【ガルパン】みほ「包囲殲滅陣です!」 (19)

某なろう小説を見て思いついたネタです。
ちなみに、本家の包囲殲滅陣はネットで言われてるほどメチャクチャではないです。
ファンタジー世界なので範囲攻撃魔法や、妨害(壁をつくる等)の魔法があったり、作中最強クラスが味方であったりします。ゲーム的な世界でもあるので"ヘイト"を集めたりもできるのです。


何が言いたいかと言うと元ネタをバカにしているわけじゃないってことです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478570524

杏「~~ってわけで、大学選抜チームと戦うことになった!」

麻子「8対30の殲滅戦……」

優花里「これは流石に……」

沙織「で、でも頑張れば大丈夫だよ!」

華「はい。きっと」

みほ「8対30ですか……ふむ」

沙織「みぽりん?」

みほ「ここは包囲殲滅陣で行きましょう」

華「?」

優花里「聞いたことのない陣形ですね」

麻子「数で劣るのに包囲……?おいおい冗談だろう?」

杏「勝算はあるの?」

みほ「はい。私の想像通りに動いてくれれば9割で」

優花里「す、すごい!流石は西住殿です!」

麻子「やはり天才か」

沙織「……想像通りに動くなら100%じゃないのかな?」ヒソヒソ

華「まあ、言わんとすることは感覚的に分かりますけどね」ヒソヒソ

試合当日



沙織「あっ、この遊園地ずっと前に来たことある」

華「そうなんですか?」

沙織「うん。そういえば道具運搬には地下通路を使うとかって噂もあったなあ」

みほ「その通路、本当にあるみたいだよ。戦車道連盟から貰った地図に書いてあったから」

沙織「へえ~」

みほ「それで今回の作戦にはその地下を利用しようと思ってるの」

麻子「なるほど……確かにそういった道を使えば包囲してしまうことも可能かもしれない」

優花里「地図を見て地形を利用するとは!完璧な作戦です!」

沙織「いやいや、相手も地図を読みこんでくるでしょ……」

華「突っ込んだら負けですよ」

杏「それで具体的には何すればいいの?」

みほ「ふむ。そうですね、中央に戦力を集めつつ時間を稼ぐ必要があります」

華「はあ……」

優花里「時間を稼ぐ?遊園地まで一気にいけば良いのでは?」

みほ「ふむ。まずは遊園地まで誘いこむ必要がありますからね。できるだけ"倒せそう"と思わせる必要があります」

麻子「なんと!そこまで考えているとは!」

優花里「私ごときが口をはさんでしまい申し訳ありませんでしたぁ!」

沙織「ノリについていけない……」

華「安心してください。私もです」

蝶野「それでは試合を始めます」

みほ「よろしくお願いします」

愛里寿「よろしくお願いします」

………………
………


エルヴィン「ぐわあああああ。やられた!」

そど子「すみません、こっちもやられました」

みほ「ふむ。遊園地まで誘い込むのに大量の煙幕の使用と2輌の犠牲か……。まあ、こんなものかな」

麻子「恐ろしい手腕だ。普通なら5輌はやられているぞ」

優花里「これが軍神……!」

沙織「…………」

華「…………」

~~~~

ルミ「カールはどうしましょう?」

愛里寿「仮に地下通路を我々が攻めることになった場合、地上への牽制になる。こちらに来るよう伝えて」

ルミ「了解しました」

~~~~

梓「遊園地の地下に行こうとしていたのに、謎の凄い爆撃とか連携攻撃にやられて地上に釘付けにされてしまって、そのまま囲い込まれてしまいました!かなりのピンチです。すいません」

沙織「ああ、うん。細かい報告ありがとう。でもそれ私も実際に見てたから」

みほ「ふむ。戦況は?」

優花里「彼我の戦力差3対30!更にこちらは囲まれています!」

華「ええ。見れば分かります」

麻子「作戦は失敗……終わったか」

みほ「?」

みほ「作戦は成功したけど?実際に遊園地に敵30輌誘い込めたでしょ?」

優花里「ですが、逆にこちらが囲まれてしまったじゃないですか……」

みほ「いや、ここに包囲殲滅陣が完成してるけど?」

麻子「なんだと?……まさか」

沙織「どういうことなの?」

みほ「華さん。あそこのバイキングの柱を撃ってもらえる?」

華「は、はい」

ドォーーーン

ルミ「どこを狙っている?」

アズミ「焦っちゃったのね」

グラグラグラ

沙織「あ、落ちる」

ドガッシャァァァーーーーン

メグミ「な、なに!?」

ルミ「バイキングを落としたのか……」

アズミ「でも、私たちには当たらなかったわね。ふふ、作戦失敗ってとこかしら」

ズズズズズズ……

メグミ「なんか地響きが聞こえませんか?」

愛里寿「まずい!全員退避っ――」

ガラガラガラドガッシャァァーーン

麻子「地面が崩れて全員落ちていくぞ!?もちろん私たちも落ちている!しかもなぜか下のほうが爆発している!」

華「だからその説明的なセリフはなんなんですか?」

みほ「ふむ。やっぱり地下にはイベント用にガス類もあったみたいだね」

麻子「包囲させて殲滅する。これが包囲殲滅陣……!やはり天才!」

沙織「言ってる場合!?」

優花里「目が回りますぅ~」

シュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポ

審判「ぜ、全車輌走行不能……」

審判「え、えーっと、ひ、引き分けとなります」

みほ「え?どうして引き分けなんですか?」

審判「え?だって全車……」

みほ「Ⅳ号が最後に白旗でましたよ」

愛里寿「ええ……?」

みほ「少なくとも私は見てたんですが……」

審判「ですが確認する方法が……島田さんは見てましたか?」

愛里寿「まさか」

辻(役人)「待った待った!再試合に決まっているだろう」

杏「でも書類にあった7日以内っていうのは過ぎちゃうしなあ」

愛里寿「こちらも準備期間がもらえないと試合ができません」

辻(役人)「なら試合日を両者合意の上で決めて再試合だ!」

杏「分かりました!よーし言質をとったぞぉ~!」

みほ「じゃあ、100年後にお願いします」

辻(役人)「はあ!?そんなの認められるわけないだろう!」

愛里寿「もうそれでいいです、なんでもいいです(諦め)」

蝶野「じゃあ決定ね!大洗の廃校を決める試合は100年後の今日!それまでは廃校は保留と」

杏「よーし、ハッピーエンドだ」

みほ「はい!」

このssと違って元ネタの方は結構おもしろいので読んでみてくださいね!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom