橘ありす「いちご味のわらび餅です」佐久間まゆ「いちご味……」 (15)

ありす「この前はラムネ味というのがあったらしいんですが、その新作です」

まゆ「へ、へぇ……」

高森藍子「いちご味のわらび餅……どんな感じなんでしょう……」

一ノ瀬志希「……zzz」

ありす「それを今日買いに行こうと思ってるんです」

まゆ(ものすごく嫌な予感がします)

ありす「たしかミルクティー味というのも出るらしいからそっちも買おうかと思ってて」

藍子「ミルクティー味?」ピクッ

まゆ(あ、いけない)

ありす「はい」

藍子「私も行っていいかな?」

まゆ(あぁ……藍子ちゃんもそちら側に……)

ありす「もちろんです、まゆさんはどうしますか?」

まゆ「まゆは遠慮しておきますね……」

ありす「?わらび餅苦手ですか?」

まゆ「わらび餅"は"好きですよぉ……」

ありす「……??」

志希「……zzz」

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塩見周子「おはよーさーん」
速水奏「おはよう」
宮本フレデリカ「おはよう~みんな元気してた~?」

周子「って、まゆちゃんだけ?」

まゆ「みなさんおはようございます、ありすちゃん達は……買い物に行きましたよ」

奏「あら?何を買いに行ったの?」

まゆ事情説明中

周子「それはまた……」

まゆ「ではまゆは寮に帰りますね」

周子「そうは」サッ
奏「問屋が」ガシッ
フレデリカ「おろさない♪」ガシッ

まゆ「は、離してください!まゆは帰るんです!」

フレデリカ「ありすちゃんならきっとみんなの分も買ってくるよね~」

周子「まさか自分だけ逃げようだなんて……ねぇ?」

奏「まゆ……私たちは、仲間でしょう?」ニッコリ  

まゆ「いやあああああああああ」

志希「んー賑やかだねぇ……」

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藍子「まゆちゃんはなんで取り押さえられてるんですか?」

ありす「さあ……?」

フレデリカ「二人ともお帰り~お目当てのものは買えた?」

ありす「はい、みなさんの分も買ってきましたよ」


※西日本限定発売ですがここでは考えないこととします


周子(やっぱりそうなるよねー)

奏「じゃあ『みんなで』食べましょうか」

まゆ「ああああああぁぁぁぁぁ」

フレデリカ(いちごパスタのトラウマが蘇ってるのかな~?)

周子「ちなみに前に売ってたラムネ味のは誰か食べたことあるん?」

志希「あたしあるよーなんというか不思議な感覚?甘い匂いしてたし味自体は美味しかったよー」

藍子「へぇ……そうなんですね」

志希「ただわらび餅ではなかったね」

フレデリカ「だよねー♪」

奏「そもそもどうひて食べることになったのよ……志希はこういうもの買うタイプじゃないでしょ?」

志希「むつみちゃんが変わった味に挑戦するのは冒険だーって買ってきたの」

まゆ「そんなことがあったんですか……」

ありす「では……いちご味わらび餅をまずは粉をかけずにいただきます」

まゆ「ど、どうぞ……」

ありす「……」モグモグ

藍子「どうですか?ありすちゃん」

ありす「美味しい……匂いはしますけど、いちごの味が強すぎなくてすごく食べやすいです」

藍子「じゃあ私も一つ……」

まゆ(どうしてそんなに簡単に手が出るんでしょう)

藍子「本当だ、美味しいですねこれ」

まゆ(えっ)

藍子「えっと、わらび餅って感じは全くしないですけど、いちごの風味があって美味しいですよ」

周子「ヘーじゃああたしも一つだけ、あんまり食べると粉余っちゃうからね」

まゆ「どうですか……?」

周子「うん、たしかに、わらび餅かって言われたらNOだけど美味しいね」

ありす「次は粉をつけて食べてみましょう」

藍子「普通のわらび餅でいえばきな粉ですよね、どんな味なんでしょう」

志希(ん~?なんだかあんまりいい匂いじゃないね)

ありす「では……」

フレデリカ「どう?美味しい?」

ありす「……」

奏「ありすちゃん?」

ありす「な、なんでしょうこれは……いちごミルク?いえ、それとも違うような……そもそもこれはいちご……?」

まゆ(いちごが絡んでいるのにありすちゃんがこんな反応を……?)

周子「んじゃ一口もらうよー…………!?」

藍子「周子ちゃん?」

周子「なにこれは……粉の味が意味わかんないよこれ……口の中で味が渋滞おこしてる」

ありす「こんなものをいちご味とは認めません」※個人の意見です

周子「あたしも……和菓子といちごってのは相性いいと思うんだけどこれはちょっと」

奏「……残りは粉を使わずに普通に食べましょうか」

まゆ「……あ、本当だそのままだと美味しいですね」

志希「まゆちゃんはマイペースだねぇ」

ありす「志希さんがそれを言いますか」


総評
そのままなら美味しい

藍子「さて……次はミルクティー味ですね」

フレデリカ「フレちゃんはこっちの方が気になるな~なんたってフレちゃんはパリジェンヌだから!」

奏「じゃあフレちゃんから食べる?」

フレデリカ「じゃあまずはそのまま一口~♪」

まゆ(迷いがない)

フレデリカ「うん!紅茶!」

奏「シンプルね」

ありす「たしかに紅茶ですね……それ以外に表現できないです」

フレデリカ「お次は粉をつけて一口~♪」

志希「フレちゃんマイペース~」

ありす「たがら志希さんがそれを言うんですか」

フレデリカ「うん!ミルクティー!」

藍子「そのままですね」

フレデリカ「ん~それ以外なんとも言えないよ~」

奏「……たしかにミルクティーね」

まゆ「はい、ミルクティーの味そのままです」

「………………」

周子「あーなんていうの……コメントしづらい」

藍子「あはは……」


総評
ミルクティー飲めばいいのでは

ありす「あれ?志希さんどこに行ったんですか?」

奏「わからないわ」
フレデリカ「知らなーい」
周子「わかんないね」

藍子「本当に神出鬼没ですね志希ちゃんは……」

まゆ「ありすちゃん志希さんに何か用があったんですか?」

ありす「いえ、この前勉強をみてもらいましたからそのお礼をさっき一緒に買ってきたんですが……いないなら仕方ないですね、寮に帰ってから渡すことにします」

藍子(可愛い)
奏(可愛いわ)
フレデリカ(可愛いなぁ)

ありす「寮に帰ったらみんなにもわらび餅あげましょうか……粉はつけないようにして」

まゆ「ええ、粉はやめておきましょう」

周子「むつみちゃんはつけそうだなー冒険だって」

藍子「ふふっ、想像できますね」

ありす「……少し、お腹すいてきました」

まゆ「お昼前に少しわらび餅食べただけですからね」

周子「おっ、じゃあどっか食べ行く?」

藍子「みんなで行きましょうか」

フレデリカ「いいね~ありすちゃん何食べよっか?」

ありす「なんでも構いませんよ……というか行く前に志希さん探しましょう」

周子(……本当優しいねこの子は)

フレデリカ「ふふーん、志希ちゃんを呼ぶには~このありすちゃんボイスを再生すれば『志希おねえちゃん!』」

志希「呼んだ!?」バァン 

ありす「呼んでません!!そもそもフレデリカさんなに録音してるんですか!!消してください!!」

フレデリカ「ワオ!にっげろ~~」


奏「ふふっ、事務所はいつも通り平和ね……でもこんな平和でもこのメンバーなら退屈しないわね」

以上8作目でした。

実際に食べたんですよ、いちご味とミルクティー味のわらび餅。
作中で言った通りいちご味はそのままなら美味しいですね、粉は……なんでしょう、ねるねる◯るねの粉みたいな……?
ミルクティー味は味がミルクティーそのまますぎて、不味くはないですが美味しくもなかったです、固形のミルクティーはちょっと。
でも楽しかったのでこういう商品もありかなって。

では読んでくれた方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。

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