【安価】メインヒロインの妹をやりきる【コンマ】 (906)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira122992.png

前スレが埋まったので立てました
また埋まるようならまた立てるか次期を見ます

前スレ↓
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476117317/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478607564

★全スレの概要★

舞台
ゆるいファンタジー
(最早細かい設定がゆるゆるな事しか体を成してない)

今の場面の登場人物
・主人公(破壊神の弟子)
・ヒロイン(破壊神の娘)
・妹(ヒロインの妹)
・薬師(主人公がいた村の薬師)
・姫(テキトーな召喚で妹を召喚した人)
・幼エルフ(妖エ◯フ)

・魔法使い(罠魔法大好き)

・セイレーン(主人公憎いウーマン)
・魔少年(ショタ枠)
・黒龍(最強の魔物/戦闘力08)

主人公パーティステータス

主人公/策士
戦闘力:89

ヒロイン/バーサーカー
戦闘力:98
家事能力:94
好意:79(72+7)

妹/剣士
戦闘力(剣):89
家事能力:30
好意:(カンスト)+3

薬師(アイテム系ヒーラー)
器用さ:78(調理技術から転用)
好意:105(97+4+4)


カリスマ:27(23+4)
長槍:91
魔力量:56
家事能力:97
好意:68(58+3+7)

幼エルフ
好意:96(87+9)
備考:マスコット。

その他は全スレ参照
必要があればそのうちまとめます

☆このスレの目的☆
王城を飛び出して来ちゃった姫を王都に送り届ける旅。
王都に着くまでに真のヒロインを決める。
今の所薬師優勢かと思われる。

あと>>1が読者の見たいシーンとかの挿絵を描く

それでは新スレ始めます

▼3行でわかる前回のあらすじ▼
・セイレーン激おこ
・最強の魔物復活(戦闘力08)
・黒龍「きゅーきゅー」(←飼いたい。


ヒロイン「…えぇーっと…あれが黒龍…?」

妹「………癒し系ペット?」

魔法使い「まさか過去の人類はそのあまりの可愛さに萌え死して文明が滅びたのでは…」

ヒロイン「お爺様もそうやってアレに負けたの…?」

姫「そうですか~、かつての主人公さんは癒しを求めていたのですね~?」

主人公「違うけど!?俺もまさかあんなん出てくると思ってませんでしたけど!?」

セイレーン「まさかあれッスか!?力を使い果たして眠りにつくって幼体からやり直しって事なんスか!?」

魔少年「フェニックスとかそんな感じだよねー」

セイレーン「これは完全に想定外ッス!これじゃあアニキを殺れないッス!!」

黒龍「きゅーい?」

セイレーン「くそっ!!!!可愛い!!!!」(ダンッ!!!

黒龍?「きゅぴぃっ!!」(びくっ!

薬師「…ほーら…怖くないよー…?」

黒龍?「きゅーんきゅーん」(すりすり

薬師(どうしようやっぱり飼いたい」

魔少年「途中から口に出てるよ。」

セイレーン「くそ!!これじゃアニキを殺す計画がパーっス!!
金縛りもそろそろ解けるだろうしここは一旦引くッスよ魔少年!!」

妹「逃げる気鳥女!?正々堂々戦えー!!」

セイレーン「誰がこの状況でお前みたいなイカレ娘の相手なんかするッスかバーカ!!」

魔少年「この美人のお姉さんはどうするお姉ちゃん?」

セイレーン「遺跡の外に出るまで引っ張るッス!こいつが本物の黒龍ならとりあえずこいつさえ連れ帰ればなんとかなるから人質は外で捨てるッス!!」

黒龍「ぴー?」(小首を傾げる

セイレーン「いちいち可愛い動作やめろッス!!!!!」

魔少年「あははは、はーいそれじゃあもう少し我慢してねお姉さん?」(ぐいっ

薬師「きゃ……っ!」

ジャアアアアアアアアアアアップ

魔法使い「そうやすやすと逃すとお想いですか?」

セイレーン「……なっ!?」

直下コンマ
魔法使いの罠魔法(期待値50)
セイレーンは魔法使いの技を知らないので技能値に20程補正をかけて70以下で罠にかかる

>>68を最安価
↓1

うーん、このペースだと何も進まないまままた埋まっちゃいますね、
とりあえずコンマは94で罠魔法失敗

コンマ94
失敗

グバアァッ!!!!

セイレーン「捕獲罠!?あぶねぇッス!!」(バサァ!!

魔法使い「なんと、決まったと思ったのですけどね」

セイレーン「罠魔法…!!お前いつの間に!!」

魔法使い「いやまぁ、あなたの術にかかる前に何かあった時の保険で張っておいただけなんですけどね?
いい位置に来てくれたのでかかるかと思いましたが、うまくいかないものですね」

魔法使い「…ですが、足止めくらいにはなったようですね」

ヒロイン「よぉーし、ようやく体が動くようになって来たわ」

妹「まずは羽根、次に脚、その次に腕で最後に首を斬り落とす…!!」

姫「物騒な妹ちゃんはともかく薬師さんは返して貰いますわ~?」

魔少年「これは万事休すかなぁー?」

セイレーン「…………くっ!動くなッス!!動くと人質の命は無いッスよ!?」

薬師「…………」

黒龍「ふきゅ?」

魔少年(黒龍は能天気だなぁ)

薬師「……もう…やめましょう……セイレーンさん……」

セイレーン「はぁ!?ふざけんなッス人質は大人しくしてるッス!!」

魔少年「でも実際ここからどうやって逃げるのさ?」

セイレーン「それを今考えてるッス!!くそ…っ、頼みの黒龍は役立たずだし多勢に無勢だしこの距離ならウチの演奏を聴かせる前に攻撃されるし……っ!」

主人公「セイレーン…」

セイレーン「……なんスかその目は…?哀れむなッスアニキ…あんただけはウチを…哀れむなッス!!!!」

直下コンマ
セイレーンの怒りによる「???」

コンマ31
セイレーンの怒りによる「黒龍の攻撃」
8+31で"39"として扱う

黒龍「ふきゅー…っ!」(威嚇

薬師(…!黒龍ちゃんが…威嚇を……?)

黒龍「きゅぱぁ!!」(ゴッ!!

ヒロイン「火球を吐いた!?」

魔法使い「なっ!?さっきまでのあの龍に出せる炎ではありません!!」

姫「狙いは…!」

妹「兄者!!」

主人公「く…っ!」

主人公の戦闘力が89で、39とは50以上差があるため判定なしで防御成功

主人公「あちっ!」(ちりっ!

ヒロイン「…けどまだ弱っちいわね」

主人公「結構ギリギリだったけどな、それより…」

魔法使い「ええ、どういう事ですか…?私が感じ取った限りあの龍が今保有している魔力で出せる火力じゃなかったですよ…?」

妹「じゃあ今の魔法じゃないの?」

姫「いえ…わたくしは魔力を含んだ攻撃に感じましたわ~」

幼エルフ「難しくてちんぷんかんぷんだぞ!!」

セイレーン「……は…ははは…!そういう事…そういう事ッスか!!どうりでアニキがこいつを探すはずッス!!」

魔少年「どうしたのお姉ちゃん?」

セイレーン「解ったんスよこいつの使い方が!!」

薬師「……使い…方…?」

セイレーン「聞いて驚くなッス!!こいつは今ウチの怒りを食って炎を吐いたッス!!って事は…ウチがもっと怒れば怒る程こいつは強くなる筈ッス!!」

魔法使い「馬鹿な…!感情を食って魔力に…戦う力に変える魔物ですって…!?」

黒龍「きゅるる~」(目を回した

魔少年「…でも一発撃つだけでグロッキーみたいだけど」

セイレーン「どんどんウチの怒りを食わせばいずれ慣れるッス、それよりそうと解ればここより決着の舞台に相応しい場所があるッス」

魔法使い「だから逃がさないと…」

セイレーン「おっと、行かせてくれるッスよねぇアニキ?
アニキがこれからするウチの提案を断れるわけないッス」

主人公「……そうか」

ヒロイン「主人公!どういう事なの!?」

妹「心当たりがあるの兄者!?」

セイレーン「いやぁ無いわけないッスよねぇアニキ?」

セイレーン「なんなら人質も返すッスよ、ほら」(どんっ

薬師「きゃ…っ!」(ふらっ

妹「おねーさん!」(がしっ!

姫「ナイスキャッチですわ~妹ちゃん!」

セイレーン「というわけで『アジト』で待ってるッス、そこで決着を着けるッス」

主人公「解った、入り方は?」

セイレーン「……変わってないッスよ、そっくりそのままッス」

主人公「そうか」

セイレーン「それじゃあまたッスアニキ~」(ひらひら

魔少年「それじゃぁねー」

黒龍「きゅーきゅー!」

魔法使い「主人公さん!本当に追わないのですか!?」

主人公「ああ、あいつが俺に"あそこ"に来いって言うなら…俺は行かなくちゃいけない」

薬師「……それって…セイレーン達…昔の仲間の…」

主人公「…ああ、俺たちのアジトだった場所だ」

主人公「ごめん姫様、王都まで少し遠回りになりそうだ
なんならみんなにはここで待っててもらって俺が一人で…」

姫「ダメですわ~?わたくしは主人公さんに王都まで連れて行ってもらうと決めましたもの~」

妹「そういう事!せっかくまた会えたんだもん兄者がいく場所なら私だって行くよ!」

ヒロイン「……それに、思ったらあんたの事何も知らないしね」

幼エルフ「幼エルフは一回はぐれたらもうずっと迷子になるぞ!!」

主人公「みんな…ごめん」

ヒロイン「ふん、"ごめん"じゃ不満だけど今は置いといてあげるわ」

主人公「ああ…!」

魔法使い「……うーん…」


↓1~5多数決
魔法使いは今の所臨時パーティメンバーですがアジトに…

行くor行かない

二択

それでは『行く』が3票集まったので行くという事で


魔法使い「…私が踏み込んで良い問題かどうか解りかねるところですが…乗り掛かった船です、ここで降りるのは忍びない」

主人公「多分あっちも本気で殺す気で来るぞ、それでもか?」

魔法使い「こんな中途半端に話を聞いて私の知らないところで貴方に死なれる方が目覚めが悪いですからね」

主人公「…解った」

ヒロイン「さぁーて!そうと決まればささっと行って帰って来ましょう!そのアジトっていうのは何処なの?」

主人公「王都とは別方向になるけど、砂漠を抜けた先にある火山帯だ、そこの洞窟の奥にある」

姫「体力を回復しながらだと2日はかかりそうですわね~?」

薬師「……その間に…主人公さんの事…いっぱい聞かせて…くださいね…」

主人公「ああ、黙ってた事全部話すよ」

妹「不謹慎だけどそれを聞くのはちょっと楽しみかも!」

主人公「あんまり面白い話じゃないぞ?」

妹「いいよ!兄者の事なら全部全部ぜーんぶ受け止めちゃう!伊達に妹分やってないんだから!」

薬師「主人公さんの事…何も知らない方が……もっと嫌…ですから…」

主人公「…ありがとう、それだけで救われる」

幼エルフ「幼エルフは聞いてもよくわからないとおもうぞ!!」

魔法使い「ならこの場は黙っておくべきですよ」

幼エルフ「それはむり!!」

魔法使い「無理なんですか」

幼エルフ「むり!!」

というわけで今回はここまで

あんだけハードル上げた黒龍が戦闘力08叩き出してどういう感じにするべきか内心すげぇ焦ったのは内緒

次回、主人公がどんな魔物なのかその正体が明らかに!(なる予定)

それではまた!

PS.
魔法使いすら挿絵描いたのにスレタイにいる妹は一度も挿絵のメインになってない事に気付いてしまった

でもだからどうという事はない

追伸の追伸、
次回は11日の20:00~22:00位の間から再開を予定

それでは今度こそ!

ぐだぐだーっと再開します
ちょいと体調が万全ではないのでテキトーに進めるところまで

▼砂漠帯→火山帯(移動中)

魔法使い「それで主人公さんの正体は魔物という事でいいんですよね?」

妹「あれ?魔法使いさんに兄者が魔物だって言ったっけ?」

魔法使い「いいえ?ですが人間にしては不自然な魔力を帯びていて、かつ過去に魔物の仲間がいた…となると彼自身も魔物だと考える方が自然ではないですか?」

姫「ほほ~鋭いですわ~」

幼エルフ「エルフと同じ見分け方だな!」

幼エルフ「とするとヒロインと妹が女神だとも解ってたのか!やるなお前!」

魔法使い「……え?女神?」

妹「え、ちょっ、チビちゃんそれ」

ヒロイン「エルフにしか解らないやつそれぇ!!」

幼エルフ「そうか悪いな秘密だったか悪い忘れろ!」

魔法使い「は!?ちょっと今の流すんですか!?」

主人公「ヒロインと妹はともかく、みんなは魔物をどう思う?」

魔法使い「基本的には野蛮な種族を想像しますね」

姫「主人公さんのように意思疎通ができる方はそうでもないですが少々怖いですわ~」

薬師「…主人公さんが…最初から…魔物だって知ってたら……村が受け入れてくれたか…どうか……」

幼エルフ「ババーン!ジャキーン!ズギャーン!としててカッコ良いぞ!!」

主人公「幼エルフ…っ!!」(だきっ!

幼エルフ「おぉ!だっこか高い高いしてくれ!」(きゃっきゃっ♪

ヒロイン「おいそこ遊ぶな」

主人公「……えー、じゃあ里のエルフ達は魔物をなんて言ってるかな?」(なでなで

幼エルフ「それなら番人エルフみたいなのが普通だな!」(なでられ

魔法使い(番人エルフって誰)

主人公「…とまぁ一般的にはあんまり好ましく思われてないわけだ」(たかいたかーい←する側

幼エルフ「あんなにカッコいいのにな!!」(たかいたかーい←される側

妹(何あれ羨ま楽しそう)

魔法使い「確かにそれはそうですね、主人公さんには罠美学を通じて信頼を覚えていますがそれはあくまで主人公さんだけに対してです」

薬師「私も…主人公さんは…主人公さんで……魔物とは…別に考えてしまいます……」

姫「話せる魔物もいると解っているのに無意識にイメージが先行してしまうのは不甲斐ないですわ~…」

主人公「実施話が通じない奴は多いし、そう思ってくれる人がいるだけでも俺は嬉しいんだけどさ」

主人公「でもやっぱり同族が基本的に良く思われてないのはあんまりいい気しないよな?」(胸の位置に幼エルフを降ろす

幼エルフ「なんだもう終わりか!」(降ろされる

主人公「また後でな」

妹「兄者、次は私、私」

ヒロイン「お前もか妹今何歳か言ってみ?」

薬師「でも…なんとなく…話が解ってきました…」

魔法使い「そうですね、その現状を変えようという事ならどんな行動を起こすとしても人手は必要ですから」

姫「ですが主人公さんの言う通りなら話の通じない者の多い魔物をまとめ上げるのは至難の業ですわ~」

主人公「そこで俺の種族の特性が活きてたわけだ」

妹「兄者の種族?」

ヒロイン「明らかにそれって能力使ってるの見た事ないから名無しの魔族だと思ってたわ」

主人公「ここから先は少し長くなるから落ち着いた場所にキャンプを張ってから話すよ」

姫「解りましたわ~」

自由安価
砂漠から火山帯に着くまでのイベントをご自由にどうぞ
>>201

妖しい色の霧に覆われて道に迷ってしまった

妹「ねぇ兄者、ここに昔の基地があるって事は兄者はこの辺りの事詳しいんだよね?」

主人公「まぁ俺がいた頃と変わってなければな」

ヒロイン「こんな土地にアジトが残ってるって言うんだから大した変化は無いんじゃない?」

薬師「…はぁ…はぁ…その……落ち着いた場所…というのは…あとどれくらいで……っ…」

姫「お三方よく疲れもせず歩けますわね~…」

魔法使い「ここは足場も硬いですし、暑さも相まって中々ハードですね…」

幼エルフ「森では絶対にこんなのないぞぉ…」(ぐでー

妹「ありゃ珍しくチビちゃんがぐったりしてる」

ヒロイン「しょうがないわねー、ほらおんぶしてあげるわよ幼エルフ」

幼エルフ「か…かたじけないぞ…」(のそのそ…

薬師「ヒロインさん…疲れて…ないん…ですか……?」

ヒロイン「え?私は別に?」

姫「やはりヒロインさんは基礎体力が違いますわ~…」

妹「私こんな鎧着てるからかぬかるみの方がキツかったかなー」

主人公「そもそも俺は慣れてるからな」

主人公「けどまぁそうだな、予定よりはアジトから遠くなっちゃうけどもう少し行ったら丁度いい洞窟があるからそこにしようか」

姫「大丈夫なのですの~?」

主人公「ああ、ちょっと入り組んだ道通る事になるけどもう少しの辛抱だ」

薬師「はい…解りました……」

▽数十分後

魔法使い「……行けども行けども岩、岩、岩、
目的の場所にはまだ着かないのですか?」

主人公「……おかしいな、もうとっくに着いてても良いはずなんだけど…」

ヒロイン「道忘れちゃったんじゃないの?」

主人公「いや、見覚えある道だしそんな事はないと思うけど…」

妹「そうだよ姉上!!兄者がそんな姉上みたいなヘマするわけないじゃん!!」

ヒロイン「私はすると!?」

魔法使い「とはいえ何処を見渡しても似たような景色で私も見覚えのある道のような気がしてきましたよ」

姫「何やら霧も出てきましたし…急いだ方が良いのかもしれませんわ~」

幼エルフ「うへぇ…」(ぐったり

薬師「……幼エルフ…ちゃんも…もう限界…ですし…ね……」

魔法使い「それにしても、水気もそう無いのに霧とは変わった土地なのですね」

主人公「…待て、霧……?」

直下コンマ
偶数で主人公は霧の正体に心当たりがある

↓2コンマ
主人公の土地勘
高い程よく覚えてる

霧の正体→知らない
土地勘→93(ほぼ完璧に覚えている)

主人公「…妙だ、ここに霧が立つ筈がない」

ヒロイン「あんたが離れてる内に変わったんじゃないの?」

主人公「いや、俺の記憶が正しければここはほぼ変わってない、とすれば霧が立つ環境そのものがここには無い筈なんだ」

薬師「……なのに…霧が…出ている……?」

妹「………ねぇ、ここってもう敵地と思った方がいい感じ?」

魔法使い「……まさか!魔力視!!」

姫「わたくしもやりますわ~!」

幼エルフ「じゃあ幼エルフもやるぞ!!」

コンマ、魔力視判定
( )内の数字以下で成功
↓1 魔法使い(50)
↓2 姫(56)

↓3
幼エルフの魔力値判定
50以上を出せば魔力視も成功した事とする

魔法使い…76/50(失敗)
姫…63/56
幼エルフ…魔力値"97"(魔力視成功どころか世界最強レベルの魔力持ち)

【速報】幼エルフ、魔力のバケモノである事が発覚。主人公パーティの戦力強化が止まる事を知らない。


魔法使い「く…っ!この霧全体に魔力が渦巻いています!!これでは霧の発生源が辿れません!!」

姫「うぅ~ん…ぷはぁ!わたくしもダメですわ~」

妹「姫ちゃんだけじゃなくて本職の魔法使いさんでも解らないなんて…」

薬師「手詰まり…でしょうか……」

ヒロイン「相手が何処にいるか解らないんじゃ殴りにもいけないわ!」

主人公「……考えろ…考えろ、何か手を…!!」

幼エルフ(魔力97)「何やってるんだみんな、あそこに変なの見えるだろ?」

魔法使い「ただでさえ霧で視界が悪いのに魔力まで乱されていて何が見えると言うのですか!?」

幼エルフ「いやだってそこにいるぞ」

妹「チビちゃん今はバカな事言ってる場合じゃないんだよっ!」

幼エルフ「幼エルフはお前らがバカに見えるぞ?ヒロインも近くに霧出してるのがいるんだから殴りに行けばいいだろ」

ヒロイン「だからそれが見えないって……!」

薬師「……ちょっと…待って……もしかして幼エルフちゃん…見えて…いるんじゃ……?」

主人公「……え?霧の発生源…見えてんの?」

幼エルフ「は?普通は見えるだろ」

魔法使い「……"普通は見えるだろ"!?」

姫「……幼エルフちゃん、わたくしには見えておりませんわ~」

魔法使い「私もですよ!!なんで貴方には見えるんですか!?」

幼エルフ「なんでって言われても知らんぞ!!」

妹「これが…エルフ……!」

魔法使い「エルフぱねぇ!!私こんな魔力で魔法使いやってるのが恥ずかしくなって来たんですけど!?」

ヒロイン「あの…ほら…魔法は技術だから…幼エルフは魔法の心得無いから…」

姫「それはそうとこれは形成逆転ですわ~!幼エルフちゃんにあちらへ案内してもらいましょう~!」

主人公「…………はっ!?驚き過ぎて意識飛んでた!!
そうだな案内頼めるか幼エルフ!?」

幼エルフ「アレの所に行けば良いんだな!お安い御用だぞ!!」

主人公「とはいえ全員で行くのは危険だ
幼エルフが目、俺が道案内になるとして…」

誰かあと一人を連れて霧の発生源を叩きに行きます
誰を連れて行く?

直下コンマ
1~25 ヒロイン
26~50 妹
51~75 姫
76~00 魔法使い

薬師は戦いでは戦力にならないので除外

コンマ50
結果:妹

かませキタコレ

妹「私が行くよ!この霧じゃ姉上の素手よりは剣の方がいいでしょ!」

主人公「解った頼んだ妹
幼エルフ、相手との距離は?」

幼エルフ「1、200メートルくらいじゃないか?」

姫「妹ちゃんとの魔力のパスの範囲内ですわ~」

主人公「いざとなれば姫様のブーストも効く距離か、よし行くぞ!!」

妹「今度こそカッコよく決めるんだから!」

主人公「相手は動いてるか幼エルフ!?」

幼エルフ「見辛いぞ貴様!高い所がいいぞ!!」

主人公「これでどうだ!!パイルダーオン!!」(肩車

ガシイイィン!!

幼エルフ「おお高いぞ!!よく見えるぞ楽しぞ!!」(きゃっきゃっ♪

妹「兄者次わたし!わたしも肩車!!」

主人公「この戦いに勝ったらな!!」

妹「よっしゃああぁぁああぁああああ!!!!!」(ガッツポーズ!!

ヒロイン「私達がここ守ってんだからさっさと行って帰って来なさいよあんた達!!」

幼エルフ「霧出してるヤツは動いてないぞ!でも霧の周りにいる奴らが動いてるぞ!!」

主人公「って事は霧の発生源は何かの装置でそれを操ってるヤツがいるって事か」

妹「しかも"奴ら"って事は複数ね、チビちゃんそいつらの動きは?」

幼エルフ「今丁度そこの木の上に一人来たぞ!」

???「ギギッ!?」

妹「そこかおりゃあああぁ!!!!」

妹の剣
直下コンマ89以下で成功

コンマ:09
結果/成功

ズバアァッッ!!

???→ゴブリン「グギャアアァアァァッッ!!!!」

主人公「これは…ゴブリン!?この辺りには住んで無かった筈だけど…」

妹「兄者が居なくなってから住み着いたって事?」

主人公「そうなるな、しかしゴブリンとはな…攻撃的で下手に知恵があるから厄介だな、それに大体群れで動くから数が多い」

妹「この霧を使ってるのも"らしい"って事だね」

主人公「けどこっちに敵意を向けるなら迎え討つだけだ、幼エルフ!次はどう動けばいい!?」

幼エルフ「このまま真っ直ぐだぞ!!」

主人公「解った!奇襲に注意して進むぞ妹!!」

妹「わかったよ兄者!!」

▼元の位置

ヒロイン「……主人公達無事かしら…」

魔法使い「まだ別れて五分も経ってませんよ、警戒しながら待ちましょう」

姫「妹ちゃんの魔力が活発だからまだ怪我などはしていないと思いますわ~」

薬師「……何かに…見られている…気がします……」

ガサッ!!

ゴブリン「ギギャア!!」

薬師「きゃあっ!?」

ヒロイン「薬師!!」

魔法使い「こんな事もあろうかとっ!!」

直下コンマ
50以下で魔法使いの罠魔法発動

コンマ:66
結果/失敗

ゴブリン「ギヒヒッ!!」(バッ!

魔法使い「く…!躱されました!二人とも薬師さんを!!」

ヒロイン「言われなくても!!」

姫「お守りしますわ~!」


戦闘力で判定
奇襲+視界が悪いので技能値に-20で判定

↓1、ヒロイン/78
↓2、姫/71

魔法使いも存外ぽんこつに片足突っ込んでるよね……

ヒロイン:09/78 成功
姫:76/71 失敗

姫「せやっ!!」(ブン!

ゴブリン「ギシッ!」(バッ!

姫「一寸及ばず……!」

ヒロイン「でも…そこだとったぁッッ!!!!」

ドゴオオォッ!!!!

ゴブリン「ギゥ……っ!!…」

ドサッ

ヒロイン「……ふっ、敵じゃないわ」(決め台詞)

薬師「ボディブロー…一発……」

魔法使い「生々しい呻き声出して倒れましたね」

>>232
戦闘力丁度50だから1/2で成功する筈なんですけどね…

魔法使い「しかしこれは…ゴブリンですか」

姫「好戦的で賢い事で有名な種族ですわ~」

魔法使い「賢いというかズル賢い、と言った方が正しいですけどね」

姫「でもゴブリンに狙われたとあっては厄介ですわ~」

魔法使い「そうですね、彼らがここに集落を作っているとなるとこの辺りは彼らの庭の筈…どんな罠があるかわかりません
まぁ私なら見破れる自信はありますけどね」

ヒロイン「そういうのフラグって言うのよ…」

薬師「……ゴブリン…ですか……」

魔法使い「おや、何か思うところが?」

薬師「いえ…彼らは…毒薬なども使う…と聞いたので……何か…持っていないかな…と…」

姫「持っていたらどうするのですの~?」

薬師「とりあえず…取り上げます…そして…罠に使えるかも…と…」

魔法使い「罠!罠ですかいいですねぇ罠ですか!!そういう事なら私も協力しますよどんな罠を張りますか!?
いやぁまさか貴女も罠仲間だったとは!!さぁどんな罠が好きですか!?」(ぱぁっ!

薬師「えっと…私は…戦えないから…他の事で…力になれないかな…と思っただけで……」(たじっ

ヒロイン「ほら薬師が困ってるでしょやめなさいよ魔法使い」

魔法使い「いえいえ動機はどうでも良いんですよ!!そこで罠に至る発想力が素晴らしい!!
それでどんな罠にしましょうか!!どんな罠がお好みでしょうか!?」

姫「罠の話だとテンションが急変する人ですのね~」

薬師「…………薬物系が…いいです…フェロモンや匂いでおびき寄せて……手を出したら…イチコロ…みたいな……」

ヒロイン「まさかのガチ回答!?」

魔法使い「ほほう渋いですねぇ、罠といえば即効性の物を好む人が多いですがそこで薬物系とは"確実に仕留める"という意思が見えて中々通ですよ!!」

薬師「え…っ!?いいえ…私…そこまでは……!」

ヒロイン(イチコロって言ってた気がする…)

魔法使い「それではこのゴブリンの持ち物も剥ぎ取って罠の材料にしてしまいましょう」

薬師「えっと…持ち物全部…だなんて…そんな…追い剥ぎみたい…な事……」

魔法使い「良い罠の為に必要な決断ですよ」

ゴブリン撃退用罠作成
薬師の器用さ(78)で判定
直下コンマ

コンマ:85
罠作成失敗

▼ゴブリンの集落

幼エルフ「あったぞ!あれが霧を出してるやつだぞ!!」

ゴブリンA「グギィ!!」

ゴブリンB「グゴォッッ!!」

ゴブリンC「ゲギャァ!!」

主人公「あいつらが守ってる装置か…」

妹「けど、何体いてもわたしの剣には勝てないよ!」<チャキッ!

