かせた子犬が待ってるわ」クスッ

神無月「そうですね。あ、瞬間移動します?」

ほむら「こんな人が多い場所で瞬間移動なんてできるわけないでしょう?それにそこまで距離もないし、急いでいる訳でもないでしょ?」

神無月「そ、そうですか」

ほむら「...ねぇ」

神無月「なんですか?」

ほむら「巴マミのこと、どう思ってるの?」

神無月「...強い人だと思ってました。でも、本当は弱くて、自分を強く見せようとしてたように見えました」

ほむら「...そう」

神無月「僕は、あの人を守りたいと思いました」

ほむら「...」

神無月「あれ、杏子さん?」

杏子「お?神無月か」

ほむら「杏子...」

杏子「早く帰ろうぜー!腹減った!」

神無月「あはは、今日は僕が作りますから」ニコッ

ほむホーム


ほむら「で、今日は何を作るの?」

神無月「ちょうどブリが手に入ったので今日は和食にしてみます」

ほむら「何か手伝いましょうか?」

神無月「大丈夫です」

ほむら「そう。なら私は少しワルプルギスの夜に向けての資料を用意するわ」

神無月「...あと10日ですか」

ほむら「ええ...でも、私は勝つわ」

神無月「私達、じゃないんですか?」

杏子「あたしが居るんだ。負けるわけねえだろう?」ニッ

神無月「よし。晩飯作ってきます」

神無月(勝つ...でも分かる...今のままじゃ絶対に勝てない。勝てる可能性がある作戦は...)トントン

神無月(僕が強くなる?でもそんな時間はないし...魔法少女を集める...)

神無月「そうだ!!魔法少女を集めればいいんだ!!」バンッ

ほむ杏「ッ!?」ビクッ

杏子「び、びっくりした...」

ほむら「はぁ...心臓に悪い...それで、魔法少女なんてどうやって集めるの?」

神無月「これを見てください」スッ

杏子「これ、キュウべぇか?こんなもん撮ってどうすんだ?」

神無月「これをモブ男に見せたらインキュベーターが見えてなかったんです」

ほむら「!!まさか...」

神無月「この写真をインターネットにアップします。電話番号を入れて、もし、この写真をに写っている白い小動物が見えたらこの電話番号まで連絡してください。こんな感じにやればそこそこ集まると思うんですが...」

神無月「この写真をインターネットにアップします。電話番号を入れて、もし、この写真をに写っている白い小動物が見えたらこの電話番号まで連絡してください。こんな感じにやればそこそこ集まると思うんですが...」×

神無月「この写真をインターネットにアップします。電話番号を入れて、もし、この写真に写っている白い小動物が見えたらこの電話番号まで連絡してください。こんな感じにやればそこそこ集まると思うんですが...」⚪︎

誤字すいません

ほむら「確かに、この方法なら魔法少女が集まるわね。でも、どこのサイトにアップするかとか考えてあるの?」

ドンドンドン!

ほむら「?こんな時間に誰?」

神無月「はい~」

まどか「ハァ...ハァ...」

ほむら「!!まどか!」

神無月「まどかさん!?どうしてここに...」

まどか「さやかちゃんと...マミさんが!!」ウルウル

神無月「少し落ち着いてください。それで、何があったんですか?」

まどか「さやかちゃんと学校から帰ってくる時に周りが暗くなって...突然訳わかんないとこ連れてかれて...」ポロポロ

まどか「それで、それで...」ポロポロ

神無月「ほむらさんはまどかさんを!僕は巴さんとさやかさんを助けに行きます!!」

杏子「どうした?なんか大変そうだが...

神無月「杏子さんはほむらさんと一緒にまどかさんをお願いします!僕はこれから巴さんとさやかさんを助けに行きます!」

杏子「!!マミのやつ...」

ほむら「まどか。大丈夫?」

まどか「うん...でも、マミさんとさやかちゃんがぁ...」ポロポロ

ほむら「まどか...」

まどか「マミさんがぁ...さやかちゃんがぁ...死んじゃうよぉ...グスッ...」ポロポロ

神無月「それは大丈夫です!僕が必ず助けて見せます!」

まどか「え...」ポロポロ

神無月「それまでほむらさんと一緒にいてください」ニコッナデナデ

まどか「うん...わかった」ポロポロ

神無月「巴さん...いたッ!」

ビシュン

まどか「...天堂君が...消えた...」

ほむら「気にしないで。さぁ、上がってちょうだい」

まどか「う、うん...」

杏子「お前が鹿目まどかか?」

ほむら「そうよ。貴女に助けて欲しいとお願いした桃色の髪の娘よ」

杏子「へぇー、あんたが最強の魔法(杏子!)

神無月「ここか...!!巴さん!さやかさん!」シャキン

マミ「ッ!天堂君?!」

さやか「!!転校生?!」なんで...!!転校生!マミさんを助けて!」

神無月「元よりそのつもりだぁ!!」

神無月「伏せろぉ!マミィ!!」タッ

神無月「砕けろぉぉぉぉ!!」ザシュッ

神無月「さやか!これをマミの髪飾りについてる石にあてろ!」

さやか「これは?」

神無月「いいから早く!!」

さやか「わ、わかった。マミさん!ちょっと失礼します!」カチン

マミ「!グリーフシード...」シュゥゥ

神無月「クソがッ!数が多過ぎんだよ!」ザシュッザシュッ

マミ「天堂君!!そいつは使い魔を一気に出現させるわ!!でも魔女自体はそのまま鎮座しているからその隙に魔女を攻撃して!!」

神無月「わかった!」ザシュッ

神無月「ええい鬱陶しい!喰らえぇ!!はぁぁ!!」バシュッ

ドカァァァァン...

さやか「す、すごい...」

マミ「私だって少しは!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

彼女の放った攻撃は魔女に命中した。
筈だった

神無月「...あの攻撃をモロに受けてそれでもくたばらねぇとはな...」

ほむら「神無月!!」

神無月「ほむら!!まどかと杏子は?!」

ほむら「もう大丈夫。それよりあの魔女...」

神無月「ああ、さっきとは全く姿が違う。しかも変わったのは見た目だけじゃねぇ。魔力量も増えてやがる...」

魔女「ギャァァァ!!」バシュッ

神無月「ッ!!ほむらぁ!避けろぉぉぉぉ!!」

ほむら「神...しまっ」

ドカァァァァン...

神無月「あ、あ...ほむ、ら...」

マミ「嘘...暁美さんが...」

さやか「ほむらが...死んだ?」

さやか「ねぇ!!転校生!!ほむらは?!ほむらは?!」

神無月「俺が...俺の弱さが...
ーーーー
ほむら「ねぇ、神無月」

神無月「なんですか?ほむらさん?」

ほむら「私を、あの永遠の迷路から救い出してくれるんだよね?」ウルウル

神無月「...はい。必ず、誰も死ぬことなくワルプルギスの夜を乗り越えます」

ほむら「...」ギュッ

神無月「?!」

ほむら「少し、このままでいさせて?」上目遣い

神無月「...はい」

神無月...貴女は僕が守ります。ですから、もう一人で抱え込まなくていいんですよ」

ほむら「うん...ありがとう」ニコッ
ーーーー」

神無月「守るって...誓った筈なのに...」

神無月「俺は...俺はぁ...」

神無月「くそぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉ!!」シュインシュイン

マミ「すごい魔力...」

さやか「転校生...」

魔女「ギャァァァ!!」

魔女は倒れて瀕死状態のほむらに攻撃の矛先を向けた。

魔女「ギャァァァ!!」バシュッ

神無月「...」ビシュン

マミ「ッ!」ビクッ

神無月「...ほむらを頼む」シュインシュイン

さやか「ねぇ!転校生!ほむらは死んだの?!」

神無月「まだ少しだけ生きている...治療を頼んだぞ。マミ」ビシュン

マミ(一瞬であの距離を...)

さやか「マミさん!!ほむらを早く治してください!!」

マミ「ご、ごめんなさい」シュワァ

神無月「くたばりやがれぇぇぇぇぇ!!」ドコォ

神無月「クソがッ!...ほむら達は...まだ治療が必要か...ならッ!」シュインシュイン

神無月「これで終わりだぁぁぁぁ!!」ブォンブォン

神無月「はぁぁぁぁぁぁ!!」バシュッ

魔女「ギィャァァァ!!」

神無月「はぁ...はぁ...」フッ

神無月「!!体が...」フラッ

ほむら「...んっ」

さやか「あ、ほむら!!」

ほむら「わたし...」

神無月(ほむらさん...起きた...よかったぁ)ドサッ

ほむら「神無月!!」

マミ「まだ起きちゃ駄目よ!傷がまた開いちゃう!!...私が見てくるからじっとしてなさい」

神無月「」

さやか「転校生...」

マミ「...気絶してるだけね。美樹さん。そこに落ちている本を取ってくれないかしら?」

さやか「えっと、これですか?」

マミ「私は二人を運ぶから美樹さんはそれをお願い」

さやか「わかりました...」

ほむら「いいえ、貴女は神無月を運んで。私なら大丈夫だから」

マミ「でも...」

ほむら「大丈夫よ。それに人を抱えて歩いているところなんて人に見られたくないでしょう?」

マミ「...わかったわ。あの、暁美さん」

ほむら「何かしら?」

マミ「桃色の髪をした子が貴女の家に来なかった?魔女に追い詰められてる私を助けるために無理させちゃって...」

さやか「テレパシーとかで連絡できないんですか?」

QB「できないことはないよ。なんなら繋げてあげようか?」

さやか「うん。お願い」

QB「...これで繋がったよ」

さやか「QBありがと!」

さやか(まどか!まどか!)

まどか(さやかちゃん?!大丈夫?!)

さやか(うん。ほむらと転校生が来てね。助けてくれたんだ)

まどか(よかったぁ...マミさんも無事なの?)

さやか(マミさんは大丈夫だよ。でも、ほむらと転校生が...)

まどか(天堂君とほむらちゃんがどうかしたの?)

さやか(マミさんとあたしを庇って大怪我したの...ほむらはマミさんが治したけど、転校生が...)

マミ「どう?鹿目さんなんて言ってる?」

さやか「ほむらと転校生が大怪我したって言ったらだいぶ心配そうにしてました」

マミ「そう...」

ほむら「...」

ほむら(薄っすらだけど覚えてる...神無月の本が飛ばされて、金色の魔力を纏って...)

ほむら(でも、あれが使えれば...ワルプルギスの夜に勝てる確率が上がる!)

ほむら「ッ!ぐぅぅ...」ズキズキ

さやか「ちょっと!ほむら大丈夫?!」

マミ「暁美さん?!治療がまだ完璧じゃなかったからなの?!」

神無月「...う...」

神無月「ほむらさん...ぐッ!」ギリッ

マミ「!!天堂君駄目っ!」

神無月「ぐ...くぅぅぅ」シュインシュイン

神無月「はぁ...はぁ...下がってろ」

さやか「...ほむらに何すんの?」

神無月「俺の魔力を分ける...」バッ

神無月はエネルギー弾を撃つのと同じ体勢をとると、ほむらに向けて金色の魔力の塊をぶつけた。

ほむら「傷が...塞がっていく...」

神無月「ゼェ...はぁ...あぐッ」ドサッ

ほむら「神無月!!」タッタッタッ

神無月「え、えへへ...少し魔力を使い過ぎました...」

ほむら「馬鹿...こんなに無理して...」

神無月「」ガクッ

ほむら「...とりあえず、私の家まで運ぶわ。そこにまどかもいる」

マミ「私が運ぶわ。...思ってた以上に重いわね...身体強化した方が良さそうね」

ほむら「グリーフシードのストックなら大量に余っているから穢れの心配はないわよ」

さやか「へぇ~グリーフシードってどんなやつ?」

ほむら「...さっき貴女に渡した黒い石がグリーフシードよ」

さやか「あれがグリーフシード...」

ほむら「詳しい話は私の家で話すわ」

ほむホーム

まどか「ほむらちゃん...」

ほむら「大丈夫よ。それより...」

杏子「...おい、神無月はなんであんなにボロボロなんだ?」

ほむほむ説明中...

まどか「天堂君...」

杏子「あいつ...無茶しやがって...」

ガチャッ

ほむら「巴マミ...」

マミ「...かなりの重症ね。肋骨が4本、右腕の神経断裂...私のなんとか神経は繋げたけど、前のようにちゃんと動くかどうか...」

さやか「...」

ほむら「...2人は、魔法少女について何か知ってるの?」

杏子「!!...いいのか?」

ほむら「えぇ。それに、これ以上隠し事をして信用を失いたくないもの」

杏子「...そうか」

さやか「...ねぇ、転校生が怪我したのってさ、あたしのせいなのかな?」

ほむら「さやか...」

さやか「だって、あたしが「それは違いますよ。さやかさん」

さやか「!!」

ほむら「ッ!!神無月?!」

杏子「おい!!大丈夫なのかよ?!」

神無月「はい。それに、もっと修行しないと20日後に訪れる災悪に勝てません」

マミ「なに言ってるの!!まだ傷が塞がってないのよ?!そんな状態で戦ったりしたら...」

神無月「僕の見立てでは...ふんッ!」シュインシュイン

ほむさやマミ杏まど「!!」

まどか「天堂君...金色になっちゃった...」

神無月「...これを使っても、きっとワルプルギスの夜には敵いません」

さやか「ワルプルギスの夜?なにそれ?」

ほむら「ワルプルギスの夜...スーパーセルに比喩される最凶最悪の魔女よ」

神無月「...ふぅ」フッ

神無月「ーぁ?」ガクッ

ほむら「神無月!!」

神無月「大丈夫です。それよりも...」

QB「...これは驚いた。まさかサイヤ人の中でも千年に一度現れると言い伝えられていた伝説のスーパーサイヤ人が実在するなんてね」

神無月「要件はなんだ?あるならとっとと言え」

QB「まぁ、スーパーサイヤ人になったところで彼女には敵わないだろうけどね。精々足掻いてみるといい」

神無月「...消えろ」スッ

QB「おっと殺すのはm」グチャッ

まどか「ひどい...わざわざ殺さなくても...」

神無月「ひどくなんてありません。あいつらは嘘をついて契約をするようなクソですよ?生きてる価値なんてありません」

神無月「それに、いつも家を囲むようにインキュベーターだけを弾く結界を張っているのですが、どうやらスーパーなんとかってやつになると本とのリンクが切れるみたいです」

杏子「リンク?なんだそれ?」

神無月「基本的に本から魔力を引き出して魔法を使う時、本とのリンクが必要なんです。リンクすると...」ヌギヌギ

杏子「ちょ、おま」

神無月「こんな感じに体に模様ができるんです。このままスーパーなんとかになると強制的にリンクが切られてしまいます」

マミ「なにこれ...」

ほむら「ひどい傷...すぐに手当てしないと!」

神無月「大丈夫です。この体にある模様みたいなものには自己再生能力があるので、二日後には完治します」

さやか「なにそれチートじゃん...」

まどか「...痛くないの?」

神無月「別にどうってことないですよ。この程度の傷、まだまだ優しいもんですよ」

杏子「ふ~ん。あたしとやりあった時に首筋に見えた魔女の口づけみたいなモンの正体がそいつだったって訳か」

マミ「...ねぇ天堂君。そろそろ服着ない?」///

神無月「あ、すいません...」

神無月「まどかさん、さやかさん。今日はもう遅いので、僕が送ります」

まどさや「う、うん」

神無月「えっと、まずまどかさんからでいいですか?」

さやか「うん。まどかからでいいよ」

神無月「さぁ、僕の手につかまってください」スッ

まどか「えっ...」///

神無月「どうしました?早く行きますよ」ギュ

まどか「にゃ、にゃぅぅ...」///

ビシュン

神無月「まどかさん。着きましたよ」パッ

まどか「あ、」

神無月「?」

まどか「!な、なんでもないよ!ありがと天堂君!また明日!」フリフリ

神無月「はい。また明日学校で」ニコッ

まどか「...」///フリフリ

ビシュン

神無月「さやかさん」スッ

さやか「うん♪よろしくね♪」チラッ

ほむら「...」ムスッ

ビシュン

神無月「

着きましたよ」

さやか「ありがと♪」

神無月「では、僕は「ちょっと待って!」

神無月「なんですか?」

さやか「転校生とほむらってさ、どうゆう関係なの?」

神無月「う~ん...家主と居候、ですかね?」

さやか「ふ~ん」

さやか(ほむら...これちゃんとアピールしないと取られちゃうよ...)

神無月「あの...もうそろそろ帰っていいですか?」

さやか「ん?あ、ごめん!」

神無月「では、僕はこれで」

さやか「うん。バイバイ神無月」フリフリ

神無月「はい。また明日学校で」ニコッ

ビシュン

神無月「ただいま」

杏子「おはえり~」モグモグ

神無月「ん?ご飯...あ!ほむらさんすいません!僕が作ると言ったのに...」

ほむら「...早く食べなさい」ムスッ

神無月「えっと...」

杏子「...」チョイチョイ

神無月「なんですか?」ボソボソ

杏子「なんでほむらがあんなに怒ってるかわかるか?」ボソボソ

神無月「...わかりません」ボソッ

杏子「お前もか...飯を作ってくれたんだが、なんかずっとあんな感じでさぁ。マミの奴も帰っちまったし、怖ぇなぁ...」

神無月「僕がご飯作るのサボったこと怒ってるんですかね?」ボソボソ

ほむら「本人のいない所でコソコソ話すのはやめて欲しいのだけれど」ギロ

神杏「ヒイッ!!」

神無月「すいません!!」
杏子「ごめんなさいぃ!!」

ほむら「...それと、別に怒っているわけではないわよ」

神無月「えっと...じゃぁなんで...」

ほむら「貴方が私に...その...」///

神無月「?」

ほむら「貴方が私に構ってくれないから...」///

神無月「えっとなら...こうですか?」ナデナデ

ほむら「ッ!」///ビクン

神無月(あ、凄いサラサラだ...手櫛がスッと通る...)サラサラ

ほむら「あ、あの...」///

神無月(しかも柔らかいし、白髪とか、他の色の髪が一切と言っていいほど混じってない...素晴らしい!!)

ほむら「...」///

杏子(ナデナデいいなぁ...)

神無月(杏子さんの髪はフワフワの犬みたいな感触で素晴らしかったけど、ほむらさんの髪も...)

ほむら「や、やめてくださいぃぃ!」///

神無月「うわっふ?!」ビクッ

ほむら「はぁ...はぁ...」///

神無月「ほ、ほむらさん?」

ほむら「...お風呂入ってくる」///

神無月「さらに怒らせちゃったかなぁ...」ショボン

杏子「んっ」スッ

神無月「?」

杏子「...撫でて」グイッ

神無月「おうふ...」ドキッ

ほむら「...」

ほむら(まさかあんなにナデナデ上手なんて...)

ほむら「ッ!」ボンッ///

ほむら「あ、着替えのこと考えてなかった...」

キョウコォォォ!!

神無月「杏子さん、ほむらさんが呼んでますよ」

杏子「なぁにぃ~?」ウットリ

神無月「なッ!?」ドキッ

神無月(やばい...可愛すぎる!)ピタッ

杏子「やぁ...もっと...」ギュッ

神無月「は、はい。でも、ほむらさんが呼んでますよ」

杏子「え、ナデナデは?」ウルウル

神無月「あ、後でたくさん撫でてあげますから...」

杏子「うん...」ショボン

神無月(うがぁぁぁぁぁ!!罪悪感半端ないぃぃぃ!!)ジタバタ

神無月(なんだよ?!涙目上目遣いとか僕をころしに来てるんですかねぇ!?)

杏子「...」///

神無月「どうしたんですか?」

杏子「なぁ、さっきあたしなにやってた?」///

神無月「さっきは撫でてってせがまれたので、ずっと撫でてました」

杏子「そ、そうか」///

神無月「あ、ほむらさんはなんと言っていましたか?」

杏子「着替えを風呂場に持っていくのを忘れたから取って来てくれって」///

神無月「そうですか」

杏子「それで着替えの場所がわからなくって...」///

神無月「着替え半端あそこです」

杏子「あ、ありがとう」///

神無月「杏子さん」ピトッ

杏子「ふやぁ!」///ビクン

杏子「い、いきなりなにやってんだ!!」///

神無月「風邪...じゃないですね」

神無月「あまりにも顔が赤かったので、風邪かと心配しました」

杏子「ふ、ふ~ん」///

杏子「...」///ソワソワ

杏子「う...んっ...」///プルプル

神無月「杏子さん?どうしました?」

杏子「な、なんでもねぇよ...」

神無月「...撫でて欲しいんですか?」

杏子「...」///コクコク

神無月(可愛いなぁ...妹にしたい)ナデナデ

キョウコォォォ!!キガエ!!

神無月「あ、呼んでますよ」ピタッ

杏子「...わかった」スタスタ

神無月「ふぅ...」

神無月「着替え半端あそこです」×

神無月「着替えはあそこです」◯

誤字すいません

マミ「...かなりの重症ね。肋骨が4本、右腕の神経断裂...私のなんとか神経は繋げたけど、前のようにちゃんと動くかどうか...」×

マミ「...かなりの重症ね。肋骨が4本、右腕の神経断裂...私の魔法でなんとか神経は繋げたけど、前のようにちゃんと動くかどうか...」◯

自分で書いてて思いますが、本当に誤字多いですね...

神無月「あ、飯食って片付けないと...」

神無月「...美味い」モグモグ

ほむら「はぁぁ...」スタスタ

神無月「ん?あ、ほむらさん!さっきはすいません」

ほむら「べ、別に気にしてないわ」

神無月「洗い物は僕がやっておくので、ほむらさんは先に寝てください」

ほむら「でも傷が...」

神無月「大丈夫です。それより、明日の学校に備えて寝てください」ニコッ

ほむら「...明日起きれるの?」

神無月「...ぜ、善処します」アセアセ

ほむら「ふふふっ...全く、貴方って人は」クスクス

神無月「あはは...いつもすいません」

ほむら「じゃぁ、そろそろ寝るわね」

神無月「お休みない。ほむらさん」

ほむら「えぇ、おやすみ」

神無月「ふぅ、さて、片付けるか」

神無月「ッ!...治癒スピードを上げるか...」ズキズキ

杏子「なぁ、まだ傷、痛むんだろ?」

神無月「杏子さん...」

杏子「お前...何か隠してないか?」

神無月「...やっぱり隠し通すのは無理でしたか」

神無月「実は、僕のこの本には色々な魔術が入っているんです。その中には空間を捻じ曲げて、こっちの時間より早いスピードで時間が経過する場所があるんです」

杏子「ふぅ~ん。それだけじゃないだろ?」

神無月「はい。僕は、その中で修行します」

杏子「時間経過がこっちの世界と違う?つーことはよ、こっちの1時間があったの世界だと1日ってことか?」

神無月「はい、そんな感じです。時間経過の違いは、こっちの1日が向こうだと10年経過したことになります。簡単に言うと、1日で10年分の修行ができる場所だと思ってくれれば大丈夫です」

杏子「そうか...ふぁぁぁ...」ゴシゴシ

神無月「もう寝た方がいいんじゃないですか?」

杏子「ああ...そうさせてもらう...」スタスタ

神無月「...さて、僕も外で汚れ弾いて寝るか」スタスタ

神無月(2人を起こさないように...そっと...そっと...)

ほむら「うう...んぅ...」モゾモゾ

神無月「!!」

神無月(せ、セーフ...)

神無月(さて僕も「まど...かぁ...」

神無月「...大丈夫ですよ。必ず僕が貴女達を救ってみせます」ナデナデ

ほむら「ん...ぅ...」

神無月(そうだ......僕がほむらさんを、みんなを救うんだ!!)

神無月「...寝よ」

神無月「んぅ...朝かぁ...」

神無月「今日は早く起きれたなぁ...」

神無月「さて、早く起きたことだし、飯作るか...あ?」

神無月「時間が昨日寝たまま止まってる...」

ガチャッ

神無月「ほむらさんか?」

神無月「!!この血...」

神無月「まさか!!」

神無月「ほむらさん!!杏子さん!!」

神無月「外に、外にいるはずだ!!」

神無月「どうなって...街が...」

神無月「なんで...なんで...」

神無月「あれは...ほむらさん!!ほむらさぁぁぁん!!」タッタッタッ

グシャッ

ほむら「」

神無月「!!ほむらさん!!」

神無月「ほむらさん!!ほむらさん!!」

神無月「クソッ!!」

神無月「はぁぁぁぁぁぁ!!」シュインシュイン

SS神無月「どいつだ...出てこい!!」

「へぇ~スーパーサイヤ人かぁ」

SS神無月「!!誰だ!!」

「僕?嫌だなぁ~見て分からないのかな?」

神無月?「僕は君だよ?」

SS神無月「何を言ってやがる!!」

神無月?「あははっ」

SS神無月「笑ってんじゃねぇ!!ほむらを何故攻撃した?!」

神無月?「それは、君がそれを望んだからだよ」

SS神無月「俺が...望んだぁ?何ふざけたこと言ってやがる!!」

神無月?「僕は君、君は僕。もう既に分かっているんじゃないのかな?」

SS神無月「消えろぉぉぉ!!」バシュッ

ドカァァァァン...

SS神無月「はぁ...はぁ...」

神無月?「またそうやって自分を隠し続けるるんだね」

SS神無月「ッ!!俺が殺したはずだ...何故生きてやがる!!」

神無月?「ここは夢の中。君が「死ねぇ!!」バシュッ

SS神無月「殺った!!」

神無月?「そうやってまた人を殺すのかな?」

SS神無月「貴様ぁ!!」

神無月?「そんなこと、無駄だと知っているのに、まだ続ける気かな?」

SS神無月「黙れ...」

神無月?「ふふふっ、腕の中を見てごらん?」

SS神無月「腕...うわぁぁぁぁぁ!!」パッ

ほむら?「ねぇ、見捨てないで...」

SS神無月「ああ...あぁ...」

神無月?「ふふふっ、逃げるの?またそうやって逃げて、追いかけてきたら殺して、また自分の周りに死体の山を作るんだね」

SS神無月「違う!!俺は...」

ほむら?「私のことも見捨てるのね...」

SS神無月「違う...違う...」

ほむら「私のことも、ミステルノ??」

SS神無月「うう...うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!」シュインシュイン

神無月「うう...ッ!!」バッ

神無月「はぁ...はぁ...夢...」

神無月「時間は...5時...はぁぁぁ...」ガクッ

神無月「ほむらさん...ほむらさんは?!」ダッ

神無月「ほむらさん!!」

ほむら「うるさいわねぇ...何なのよこんな時間に...」

神無月「いき...生きてる...よかったぁ...」ドサッ

ほむら「神無月!!」

ほむら「神無月!大丈夫?!」

神無月「大丈夫です...少し、嫌な夢を見てしまって...」

ほむら「夢?」

神無月「僕の偽物と、ほむらさんが死んでしまう夢で...」

ほむら「そう...」

ほむら(酷い汗...そんなに酷い夢を...)ナデナデ

神無月「?ほむらさん?」

ほむら「どうしたの?」ナデナデ

神無月「いやあの...」

ほむら「?何よ?」ナデナデ

神無月「あ、はい。なんでもないです」

神無月(あ、太もも柔らかい...)

