なぜなにストライクウィッチーズ零 (44)
ウルスラ「こんにちは、ノイエ・カールスラント技術省所属、ウルスラ・ハルトマンです」
ウルスラ「さて、今回ご紹介させていただくのは…」
エーリカ「いや、あのさウルスラ」
エーリカ「色々とツッコミたいことはあるけど…まず、何なのこれ?」
ウルスラ「はい、作品の設定に関する解説をですね…」
エーリカ「いやそういうことじゃなくてさ!?」
エーリカ「何なのこれ!?また講座の手伝いさせられるなんて聞いてないんだけど!」
ウルスラ「軍総司令部よりの通達で、この世界の情勢について〝より詳しく〝解説せよ…との辞令が下っています」
エーリカ「え、えぇ…前に散々解説したじゃん…」
※「なぜなにストライクウィッチーズ」参照
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477889476
ウルスラ「申し訳ありません姉さま、そういうことですので、ご協力をよろしくお願いします」
エーリカ「…もう好きにすれば…」
ウルスラ「それでは、そろそろ解説の方へ移らせてもらおうと思います」
ウルスラ「…あ、申し遅れました」
ウルスラ「今回のゲストは501JFWに所属するエースウィッチ、そして私の実の姉でもある、エーリカ・ハルトマン中尉です」
ウルスラ「姉さま、どうぞよろしくお願いします」
エーリカ「…よろしくぅ」
ウルスラ「さて、今回のテーマですが…」
エーリカ「どーせ…また堅苦しくてつまんなそーなことでしょ~?」
エーリカ「はぁ~…たまにはさぁ、もっと愉快な話題をだね?」
ウルスラ「おや、今回のテーマは、姉さまにピッタリだと思ってゲストにお招きしたのですが…」
エーリカ「わ、私にピッタリ…?」
ウルスラ「ええ、姉さま"トリックオアトリート"ですよ」
エーリカ「トリックオアトリートって…え、まさか…」
エーリカ「あ!もしかして…!?」
ウルスラ「はい、今回のテーマはずばり…ハロウィンです」
なぜなにストライクウィッチーズ零 第0回 世界のおかしなお菓子たち(前編)
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『ハロウィン』とは
毎年10月31日に行われる祝祭のこと。
カボチャをくり抜いて作ったジャック・オー・ランタンを家に飾ったり、
子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れ、
お菓子をもらったりする秋の一大イベント。
エーリカ「……ウルスラ」
ウルスラ「は、はい…」
エーリカ「…やれば、できるじゃん!?」
ウルスラ「あ、ありがとうございます…」
エーリカ「ハロウィン!ってことはお菓子だよね!?お菓子お菓子お菓子~!」
エーリカ「ウルスラ、トリートオアトリート」
ウルスラ「お、おもてなししか選択肢がありませんね…」
ウルスラ「それでは姉さま、とりあえずは飴玉を一つどうぞ」
エーリカ「わーい!」
ウルスラ「ところで姉さまは、ハロウィンがそもそも何のお祭りか、ご存知ですか?」
エーリカ「へ?ふぃらふぁい(え?知らない)」
ウルスラ「今でこそハロウィンは"仮装"と"お菓子"を軸に置いたイベントとなっていますが」
ウルスラ「元々は、作物の収穫を祝うお祭り…いわゆる収穫祭だったそうです」
エーリカ「へ~、そうなんだ」
ウルスラ「その起源は古代ケルト人にあると言われ…」
ウルスラ「悪霊などを追い出すための宗教的な意味合いもある行事として、ハロウィンは存在していました」
エーリカ「悪霊を追い出す…?」
エーリカ「何?取り憑かれた人でもお祓いするの?」
ウルスラ「いえ、除霊というよりも、豊作を願う祈祷に近いものでしょうね」
ウルスラ「作物を枯らす悪霊を祓うことで、翌年も実りのある生活を迎えたい…といったところです」
エーリカ「ふーん、なるほどねぇ…」
※諸説あります
ウルスラ「ところで姉さまは、これを見たことはありますか?」
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エーリカ「あ、ジャック・オー・ランタン…だっけ?」
ウルスラ「はい、その通りです」
ウルスラ「ハロウィンの風物詩として有名なジャック・オー・ランタンですが…」
ウルスラ「これは元々、カボチャではなくカブを使っていました」
エーリカ「え、そうなの…?」
ウルスラ「はい、ハロウィンの起源が、古代ケルト人にある…という話は先ほどしましたよね?」
エーリカ「え、ああ…うん」
ウルスラ「ケルト人…つまり、ハロウィンは元々、北欧(アイルランド)発祥の文化でした」