主人公「相手はゴブリンだ、甘く見てると痛い目じゃ済まないぞ」

妹「解ったよ兄者!」

ゴブリンC「グウウゥウゥゥ……ッ」

妹「…やる気充分って感じね」

???「待テ、オ前達ジャ、勝テナイ」

ゴブリンB「グギャォっ!」

ゴブリンA「ギー…」

ゴブリンC「グゥ…」

妹「…ゴブリンたちが大人しくなった…?」

主人公「戦わなくても力量差が解る知恵を持ったやつがいるだと…?」

???→ゴブリンキング「オレ、ココノボス」

ドドドドド…

妹「……親玉の登場ってわけ?」

幼エルフ「なんだ!!他のゴブリンより全然デカいのが出てきたぞ!!」

ゴブリンキング「…………」

直下コンマ
ゴブリンキングの戦闘力

ゴブリンキング
戦闘力:77

ゴブリンキング「オレ、結構ツヨイ、オレト戦エバ、オ前達、無事デ済マナイ」

妹「見くびられたもんね、誰に向かって言ってるつもりよ?」

ゴブリンキング「…デモ、オ前達モ強イ、俺達モ、無事デ済マナイ」

主人公「……冷静だな、ただ戦いに来たってわけじゃなさそうだ」

ゴブリンキング「取引、ココ、立チ去レ、ソシタラ俺達、オ前達ニモウ、手出シシナイ」

幼エルフ「ん?そうなのか?」

主人公「……お前達はここでまたこうやって次の獲物がかかるのを待つのか?」

妹「どういう事兄者?」

主人公「こいつらは今の霧で迷い込ませた相手を狙って狩りをしているんだ
ゴブリンは雑食でなんでも食うからな、人間だろうが動物だろうが、他の魔物だろうが全部ひっくるめて獲物でしかないんだよ」

幼エルフ「んん?それじゃあ幼エルフ達が立ち去ったらまたこうやって誰かが襲われるのか?」

主人公「そういう事になるな」

妹「じゃあこいつらここで倒しちゃった方がいいんじゃないの?」

主人公「……ここはこいつらの縄張りだ、魔物だって食わなきゃ生きていけないんだし、"入ってくるやつが悪い"とも言える」

ゴブリンキング「ソイツノ、言ウ通リ、ココ、オレ達ノ、縄張リ、縄張リデ、狩リヲシテルダケ」

主人公「確かに人間から見れば、狡猾に待ち構えて迷い込んだ人間を餌にする悪い魔物だ」

ゴブリンキング「デモソレ、ソッチノ都合、勝手二狩場二来テ、狩ラレテ文句言ウナ」

幼エルフ「嘘は言ってないんじゃないか?」

妹「……それを見逃してくれるって言ってるんだから素直に退くのがお互いの為ってわけね」

主人公「…………俺はそう思う」

妹「……………」(じー…

ゴブリンA「ギッ?」

ゴブリンB「ギギィッ!!」

ゴブリンC「グゲゲッ」

妹「……うんいいよ、兄者がそうしようって言うなら私はこれ以上何もしない」(チャキン(納刀の音

幼エルフ「いいのか?」

妹「私は一応王国の騎士だからここはこのゴブリンを討伐をするべきなんだろうけど、それ以前に兄者の妹分だもん
兄者がして欲しくない事はしないよ」

主人公「妹、ありがとう」

妹「…兄者、本当に解っててこうしようって言ってるんだよね?」

主人公「……ああ、魔物も人間もそう簡単に変われないからな」

ゴブリンキング「……立チ去ルカ、オ前達、ソレナラ、モウ追ワナイ」

主人公「ああ、邪魔したな」

幼エルフ「それじゃあなデカイの!!」

妹「じゃあ姉上たちの所に戻ろっか」

ゴブリンキング「装置ハ一旦止メル、コレデ霧ハジキ晴レル」

主人公「……なぁ、一つだけ約束してくれないか?」

ゴブリンキング「……ナンダ?」

主人公「出来れば人間の獲物としての優先順位を下げてくれ、知能の高い生き物は同族が攻撃されれば黙っちゃいない
それはお前達にも良くない事のはずだ、そうやって少しずつ共存して行く事はできないか?」

ゴブリンキング「忠告、感謝スル、可能ナ限リ、ソウシヨウ」

主人公「……悪いな」

ゴブリンキング「構ワナイ、オ前、オレ達追イ出シテ、縄張リ"取リ返ソウト"シナカッタ、オ前ナラ、出来ルノ二」

主人公「……!お前…俺が元々ここにいたの知って…!?」

ゴブリンキング「オレ達、オ前ガイタ時カラココ狙ッテタ、ヤット居ナクナッタカラ、少シ貰ッタ
ダカラオ前ヲ、忘レル筈ガ無イダロウ」

ゴブリンキング「一目デ判ッタ、死ンダト聞イタノニ、戻ッテクルトハナ、"ブギーマン"」

主人公「…………!!」

妹「ぶぎー…」

幼エルフ「…まん?」

というわけで今回はここまで
以外と体調保った良かった

ブギーマン知らないけど気になったって人はググってね!
基本剣と魔法系のファンタジーに出てくる類のヤツじゃないので

そんな事より幼エルフまでメイン技能値クソ高とかこのパーティマジでおかしいだろ…

次回は今の所未定
まぁ一週間以内には再開予定

再開できそうな日解ったら報告に来ます

では!


寧ろ50以上差で圧勝とかもしてるのに
噛ませ扱いの誰かさんの不憫さよ……

お久しブロッサム、>>1です
今回は更新抜きの報告だけ

なんとか時間作れたのでとりあえず明日、11/18の20:00頃から再開します

それと深夜帯に安価の入らない程度の本編とはズレた短編を2、3本とセイレーンの参考絵を投下予定

短編の方はまだ何書くかふわっふわしてるので「こういう場面が見てみたいなー」みたいな希望があればレスがあった中から選ぶのである方はどうぞ

それではまた

薬師とか姫が酔った姿は前スレでみたから別の人の酔った姿もみたいね、魔法使いとか主人公とか

妹が姫に召喚された時の場面とか

それぞれの主人公との単独イベント的なの見たいなー

それではセイレーンの参考画像
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira123439.png

短編は
>>257-258合体
>>259そのまま採用

>>260おいおい本編で

それと>>252について

50で外しても「運がなかった」で済みますが妹は89で外すからね、仕方ないね
寧ろ設定上強いのに外すからこその噛ませ

というわけで妹のかませ伝説を振り返ってみた

・キャラ作成時
当て馬ヒロインの自覚がある

・家事能力
ヒロイン94、姫97を出す中一人だけ30を出す(ポンコツ)

・村の祭り
踊りの判定でヒロイン70、姫56、薬師に至っては77でゾロ目ハプニングイベントを勝ち取る中、またもや最低値となる32を出す(ヘタクソ)

・VSクラーケン
戦闘力89の見せ所、初戦闘
コンマ96を出しクラーケンに敗北、捕まりさえする

・VSセイレーン
セイレーンに一撃入れるも、彼女が演奏力80を叩き出した事により、技能のお披露目イベントとして簡単に術にハマる
これはセイレーンが想定以上に強かった事と妹が一番近くにいた事が原因であって妹にほぼ非はないが負け試合なのでカウント

・VS巨大アリジゴク
姫の魔力ブースト(56)が失敗した事により砂に埋まり行動不能になる
尚これは完全に姫の所為でとばっちり

・騎士としての評価
44点(姫談)、微妙

・武道大会
元々は妹が活躍するためのイベントだったが姫が長槍の熟練度91を叩き出し、武器戦パーティ最強のお株を奪われる

・武道大会2
一回戦は技能差56で圧勝するも、二回戦ではコンマに恵まれず格下ではないまでも自分より弱い相手にストレート負けを喫する

・武道大会3
上記の完敗を受けて意識を失い、姫の制御も効かずに暴走する
ただしこれによりヒロインイベントを獲得するので負けるが勝ち

けど元々活躍する為に用意された舞台でこのイベントの取り方はどうかと思う

・武道大会4
しかもその後コンマ判定により、よりによって姫が優勝した

・火山帯
ゴブリン(雑魚)には勝った

※戦績
戦闘→2勝4敗
コンマ判定(とばっちり含まない)→3勝5敗
総合コンマ戦績→3勝8敗

はははこいつぁひでぇや
それでは投下

※お酒※

▼武道大会終了後、酒場

熱血漢「みんなグラスは持ったねッッ!!!!個人的には優勝を逃して悔しいがみんな強かったッッ!!!!それでは、優勝した姫くんを讃えて……ッッ!!」

みんな「「「「「かんぱぁーーーーい!!!!」」」」」

<カチャアアァーーーーーーン!!

姫「わたくしまだお酒は飲めませんわ~…」

薬師「姫…様…私たちは……やめた方が…いい……です……」

主人公「あれ?幼エルフは?」

ヒロイン「もう寝たわよ」

魔法使い「私はこの大会が目的でこの街に来たクチですからそれ程滞在期間は長く無いですが、この店は良い酒を出しますよ」

妹「えーっ!?私も飲んじゃダメなのーっ!?」

侍「当然だ、お主はどう見ても未成年でござろう?」

妹「何よこう見えて……」

ヒロイン「ちょっとそれ秘密でしょ、因みに私達の基準でも子どもじゃないのあんた」(ごつんっ

妹「いいじゃんこっち基準の年数ならオッケーなんだし!」

ヒロイン「ダメよ、お父様に言いつけるわよ?」

妹「ぶー!姉上のケチ!」(BOO!

侍「……?なんの話だ…?」

薬師「気に…しないで…ください……」(あせあせ

主人公「酒かー、考えたら村の祭りの夜以来だなぁ」

ヒロイン「主人公、隣良い?」

主人公「ん?どうしたヒロイン?」

ヒロイン「…別に、ただ旅に出てからあんたと落ち着いて話す機会もなかったな、って思って」

主人公「そういえばそうだな」

ヒロイン「これここのおすすめの葡萄酒だって、これで良い?」

主人公「おうさ」

ヒロイン「…まずありがとね、反則退場になってまで妹を助けてくれて」

主人公「お前達なら絶対に優勝してくれるって信じてたからな
そもそも妹の為にお前も飛び出したかったのに俺に任せてくれたのは、俺を信じてくれたからだろ?」

ヒロイン「ええそうね」

主人公「なら信じてくれた事が嬉しいよ、俺にはそれで充分だ」

ヒロイン「充分って…」

ヒロイン「…ねぇ、あんた何かやりたい事とかないの?」

主人公「俺たちはお互いに師匠の後を継ぐ為にこうして修行してるんだろ?」

ヒロイン「そいう事じゃなくて…あー、なんて言ったらいいか」

主人公「……?」

ヒロイン「……そうね、私はあんたに認めて貰いたいわ、他の誰でもないあんたに」

主人公「……なんだそれ?」

ヒロイン「ふふ、お酒の所為でいつもより素直になってるのかも」

主人公「だいたい認めるって…最初からお前の事は頼りにしてるよ
俺より普通に強いし、俺じゃ纏められない女の子達を纏めてくれてるしさ、
こうして旅を続けてられるのはお前のお陰だと思ってる」

ヒロイン「嬉しい事言ってくれちゃって、でもそうじゃないのよ」

主人公「うーん…他に何かあるか?」

ヒロイン「そうね…あんたにとって私は何?」

主人公「んー…?友達で…ライバルで…妹は本当に妹みたいだしその姉ちゃんのお前も家族みたいなものって事になるのかな」

ヒロイン「その家族の中で私はどこ?」

主人公「どこってそりゃあ……」

魔法使い「主人公しゃぁ~んん~~、なぁ~にしょんにゃトコで内緒話しれるんれふかぁ~~?」(ずいっ

主人公「うぉっ!?…って魔法使いさん酔ってる!?」

魔法使い「そんな事はどおぉ~~でも良いじゃにゃいれしゅかぁ~?
私と罠の話しましょーよぉーねぇねぇねぇー?」(ぐいぐい

主人公「酔っても醒めても罠なのこの人!?」

魔法使い「私ら最初に罠の魅力を知ったにょは9しゃいにょ時なんれふけろねー?」

主人公「勝手に話し始めた!!」

熱血漢「すまないね主人公くんッッ!!!!あっちで飲み比べをしていたんだが魔法使いくんがすぐ酔っちゃってねッッ!!!!」

主人公「…飲み比べって事はあんたも結構飲んだんだろ?
その割には全然変わらないな」

熱血漢「そうかなッッッッ!!!!!考えた事も無かったよッッッッ!!!!」

魔法使い「まぁあにゃたは最初かりゃテンション全開れふものれ~~?」

ヒロイン「………主人公は私と話してたんだけど?」

熱血漢「ああそうだったのかすまないねッッ!!!!」

魔法使い「わらしもぉ~主人公しゃんとお話しらいれぇーすぅ~」

ヒロイン「……主人公…私と話すよね……?」(うるっ

主人公「……………あっ」

熱血漢「どうしたんだい主人公くんッッ!!??」

主人公「思い出した、確かヒロインに酔いが回ってきた時のサインは…」

ヒロイン「ふええぇ~~っ!!また別に人と話してる私を見てよおぉぉ~~~~~~っ!!!!それとも私と話すの嫌なんだうわああぁ~~~~ん!!!!」

主人公「ちょっと饒舌に語った後の泣き上戸だ…!!」

熱血漢「それは参ったねッッ!!!!」

主人公「よしよし大丈夫だぞー?ちゃんとお前の話し聞いてるぞー?」(なでなで

ヒロイン「うわあぁあぁああん聞いててくれたありがとおぉぉおおおぉぉぉおおおおお!!!!ふええぇぇえぇえええ~~~~~~っ!!」

熱血漢「どっちにしろ泣くんだねッッッ!!!!!」

主人公「どーしろってんだ」

魔法使い「おしゃけはいいれふよれ~…古くから化け物退治の罠に使われりゅ罠の一つでもありましゅしにゃによりしょの由来ぎゃ……」(べらべら…

熱血漢「こっちはひたすら喋るタイプみたいだねッッ!!!!」

魔法使い「二人ももっと飲めば喋りまふよぉ~、そぉーれ主人公さん一気、一気ぃ~~」(ぐいぐい

主人公「ガッ!?ゴボっ!!くはっ、溺れ…酒で溺れ…ゴボゴボゴボ!!!!」

熱血漢「魔法使いくんッッ!!!!お酒は他人の口にねじ込むものじゃないよ魔法使いくんッッ!!!???」

主人公「ガハッ!!ひゅー…ひゅー…ひゅぅー…!」

熱血漢「大丈夫かい主人公くんッッ!!??」

主人公「…ガッ……ひゅぅー……」

熱血漢「……そうだッッ!!!!まず呼吸を整えて……」

主人公「…………」

熱血漢「主人公くんッッ!?」

主人公「…………」

熱血漢「主人公くんッッ!!!!!」

主人公「……すぴー…むにゃむにゃ…」

熱血漢「……すぐ寝るタイプッッッ!!!!!!」

その後熱血漢が頑張った
因みに眠ってる主人公に妹がキスしようとしたがヒロインに泣きながら全力で止められた

※妹召喚※

時は数年前に遡る…

▼王城、地下室

姫「…よい、しょっと…これで魔法陣も完成ですわ~」

魔法陣<デデーン

姫「この図書室から持ってきた本に書かれている通りに書きましたのでこれで使い魔的な何かを召喚できる筈ですわ~
召喚術はおろか魔術すらマトモにやった事ありませんけど~」

姫「…それでは…イコテデイコテデコノナンオ、イイワカバレキデ、スデイイガコ……(呪文)」

▽同時刻、神界

妹「やだーーー!!!兄者に会いに地上に行くの離して父上ーーーー!!!!」(じたばた!!

破壊神「お前が行くと絶対に邪魔するからダメだバカモン、あいつらは修行中だと言ったろ」

妹「邪魔しないもん兄者に愛を語りに行くだけだもん!!!!」

破壊神「それが邪魔なんだバカ」

妹「やーーーだーーーー!!!行ーーーーくーーーーのーーーーーーッッ!!!!」(じたばた!!

破壊神「まったくわがままな…誰れに似たんだか…」

オオオオオ……

破壊神「………ん?」(ぴくっ

妹「ん?どうしたの父上?」(ぴたっ

破壊神「……なぁ、お前地上に行きたいんだよな?」

妹「行っていいの!?行く行くー!!」(ぴょんぴょん!

破壊神「おお行かせてやるぞ」

妹「やったー!!じゃあ早速準備して…」

破壊神「いいや…その必要はないぜ…?」(ニヤリ…

妹「えっ?」

破壊神「そぉら行ってこぉい!!!」(ドン!!

妹「わきゃあぁーーーーーーーーーーーーーっっ!!!???」(ひゅーん!

破壊神「ハァーッハッハッハァー!!!地上は地上でも主人公にそう簡単に会いに行けない土地だ!!
神界にいるより気軽にあいつのトコにいけねぇぜざまぁみやがれ!!!」

妹「計ったな父上ええぇぇえええぇーーーーーーーーー…!!!!」(ひゅーん…

▽再び王城地下

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

姫「うわぁ~!本当に何か出ましたわ~♪」(ぴょんぴょん!

妹「うわ何処だここ兄者がいない!!くそぉ計ったな父上私を兄者のところに返せ父上えぇぇぇえぇぇえぇえええ!!!!」

姫「なんだか騒々しいけど可愛い女の子で嬉しいですわ~♪」

妹「兄者あぁぁあああぁぁあああ!!!!何処なの兄者あぁぁあああぁああぁぁああんアニウム(兄ウム)が足りないようわっうわぁっうわぁぁあぁぁあぁあぁぁあぁぁあぁあああああああ!!!!!」

姫「よろしくお願い致しますわ~♪」

互いに人の話を聞いてなかったがその後いの事情をなんやかんや話してたなんやかんやで仲良くなった。

というわけでここまで
ギリギリまだ早朝じゃないのでセーフ

次回からは通常営業です、では

それでは予告通り本編再開します
>>248の続きから

▽ヒロイン達と合流

主人公「…というわけで話はつけてきた」

幼エルフ「きたぞ!!」

ヒロイン「私達は人間も魔物もそう区別はないから良いけど…」

魔法使い「私は別に構いませんよ
これ以上あちらから攻撃しないと言っている以上、こっちから手を出したら悪者になりますから」

薬師「でも…ほかの旅人さん達は……また…襲われるん…ですよね……?」

姫「上に立つ者と話が通じるのなら今後どうとでもしていけますわ~
それは本来私達の仕事ですもの~」

妹「その時は私も手伝うね姫ちゃん!」

姫「ありがとうございますですわ~♪」

魔法使い「おや、話しているうちに開けた場所に出ましたね」

主人公「この辺りなら落ち着いてるしここにキャンプを張ろう」

妹「それで明日はあの鳥女の所に殴り込みだねっ!」

ヒロイン「その前にあんたの…あんた達の事聞かせてくれる約束よね」

主人公「解ってるよ」

妹「よし、キャンプ完成だね!」

姫「わたくし野宿好きですわ~♪」

ヒロイン「姫…最初から大概だったけど更に逞しくなったわよね…」

魔法使い「さて、それでは聞かせてもらおうじゃないですか」

主人公「…ああ、何処まで話してたっけか」

魔法使い「主人公さんが魔物の扱いを変えたくて仲間を集めてたという事は聞きましたね」

姫「それで癖の強い魔物をどうやって纏めていたのか、という所からですわ~」

主人公「そうかそっからか」

妹「ねぇ兄者、それって多分あのデカいゴブリンが言ってた"ぶぎーまん"って言うのに関係あるんだよね」

ヒロイン「ブギーマン?」

妹「あの言い方だと多分兄者の種族名だと思うんだけど…」

ヒロイン「うーん…聞いた事ない種族ね…」

妹「私も知らないかなー、チビちゃんも知らなそうな感じだったよね?」

幼エルフ「さっぱりだぞ!!」

姫「わたくし知ってますわ~、悪い事をした子をさらってしまうという正体不明の怪物ですの~」

魔法使い「私も幼い頃はよく『良い子にしないとブギーマンが来るぞ』と脅されたものです」

薬師「私の…所も…似たような感じ…です……」

ヒロイン「え?結構有名な魔物なの?」

主人公「ヒロイン達が知らないのも無理ないよ
"ブギーマン"は俺とか、似た力を持ってるやつの能力が人間に噂されて広まった都市伝説みたいなモンだからな」

薬師「とすると…主人公さんの能力は…人を攫う…能力……?」

主人公「違うよ、中にはそう言う事をしてた同族もいたんだろうけど、俺の能力自体は"恐怖を集めて力に変える"能力だ」

姫「恐怖を力に…最近何処かで聞いたような…」

薬師「……あっ!…黒龍ちゃんの…能力と…似てます……!」

主人公「そうだな、でも俺が集められる恐怖は"何が怖いのか解らない"っていう漠然とした恐怖だけなんだ」

姫「どうしてですの~?」

主人公「何が怖いのかハッキリしてたら恐怖感情はそこだけに向かっちまうからな、俺がかっさらう事が出来ないんだよ」

魔法使い「成る程、そういう恐怖を強く抱くのは大人より子どもの方だからブギーマンが子どもを攫う怪物の民話として広がったのですね」

主人公「ああ、中には自分で足を運んで直接力を集めて周る同族も居たらしい、だから子どもを攫う怪物…なんて話が広まったんだろうな」

主人公「けど、明確な方向性の無い恐怖なんて限定的な感情を使う俺じゃあ怒りなんて明確で強い意思のある感情を使う黒龍にはかなわいだろうな」

ヒロイン「あんたは黒龍があの能力を持ってる事を知ってて探してたの?」

主人公「災厄の象徴って言うくらいだからなんらかの感情に関連した能力を持ってると思ってたくらいかな
それなら俺の能力と相性が良いからパワーアップのヒントに繋がると思ったんだ」

姫「そうでなくとも味方にできれば強力な戦力にもなりますものね~」

主人公「そういう事だ」

幼エルフ「でも貴様はパワーアップして何がしたかったんだ?」

主人公「魔物を束ねるのは難しいって言うけど実はそうでもないんだよ
魔物ってのは基本的に自分より強い魔物の下に着く習性があるからな」

姫「その辺りは人間とは社会形態が異なりますのね~」

魔法使い「まぁ場末のチンピラなんかは似たいうなものですけどね」

ヒロイン「でもそれが種族通しての価値基準になってるならそれは確かに習性とか特性よね」

妹「つまり兄者は強かったから魔物を纏められてたんだね!」

主人公「まぁな、それで本題はここからなんだ
ただ魔物を束ねるだけじゃ集落のボスレベル…魔物の置かれてる立場を変えたいならそれじゃあダメだ」

薬師「話が…大きく…なってきました…ね…」

主人公「だから俺はその考えに賛同してくれたその時の仲間達…セイレーン達にも強力してもらって人間達の恐怖を煽って力を蓄えたんだ
ただのボスなんかよりもっともっと多く大きく魔物を従える為にな」

薬師「そこまで…する必要は…あったんですか……?」

主人公「言ったろ?魔物はより強い魔物に従うって
セイレーンや昼間のゴブリンキングみたいに話ができる魔物ばっかりじゃないんだし、魔物全体を変えるつもりならそいつらを黙らせるくらい強くなきゃダメなんだよ」

幼エルフ「そうかわかったぞ!!貴様は『まおう』になりたかったんだな!!」

魔法使い「まおう…?まおうってあの魔王ですか?かつて存在したという魔族の大王?」

薬師「でも…魔王は…おとぎ話の…英雄譚で…」

主人公「ああ、神の力を授かった勇者に討たれたんだっけな、魔物の中でも有名な話だ」

姫「…でも主人公さんの理想を実現しようと思ったら確かに魔王になるのが最適解ですわ~」

魔法使い「でもいくら強くたってそう簡単になれるものでは無いでしょう?」

主人公「ああ、だから決定打が必要だったんだ」

姫「決定打…」

主人公「だから俺は神に挑んだ
伝説の勇者に力を与えたという神…その中でも最強と言われる破壊神に勝てば誰もが俺を魔王と認めるだろ?」

妹「……でも兄者は父上に勝てなかった」

主人公「……ああ、手も足も出なかったよ
そして地上で恐怖を集めて積み上げた力も使い果たして神界から出る事も出来なくなった」

ヒロイン「でもあんた、それでもお父様に挑み続けてたわよね?」

妹「そのたんびにボロボロになってたよねー兄者」

主人公「ああそうだったな」

幼エルフ「勝てないとわかっててずっと挑戦してたのか?」

主人公「仲間との約束だったからな、絶対破壊神を倒して魔王になるって」

魔法使い「ですが話を聞く限り主人公さんが一番強かったのは神界に行ったばかりの力を使い果たす前の時です
それ以降は無意味だったのでは?」

主人公「でもみんな俺を信じて強力してくれたんだ、だから俺が諦めてそれを裏切るわけにはいかなかったんだよ」

妹「でもそんな兄者を見て父上は『中々骨のあるヤツだ』ーって弟子にしたんだよね」

ヒロイン「弟子に誘ったお父様もお父様だけど今思えばあんたもよくその誘い受けたわよね?」

主人公「要するに俺は強くなれればなんでも良かったからな
それに師匠に挑む機会も増えるし、その中で師匠を殺せれば本来の目的も達成なんだし断る理由が無かったからな」

妹「兄者いつも殺気に満ちてたもんねー」

主人公「それでその後は修行を続けて、ある程度力をつけて、その力を制御する為に地上に戻って来て…まぁみんなの知ってる通りだよ」

姫「それではセイレーンさん達とは…」

主人公「ああ、エルフの森で会うまで一度も会ってなかった」

薬師「それじゃあ…今彼女達が…何をしてるかは……」

主人公「…知らない、あっちからしたら俺が死んだと思ってたわけだし、急に敵対する形で出てきたら裏切ったと思われて当然だよな」

姫「誤解…解きたいですわね、そんな志を共にした仲間とこのままだなんて寂しいですわ」

主人公「……どうかな」

主人公「さて、俺が話せるのはこれで全部だ
明日に備えてもう休もう」

ヒロイン「そうね、明日は大変だろうし体力つけておかないと!」

薬師「私は…万が一…に備えて…医薬品の…確認してから…休みます…」

主人公「いつも助かってるけど程々にね薬師さん」

幼エルフ「すぴー…」(zzz

魔法使い「ふふ、いつの間にか幼エルフさんはもう寝てしまってますね」

姫「それではお休みなさいですわ~」

妹「また明日ね!」

コンマ判定
一番コンマが高かったヒロインのイベントに入ります

↓1:ヒロイン
↓2:妹
↓3:薬師
↓4:姫
↓5:幼エルフ
↓6:魔法使い

喧嘩は強いのになぁ…

安価とコンマに愛されし女、薬師大勝利、妹とはえらい違いだ
こいつこっちでイベント用意する必要ないんじゃないだろうか

▽深夜

ホー…ホー…

主人公「………」

薬師「…寝れないん…ですか……?」

主人公「!…薬師さんこそ」

薬師「私は…今…薬のチェックが…終わったところ…ですから…」

主人公「そっか」

薬師「…………」

主人公「…………」

薬師「……あの、」

主人公「……ん?」

薬師「月が…綺麗ですね…」

主人公「そうだね」

薬師「……やっぱり…知りません…か……」

主人公「え?」

薬師「いえ…異国の………なんでもない…です///」

主人公「……そっか」

薬師「あの…主人公…さん…」

主人公「ん?」

薬師「主人公さんは…恐怖を力にする…魔物という事…でしたけど…自分で…"怖い"って思うことは…あるんですか……?」

主人公「……昔は無かったんだけどさ」

薬師「今は…あると…?」

主人公「まず師匠が怖いかな、未だにどうやっても勝てる気がしないんだ
あんな強い人がいたんじゃ魔王なんてなってもちっぽけなモンだよ」

薬師「……他には…?」

主人公「……仲良くなり過ぎてさ、みんなを失うのが怖い」

薬師「…セイレーンさん…達は……?」

主人公「……魔物だけと関わってた頃は生きるか死ぬかなんて日常茶飯事だったしさ、正直言ってこうは感じなかったよ」

薬師「じゃあ…村に来て……変わったんですか…?」

主人公「…そうかな」

薬師「……ふふっ」

主人公「なんで笑うのさ?」

薬師「……いえ…私達が…主人公さんを…変えられたんだな…って思うと…ちょっと…嬉しくて……」

主人公「…そうだな、変えられたよ、あの村は良いところだ
いっそこのまま破壊神にも魔王にもならずにあそこで余生を送っても良いかもしれない」

薬師「……!!」(ガタッ!

主人公「ん?」

薬師「あの…!その時は…わ、わ、わ、私と……っ…!」

薬師「……いえ…やっぱり…いいです……今話す事じゃ…ない…ですから……」

主人公「……?」

薬師「今は…それよりも……」

(きゅっ

主人公「薬師さん…!?なんで俺の手を握って……?」

薬師「…………怖いん…ですよね……?」

主人公「……え…?」

薬師「私…人一倍怖がりだから…解ります……主人公さん…なんにも…ない風に…してますけど……ほんの少し…振るえて…ますから…」

主人公「薬師さん……」

薬師「……それが何を…怖がってるか…なんて…訊きません……
……でも…こうしてると…ちょっと…勇気が出てくる…気がしませんか……?」

主人公「……ありがとう薬師さん、気を使ってくれて」

薬師「いいえ…私が…こうしたいだけ……ですから…」

主人公「……薬師さん、もう少しこうして貰ってていいかな」

薬師「……はい…主人公さんの…気の済むまで……」

主人公「それで今から独り言言うからさ、少し耳を塞いでて欲しいんだ」

薬師「え…?この状態じゃ塞げな…あ、…いえ…はい、もう…塞ぎました…」

主人公「…ありがとう」

主人公「…実はさ、さっき話したブギーマンの能力…もう使えないんだ」

薬師「………」

主人公「"怖い"って事がどういう事か解っちゃったからかな…それを力に変える事ができなくなった」

薬師「…………」

主人公「だからもうセイレーン達のリーダーだった時の俺とはまるで別人なんだ
…だから…せめてあの時の力の代わりになる何かを身につけるまで…あいつらに会いに行けないと思ってた……」

薬師「……っ…」

主人公「だから怖いんだ…今の俺で、あいつらと向かい合うのが…たまらなく怖いんだ……っ…!」

(ぎゅっ

薬師「…大丈夫…大丈夫です……だって…主人公さんは主人公さん……ですから…
"耳を塞いでいた"…ので…なんと言ってたか…解りません…けど…震えが収まるまで……こうして…抱きしめてます…から…」(ぎゅー…

主人公「ありがとう…ありがとう薬師さん…」

ホー…ホー…

いつもより早めですがキリがいいので今回はここまで
薬師のコンマ運少しは妹に分けてやってくれ

次回はセイレーンとの決戦、の予定

22日の20:00くらいから再開を予定してます

そういうわけでアディオス!

Q:メインヒロインとは?
A:最後まで立っていたやつの事じゃないですかね。

それでは再開します

▼アジトの前

主人公「着いたぞここだ」

ヒロイン「何もない岩場じゃない」

主人公「仲間以外には見つからないように隠してあるからな」

妹「秘密基地ってやつだね!カッコいい!!」

姫「ひらけごまで開くのですわね~?」(わくわく

エルフ「おお!それいいな幼エルフは早く見たいぞ!」

魔法使い「遊びに来たんじゃないんですよ?」

薬師「…ちょっと…気が抜けるくらいで…いいと…思います…」

主人公「よし、行くぞ!??????????????!」

ゴゴゴゴゴゴ……

幼エルフ「おおすごいぞ!!岩が動いて洞窟が出てきた!!」

妹「えっ、兄者なにその謎の言語」

主人公「魔物の言葉で『ひらけごま』だ」

ヒロイン「まんまか!!」

▼アジト中心部

セイレーン「…………」

魔少年「…ねぇ本当にやるのお姉ちゃん?」

黒龍「きゅー?」

セイレーン「当然ッス、アニキを生かしては置けないんッス」

魔少年「……でもお姉ちゃん震えてるじゃないか、本当は戦いたくないんじゃないの?」

セイレーン「……そう見えるッスか?」

魔少年「うん、あのお兄さんってお姉ちゃんが僕と会う前に仲間だった人なんだよね?
そうなるのが普通なんじゃないかな」

セイレーン「でも……だからこそウチがやんなきゃいけないんス」

魔少年「……解ったよ、お姉ちゃんがそこまで言うなら僕はもうなにも言わないよ」

セイレーン「…さて、ソロしアニキ達の気配が近付いて来たッスよ」

ザッ

主人公「待たせたなセイレーン」

セイレーン「待ったも待った、そりゃあもうずぅーーーーーーーっと待ってたッスよアニキ
それで後ろにゾロゾロ引き連れてるのは何ッスか?新しい仲間ッスか?数でウチをボッコボコにするッスか?」

妹「はぁ?あんたが兄者の何を知ってるか知らないけどそれ以上兄者に悪口言ったらあたしが叩き斬っかんね」

主人公「…………」

直下コンマ、主人公の覚悟
低い程躊躇ってる、高い程セイレーンを本気で倒す気

コンマ84
完 覚

了 悟

主人公「…お前が俺をどう恨もうと構わない、けどお前はエルフの森でやってたような事を各地でやってるんだろ?
なら俺はそれを見過ごすわけにはいかない…ここでお前を倒す…!」

セイレーン「……ハッ、いいじゃねーッスかアニキ…人間なんて引き連れてるから平和ボケして日和ると思ったッスよ
今のその目は間違いなくアニキの目ッス」

妹「兄者を語るなテロリスト、今度は前と同じ手は食わないよ」<チャキッ

セイレーン「同じ手ぇ?お前はウチにはアレしかねぇと思ってんスか?馬鹿なスか?」

妹「あぁっ!?」

姫「挑発に乗っては駄目ですわ~妹ちゃん、セイレーンさんは闇雲に戦って勝てる相手ではありませんもの~」

ヒロイン「……主人公、本当にやるのね?」

主人公「…あいつを俺が止めないで誰が止めるって言うんだ」

ヒロイン「……解ったわ」

セイレーン「行くッスよ黒龍、アニキ達を吹っ飛ばすッス!!音撃!!!!」

黒龍「キュ~…キュパァッッッ!!!!」

<ヒュ~、ヒュロロ~…ッ!!

コンマ判定
↓1 セイレーンの音撃(80以下で成功、80以下で数値が高い程高威力)
↓2 セイレーンの怒りによる黒龍の咆哮砲の威力

音撃→14
咆哮砲→56
合計:70

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!

姫「な…っ!二つの音が合わさって強力な衝撃波に……っ!!」

妹「その程度…効くかぁッッッ!!!!」<ブォン!!

妹が正面から叩き切ろうとしてます
音撃の威力と妹の戦闘力の技能差判定
直下コンマ69以下で妹の勝ち

コンマ93
妹の負け
おい妹、おい

主人公「待て!!迂闊に前に出るな!!」

ズギャアアァアァァアッッ!!!!

妹「ぐああぁぁあぁああぁぁああぁぁあああぁああっっっ!!!!!!!」

ヒロイン「妹おおぉおおぉおおぉぉっっっ!!!!」

姫「妹ちゃあぁぁあああーーーーーーーーん!!!!!」

魔法使い「馬鹿な…!なんて事無い攻撃だったはず…!!」

薬師「妹さん…!今…手当を……っ!!」<ダッ!

幼エルフ「大丈夫かお前!!」

妹「…く…づぅ……っ!なんで…斬れる程度の攻撃だったのに……!」

セイレーン「当たり前のように音を斬ろうとするなんて馬鹿じゃねぇッスか?やっぱり頭おかしいッス
しっかし小手調べのつもりだったのにいきなり正面からぶち当たってくれるなんて、お前がばかでラッキーだったッス」

妹「なめるな…っ、私はまだ戦え…ガハ…ッ!!」

薬師「駄目です…!まだ動いたら……!」

妹おおお!がギャグに見えてしまったw
シリアスな場面なのにw

>>339
最早「妹が出しゃばる→即死」は様式美、持ちネタと言ってもいい
毎回判定自体は妹に有利になってるのがミソ

魔法使い「……成る程、クラリネットの音と黒龍の咆哮の衝撃波を掛け合わせ志向性を持った音の槍としたのですか…シンプルですが中々高度な技ですね」

セイレーン「一人でも充分できるんスけど、黒龍のこの技ならウチの技と相性良いッスからねー?」

姫「…妹ちゃん…後は任せて下さいませ……!」(キッ!

セイレーン「…ほほーん?良い目ッスね、仇を見る目ッス
ウチそういう目好きッスよ?」

姫「……貴女に好かれても嬉しくありませんわ」

セイレーン「そりゃあお互い様ッス」

魔法使い「……それで、いつまでよそ見してる気ですか?」

セイレーン「……なっ!?」

魔法使いの罠判定
直下コンマ50以下で成功

・・・・・魔法使いの罠も成功したことなくね?

コンマ87
罠失敗

ガパァッ!!

セイレーン「足場が……!よっと!!」(バサァッ!!

魔法使い「落とし穴…避けられてしまうとは」

セイレーン「油断も隙も無いヤツッス、もう掛からないっす」

魔法使い「く…当然ですが警戒されてしまいましたか」

セイレーン「さぁ良い加減自分が出てきたらどうッスかアニキィ!!」

>>346
主人公に大会で全回避されたのがすべての始まり
一回だけメカに効いた

幼エルフ「……なぁ、少年」

魔少年「なんだい幼女」

幼エルフ「少年は戦わないのか?」

魔少年「僕があそこに混ざったってお姉ちゃんの邪魔になるだけさ」

幼エルフ「そうでも無いと思うぞ?お前も強いんだろ?」

魔少年「……お姉ちゃんはね、"仲間"を傷つけるのをとても怖がっているから」

幼エルフ「なかま……」

魔少年「いくら技術で以って志向性を持たせたところでお姉ちゃんの武器は『音』なんだよ、基本的には全体攻撃なんだ
どうやってもある程度近くにいる仲間を傷つけてしまう」

幼エルフ「でも幼エルフの仲間は強いぞ、こくりゅうと一緒でもあいつが勝てるとは思えない」

魔少年「……僕もそう思うよ」

幼エルフ「ならなんで止めない?あいつがいなくなるのが嫌じゃないのか?」

魔少年「……お姉ちゃんはきっと、それでも良いと思ってるんだろうね」

幼エルフ「お前はそれで良いのか?」

魔少年「良いんじゃないかな、好ましくはないけど」

セイレーン「あはははははははッッ!!!!アニキ!!アニキアニキアニキィ!!!昔を思い出すッスねぇ!!いつもこういう戦いの毎日だったッス!!」

主人公「ああ…でもこれじゃダメなんだよセイレーン!!こんな事を続けてなんになる!?」

セイレーン「あはははははは!!!!アニキがそれを言うッスか!!!イラつくッス!!!!あははははははは!!イラつき過ぎて笑えてくるッスよ!!!!」

主人公「セイレエェェエェエエェエーーーーーーーーン!!!!!」

セイレーン「アニキイイィイイィィイィイイイッッッ!!!!!」

↓1
主人公とセイレーンの戦闘力の対抗
59以下で主人公の勝ち

コンマ10
結構なクリティカル

主人公「せあぁっ!!!」

ガッッッ!!!!

セイレーン「ガハ……ッ…!?」(ガクッ

ヒロイン「今のは…!」

姫「中々強烈に入りましたわ!」

セイレーン「…くく…やっぱり強いッスねぇアニキ……アニキはこうでなくっちゃ……」

主人公「……セイレーン、もう終わりにしろ」

セイレーン「…は………?」

主人公「もう一度言うぞ、こんな事を続けてなんになる
魔物が他の種族に迫害されずにいきていける世界…俺たちが目指してたのはそうだっただろ?」

セイレーン「……そんなの、昔の話ッスよ」

主人公「解らないんだよ!!エルフの森の時も!遺跡の時も!今だって!!お前がなんの為に戦ってるのか!!俺を殺そうとしてるのか解らないんだよ!!!」

セイレーン「……ん…なッス……」

主人公「もう一度言うぞ、こんな事を続けてなんになる
魔物が他の種族に迫害されずにいきていける世界…俺たちが目指してたのはそうだっただろ?」

セイレーン「……そんなの、昔の話ッスよ」

主人公「解らないんだよ!!エルフの森の時も!遺跡の時も!今だって!!お前がなんの為に戦ってるのか!!俺を殺そうとしてるのか解らないんだよ!!!」

セイレーン「……ん…なッス……」


主人公「セイレーン…?」

セイレーン「……けんな……ふざけんなふざけんなふざけんなッス!!!!
正気ッスかアニキ!?本当にここに来て何も感じなかったッスか!?何も解んなかったッスか!?」

主人公「な…っ、…まさか……嘘…だろ……?」

セイレーン「ムカつくッスイラつくッス腹立つッス煮え繰り返るッス!!!!もういいッス充分ッス!!!
黒龍!!もうここら一帯吹っ飛ばせッス!!!!」

黒龍「きゅいぃっ!?」

セイレーン「いいからやれッス!!!ウチごとアニキを吹っ飛ばせッス!!!!」

主人公「やめろセイレーン!!死ぬ気か!!!!」

セイレーン「ははははは…!!ウチだけじゃ死なねぇッス…アニキも一緒ッス!!!!」

ヒロイン「……っ!この……っ!!」<ダッ!

↓1~3の合計
セイレーンの怒り(黒龍の衝撃波の威力)
↓4ヒロインが主人公とセイレーンを庇う
ヒロインの戦闘力で判定の為98以下で成功
コンマが低い程ダメージ軽減率が高い

衝撃波
92+17+96→205(アジト崩壊レベル)

ヒロインの『かばう』
11(衝撃波202にも関わらずほぼノーダメで守りきるファインプレー)

やっぱヒロイン戦闘力98とか関係なくおかしいわ

黒龍「きゅぱあああぁぁあぁぁああぁぁぁあぁああああぁああああっっっ!!!!!!」

ドゴオオォォオオオォオオオオォォォオオオオオォォオオオォオオオッッッ!!!!!

姫「きゃあぁああぁあああっっ!!??」

薬師「主人公さん……!!主人公さん!!!!」

魔法使い「行ってはいけません薬師さん!!我々のような常人が近づけるレベルの威力じゃないんです!!」

薬師「でも!!主人公さんが!!」

妹「兄者……っ!くそ…!動け…!!なんで…なんでこんな時に私は……っ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ドドドドドドド…!!

幼エルフ「なんだ!!洞窟が震えてるぞ!?」

魔少年「あれだけの衝撃波だ、このアジトはもう保たないだろうね」

魔法使い「脱出しなくては!!みなさん行きますよ!!」

薬師「待って…下さい…!!主人公さん達を…置いて行けません…!!」

妹「……おねーさんの…言う通りだ…!!」(ガシャッ

姫「妹ちゃん…そんな体で…」

姫「妹ちゃん……」

妹「…何姫ちゃん、止めないでよね」

姫「ふっ!」

ガスッ!!

妹「がは……っ!」(がくっ

魔法使い「……姫さん、何を?」

姫「主人公さんの事となった妹ちゃんに何を言っても無駄ですもの、こうして気絶させるのが一番ですわ」

魔法使い「……成る程」

姫「……それに、爆発の瞬間主人公さん達にヒロインさんが駆け寄るのが見えました、わたくしは…ヒロインさんを信じますわ」

魔法使い「………わかりました、では私は薬師さんを、姫さんは妹さんを連れて外に出ましょう」

魔少年「なら道案内は僕に任せてくれるかな、君たちよりここに詳しいよ」

姫「……あなたを信用しろと?」

魔少年「やだなぁ僕だってここで死にたくないんだからこんな状況で君たちを騙す余裕はないよ」

幼エルフ「それにこいつ嘘言う時魔力の色が変わるから幼エルフには解るぞ」

魔法使い「魔力の色とか見えるんですか!?」(がーん!!

姫「これが…エルフ……!!」

魔少年「馬鹿な茶番やってないで早く行くよー」

▼洞窟の外

ゴゴゴゴゴ……

魔法使い「はぁ…はぁ…なんとか脱出できましたね……」

姫「間一髪でしたわ~…」

魔少年「僕を信用してよかったでしょ?」

妹「……うぅ~ん……はっ!!兄者!!兄者は!?」(がばっ!

薬師「あ…妹さんも……目を…覚ましました…」

妹「うそ…アジトがあった洞窟が…無くなってる……っ?
兄者は!?兄者は何処に行ったの!?」

魔法使い「落ち着いてください、今幼エルフさんが探しています」

幼エルフ「むむむ…っ、む!見つけたぞ!洞窟の真ん中だったあたりのがれきの所に3つ大きな魔力を感じるぞ!!」

妹「ホントにチビちゃん!?」

薬師「と…言う事は……!」

姫「主人公さんとヒロインさんは無事ですのね!!」

魔少年「きっとお姉ちゃんもね」

魔法使い「さぁ善は急げです行きましょう!」

▼瓦礫の中心

<ガララッ

ヒロイン「いたた…二人とも無事?」

主人公「……ああ、お前のお陰で助かったヒロイン」

セイレーン「は…ははは…あれだけ全力でやったのにほぼ無傷……?どんなデタラメッスか……」

ヒロイン「…ホント、無茶してくれたわよねあんた」

セイレーン「…心中どころか自殺もさせてくれねぇッスか…マジで馬鹿馬鹿しくなってくるッス……」

セイレーン「もう抵抗する気も起きねぇしウチの負けッス、煮るなり焼くなり好きにしろッス」(バタッ

主人公「……セイレーン、みんなが居ないのはここを離れて行ったんだと思ってた…いや、思いたかったけど…やっぱり……」

セイレーン「……そうッスね、いいッスよ、みんなの所に案内するから付いてくるッス」

直下コンマ、
"みんな"の数(規模)

"みんな"→31

▼"みんな"の場所

オオオオオ…

姫「これは…」

薬師「大量の…お墓…?」

主人公「……やっぱり…そうだったのか……信じたくなかった…」

セイレーン「これ、ぜーんぶウチが作ったッスよ?
これがリザードマン、これがフランケン、これがオークでこれがゴーレム…ワイバーンはここだしこっちがロックビースト、全部…全部覚えてるッス」

主人公「なんでこんな事に…大きい戦争があったわけでも無いだろ…?」

セイレーン「あったッスよ、ウチらには大きすぎる戦争が」

主人公「なんでそんな事を…!」

セイレーン「全部アニキが悪いんスよ?アニキが破壊神に負けて死んだって聞いて…みんな躍起になったッス

ここにいるみんなアニキが魔物の世界を変えてくれるって信じて…アニキの為なら死んでも良いって思って着いてったッス

だから…アニキの仇を取ろうって神に挑もうとして…挑むどころか神界にも行けず死んだ奴もいれば、必死にアニキの代わりになろうとして、他種族の討伐隊に討たれた奴もいたッス」

姫「そんな…あんまりですわ…」

セイレーン「アニキはそれ程強くてカッコ良かったんス、誰もアニキが死んだなんて…そんなの受け入れられなかったッス」

セイレーン「アニキに頼りきりだったウチらにはそうするしかアニキの死を受け入れる方法が無かったんス……ウチも…最後の一人として死ぬ前に、せめて世界に一泡吹かせてやろうって思ったッス」

薬師「それが…あの森で…やっていたような…事だと……?」

セイレーン「解ってるッスよ、ウチらはみんなアニキ程頭は良く無かったし、ワガママで身勝手で、独りよがりの自己満足な事しか出来無いって解ってたッス
それでも、アニキの為に死んだって自己満足の為に死ねるならそれで良かったッス……」

魔法使い「セイレーンさん…」

セイレーン「なのに…なのになんでそのアニキが生きてんスか!!こんなのみんな無駄死にじゃないッスか!!!!」

主人公「………っ…」

セイレーン「…自己満、足くらい……っ…ひぐ…っ…、させて欲しいッスよ……っ…!
アニキの…弔いに……っ…!後を追ったあいつらは……っ…ぅぇ…っ、なんだったんスか……っ……!?

だから…、ひぅ…アニキは死んでなきゃダメなんスよ……!
アニキは…みんなの為に…っ…!死んでなきゃダメなんスよぉ……!

うゎ…ぁ…っ…うわああぁああぁぁああぁあああぁああぁあああああぁあああああああ!!!!!!」

主人公「……すまない…すまないセイレーン…おれが破壊神に負けたりしなければ……!」

セイレーン「そうッスよなんで負けたんスか!!!!アニキが負けさえしなければ…もっと早く帰って来てればこんな事にはならなかったんス!!!!」

妹「……!!何よりあんた!兄者が悪いっての!?兄者が父上に負けた後もどれだけ必死に父上を倒そうとしてたか!!どれだけ早く地上に戻ろうとしてたか知らないくせに!!」

セイレーン「そんなの知った事じゃねーッスよ!!魔物がお前らみたいな感覚で生きてると思うなッス!!
ウチらには見えてる世界だけが全部なんス!!殆どの魔物はそれから先の世界を考える知能が無いからこんな扱いを受けてるッス!!
アニキならそれを解ってた筈じゃないッスか!!!!」

ヒロイン「……主人公…それであの時素直にセイレーンに殺されようと…」

主人公「…………」

セイレーン「……でもそれももう終わりッス、ウチは完膚なきまでに負けたッスから…勝者の生殺与奪が全部ッスよ…」

主人公「……俺が憎いかセイレーン」

セイレーン「当たり前ッス」

魔少年(即答。)

主人公「俺を殺したいか」

セイレーン「殺したいっていうか死んでて欲しいッス」

主人公「……なら、俺が死ぬ瞬間を見届けてくれ」

セイレーン「…………は?」

主人公「……今はまだ死ねない
俺は破壊神の力を完全に身に付けて…今度こそ絶対的に魔物の世界を変えられる存在にならなくちゃいけない」

セイレーン「………そうッスね、それがウチら全員とアニキがした一番の約束ッスから」

主人公「そして一生かかってもそれが出来ない奴だって思ったら、今度こそ俺を殺してくれて構わない」

セイレーン「…………バカなんスか?ウチに出来るわけないのがたった今証明されたじゃないッスか」

主人公「…お前達と別れてからずっとそれだけの為に生きてきたんだ
それに約束とこいつらの死を無駄にしない為にはこれしかないと思ってる」

セイレーン「それを見ていろと?」

主人公「ああ」

セイレーン「…………」

直下コンマ
主人公の誠意がどれ程伝わったか

コンマ:25
信用は回復しません

セイレーン「………ハッ、ごめんッスね」

主人公「…そうか……」

セイレーン「例えアニキが本気だったとしてもこいつらはもう死んでるッス、ウチがアニキを見届ける役だなんて反吐が出るッス」

主人公「…そうか……」

セイレーン「……けど他種族の集落とか襲うのはやめてやるッスよ、またアニキ達に目を着けられたら面倒ッスから」

ヒロイン「じゃあこれからどうするつもり?」

セイレーン「……デタラメ女、あんたはアニキの何ッスか?」

ヒロイン「……は?」

セイレーン「あんたはあの状況でウチとアニキを庇いに来たッス、相当の馬鹿でお人好しかアニキの特別な何かでなきゃああは出来ないっッスよ?」

ヒロイン「えっと…私あんたのなんなの?」

主人公「……えっ、今更きかれても」

妹「前者!!前者だから!!バカでお人好しのゴリラだから!!!!」(くわっ!!

主人公「うわっ!?妹!!」

ヒロイン「ひどくない?」

セイレーン「……ふーん…ならお前に頼むッス」

ヒロイン「え?」

セイレーン「アニキを見届けていざという時殺す役はあんたがやれッス
あんたなら強いし、その上バカでお人好しならアニキが約束を違えた時アニキと正面切って戦えるのはあんたしかいないと思うッス」

ヒロイン「えっと…?」

セイレーン「その代わり…でもねぇッスけど、自爆して死ぬはずだったウチの命を拾ったのはあんたッス
だから一応命を救われた恩返しも兼ねてアニキじゃなくてあんたの味方にならなってやるッスよ」

ヒロイン「え…?味方に…なるの…?」

セイレーン「アニキじゃなくてあんたのッスけどね」

ヒロイン「えっと…いいの…?」

薬師「ヒロインさん…!絶対…級展開に…着いて…行けてないという顔を……しています……!」

セイレーン「アニキ殺せねぇ集落襲わねぇとなるウチやる事ねーッス、人の死に甲斐奪ったんだから暇つぶしの道具にくらいさせろッス」

魔法使い「道具!!今道具って言いましたよこの人!!」

主人公「セイレーン…」

セイレーン「勘違いしねぇで欲しいッスアニキ、ウチはアニキを許したわけじゃねぇッスよ
ただこのデタラメ女に借りができちまっただけッス
だからデタラメ女がアニキを見限らねー限りなら、アニキの言った役回りに付き合ってやるッスよ」

主人公「わかってるさ」

セイレーン「………ハッ」

というわけで今回はここまで

主人公はセイレーンの信用を取り戻せたわけじゃないので、セイレーンは以前本編中で解説のあった「強い者の下に着く」という特性に従って今回またファインプレー(パワープレー)を見せたヒロインに「こいつやべぇ」ってなって"ヒロインの"味方になったところで今回の着地点

羽はしまえないから街とか堂々と歩けないんでべっtsり同行はできない(しない)ですね

それではまた!

告知を忘れていた
次回は11/26の18:00~20:00位の間から再開を予定

因みに言うとヒロインが「かばう:11」とか出さなければセイレーンは「ウチもアニキの為に死ねたッス…」とか言いながら笑顔で死ぬ筈だったんだぞ…

それでは今度こそアデュー

サーセンちょっぴり遅刻
とりあえず前スレでリク受けてたヒロインvs熱血漢の図

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira123957.png

描いてる途中で格ゲーのキービジュアルにしか見えなくていっその事と思って某格ゲー風のキャッチコピーつけてみた

それはそれとして、再開します

▼???

???「……そうか、セイレーンが敗れたか」

魔少年「あれだけ彼を憎んでるんだからやってくれると思ったんですけどねー」

???「あちらの方が強かったというだけの事、流石はかつて火山帯を支配していた魔物よ」

魔少年「僕としては一緒にいたお姉さんの方を警戒した方がいいと思ったね
お姉ちゃんの怒りを受けて放った黒龍の衝撃波を簡単に防いじゃったんだから」

???「…破壊神の娘か…確かにアレは厄介だ」

???「…して、肝心の黒龍はどうした?」

魔少年「お姉ちゃんに妙に懐いちゃってね、引き離すのは無理だったよ」

???「まぁ良い、今のセイレーンと共にいた所で黒龍は力を発揮できまい、奪うチャンスは幾らでもある」

魔少年「どうしようか、僕はまだお姉ちゃんに着いてた方がいいかな?」

???「その必要はあるまい、お前がここにいる時点でセイレーンは勘付いているだろう、不意打ちは望めんよ」

魔少年「解ったよ、じゃあ今後は僕一人で動こう」

魔少年「けどやっぱり貴方が自由に動けないのは難儀ですね」

???「……今はその時で無いだけよ、いずれ我が支配する世を迎えるまでの辛抱だ…」

???「この……吸血鬼がな…!!」

???→吸血鬼

▼主人公サイド(移動中)

主人公「"吸血鬼"?」

セイレーン「そうッス、それがウチの協力者ッス」

姫「お一人で動いていたわけでは無かったのですねー?」

セイレーン「そりゃそうッス、ウチ一人で黒龍の場所を突き止めたり森で使った魔水晶なんかを調達できるわけないッスよ」

魔法使い「…それベラベラ喋っちゃって良いんですか?」

セイレーン「いんじゃねーッスか?ウチは別にあいつの手下になったつもりはないし、ウチの復讐に手を貸してくれるって言うから借りたまでッス」

薬師「仲間や…同士…というわけでは…ないんですね……」

セイレーン「そもそもウチはアニキの弔いと復讐がしたかっただけッスよ?そんなのに同士もなんもねぇッス」

幼エルフ「…ならその"きゅーけつき"はなんでセイレーンに手を貸してたんだ?」

セイレーン「そいつぁ知らねーッス、ウチも聞こうともしなかったし」

魔法使い「……淡白ですね」

セイレーン「…ウチの仲間は"あいつら"だけッスから」

セイレーン「あと魔少年は吸血鬼の眷属ッスよ」

主人公「それで俺の知らないあいつと一緒だったのか」

セイレーン「吸血鬼も黒龍を狙ってたっぽいし、ここにいねぇって事はウチが負けたのを報告にでも行ったんッスかね」

薬師「それって…黒龍ちゃんを…奪いに来るかも……しれない…という事ですか…?」

黒龍「きゅーぃ?」

セイレーン「まぁウチがあっちの立場ならそうするッス」

セイレーン「おっと、そろそろ街に着くッスね、ウチはこっからは離れとくッスよ」

幼エルフ「一緒に来ないのか?」

セイレーン「ウチはこの羽とかしまえねぇッスから堂々と人間の街に入ると騒ぎになるッス」

幼エルフ「不便だな!」

セイレーン「誰かさんが世界を変えられなかったッスからねー?」

主人公「ぐはっ!?」(ぐさっ!

セイレーン「デタラメ女ー」

ヒロイン「……ちゃんと名前で呼びなさいよ」

セイレーン「お前にこの呼び笛を預けとくッス、ウチの力が必要な時はそれで呼ぶッス
気が向いたら飛んでくッスよ」

ヒロイン「気が向いたらなんだ…」

セイレーン「それじゃあ頼んだ事よろしくッス~」(ばっさばっさ…

▼職人の街

姫「街に着きましたわ~」

魔法使い「これでやっと落ち着けますねー」

薬師「セイレーンさん…の所から……ずっと休めて…無かったです…からね……」

幼エルフ「ところでここに何しに来たんだ!?」

主人公「妹の怪我の療養と、アジトでの戦いで壊れたセイレーンのクラリネットを修理しにだよ」

魔法使い「セイレーンさんと黒龍の衝撃波がカウンターで直撃しましたからねー」

ヒロイン「私達は回復力が高いから落ち着いた所で一晩寝れば治ると思うけど…」

妹「……うぅーん、やめろぉー…かませじゃない…うぁー……怖い…コンマ怖いぃ……っ」(寝言

姫「……うなされてますわ~…」

ヒロイン「どんな夢見てんのよこいつ」

主人公「とりあえず宿から探そうか」

薬師「そう…ですね……」

▼宿

妹(onベッド)「うぅーん……」

薬師「薬も…一通り飲ませましたから…すぐに落ち着くと…思います……」

ヒロイン「まったく心配かけさせるんだからこの子は…」

魔法使い「それでは次は笛の修理ですね」

姫「わたくしが近くにいた方が妹ちゃんの魔力も上がりますし、わたくしは薬師さんとここに残って看病してますわ~」

ヒロイン「じゃあお願いしようかしら」

幼エルフ「幼エルフは街が見たいから外に行くぞ!」

魔法使い「なら私は幼エルフさんを外に出すついでに楽器屋を探しましょう」

ヒロイン「あんたはどうする?」

主人公「俺は…」

>>414
1、宿に残る
2、楽器職人を探す
3、その他(自由安価)

主人公「俺はここに残ってこいつの看病をするよ、元はと言えば俺の所為でこんな事になったんだし」

ヒロイン「じゃあ私は幼エルフ達と外に行くわ、妹の事よろしくね」

主人公「ああ、行ってらっしゃい」

ヒロイン「ええ、行ってきます」

ガチャ、バタン

▼職人の街(外)

幼エルフ「おお凄いぞ!!アレはなんだ魔法使い!?」

魔法使い「あれは"オルゴール"というゼンマイを巻いて音を奏でる道具ですよ」

ヒロイン「こんな物プレゼントされてみたいわね」

魔法使い「…へぇー、誰にでしょうね?」

ヒロイン「へ?」

魔法使い「またまたぁ、『欲しい』ではなく『プレゼントされたい』と言ったという事はこれを渡されたい誰かがいるって事ですよねぇー?」(ニヤニヤ

ヒロイン「ほわっ!?いやいやいや私は別にっ!!////」(ブンブン!