神無月(!!僕...今なんて...)

杏子「何やってんだ?」

神無月「あ、杏子さん。おはようございます」

杏子「あぁ、それより...」

ほむら「おはよう杏子」

杏子「あぁ、それは...」

ほむら「?膝枕よ」

杏子「じゃ、邪魔して悪かったな」スタスタ

神無月「あのぅ...」

ほむら「♪」ナデナデ

神無月(なんとゆうか...ほむらさんがこんな顔するなんて...)

神無月(会った初日なんて...)

初日
ほむら「貴方、こんなところでなにをしているのかしら」ギロッ

神無月(これが...)

現在
ほむら「♪」ナデナデ

神無月(変わったなぁ...)

神無月「...」ジィー

ほむら「?」

神無月「...」ジィー

ほむら「...」

神無月「...」ジィィ

ほむら「...っ!」///

神無月「あの...大丈夫ですか?」

ほむら「ふぇっ?!だ、大丈夫よ...」///

神無月「そろそろ学校に行く準備した方が...」

ほむら「そ、そうね」///プイッ

神無月「昨日はほむらさんに夕食作りを押し付けてしまったので、今日は僕が作ります。弁当も既に作ってあります」

ほむら「仕事が早いわね」

神無月「居候なんですから。これくらいのことをしないと駄目ですからね」

ほむら「じゃぁ、着替えるからあっち行って」///

神無月「あ、はい」スタスタ

杏子「なぁ~腹減ったぁ~」

神無月「今から作りますから、待っていてください」

神無月(今日は目玉焼き白米と味噌汁でいいな)

神無月(確かほむらさんが醤油で、杏子さんが塩コショウだな)パッパッ

神無月「杏子さん~ほむらさん~できましたよ~」

ほむら「あら、今日は和風なのね」

神無月「あ、弁当は洋風ですよ」コトッ

ほむら「楽しみにしているわ」クスッ

神無月「はい」ニコッ

杏子「待ってたぜ!!」

神無月「どうぞ」

神ほむ杏「いただきます」スッ

杏子「!!味噌汁うめぇ...」ゴクゴク

神無月「ありがとうございます」ニコニコ

ほむら「神無月、醤油は?」

神無月「どうぞ」スッ

ほむら「ありがとう」タラ~

神無月「ほむらさん」

ほむら「何?」

神無月「明日から1日修行をするんですが、その修行には巴さんとほむらさんの協力が必要なんです」

ほむら「協力?何をすればいいのかしら?」

神無月「とりあえず、めちゃくちゃに魔法を使って、ソウルジェムを汚してください。そのあと、グリーフシードに汚れを移して、汚れたグリーフシードを僕がいつも持っている本の付箋が貼ってあるページに置いてください」

ほむら「それじゃぁ、明日は私と巴マミも学校を休むのね?」

神無月「すいません...」

ほむら「ワルプルギスの夜、倒せるのよね?」

神無月「僕の見立てでは、まだスーパーなんとかってやつにはまだ上があると思うんです。スーパーなんとかの限界を超えることができれば...」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒せる確率が上がる、という事ね」

神無月「はい。杏子さんに説明したのですが」

神無月「僕の本の中には、1日が10年進む異世界のような場所があるんです。僕はその中で10年修行します。でも、流石に相手がいないとどうしようもないので、倒しても大丈夫な魔女が僕の相手に最適だと思ったんです」

ほむら「1日が10年...」

神無月「はい。その間にもやって欲しいことがあるので、どうぞ」

ほむら「ノート?」

神無月「これに明日やって欲しいことが書いてあります」

ほむら「目を通しておくわ」

神無月「お願いします」

神無月「っと、そろそろ家を出た方がいいですね」

ほむら「...えぇ」

神無月「杏子さん。ちゃんと静かに待っていてくださいね」

杏子「へいへい」ヒラヒラ

神ほむ「行ってきます」

杏子「行ってら~」

通学路

ほむら「?あれは...」

神無月「どうしました?」

「いや!!やめて!!」ジタバタ

「大人しくしろ!!」バキッ

ほむら「ッ!」

ほむら(呉キリカ?!何故あんな事をされて...)

ほむら(そうか!この時間軸では、呉キリカと美国織莉子は契約していない...)

ほむら(だからと言って、こんな事許して言い訳が...)

ほむら「...神無月?」

神無月「...」スタスタ

ほむら「神無月!!」

神無月「...先に学校に行っていてください」

ほむら「...分かったわ。くれぐれも目立ちすぎる行為は慎みなさいよ」

神無月「...」スタスタ

キリカ「いや...いやぁ...」

不良「おらっwwwしゃぶれや!!」

キリカ「ッ...」

不良「おいおい...立場を「おい、お前ら」

不良「あぁん?」

神無月「...」

不良2「なんだテメェ?俺たちに刃向かうきかぁ?」

不良「お前ら!!見せしめにしてやれ!!」

不良達「おうwww任せろwww」チャキッバン

神無月「...」スカッ

神無月「ふんッ!!」ドコォ

不良2「ぐぇぇぇ...」

神無月「消えろ。このクズ」グチャッ

不良2「」

不良「お、お前ら!!」

不良3「そらッ!!」ブンッ

神無月「...」ガシッ

不良「!?て、鉄パイプを素手で...」

神無月「けッ、情けねぇ。やるならちゃんとやれぇ!!」バキィ

不良3「」ビクンビクン

神無月「口程にもねぇなぁ...さて」ゴキゴキ

神無月「覚悟は、出来たかぁ?」

不良達「ヒィィィ!!すんませんでしたぁぁぁ!!」タッタッタッ

神無月「次はねぇからなぁぁぁ!!」

キリカ「ッ...」フルフル

神無月「あ、大丈夫ですか?」

キリカ「!」ビク

神無月「...顔に傷は...大丈夫そうですね」

キリカ「...誰?」

神無月「僕は、天堂神無月です」

キリカ「天堂...神無月...」

神無月「立てますか?」

キリカ「うわぁぁぁん!!」ギュッ

神無月「...もう大丈夫ですよ」

キリカ「怖かった...怖かったよぉぉ...!!」ポロポロ

神無月(震えて泣いてる...なんて酷い事を...)

神無月「あの、そろそろ...」

キリカ「うぅ...ぐすっ...」ウルウル

神無月(今日は休むしかない。かぁ...)

神無月「...」ポンポン

神無月『おい、インキュベーターぁ!!』

QB『君から僕にテレパシーを飛ばすなんて珍しいね。要件はなんだい?』

神無月『お前に頼むのは癪だが、ほむらさんに学校を休むと伝えて欲しい』

QB『なんだ、そんなことかい?わかったよ』

神無月『そんなにほいほい俺の言う事を聞いて宇宙の寿命を延ばすのに利益になるのか?』

QB『勿論さ。運が良ければ鹿目まどかとの契約を結べるかもしれないからね』

神無月『それをほむらさんがさせると思うか?』

QB『僕達は諦めないよ。鹿目まどかの素質はこれまで契約を結んできた魔法少女達の中でも一番だ。この機を逃すわけないよ』

神無月『相変わらずムカつく野郎だぜテメェはよぉ...とっとと行ってこい』

QB『全く、君が呼び止めたんじゃないか...』

神無月(...行ったか)

神無月(さてと...)

キリカ「...」ギュッ

神無月(どうしよう...)

神無月「え、えっと...そろそろ此処から離れたましょう」

キリカ「...うん」ギュッ

神無月「もうそろそろ裏路地を抜けるので、離れてくれるとありがたいのですが...」

キリカ「...わかった」パッ

キリカ「...」ビクビク

神無月「...手、繋ぎましょうか?」スッ

キリカ「!!...ありがとう」ギュ

キリカ「...ねぇ」

神無月「なんですか?」

キリカ「なんで私を助けたの?」

神無月「...ああやって自分の欲望を無理やり他人の体を使って発散しようとするクズが大嫌いだからです」

キリカ「...キリカ」

神無月「?」

キリカ「私の名前。呉キリカ」

神無月「キリカさん...ですね。これからよろしくお願いします」ニコッ

キリカ「ッ!」///

神無月「このあとキリカさんはどうするつもりなんですか?」

キリカ「私は...」

神無月「その制服、三滝原中の物みたいですけど、学校はどうします?僕は休むことにしましたけど」

キリカ「...学校なんて、行きたくない」

神無月「どうしてですか?」

キリカ「...」

神無月「...まさかとは思いますが」

神無月「いじめられてるんですか?」

キリカ「...うううん。私、不登校なんだ」

神無月「!すいません...」

キリカ「気にしないで。私が私の意思で行ってないだけだから」

神無月「...家まで送りましょうか?」

キリカ「その必要はないよ。恩人」

神無月「そうですか...恩人?」

キリカ「うん。私をあいつらから助けてくれた恩人」

神無月「お、恩人ですか...」

キリカ「やだ?普通に名前で呼んだ方がいい?」

神無月「恩人ってのはちょっと...」

キリカ「わかった。じゃぁ神無月、これからよろしくね」ニコッ

神無月「ッ!?」ドキッ

神無月(こ、これ...ほむらさんと巴さんの時と同じだ...!)

キリカ「じゃぁ、私は家に帰るよ」ヒラヒラ

神無月「え、はい」

神無月「...さて、魔女狩りでもするか」

昼学校

ほむら「...」モグモグ

ほむら(神無月が休み...しかも私になんの報告も無しインキュベーターを通して...)

まどか「...」モグモグ

さやか「...」モグモグ

仁美「み、皆さんどうされたのですか?」

ほむら「なんでも無いわよ。仁美」モグモグ

まどか「何も無いよ?仁美ちゃん」モグモグ

さやか「なんも無いよ?仁美」モグモグ

仁美「そ、そうですか...」

神無月「...やたら魔女が多いな...邪悪な魔力が...」

神無月「ここらで一番強いのは...捉えた!!」ビシュン

結界内

使い魔達「くぁwせdrftgyふじこlp」ウジャウジャ

神無月「今回の魔女はやけに趣味が悪いな...」シャキン

神無月「おらぁッ!!」ブンッ

神無月「あ、あれ?右腕の感覚が...ッ!」ガキンッ

神無月「くそがっ!!はあぁぁぁ!!」シュインシュイン

SS神無月「だぁりゃあぁぁぁぁ!!」ブンッ

使い魔達「くぁwせdrftg」グチャァ

SS神無月「危ねぇ...魔力を剣に纏わせておいてよかったぜ...」

SS神無月「ん?もう最深部か?」スタスタ

SS神無月「さてと、こいつの相手すんのは部が悪いし、高エネルギー砲を一撃当てて終わりにするか」

魔女「くぁwせdrftgyふじこぉぉぉぉぉ!」

SS神無月「うるせええぇぇぇぇ!!」バシュッ

SS神無月「ぜぇ...ぜぇ...」

SS神無月「マジで耳が壊れるかと思ったぜ...」

SS神無月「ふぅ...」フッ

神無月「さて、このまま瞬間移動で順番に力の強い魔女から殺していくか...」ビシュン

神無月はその後も魔女狩りを続け、三滝原と風見野の魔女を全滅させた。

神無月「はぁぁぁ...本当に疲れた...」スタスタ

神無月「早く帰ってほむらさんと巴さんに事情を説明しないと...」ビシュン

神無月「ただいま...」

ほむまどさや杏マミ「きゃぁぁぁぁぁ

ぁぁぁ!!」

神無月「どうしました?」

杏子「お、驚かすなよ...」

まどか「び、びっくりさせないでよぉ...」

ほむら「...いい加減にしないと本当に説教するわよ」

神無月「え、なん...あ、すいません」ペコッ

ほむら「はぁ...今二人に魔法少女について教えていたのよ」

さやか「うん。もう魔法少女が魔女になるところまで聞いたよ」

さやか「ってかなんで学校休んだの?」

神無月「裏路地でクズが女の子を襲ってたのでやってきました」

ほむら「...今日昼頃スーパーサイヤ人になってたけど、まさかスーパーサイヤ人で殺ったとか言わないでしょうね?」

神無月「あんなクズ共一切の魔力使わずに素手で殴りこ...殴り倒してやりました」

さやか「今殺したって言おうとしたよね?したよね?」ガクブル

神無月「一人銃なんて持ってやがったので、警察に捕まってるはずですよ。それに、クズを殺す魔力と時間が勿体無いです」

ほむら「神無月も帰ってきたことだし、作戦会議をするわよ」

神無月「はい」

杏子「神無月、お前1日で10年って言ってたけど、何時からその空間に入るんだ?」

神無月「午前12時から明後日の午前12時までです」

ほむら「ノートには目を通したけど、これ、本当にやるの?」

神無月「あたりまえです。僕がスーパー...スーパーなんとかってやつを超えれたとしても、ワルプルギスの夜に勝てる保証なんてありませんから」

マミ「ねぇ、ワルプルギスの夜の出現位置の確認なんだけど...」

さやか「すごいね...」

まどか「うん...私、ここにいていいのかなぁ...」

さやか「帰れなんて言われてないし、大丈夫でしょ」

神無月「はい。集まった魔法少女によりますが、この作戦は20人必要な作戦です」

神無月「まず、ここが遊撃部隊。遊撃部隊には、ほむらさんを主軸とした最もスピード、スピードを上げたり、捕縛魔法などの特殊な固有魔法を使える魔法少女が所属します。最低でも5人は必要です」