ウルスラ「それが1800年代、多くのアイルランド人が新天地を求めてリベリオン大陸へ移民します」
ウルスラ「移民を終えた後、リベリオンでもハロウィンの文化が広まっていくのですが…」
ウルスラ「当時リベリオンでは、カブは馴染みがない上、手に入れづらい野菜でした」
ウルスラ「なので、代わりに手に入れやすいカボチャを加工してジャック・オー・ランタンが作られたわけなのですが」
ウルスラ「いつの間にか、本家のカブを差し置いてカボチャの方が市民権を得て、浸透していった…というわけです」
エーリカ「ふ、ふぅん…」
エーリカ「…あのさ、ウルスラ」
ウルスラ「はい、何でしょう」
エーリカ「ハロウィンの起源については何となく分かったけど…」
エーリカ「元々は収穫祭だったものが、何で仮装とお菓子のお祭りに変わったわけ?」
エーリカ「仮装はまだしも、お菓子に関しては元と全く関係ないよね?」
ウルスラ「いえ、そうでもないですよ」
ウルスラ「ハロウィンは収穫祭であると同時に、悪霊に対する魔除けの意味合いが強い行事です」
ウルスラ「元々は作物や動物などを焼いて、それを魔除けとしていたそうですが…」
ウルスラ「それが現代では、悪霊(に扮した子供)にお菓子を捧げることで、元の場所に帰っていただく…というふうに変化をしていったようです」
エーリカ「悪霊にお菓子って…」
エーリカ「な、なんか悪霊も、随分安いもので妥協するようになったなぁ…」
ウルスラ「ふふっ、さしもの悪霊も甘いものには目がない…のかもしれませんね」
エーリカ「ま、気持ちは分からなくもないけどね~」
エーリカ「…っていうか、ウルスラ君」
ウルスラ「は、はい、何ですか?」
エーリカ「まさか、今回の講義はこれで終わり…なんてことないよね?」
ウルスラ「…………」
エーリカ「私、まだ飴玉しかもらってないんだけどな~」
エーリカ「悪霊相手に飴玉1個でお帰り頂くっていうのは、ちょっとばかし都合が良すぎるんじゃあないかな~?」
ウルスラ「ふふっ、ご心配なさらずとも、本題はここからですよ姉さま」
ウルスラ「というわけで、今回はハロウィン…取り分けお菓子に因んで」
ウルスラ「世界各国のお菓子を、幾つか紹介していきたいと思います」
エーリカ「おお~!」
エーリカ「…UMG!(ウルスラ・マジ・ゴッド)」
ウルスラ「あ、ありがとうございます…」
ウルスラ「…ですが、そろそろ講座も終わりの時間なので、お菓子の紹介は次回とさせて頂きますね」
エーリカ「…えっ!?」
ウルスラ「それではみなさん、ごきげんよう」
つづく?
なぜなにストライクウィッチーズ零 世界のおかしなお菓子たち(後編)
≪前回のあらすじ≫
・トリックオアトリート
ウルスラ「…と、いうわけで」
ウルスラ「折角なので、501の隊員達の出身国に因んだお菓子を用意してみました」
エーリカ「ほほ~う」
ウルスラ「まず最初にご紹介するのは、こちらのお菓子です」
エーリカ「…ん?魚?」
エーリカ「えっと、なにこれ…?」
ウルスラ「こちらは、扶桑のお菓子で〝たい焼き〝というものです」
エーリカ「たいやき…?」
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【 たい焼き 】
多くの扶桑人から愛される国民的お菓子。
元々は今川焼きの派生品であるため、形を除けば味は全く一緒。
ちなみにたい焼きには"養殖物"と"天然物"の2種類が存在するらしい。
複数を一度に焼き上げ、効率的に提供する"養殖物"に比べ
鋳物の焼き型を一つずつ返して焼き上げる"天然物"は手間と時間がかかるため、
町で売られているたい焼きの殆どは養殖物だという。
ウルスラ「たい焼きは、扶桑の明治時代末期…1900年代初頭に誕生したお菓子です」
ウルスラ「小麦粉、砂糖、重層等を練り合わせて生地を作り、それを鯛の形に模っているようですね」
エーリカ「ふーん、扶桑人は変なもの作るなぁ…」
エーリカ「どれどれ味は…っと、はむっ…」
エーリカ「…ん~!甘~い!」
エーリカ「何これ、中身チョコレート?」
ウルスラ「いえ、それは〝あんこ〝と呼ばれるもので、小豆に砂糖を加えて煮たもののようですね」
エーリカ「え、豆なのこれ?」
ウルスラ「はい、ヨーロッパ等ではお菓子によくカカオ…チョコレートが使われていますが」
ウルスラ「扶桑においては、チョコレートはあまりメジャーな存在ではありません」
ウルスラ「そもそも扶桑は古来より、豆などの穀物を主食としてきた民族であり」
ウルスラ「中米など熱帯地域原産のカカオは、19世紀の終わりごろになってようやく庶民の間でも知られるようになったものなので…」
エーリカ「…ねー、その話長くなりそう…?」