魔法使い「いえいえ解ってますとも、というか見てれば解りますとも、いやーホント健気に尽くしてますよねー?」

ヒロイン「だから私は主人公の事そんな風に…!」

魔法使い「おやー?私は主人公さんの事など一っっ言も話しておりませんが?」

ヒロイン「ぬあぁぁあぁああぁああぁあああっっっ!!!!/////」

幼エルフ「ん?あいつがどうかしたのか?」

魔法使い「いえいえ大人のお話ですよー?」

▼宿

薬師「…それじゃあ…私…薬の調合…して…きますね……」

姫「わたくしはタオルを替えて参りますわ~」

主人公「なら俺が妹を見とけばいいかな」

薬師「はい…よろしく…お願いします……」

姫「よろしくですわ~」

主人公「…………」

妹「…すぅー…すぅー…」

主人公「……ごめんな妹、俺の所為でこんなんなって…」(なでなで

妹「…うぅーん…むにゃむにゃ…」

主人公「俺が不甲斐ないから…俺がもっとしっかりしてれば…こんな風にはさせなかったのに…」(なでなで

妹「……すぅ…」

主人公「大丈夫…俺が着いてるから」(なで…

妹「……………」

妹(……何これ兄者の声が聞こえて目が覚めたら優しく頭撫でられてる、なんだこれここが天国か)

外組にイベントが入ります
外のイベントを自由安価で>>424

進みそうにないのでセルフksk

魔物討伐を請け負う兵士達を見かける

▼外組

魔法使い「無事に楽器屋も見つかりましたね」

ヒロイン「明日には直るって言うし妹が回復するのと同じタイミングで取りにこれそうね」

幼エルフ「じゃあ明日まではここで遊んでて良いのか!」

ヒロイン「そうね、良いんじゃないかしら」

幼エルフ「やったぞ!ここ面白そうな物いっぱいあるから楽しみだぞ!!」

???「…おや?あんたは…」

ヒロイン「…へ?」(くるっ

???→靴屋「間違いねぇサーペントの時の姉ちゃんじゃねぇか!やーあん時は世話になったなぁ!」

ヒロイン「あー!湿地帯にいた靴屋さん!どうしてここに!?」

靴屋「やーここに妻と娘がいてな!姫様にたまには会いに行けと言われたモンで近くに来たから寄ったのよ!」

ヒロイン「あー、職人街ですもんね、王都を出た後ここに引っ越してたんですか」

※前スレ参照
靴屋(52歳、元王家のお抱え職人、妻と年頃の娘がいる)

魔法使い「お知り合いですか?」

ヒロイン「ええ、この旅を始めたばかりの頃少しお世話になったの」

魔法使い「成る程、ここで再開とは人の縁ですねぇ」

靴屋「ホント良い縁だ、ちょっと広場の方に着いてきてくれねぇか?」

ヒロイン「広場に?どうしてですか?」

靴屋「なぁに来ればわかるさ」

兵士の概要を安価とコンまで決めましょう
↓1、性別
↓2、年齢(若者とか中年とかで可)
↓3、大体の性格

ふたなりはSS的にどう処理していいか迷うので中性的でどっちか解らないバイ、という事にさせてもらいます

というわけで

兵士
性別:不明
年齢:20歳
性別:軟派で軽い

▼広場

町民「それでは魔物退治、よろしくお願いします兵士さん!」

兵士「任せてください!私の手にかかればお茶の子さいさいですよ!」

町娘「頑張ってください兵士様!」

兵士「うんうん頑張っちゃうよー!だ・か・ら・私が魔物を倒して帰ってきたら、ご褒美にデート…してくれるかな?」(キラン

青年「ちょっと兵士様それは死亡フラ…」

兵士「へーきへーき!それより、君もこの仕事の後一緒に食事でもどう?」(顎クイ

青年「バ…やめろって…////」

ヒロイン「……何あれ?」

靴屋「この街の警備兵だ、近くに出たっていう魔物を討伐に行くって話なんだが…見ての通り軟派な奴でイマイチ頼りくれなくてな」

魔法使い「というかあの方は男性と女性一体どっちなんですか?」

幼エルフ「あっちのねーちゃんとデートの約束してたから男じゃないのか?」

魔法使い「えぇー…なんか男も口説いてましたけど…」

ヒロイン「それで、あの人が何か?」

靴屋「ああ、あんたはあのサーペントに勝っちまう程強いしよかったら兵士に着いてってやってくれねぇか?」

魔法使い「魔物退治は街からの依頼でしょう?なぜあなたが個人的にお願いを?」

靴屋「……これは個人的な事なんだがな?その魔物の素材がほしいのよ、もしよければ着いてって素材を回収してきて欲しいんだ
もちろん個人的に報酬は払う」

魔法使い「なるほど、そういう事でしたか
どうしますかヒロインさん?」

ヒロイン「うーん…まぁ受けてもいいんじゃない?どうせ明日まで暇なんだし」

靴屋「そうかそれは助かるぜ!」

ヒロイン「あのー、ちょっといいですか?」

兵士「ん?どうしたんだい?」

ヒロイン「私達別口で同じ魔物の討伐依頼を受けたんですけど、もし兵士さんも行くなら一緒にどうかなーと」

兵士「…ふーん……?」

兵士の好み判定、コンマが高い程好みのタイプ
↓1、ヒロイン
↓2、魔法使い
↓3、幼エルフ

ヒロイン:98(どストライク)
魔法使い:56(守備範囲)
幼エルフ:13(ロリコンではなかった)

兵士「……美しい…」

ヒロイン「……はい?」

兵士「なんて美しい人なんだ…!私は君に会うために産まれてきたのかもしれない…!」(がしっ!

ヒロイン「はいぃ!!??」

兵士「…は!もしや別口というのは嘘で私の事を心配して…ああ…!私はなんて罪なんだ…!」

魔法使い「いやホントに別口で頼まれたんですけど」

兵士「君も中々…磨けば光るね、どうだいこの後?」

魔法使い「同時にも口説くんですかこの人」

幼エルフ「幼エルフが行っても何も出来ないからここに残っていいか?」

兵士「ははっ!こんな小さな子まで虜にしてしまうとは!でもごめんね、あと5年経ったら来てくれ」

幼エルフ「こいつが何言ってるかまったく解らんぞ!!」

ヒロイン「解らなくていいのよ」

兵士「そうだね、この子まで私に本気になってしまったら君のライバルが増えてしまうからね」(ぎゅ…

ヒロイン「手を握りながら真っ直ぐ見つめるのやめてもらえる?」

兵士「ふふ…照れてるのかい?」

ヒロイン(助けて主人公)

魔法使い(………とか思ってそうですね)

幼エルフ「じゃあ幼エルフは待ってる間さっきのおっちゃんに街を案内してもらうぞ!」

ヒロイン「そうね、暗くなる前には宿に戻ってるのよー?」

幼エルフ「解ったぞ!」

兵士「それじゃあ私達も行こうかハニー」

ヒロイン「"ハニー"!?」

魔法使い「おやおやこれは主人公さんには見せられませんねぇ…」(にやにや…

ヒロイン「なんでそこであいつが……!」

魔法使い「ふふっ、本人がいない所でもツンデレるとは中々筋金入りですねぇ」(にやにや…

兵士「なんだ他に男がいるのかい?…ふふ、私がそんな奴の事…忘れさせてあげるよ
さぁ二人で愛の逃避行と行こうじゃないかハニー!!」

ヒロイン「いや逃避しちゃだめよね!?」

兵士「そんなに照れなくても平気さ!完全に私の虜になるのも時間の問題だよ!」

ヒロイン「ちょっとやっぱり私降り…助けて主人公ーっ!!」

魔法使い「はっはっは二言は女が廃りますよー?」

ヒロイン「他人事だからってぇー!!」

▼宿

<助けて主人公ーっ!!

主人公「……ん?今ヒロインの声が聞こえたような…気のせいか…?」

妹「……………」(どきどきどき…

というわけで今回はここまで

兵士は安価出揃った後どう扱えばいいのか解らなかったけど以外と便利なキャラやもしれぬ

次回は11/30の今回と同じくらいの時間を予定

それと一応最低限のリクエストは消化したんで次の募集かけます
前スレでも今スレでも挿絵見たい所があればレス書き込んで下さいな

それではまた!

幼エ◯フ完全版の仕上げ段階に入ったがいざ仕上げとなると細かい所にこだわりたくなって中々終わらぬ

それでは再開します

主人公「今ヒロインの声が……いや、気のせいか」

妹「……ねぇ兄者」(もそ…

主人公「妹!悪い起こしちゃったか」

妹「……うぅん、ちょっと前から起きてたから平気」

主人公「そうか」

妹「ごめんね、いつも迷惑かけちゃって…」

主人公「なんだしおらしくなって、お前らしくないぞ?」

妹「…だって兄者と再開してから私いいとこ無しなんだもん…お祭りじゃ上手く踊れないし、私が姫ちゃん連れて来なかったらこうして兄者が旅に出る事もなかったし…」

主人公「別に気にしてないよ、この旅も結構楽しいしさ」

主人公「それに俺も久々にお前に会えて嬉しかった、それに旅に出なきゃこうしてお前とゆっくり話す機会もなかっただろうしな」

妹「…えへへ、私も兄者と一緒に入れて嬉しい」

主人公「な?お互い嬉しいんだから謝る事なんて無いんだよ」

妹「でも…私いつも兄者に良いとこ見せようと思って出しゃばって、調子に乗って油断して…こうして怪我して足引張ってばっかりだもん…情けないじゃん…」

主人公「そんな事ないぞ、妹が頑張ってるのは解るし、お前がいつも励ましてくれるから俺もこうして旅を続けていられるんだ」

妹「……そうかな」

主人公「俺がそう言ってるからそうなんだよ」(なでなで

妹「あ…えへへ…////」

妹「…こうしてると昔を思い出すね」

主人公「俺が神界に来た頃か?」

妹「うん、あの頃は怪我してるのはいつも兄者だったけど」

主人公「はは、力も使い切ってるのに師匠に無茶な戦いばっか挑んでたからなぁ」

妹「……うんそうだね、それでいつも私と姉上が兄者の手当と看病してた」

主人公「俺はお前たちほど回復力もたかくなかったからな」

妹「……でも、あの頃のおかげで今があるんだって思うとあれで良かったのかも」

主人公「……そうかもな」

主人公「何か欲しい物とかあるか?」

妹「…ううん大丈夫、ゆっくり寝てればすぐに良くなるよ」

主人公「そうか、側にいた方がいいか?」

妹「………うぅん、いいや…1人で大丈夫、姫ちゃんとおねーさんにも伝えておいて」

主人公「わかった、それじゃあゆっくり休むんだぞ」(ガタ、

妹「……うん…ありがとう」

ガチャ、バタン

妹「………コソコソしてないでそろそろ入って来たら良いんじゃない?」

ギィッ(窓が開く音
バサァッ

セイレーン「…なんでウチが窓の外にいるの解ったッスか?」

妹「獣臭いのよあんた」

セイレーン「ふざけんなッス良い匂いッスこれでも羽のケアには気を使ってるッス」

妹「ふんっ」

妹「で、なんで盗み見みたいな事してたのよ?」

セイレーン「アニキが何処かでボロ出さないか見てただけッス」

妹「……まぁいいわ」

セイレーン「あとその怪我についても謝らないッスよ、勝手に牽制につっこんで怪我したのお前ッスから」

妹「……うっさい」

セイレーン「そっちこそウチを呼び込んだって事は何か用があるんじゃないッスか?」

妹「この際ハッキリさせとこうと思ってね」

セイレーン「何をッスか?」

妹「あんたが兄者をどうしたいのかよ」

セイレーン「…アニキを?」

妹「もう兄者の命を狙うのはやめるんでしょ?でもあんたはこうして着いてきてる、あんたは結局何がしたいの?」

セイレーン「………そんなの解んねぇッス、みんなの仇ってんならアニキを恨むのはお門違いだって最初から解ってたし、負けちまった以上もうアニキと戦う気にもなんねぇッス」

妹「じゃあ何処にでも行っちゃえば良いじゃん、なんで私達に着いてくるの?」

セイレーン「……多分、アニキがなんであんなにお前達に好かれてるのか気になってるんス」

妹「なんで?」

セイレーン「ウチらは魔物だからアニキの言葉と強さに惹かれて群がってただけッス、ウチらはそれだけだったからお前達を見ててモヤモヤするんス
お前らがあんなにアニキを慕う理由はなんッスか?」

妹「……私だって別に最初から兄者が好きだったわけじゃないよ」

セイレーン「そうなんスか?」

妹「むしろ最初は"なんだこいつ"って思ってちょっと嫌いだったかな」

セイレーン「まじッスか、そりゃ意外ッス」

妹「だって勝てないって解りきってるのに無策で父上に挑み続けてさ、馬鹿だなこいつって思うじゃん?」

セイレーン「……無策に立ち向かうアニキッスか、うちにはちょっと想像できないッスね」

妹「…そうなの?あの頃は魔物ってみんな基本的にあんな感じでバカなのかなーって思ってたけど」

セイレーン「少なくともウチらのボスだった頃は無策で突っ込むなんて事は無かったッス
血の気の多いウチらを纏めながら確実かつ自分のパワーになる恐怖のエネルギーを回収出来るような作戦を立てて、的確な指示でそれを実行する…他の魔物じゃあり得ない手腕だったッス」

妹「……その兄者があんなに…私が今まで思ってたよりずっと必死だったんだね兄者…」

妹「それで兄者ってばいつもボロ負けして、父上が手当してやれって言うから仕方なく面倒見てたら怪我も治ってないのに抜け出してまた父上に挑んでまた負けて…本当に馬鹿だったよ」

セイレーン「…アニキらしくねぇッスね」

妹「それで返り討ちにあう度に私か姉上が兄者の手当てをして…気になって"なんでそんなに必死なの?"って訊いても"お前には関係ない"ってつっぱねられるの」

セイレーン「ウチの知ってる機嫌悪い時のアニキッスねー」

妹「それが悔しくってさ、もう何が何でも喋らせてやるって思って
それからは兄者を質問攻めにしたり余計なお節介やいたり…話した方がマシだって思うようになるまで付きまとってやる事にしたの」

セイレーン「……お前性格悪い上に魔物並みに負けず嫌いッスね…」

妹「でね、付きまとってるウチに気が付いたの…馬鹿な事やってるくせにヤケになってるわけでもなくて、兄者の目はいつも真剣で…それで私を…父上すらも見ていないんだって

それに気づいた時が一番悔しかったなぁ、じゃあここにいる私はなんだって思った…絶対その目をこっちに向かせてやるってもっと意地になった

それでいつの間にか意地張ってたのが興味になって、興味から応援になって、応援から憧れになって…どんどん気持ちがすり替わってった

こんなに真剣に一つの事を思い続けられるってどんな思いなんだろうって…そんな人、私は兄者以外に知らないよ

だから正直私はその理由だったあなたが…あなた達が羨ましい
それなのにあんたは兄者を恨んでつっかかって、そんなの許せるわけないじゃん

私は多分これで全部」

セイレーン「…………」

妹「…あんたはどうなの?今兄者をどう思ってるの?」

セイレーン「ウチは…」

直下コンマ、
セイレーンの現在の主人公への好意
初期好意(恨んでる時)の『15』以下だった場合コンマ一桁目を15に加算

コンマ「5」なので15+5で20
恨みと憎しみは捨てないらしい

流石セイレーン、チョロイン達とは一味も二味も違いますね!!


セイレーン「…アニキがウチらの為にどれだけ頑張ってたかは解ったッス、けどウチはそれでもアニキが許せねぇッス」

妹「……あんたも意固地だよね」

セイレーン「…勝手にやった事とはいえ仲間がみんな死んでんスよ?そう簡単に割り切れねぇッス」

妹「…私今まで魔物の仲間意識がそんなに強いと思ってなかったよ
生きるか死ぬかなんて日常茶飯事なんでしょ?」

セイレーン「だからこそッスよ、背中を預ける仲間だからこそそれだけ強く思うし、裏切ったら絶対許さねぇッス
アニキがウチらを裏切るつもりはなかったのは解ったッス、でもウチらには裏切りとそう変わんねぇんスよ」

妹「目に見える世界だけが全部なんだっけ?」

セイレーン「……だからこんな事になっちまったんだって解ってるんスけどね」

妹「長話したら疲れちゃった、もう休みたいから出てってよ」

セイレーン「ウチも聞きたかった話は聞けたしもうこの部屋に用は無いッス」

妹「………ねぇ、」

セイレーン「ん?」

↓1、妹→セイレーンの好意
↓2、セイレーン→妹の好意

妹→セイレーン:84
一貫した態度が気に入られた模様

セイレーン→妹:39
どっちかというと嫌いだが今までの事を根に持ってはいない
主人公の事以外は割とサバサバした性格の模様

妹「あんたが兄者をどれだけ恨んでるかは解ったよ
けど私は信じるからね、それだけ仲間の事を強く思ってるなら…いつか兄者とも分かり合えるって」

セイレーン「…勝手にしろッス」(バサァッ!

バッサバッサ…

妹「……大丈夫…きっと大丈夫だから……すぅ…」

魔物討伐に出てたヒロイン達が帰ってきます
一気にコンマ判定

↓1、討伐に行った魔物の強さ
↓2、討伐の成果
↓3、兵士がヒロインと詰めた距離

兵士にヒロイン落とさせる可能性作るの.....

>>47
まぁコンマが17だからどの道って感じだけど絶対落ちんぞ
どんな高コンマで仲良くなってもヒロインの方が好意として好感度上げないから

というわけで

魔物の強さ:90
ドラゴンかな?

成果:63
それなりに手こずったが倒した

距離感:17
出てった時とほぼ同じ

ミスったwww
上のレスは>>471

あと魔物の強さは靴屋の依頼の素材のレア度に影響

▽夕方、街の入り口

ヒロイン「あー、やっと帰って来たわね」

魔法使い「まさかあんな大物が街の近くに迫っていたとは…」

兵士「聞いてない…っ!聞いてないよ…!!まさか討伐対象が上位ドラゴンだなんて…!!
軍隊に討伐依頼を出すべき相手だよね……!?」

魔法使い「まぁまぁ勝ったんだからいいじゃないですか」

兵士「それがおかしいんだよ!!君達…いや、特にヒロインさん…君はいったい何者なんだい…!?」

ヒロイン「……旅の村娘その1です」

魔法使い「いやそれは無理がありますよ」

兵士「凄まじかった…美しき乙女がドラゴンにも物怖じせず威風堂々と立ち向かう様はまさに戦女神(ヴァルキリー)…地上に女神が舞い降りる瞬間をこの目で初めて見たよ…
やはり君程美しい女性はこの世にいないだろう……」

ヒロイン「ギクゥッッ!!?」

魔法使い「ただキザで詩人なだけなんだと思いますけど中々鋭いとこに踏み込みませねー」

ヒロイン「とととととところで靴屋さんの依頼のドラゴンの素材も手に入ったし幼エルフを迎えに行くついでに渡しに行かなくっちゃね!」

魔法使い「落ち着いてくださいよヒロインさん」

兵士「…しかしドラゴンの皮に鱗に牙まで…それを本当に渡してしまうのかい?
出す場所に出せば大金持ちになれるよ?」

ヒロイン「そんなの興味ないわよ、お金は必要な分だけあればいいわ
それよりこれを欲しがってる人がいるんだから渡してあげる方が普通でしょ?」

兵士「心まで美しいのか…いやはや…君の想い人が羨ましいね」

ヒロイン「ぶぉっふぉおぉッッ!!??」<ギクゥッ!!

魔法使い「うわっ!?急に吹き出さないでください!!」

ヒロイン「へ…兵士さん!?急になんの話を!?」/////

兵士「おや、想い人がいるというような話を討伐に出る前にしていただろう?」

ヒロイン「あ、あ、あ、あいつはそんなんじゃ…!」////

兵士「君程の女性に想われるなんてよっぽど魅力的な人なんだろうね」

魔法使い「いやー彼はいい男ですよ、ちょぉーっと鈍いですが罠に理解がありますし気は効くし罠に精通しているし強いし罠に長けていますし優しいし何より罠を好んでいます」

兵士(罠…?)

兵士「そうなのか、私も一度会ってみたいね」

ヒロイン「いいから!そんなのいいから!解散しましょう!!討伐も終わったし解散よ解散!!」////

魔法使い「そこの宿に泊まってますから興味があれば来ると良いですよ、明日には出立の予定ですから」

兵士「そうなのかい?ならあとでお邪魔するよ」

ヒロイン「来なくていいってばー!!」

キリが良いので今回はここまでにします

なんか心配してた方がいたみたいですけど最初から兵士にヒロインを落とせる望みは無かったですよ
軟派キャラはモブにはモテるけどヒロイン達を主人公から奪うまで行けないのが様式美

次回は12/2の23:00頃からの予定
幼エルフを迎えに行く所から

挿絵見たい所の募集は継続します

それではまた!

どうも>>1です

今日の23:00頃から再開の予定でしたがなんか体調が優れないので今日はお休みにしますごめんなさい
次回は12/5日の18:00~20:00ぐらいの間から再開する予定

とりあえず幼エロフの完全版は上げてきたんでそっちのURLだけ載せときます
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60201207

ではまた元気な時に

どうもです
待ってた方いましたらこないだはすみませんでした

なんとか体調も良くなったので再開します

▼靴屋の家

靴屋「おぉ…これだけドラゴンの素材を持ってきてくれるとはありがてぇ…やっぱりあんたらすげぇな!」

魔法使い「それにしてもドラゴンの素材まで使って作るのが靴だなんて…かなり贅沢ですね」

靴屋「千年使い込んでも劣化しねぇっつードラゴンの素材だ、究極の一足にはうってつけだろ」

靴屋娘「まったくお父さんってば相変わらずなんだから」(くすくす

靴屋妻「しかし姫様の友人をドラゴン退治に行かせるとはないでしょうあなた」

靴屋「バッキャロウ、こいつらなら出来るって信じてたからこそだ」

靴屋妻「まぁあなたらしといえばらしいですけどね…」

魔法使い「いえいえ、こちらはヒロインさんのおかげで対して手間でも無かったですから」

靴屋娘「ドラゴン相手でたいしたこと無かったって…」

幼エルフ「どうやってドラゴン倒したんだ!!教えてくれ!!」(キラキラ!

魔法使い「ふふふそれは私の罠魔法がですね…」

ヒロイン「まぁそんな話は宿に戻ってゆっくりするとして、半日も幼エルフを預かってくれて本当にありがとうございました」

靴屋娘「いえいえ、私ずっと妹が欲しかったから楽しかったです!」

幼エルフ「幼エルフも楽しかったぞ!ねーちゃんもおばちゃんも幼エルフは好きだぞ!」

靴屋妻「ふふ、嬉しいこと言ってくれる子ね」

靴屋娘「良かったらまた遊びに来てね幼エルフちゃん」

幼エルフ「絶対来るぞ!」

魔法使い「さぁそれでは宿に戻って罠魔法の素晴らしさを存分に語ろうではないですか」

幼エルフ「そっちよりドラゴン退治の方が聞きたいぞ!!」

魔法使い「ふふふ…討伐の武勇伝と罠魔法の魅力は表裏一体ですとも」

幼エルフ「そうなのか!!」

ヒロイン「…ねぇ魔法使い、あの人本当に来ちゃうかな…」

魔法使い「もしかしたらもう来てたりするんじゃないですか?」

ヒロイン「うへぇ…ヤだなぁあの人私苦手…」

魔法使い「いやいや、あの人に口説かれているヒロインさんを見て主人公さんが嫉妬とかしてくれたりするんじゃないですかー?」

ヒロイン「はぁ…あいつはそんなキャラじゃないでしょ」

魔法使い「おや、弄りがいが無くなってきましたね」

ヒロイン「これからまた会うかもっていう脱力感と、あと同じネタでいじられ過ぎて慣れたのよ」

魔法使い「むぅ、もっと小出しにしておくべきでしたか」

幼エルフ「なんのはなしをしてるんだ?」

魔法使い「ヒロインさんは可愛いなーってお話ですよ」

▼宿屋

ヒロイン「ただいまー」

魔法使い「戻りましたよー」

幼エルフ「帰ったぞ!!」

薬師「あ…おかえりなさい…ヒロインさん…達…」

姫「お帰りなさいませ~」

主人公「よう、ドラゴン退治してきたって?」

魔法使い「ほう、耳が早いですね」

ヒロイン「それを知っているという事は…」

兵士「やぁ遅かったねハニー達」(きらんっ

ヒロイン「はぁ…やっぱりいた…」(ため息

兵士「ははは、私に会えた喜びにため息を漏らしてしまうとは」

魔法使い「ホント底なしにポジティブですねこの人」

兵士「ところで男性は彼しか見えないし、話に出てたのは彼で間違いないんだよね?」

魔法使い「ええまぁそうですね」

兵士「いやこうして実際に会って思ったんだが…」

直下コンマ
兵士の主人公に対する好み度

コンマ27
微妙

兵士「私にはそれ程いい男には見えないね…」

主人公「なんだ初対面で失礼な奴だな」

魔法使い「おやそれは残念です」

兵士「やっぱり私にしておかないかいハニー?」

ヒロイン「遠慮するわ、こいつは関係ないけどね」

主人公「一体なんの話をしてるんだ」

姫「さぁ?」

薬師「…あー……」(←察した

兵士「ところでそこの君、」

姫「わたくしですの~?」

兵士「うん、何処かで私と会った事はないかな?」

姫「え~っと…さぁ…?あ!解りましたわ~!ナンパですわ主人公さん!わたくし今ナンパされてますわ~♪」(きゃっきゃっ♪

主人公「…嬉しいモンなの?」

薬師「私は…心に決めた…人がいますから……あんまり……?」

魔法使い「基本的には嬉しいと思いますよ?女性としての価値を認められているわけですから」

兵士「いや本当に会った事がある気がするんだ…何処だったかな……」

直下コンマ
1~33 全く思い出せない
34~66 王都だった事は思い出す
67~00 姫様だと気付く

コンマ91
完全に気付きます

兵士「そうだ確か王都だ!」

姫「まぁ普段は王都におりますので~」

兵士「うん、君みたいな美しい人一度会ったら忘れるわけはないからね…」(きらきら…

姫「それは嬉しいですわ~♪」

主人公(ぜってー今思い出してる途中だわ)

兵士「確か式典があって王都の警備の応援に行った時だ!
あの時の君は確か豪華なドレスを着ていたんじゃないかな」

姫「そういう場には正装で出席せねばなりませんから~」

兵士「ふふ…だんだん解ってきたぞ…!」

兵士「確か君を見たのは国王の挨拶が済んだ後の辺りだ
観衆と我々が見守る中君は壇上に立って…我々に労いの言葉を向けた後…国王に続いて……挨拶…を……」

姫「いつもの事ですわ~」

兵士「…………姫……様…?」(さぁー…(血の気が引く音

姫「はい姫ですわ~♪」(にこにこ

兵士「 」

兵士「数々のご無礼失礼致しました」(ドゲザァー

幼エルフ「ジジィがおばあちゃんに怒られてる時と同じくらい綺麗な土下座だな!!」

魔法使い「芸術点高そうですね」

ヒロイン「まぁ…姫様をナンパしようとしてたって解ったらこうなるわよねぇ…」

姫「わたくしは別に構いませんのに~」

主人公「いや姫様が良くてもさ」

兵士「どどどどうして姫様がここに!?もしや王都で何かあったのですか!?」

姫「王都では何もありませんわ~、わたくしが友達と一緒にお城を抜け出したら帰れなくなってしまったのでこの方々に送って貰っている所ですの~」

兵士「姫様が旅を!?危険ではないのですか!?」

姫「心配要りませんわ~、わたくしの騎士の姉君と最も頼りにする殿方、それにみんな信頼の置ける友人達ですもの~」

兵士「し…しかし……!」

兵士「そうだ文!この街から王都へ文を送り軍隊に姫様を迎えに来てもらうというのは…!」

姫「わたくしの勝手で軍隊など動かすわけにはいきませんわ~?」

兵士「ではガルーダを呼び寄せて…!」

姫「ここまで来たら残りの道も自分の足で歩いて行きたいですわ~?」

ヒロイン「そうね、村からもう半分以上来たんだからちゃんと送り届けた方がこっちもスッキリするわ」

薬師「私も…同じ…です……」

幼エルフ「幼エルフはいっぱいいろんなモノが見たいから着いてきたんだぞ!!」

主人公「俺たちじゃ信用できないかな?」

兵士「いや…いくら姫様の信頼する騎士と友人といえどこればっかりは…うーん…」

兵士「……そうだ、君たちがどれだけ信用出来るか私にも見せてくれないかい?」

幼エルフ「おお!面白そうだな!!」

薬師「どう…すれば…良いん…でしょうか……?」

兵士「私と勝負しようじゃないか、私が負けたらこれ以上姫様の旅に口を挟んだりしないよ、ここで姫様に会った事も忘れよう」

主人公「別に良いけど…勝負の内容は?」

魔法使い「決闘でもするんですか?」

姫「それではヒロインさんに有利過ぎるのではないでしょうか~?」

魔法使い「第一ヒロインさんの頼もしさはドラゴン討伐で見てるはずですしね」

ヒロイン(なんかもうナチュラルに女の子扱いされてない気がする。)

兵士「勝負の内容は…>>506でどうかな!?」

何の勝負をするか指定してください

兵士「どちらが姫様のお口に合う食事を用意できるかで勝負だよ!!」

魔法使い「そうですね、お腹も空いてきましたし良いんじゃないですか?」

幼エルフ「オムライス!!幼エルフはオムライスが食べたいぞ!!」

ヒロイン「適当に決めてくれるわね!?」

主人公「で、誰がやる?」

薬師「…私は…妹さんに…おかゆを作らなきゃ…いけないので……」

主人公「じゃあ薬師さんは姫用の食事は作れないから外すとして」

幼エルフ「幼エルフは料理した事ないぞ!!」

魔法使い「…焼いて塩コショウするくらいなら…」

ヒロイン「…いいわ私がやる」

主人公「ん?任せていいのか?」

ヒロイン「料理対決で男のあんたに任せたらただでさえだだ下がりの女子力にもう救いは無いの…私はこの対決を譲るわけにはいかないのよ……!!」(ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

主人公「そういう事あんまり言うとフラグになるぞー」

ヒロイン「黙って見てなさい!!」

兵士「ふふ…君が相手かいハニー?いくら君とはいえここばっかりは手加減しないよ?」

ヒロイン「望むところよ…!」(ドドドドドドドド…

魔法使い「頑張ってくださーい」

姫「期待してますわ~♪」

主人公「気合入れすぎて食えないモノ作るなよー」

料理の腕前をコンマ判定
↓1、ヒロイン
↓2、兵士
↓3、ついでに主人公

低かったらかわいそうだし、家事能力補正で+30くらいあったほうが良さそうじゃない?

家事能力で判断すると思ってたぞ

>>512
黒龍の悲劇を忘れたか

可哀想な結果になっても笑ってあげるのがコンマ神のお導きです

>>513
家事は家庭を一定水準以上の清潔さで維持するための技能です
掃除が得意な奴が料理も得意とは限らない

というわけで料理の腕前は
ヒロイン:51(普通)
兵士:83(プロ並み)
主人公:23(カス)

です

それでは続いて技能差判定
ヒロインと兵士の料理技能を競わせて…
直下コンマで18以下が出ればヒロインの勝ち

コンマ85
兵士の圧勝と言わざるを得ない

魔法使い「えー、と言うわけで宿の調理場を借りてヒロインさんと兵士さんがお互いの料理を作っている所です」

ヒロイン「出来たわ!!」

ドドン!

兵士「こっちもさ!!」

ジュワアッ!!

幼エルフ「なんかこう…ヒロインのはザ・家庭料理って感じだけど兵士のはお店で出てくるモノっぽいな!!」

魔法使い「まぁ見た目も大事ですけど料理は味ですから」

姫「どちらも美味しそうですわ~♪」

主人公「それじゃあ喰っちまおうか」

幼エルフ「まずはヒロインのから食べるぞ!!」

主人公「こら幼エルフ、食事の前は?」

幼エルフ「いただきますだ!!」

もぐもぐもぐ…

ヒロイン「ど…どう……?」(ドキドキ…

姫「うぅ~ん…普通に美味しいですわ~♪」

ヒロイン「ほ…本当!?」(ぱぁっ!

主人公「うん普通に美味いよ、昔に比べりゃ上手くなったモンだ」(もぐもぐ

魔法使い「昔は下手だったんですか?」(もぐもぐ

主人公「ああ、特に力関係が下手で食材と一緒に台所切断してたからな」(ごくん

魔法使い「それ下手ってレベルなんですかね…」(もっきゅもっきゅ

幼エルフ「美味いぞ!おかわりだ!!」

ヒロイン「ふふ…どうだ見たか!!」(ガッツポ

兵士「それでは次は私の方を」

ヒロイン「ふふふ、失敗したわね!食事は空腹時の一口目が一番美味しいのよ!!先手を私に譲った時点で私の勝ちは決まったの!!」

兵士「それはどうかなハニー?」(ニヤリ…

ヒロイン(何…この余裕は…!?)(ぞく…っ!

主人公(何こいつらの雰囲気、料理漫画かよ)

兵士「さぁ姫様こちらをどうぞ」(す…

姫「とても美味しそうですわ~♪」

姫「それでは失礼して…はむっ!
……もぐもぐ…こくん……」

兵士「…いかがですか姫様?」

姫「……!!こ…これは…はむっ!…こくん…はむっ!はむっ!」

主人公「ど…どうした姫!?」

兵士「ふふふ…貴方達も食べてみれば解りますよ…」

幼エルフ「もきゅもきゅ!がつがつもきゅん!」

主人公「もうがっついてる奴がいる!!!!」

魔法使い「それでは私達も失礼して…あむっ……!!…」

魔法使い「な…なんですかこれは……!?濃厚なのに爽やかな味わい…口いっぱいに広がる風味に対して喉を通る時の清涼感…!!一流店で食べるような味ですよこれは……!!」

兵士「ふふふ…これでも兵士を目指す前はシェフを目指していてね…」

主人公「なんで兵士になったんだよお前。」

兵士「こっちの方がモテると思って。」

ヒロイン「まさかそんな経歴を隠し持っていたなんて…!!
昔よりだいぶ上手くなったから自信があったのに…!!」

幼エルフ「美味いぞ!!おかわりだ!!!!」

魔法使い「いいえ対決はどちらが姫さんの口に合うモノを作れるかです、彼女の判定が出るまでは解りません
あ、私にもおかわりを」

ヒロイン「説得力がまるで無い!!!!」(ガーン!!!

姫「……もぐもぐ…こくん……ふぅ、堪能しましたわ~♪」

ヒロイン「そ…それで美味しかったのは……!?」

姫「どちらも美味しかったですわ~、ヒロインさんの落ち着く味も兵士さんの洗練された味も結構なものでしたわ~」

主人公「うん頑張ったなヒロイン、凄いぞ」

ヒロイン「そ…それじゃあ……!」

魔法使い「勝負は引き分けと?」

姫「あ、対決は当然兵士さんの勝ちですわ」(即答

ヒロイン「当然!!??」(ガーン!!

姫「流石にそこで身内贔屓できる差ではありませんでしたの」(真顔

ヒロイン「ですよねーーーーーーー!!!!!」

直下コンマ
45以下で追加イベント

コンマ82
ダメですね、なんのイベントの判定だったかは後ほど

ヒロイン「く…負けたわ……!」(ガクッ…!

兵士「まぁまぁ、私はハニー家庭的な味…好きだよ…?」(きらりん

ヒロイン「……ふっ、敗者への慰めらならやめてよね…勝者は勝者らしく胸を張りなさい……!」(ほろり

兵士「ふふふ…その高潔さ…ますます良いね…」

主人公「まぁ涙拭けよヒロイン、手ぬぐい貸すから」

ヒロイン「ありがとう主人公…いつもなんか腰に差してる奴なのがシャクだけど…」(ずびーっ

主人公「鼻まで噛みやがったこいつ。」

魔法使い「そういう事するから女子力下がるんですよ」(もっきゅもっきゅ

姫「でも勝負には負けてしまいましたわね~」

魔法使い「トドメ刺した人が何を言いますか」

幼エルフ「マジか!!だったらもう旅は終わりなのか!!幼エルフは嫌だぞ!!」

姫「私ももっと旅がしたいですわ~」

魔法使い「よし、兵士さんを始末しましょう」

主人公「なんだその発想怖いわお前」

兵士「まぁ…勝負を持ちかけておいてなんだけど料理って君たちの信用とあまり関係無いんだよね
第一自分の得意分野で勝負を仕掛けた時点で私はズルをしたようなモノだし」

魔法使い「終わった後でそれを言いますか」

兵士「姫様に判定を委ねたのも姫様がヒロインさんの勝ちといえばそれまでだったわけだし…そもそも最初から勝負として成立して無いんだよね」

主人公「今気付いちゃったかー」

ヒロイン「じゃあ私の自信はなんのために打ち砕かれたの!?」

主人公「…まぁ、昔と比べてそうとう上手くなってたじゃん、あいてがわるかっただけでお前のも普通に美味しかったぞ」

ヒロイン「主人公…っ」(きゅんっ

兵士「…むっ」

直下コンマの一桁目分だけヒロインの主人公への好意上昇

79+『9』→88に上昇

上がりすぎだろ。
やっぱりセイレーンの難攻不落感凄いんだな…

ヒロイン「よぉーっし!もっと上手くなって驚かせてあげるんだから!」

主人公「おうその意気その意気」

兵士(なんでもない一言で彼女があんなに元気に……)

兵士「……やれやれ、これはとても」

魔法使い「どうかしたんですか?」

兵士「ヒロインさんがどれだけ彼に好意を寄せているか解ってしまってね…成る程これは勝てないわけだ」

魔法使い「ま、ライバルも多いんですけどね」

兵士「ふふ…あんな女性達に好意を寄せられて…贅沢な男だね彼は」

魔法使い「それは同感です」

▽妹の寝てる部屋

妹「はふはふ…あー…おねーさんのおかゆ美味しいなぁー…」

薬師「ふふ…口にあって…良かった…です……♪」

セイレーン「なんか下が騒がしかったけど静かになったッスねー」

薬師「気に…なります…か……?」

妹「っていうかあんたのご飯も私と同じおかゆで良かったの?」

セイレーン「粥は美味いから問題ないし下は気になるけど魔物のウチが行ったら余計パニックっスから後でアニキ達から話聞くッス」

薬師「そう…ですか…」

セイレーン「それにそもそもウチとあれだけやりあって昨日の今日であんなに元気なあいつらがおかしいんス、特にアニキとデタラメ女
こうやってのんびりしてる方が気楽でいいッスよー」

妹「そだねー…はふぅー…」(のほほーん

今回はここまでで
ヒロインの好意判定でセイレーンの凄さを再確認する。

次回は12/10の23:00頃からの再開を予定

因みに>>523でコンマ45以下出してたら通りがかった薬師のお粥が掻っ攫い優勝でした
※調理能力の技能差で兵士の83と薬師の78を競わせて薬師が勝てるコンマが45

あと昔の主人公の絵は描きますがそれは挿絵ではないので挿絵としてはまだ募集中ということで

ではでは

挿絵としては、主人公がいない時に仲良くしていたセイレーンとヒロイン
ドラゴンを罠魔法で嵌めた魔法使い、料理褒められてうれしいヒロインあたりが見たいかも

>>534
ヒロインとセイレーンが仲良くしている描写は現段階で本編には無し、魔法使いがドラゴンを罠にかけたというのも本人が言っていただけなので同じく
というわけで挿絵としては料理褒められて喜んでたヒロインのトコだけになります、ごめんなさい

それでは再会します

▼翌日・職人の街

妹「全快しました!心配かけてごめんねみんな!」

姫「良かったですわ~♪」

主人公「笛もちゃんとあいつに渡したし、忘れ物も無いな?」

兵士「ああ君とここでお別れなんて寂しいよハニー…!」

ヒロイン「あはは…ありがとう…」

靴屋「姫様達…特に嬢ちゃんにはまた世話になっちまったな!」

ヒロイン「いいえ、あれくらいどうって事無いわ!」

靴屋娘「幼エルフちゃんもまた遊びに来てね」

幼エルフ「おう!首を長くして待っていろ!!」

魔法使い「それではみなさん行きましょうか!」

薬師「……あの…魔法使い…さん……?」

魔法使い「うん?なんですか薬師さん?」

薬師「ここまで…なんとなく流れで…一緒に…来ましたけど……魔法使いさんも…目的があって…旅…してるんです……よね…?」

魔法使い「ええそうですね」

妹「あー、そう言えばそれ聞いてなかったかも」

薬師「その…ここまま私達に…ついて来て……大丈夫…なんですか……?」

魔法使い「ああそれでしたら……」

↓2コンマ
1~33:この街の近くに用があるんですよ!
34~66:次の街に用があるんですよ!
67~00:王都の近くに用があるんですよ!

コンマ:41

魔法使い「次の街に用があるんですよ!」

妹「次の街?」

姫「それは何処ですの~?」

主人公「順当に行けば一年中雪が降るっていう雪の街だな」

魔法使い「そうそこです!」

姫「なんと~そこなら知っておりますわ~」

妹「もう結構王都に近づいてたんだねー」

ヒロイン「そこに何の用が?」

魔法使い「その街に…正確にはその街の外れにあるボロ小屋に師匠が住んでましてね、修行の成果を見せに行く所だったんですよ」

ヒロイン「私や主人公がここに居るのと似たような理由だったのね」

幼エルフ「それで大会にも出てたんだな!!」

魔法使い「はい!…といっても一回戦で主人公さんに負けてしまいましたが…」

主人公「まぁそれは試合だしな」

魔法使い「ええ、その後も良い修行になりましたし参加して良かったですよ」

魔法使い「というわけで私はこのまま雪の街まで同行しますよ」

主人公「そうか、じゃあまたよろしくな」

魔法使い「はい!」


……ところでひとり寒さに非常に弱い人がいます

直下コンマ
01~75でイベント発生
76~98でイベント無し
ゾロ目でレアイベント

コンマ97
イベントは無し

主人公「うーん…何か忘れてるような…」

ヒロイン「どうかした主人公?」

主人公「んー…うん、まぁ多分気の所為だ」

ヒロイン「ふーん?変なの」

妹「兄者ー!姉上ー!先行っちゃうよーっ!」

主人公「待てってすぐ行くからー!」

▽少し離れたところ

セイレーン「うぅ…っ!寒ぃ…寒ぃッス…!羽根がまともに動かせねぇッス…!!けどここでアニキ達に泣きついたら何か負けな気がするッス…!!」

頑張れセイレーン。街はすぐそこだ!

▼雪の街

妹「着いたー!!」

幼エルフ「雪だ!!雪だぞ!!雪合戦しよう妹!!」

妹「はっはっはーこの私に雪合戦を挑むと…ぶほぁッッ!!??」<グシャァッ!!

姫「隙ありですわ~♪」

妹「くそぉー!やったな姫ちゃん!」

ヒロイン「まったく子どもなんだから…」

主人公「ところで魔法使いの師匠は何処に?」

魔法使い「うん?付き合ってくれるのですか?」

主人公「ああ、俺たちの方も随分助けられたし、何か力になれる事があれば手伝うよ」

魔法使い「それは頼もしいですね、それでは師匠の家に案内しましょう」

主人公「ってなわけで俺は魔法使いと一緒に行くよ、みんなはどうする?」

行くメンバー
>>552-554

妹と姫は設定上セットなので枠を2個分使う

埋まらなそうなので>>551を採用して妹と姫、あと一枠を>>553でオナシャス

ヒロイン

あざっす
それでは同行は妹、姫、ヒロインで

妹「あ!私兄者と一緒に行くー!」

姫「それではわたくしもですわね~♪」

薬師「私は…薬品の買い付けが…したいので……」

幼エルフ「じゃあ幼エルフはお姉ちゃんと街を見に行くぞ!!」

ヒロイン「幼エルフには薬師が着いてるんなら私も魔法使いの師匠のところに行こうかしら」

主人公「セイレーンはどうするー!?」

バサァッ!

セイレーン「うぅう……ウチはテキトーに暖かいトコでややや休むッス…これ以上動きたくねぇッス……」(ガタガタブルブル…

魔法使い「それでは決まりましたね!行きましょうか!」

▼魔法使いの師匠の家

コンコン、コンコン、
ドンドンドン!!ドンドンドン!!

キュイイィィィン……ドガアァアアァアアアアアァァアアアァアアアン!!!!

魔法使い「オラァ師匠!!弟子だコラアァッッッ!!!!」<バーン!!

ヒロイン「なんなのその入り方!?」

魔法使い「弟子なりのコミュニケーションですよ」

ヒロイン「魔法使いでドア壊しながら入るのが!?」

魔法使い「すぐ出ない師匠が悪いのです」

ヒロイン「暴論!!!!」

魔法使いの師匠の特徴
>>557-559をテキトーにミックス

小心者でビクビクしてる

というわけで師匠の特徴

女性、
穏やかで聡明に振舞っているが小心者で内心いつもビクビクしてる
顔は魔法使いによく似ている

師匠「ま…魔法使い…なの…?」

魔法使い「なんだいるじゃないですか師匠」

師匠「良かったー、急にドア叩く音がするから強盗かと…」

妹「入り口粉々だし良くはないよね?」

姫「魔法使いさんに良く似てらっしゃいますわ~」

魔法使い「はい、師匠…もしくは叔母さんです」

ヒロイン「身内なんだ」

魔法使い「はい母の姉です、母より私に似ています」

主人公「すみません入り口壊しちゃって…」

師匠「いいのよこれくらい魔法ですぐ直るから…ちょちょいの…ちょいと!」

シャラシャラシャラララ~

姫「まぁ凄い元通りですわ~!」

妹「どっかの罠張る以外頭に無いワナキチとはえらい違いだね」

魔法使い「てへへ~////」

ヒロイン「褒められてないわよ?」

師匠「これで良し、と…所で何しに来たの魔法使い?」

魔法使い「何言ってんですか師匠の言ってた修行が一通り済んだので成果を報告しに来たんですよ」

師匠「ああそうだったわね、それともう一つ」

魔法使い「なんですか?」

師匠「ここここの人達は何かしら…まさか…強盗……!?」

魔法使い「違いますよ私の友人です
急斜で斜め上な勘違いしないで下さい」

姫「何やら聡明そうに見えると思ったら仔犬のように見えたり…イメージが定まらない方ですわ~…」

魔法使い「落ち着いて見える方が演技ですよ、極度の人見知りで街の人と関わるのが怖くてこんなとこに住んでるんですから」

師匠「なんでバラしちゃうかなぁもうっ!」(ぷんすか!

魔法使い「見た目はともかくいい歳こいてぷんすかはやめて下さい師匠」

師匠「ふふ…そうね…」(キリッ!

魔法使い「この様に切り替えが早いのがウリです」

姫「それはまた難儀な方ですわ~」

師匠「それであなた達は私の弟子とどういうお友達で…」

主人公「ああ俺たちは…」

直下コンマ
高い程主人公が師匠の好み

コンマ22
むしろちょっと警戒されるレベル

主人公「砂漠の街の武道大会で魔法使いと戦って…」

魔法使い「私は負けましたがそこで友情が芽生えたという感じですね」

師匠「そう…まけちゃったの……」

魔法使い「ええ、最後は見事にロープでぐるぐる巻きにされてしまいましたよ」

師匠「ぐるぐる巻き!?」<ガーン!!

魔法使い「いやぁ自由を奪われて引き倒されてしまってはもう負けを認めるしか…」

師匠「自由を奪って引き倒す!!??」<ガガーン!!

主人公「俺もガチでやるの久々だったしついノっちゃってたしな」

師匠「ガチでヤる!?ノっちゃった!!??」<ガガガーン!!

魔法使い「いやぁ次はああは行きませんよ!」

師匠「イった!!!!???」<ガガガガーン!!!!!!

師匠「……魔法使い…許さない…許さないわよ…」

魔法使い「え?何がですか?」

師匠「……修行の成果を見せに来た…と言ったわね…いいわ見てあげましょう」

魔法使い「まぁ元々その為に来てるわけですしね、どう見せましょうか?」

師匠「私と戦いなさい」

魔法使い「ほう試合ですか、良いでしょう乗りました!」

師匠「そこの男の子、あなたも一緒に来なさい」

主人公「…え?俺ですか?」

師匠「ええ貴方よ、名前は?」

主人公「えっと…『主人公』です」

師匠「そう…主人公くん…」

師匠「主人公くんと組んで私と戦いなさい魔法使い、あなた達が勝てば修行のランクを1段階上げましょう」

魔法使い「それは本当ですか!?いやぁこれは負けられないですね!!」

師匠「でも私が勝ったら…彼とは手を切ってもらうわ」

魔法使い「なんでですか!!??」<ガーン!!

師匠「なんでもです」

妹「魔法使い、負けて良いよ」

ヒロイン「あんたもなんでよ!?」

妹「前々から兄者と魔法使いの仲の良さは気に入らなかったんだよ」

姫「100%私情ですわ~…」

魔法使い「…ふふ、まぁかてば良いのですよ勝てば…その条件を飲みますよ師匠!!さぁ主人公さんともに師匠を倒そうではないですか!!」

主人公「えぇー…俺の意思の入る余地なく話がまとまってくぅ…」

というわけで今回はここまで
次回は12日の夕方以降の予定、細かい時間は未定

ではまた!

どうもこんばんわ、
とりあえずいわゆるアニキ時代の主人公から

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124895.png

因みに人間の姿の方が化けた姿であって、今でも変化を解くと割とこんな感じだったりします

それでは再開

おお、結構カッコいいんじゃなかろうか
正直主人公ってニセコイの楽に似てる気がしてあんまりパッとしない感じだったから意外

>>576
実は人間に化けるに当たって当たり障りのない好青年のイメージで変化している設定なのでパッとしない印象で正解です

それと折角兵士に正体気づいてもらったのに姫のカリスマ成長忘れたたので今更ながら直下コンマ一桁で取りますどうぞ

魔法使い「それで師匠、どう勝負するんですか?」

妹「バトる?」

師匠「いいえ魔法の真価は戦いだけに発揮されるものではないわ、勝負は"競争"としましょう」

姫「何を競うのですの~?」

師匠「1年中雪の降るこの街の近くの山の山頂にしか咲かないスノーフラワーを採ってきてもらうわ
魔法使いと主人公くんがスノーフラワーを持って私より先にここに戻って来れたらあなた達の勝ちよ」

魔法使い「成程…移動、危機回避、更には相手の妨害までありとあらゆる場面で魔法を如何に上手く使いなせるか…競うにはうってつけというわけですね」

師匠「さすが私の弟子、理解が早くて助かるわ」

というわけで姫のカリスマは27+2で『29』になりました
二回成長してまだ20台ってなんだこいつ

姫「でもどうしてわざわざ主人公さんと魔法使いさんを組ませたのですの~?」

師匠「幾ら魔法の心得が有っても一人で山に入るのは危険だもの、いざという時フォローしてくれる仲間は必要でしょ?」

妹「だったら師匠さんはどーすんの?」

師匠「ここにあと三人も協力してくれそうな人達がいるじゃないの」

ヒロイン「わ…私達ですか!?」

師匠「ええそうよ」

師匠「そうね…↓2、一緒に来てちょうだい」

コンマ判定
1~33:ヒロイン
34~66:妹
67~00:姫

コンマ65で妹
師匠が噛ませのとばっちりを受けない事を祈る。

師匠「そこの鎧のあなた、一緒に来てちょうだい」

妹「へ?私?」

師匠「ええ、中々手練の剣士と見込んだわ、それにさっきの会話の感じからしてあなたなら本気で私の弟子の邪魔をしてくれそうだもの」

妹「ほほーう…中々いい目をしてるみたいですなぁ…」(ニヤリ

妹「というわけで今回は私こっちに着くよ兄者!こてんぱんにしてあげるっ!」

主人公「妹か、そう言えば勝負するのは久しぶりだな」

妹「兄者と競うのはいっつも姉上だったもんねー」

ヒロイン「それでえっと師匠さん、私達はどうすれば?」

師匠「一人はこの家に残って貰えるかしら、どっちが先に着くか判定して欲しいの
もう一人は双方がズルをしないかどうか審判をして欲しいのだけど…」

姫「本来ならヒロインさんの方が適任なのでしょうけど…わたくしはあまり妹ちゃんから離れられないので師匠さん達について行って審判をさせていただきますわ~」

ヒロイン「じゃあ私がここで待っている役ね」

魔法使い「配役は決まりましたね、それではスタートはどうしますか?よーいドンで同時に?」

師匠「ええ、ただし相手チームに手を出していいのはスタートから1時間後からよ
そうじゃないとスタートと同時に直接戦って勝負が着いてしまうもの」

魔法使い「解りました、それではそのルールで行きましょう」

姫「それではスタート地点の山の麓へ行きましょうか~」

ヒロイン「行ってらっしゃーい」

▼雪山
▽主人公サイド

主人公「……っと、そろそろ1時間経つな」

魔法使い「主人公さーん、そっちの様子はどうですかー?」

主人公「とりあえずこの辺の罠は準備できた、後はかかるのを待つだけだ」

魔法使い「先に可能な限り高速で移動を行い罠を張って待つ…これが私の戦いかたですよ師匠!!」

▽師匠サイド

姫「そろそろ1時間経ちますわ~」

妹「よっし!これで魔法使いを斬りに行けるわ!」

師匠「……あのバカ弟子が魔力を惜しみなく使って早々と先の道を取りに行ったって事は…間違いなく私達をトラップにかける気ね」

妹「まぁあの人罠の事しか考えてないからね」

師匠「まったく誰に似たんだか…」

妹「そういえば聞いてなかったんだけど師匠さんの得意な魔法ってなんなの?やっぱり罠魔法?」

師匠「そういえば言ってなかったわね、私が得意な魔法は>>560-562よ」

師匠が得意な魔法は何魔法?
罠魔法じゃ無くても可

見事にミスった取り直しします
>>592-594
どれだけ得意かもコンマ判定

人形魔法

人形魔法:28
治癒:18
強化:92
上二つのコンマが出た時はもうダメかと思った
間違いなく専門は強化ですねこの人

師匠「人形魔法と治癒は研究中なんだけど…専門は"強化"ね」

妹「強化?強化魔法って何ができるの?」

師匠「その名の通り魔法をかけた対象を強くする魔法よ
剣の切れ味を上げたり、鎧や盾を硬くしたり…人にかければ身体能力を強化する事だってできるわ」

妹「ほへーすごーい」

姫「随分直接戦闘向きの魔法ですのね~?魔法使いさんがああなので師匠さんも搦め手の方が得意かと思いましたわ~」

師匠「それはそうよ、あの子が罠魔法を使い始めたのは私に勝つためだもの」

妹「どゆこと?」

師匠「自分で言うのもなんだけど私の強化は超一流よ、正面から戦って勝てないなら、と使い方次第で本来の力以上の成果を発揮する罠魔法を研究中し始めたのがそもそもの始まりなの」

姫「人に歴史ありですわね~」

妹「それじゃあ師匠さんが強化魔法を始めたきっかけは?」

師匠「…ふふ、なんだと思う?」

妹「んー…さぁ?」

師匠「機会があれば話してあげるわね」

妹「ふーん?」

妹「ま、今はそんな事より兄者達に勝つ事だよ!!この先絶対二人の罠が張られてるから気合い入れてこう!」

師匠「そうね、それじゃあ私も人形を幾つか出して強化!!ついでにあなたも強化!」

↓1コンマ一桁目、出した人形の数

強化魔法、92以下で成功でコンマ一桁目がそのまま強化値

↓2、人形への強化
↓3、妹への強化

どちらの判定も0は10扱い

師匠つおい

師匠「……よし、手応えあったわ」

人形’S<!!、!!>(戦闘力:28+10→38)

妹「おお…!なんか力がみなぎってくる感じがするよ…!」ドドドドドド…(戦闘力:89+5→94)

姫「むう…!……浮気!浮気ですわ妹ちゃん!!」

妹「へ?」

姫「わたくしの魔力ブーストはかかる時とかからない時があるのに師匠さんの強化魔法はこんなあっさりかかるなんて浮気でしかないですわ~!!」

妹「えぇっ!?違っ!そんなんじゃないよーっ!!」

姫「つーん!」

師匠「あらあら、仲が良くって羨ましいわ」

姫「…妹ちゃんなんて…妹ちゃんなんて…」(いじいじ…

妹「敵よりやっかいな案件ができちゃったよ」

師匠「まぁその話は後にしてね、さぁ弟子の成長っぷりを採点してあげるわ!」

↓1、主人公の罠:コンマ89以下で発動
↓2、魔法使いの罠:50以下で発動

主人公の罠:41/89
魔法使いの罠:05/50
どっちも成功なので人形と妹どっちもハマる

妹「にぎゃああぁぁあぁああぁぁあーーーーーーーーーー!!!!????」<ズボオォォンッッ!!!!

姫「妹ちゃあぁああぁあああん!!!???」

妹「雪に巧妙に隠された物理落とし穴!?しかも無駄に深い!!絶対兄者だこれえぇッッ!!!!」

師匠「な…っ!短時間でそれだけの落とし穴を…!?主人公くんも罠使いだったの!?」

キュイイィィィィン……

師匠「……!!この音は…っ!!避けて人形!!」

人形<ーーーーーー!!!!>

ビビビビビビビビッッ!!!!

姫「雷魔法の設置型魔方陣ですわ~!」

師匠「魔法使い…!こんなに魔力の痕跡を薄くして罠を張れるようになっていただなんて……!!」

師匠「けど…!こんな罠…!!」

妹「すぐに抜け出してやるんだからああぁっっ!!!!」

↓1コンマ
94以下で妹ノーダメ脱出成功
失敗でダメージが入る

↓2
38以下で人形ノーダメ脱出
05での成功なので失敗で2体失う

妹:68/94、無事脱出成功
人形:57/38、2体犠牲に

妹「せりゃああぁあぁああぁああああああああ!!!!!!」

ドゴオオォォォオオォォオォオオン!!!!!!

姫「無事ですの妹ちゃん!?」

妹「はー、はー、…さすが兄者…油断も隙も無いよ…!」

師匠「主人公くんもあの子の成長もまさかこれ程なんて…抜け出すのに人形が2体ダメになってしまったわ…」

妹「けど…ふふ…面白いじゃない…!いつまでも同じ手が通用すると思わないでよね兄者……!!」<ザッ!

師匠「ええ、いっそう気を引き締めて行きましょう…!」<ザザッ!

姫「……えぇっと…ふぁいとですわ~」

明日が早いのでいつもよりだいぶ早目ですが今回はここまで

師匠がちゃんと師匠の威厳のある技能値出してくれて本当に良かった

次回は未定、できそうな日時が解ったら連絡しに来ます

それではまた!

生きてるかー?

っしゃあぎりぎり年越しに間に合った>>1です!!
年末忙しすぎなんじゃはったおすぞ!!!!!!

>>619-620
ありがとうございます生きてます!!

とりあえず>>535で描くと宣言してあった料理対決時の主人公とヒロインの図

そんでもって本編の再開は1/3の夕方くらいからという事で!

それと今後挿絵は描きながらレスの感じとか見て「ここ描きたいなー」と自分で
思った所優先で描く事にしました

今の所そういうのは無いけどあんまりにも絵のイメージが無いとこのリク受けたら
本編おろそかにしてそれ描くのに時間食っちゃいそうなので

というわけでまた!良いお年を!!
年明けてからこのレス見た人はあけましておめでとうございます!!!!

お待ちの方おりましたらお待たせしました
結構間が空いてしまったので前回のあらすじとおさらいから

あらすじ

魔法使いの師匠が魔法使いの腕前を見るために雪山の頂上に咲くというスノーフラワーをどっちが早く取ってこられるか競争を挑んできた

魔法使いは主人公と、師匠は妹とチームを組んだタッグ戦

主人公と魔法使いが仕掛けた罠に綺麗にハマった師匠と妹
師匠は罠を脱出する為に用意した人形のうち2体を失ってしまう

主人公達はこのままこの競争に勝つことができるのか!?

両チーム戦力

・魔法使いチーム
魔法使い
戦闘スタイル:罠魔法50

主人公
戦闘スタイル:罠、策士:50

・師匠チーム
師匠
戦闘スタイル:人形魔法28 、治癒18 、強化92


戦闘スタイル:剣術89
主人公への愛/∞

・審判

戦闘スタイル:長槍91

それでは再開します

いきなりミスってんじゃねーよ
主人公の所は

主人公
戦闘スタイル:罠、策士:89

ですごめんなさい

▽主人公サイド

\ドゴオォォーーーーン……/

魔法使い「むっ、あの大音は師匠達が罠にはまった音で間違いありませんね」

主人公「牽制用とはいえ中々の出来だったからな、かかってくれなきゃ面白く無い」

魔法使い「本気を出した師匠はヒロインさん程ではないとはいえバケモノですからね…これくらいでどうにかなる筈は無いですが…」

主人公「どうする、このまま迎え討つか?」

魔法使い「…まだ後ろとは大分距離があります…罠を貼る時間はありますが…」

↓3までの多数決
①軽い罠を貼りながら先へ進む
②万全に罠を仕掛けて迎え討つ

魔法使い「師匠はこの競争に時間制限を設けませんでした、つまりどれだけ遅くなろうが師匠達より先にスノーフラワーを手に入れてしまいさえすれば良いのです」

主人公「…という事は」

魔法使い「はい、後続の師匠のチームを倒してしまえばもう急ぐ事などありません、ここで迎え撃ちましょう!」

主人公「よし来た、とっておきの罠を仕掛けてやる!」

ザザッ!

妹「追いついたよ兄者!!」

魔法使い「フフ…あなた達が追いついたのではありませんよ妹さん…我々が待っていたのです…!」

師匠「道中の罠、見事だったわ魔法使い…あんなに成長しているなんて師匠として鼻が高いわ」

魔法使い「フハハ!そうでしょうともあなたの弟子は優秀なのです!」

師匠「…けれど師匠として、上には上がいるという事を弟子に教え込まなくちゃいけないのよね」<チャッ

ズラァアッ!