神無月「そして、ここが護衛班。基本的に後ろにいて、治癒能力の高い魔法少女が所属します」

神無月「そして、ここが一番大切な司令塔役の魔法少女が所属します」

神無月「そし「ちょっと待って」

ほむら「なんで中心に何も配置しないのかしら?」

神無月「ここには僕が所属します。ここで遊撃部隊が捕縛魔法でワルプルギスの夜を拘束します。僕はここからスーパーなんとかのフルパワーのエネルギー砲を打ち込みます」

杏子「もしお前が言う通りの魔法少女が来なかったらどうするんだ?」

神無月「...その時は僕がスーパーなんとかを超えているることに賭けます」

ほむら「...」

マミ「そんなに心配しなくても大丈夫よ。魔法少女は願いの内容によって使える魔法が違うの。私だったらリボン。暁美さんなら時間停止みたいに、魔法が偏るなんてあり得ないことなのよ」

神無月「え、そうなんですか?」

マミ「ええ。それとも私の言うことは信用できない?」

神無月「いっ、いえ!!そんなことは...!」アセアセ

ほむら「巴さん」

マミ「ふふふっ、ごめんなさいね」ニコニコ

まどか「...ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「なに?まどか」

まどか「絶対に勝てるだよね?また時間を巻き戻し「そんなことは僕がさせない」

ほむら「神無月...」

まどか「天堂君...」

神無月「僕は、ほむらさんを助ける。絶対に。失敗なんて考えない」

神無月「僕は、ほむらさんのように時間軸を移動するなんてできない。だから俺はほむらの呪われた一ヶ月間をこの時間軸で終わらせる!!」

神無月「絶対に死なせない。ほむら、まどか、杏子、さやか、マミ」

神無月「誰一人死なせない。皆んな俺の大切な人だ!!」

ほむまど杏マミ「...」///

神無月「...すいません。突然声を荒げてしまって」

まどか「う、うううん!わ、私帰るね!バイバイ皆んな!!」///

神無月「気をつけてくださいね~」

さやか「さてとっ、まどかも帰ったし、あたしもそろそろ帰るね」

神無月「あ、僕が送ります」

さやか「うん。ありがと」

神無月「...よしっ!」ビシュン

さやホーム前

神無月「...着きましたよ」

さやか「うん...」

神無月「...お願いってなんですか?」

さやか「実は...」ボソボソ

神無月「なんだそんなことですか。早く言ってくれればよかったのに...」

さやか「治せるの?」

神無月「はい。少し荒技になりますけどね」

さやか「荒技って?」

神無月「一度腕を切り落とします」

さやか「!!なに言ってんの?!」

神無月「でも、上条恭介って言うさやかさんの想い人に痛みはありませんよ」

さやか「...それしかないの?」

神無月「はい。これが無理なら諦めるしかありません」

さやか「...お願い」

神無月「では、3日後の病院が完全に寝る深夜帯に決行します」

神無月「では、作戦会議があるので、僕はこれで失礼します」ビシュン

さやか「...やったぁぁぁ!!」ピョンピョン

さやか「治る...恭介の手が治るんだぁ~!!」クルクル

はい。見事にキリカとさやかがキャラ崩壊しています。
さやかは魔法少女の話を聞いて、神無月にお願いをして、駄目だったら契約していた。という感じです。

神無月「...送ってきました」

ほむら「お疲れ様。今日の夕ご飯は私が作るわ」

神無月「いえ、昨日はサボってしまったので...」

ほむら「いいえ、私が作るわ」

神無月「は、はぁ...」

神無月「...」

杏子「どうした?そんなに暗い顔して」

神無月「杏子さん...」

杏子「またなんかあったのか?」

神無月「いえ、そういうわけでは...」

杏子「ま、そううじうじすんなって」

神無月「はい」

神無月「...さて」

神無月「ほむらさん~!パソコン借りますよ~!」

ほむら「なにを調べるの?」スタスタ

神無月「...やります」

ほむら「...もう、やるのね」

神無月「はい。もう10日、いえ、9日しかありませんから」

ほむら「...頼んだわよ」

神無月「任せてください」カタカタカタ

神無月(まず...インキュベーターの写真を載せて...)カタカタカタ

神無月「...」カタカタカタ

マミ「凄いわね...」

杏子「こいつオフィスとかで働いてる方がいいんじゃねぇか?」

神無月「...できました。あとは魔法少女から連絡があるのを待つだけです」

ほむら「こっちもちょうどできたわよ」スタスタ

神無月「え?なんか多くないですか?」

ほむら「今日は巴さんもいるから、少し豪華にしてみたわ」

杏子「相変わらず美味そうだなぁ!」

ほむ神杏マミ「いただきます」

杏子「うぉぉ!美味い!」

マミ「このチキンもなかなか...」モグモグ

杏子「あ?なんか量がどんどん...」

マミ「えっ、もうシチューとパンが...」

神無月「んぐッ!んぐッ!」モグモグ

杏子「お前か!」

神無月「すいません...なんか異常な程空腹で...」

ほむら「ふふふっ、まだあるから大丈夫よ」クスクス

神無月「うぉやったぁ!」

杏子「なんか...神無月じゃないみたいな食いっぷりだな」

マミ「ふふふっ、普段のオドオドしてる天堂君からは想像つかない姿よね」クスクス

ほむら「巴さん~!」

マミ「なぁに?暁美さん」

ほむら「これ、運ぶの手伝ってくれませんか?」

マミ「ええ、わかったわ」

ほむら「神無月、できたわよ」スタスタ

神無月「待ってました!」

杏子「あ、あたしも!」

神無月「あぐっ!あぐっ!」ガツガツ

杏子「んぐッ!んぐッ!」ガツガツ

マミ「んもう、二人ともお行儀が悪いわよ」

神無月「んぐんぐッ...すいません」

杏子「もうあたしは食えないよ...」

神無月「すいません...まだいいですか?」

マミ「嘘...まだ食べるの?」

神無月「はい...」

ほむら「全く...しょうがないわね...」スタスタ

マミ「私も手伝うわ。一人だけじゃ大変でしょ?」

ほむら「すいません、お願いしてもいいですか?」

マミ「当たり前よ。私達、仲間でしょ?」

ほむら「!!はいっ!」

マミ「さぁ、食いしん坊さんがお腹を空かせてまだでいることだし、そろそろ作りましょう」

ほむら「はい!」

神無月「...」

神無月(ワルプルギスの夜...多分、スーパー...スーパー...スーパーなんとかを超えただけじゃ駄目だ)

神無月(スーパーなんとかを超えて、更にそれを...)

マミ「天堂君。できたわよ」

ほむら「この量を作る私達の身にもなって欲しいわ」

神無月「す、すいはへん...」ガツガツ

ほむら「喋るか食べるのかどっちかにしなさい...」

食事後

神無月「ふぅぅ...ご馳走様です」

マミ「あの量がたった30分で...」

ほむら「はぁ...今日は疲れたわ」

杏子「やっと食い終わったのか?」

ほむら「ええ...」

マミ「やっとよ...」

杏子「なんつーか...お疲れ様」

神無月「じゃぁ、僕は外で汚れを弾いてきます」スタスタ

マミ「暁美さん、天堂君お風呂入らないの?」

ほむら「私と暮らし始めてからは、入ってないと思います」

ほむら「でも、魔力で綺麗にしているので、お風呂に入るよりもずっと綺麗なはずですよ」

マミ「確かにそうだけど...」

杏子「ま、いいんじゃねぇか?実際あいつ綺麗だしな」

マミ「ええ、確かにそうね」

ほむら「巴さん。先にお風呂どうぞ」

マミ「いいの?」

ほむら「はい。12時から神無月の修行開始なので、少しでも寝たほうがいいですから」

マミ「それじゃぁ、お言葉に甘えさせて貰うわね」スタスタ

神無月「あれ?巴さんは...」

ほむら「お風呂よ」パアァ

神無月「変身なんてしてどうするんですか?」

ほむら「もうそろそろソウルジェムを汚さないといけないでしょう?」

神無月「え?!もうこんな時間ですか?!」

ほむら「全く...貴方もう少し時間を気にしなさい」

神無月「気をつけます...」

ほむら「とりあえず...」ジワジワ

神無月「すごい勢いで汚れてますけど、大丈夫ですか?」

ほむら「私、回復魔法は得意じゃないのよ。だからならべく早く汚すために全力で回復魔法を使っているのよ」カチンシュワァ

ほむら「はい」スッ

神無月「ありがとうございます」パシ

マミ「暁美さん、出たわよ...あら?もうやっているの?」

ほむら「もうそろそろ始めないといけない時間なので、先に始めてます」

マミ「ふふふっ、それじゃぁ私も」パアァ

杏子「なぁ、ほむら入んねぇなら先入っていいか?」

ほむら「好きにしなさい」ジワジワ

杏子「ああ。...ソウルジェムヤバくないか?」

ほむら「神無月が今日も馬鹿みたいにグリーフシードを集めてきたから大丈夫よ」ジャラジャラ

杏子「こりゃすげぇな...」

神無月「あと1時間...」

57分後

神無月「...そろそろ着替えてきます」スタスタ

ほむら「着替える?」

マミ「...ふぅ、暁美さん。はい」

ほむら「ありがとうございます」

神無月「...」スタスタ

杏子「うわっ、真っ黒だな」

ほむら「なにそれ?」

神無月「甲冑です。10年もいるので、普通の服じゃ持たないんです」

マミ「まるでアニメや漫画に出てくる騎士様みたい...」

神無月「...では、そろそろ時間ですので」

ほむら「...絶対に死なないでよね」

杏子「頑張れよ!」

マミ「ちゃんと体調管理はするのよ」

神無月「はい。...また10年後に!」ビシュン

杏子「...行ったな」

マミ「さぁ、どんどん入れてくわよ!」ジャラジャラ

ほむら「はい!」ジャラジャラ

異空間

神無月「よっし!まずは...はッ!!」シュインシュイン

SS神無月「これに体を慣らす必要があるな」

コロコロカラン

魔女「ガォォォォォ!!」

SS神無月「いいねぇ!おらぁぁぁ!!」シュインシュイン

ほむら「ふぅ...後はまたグリーフシードに汚れを移す作業を繰り返すだけね」

マミ「流石に疲れるわね...」

ほむら「はい...でも、疲れてる分、汚れが溜まりやすいので、作業が早くなります」ジワジワ

マミ「確かにその通りね...もう限界まで濁ってきたわ...」カチンシュゥゥ

ほむら「ふ、わぁぁぁ...」

マミ「暁美さん、少し休みなさい」

ほむら「いえ、大丈夫です」カチンシュゥゥ

マミ「なら、交代制にしましょう。今から私は午前5時までやるから、暁美さんは5時から10時までお願い」ジワジワ

ほむら「...すいません」

マミ「ふふふっ、可愛い後輩のためよ。これくらいどうってことないわ」

杏子「zzz...」

ほむら「タイマーを...5時にセットして...おやすみなさい...」

マミ「こんなに早く寝付くなんて、相当疲れていたのね...」

ほむら「...」スヤスヤ

神無月視点

SS神無月「うおおぉぉぉぉ!!」バシュッ

SS神無月「よしっ!これで30体!」

SS神無月「さて、1時間だけ仮眠をとるか...」

SS神無月「...」スヤスヤ

はい。神無月が現在修行の空間は、精神と時の部屋みたいなものです。ほむらやマミがグリーフシードをポンポン入れているのに、神無月が仮眠を理由は、ほむらたちがいる世界と神無月が修行中の世界は流れている時間が違いすぎるからです。大体、1日30体から35体のペースで送り込んできます。無論、その修行中の世界には10年保つ栄養食と、水を持ってきています。

SS神無月「...そろそろ時間だな」

SS神無月「大体今のパワーはこの空間に入る前の5倍くらいか?」

SS神無月「ま、どうにしろ...ん?これ...」

SS神無月「ロープ?いや、これ...俺から生えてるように見える...と言うか生えてる...」フリフリ

SS神無月「ええぇぇぇぇ?!」

SS神無月「なんで?!なんだこれ?!」

SS神無月「ま、まぁ、修行の邪魔になるわけでもねぇし、腰に巻いておくか」グルグル

SS神無月「これでよし...」

SS神無月「さぁて!修行の続きだ!」

マミ「んんんっ...はぁ...そろそろ5時ね」

ほむら「巴さん。そろそろ代わりましょう」

マミ「ええ、お願いね...」

ほむら「はい」

ほむら(だいぶやつれてる...やっぱりソウルジェムに限界まで汚れを貯めたり浄化したりを繰り返すと精神にかなり影響を及ぼすみたいね)

ほむら「...」ジワジワ

ほむら「神無月...」

QB「彼のことがそんなに心配なのかい?」

ほむら「インキュベーター...」

QB「スーパーサイヤ人。それを彼が超えられると思うかい?」

ほむら「彼は必ずスーパーサイヤ人を超えるわ」

QB「何処にそんなことを言える根拠があるんだい?僕が見てきた惑星ベジータやサダラでも、スーパーサイヤ人を超えたサイヤ人はおろか、スーパーサイヤ人にすら覚醒した者は居なかった」

ほむら「...」カチンシュゥゥ

QB「...まぁ、精々足掻くといいさ。君達では彼女には敵わない」テクテク

学校

まどか「今日はほむらちゃんとマミさん、天堂君もおやすみだね」

さやか「うん、確か、転校生がなんとかって...」

まどか「スーパーサイヤ人だよ。さやかちゃん」

さやか「スーパーサイヤ人かぁ...なんかすごいことになってきたよね...」

まどか「ワルプルギスの夜...」

さやか「大丈夫だって!だって、転校生も、マミさんも、ほむらも、皆んな強いんだから!...だから、絶対に契約なんてしちゃダメだよ?」

まどか「うん...わかってる...」

さやか「はぁ~四時間目数学かぁ...」

ここから学校のことを淡々と続けて行くのは地味になるので、カット!

マミ「そろそろ12時...」ジワジワ

ほむら「私も手伝います!」

マミ「いいえ、暁美さんは休んでて」カチンシュゥゥ

ほむら「でも...」

マミ「魔法少女からの電話の嵐はどうするの?」

ほむら「それは...」

マミ「電話の対応をしながら魔法を使うなんて無理よ」

杏子「なぁ、もう12時だぞ?」

ほむマミ「えっ」

魔道書が激しい金色の光を発生させる。そして

神無月「よッしゃぁぁ!!」スタッ

マミ「えっ!?」

ほむら「?!」

杏子「誰だ?!」

神無月「あ、杏子さん!10年ぶりですね~元気にしてましたか?」

杏子「10年...お、お前まさか!?」

神無月「僕です、神無月です!」

ほむ杏マミ「え、」

ほむ杏マミ「えええぇぇぇぇぇ!?」

神無月「ど、どうしたんですか?」

杏子「そりゃぁお前...」

マミ「昨日と全く姿が違うと誰でもビックリするわよ...」

ほむら「...」

神無月「そういえば、ほむらさんたちから見ると僕と会うのは10年ぶりでしたね」

ほむら「...ッ」ギュッ

神無月「ほ、ほむらさん?」

ほむら「怪我、してない?」ギュゥゥ

神無月「...はい。大丈夫ですよ」ギュッ

神無月「そういえば、ほむらさんたちから見ると僕と会うのは10年ぶりでしたね」×

神無月「そういえば、ほむらさんたちから見ると僕と会うのは昨日ぶりでしたね」○

誤字すいません。

神無月「そういえば、ほむらさんたちから見ると僕と会うのは10年ぶりでしたね」×

神無月「そういえば、ほむらさんたちから見ると僕と会うのは昨日ぶりでしたね」○

誤字すいません。

ほむら「?」

フリフリ

ほむら「ねぇ神無月、これ、なに?」ガシッ

神無月「え、あぁ、修行をしていたら生えてきたんです」フリフリ

神無月「一回切ったんですけど、またすぐに生えてきたので、切らずに腰に巻きつけてあります」

ほむら「ふ~ん...」サワサワ

杏子「尻尾...なぁ、あたしも触っていいか?」

マミ「はぁぁ...ごめんなさい。少し休ませて貰うわ」

神無月「1日もあんなことさせてすいません...」

マミ「大丈夫よ...」

ほむら「...」ギュゥゥ

神無月「...着替えたいので離れてもらってもいいですか?」

杏子「へぇ~なんだか猫みたいだな」ニギニギ

ほむら「...」ギュゥゥゥ

神無月(はぁ...仕方ない、しばらくこのままにしとくか...)

神無月「ほむらさん」

ほむら「?」

神無月「よしよし、1日よく頑張りましたね」ナデナデ

ほむら「ッ~!!」///

神無月「そのおかげで僕は...」

神無月「スーパーなんとかを超えることができました」ナデナデ

ほむら「ほ、本当!!?」

神無月「はい。自分で言うのはなんですけど、僕は強くなりすぎてしまったみたいです」

ほむら「これで...これでやっと...」ウルウル

ほむら「ッ...ッ...」ポロポロ

神無月「よく今まで頑張ってきましたね。ほむらさん」ナデナデ

ほむら「うぅ...うわぁぁぁぁぁん!!」ポロポロ

杏子「...少し外行ってくる」スタスタ

神無月「...」ナデナデ

ほむら「ぐすっ...」ポロポロ

30分後

ほむら「...」ギュッ

神無月「...落ち着きましたか?」ナデナデ

ほむら「うん...ごめんね。何回も泣いちゃって...」

神無月「いいえ、何度も絶望しそうになって、傷だらけになって、それでも何回も何回も繰り返して、これで今まで泣かずに頑張ってきたんですから」ナデナデ

マミ「ごめんなさいね、少し疲れ...」

マミ「暁美さん...私、帰るわね」

神無月「ありがとうございます」

ほむら「びぐっ...ごめんなさい...」ポロポロ

マミ「だ、大丈夫よ。じゃぁ、また明日ね」

神無月「はい。気をつけて帰ってくださいね」

マミ「ふふ、ありがと」フリフリ

ほむら「ひっく...うぇ...」ポロポロ

神無月「よしよし、よしよし」ナデナデ

ほむら「ぐすっ...」ポロポロ

神無月「大丈夫ですよ、貴女は僕が守りますから」ナデナデ

神無月がほむらをあやすこと一時間

ほむら「ごめん...なさい...」///

神無月「ふふっ、僕は可愛いほむらさんが見れてとても眼福でしたよ」ニコニコ

ほむら「や、やめてぇ...」///

神無月「あんなに強気なほむらさんが抱きついてきて泣いてくれて、僕は「やめてええぇぇぇぇ」///

ほむら「やめて...やめてよぉ...」///

神無月「はい」ニコニコ

ほむら「うぅ...もうやだぁ...」///

神無月「...ほむらさんは、僕のこと、どう思ってますか?」

ほむら「こんどはなによ...」///

神無月「いえ、僕はほむらさんに信用されてるかどうか心配になってしまいまして...」

ほむら「...信用してない男の胸に抱きつく女が何処にいるの?」///

神無月「え...」

ほむら「これだけ言ってもわからない?」///

神無月「そ、それって...」

神無月「僕、信用されてる。ってことでいいんですか...?」

ほむら「...ええ」

神無月「よ、よかったぁ...」

神無月「これで、9年間悩んできたことが解決しました!」

神無月「ほむらさん、ありがとうごさいます」ニコッ

ほむら「そ、そう」///プイッ

神無月「では、僕は着替えて...あっ」

ほむら「どうしたの?」

神無月「そういえば...今の僕の体に合う服がありません...」

ほむら「どうするの?今からなんて何処も店開いてないわよ?」

神無月「とりあえず、今日はこの甲冑をつけたまま寝ます」

ほむら「学校はどうするの?突然、身長の高い男が学校に来て、天堂神無月です。って言って、信じてもらえると思う?」

神無月「どうしましょう...」

杏子「ただいまぁ~」

神無月「おかえりなさい。杏子さん」

ほむら「おかえり。杏子」

杏子「悪りぃけど、あたしはもう寝るよ」

神無月「あ、おやすみなさい」

ほむら「外に行ったんたんだから、ちゃんと風呂に入りなさい」

杏子「えぇ~だって「だってじゃない」

杏子「...わかったよ。入ってくる」スタスタ

神無月「本格的にどうしたらいいか...」

ほむら「...」

神無月「...」

ほむら「...ねぇ、これは提案なんだけど、聴いてくれる?」

神無月「はい?なんでしょう?」

ほむら「あなたのその体、魔法少女の契約で元に戻せるかもしれないわ」

神無月「ッ?!な、何言って...」

ほむら「貴方は魔法少女を元に戻せる。違わない?」

神無月「そうですけど...でも、元に戻せるからってそれは...」

神無月「それに僕なんかの為に祈りを捧げてくれる魔法少女なんて何処にも「いるぜ。ここにな」

ほむら「杏子...」

杏子「なぁ、神無月の体を元に戻すんだろ?ならさ、体を元に戻す契約、あたしにさせてくれ」

神無月「杏子さん...」

ほむら「...お願いしても、いいかしら?」

神無月「ほむらさん?!」

杏子「なに、どうせ契約してもお前がまた魔法少女やめさせてくれるんだろ?」

神無月「で、でも...」

杏子「いいだろ?少しくらい、役に立たせてくれよ」

神無月「...わかりました。では、結界を解除します」

QB「ふぅ、やっと入って...あれ?君は...」

神無月「...俺は、天堂神無月だ」

QB「...まさか、体の成長を急激に早めたのか...!」

神無月「そんな訳ねぇだろぉが!」

杏子「そんなことより、早くあたしと契約してくれ」

QB「いいよ。寧ろ大歓迎だよ。それで、君はどんな祈りでソウルジェムを輝かせるんだい?」

杏子「神無月の体を10年前に戻してほしい」

QB「それは無理な願いだね。僕達は、神無月の体がどうなったかも知らないし、何より人の成長を戻すなんて君の素質では無理だよ」

杏子「なに?!」

神無月「やっぱりな...」

ほむら「想定の範囲内よ、問題ないわ」

杏子「じゃぁどうすんだ?」

ほむら「体を再構築すればいいのよ。それなら可能でしょう?」

QB「それなら可能だよ」

杏子「キュウべぇ。早く願いを叶えてくれ!」

QB「さぁ、願いを言うといい」

杏子「あたしの願いは、神無月の体を14歳の頃の体に、再構築してもらうこと」

QB「君の願いは、エントロピーを凌駕した!」パァァ

杏子「うぅ...くっ...」

QB「さぁ、受け取るがいい。それが君の運命だ!」

杏子「これが...新しいあたしのソウルジェム...」

神無月「緑色の、ソウルジェム...」

QB「さて、契約も結べたし、僕はこれで失礼するよ」テクテク

神無月「あ...れ?声が若干高く...それに目線も...」

ほむら「無事に戻れたみたいね」

神無月「はい。なんだか目線が低くて落ち着きませんけど...」

ほむら「杏子。契約したてで悪いけど、変身してくれないかしら?」

杏子「ああ、いいぜ」パァァ

杏子「これでいいか?」

杏子の魔法少女姿は以前とは違い、右手には金色の杖、体のラインが多くでているシスターが着ているような黒い服に服と同色の帽子、右の太腿の付け根まであるスリットからは緑色のソウルジェムがつけられていた。

杏子「おおう...なんか落ち着かないな...」

神無月「なんと言うか...露出が多い衣装ですね」

ほむら「...」ペタペタ

ほむら(やっぱり大きい...)

神無月「大丈夫ですよ。まだ希望はあります」

ほむら「う、うるさいわよ!!」

杏子「おい、突然どうしたんだ?」

ほむら「はぁ...なんでもないわよ」

杏子「そろそろ変身解除するぞ」

神無月「あ、はい」

杏子「...それで、体はどうなんだ?」

神無月「目線がだいぶ低くなったこと以外は問題ありません」

神無月「ちょうど1時半...さやかさんに頼まれごとかあるので、2時間程開けます」

ほむら「手を治すの?」

神無月「はい。無論、上条恭介は睡眠状態なので気づいたら手が動くようになっていた。と言う感じです」

神無月「では、行ってきます」ビシュン

上条恭介の病室

神無月(だいぶ金持ちの家だな...さて、こいつが起きる前にとっとと催眠魔法をかけて...)

神無月(よし、あとは...)

神無月「...」ザシュッ

神無月(よし、魔道書とのリンクを切ってからも1時間は魔法が切れないはずだ...とっととスーパーなんとかの魔力を分けて再生能力倍増をすれば終わりだな)

神無月「...はッ!」シュインシュイン

神無月「...」バシュッ

恭介「うぅ...」ググッ

神無月(少し痛むが、我慢しろよ。この調子だとあと10分で完全に再生する筈だ)

神無月「...」ビシュン

神無月「ただいまです」スタッ

ほむら「おかえりなさい」モグモグ

杏子「おかえり~」モグモグ

神無月「はい。では、僕は着替えてきます」スタスタ

ほむら「あの調子だと治せたみたいね」

杏子「ああ、あいつすぐ顔に出るからなぁ」クスクス

ほむら「最初の頃と、何にも変わってないわね...」

杏子「ま、それがあいつの良さだろ」

ほむら「ふふふっ、それもそうね」クスクス

杏子「でも、あいつスーパーサイヤ人を超えることはできたのか?」

ほむら「えぇ、自分で言うのもなんですが、僕は強くなり過ぎてしまったみたいです。なんて言っていたあたり、超えることはできたとみていいわね」

杏子「つーかあいつ、尻尾生えたてたけど...」

ほむら「修行をしていたら生えてきたそうよ」

杏子「...やっぱり、あいつはサイヤ人ってやつなのか?」

ほむら「...ええ。でも、そこまで気にしてない様子だったわね」

神無月「サイヤ人がどうかしたんですか?」

ほむ杏「ひゃぁ!!」

ほむら「と、突然声をかけないで!」

杏子「び、びっくりした...」

神無月「す、すいません」

ほむら「はぁ...聞いてたの?」

神無月「はい。僕がサイヤ人である事は別に気にしてませんし、寧ろ感謝しています。サイヤ人の血が入っているから、スーパーなんとかになれる訳ですし、スーパーなんとかの力があれば貴女達を守ることができますから」ニコッ

ほむら「...」///

杏子「...」///

神無月「大丈夫ですか?二人とも顔赤いですよ?」

ほむら「い、いいの!大丈夫だから...」///

杏子「も、もう寝る!」///スタスタ

ほむら「...ねぇ、関係ない話なんだけど、ガードの固い女ってどう思う?」///

神無月「ガードが固いってことは、簡単に魔女に負けないってことですよね?」

ほむら「そうじゃなくて...男の人と、軽はずみに...その...」///

神無月「ガード...あぁ、僕はガードの固い女の人はいいと思いますよ。他の男と簡単に行為をしない人は好きですよ」

ほむら「ッ!!」///

神無月「ちょっ、本当に大丈夫ですか?!耳まで真っ赤ですよ!?」

ほむら「じ、じゃぁ、貴方は私のこと、どう思う?」///

神無月「好きですよ」

神無月(友達として)

ほむら「え!?」///

神無月「杏子さんも、巴さんも、みんな好きですよ」

ほむら「...」チャキ

神無月「え、え、銃!?」

ほむら「...許さないわよ!!」バンバン

神無月「うわぁぁぁぁぁ!?ごめんなさぁぁい!!」サッサッ

ほむら「この...この...」プルプル

神無月「ほむらさん...?」

ほむら「もう知らない!!」ウルウル

神無月「ほ、ほむらさ「触らないで!!」パシッ

ほむら「もう...知らない...」タッタッタッ

神無月「ほむらさん...」

神無月「...」

神無月(嫌われた...ほむらさんに嫌われた...)

神無月(僕の何がいけなかったんだ...?」

神無月(...外行こ)スタスタ

まどホーム

まどか「ふ...わぁぁ...トイレ...」

まどか「あれは...ほむらちゃん?」

まどか「!!泣いてる...!」タッタッタッガチャ

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか...私...」ウルウル

まどか「どうしたの?何かあったの?」

ほむら「どうしよ...私、神無月に酷いことしちゃった...」ウルウル

まどか「ひ、酷いこと?」

ほむら「...私ね、神無月が自分の言って欲しかったことを言ってくれなかったからって、神無月に...」ウルウル

まどか「ほむらちゃん...」

ほむら「もう...嫌われちゃったよぉ...」ポロポロ

まどか「...うううん、大丈夫だよ。ちゃんと説明して、謝れば許してくれるよ!」

ほむら「本当?」ウルウル

まどか「本当だよ。じゃぁさ、私がほむらちゃんに何か酷いことをして、私が謝ったら許してくれるでしょ?」

ほむら「うん...」

まどか「だから、絶対大丈夫。天堂君は許してくれるよ」

ほむら「...そうだよね。私、謝ってくる...!」タッタッタッ

まどか「バイバイ、ほむらちゃん」フリフリ

ほむら「ありがとう、まどか!」タッタッタッ

人のいない三滝原の街

神無月「う...ぅ...くっ」

神無月「ちくしょおおぉぉぉぉぉ!!」

チクショオオォォォォ...ォォォォ

ほむら「この声...」タッタッタッ

神無月「ちくしょう...ちくしょぉぉ...」

ほむら「神無月!!」タッタッタッ

神無月「!?ほむらさん...」

ほむら「神無月...その...ご、ごめんなさい!」

神無月「...え?」

ほむら「ごめんなさい...自分の思った通りにならないからって、あんな酷いこと...」ウルウル

ほむら「本当に...ごめんなさぁぁぃ...」ポロポロ

神無月「...ふふふっ、本当に、泣いてばかりですね」ナデナデ

ほむら「...ふぇ?」

神無月「謝るのは僕の方です。本当は、気付いているはずなのに、気づいてないふりをして、」

神無月「本当に、すいませんでした」

ほむら「許して...くれるの?」

神無月「当たり前です。それより、言いたいことがあるんです。付いてきてください」

ほむら「...うん」

花の咲いている丘

ほむら「綺麗...」

神無月「...暁美ほむらさん」

ほむら「何?」

神無月「僕と、結婚を前提に付き合ってください!!」

ほむら「私で、いいの?」ウルウル

神無月「僕は貴女以外考えられません」

ほむら「嘘...うそぉ...」ポロポロ

口を手で覆い隠し、大粒の涙を零すほむら。

神無月「嘘じゃありません。...これ、受け取ってください」パカッ

ほむら「...指輪?」

神無月「はい。えっと...気に入りませんでしたか?」

ほむら「うううん...違うの...貴方に選んで貰えるなんて嘘みたいで...」ポロポロ

神無月「...」

ほむらの手を取り、薬指にダイヤモンドのついた指輪をはめる神無月。

神無月「確か、左の薬指でいいんですよね?」

ほむら「うん...うん...」ポロポロ

神無月「僕も嘘みたいですよ。告白したら、断られると思ってましたから」

ほむら「...キス、して」

神無月「...はい」スッ

空は晴れ、月光が差し込む丘の上、初めて二人が交わしたキスだった。

見事に話が訳分からなくなりましたね。台本が神無月が修行をして、杏子が契約して神無月の体を元に戻すところまでしか考えてなかったんです。
ここからどうしよう...

ホテル(意味深)

ほむら「...」///

神無月「...」チラッ

ほむら「ッ...」///プイッ

ほむら「わ、私達...制服のままその...ラ、ラブホテルに...」///

神無月「は、はい」

ほむら「...」///

神無月「...さ、先に風呂に入ってきてください」

ほむら「わかったわ」///

神無月「...」

神無月(どうしてこうなったんだっけ...)

約30分前

神無月「...」ギュッ

ほむら「...」ギュッ///

ほむら「神無月」///

神無月「はい、なんですか?」

ほむら「...私に、消えない証を、刻んで?」ウワメズカイ

神無月「ッ!?」ドキッ

神無月「...わかりました」

今現在

神無月(確かこうだったな...)

神無月「どうしよう...」ボソッ

神無月「!!」

神無月(駄目だ。僕は、ほむらさんと向き合うんだ!)

神無月(でも...)

神無月「...」ソワソワ

神無月(お、落ち着かない...)

神無月(やっぱり、消えない証って...それにホテル...やっぱりほむらさんと...)

神無月「...」ソワソワ

ほむら「あ、上がったわよ」///

神無月「湯上り美人...」

ほむら「ッ!?は、早く入ってきて!!」

神無月「うわわっ、わかりました」スタスタ

ジャアァァァ...

神無月「...」チラッ

如何わしい大人の物の数々

神無月「...」ゴシゴシ

神無月「...」チラッ

薬の入っているボディーソープ

神無月「はぁ...」

神無月(ほむらさんのこと...気持ちよくさせてあげれるかなぁ...)

神無月「...出よう」ガチャ

ほむら視点(神無月が入浴中)

ほむら「...」

『私に...消えない証を刻んで?』

ほむら「ッ!///」

ほむら(場の雰囲気的にあんなことを言ってしまったけど...今考えると...)

ほむら「...?」

ほむら「濡れてる...」

ほむら「...」キョロキョロ

ほむら「...んっ」クチュ

ほむら「はぁ...はぁ...///」クチュクチュ

はい。どう考えてもこの展開しか考えられなかったのでこうなりました。ここから少しだけR15です。苦手な方はここで読むのを中止するか、R15シーンが終わってからの閲覧をお勧めします。

神無月視点

神無月「...さて、服も着た。覚悟を決めるか」

ハァ...ハァ...

神無月「ッ!」サッ

神無月(あ、明らかにあれ...自慰、だよな...」

神無月「...」ニヤァ

神無月(よしっ!絶頂を迎えたところで出て行って、押し倒してやる...)

ほむら「はぁ...はぁ...///」クチュクチュ

ほむら「ッ!!///」ビクビクプシャァ

神無月「ほむらさん」

ほむら「ッ!?」サッ

ほむら「...見てたの?///」

神無月「はい」

神無月「...ほむらさん」ドサッ

ほむらを押し倒す神無月。

ほむら「きゃあっ!///」

神無月「後悔、しませんか?」

ほむら「しないわよ。...きて」ニチャァ

ニチャァ。といやらしい音を立て、ほむらは自分の秘部を指で広げる。

神無月「...行きますよ」

神無月は勃起したモノをほむらの秘部へと押し込んでいく。

ほむら「いッ...流石に少し痛いのね」

神無月「痛くないですか?」

ほむら「大丈夫よ」

神無月「...動きますよ」

ほむら「あっ...ああぁぁぁぁ!!」ビクビク

神無月「はぁ...はぁ...」ズチュッズチュッ

ほむら「はぁっ!あぁっ!」ズチュッズチュッ

神無月「出しますよッ!!」

ほむら「な、中で大きくっ...ああぁぁッ!!」ビクビクビクッ

神無月「ッ...はぁぁ...」

ほむら「キスして...」ウルウル

神無月「...ん」

ほむら「んん...はぁ...あむうっ」

神無月「んっ...はぁ...んん」

ほむら「もっと、もう一回シよ?」

神無月「ああ、僕もシ足りません」ズヌヌッ

ほむら「あっ、入ってきたぁぁ!」ゾクゾクッ

神無月「は...はっ...っ...」ズチュッズチュッ

ほむら「はッ~!あァ!!」グチュグチュ

神無月「ふふっ」ピタッ

ほむら「な、なんで止めるのぉ...?」ウルウル

神無月「これ、なんだと思いますか?」パッ

ほむら「私の、ソウルジェム?」

神無月「これにね、そらッ!」グッ

ほむら「?!?!~あああぁぁッ!!?」ブシャァ

神無月「感度10倍です♪」ズチュズチュ

ほむら「あ゛あ゛ッ゛やめてぇ!!」ガクガクプシャッ

神無月「駄目です。ほら、ほむらさんだって」ギュゥゥゥ

ほむら「あ゛ッちくっ、ひぐぅッ!!」ガクガク

神無月「ほむらさんっ!で、出るッ!」ビュルル

ほむら「んやあぁぁッー!」プシャァ

ほむら「はぁ...はぁ...」ビクビク

神無月とほむらの行為後

ほむら「なんで...」ウルウル

神無月「ごめん。あまりにもほむらが可愛かったから、意地悪したくなったんだよ。本当にごめん」ナデナデ

ほむら「か、可愛いって...///」

神無月「...指輪、ちゃんとつけてくれてるんですね」ナデナデ

ほむら「うん。だって貴方に貰った大切な物だもの」

神無月の前に指を持ってきて、ダイヤを月の光に当てるほむら。

神無月「あぁ、やっぱり似合ってる...」ピタッ

ほむら「や...もっと続けて」ギュッ

神無月「わかりました」ナデナデ

ほむら「明日学校なのに...どうしよう...」

神無月「あ~、もう4時半ですね...そろそろ帰りましょうか」

ほむら「わかったわ」

神無月「...ほむら」

ほむら「何?」

神無月「...愛してる」

ほむら「...私もよ。神無月」

神無月「...」スッ

ほむらの顔に自分の顔を近づける神無月。

ほむら「んっ...」

夜が明ける前、二人は二度目の接吻をした。

ホテルを出た後の帰り道、二人は恋人繋ぎをしながら歩いていた。

ほむら「...」ギュッゥ

神無月「...ふふふっ」ギュッ

ほむら「...ねぇ神無月。今、私、すごく幸せな気分」

神無月「僕もですよ。だって、最愛の女性と、こうやって、手を繋いで帰れるんですから」

ほむら「...」ポスッ

神無月腕に絡みつき、肩に頭をもたれかけるほむら。

ほむら「えへへ...」ギュゥゥ

神無月「ふふっ」

神無月(可愛いなぁ...)

神無月(...何処の誰にも渡したくない。僕の、僕だけのほむら。絶対に誰にも渡さない)

神無月(ほむらは...俺のものだ...)

神無月「ほむらさん。貴女は、僕の女性だ...絶対に誰にも渡しませんよ」

ほむら「私だって、貴方を何処の誰にも触らせないし、触れさせないわ。だって、貴方は私の、私だけのものなのだから」ギュゥゥ

神無月「やっぱり僕達って、相性いいですね」ニコニコ

ほむら「当然よ。私が愛した男性だもの」

神無月「...ふふっ」

ほむら「...ふふっ」

二人で愛を囁きあいながら、絶対に互いを離すことなく帰路を辿る二人、その姿はとても幸せそうに見えた。

本当にどうしましょう...ここからどうやってワルプルギスの夜戦に持っていくか...

神無月とほむらが結ばれてから三日後

まどか「きゃあッ!」

まどか「や、やめてくださいぃ!」

魔法少女「へへっ、ごめんねっ!」タッタッタッ

まどか「はぁ...」

神無月とてもほむらが結ばれてから三日後、三滝原の街には既に50人の魔法少女が集まっていた。

さやか「えへ...えへへぇ...」デレデレ

まどか(天堂君とほむらちゃんが付き合い始めてから、さやかちゃんと上条君まで付き合い出しちゃうし...)

恭介「おはよう。さやか、鹿目さん」

さやか「あ、恭介ぇ~!」ギュッ

恭介「さ、さやかぁ...人前で抱きつかないでくれよ...///」

さやか「恭介顔真っ赤~///」

恭介「そうゆうさやかだって顔、真っ赤だよ?///」

さやか「だってぇ~///」

まどか「はぁ...」

まどか(集まった魔法少女の人達にはちょっかい出されるし...)

まどか「はぁ...」

ほむら「どうしたの?まどか」ニギニギ

まどか「あはは...なんでもないよ...」

神無月「なんだが怒ってませんか?」ニギニギ

まどか「なんでもないよ...」

まどか(天堂君もほむらちゃんも初日はあんなに初々しかったのに...)

イチャイチャイチャ...

まどか(もう2日後には学校中で天堂君とほむらちゃんが腕を組みながら歩く姿が見えたってクラスで話題になってたし...)

魔法少女2「えいっ!」バサァ

まどか「きゃぁぁぁ!!」バッ

まどか「スカート捲らないで!!」

魔法少女2「まあまあそんなに怒りなさんな、まどかさん」サワサワ

まどか「...はぁ」

まどか(魔法少女が沢山街に入ってきたときは頼もしかったけど...)

まどか(スカート捲るのはやめてほしいなぁ...)

杏子「よう、まどか」

マミ「おはよう、鹿目さん」

まどか「杏子ちゃんマミさんおはようございます」

杏子「はぁ...あいつら今日もやってんのか...」

マミ「幸せそうなのはいいけど、もう少し時と場所を弁えて欲しいわ...」

杏子「あたしなんてあれより酷いイチャイチャっぷりをこの三日間見せつけられてたんだぜ?」

まどマミ杏「はぁ...」

魔法少女3「おおっ!天堂様とほむらお姉様がイチャイチャしているわぁぁ!!」

神無月「恋人なんですから」

ほむら「当たり前のことでしょう?」

杏子「なぁ、マミ。お前のところ住んでもいいか?」

マミ「いつでもいいわよ。辛くなったらすぐに言ってね」

神無月「あの...そろそろ...」

ほむら「任せなさい」

ほむら『貴女達、何か忘れてないかしら?』

魔法少女s「あ、天堂様の力を見るんだった」

ほむら『...本当に大丈夫かしら』

神無月「...では、行きますよ」

神無月「...」シュインシュイン

SS神無月「...これが、スーパーサイヤ人」

SS神無月「ふんッ!!」バチバチバチッ

魔法少女4「なんてデタラメな魔力量なの...?」

SS2神無月「これが、スーパーサイヤ人2!」バチバチ

杏子「す、すげぇ...」

魔法少女3「さっきの...スーパーサイヤ人の軽く50倍はある...」

SS2神無月「...ッく、ああああぁぁぁァァ!!」バチバチバチッ

神無月の魔力が柱状になり、激しい衝撃波が起こる。

魔法少女5「そんな!!?」

マミ「まだ上がるというの!!?」

SS2神無月「うわぁぁぁぁぁァァ!!ああああぁぁぁぁぁ!!」シュインシュインバチバチ

更に強い衝撃波を発した後、激しい砂埃の嵐が起こり、辺りが金色の光で包まれる。

魔法少女6「きゃあ!」

その後、光が落ち着き、砂埃の中から神無月の姿が見えた。しかし、普段の神無月ではなかった。

SS3神無月「これが、スーパーサイヤ人を更に超えたスーパーサイヤ人を更に超えたスーパーサイヤ人...スーパーサイヤ人3だぁッ!!」ビリビリ

髪は膝裏まで伸び、眉毛は消えていた。

ほむら「すごい...すごいわよ神無月!!」

神無月に駆け寄るほむら。

SS3神無月「...今はなれないが、後もう一段階変異を残してある」

魔法少女7「嘘...まだこれの上があるなんて...」

魔法少女8「もう私達とは次元が違い過ぎる...次元が違い過ぎて、実力を測れない...」

SS3神無月「ああ、実は、その変異には尻尾を使うんだ」フリフリ

ほむら「その為の尻尾だったのね...」

SS3神無月「うッ...」ガクッ

膝から崩れ落ち、纏っていた金色の魔力は消え、髪は金色から元の白髪に戻っていた。

ほむら「神無月!!」

神無月「はぁ...はぁ...ぐっ...」

ほむら「大丈夫?!」

神無月「そ、そうか...体が幼くなったぶん、スーパーサイヤ人3の魔力がもたないんだ...」

ほむら「...少し休みましょう」

ほむら「ほら、膝枕」ポンポン

神無月「助かる...」ポスッ

魔法少女9「...あたし達は帰ろっか」テクテク

魔法少女4「そうだね~」スタスタ

杏子「あたしも先帰るわ」スタスタ

マミ「暁美さん、私達、先に帰るわね」

まどか「ぁぁ!待ってえぇ!ほむらちゃんバイバイ!」タッタッ

ほむら「ええ、また明日」フリフリ

ほむら「...気分はどう?」ナデナデ

神無月「頭を撫でられるのって、気持ちがいいな...」

ほむら「そう?ふふっ、ならもう少し続けてあげる」ナデナデ

神無月「...」

ほむら「人に、こうやって膝枕してあげるのも、悪くないわね」ナデナデ

神無月「...」

ほむら「...神無月?」

神無月「...」スヤスヤ

ほむら「神無月...ふふっ、さっきとは違って間抜けな顔」クスクス

ほむら「でも、そこも含めて、貴方の事が...好き」

ほむら「...」キョロキョロ

ほむらは辺りを見回し、顔を紅潮させながら神無月の顔に自分の顔を近づける。

ほむら「...///」チュッ

ほむら「キス、しちゃった...///」

ほむら(私...変わったわね)

ほむら(まどかの事しか考えてなかった頃と、神無月が来てくれてから、私の考え方。まるっきり違うのが自分でもわかる)

ほむら(ワルプルギスの夜...今度こそ、決着をつけてやる...!)

ほむら(そして、いつか神無月と...)

神無月『僕と、結婚を前提に付き合ってください!』

ほむら「ッ!///」ブンブンブン

神無月「ぅ...ほむら...?」

ほむら「!!///」

神無月「どうした?そんなに顔真っ赤にして...」

ほむら「み、見てた?///」

神無月「何を?」

ほむら「な、なんでもない///」プイッ

神無月「?」

なんとか神無月がスーパーサイヤ人3まで変身できる所まで持ってこれました...
次は一気にワルプルギス戦、最終話です。

神無月とてもほむらが結ばれてから三日後、三滝原の街には既に50人の魔法少女が集まっていた。×

神無月とほむらが結ばれてから三日後、三滝原の街には既に50人の魔法少女が集まっていた。⚪︎

今更ですけど誤字すいません。

最終話 貴女に逢えて、よかった。

「午前7時、突発的異常気象による避難指示が発令されました。付近にお住いの方は、速やかに三滝原市役所までの避難を...」

ほむら(?何故三滝原市役所に?)

ほむら(あれは、ヘリ?!)

神無月「ほむら、もう直ぐ作戦開始だよ?そろそろ位置についてくれ」

ほむら「わかってるわ」タッ

神無月『皆さん!聞こえますか?!』

魔法少女4『ふっふっーん!どう?私のテレパシー延長拡大魔法は?』

テレパシー越しにも伝わってくる自慢の声。

神無月『確かにすご...って!作戦の説明ですよ!!』

声を少しだけ荒げる神無月。

神無月『いいですか?僕が魔力を解放して、スーパーサイヤ人3になったら、魔力強化が施されます。魔力強化は、僕が纏っている金色の魔力からでない、僕の超化が解ける。このどちらかが起こらない限り魔力強化は続きます』

神無月『ワルプルギスの夜が出て来たところを僕がフルパワーのエネルギー砲を撃ちます。きっと、ワルプルギスの夜はこれだけでは倒せません。僕も魔力不足と、エネルギー砲をフルパワーで撃った後の反動で腕が動きません。なので、遊撃班。貴女達が高速魔法でワルプルギスの夜を拘束します。その間に僕は腕を完治させておきます』

ほむら『...ねぇ神無月。本当に、勝てるの?』

神無月『大丈夫だよ。僕が、貴女、いえ、貴女達を絶望から救ってみせます!』

魔法少女s『きゃぁぁぁぁ!!』

テレパシー越しで伝わってくる魔法少女50人の黄色い声。

ほむら『...神無月?』

神無月『大丈夫。僕はほむら以外考えられないよ』

ほむら「///」

魔法少女11『天堂君!!ほむほむ!!こんなところでイチャイチャしないで!!』イライラ

ほむら『ご、ごめんなさい』

神無月『すいません...』

司令塔魔法少女『来ました!魔女の反応です!』

神無月「よしッ!」

神無月「はああぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!」シュインシュイン

SS神無月「ああああぁぁぁぁぁ!!」シュインシュイン

神無月の超化と共に頭に叩きつけられるカウントダウン。それでも集中力を切らさず、魔力を高め続ける神無月。

SS3神無月「だあああぁぁあッ!!」ビリビリッ

ワルプルギスの夜「キャハハハ!」

SS3神無月「いくぞワルプルギスッ!!」ブォンブォン

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハ?!」ブォンブォン

かつてない強敵に流石のワルプルギスの夜も焦ったのか、巨大な魔法陣を展開させ、赤い魔力光弾を発射するエネルギーを溜める。

ワルプルギスの夜「キャハハハッ!!」バシュッ

溜めたエネルギーを全て使い、神無月に巨大な魔力光弾を発射するワルプルギスの夜。

SS3神無月「波ああああぁぁぁァァッ!!」バシュッ

神無月も青色の魔力光弾を発射する。だが、素人の目にも見て明らかな力の差があった。

ほむら「ワルプルギスの夜の魔力光弾の魔力より、神無月のエネルギー砲の方が遥かに大きい...!」

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハ?!」

徐々空に向かってに押されていくワルプルギスの夜。

SS3神無月「くたばれぇぇぇ!!」バシュッ

更に出力を上げる神無月。そして...

ワルプルギスの夜「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ...」

神無月の撃ったエネルギー砲は、ワルプルギスの夜を宇宙まで押し出し、惑星を何個か貫いた。

SS3神無月「はぁ...はぁ...」

SS3神無月「くっあッ...」ヒュゥゥ

ドサッ

ほむら「神無月!!」タッタッタッ

神無月「かった...の...か...?」

ほむら「うん...勝ったよ!」ウルウル

神無月「ぼく...かったのか...」

ほむら「ありがとう...本当に...」ギュゥゥ

神無月「いたい...」

ほむら「ご、ごめんなさい...」ウルウル

神無月「だいじょうぶだよ...ただおもったいじょうにからだが...」

治癒魔法少女「大丈夫ですか?!直ぐに治しますからね!」シュワァ

神無月「た、たすかります...」

神無月「...」

ほむら「...神無月?」

あまりの魔力の放出量にその場で眠ってしまっていた。

ほむら「神無月...私を助けてくれて、ありがとう...」ポロポロ

ほむら「ッ...ひっく...ぐすっ」ポロポロ

神無月を抱きながら、泣き崩れるほむら。

司令塔魔法少女「...全員の生存を確認しました...!」

魔法少女s「や、」

魔法少女s「やったぁぁぁぁぁ!!」

町中に喜びの声が溢れる。既に神無月のエネルギー砲により晴れた空からは、希望の光が注いでいた。

杏子「全く、無茶しやがって...あの馬鹿...」ホッ

マミ「ワルプルギスの夜...本当に倒すなんて...」

まどか「ほむらちゃん~!!マミさ~ん!!」タッタッタッ

マミ「鹿目さん...!」

まどか「ワルプルギスの夜は...?」

杏子「倒したぜ」

マミ「ええ、」

杏子「本当にすげぇよ...」

マミ「まさか、あのワルプルギスの夜を一撃で倒すなんて...」

ほむら「ちょっと!まだ安静にしてないと...」

神無月「まだやることがあります」ガコッ

神無月は魔道書から自分の胴より太く、身の丈以上の剣を取り出す。

ほむら「なに...それ...」

神無月「今から皆んなを魔法少女から人間に戻します!!」

神無月が叫ぶと、剣から真っ白の光が溢れ出て、光の玉と化す。その光の玉は小さく拡散し、世界各地の魔法少女達の元に飛んでいく。

魔法少女1「な、なにこれ?」

魔法少女10「天堂君様のことよ。きっと何かあるはず...」

神無月「弾けて、混ざれ!!」

神無月の声と共に、光の玉はソウルジェムの中に入り込む。瞬間、ソウルジェムはそれぞれの色の粒子となり、魔法少女達の体の中に消える。

魔法少女1「な、なにこれ?」

魔法少女10「天堂君様のことよ。きっと何かあるはず...」

神無月「弾けて、混ざれッ!!」

神無月の声と共に、光の玉はソウルジェムの中に入り込む。瞬間、ソウルジェムはそれぞれの色の粒子となり、魔法少女達の体の中に消える。

杏子「う...おぉ、人間に戻れたみたいだな」

マミ「やっと...やっと普通の生活が送れるの...?」

杏子「ああ、良かったな!」

マミ「うう...うええぇぇぇん!!」ポロポロ

魔法少女11「わた...わたし...ぐすっ」ウルウル

各地で魔法少女達の喜ぶ声や嗚咽が聞こえた。

ほむら「神無月」

神無月「はい?」

ほむら「私、貴方に出逢えて、本当によかった...」スッ

神無月に近づくほむら。

神無月「...僕も、貴女に出逢えて...よかった」スッ

神無月もほむらに近づく。

神無月「...ほむら」

ほむら「...神無月」

二人は、もう何度目かもわからない口付けを交わした。

happyend 神無月とほむらの幸せ。

はい、終わりました。
もしこのSSを閲覧してくれている方の中で、

「なにこのクソss?俺が神ssに書き直してやる!!」

という方がいらっしゃるのなら、是非是非書き直してください。又、この物語を改変したssを書きたい!。という方もいらっしゃるのならお好きにどうぞ。
多分badendもやると思いますが、一応これで終わりです。

最終話 魔法少年誕生の意味

やっぱりbadendをやることにしました。この中の神無月は尻尾が生えておらず、SS3にはなれますが、happyendの神無月のSS3の半分以下の力しかなく、時間制限も短いです。