人形’s<!!、!!>

魔法使い「…ほう、師匠も人形魔法が形になっていたのですか」

師匠「ええ、研究途中だけど…あなた相手に直接攻撃は危険、まずはこの子達の相手をしてもらうわ!」

魔法使い「いいですねぇ師匠のそういう弟子にも油断しない所好きですよ!!」

魔法使い「気を付けて下さい主人公さん、師匠の人形魔法が私の知っている通りならあれは師匠の手足のように動く尖兵です
1体1体は大した事はありませんが数で責められるのは分が悪い
それに師匠が本来得意とするのは強化魔法…あの人形も妹さんも本来の力より強くなっている筈です」

主人公「…そうか、どうりで妹の魔力が昂ぶってるわけだ」

妹(戦闘力89+5→94)「ふふふ…いつもの私だと思わないでね兄者!今の私は兄者より強いよ!」

主人公「…くそっ、厄介だな…」

妹「ふへへ…」(ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

師匠「ふふふふふ…」(ドドドドドド…

師匠「妹ちゃん、魔法使いの事だから真っ直ぐ道が空いているように見えてこの十数メートルの間に何重にも罠が仕掛けられている筈よ」

妹「そうだね、兄者でもそうする」

師匠「私が残り4体の人形のうち2体を突っ込ませるわ、妹ちゃんはその後ろを追うようにあの二人に斬りかかってちょうだい」

妹「…人形を盾にするって事?」

師匠「ただの盾じゃないわ、自分で考えて攻撃を捌く盾よ
うまく行けばあなたを含めた3対2であの二人と戦える筈よ」

妹「へぇ、それいいね!」

師匠「あなたの負担が大きい作戦だけど…行けるかしら?」

妹「ハナっから私にできるのはこの剣だけだよ!それくらい全然平気平気!」

師匠「そう…なら任せたわ!!」

魔法使い「来ますよ主人公さん!!」

主人公「ああ!俺たちの罠を…信じるぞ!!」

魔法使い「はい!!」

↓1、2コンマ判定

魔法使いの罠と師匠の人形の技能値対抗2回分

しっかり準備した罠なので罠魔法に+10
60(罠魔法/補正済)-38(人形/強化済)で差は22なのでコンマ72以下で魔法使いの勝ち

コンマ
1体目:57 / 72(迎撃成功)
2体目:97 / 72(罠突破)

師匠「行きなさい人形達よ!!」

人形’s<ーーーー!!、ーーーー!!>

妹「私も…!!」(ダッ!!

魔法使い「来ましたね!!そこです!罠魔法発動!!」

ゴアッ!!

人形A<!!!!>

師匠「火柱…!!こんな雪山に火炎系の罠を貼るなんて…!」

魔法使い「布の人形には効果抜群でしょうね…でもこれで終わりじゃないですよ!!」

キイィィィン…!!ボオォン!!!!

姫「きゃぁっ!?耳が…!!」

魔法使い「見ましたかこれが私の新型罠魔法!音撃地雷です!!」

師匠「音まで罠に込めるなんて…けど!人形相手にその選択は間違いよ!!」

人形B<!、!!>(ゴッ!!

主人公「まぁだろうな、生き物じゃない人形はいくら衝撃波を伴うとは言っても音くらいじゃ怯まないか」

魔法使い「すみません主人公さん、一体抜けられました!!」

妹「私を忘れてもらっちゃぁ困るなぁ!!」(バッ!!

魔法使い「く…っ!主人公さん迎撃を!!」

主人公「ああ!来い妹ぉ!!」

妹「行くよ兄者ぁっ!私が勝ったら結婚して!!!!」

主人公「考えるだけ考えとく!!!!」

戦闘力対抗

↓1
魔法使い(50)vs人形(38)
62以下で魔法使いの勝ち

↓2
主人公(89)vs妹(94)
45以下で主人公の勝ち

魔法使いvs人形:77 / 62(人形の勝ち)
主人公vs妹:86 / 45(妹の勝ち)

人形B<!!>(シュバァッ!!

魔法使い「ぐああっ!!??」

妹「たりゃああぁあぁああぁぁああああああっっっ!!!!」(ずばぁ!!

主人公「ぐづうぅ……っ!!」

姫「これは…決まりましたか……!?」

妹「…やった!!勝った兄者結婚!結婚しよ!!」(ぴょんぴょん!

主人公「く…強化魔法…ただでさえ強かった妹が更に強く…!」

魔法使い「シンプル故に万能で強い…これが師匠の強化魔法の恐怖です…!」

師匠「…ここまでのようね魔法使い」(ザッ

魔法使い「ふ…流石師匠です…強化してあったとはいえ形になったばかりの人形魔法でもこれ程の強さとは…」

妹「ねぇ兄者結婚式何処でやる!?兄者の村!?王都行く!?あ、神界でも良いよっ!
あっ!その前に斬ってごめんね傷治そ?姫ちゃーん、おねーさんから預かった兄者用の傷薬持って来てー!」

主人公「ま、待てって妹落ち着けって…」

師匠「あちらも勝負ありのようね、スノーフラワーを取りに行くまでもないわ
さぁ私の家に戻って……」

魔法使い「………ふ…ふふふ……っ…!」

師匠「……何が可笑しいの魔法使い?」(ぴくっ

魔法使い「いやいやははは、確かにここまでのようです…ですが…何か忘れちゃあいませんか…?」

師匠「忘れるって何を…」

魔法使い「いやぁこんな筈じゃあ無かったんですけど…格好付きませんねぇ主人公さん?」

主人公「ああ、格好悪いなぁ…姫、そこから3歩下がってくれるか?」

姫「3歩…?こうですか?」(ザッザッ…

\ザッ/

\キュイイィイィィィィイン/

姫「な…!?これは…魔法障壁ですわ~!!」

魔法使い「はい、私の基礎罠魔法の一つ設置型バリアです、その中なら安全ですよ」

姫「へ?安…全…?」

師匠「魔法使い…あなたいったい何をする気……!?」

魔法使い「ふふふ…とっくにご存知なんでしょう…?」

主人公「よし、じゃあ良いか魔法使い?」

魔法使い「はい、行けますよ主人公さん」

主人公「悪いな妹、そう簡単にゃあ負けてやれねぇんだ」

妹「兄者…まさか……っ!!」


主人公のとっておきの罠
しっかり準備したので元の数値に+10で技能値は89+10で驚きの『99』

↓2コンマでどうぞ
「00」が出た場合だけ不発

78/99
とっておき発動

カチッ、
……ボオオォォォン……!!

師匠「な…っ!高い所で爆発が…やっぱりあなた……!!」

魔法使い「ふふふ…師匠達は、"ここ"で発動しているのが私の罠魔法ばかりだった時点で気づくべきだったんです…主人公さんは"この場"に設置していない……何故か?」

主人公「簡単だ、俺は魔法使いがここに罠を貼っている間にここより高い所に移動してそこに仕掛けを設置していたから…」

魔法使い「私の罠が炎と音だったのも全て、積った雪を緩くしてこの罠の威力を上げる為の布石……」

…ドドドドドドドド……

妹「こ……この音は…!」

主人公「俺たちの罠使いに地の利を取られたのは失敗だったなぁ…!!」

魔法使い「仕込みが終わった時点で、戦う前から勝負は決していたんですよ師匠!!これが私たちのとっておき……"雪崩"です!!!!」

ドドドドドドドドドドドド!!!!!!

師匠「魔法使い!!あなたなんて無茶をぉ……!!」

魔法使い「あーっはっはっはっはっは!!!!!師匠を倒すにはこれくらいやらなきゃ足りないんですよぉ!!!!」

妹「兄者も魔法使いさんもズルいよぉっ!!!!」

魔法使い「罠は引っかかる方が悪いんですよぉ!!さて私達にもバリアー!!」

\キィン/

妹「くそおおぉこの程度おぉっっっ!!!!」

師匠「間に合わせる…自分を強化!!!!」

コンマ判定
↓1妹
94以下で防御成功

↓2師匠
92以下で強化成功

妹→64/94(防御成功)

師匠→31/92(強化成功)

▼師匠の家

ヒロイン「……で、引き分けと?」

姫「ええ~、もう勝負どころの状況ではなかったもので~」

妹「きいぃい!悔しい勝ってたのにぃ!!」

主人公「はっはっは如何に戦いになる前に勝つかが罠の基本だからな」

ヒロイン「なんていうかこう…清々しい程卑怯よねあんた達」

魔法使い「ふふふ、罠使いにとっては褒め言葉でしかありませんねぇ」

師匠「抜かったわ…魔法使いだけならまだしもこんな奴とタッグを組ませてしまってたなんて…」

主人公「ふははありがとうございます」

ヒロイン「褒めてんじゃないわよ」

魔法使い「しかし参りましたね、私が勝てば一段階上の修行を、負ければ主人公さんと手を切るという約束でしたが引き分けの時は考えていませんでしたね」

師匠「……それなんだけどね、あなたの成長は私が思っていた以上だったわ、上位の修行はつけてあげましょう」

魔法使い「本当ですか!?」(ガタッ!

姫「でもそれですと~、私達とはどうなってしまうのでしょうか~?」

師匠「まぁ何、手合わせしてみて別に手を切ることは無いと思ったわ、この子がここまで成長していたのにあなた達の影響もあるんでしょうし」

魔法使い「へ?いいんですか師匠?」

師匠「ええ、修行のプラスになるんだから手を切るなんてもったい無いわ」

姫「よかったですわ~、それではまだ一緒に旅を続けられますのね~♪」

妹「えーまだ着いて来んのー?」

師匠「それなんだけど…どうする魔法使い?すぐに修行を始めても良いんだけど…彼らの旅を見届けてからにする?」

魔法使い「うぅーん…」

魔法使い「……いえ、ここまで来れば王都はもう次の次です、もう見届けたようなものでしょう、私はここに残って修行を受けますよ」

姫「そうなのですか~…寂しくなりますわ~…」(しょぼん…

魔法使い「まぁ王都ならガルーダヤマトでも使えばすぐに連絡着きますから、何かあったら呼んでくれればすぐに駆けつけますよ」

ヒロイン「元気でね魔法使い!」

妹「兄者のついでに手紙くらい書いたげるよ」

魔法使い「はい!みなさんもお元気で!」

師匠「それじゃあ早速…と言いたい所だけど、今日はもう疲れたし、せっかくこの街に来てくれたんだし明日いっぱいくらい街を案内してあげなさい」

魔法使い「それもそうですか、なら私はしばらくこの街を離れていたので師匠も一緒に…」

師匠「ダメよ」

魔法使い「…………」

師匠「…………」

魔法使い「師しょ「 ダ メ よ 。 」

魔法使い「…………」

魔法使い「…いやなんでですか良いじゃないですか」

師匠「忘れたの魔法使い……あなたの友達…つまり私の知らない人……そろそろ話してるのが……辛い……っ…!!」(ガタガタガタ…!!

魔法使い「いいんですよ今更そんな演技してるけどメンタルがチワワ並みとかいう師匠の設定誰も覚えてませんよ!!」

姫「……そういえばそういう事をおっしゃってましたわね~…」

師匠「そして街…っ、恐い……っ!!」(ガクガクガク…!!

魔法使い「街にはいい加減慣れて下さいよ何年住んでると思ってんですかそんなんだから『山の麓の魔女』とか言って市民から遠巻きに見られるんですよ!!!!!」

師匠「だって恐いんだもん……っ!!」(ガクブルガクブル…

魔法使い「あぁもう魔法使ってる時は頼もしいのになぁこの人!!!!」

強化掛けて街出よう

というわけで今回はここまで
魔法使いはここでパーティ脱隊(呼び出し可)です

次回は6日か7日の夜の予定、多分7日

ネタばらしすると1合目で師匠サイドが主人公と魔法使いの罠に両方かかった時点で【1対0】

2合目で魔法使いと主人公に攻撃が届いて二人ともそれを防げなかった段階で【1対1】

同点なので延長戦

主人公の罠、師匠と妹の防御、どっちも成功したので結果【引き分け】

というゲームでした
引き分けなので魔法使いは一応パーティを離れますが展開によっては再合流があり得るポジションに置く、という結果になってます

因みに【罠を張って待つ】ではなく【先へ進む】を選択していれば普通のトレジャーハント競争になってました

というわけでネタばらしもここまで

次回は置いてきた薬師、幼エルフ、セイレーンのいずれかの街イベントが入る予定になってます

ではまた!

※おまけ
>>662
師匠「強化できると思って必死で修行したのに…心は魔法じゃ強くならないんだなって……」

お待ったっしゃー
それでは再開します

▼宿

魔法使い「……と、言うわけで私はこの街に残る事になりました」

幼エルフ「そうか!元気でな!!」

魔法使い「ええ、幼エルフも」

セイレーン「ななななんか山でデカい音したと思ったらあああ兄貴達だったッスかかか」(ガクガクブルブル…

主人公「まだ寒いのかセイレーン」

セイレーン「ずびーっ」(鼻をかむ音

薬師「それで…主人公さん……お怪我は…?」

主人公「ん?へーきへーき、薬師さんの薬のおかげで妹に斬られたトコももう完治してるしさ」

薬師「そう…ですか…よかった……」(ほっ

ヒロイン「しっかし今更だけどほんとデタラメな身体よね」

主人公「お前が言うな今期一位が出たんだが?」

妹「言えてる」

主人公「で、まぁせっかくだしここで明日一日くらいゆっくりして行こうと思ってさ」

魔法使い「ええ、私が街を案内してあげますよ」

妹「…って言ってもおねーさん達は今日の昼間に街の散策してたんだよね?」

薬師「うん…でも…行きたいところ…全部周れたわけじゃ…ないです…から…
案内してくれる…なら…ありがたい……です…」

幼エルフ「幼エルフもまだ遊び足りないぞ!!」

セイレーン「ずびーっ」(鼻をかむ音

魔法使い「それでみなさん何処へ行きたいのですか?」

薬師「私は…今日買い付けられなかった…スノーフラワーが……欲しいん…ですけど……」

魔法使い「…あー、今日の試験ちゃんとやっとくんでしたね、そしたら今持ってたのに」

薬師「え…!?すぐ取りに…行けるんですか……!?」

魔法使い「まぁ我々の魔法とヒロインさんや主人公さんのような身体能力があれば困りません
多分師匠も幾らかストックがあると思いますし分けてもらいに行きましょう」

薬師「やった…!助かり…ます…っ」

ヒロイン「そんなに欲しかったの?」

薬師「ええ…とても…」

姫「スノーフラワーがあるとどんな薬が作れるのでしょうか~?」

薬師「……えっと…>>674…なんですけど……」

スノーフラワーが手に入ると薬師はどんな薬が作れる?

疲労回復と魔翌力回復同時に得られるポーション

薬師「疲労と魔力…両方の回復に利く…ポーション……です…」

姫「へぇ~、凄いのですわね~」

ヒロイン「……ねぇ妹、凄いの…?」

妹「……わかんない…」

主人公「お前らポーションとは無縁だからなぁ…」

魔法使い「スノーフラワーは魔法薬の原料としてとても優秀なんですよ」

妹「そうなの?」

魔法使い「ええ、特に人体の内部から効いてくるので特殊な製法なら媚薬や惚れ薬だって作れると師匠から…」

薬師「ぎくぅっ!!」

ヒロイン「…………薬師……?」

薬師「ななななななんでも……ない、です……!」

魔法使い「……それで、幼エルフは何処へ行きたいのですか?」

幼エルフ「遊びに行きたいぞ!!」

魔法使い「それでは私が昔遊んでいたところへ連れて行ってあげましょう、まだあると良いですが」

幼エルフ「やったぞ!!」

魔法使い「セイレーンさんは?」

セイレーン「ずびーっ」(鼻をかむ音

魔法使い「……あったかいもの要りますか…?」

セイレーン「要るッス……」

魔法使い「えっと、それでは今日私に着いてきてくれた皆さんは…」

主人公「俺たちはこの街に何があるか見当もつかないからなぁ」

姫「魔法使いさんが連れて行ってくれるところにお供いたしますわ~」

魔法使い「わかりました、それではそういう事で」

ヒロイン「それじゃあ明日一日無駄にしないように今日はもう休みましょうか」

妹「あ、セイレーンいつもは宿の人に見つかったら面倒くさいからって外に出るのに今日は出ないの?」

セイレーン「ふざけんなッスウチは一歩も出ねぇッス殺す気ッスかストーブの前は譲らねぇッス!!!!」(くわっ!!

姫「旧アジト以来のセイレーンさんの感情表出をこんな事で見てしまうとは~…」

ヒロイン「はいはい良いからもう寝るわよ、みんな自分の部屋に戻って」

妹「はーい」

幼エルフ「解ったぞ!!」

姫「おやすみなさいませ~♪」

薬師「おやすみ…なさい……」

夜イベント
>>681-685で名前が出た中で一番コンマが大きかった子のイベントが入る

魔法使いを含む主人公以外のパーティメンバーを自由明記

埋まらなかった場合日付変更で締め切り

薬師

ヒロイン

最高値
>>685、ヒロイン【94】

▼夜、宿の外

ガチャ…

主人公「…うー、さぶ…っ、流石雪の街だな…」

ザッザッザ…

主人公「王都までもう少しか…長いようで…あっという間の旅路だったなぁ…」

ヒロイン「なーに黄昏てんのよ」

主人公「うぉっ!?ヒロイン!?」(ビクッ!!

ヒロイン「……そんなに驚く事ないでしょ」

主人公「…なんでここに?」

ヒロイン「窓からあんたが外に出て行くのが見えたから気になってね
あんたこそこんな時間にどうしたのよ?」

主人公「どうもしてないさ、ただいろんなところを見てきたなーって思ったら感慨深くて」

ヒロイン「あんた元々こっち側に住んでたんでしょ?」

主人公「それでもさ、昔はこんな感じで旅する事はまず無かったから」

主人公「初めてだったんだ、こんなに穏やかな気持ちで世界を見て回るのは
昔はもっと…この地に住む人間達を幾らか恨んですらいたからさ」

ヒロイン「……今はどうなの?」

主人公「そりゃあ今でもちょっとは憎いさ、俺の本当の姿やセイレーンみたいな魔物をほとんど受け入れてくれない社会だからな」

ヒロイン「……そう」

主人公「でも今はそれ以上にこの世界が好きだ、人間も魔物もひっくるめて、このまま穏やかな世界でいてほしいと思う」

ヒロイン「…………」

主人公「ヒロイン」

ヒロイン「何?」

主人公「…ありがとう」

ヒロイン「どういたしまして……でもなんで?」

主人公「思い返したらさ……妹と姫に振り回されて村を出て、薬師さんも着いて来ちゃって、幼エルフと会って、セイレーンと再開して、魔法使いと出会って…それに…お前がいてくれた
いつも俺の力じゃどうしようも無くなった時支えてくれたのは…何とかしてくれたのはお前だったからさ」

ヒロイン「別にあんたの為にやったんじゃないわよ、私がそうしたいからそうしたの」

主人公「だからだよ、いつもそんなお前に助けられてる」

ヒロイン「……まぁ、悪い気はしないわね」

主人公「なんかヒロインを見てるとさ、このまま元の能力取り戻さなくてもいいかなーって思うんだ」

ヒロイン「…恐怖を力に変える能力だっけ?
なんとなくそうなんじゃないかなーって思ってたけど、やっぱり使わないんじゃなくて使えないのね」

主人公「ああ、なんでこうなったかは解らないけどさ、師匠にビビっちまったからだと自分では思ってるんだけど…」

ヒロイン「………ううん、それはきっと違うわ」

主人公「へ?」

ヒロイン「根拠はないけど、その力は失ったんじゃない…必要無くなったんじゃないかなって思うわ」

主人公「……必要無くなった…?」

ヒロイン「うん、だって昔のあんたはどれだけ仲間がいても結局誰もあんたの"隣"にはいなかった
だからあんたはたった一人で神界に来なきゃいけなかったし、どんな手を使ってでも強さを求めなきゃいけなかった」

主人公「…………」

ヒロイン「でもそれって結局独りぼっちじゃない?あんたがどれだけ強くても、誰も側にいてくれないならそれはとっても寂しいよ」

主人公「…そうかもな」

ヒロイン「でもあんたはお父様に負けてそれだけじゃ届かない強さがあるのを知った
妹に付きまとわれて、世話焼かれて側に誰かがいてくれる事の意味を知った
だからもうあんた一人で強くなる必要はないのよ」

主人公「……耳が痛ぇや」

ヒロイン「だからね、あんたにいま必要なのは誰かの気持ちを搾取して自分に物にする力なんかじゃない、人の気持ちをを束ねて一つにする力だわ」

主人公「……どうしろと」

ヒロイン「どうもしなくて良いわよ、ただ私たちはこれからもあんたの側にいるからもっと頼りなさいって言ってんの」

主人公「……ああ、ありがとう」

主人公「なぁヒロイン、お前師匠のあと継いで破壊神になりたいか?」

ヒロイン「なりたいわ」

主人公「なんで?」

ヒロイン「あんたと一緒に進んで来た道よ、それに胸を張れる結果が欲しい」

主人公「それを言ったら俺だって同じだろうが、二人同時にはなれないぞ」

ヒロイン「うん、だからね、勝負しよ?」

主人公「勝負?」

ヒロイン「湿地でサーペント退治した時の約束覚えてる?
私の言う事なんでも一つ聞いてくれるってやつ」

主人公「……ごめんいま聞くまで忘れてた」

ヒロイン「ひっどい奴、でもいいわそれを使う
この旅が終わったら私と全力で戦って?
どっちが破壊神に相応しいか決着をつけましょう」

主人公「勝った方は次の破壊神になるとして、負けた方はどうするんだ?」

ヒロイン「私が勝ったらあんたを破壊神補佐にしてあげるわ、一生コキ使ってやる」

主人公「ははっ、そりゃ大変だ絶対に勝たないとな」

ヒロイン「ええ、それであんたが勝ったら私も同じようにしてずっと隣に居てあげる」

主人公「……頼りになる補佐だな」

ヒロイン「でしょ?」

ヒロイン「じゃあ約束ね?」

主人公「ああ、絶対お前との決着をつける、恨みっこ無しだ」

ヒロイン「当然!」

主人公「……長話しちまったな、結構歩いたしそろそろ戻るか」

ヒロイン「…ね、戻りは腕組んで良い?」

主人公「……なんだ急に妹みたいな事言いだして」

ヒロイン「えへへ、寒いからさ」

主人公「ま、いいか…それじゃあどうぞお嬢様」(すっ

ヒロイン「うむ、くるしゅうないっ」(きゅっ

ヒロイン「えへへ、あったかい」

主人公「……俺正直そんな体温高い魔物じゃ無いんだけどな」

ヒロイン「わかってないなぁそうじゃないのよ」

主人公「?」

ヒロイン「側にいるから、あったかいの」

主人公「解らん」

ヒロイン「ばーか」

それではイベント入ったヒロインの好意上昇を直下コンマ一桁目で
90以上で安価取ってるのでボーナスで数値倍で好意上昇します

コンマ44なので4×2の8上昇
ヒロイン好意:88+8→96

というわけで今回はここまでです
街イベントまで行けんかった…

次回は結構間が空いて14日の夜頃になる予定

それではまた

遅くなりました
お待ちの方おりましたらお待たせしました

それでは街イベントから始めます

▼翌朝/雪の街

妹「あーさだぁーーーーー!!!!」

幼エルフ「朝だぞぉーーーーーーーー!!!!」

薬師「ふふ…二人とも…元気…ですね……」

ヒロイン「まぁ元気な分は結構なんじゃない?」

セイレーン「くしゅんっ!……ぅうー…こんな寒くてはしゃいでる奴の気が知れねぇッス……」

主人公「で、どう街を回るんだ?」

魔法使い「まずは早く済む用事から済ませてしまいましょう」

姫「幼エルフちゃんが遊びに行きたいとの事でしたので…薬師さんの用事で師匠さんからスノーフラワーを貰いに行くか、セイレーンさんに温かいものを…とどちらかの2択でしょうか~?」

主人公「街の土地勘が無いとどう動いたモンか解らないな、どうする魔法使い?」

魔法使い「そうですね、まずは…」

①薬師さんの用事から片付けましょう

②セイレーンさんが震えているのをどうにかしましょう

③幼エルフからで良いのではないですか?

④その他、内容記入

>>711

魔法使い「薬師さんの用事から片付けましょう、師匠の家は街はずれですから最初に行ってしまった方が良いです」

薬師「ありがとう……ございます…」

魔法使い「いえいえ」

セイレーン「じじじじゃあウチはどっか暖房器具があるとここころで待機すすすするッスっ
ここここの寒い中歩きたくねぇっすっ」

主人公「………」

直下コンマ偶数でセイレーンに上着を貸す

コンマ奇数
流石頑なに好意を上げようとしない女セイレーン

主人公「そうか、じゃあ誰かセイレーンについてやっててくれないか?」

妹「私残ろっか?」

姫「でしたらわたくしもですわ~」

魔法使い「でしたら先日とは結構面子が変わってしまいますね、初対面の人が多くなると師匠の心臓に悪いのですが…」

ヒロイン「じゃあ妹と姫はあっちに着いてって、セイレーンなら私が見てる」

妹「そう?じゃあそうしよっか姫ちゃん」

姫「ヒロインさんがそう言うなら~」

主人公「そうか、それじゃあ頼んだぞヒロイン」

ヒロイン「まっかせて!」

魔法使い「それでは罠魔法を応用して……小さくフレイムウォール!」

ボボボッ

ヒロイン「うわっ!火の壁!?」

幼エルフ「壁っていうか足元でチロチロ燃えてるくらいだな!」

魔法使い「罠魔法を待機にしたまま少しだけ蓋を開けて炎を小出しにしている状態です
1、2時間もすれば解除しなくても消えますが、その近くにいれば温かいでしょう」

セイレーン「はぁ~暖けぇッス生き返るッスー…お前思ってたより良いヤツッス…」(ぬくぬく

魔法使い「まぁ罠魔法の応用なのでそこから火元を動かすことは出来ませんが…」

妹「けどこれでセイレーンは心配なさそうだね」

薬師「それじゃあ…行って…きます……」

ヒロイン「はーい、行ってらっしゃーい」

セイレーン「行ってこいッス~」

▼魔法使いの師匠の家

コンコン、コンコン、
ドンドンドン!!ドンドンドン!!

キュイイィィィン……ドガアァアアァアアアアアァァアアアァアアアン!!!!

魔法使い「オラァ師匠!!弟子だコラアァッッッ!!!!」<バーン!!

主人公「デジャブ!!!!」

妹「またその入り方すんの!?」

魔法使い「弟子なりのコミュニケーションですよ」

幼エルフ「そういうのもあるのか!!」

妹「普通ないよ!!」

魔法使い「すぐ出ない師匠が悪いのです」

薬師「暴……論……っ!」

師匠「何よ魔法使い修行はまだ……っぴぃっ!?」(ガターン!!

薬師「……あの…一瞬…姿が見えたと思ったら…隠れちゃったんです……けど……」(おろおろ

姫「昨日も会いましたが、こういう人なのですわ~…」

幼エルフ「……そうかモグラ叩きだな!?」(ぴこーん!

主人公「叩くなよ?」

幼エルフ「じゃあかくれんぼだな!」

(…事情説明中…)

師匠「…成る程事情は解ったわ
そこの薬師のお嬢さんが薬の材料を集めてたんだけど、街でスノーフラワーが手に入らなかったからここに貰いに来た…と」

薬師「はい…貴重な物だと…解っては…いるんですけど……」

魔法使い「薬師さんの薬学には旅の道中地味にお世話になったのです、ここはこの弟子に免じて譲ってはくれないですか?」

直下コンマ
01~25→良いわ持って行きなさい
26~50→調合済みの薬ならあるからこれで良ければ…
51~75→なら調合を手伝ってくれない?
76~00→良いけど…条件があるわ

師匠「スノーフラワーならあるんだけど…私もこれは使う予定があったのよね…」

魔法使い「そこをなんとか…」

薬師「いえ…魔法使いさん……そういう事なら…無理にとは……」

師匠「だから、調合を手伝ってくれないかしら?」

薬師「……え…?」

師匠「どの道これを何かの薬に調合するつもりだったんでしょう
ならここで一緒に作っちゃった方が良いんじゃない?
それなら貴女としては目当ての薬が手に入るし魔女の薬品精製技術も目に出来る、私も助手が確保できるし一石三鳥だわ」

魔法使い「時間はどれくらいかかりますか?」

薬師「私は…仕込みさえできれば…後は持ち歩いて…熟成させるだけなので……1時間もあれば……」

師匠「私の方もそんなものね
魔法使い、貴女も罠魔法ばかりにかまけてないで魔法薬の勉強もしなさい
というわけで貴女にも助手をやってもらうわ」

魔法使い「うへぇ、魔法薬学は苦手なんですよねぇ」

主人公「じゃあ俺らは出来るまで待ってるか」

幼エルフ「よし妹昨日の続きだ雪合戦しよう!!」

妹「お、やっちゃう?今日こそ本気出して年上の威厳を見せてやるわ!」

姫「年下相手に全力を出す時点で大人気なくて威厳はないですわ~…」

妹「何言ってんの姫ちゃんもやるんだよ、私とチームだかんね!」

主人公「しかも多勢に無勢かよ」

幼エルフ「おい貴様!!貴様は幼エルフのチームだぞ!!妹に勝つぞ!!」

主人公「俺もやんの!?」

魔法使い「仕方ありませんね、人を待たせているので手早く済ませてしまいましょう」

薬師「それでは…よろしく…おねがいします……」

師匠「まぁ表の雪合戦が決着するまでには終わるでしょう」

↓1
薬師の器用さで判定
師匠の手助けが入るので補正を入れて88(78+10)で調合成功率

↓2
雪合戦の決着
偶数で妹チーム、奇数で幼エルフチームの勝ち


コンマ70、調合成功

雪合戦
コンマ奇数、幼エルフ、主人公チームの勝ち

幼エルフ「勝ったぞ!!!!」(
ガッツポーズ

主人公「悪いな妹、やるからには全力だ…!!」(ザッ!

姫「…主人公さんも中々大人気なかったですわ~…」

妹「くそぉ…!勝ったら兄者にプロポーズするつもりだったのに……っ!!」

姫「それは最初から事あるごとにしてますわ~」

薬師「……何…してるん…ですか……?」

妹「あ、終わったのおねーさん?」

幼エルフ「お姉ちゃんお姉ちゃん!!幼エルフ妹に勝ったぞ!!すごいか!?すごいか!?」

薬師「はい…とっても…すごいです…よ……?」(なでなで

幼エルフ「ふふーん♪」(なでられ

主人公「それで薬の調合は?」

薬師「バッチリ…です…、ぶいっ…♪」(ピース

主人公「かわいい。」

薬師「ふえぇっ!!??////」(ボッ

妹「あぁー!おねーさん今のあざとい!!ズルい!!!!」

姫「妹ちゃん…ああいうのは…やった者勝ちですわ~…」

妹「でもズルい!!!!」

魔法使い「普段ああいう事しないから軽くギャップ萌えも稼いでいる所があざといですね」

姫「魔法使いさんもお疲れ様ですわ~」

妹「そっちもできたの?」

魔法使い「ええ、罠魔法を一瞬で展開できる魔法石を作りましたよ」

妹「魔法薬は!!??」(ガーン!!

師匠「まったくこの子は本当に罠魔法の事しか考えてないんだから…」

魔法使い「これが私の生き甲斐ですから」

妹「結局何作ったの?」

魔法使い「え?そりゃあ万能ポーションと惚れぐす……」

薬師「わぁーーー……っっ!!わぁーーーーー……っっ!!」

主人公「!?、薬師!?」

薬師「魔法使いさん……!そっちは…秘密です…っ!」(こそこそ…

魔法使い「え?何故ですか?余ったスノーフラワーで作ってみただけで使う気は無いんでしょう?」(きょとん

薬師「それでも…ですぅ……っ…!」(うるうる…

師匠「魔法使い…気の迷いでも作ってしまった罪悪感とかあるのよ…」

薬師「この薬…どうしよう……」

魔法使い「解りませんね、自分の作品を後ろめたく思うなんて」

師匠「…どうする?私が預かっておきましょうか?」

薬師「うぅ……っ」

持っていくorいかない
>>733-737で多数決

いかない

23:30まで埋まらなかった&1:1で同票なんでコンマが大きい方の「持っていく」で進めます

薬師「その…えっと…お預けします…」(すっ…

師匠「そうね、それがいいわ」(がしっ

ぐいっ
ぐいぐいっ
ぐいーーーーーっ

師匠「…………」

薬師「…………」

師匠「……離さないの……?」

薬師「うぅ…っ、うぅー……っ…!」(ふるふる…←涙目で首を横に振る

魔法使い「……頭では離したくても心で手放せないのではないですか?」

師匠「そう……」(ぱっ

薬師「え……?」

師匠「それは持って行きなさい、でもこれだけは言わせて」

薬師「えぇ…?」

師匠「くれぐれも悪用するんじゃないわよ!」

というわけで入手アイテム

【万能ポーション】
短時間で体力、魔力、状態異常が全回復する(1回分)

【惚れ薬】
飲んで最初に見た相手を好きになる
効果は1日(1回分)

どっちも薬師が持ち歩きます
それと師匠の魔法薬精製にも協力したので技能値成長

直下コンマ一桁目分

でかいな
相当の経験だった模様

そんなわけで78+9で薬師の器用さが【87】になりました

因みにアイテムゲットしたので薬師は後日イベントが入るので今回の好意上昇はなし

というわけで今回はここまで
次回、流石にそろそろセイレーンにまともな暖を取らせてあげる(予定)

日程は未定
2、3日中にはいつやるか報告に来れるかと思います

では

うわぁぁあぁぁああぁぁああぁぁああしまったああぁぁああぁっっっ!!!!!
「先に描いてる途中の漫画終わらせてから再開します」って報告しに来てたつもりだったのにしてなかった!!
報告遅くなってすみませんお詫びします!!妹が!!!!

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira127602.png


というわけでお久ぶりです>>1です
今日は再開の目途が立ったので報告だけ

だいぶ間が開いてしまいましたが次の更新は2/8の夕方~夜くらいの予定です
次回はセイレーンのイベントから

あとそれとは特に関係ないですが前スレの旅立ち序盤でいきなりクラーケンに負けて触手くらってた妹の図も置いていきます

それではまた

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira127603.png

こんばんわ
それでは予告通り続き始めます

前回は薬師の用事が終わってアイテムゲットできたので置いてきたヒロイン達と合流する所からです

▼宿屋

姫「ただいま戻りましたわ~」

ヒロイン「おかえりみんな」

妹「ねぇなんか師匠さんの所から戻るまでの間に辱められた気がするんだけど気のせい?」

薬師「えっと…何か……ありましたっけ……?」

幼エルフ「なに言ってるんだ妹は?」

主人公「別次元の視点の話だな」

薬師「いったい……なにが見えて…いるんですか……っ!?」

主人公「それで、セイレーンの防寒だっけか」

妹「暖かくししないともう宿の外に出れもしないもんねこの鳥」

魔法使い「私のフレイムウォール(暖房用)を永続的にかけ続けるのは現実的に不可能ですしね」

セイレーン「お前のおかげでちったぁ快適だったッスよ罠女ぁ」(のほほーん

妹「なんかでっかい苺大福が喋った」

姫「セ…セイレーンさんが羽をたたみ切って団子になってますわ~…」

※参考画像
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira127993.jpg

ヒロイン「この子ずっと魔法使いの魔法の中心でこうしてるのよ」

主人公「俺たちのアジトはむしろ暑いくらいだったからなぁ…」

魔法使い「さて、防寒とすると、服を買うのが一番ですね」

主人公「あ、やっぱそうなる?」

セイレーン「え…?ひょっとしてウチ外に出ないとダメッスか……!?」

妹「いやそりゃあ服のサイズあんたと合うやついないし」

姫「来ていただかないと合うお洋服が買えませんわ~」

魔法使い「この街は我々のような魔女も住んでいますからね、魔物でも邪険にされない店くらいありますよ」

セイレーン「マジッスか…!ヤダッス…ヤダッスぅ……っ!!」(うるうる…

妹「なんか切実な涙を目に溜め始めたんだけど」

薬師「寒いの…本当に…ダメなんですね……」

▼服屋

魔法使い「というわけで服を買いに来ましたよ」

薬師「結局…セイレーンさんは…ヒロインさんが…担いで…運びましたね……」

セイレーン「ささささささ寒いッス外クソ寒いッス屋内に入ってもまだ尚余韻で寒いッス」(ガタガタブルブル

妹「店員さーん!毛布!毛布貸してー!」

主人公「女子の服選びなら俺は役に立てそうもないな」

魔法使い「いえいえこう言うのは最終的に男性にジャッジしてもらって決めるんですよぉ」

妹「よっしゃ、えげつなく似合わないの選ぼっと」

姫「少しでもライバルになりそうな相手を全力で排除にかかる…正に妹ちゃんですわ~…」

セイレーン「アニキの目はともかくウチも流石に絶望的に合わないもの着ないッスよ?」

主人公「まぁそっちはそっちでやっててくれ、俺は他の所見てくる」

姫「主人公さん本当に行ってしまいましたわ~」

幼エルフ「せっかくトリと仲良くなれるかもなのにな!」

ヒロイン「まぁ、あいつもどう接していいかよくわかってないんじゃない?」

薬師「昔の仲間…と言っても…あんな事があった…直後ですから…ね…」

セイレーン「まったくいつまでもウジウジと腑抜けっす、うちは許してねぇけどとっくに気にしてもねぇのにッス
ウチらのカッコいいアニキはどこに行ったんだか…」

▼服屋の外

<アリガトーゴザイマシター

カランカラーン

魔法使い「どうですかセイレーンさん、新しい服は?」

セイレーン(防寒着)「まぁまぁッス、これなら外歩いてやってもいいッス」

姫「似合ってらっしゃいますわ~♪」

セイレーン「そりゃどーもッス」

妹「やっぱりあの虹色のコートにした方が良かったんじゃない?」

セイレーン「だからそうやってどう着こなせばいいかわからないもの着せようとするのやめろッス!!」

主人公「おう終わったか」

幼エルフ「おお貴様!!」

ヒロイン「まったく何処行ってたのよ?」

主人公「まぁちょっとな」

魔法使い「それよりもセイレーンさんを見てください!この服どう思いますか!?」

セイレーン「アニキ…」

主人公「えぇーっと…」

直下コンマ判定
高ければ高い程高評価

コンマ17
お気に召さなかった模様

こいつからもセイレーンのイベント潰しに行くのか…

主人公「うん、まぁ好みは人それぞれだし」

魔法使い「あっちゃーダメですかぁー、やっぱり主人公さんに診てもらって好みの物を選んでもらうべきでした」

セイレーン「ウチはコレが気に入ったんス、別にアニキの好みは関係ねぇッス」(むすっ

主人公「まぁそうだな」

ヒロイン「主人公ちょっとこい」(耳つねり

主人公「痛たたた何すんだヒロイン!?」(耳ひっぱられ

ヒロイン「いいから来なさい!!」

ヒロイン「あんたの好みじゃなくても『似合ってるよ』くらい言いなさいよ!女心わからな過ぎか朴念仁!」(ひそひそ!

主人公「いや別に俺の好みだったからって何か変わるわけ…」(ひそひそ

ヒロイン「変・わ・る・わ・よ!!女の子として大事な何かが!!」(ひそぉ!!



妹「兄者はともかく姉上の声聞こえるから会話の内容だいたい解っちゃうんだけど」

薬師「まぁ…今の流れで…する話なんて…一つしか無いですし……」

セイレーン「まぁなんでもいいッスよ、後はチビのあそびに付き合うんスよね?
この服でならいけるッスよ、何するんスか?」

主人公「ああそうだセイレーンその前に」

セイレーン「ん?なんスかアニキ?」

主人公「これやる、なんかそこの露店でアクセサリーに加工されて売ってた
防寒効果がある魔法石だと」

妹「は?」

ヒロイン「へ?」

姫「え?」

薬師「!?」

幼エルフ「?」

主人公「…ん?」(きょとん

セイレーン「…あ?…え……え…?」

ヒロイン「ちょっと待って、ちょっと待って!?あの主人公が!?女の子にプレゼント!?」

薬師「しかも…アクセサリー……!!おかしいです…主人公さんがそんな事…する筈が……っ!!」

妹「ああぁぁあぁああぁあああああ羨ましいトリぃ!!!!っていうか兄者今さっきのセリフとキャラが一致しないんだけど!?」

幼エルフ「ど…どうしたみんな……!?」

主人公「何そんな騒いでんだ?寒そうにしてたから丁度いいと思って買っただけなんだが…」

姫「あっ!わかりましたわこれ殿方らしさではなく"アニキ"力ですわ!!
差し入れとかと同じ感覚でやってますわ!!」

主人公「それじゃセイレーン、ほらよ」

セイレーン「あ…どうもッス…袋開けていいッスか…?」

主人公「いや開けないと使えないだろ」

セイレーン「じゃあ失礼して…」

ガサガサッ

セイレーン「これは…>>762…?」

どんな形のアクセサリーだった?(指輪、ピアス、等
鉱物が形を保ったまま使用されるアクセサリーにかぎる

アクセサリー:ブレスレット
コンマ:90
コンマがそのままどれだけ気に入ったか

初めて手応えあった都と思う

セイレーン「これは…ブレスレット…?」

主人公「ああ、元々お前手首にそういうの巻いてたろ?邪魔にもならないと思ってさ」

セイレーン「…着けて良いッスか?」

主人公「?使ってくれなきゃ買った意味無いだろ?」

セイレーン「それじゃ失礼して…」

主人公「どうだ効くか?」

セイレーン「いや…わかんねぇッスけど…なんかぬくいッス」

主人公「ぬくいんなら効いてるんじゃないのか?」

セイレーン「いやそういうんじゃ…えっと…さんきゅぅッスアニキ」

姫「心のぬくさですわ!!不意打ちのせいでセイレーンさんの氷の心がほんの少し溶けてますわ!!」

魔法使い「デレです!セイレーンさん初のデレですよみなさん!!」

薬師「デレ…なんでしょうか…あれ……?」

ヒロイン「少なくとも冷たくはないわね…」

幼エルフ「なに騒いでるんだお前ら?」

直下コンマ一桁目
セイレーンの好意上昇

プレゼントがコンマ90でかなり効いたので×2とする

コンマ65なので5×2の10
よって現在好意20+10で『30』
まぁ期待値出たのでよしとする

セイレーン(…こういう何気にちゃんと見てるところはカッコ良いんスけどねー…)(ぼーっ

主人公「ん?どうしたセイレーン?」

セイレーン「んいや?なんでもねぇッスよ?」

主人公「そうか」

セイレーン(解ってねぇというか無自覚というか…人の心をイマイチ解してないのがアニキらしいっちゃらしいっすけどね)

魔法使い「それではそろそろ幼エルフの用事と行きましょうか」

幼エルフ「待ってたぞ!!何して遊ぶんだ!?」

妹「チビちゃんのは用事っていうかみんなで遊びたいってだけだよねー」

姫「まぁ良いではないですか~妹ちゃん」

幼エルフ「それで何処で遊ぶんだ!?」

魔法使い「ふふふ…やはりここは…この街全体でしょう!!」

ヒロイン「どういう事?」

キリ悪いですが急用が入ったので今回はここまでで
明日も同じくらいの時間にやりますので

では!

こんばんわ
おかげさまで昨日の休養は無事に済みました
とりあえずいちご大福を置いておきます

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それでは再開


休養ちゃうねん急用やねん。


魔法使い「みなさんは"兵ドロ"という遊びをご存知ですか?」

セイレーン「ヘドロ?」

ヒロイン「え?知らない」

妹「あたしもー」

姫「小さい頃に城下町の子達とよくやりましたわ~♪」

魔法使い「『兵士とドロボウ』、略して兵ドロです
簡単にいうとチーム戦の鬼ごっこですよ、制限時間内に兵士チームがドロボウチームを全員捕まえたら勝ちというゲームですよ」

妹「ふーん?」

セイレーン「で、その兵ドロが何ッスか?」

魔法使い「みんなでこれをやろうって事ですよ、これならチビちゃんも色々街を見て回れますからね」

幼エルフ「おおそれいいな!!それにしよう!!」

魔法使い「そして私はチビちゃんのチームに着きます、街の案内も兼ねるならその方が良いでしょう」

ヒロイン「そういう事ね、私は別に構わないわ」

妹「あたしもー」

妹「楽しみですわ~♪」

セイレーン「ウチはまぁ、付き合うって言ったッスからやるッスよ」

主人公「街全体を使うとなるとかなり体力が要るな、薬師さんは大丈夫?」

薬師「何…してるんですかみなさん…?時間は……待ってくれない……ぜ……っ!」(わくわく!

主人公「なんでこの人たまに訳わからないところでノリノリなんだ」

魔法使い「それではチーム分けはどうしましょうか」

セイレーン「お前ら以外はくじでいいんじゃねぇッスか?4:4でで分ければ丁度ッスよ」

幼エルフ「じゃあ幼エルフ達のチームにあとふたりだな!」


幼エルフチームに入るあと2名を決めます
1レス1名指定可として、直下から2名先取

コンマの合計が100以下ならドロボウチーム、100以上なら兵士チームになります

それではよろしくお願いします

ヒロイン「というわけでー」

妹「姉上とあたしがチビちゃんチームになりましたー」

幼エルフ「そしてドロボウチームになったぞ!全力で逃げるぞ!!」

魔法使い「ふはははは主人公さん達に私たちを捕まえる事ができますかね?」

姫「妹ちゃん…こうして敵同士になるのは初めてですわね~?」

妹「負けないよ姫ちゃん!あたし姫ちゃんが近づいたら分かるんだから捕まりっこないねっ!」

姫「あらあら~?妹ちゃんが近くにいればわたくしも分かるという事をお忘れなく~♪」

主人公「さて、兵士チームは俺、薬師さん、姫、セイレーンか」

セイレーン「リーダーはどうするッスか?」

主人公「んー…↓1が良いんじゃないか?」

コンマ判定

01~25→主人公
26~50→薬師
51~75→姫
76~00→セイレーン

主人公「薬師さんが良いんじゃないか?一番ノリノリだし」

姫「意義ありませんわ~♪」

セイレーン「まぁウチはアニキの指揮じゃなきゃなんでもいいッス」

妹「根に持ってるなぁ」

薬師「ふ…っ、お前ら…私の指揮に…入れ……っ!」

主人公「だからそれどういうキャラなんだよ」

魔法使い「それじゃあまず私たちドロボウチームが逃げるので10分後に追いかけ始めてください」

薬師「解り…ました…」

ヒロイン「制限時間はどうする?」

魔法使い「んー、とりあえず今がお昼なので夕方まででいいんじゃないですか?
暗くなると一層冷えますしね」

幼エルフ「それじゃあ始めるぞ!よーい、どんだ!!」

▽10分後

主人公「よし、10分経ったな」

セイレーン「それじゃあ追いかけるッスか」

姫「リーダー、作戦はいかがいたしますか~?」

薬師「まず…二手に別れましょう…妹さんを…感知できる姫様と…私のチームと…空から偵察できる…セイレーンさんと…主人公さんのチームで……どうですか……?」

セイレーン「え、嫌っすウチ絶対飛ばねぇッス、羽出すならこのコート脱がきゃなんないじゃないッスか」

薬師「ダメ…ですか……」(しょぼーん

セイレーン「あい嫌ッス」

薬師「なら…主人公さんは…姫様に……ついてください……」

主人公「ん?いいけどなんでさ?」

薬師「姫様は…優先的に妹さんを…探して下さい…そして妹さんなら…主人公さんに…勝手に突っ込んで来ます……その時点で…妹さんには…勝ったも同然……!」

セイレーン「流石のイカレ女もそこまでバカじゃないんじゃないッスか?」

姫「セイレーンさん、妹ちゃんは主人公さんの事となるとハッキリ言ってバカですわ」(キリッ

セイレーン「まじッスか?」

姫「まじッスわ。」

兵ドロの最中に起こるイベントを先取で3つ程決めたいと思います

誰のイベントか名前だけ指定でも良いですが、もし希望があればどういうイベントかまである程度内容も指定しちゃってOKです

>>785-787でお願いします

薬師とセイレーン、意外と良い連携プレーを見せる

これはアレですね、埋まる事はなさそうですね

まぁ報告無しで大分間が空いちゃったのもあるししゃーなしです

というわけで>>785は採用としてそれっぽい感じの展開にしますのでよろしく

イベントが思いつかなくて
名前だけでいいならヒロイン

>>787
じゃあヒロインも採用です

書いてる間にあと1人までイベント見たいキャラ受け付けますので希望があればどうぞ

打ってる間に来てるとは…じゃああと1人は姫です

>>789
謎の酉ミス

薬師「…実際に、二手に…別れました…」

セイレーン「アニキ達がイカレ女を探すとしてウチらはどーするッスか?」

薬師「私達は…幼エルフちゃん達を…探しましょう……」

セイレーン「その心は?」

薬師「姫様と主人公さんは…妹さんとヒロインさんの事を…よく知っている筈です…だったら……あの二人はあっちに任せた方が…いいかなって……」

セイレーン「あいわかったッス、指示頼むッスよリーダー」

薬師「ふ…っ、リーダーに…お任せだ……ぜっ!」(b

セイレーン(あ、解ったッスこいつ見た目とテンションの割に調子に乗りやすいタイプッス)

▽主人公サイド

主人公「さて、どうやって妹を誘い出すんだ姫?」

姫「それについては良い作戦がありますわ~♪」

主人公「へぇ、どんな?」

姫「こんなですわ♪」(ぎゅっ←主人公と腕を組む

主人公「うおっ」

主人公「なんだ姫、急に腕なんか組んで?」

姫「…もぉ~、こっちは恥ずかしいのですからそちらも恥ずかしがってくれませんと不公平ですわ~?」

主人公「…って言われてもなぁ」

姫「むぅ…それではこれからそうなるようにしてあげますわ~♪
このままデートしましょう主人公さん♪」

主人公「デート?兵ドロは?」

姫「まぁまぁ♪騙されたと思ってわたくしにノってくださいませ~♪」

物陰|<ぐぬぬぅ…っ!

姫「……」(チラッ

物陰|<!!

姫「………ふっ」(にやり…

物陰|<っ!!っ!!!!

姫「ところで主人公さん?主人公さんはどういった女性が好みなのですの~?」

主人公「なんだよ急に?」

姫「いえいえ~、ただこのまま街を歩いているだけなのも退屈ですので雑談でもと~
それでどうなのですの~?」

主人公「んー…まぁ家庭的な人かなぁ」

姫「あらら~?わたくしこう見えても家事は結構得意なのですわ~♪」←家事能力97

物陰|<……っ!←家事能力30

姫「他にはありませんの~?」

主人公「んー、やっぱり魔物のサガかな、強い人が好きだ」

姫「それならわたくしは国一番の長槍の名手ですのよ~?」←長槍91

物陰|<……っ、←剣89

姫「年下と年上はどちらが好みなのですの~?」

主人公「そういうのは気にしないかな、魔物は年齢と外見と中身があんあまりアテにならない事が多いから」

姫「強いて言うならで結構ですわ~?」

主人公「……じゃあ年下かな、俺の上だともう老獪な魔物が多くてさ」

姫「あら、それならわたくしも年下ですわね~♪」

主人公「っていうか俺がこのパーティで最年長だしな、ヒロインは大体同じくらいだけどちょっと下だし」

姫「その人の能力等ではなくて、何かこう性格とか内面の好みはありませんの~?」

主人公「うーん、それも含めて強い人、かな?
真っ直ぐ折れない心がある人は綺麗だと思う」

姫「…ふむふむ……なかなか興味深い解答ですわ~
わたしくしもそうありたいものですわ~♪」

姫「……さて、それを踏まえて主人公さん…わたくし、割と主人公さんの好みに近いのではありませんか?」

主人公「ん?んー…あー、そうかもなぁ
家事はできるし槍は強いし、これまでの旅で芯の強さも度々見せてもらったしな」

姫「ですわよね?それで主人公さん?」(くいっ(腕を引く音

主人公「ん?」

姫「……わたくしでは、ダメですの?」

物陰|<ッッ!!??(ガタンッ!!

主人公「………は?」

主人公「…何言い出すんだ姫、からかってるのか?」

姫「わたくしの目を見てくださいませ、これがからかっているように見えまして?」(じっ…

主人公「……よしてくれ、一国の姫様が魔物となんてどうかしてる」

姫「なら要りませんわ」

主人公「何…?」

姫「"姫"の名も地位も要りませんわ、それでわたくしを選んで下さるのならわたくしはそんなもの喜んで捨てますわ」

主人公「…姫様が俺を選ぶ理由が無い」

姫「わたくしの中では山程ありましてよ?船で助けていただいた時から…いえ、あの村に着いた時からずっとずーっと主人公さんには助けられてばかりですの
そしてその背中を、姿を、わたくしはずぅーっと見てまいりました
殿方を好きになる理由なんてそれだけで十分…いえ、それで十二分ではありませんの?」

主人公「……やめよう、今姫様はどうかしてる」

姫「どうかしているのは主人公さんの方ですわ、女の子にここまで言わせてはぐらかそうとしているのですもの」

主人公「……っ!」

姫「……まぁしょうがありませんわ、ここまで言って解らないなら実力行使に出るしかありませんの」(ぐいっ

主人公「え…?うおっ!?」(ぐらっ!

すっ…



チュッ




物陰|<ーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!(ガタアアァァアアァアアアアァアアアアンッッッ!!!!!!!

姫「…ん……ぷはっ!
………ふふ、ファーストキス、主人公さんにあげちゃいましたわ~♪
乙女の唇は重いのですわよ~?
それも一国の姫のものとなると大変ですわ~♪」

主人公「な……なにするんだ姫様!?冗談にしちゃあ…!」

姫「…えいっ!」(ぽすっ!ぎゅーっ!

主人公「……えっ?なんだ今度は抱きついて顔埋めて…」

姫「……今、顔見られたくないのですわ~…きっと変な顔してますもの~…」(かあぁっ////

主人公「…なぁ……俺どうしたら……?」

姫「し…しばらく胸を貸してくださいませ~」/////

主人公「う…うん……」

<……ぁぁあぁあにぃいぃぃじゃぁああぁぁかあぁぁああらああぁぁああぁぁぁあああ………っ

妹「離れろ姫ちゃあぁああぁあぁああああぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!」

主人公「うおぉっ!?妹!!!!」

ズバアァッッ!!!!

主人公「あ……あぶねぇ!!今本気で斬りかかっただろ殺す気か!?」

姫「はーっ、はーっ、……し…死ぬかと思いましたわ~…」

妹「殺す…殺してもいい……兄者…なんで姫ちゃん庇うの……?姫ちゃん…なんであたしから兄者を取ろうとするの……?ねぇ兄者…姫ちゃんなの……?あたしじゃなくて姫ちゃんなの………?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

主人公「ちょっと待てあれガチのやつじゃないか!?ここに来て今までで一番の本気モードじゃないか!?」

姫「ふふ…冷や汗が出ますわ…、ヤンデレモード全開ではありませんの妹ちゃん?」(たらーっ…

妹「なんで…?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?
あたしの方が兄者の事好きだよ?ずっと前からたくさんたくさん好きだって言ってるよ?結婚しようって何度も言ったよ?
なのにねぇなんで?なんで兄者のところにあたしじゃなくて姫ちゃんがいるの?ねぇなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?」(ハイライトオフ

妹「ねぇ姫ちゃんわたし達友達だよね?ねぇ友達だよね?」(ゆらぁ…

姫「ええ大親友だと思っておりますわ~♪」

妹「じゃぁいいよねぇ?姫ちゃんがそこにいたらあたしが兄者に抱きしめてもらえないもん
いいよねぇ?あたしにそこを譲る為なら喜んで死んでくれるよねぇ……?」

姫「うふふふ…それはどうでしょうか~…?」

主人公「待て!!落ち着け妹お前は今正気じゃない!!」

妹「あははははははははやだなぁ兄者あたし今すっごく冴えてるよぉ?
だってすっごい頭スッキリしてるもん、何すればいいかすっごく解るもん
なんでこんな簡単な事に気がつかなかったなぁ?
兄者の周りから邪魔な女がみんなみんなみぃんな消えてくれれば兄者があたしだけを見てくれるってなぁんで気づかなかったのかなぁねぇ兄者ぁ……?」(瞳孔ガン開き

主人公「くそっ!!説得が通じる状態じゃない!!」

姫「今ですわ主人公さん!!妹ちゃんはわたくしを完全にロックオンした筈!!動きを読むのは容易いですわ!妹ちゃんを捕まえるのです!!」

主人公「えぇっ!!??ここに来てまだ兵ドロ続けてる人がいるぅっっ!!!!???」(ガアアァァーーーーン!!!!

妹「さぁ姫ちゃん…あたしと兄者の未来の為に…死ねえぇぇぇぇえええぇぇえっっっっ!!!!!」(ダンッ!!!!

姫「主人公さん!!」

主人公「く……っ!!やるしかないか……っ!!」

直下コンマ
主人公と妹の戦闘力対抗

二人とも89で互角なので50以下なら主人公の勝ち、50以上で妹が勝っちゃう

05wwwwwww
完敗じゃないですかwwwwwww暴走しても噛ませなんですか妹さんwwwwwwwwwwww

というわけでコンマ05
結果:妹、完敗

主人公「そこだぁっっ!!!!」

ズギャアアァァッッッ!!!!!

妹「がはぁっ!?…あ……兄者ぁ……っ!」

姫「タッチですわ!捕まえましたわ妹ちゃん!」」(たしっ!

妹「姫ちゃ……姫ちゃあぁぁぁん……っ!」(ギリィッ!

姫「ちゃんと捕まえましたし、これなら"これ"を使ってもズルじゃありませんわよね?」

主人公「姫!?何を…!?」

姫「妹ちゃんへの魔力供給を全カット、残った魔力も回収ですわ!!」<カッッ!!

妹「ガ……ッッッ!!!!???」(ぐるん!がくっ!

バタアァン!!

主人公「と…止まったのか……?」

姫「ええ、魔力を一時的に全輩出させて気絶させただけですわ~」

主人公「まったく…こんな事ができるなら最初からそうしてくれよ……」

姫「いいえ、それではフェアじゃありませんもの~
大親友だからこそ妹ちゃんとは正々堂々戦わないといけませんわ~♪」

主人公「フェアねぇ…しっかし妹をおびき出す為にあそこまでするなんて冗談きついぞ?」

姫「いいえ~?わたくし冗談なんて一切言っておりませんわ~?」

主人公「え?」

姫「大体……冗談なんかでファーストキスなんて、わたくしあげたりしませんわ~」(ぼそっ

主人公「………は?」

姫「♪」

というわけで直下コンマ一桁目、姫の好意上昇

68+8で姫の好意は【76】に上昇
姫のイベントと匂わす程度しか使ってなかった妹のヤンデレ設定同時にガチったらこんな事になりました

というわけで今回はここまで

次回は15日のまた似たような時間帯に
次回はヒロインイベントと薬師&セイレーン組~街を出るまでを予定

今回もお付き合いありがとうございました
ではまた、

こんばんは
予告通り始めて行きます

予定のとこまで行く覚悟

▼街の広場

妹「うぅーん…ここは…?」

主人公「お、目が覚めたか妹?
ここはゲーム開始前に決めた檻のポイントだ」

妹「檻…?そうだ確か私は兄者と姫ちゃんにやられて…って姫ちゃん!!姫ちゃんは!?」

姫「ここにおりますわ~♪」

妹「姫ちゃぁん!!ずるいよ姫ちゃん!姫ちゃんばっかりあたしも兄者とデートとかチューとかしたい!!」

姫「やれば良いのではありませんの~?今まで幾らでもタイミングはあったのに踏み出さなかったのは妹ちゃんですわ~?」

妹「ぐぬっ!だ…だって恥ずかしいし……////」

姫「あらあら~?まるでわたくしが恥ずかしくなかったとでも言うような意見ですわね~?

大体妹ちゃんはいつも好意を口にしているのですからハードルはわたくしより低いと思うのですけど~?

第一ずるいと言うなら主人公さんに常日頃から好意を包み隠さず当たり前のように甘えても許される妹ちゃんのポジションの方がずるいのではありませんの~?」

妹「ぐうの音も出ない……っ!」

主人公「君たちよく本人の前でそんな会話できるね?」

姫「主人公さんはもっと自分がモテモテだという自覚を持つべきですわ~?」

妹「そうだよ兄者結婚しようその前にあたしともチューしよう」

主人公「ははは俺がモテモテだって?冗談はよせよ誰にだよ」

妹「あたし」

姫「わたくし」

妹「姉上」

姫「薬師さん」

妹「幼エルフは?」

姫「たぶんまだ理解できていませんわ~」

妹「魔法使いは絶対好きだよね」

姫「アレは友情に近いのではないでしょうか~?
実は以外とセイレーンさんも……」

妹「今はどうかと思うけど昔の事もあるしどっかでひっくり返るかもねー」

主人公「………マジで?」

妹「マジマジ」

姫「マジですわ」

姫「正直この旅、主人公さんのハーレムですわ~」

主人公「いやいやいや俺より良い奴なんてそこらにザラにいるだろなんで俺なんだよ
俺は厳密には性別は無い魔物だし好いた好かれたなんてな縁の無い話だぞ?」

妹「は?兄者より上なんか居ないし」

姫「強いし格好良いし優しいし頼りになりますわ~♪」

主人公「それを言うならヒロインは俺なんかよりずっとそうなんだが…」

妹「姉上はそもそも姉上だし強さが異次元過ぎるんだよねー」

姫「強さが異次元は置いておいてもヒロインさんはどうしても"お姉ちゃん"という感覚ですわね~」

<イモウトー!