司令塔魔法少女『来ました...魔女の反応です!」

神無月『皆さん!今すぐ離れてください!』

魔法少女s『わかりました!』

神無月「はあぁぁぁぁ!!」シュインシュイン

SS3神無月「あぁぁァァ!」ビリビリビリ

SS3神無月「いくぞワルプルギスゥ!!」ブォンブォン

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハッ!」

この場にいる魔法少女達を馬鹿にしたような酷笑の嵐。

SS3神無月「波アアアアァァァァァ!!」バシュッ

ワルプルギス「キャハァァ!?」チュドッ

神無月による突然のエネルギー砲をモロに受けるワルプルギスの夜。

SS3神無月「ぶっ飛べえぇぇぇ!!」

ワルプルギス「キャアァーハハハハァ!」

ワルプルギスの夜から黒色い光が一閃、使い魔を召喚した。

ワルプルギスの夜が召喚した使い魔が神無月を取り囲む。

SS3神無月「なにッ!?」

杏子「まずい!!お前ら!急いで神無月の周りの使い魔を排除しろ!!」

遊撃班「了解!」ダッ

駆けつける遊撃班の魔法少女達。が、一足遅かった。

SS3神無月「ぐ...あ...ァ...」

使い魔「キャハハハッ」

神無月の胸を、使い魔の槍のようなものが貫く。

SS3神無月「ゔぁ...ごぶっ...」ドクドク

口から大量に吐血をする神無月。

ほむら「い...いや...」

ほむら「いやぁぁぁぁぁ!!」

神無月「ァ...」ヒュゥゥ

ほむらの悲痛な叫び声と共にスーパーサイヤ人3が解け、その場に落下する神無月。

司令塔魔法少女『遊撃班!ワルプルギスの夜を拘束してください!後衛は急いで天堂さんの治療を!!」

遊撃班&後衛『了解!』

ほむら「嫌よ!起きなさい神無月!!」

神無月「」ドクドク

神無月の胸の穴から鮮血が大量に流れ出る。

後衛魔法少女1「し、心臓が...」

後衛魔法少女2「早く治療しないと...!」シュワァ

後衛魔法少女2「なにしてるの!?早く手伝って!」

後衛魔法少女達「は、はい!」シュワァ

10人以上の治癒特化型魔法少女達の治癒魔法が神無月にかけられる。が、

神無月「」ドクドク

後衛魔法少女3「な、なんで?!なんで血が止まらないの?!」シュワァ

後衛魔法少女s「もっと...もっと強力な治癒魔法をかけないと!」シュワァ

後衛魔法少女2「ッ...ソウルジェムが...」ジワジワ

絶望の影は、ジワジワと背後から忍びよっていた。

ほむら「いや...そんなの...いやぁぁぁぁぁぁ!!」ジワジワ

そして、既に一人が脱落しようとしていた。

杏子「ほむらぁッ!くそっ、通せぇぇぇ!」

金色の杖から発せられる衝撃波により使い魔を吹き飛ばす。

マミ「暁美さんっ...!」

ほむらの元に行こうとする二人、だが、使い魔がそれを許すはずがなかった。

魔法少女14「くっ...こいつら一匹につき低級魔女クラスの力を持ってる...!」

魔法少女15「使い魔が邪魔でワルプルギスの夜に攻撃できない!!」

ほむら「いや...もういやぁ...」ポロポロ

ほむらのソウルジェムは限界まで濁りきっていた。

神無月「」ドクン

神無月「うっ...ガハッ...ほ、ほむらぁ...」ドクドク

ほむら「!!」

後衛魔法少女2「喋っちゃだめ!!」シュワァ

神無月「は...ぁ...」

神無月は魔道書を開き、中からグリーフシードを取り出す。

神無月「これ...」

後衛魔法少女「!!グリーフシード...」

ほむら「かんなつき...」ポロポロ

既にほむらは戦っている魔法少女達の邪魔になっていた。

神無月「ほむら...これ、を...」

ほむら「ッ...」コクコク

神無月「」

後衛魔法少女2「気を失ってる...この隙に!」シュワァァ

更に回復速度を上げる治癒魔法使いの魔法少女達。やがて傷は完全に塞がる。

神無月「...ん」

ほむら「神無月!!」

神無月「胸の傷が...」

ほむら「よかったぁ...」ギュゥゥ

神無月「ほむら...」

神無月を抱き、顔を埋めるほむら。

「天堂神無月。君に彼女が倒せるかな?」

神ほむ「!!」

見覚えのある姿、聞き覚えのある声。

QB「やぁ、だいぶ苦戦しているみたいだね」

ほむら「...今度は何が目的?」チャキ

銃口をインキュベーターに向けるほむら。

QB「おっと、僕は君達に朗報を持ってきたんだけどな」

神無月「...教えろ」

QB「天堂神無月。僕と契約しないかい?」

ほむら「はっ、何を言うのかと思えば、神無月は男よ?しかも魔法少女の素質なん...素質...」

何かを思い出すほむら。

ほむら「神無月はインキュベーターを見ることができる...まさか?!」

QB「やっと気づいたようだね。そう、彼には魔法少女の素質がある。しかも、鹿目まどかをも遥かに凌ぐ素質をね」

神無月「...僕の願い「駄目よ!!」

ほむら「駄目!!契約なんて私が許さないわ!!」

神無月「ほむら...」

神無月「ほむら...ごめん」トンッ

ほむらの首に手刀を当てる神無月。

ほむら「かぁ...かんなつき...」ドサッ

神無月「...ほむら。愛してる。...さようなら」スクッ

ほむらを後衛魔法少女達に引き渡す。そして...

神無月「僕の願いは、あの魔女を殺すことだ!さぁ、叶えろ!インキュベーター!!」

QB「君の願いは...エントロピーを凌駕した!!さぁ、解き放ってごらん」

神無月の足元から大量に赤色の魔力が発生し、神無月を覆う。

神無月「これが、俺の力か...」シュインシュイン

黒色の甲冑に、甲冑の胸部に取り付けられた赤色のソウルジェム。

神無月「ソウルジェムの濁りが早いな...絶望する前に、さっさと片付けるか...」

神無月「っと、その前に...」ガコッ

身の丈以上の大剣を魔道書から取り出す神無月。

神無月「死ぬのは皆んなを人間に戻してからだな」ググッ

神無月「...弾けて、混ざれ!!」バシュッ

神無月「さぁて、そろそろソウルジェムも限界だ...行くか」タッ

神無月が地面を蹴り、地面から浮く。

杏子「うおっ!?魔法少女から人間に戻ったと思ったら今度は何だ!?」

マミ「あれは...天堂君!?」

杏子「なに!?」

神無月「ワルプルギスの夜。お前を殺す」ポイッ

ワルプルギスの夜にソウルジェムを投げる神無月。

神無月「...さようなら。ほむら」バシュッ

そのまま、投げたソウルジェムごと魔力光弾により、消し飛ぶワルプルギスの夜と、反動に負け、体が消滅する神無月。

魔法少女16「キャッ!」

魔法少女17「眩しいっ...」

マミ「ぅ...ッ...」

杏子「うわっ...!」

光が収まった後、この場に居る元魔法少女達とマミ、杏子は神無月がいるはずの場所を見る。

杏子「か、神無月がいない...」

マミ「ど、どうなって...」

QB「いや~、凄かったね。変身した神無月は」

杏子「神無月が...変身?なに言ってやがる?!」

QB「そのままの意味さ。天堂神無月は契約をした。まさか、ワルプルギスの夜を一撃で倒すとは思ってもみなかったよ」

杏子「テメェ...」

QB「僕達のエネルギー回収ノルマは概ね達成されたしね。この街を復旧させるのは君達の問題だいだしね」テクテク

マミ「キュウべぇ...」

「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

杏子「...まさかッ!?」ダッ

マミ「さ、佐倉さん?!」

後衛魔法少女1「ほむらさんっ!」

ほむら「なんで...なん...で...」ポロポロ

虚ろな目をし、涙を流すほむらがいた。

杏子「ほむら...」

ほむら「もう...いやよ...」

ほむら「い...やぁ...」ドサッ

杏子「ほむら!!」

後衛魔法少女4「暁美さん!!」

杏子「ほむら!気をしっかり持て!!」ユサユサ

ほむらの肩を掴み、何度も呼びかける杏子。

ほむら「いや...いやよ...」

が、ほむらはただイヤイヤをrepeatするだけだった。

ほむら「いや...いや...」ブツブツ

杏子「チッ、とりあえずほむらを避難所まで連れて行く!」

後衛魔法少女2「私も手伝います!」

ワルプルギスの夜との戦いから一週間後
病室前

ほむらの担当医「こちらです」

まどか「ありがとうございます...」

まどか(ワルプルギスの夜との戦いから一年後...天堂君は死んじゃって...ほむらちゃんは、心が壊れちゃた...)

ほむら「...」

まどか「こんにちは、ほむらちゃん」スタスタ

まどか「最近あったかくなってきたよね~」

まどか「はい。これ、ここに置いとくね?」コトッ

まどか「そういえば最近...」

約一時間後...

まどか「あ、もうこんな時間?ごめんねほむらちゃん。バイバイ」スタスタ

ほむら「...」

ほむらの担当医「面会はこれで終わりですか?」

まどか「はい。...あの、ほむらちゃんは...」

ほむらの担当医「...何度も申した通り、一度崩壊した精神を元に戻すのは不可能です」

まどか「やっぱりそうですか...」

まどか(天堂君...貴方がいないとほむらちゃんは駄目なんだよ...)

badend 違う形の「絶望」

badend 違う形の「絶望」

ここからhappyendに分岐します。因みに、違う形の絶望、というのは、魔女化ではなく、精神崩壊するという意味です。

今更ですが、神無月の超化に伴う魔法少女の魔力強化はオリ設定です。

最終話 貴方に出逢えてよかった。

ワルプルギスの夜「キャハハハハハ!」

神無月「...ッ」ギリッ

神無月(どうする...どうすれば...)

神無月(傷は治ってる...でも魔力が足りなさ過ぎる...!)

魔法少女10「だめ...やっぱり勝てるわけないんだ!!」

一人の魔法少女が弱音を吐く。弱音は他の魔法少女にも伝染していく。

QB「やぁ、困っているみたいだね」

神無月「...インキュベーター」

QB「あの魔女を倒したいなら...僕が力になれるよ」

神無月「ワルプルギスの夜と戦う前から契約する覚悟はできている...俺の願いは、」

神無月「この世界をほむらが幸せになれる世界に作り直すことだ!!」パァァ

QB「その願いは...一人の為だけに世界を作り直すなんて、君は神にでもなるつもりか!?」

神無月を中心に、凄まじい光と爆風が起こる。

ほむら「ん...」

ほむら「ここは...」

QB「神無月がもたらした新しい法則に沿って宇宙が再編されているんだよ」

QB「そうか、君もまた、時間を越える魔法の使い手だったね。なら一緒に見届けよう。天堂神無月という存在の結末を」

ほむらの目の前には、ピンクがかった黒色の流れ星のようなものがあった。

ほむら「これは...」

QB「天堂神無月のソウルジェムさ。彼は、一つの宇宙を作るに等しい希望を遂げた。つまり、一つの宇宙を終わらせる絶望をもたらすことになるんだよ」

ほむら「そんな...」

ピンクがかった黒色の流れ星のようなものは地球に衝突する寸前、ヒビが入り、中からピンク色の髪をした神無月によく似た人が現れる。

ほむら「神無月...?」

神無月?「クックックッ...」バッ

神無月がエネルギー弾を撃つ時と全く同じ構えをとる神無月に似た何か。

ほむら「ッ...うぅ...」

手で顔を覆い隠すほむら。その時...

神無月「大丈夫だよ」

契約し、魔法少年となった神無月。

神無月「俺の願いは、ほむらが幸せになること...」ブォンブォン

神無月「それが叶ったのだとしたら、こいつは生きていてはいけない存在だ!!」シュインシュイン

赤から青に変わる魔力のオーラとエネルギー砲。

神無月「消えろッ!!」バシュッ

神無月の放ったエネルギー砲は、神無月に似た何かに命中し、神無月に似た何かは消滅する。

QB「なっ!?あ、あり得ない...絶望を希望で打ち消すなんて...」

神無月「魔法少女...いや、俺の場合は魔法少年か?」

神無月「ま、どっちでもいいさ。魔法少女は、条理を覆す存在。そうだろう?インキュベーター」

QB「天堂神無月...君は一体...」

神無月「俺はただの出来損ないの神さ。多分俺はこのまま存在を無くすだろう」

ほむら「いや...いやよ!!貴方がいないと...私は幸せにはならない!!」

神無月が再編し、出来かけていた宇宙に亀裂が入る。

神無月「ほ、ほむら?何をして...」

ほむら「神無月!!私を幸せにするのでしょう!?なら...」

ほむら「死ぬまで私の側にいなさいよ!!」

宇宙は、再び砕け、それまで消えかけていた神無月の体を再生させた。

ほむら「ッ!」ギュッ

神無月「ほむら...」

ほむら「何が幸せよ...ふざけないで!!」

ほむら「私のことを愛してるんでしょう!?なら...なら...」ウルウル

涙目になるほむら。

神無月「...ごめん」ギュッ

ほむらを抱きしめる神無月。

ほむら「...それともこんな嫉妬深くて独占欲の強い女は嫌い?」

神無月「好きです」

ほむら「そう...」

再び形を成す宇宙。

神無月「僕の人生...僕の全てを貴女に捧げます」

ほむら「...幸せに、してね」

神無月「...必ず」

happyend ほむらの幸せ

完結しました。もうこのスレに来ることはありません。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年01月01日 (日) 04:59:24   ID: fyf3Bb9o

ほむらには俺君が似合う
まどかは1番無いからな

2 :  SS好きの774さん   2017年02月21日 (火) 08:49:49   ID: apGoRUmV

凄い(KONAMI)

3 :  SS好きの774さん   2017年02月23日 (木) 11:11:00   ID: Z-kaFXh7

自己投影感満載のオリ主といい展開といい黒歴史確定のドンビキ内容だな
レス皆無でここまで書けるメンタルだけは凄いよ

4 :  SS好きの774さん   2017年02月23日 (木) 23:48:46   ID: 04gzdITf

ホラーのタグ理解

5 :  SS好きの774さん   2017年02月26日 (日) 02:02:44   ID: ur41_Zhd

生半なホラーよりゾッとした

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