妹「あ、姉上の声
そっかあたしが合流予定の場所に行けなかったからか」

姫「それならこちらに来るでしょうしせっかくなのでヒロインさんにも聞いてみましょうか~?」

妹「あぁそれいいね、おーい姉上ぇー!」

ヒロイン「妹!捕まっていたのね今助けるわ!」<ザッ!

妹「あー、それはともかく姉上に聞きたい事あるんだけどさー
姉上って兄者の事好きだよねー?」

ヒロイン「ぶっふぉぉぉッッ!!!???」/////

主人公「あ、驚いて吹き出した」

姫「……正直今のリアクションが応えのようなものですわ~」

妹「でー、どうなの好きー?」

ヒロイン「うぅ……っ!!////」

コンマ判定
初めてこれ明確に判定で使うけどヒロインのツンorデレ

最初の頃に決めたヒロインのツンデレ値の【75】で判定
75以下が出るとツン

直下でオナシャス!

コンマ【13】
ツンです。

ヒロイン「べぇっつにぃ好きじゃ無いしぃ!!??////
主人公とは破壊神の座を奪い合う良いライバルってだけだしぃ!!??////」

主人公「な?」

妹「よっしゃぁ!!姉上今の言葉絶対撤回しないでね!!」

姫「素直になれないと今後の判定で損しますわよ~?」

ヒロイン「判定って何よ!!っていうかなんなのこの流れ!?」

主人公「いやなんかこいつらがこのパーティが俺のハーレムだって言うから
俺そういう魔物じゃないのに変だよなーって」

ヒロイン「……あー…そっかあんたはなぁ…鈍いとかそういう問題じゃなくてちょっと他人の感情がなぁー…」

主人公「なんだよちゃんと感情くらい理解してるぞ」

ヒロイン「それはいちいち分析しないと感情を捉えられない奴が使うセリフなんだよなぁ」

姫「変な言い方ですわね~?主人公さんに何か問題でもあるのですの~?」

ヒロイン「うーん…まぁえっと…話していいの?」

主人公「別に隠すような事は何も無いと思うんだが」

ヒロイン「あー、解ってないのよねぇこの他人事野郎」

ヒロイン「まぁ簡単に言うとね、こいつ頭は良いから人間の感情を概念としては理解できてるけど、性質上感覚としては感情を理解出来てないのよね

理解できてるのが長年力にしてた上にお父様に刻まれた恐怖感情だけっていうか…なんかそんな感じだから好意がいまいち伝わらないというか」

妹「だからあたしがいくら好き好き言っても足んないんだよね」

姫「おぉ…なんと妹ちゃんの猛アピールにはそんな理由が…」

ヒロイン「まぁでもだからこそ一生懸命"感情"を表出させようと頑張ってるのが好感っていうか…」

妹「あれ?姉上は兄者の事好きじゃないんじゃなかったの?」

ヒロイン「う…うっさいわね!
!」////

主人公「…ま、話し込むなら檻の中で頼むわ」

ぽんっ(←ヒロインの肩に手を置く音

ヒロイン「あっ」

妹「あ、」

姫「あー」

主人公「よっしゃ、有事に一番厄介なヒロイン逮捕だぜ」

ヒロイン「くそ…っ!まさかこんな形で捕まるとは…っ!流石罠使いね主人公……っ!」

主人公「いや俺は何も罠を張ってないしお前が勝手に話し込んだんだが」

妹「後はチビちゃんと魔法使いがあたし達を助けに来てくれるの待つしか無いねー」

ヒロイン「来るかなぁ」

▽幼エルフサイド

幼エルフ「ふぅーはははははぁー!!そんなものかお姉ちゃん達!!」

魔法使い「ふふふ…そんな事では私達に追いつく事すら叶いませんよ!」

セイレーン「く…っ!チビガキの体力も街を知り尽くしてる罠女も厄介ッス!!」

薬師「はぁ…、はぁ…、す…すみません…私にもっと…体力があれば……っ」

セイレーン「いいやお前みたいなインドア派がここまで着いて来ただけでも上出来ッス」

魔法使い「チビちゃんが隠れているだけではつまらないというから顔を出したのに…やれやれこれでは張り合いがありませんねぇ」

セイレーン「……ぬっ」(カチン

セイレーン「……リーダー、お前には体力がねぇしウチは防寒したとはいえ寒さで弱ってるッス
それでもあの二人に一泡吹かせる作戦はねぇッスか?」

薬師「セ…セイレーン…さん……?」

セイレーン「負けっぱなしはウチの趣味じゃねぇッス
作戦があるならウチはそれを完璧にこなしてみせるッス
あのにやけヅラを消してやるッス」

薬師「負けず嫌い…なんですね…」

セイレーン「おう、気が合わないッスか?」

薬師「いいえ…私も…です……!」(キッ!

セイレーン「…待たせたッスね、兵ドロ再開ッスよ」

幼エルフ「何度やっても同じだ!!幼エルフ達はつかまらないぞ!」

セイレーン「それはどーッスかねぇ?ウチらも中々この遊びを心得て来たッスよ?」

魔法使い「ほう、言うじゃないですかこの私に勝てるとでも?」

薬師「勝ちますよ…勝って…みせます……!」

セイレーン「それじゃあ行くッスよぉ!!」(だっ!!

幼エルフ「逃げるぞ!!」

魔法使い「がってんです!!」

幼エルフ「…おい魔法使い!追ってきてるのがセイレーンだけだぞ!」

魔法使い「…やはりそう来ましたか、弱っているよはいえ魔物であり体力に圧倒的なアドバンテージを持つセイレーンさんを追っ手に回す…となると薬師さんの役目はおそらく、この角を曲がれば……!」

薬師「……待って…いました……っ!」

魔法使い「私たちが通るであろう逃げ道に先回りして足止め…!
成る程しばらくこのエリアで私達と追いかけっこしただけの事はあります…だが……!」

幼エルフ「甘いぞ!!魔法使い!この壁いけるか!?」

魔法使い「いけます!!私を踏み台にしてください!!」

幼エルフ「わかったぞ!!たぁっ!!」(バッ!!

薬師「魔法使いさんを踏み台にして……壁を……!!」

魔法使い「そして私にとっては子どもの頃散々遊び倒した場所です!のこ壁の乗り越え方は心得ている!!」(バッ!

薬師「ふたりして…越え…ましたか……!」

魔法使い「はぁーはっはっはっはっはっ!!中々良かったですがこの街で私と張り合うには10年早いんですよぉ!!」

セイレーン「…なら10年ってのは結構早いんッスね」(ニヤリ

魔法使い「何を…?」

幼エルフ「あぁっ!マズいぞ魔法使い前だ!!」

魔法使い「え……ああっ!?」

主人公「よう」

魔法使い「な…何故壁の向こうに主人公さんが!?」

薬師「セイレーンさんも…私の先回りも…ブラフ…です……!
本当は私は…先回り…していたんじゃ……ありません……主人公さんを…呼びに行って……いたんです……!」(バァーーーーーーン!!

セイレーン「その為にさっきまでで把握できたまでで一番ややこしい道にわざわざ追い込んだッス、ウチがお前らを追っている時間を少しでも長く稼ぐ為にね」

主人公「そんでまぁ、ここで本命の俺が待ち構えて、降りてきた幼エルフを捕えたってわけだ」

幼エルフ「つかまったー!!」

薬師「どう…ですか…?私達の…チームワークも……」

セイレーン「案外捨てたモンじゃないんじゃねぇッスか?」

魔法使い「ふふ…これ程地の利があって尚この私が罠に嵌められるとは…完敗ですよ、幼エルフが捕まったのに私一人で逃げる意味はありません、降参しましょう」

セイレーン「やったッスねインドア…いいや薬師」

薬師「セイレーン…さん……!」(ぱぁっ!

セイレーン「…まぁ、ちったぁお前の事も認めてやるって事ッス」

魔法使い(主人公さん以外にはデレるんだなぁ)

▼広場

ヒロイン「あ、終わったの?」

幼エルフ「悪いな!!負けちゃったぞ!!」

妹「あちゃーダメだったかー」

魔法使い「薬師さんがキレ者過ぎましたね」

薬師「はぁ…はぁ…!やりました…!」(えっへん!←Vサインを出す

主人公「かわいい。」

ヒロイン「認める」

幼エルフ「というわけで二回戦するぞ!!次のチーム分けはどうする!?」

姫「薬師さんを休ませなくて大丈夫なのですの!?」

薬師「はぁ…まだ…まだ…はぁ…いける……ぜ……っ!」(真っ青

妹「無理だよ!!休もうよおねーさん!?」

なんだかんだ兵ドロは三回戦までやった。

ここでイベント内容のコンマ判定
雪の街最後の夜なので魔法使いのイベントです

コンマが高いほど魔法使いの主人公への好感度は友情より愛情寄り

直下でよろしく

コンマ【06】
ほぼ完全に友情
これまでの描写から察せられる通り好感度はかなり高いので大親友ですね

▼夜/町外れの丘

魔法使い「見てください主人公さん、この丘からだと街の様夜景が一望できるんですよ」

主人公「おおこりゃ綺麗だ」

魔法使い「でしょう?私の子どもの頃からの秘密の場所なんですよ」

主人公「…で、そんな秘密の場所に俺を呼び出してなんなんだ?」

魔法使い「いえいえ、私はここでお別れですので主人公さんの今後について話をしておきたくて、ね」

主人公「……俺の今後ねぇ」

魔法使い「昼間妹さん達から聞かされましたよ、自分が彼女達に好意を寄せられていた事に気付いていなかったんですって?」

主人公「…俺は繁殖が必要な魔物じゃ無いからそういうのには疎くてさ」

魔法使い「まぁそれは人それぞれでいいと思いますよ?
私も罠魔法が恋人のようなものですから好いた惚れたに無頓着なのは解らなくもないです」

主人公「……けどあいつらはこんな俺に好意を持ってくれてんだよな…」

魔法使い「それそれそういう所ですよ
よく解ってない癖に解ろうと努力する、応えてあげようと頭を捻る
そういう誠実さに彼女達は惚れたんだと思います
罠魔法に心を捧げた私でもちょぉーっとカッコいいなーって思いますしね?」

魔法使い「でも、全部に応える必要はないと思うんです」

主人公「……でもそれじゃあ…」

魔法使い「応えられなかった人が可哀そうですか?
そう思われるのが一番可哀そうだと、私は思いますけどね」

主人公「そうなのか?」

魔法使い「……確かに選ばれなかった誰かは哀しい気持ちになるかもしれません、喪失感に苛まれるかもしれません」

主人公「…ならそんなのは嫌だ、俺は一度、俺が弱かった所為で仲間に辛い思いをさせて…そして失ったんだ……ここにあるものをまた失うのが、凄く怖い……」

魔法使い「あっはっはっはっは、バカですねぇ」

主人公「ば……バカかな?」

魔法使い「はい大馬鹿野郎です♪」

魔法使い「いいですか?どの道何かを選ぶという事は他の何かを手放す事と同義です
けれどきちんと選ばなければ本当に何かを手に入れる事はできない
貴方は今目の前にあるものを眺めているだけで、本当の意味で手に入れないままで満足なんですか?」

主人公「……それは、嫌だな」

魔法使い「でしょう?なら思い切って選んじゃいましょう
そうしないと見えないものもありますからね」

主人公「…………」

魔法使い「第一、今貴方の目の前にあるものは貴方が手放したくらいで消えて無くなるわけではないんです
形を変えてしまうかもしれないけれど、今貴方が大切にしているそれはそう簡単に消えてしまう程ちゃちなものではないのですよ」

主人公「簡単に消えて…無くならない…」

魔法使い「失う事を怖れるのは大いに結構、それは優しさに繋がります
けれど変わる事を怖れないでください、変わらない事は死んでいる事と同じです
本当に何かを失うのは、そうやって立ち止まった時なんですよ」

主人公「…どういう事だ?」

魔法使い「はい、貴方はかつて仲間を失った過去にとらわれている
実際セイレーンさんにも恨まれていましたしね
けれど思い出して下さい、彼女がなぜ貴方を恨んでいたのかを

セイレーンさんは貴方が敗北した事を責めても、魔物の未来を思い破壊神に挑んだ事を責めなかった

貴方がいたから出来た仲間達の事を思っているからこそ、帰ってこなかった貴方を恨んだ

貴方は貴方の力不足でその手にあったものを手放してしまったけれど、消えて無くなったわけではないのです、

貴方を待っていた人たちがいた、
貴方が本当にそれを失ったのは、ただ貴方が弱い自分を、仲間達との関係が変わってしまう事を怖れ、会いに行けなかったからなんじゃないですか?

まぁ半分以上私の持論混じりなんですけどね」

主人公「……いや、それはきっと正しいよ、少なくとも俺よりはさ」

魔法使い「なら思い切って変わりましょうか」

主人公「どうすればいいかな?」

魔法使い「そうですね、王都を目指すならこの次は桜の街で、そのまま隣が王都でしょう?
丁度良いですから主人公さんが本当にこの人だって思う誰かとデートして下さい」

主人公「昼間姫とやったみたいな?」

魔法使い「いいえ、ああいう受動的なヤツでも相手の気持ちを受け止めるやつでもなくて、貴方が貴方の気持ちを相手に伝えるデートです」

主人公「俺の気持ち…」

魔法使い「あるはずですよ、貴方が我々人間と比べ感情に乏しい魔物だという事はわかっています
けれど貴方にはちゃんと心がある、ここまで彼女達と旅してきた思い出がある
その旅路を思い出して下さい、そしたら後はほんのちょっと正直になるだけです
誰よりも"この人にずっと側にいて欲しい"と想う誰かがいるはずですから」

主人公「……もしそれでダメならどうしようか」

魔法使い「また貴方はやる前から怖がって…でもそうですね、その時は私を訪ねて下さい
二人ですっごい罠をぱぁーっと作って忘れちゃいましょう!
それで頭空っぽにして次に行くんです、その方が立ち止まっているよりずっと良いと私は思いますからね!」

主人公「はは、そうだなその時は頼りにさせてもらうよ」

魔法使い「はい、頼られますよ親友」

主人公「ああ、本当にありがとう」

主人公の背中を一番強く押すのはやっぱり親友の役目なのさ

というわけでこれでこの街でのイベントは全部終わったので今回はここまでで

次回は街を出るところからデートイベントまでを予定
それが終わればついに王都到着となります
再開は明日の今日と同じくらいの時間帯を予定

それでは!

▼翌日朝/雪の街・正門

魔法使い「それではみなさんお元気で」

姫「本当にここでお別れですのね~魔法使いさん」

魔法使い「はい、私の役目はもう終わりましたからね」

妹「役目?」

魔法使い「なーに、すぐにでも解りますよ、ねぇ主人公さん?」

主人公「ん?ああ」

薬師「………?」

ヒロイン「それじゃあ元気でね魔法使い」

魔法使い「はい、貴女には本当に助けられましたよヒロインさん」

ヒロイン「こちらこそ、よ」

薬師「あの…えっと……」

魔法使い「ん?ああ師匠ですか?ほら師匠ー!読んでますからさっさと出てきて下さい!」

師匠「うぅ…っ」(ひょこっ←物陰から出てくる

魔法使い「まったくこの人は最後まで……」

薬師「あの…えっと……お世話に…なりました……!」(ぺこり

師匠「貴女に与えた薬と技術は使い所を間違えればたちまち凶器となるものよ、それを決して忘れないようにね」(キリッ!

薬師「……はい…!」

魔法使い「もうお気付きでしょうが師匠はあらかじめ用意しておいたセリフを喋る時だけ演技が出来るんですよ」

妹「うんなんかもうなんとなく解ってた」

魔法使い「ああそうだ幼エルフ、今更ですがこのお守りを選別に」

幼エルフ「なんだこれ?」

魔法使い「魔力放出を抑える魔石ですよ、あなたは望台な魔力を持っているのにその使い方はおろか制御の仕方もロクに知らない
それが役に立つ時がきっと来るはずです」

幼エルフ「解った!!もらっておくぞ!ありがとうだぞ!!」

魔法使い「いえいえどういたしまして、代わりと言ってはなんですが今度この街に寄った時は私の研究に付き合って下さい
あなたの魔力は私の罠魔法の発展に大きく繋がるはずですからね」

幼エルフ「わかったぞ!!お前の頼みならどんと来いだ!!」

主人公「それじゃあ遠くでセイレーンも待ってるからそろそろ行くか」

妹「まったねー!」

魔法使い「そちらこそー!」


王都が近いので既にかなり道が舗装されています
要望があれば次の街に着くまでに小イベントを挟むので>>856-858でイベントの内容、もしくは誰のイベントかを自由安価でどうぞ

その中から選出かミックスで書きます

要望が特にない場合は何事も無く街に着きます

埋まらない場合でも受付は20:30まで

ヒロイン
旅も終わりに近づいて来たことなど含め雑談しつつ、手を主人公と繋いでみる

よっしゃ
>>1全部書いちゃうぜ

▼道中

ヒロイン「いやー、それにしてもここまで長かったわね」

主人公「おいおいまだ王都は次の次だぞ?」

姫「けれど次の桜の街は王都の城下町と直結しておりますので実質王都のようなものですわ~」

妹「あたしお城で勉強したから知ってるよ!王都で働く人も沢山住んでるベッドタウンってやつなんだよ!」

幼エルフ「ベッドか!!宿屋がいっぱいあるんだな!!」

妹「いっぱいあるけどそういう意味じゃないよっ!!」

幼エルフ「解った!!意味解らん!!」

セイレーン「何ッスかこのIQ低い会話…」

薬師「まぁ…いいじゃ…ないですか…平和で…」

セイレーン「……平和ねぇ…」

セイレーン(あいつらがこのまま黙ってるとは思えねぇッスけど…まぁ今は関係ねぇッスか…)

姫「セイレーンさんセイレーンさん」

セイレーン「ん?何ッスか?」

姫「もうしばらく歩けば暖かくなりますのでそろそろいつもの格好に戻っていても大丈夫だと思いますわ~♪」

セイレーン「おおそりゃぁいいッス、自分で巻いてるとはいえ羽根窮屈だったんスよねー」

妹「あんたも大分馴染んだよねー、エルフの森であった時はあんなんだったのに」

セイレーン「ウチは元々こうッスけど?
ただあんときゃお前らが敵だったってだけッス
チビガキにゃ悪い事したッスね」

幼エルフ「忘れたから別にいいぞ!!」

妹「あれを忘れたの!?」(がーん!

ヒロイン「ねぇ主人公、ちょっとこっち」

主人公「ん?なんだ?」

ヒロイン「えっと…その…ね?」

直下コンマ
ヒロインのツンデレ度で判定

安価が「手を繋いでみる」だったので補正をかけて-20で55以下が出れば手を繋げる

コンマ【55】
間違えた…ツン失敗で逆に成功だから55以上でだった…
でもまぁいいや、55以下って言っちゃったから成功扱いにします

ヒロイン「えいっ!」

ぎゅっ!

主人公「うおっ、なんで急に手を…」

ヒロイン「えっと…いやー、暖かくなっちゃったらこうする口実が無くなっちゃうかなーって…///」

主人公「繋ぎたかったのか?」

ヒロイン「へ!?いやそのえっと!////」(あたふた!

主人公「そうならそうと言ってくれれば別に理由なんか無くても繋ぐのに」

ヒロイン「そ…それはわたしが無理なのっ!////」

主人公「ふーん?」

姫「薬師さ~ん?そう言えばずっと気になっていた事があったのですけど~」

薬師「……?はい…なんですか……?」

姫「魔法使いさんの魔法、色々便利でしたわよね~?
それなのに薬師さんのような方やお医者様なんかはいらっしゃいますし…魔法でパパーっと傷を治したりする事はできませんの~?」

薬師「えっと…私は魔法は専門外なので…詳しくは……解りません…けど……」

幼エルフ「けど?」

薬師「師匠さんのお話では…『そういう魔法はある』……んだそうです…」

妹「すごーい!じゃあおねーさんも魔法覚えたらもっと凄いんじゃない!?」

薬師「えっと…それが…魔法での治療は…効率が悪い…らしくて…」

セイレーン「効率ッスか?」

薬師「えっと…回復魔法はとても繊細なので…魔法を使わなくても…同じ事が出来る程…その治療法を…理解していなければダメ…みたいなんです……」

妹「あー…オチが解っちゃった」

薬師「はい…そういう事…なんです……魔法を使わ無くても…同じ事が出来るなら…それを魔法として……使えるよう修行するメリットが……無いん…です……」

姫「それなら確かに誰もやろうと思いませんわね~」

薬師「はい…極めれば…一瞬で傷を治癒させたり……人を蘇生させる事も…できるみたい…なんですけど……それは最早…魔法ではなく…神の奇跡レベルだと…師匠さんは……」

セイレーン「……もしくは外法ッスね、大分歪んだ形でならそれができる魔物に心当たりがあるッス」

主人公「それなら俺も心当たりあるな、まぁあいつのは厳密には"治癒"や"蘇生"とかとはまた別の技術なんだけどな」

セイレーン「うぉっ!?いつから後ろにいたッスかアニキ!?」

主人公「今だよ、話はずっと聞こえてたけどな」

薬師「あの…別の技術…とは……?」

主人公「うーん、例えば薬師さんは傷口の組織を腐らせて痛みを麻痺させて動けるようにしたり、
死んだはずの人間の情報を肉体から無理やり魂に似せて作り直して擬似人格を植え付けることを治癒や蘇生って言うかな?」

薬師「それってつまり……」

主人公「ああいわゆる屍霊魔術だ、この技術を身につけた人間をネクロマンサーとも言うな」

セイレーン「魔物の中には元々の生態能力としてこれが出来る奴が少数だけどいるんス
まぁまともな神経はしてねぇッスけどね」

姫「つまりまとめると、通常の回復魔法は会得するメリットが無く、超回復魔法は到底人の身で身につくものでは無く、外法は厳密には回復魔法ではない…という事なのですの~?」

セイレーン「そういう事になるッスね」

主人公「もっと言うと回復魔法顔負けの技術を"薬"として先に生成しておいて、必要になった時すぐに使えるようにしておく薬師さんみたいな人がいるのもそれが理由かな」

妹「へぇー!じゃあおねーさんって実は凄い人!?」

主人公「ああ、薬師さん程の凄腕はそうそういるモンじゃないぞ」

薬師「えへへ…///照れます……////」←器用さ【87】

ヒロイン「そうこう話してるうちに桜の街が見えてきたわよ!」

妹「よっしゃー!帰ってきたって感じがするー!」

姫「ただいまですわ~!」

というわけでイベント成功したヒロインとただでさえベタ惚れの薬師が褒められた事で二人の好意がコンマ一桁目分上昇

↓1、ヒロイン
↓2、薬師

ヒロイン、96+5→【101】でカンスト組の仲間入り
薬師、105+9→【114】で更に深みへ

▼桜の街正門

妹「うおー!見覚えのある街だー!」

姫「二人で買い物に行く時はいつもここですももね~♪」

ヒロイン「やっと着いたって感じねー」

主人公「ここから王都に連絡取れるか?姫がいるって事なら馬車か何かで迎えに来てくれると思うんだけど」

姫「城下街の延長とは言ってもこちらから文を出すと届くのに最短で半日はかかりますわ~」

妹「そこからガルちゃんで迎えに来てくれても明日の朝だろうねー」

ヒロイン「ガルちゃん?」

妹「兄者達の村に来た時に乗ってたでっかい怪鳥のガルーダだよ!すっごく早いの!」

幼エルフ「でっかい鳥か!すごいなそれ乗りたいぞ!!」

姫「もし迎えがガルちゃんでなければ王都に着いてから乗りましょうか~♪」

セイレーン「ガッツリ魔物なウチはこのまま入るわけにゃぁいかねーんでいつも通り適当にそこら辺で飛んでるッスよー
用があればまた笛で呼べッス」

ヒロイン「いつも悪いわね」

セイレーン「まぁこれを承知でついてくって言ったのはウチッスからー」(ばっさばっさ…

主人公「じゃあ今日手紙を出して明日迎えに来てもらう場所を決めて、姫と妹を城に送り届けたのを確認した後で可能なら俺たちはそのガルーダで村まで送ってもらうって事でいいか」

姫「せっかくですから1日くらいお城でゆっくりしていって下さいませ~、わたくしをここまで無事に送り届けてくれたと言う事ならお父様もお食事くらい用意してくれるはずですわ~?」

妹「そうだねそうしようよ兄者!そんで教会行って結婚式しよっ!」

主人公「しないが?」

妹「あぁんいけずぅっ!!!!」

ヒロイン「じゃあとりあえず私は今日の分の宿から先にとりに行くわ」

姫「それが済んだらわたくしは宿で文を書きますわ~」

薬師「あ…私は…今持っている…薬の整理が…したいので…そっちに行きます……」

主人公「じゃあ俺と妹と幼エルフは今日はフリーになるな」

妹「じゃあ兄者あたしとデート…ってあー、姫ちゃんが宿に残るなら行けないかー…」

姫「…とりあえず妹ちゃんが遠出できるよう魔力のパスを調整できるか試してみましょうか~?」

妹「うーんまぁそれあんまり成功したことないけど…お願いやって姫ちゃん!」

姫「はいわかりました~♪それでは~えぇ~いっ!」

直下コンマ
姫の魔力【56】で判定
56以下が出れば今回だけ妹が単独行動可能になる

コンマ【86】
【悲報】姫様、魔力判定成功した事ない

妹「……ど…どう姫ちゃん……?」

姫「……妹ちゃん………」

妹「う…うん……」(ごくり…

姫「わたくしは…親友のお願いもろくに聞けないポンコツですわ……っ!」(がくぅ!

妹「姫ちゃん!?失敗でもそんなに落ち込まなくて良いから!!あたしは大丈夫だから!!」

姫「ダメですわ妹ちゃん……!わたくしなんか…わたくしなんか…っ!」(よよよっ

妹「……ってなわけであたしは姉上組で宿に行くからチビちゃんと二人で遊んできて兄者」

主人公「つっても俺らはこの街の事知らないしなぁ」

幼エルフ「なんだと!?じゃあ行かないのか!?」(ガーン!!

妹「適当に遊べそうなところ紙に書いてまとめておいたよ、これアテにして」

主人公「おお、助かるいありがとう妹」

妹「ううん、兄者のためだもん!」

幼エルフ「ないすだぞ妹!!愛してるぞ!!」

妹「あたしもチビちゃんの事好きだよー♪(ライバルになりそうにないから)」

薬師「今…何か…聞こえたような……?」

ヒロイン「……多分気のせいじゃないわ」

▼街外れ

セイレーン「…………」

???「…………」

セイレーン「……せっかく一人になったんだからもう隠れるのやめて出てきても良いんじゃねぇッスか?」

魔少年「…やっぱりバレちゃってたかさすがだなぁ、やぁ久しぶりお姉ちゃん♪」

セイレーン「言うほど久し振りじゃねぇッスかよ魔少年
ウチはアニキ達に負けたし弔い合戦も綺麗さっぱり諦めて利用価値は無くなったはずッス
そんなウチになんの用ッスか?」

魔少年「お姉ちゃんに価値が無い?
何言ってるのさ弔いなんか関係なくお姉ちゃんはこれまで僕達に色々協力してくれたじゃないか」

セイレーン「その協力してた目的もぜーんぶ無くなったんッスよ、お前は目の前で見てたッスよね?」

魔少年「目的が無くなった…?いやいや何言ってるのさ、残ってるでしょ?魔物の魔物による魔物の世界を作るって目的がさぁ?」

セイレーン「………ああ、そんなのもあったッスね」

魔少年「黒龍も手に入って、ご主人様の準備もようやく整う
だから僕はお姉ちゃんを迎えに来たのさ
さぁ、一緒にこの世界を変えようお姉ちゃん!」

セイレーン「…………」

直下コンマ、
セイレーンの好意【30】で判定

まさかのコンマ【99】とかいう超高ゾロ目失敗

というわけで好意判定に失敗したセイレーンはどうなってしまうのか!?

引きもキリも良いんで今日はここまでで
次回再開は21日のまた同じくらいの時間を予定

ではまた

サーセン21日は用事があるの完全に忘れてました
次回は24日になります

それでは予告通り再開します
主人公&幼エルフ組から

▼桜の街/広場

主人公「本当に幼エルフと二人だけになってしまった…」

幼エルフ「嫌か?」

主人公「そんなわけないだろ、ただここからどうしていいかわからないだけで」

幼エルフ「妹のオススメにはなんて書いてあるんだ?」

主人公「うーん…やっぱりこの街は桜が見所みたいだな」

幼エルフ「そこらにいっぱい木が生えてるな!!幼エルフの村ほどじゃないけど!!」

主人公「森と比べるなよ」

主人公「まぁ桜の木はともかく、幼エルフは何がしたい?」

幼エルフ「うーん…>>899がしたいぞ!!」

幼エルフは何して遊びたい?
自由安価

うーん、ここまで埋まらないとなるとこの後の進行も難しそうなのでこの辺りは安価要らない構想に作り直して後日上げる事にします

なんで何も進んでないけど今回はここまでで

サーセン

おっと着てたか
安価間に合うなら「近場でかくれんぼ」
ダメならスルーで

大分お久しぶりです

お久しぶりでこんな報告で申し訳ないのですが、安価スレ続けられるほど見てる人もいなさそうだし、このあとの展開も安価に頼らない方がスッキリしそうなのでこのスレは後日完全版として安価無しの普通のファンタジーSSとして最初から書き直す事にしました

ここまでの展開はそのままで安価部分とかはストーリー的につじつまが合うように書き直す感じです

そういわけなのでもしまた見かけたらよろしければまた見てやって下さい

それではまた再開の時に

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