エーリカ「そろそろ眠くなってきたんだけど…」
ウルスラ「あ、はい…申し訳ありません…」
ウルスラ「つ、つまりざっくりと解説いたしますと」
ウルスラ「扶桑は昔から豆と馴染みの深い国だったこともあって、お菓子にもその技術が応用されている…ということです」
エーリカ「ふぅん、なるほどねぇ」
エーリカ「まー、美味しいからなんでもいいよ!」
ウルスラ「そ、そうですか…」
エーリカ「もぐもぐ…ちなみにさ、なんでこれ鯛の形をしてるの?」
ウルスラ「元々は亀の形で作っていたようですが、そのときはあまり売れ行きが良くなかったらしく」
ウルスラ「その後、高級魚として知られ、また縁起の良いものとして親しまれている鯛の形に変えた途端、庶民の間で人気に火が付いたんだそうです」
エーリカ「なるほどなるほど」
エーリカ「…おかわりある?」
ウルスラ「えっと…ないです」
ウルスラ「さて、続けて紹介していきます」
ウルスラ「カールスラントで有名なお菓子といえば…」
エーリカ「あ、分かった。バウムクーヘン!」
エーリカ「いいねぇ、久しく食べてないから食べたかったんだ~」
ウルスラ「…バウムクーヘンも有名ですが」
エーリカ「へ?」
ウルスラ「今回紹介するのは、こちらのお菓子です」
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【 ショカコーラ 】
第二次大戦時、カールスラント(ドイツ)軍で携行食として正式に採用された経歴を持つお菓子。
名前の由来は原材料に使われているチョコレート(Schokolade)、
コーヒー(Kaffee)、コーラの実(Kolanuss)の3つから。決してコカコーラのパクリではない。
1935年の発売当初から味・成分共にほとんど変わっておらず、現在でも比較的簡単に入手することができる。
エーリカ「しょ、ショカコーラって…」
エーリカ「これ、軍用レーションじゃん!?」
ウルスラ「はい、そうでもありますね」
エーリカ「いや、そうでもあるって…」
エーリカ「お菓子じゃないじゃん!詐欺だー!」
ウルスラ「いえ、ショカコーラはれっきとしたお菓子ですよ」
ウルスラ「元々はスポーツでの栄養補給食品として、1935年に製造が開始されたショカコーラですが」
ウルスラ「その後、栄養価の高さが注目され、カールスラントでは軍用携行食としても採用されました」
ウルスラ「大量のコーヒー、そしてすり潰したコーラの実をチョコレートにコーティングしているため…」
ウルスラ「ショカコーラ1缶に保有されるカフェイン量は、なんと200mgを超えています」
※凡そコーヒー2杯分
ウルスラ「なので、眠気覚ましとしてもよく使われているみたいですね」
エーリカ「……………」
ウルスラ「おや、姉さまはショカコーラお嫌いでしたか?」
エーリカ「いやまあ、別に嫌いではないんだけどさぁ…」
エーリカ「なんかもう散々食べて飽きたし…今更見たくもないっていうか…」
ウルスラ「まあまあそう言わずに、おひとつどうぞ」
エーリカ「…………」ぱくっ
エーリカ「…………」もぐもぐ…
エーリカ「……うん、ショカコーラって感じ」
ウルスラ「そ、そうですか…」
エーリカ「あーも~、もっと新鮮味あるやつ持ってきてよー」
ウルスラ「も、申し訳ありません…」
ウルスラ「では、続いて紹介するのは…おや?」
エーリカ「どうしたの?」
ウルスラ「いえ…あれ、おかしいな…」
ウルスラ「すみません姉さま、どうやら紹介するお菓子を控え室に忘れてきてしまったみたいです」
エーリカ「え、そーなの?」
ウルスラ「はい、申し訳ありません」
ウルスラ「今持ってくるので、暫しお待ちください」
エーリカ「あ、おーいウルスラ~…」
エーリカ「…行っちゃったよ」
エーリカ「…ってあれ、机の下に何か落ちてるぞ」
エーリカ「これ、お菓子…だよね?」
エーリカ「まったくウルスラのやつ、忘れたなんて言って落としただけじゃんか。ドジだなぁ」
エーリカ「サルミ……ふぅん、見たことないお菓子だなぁ」
エーリカ「…………」
エーリカ「……まあ、ただ待ってるだけってのも暇だし、一つくらい食べててもいいよね」
エーリカ「いただきま~す、もきゅもきゅもきゅ…」
エーリカ「…ん?なんかゴムみたいにブニブニして…」
エーリカ「……………」
エーリカ「…………んぎゃあああああ!?」
エーリカ「うわなでぃこでまっずぅ…おえ~…!」
ガチャッ
ウルスラ「姉さま、お待たせして申し訳ありませ…」
エーリカ「み…みず水水ぅ~~~っ!?!!??!」
ウルスラ「えっ…姉さま…?」
ウルスラ「…い、行ってしまいました」
ウルスラ「おや…?これは…」
ウルスラ「サルミアッキ…まさか姉さま、これを食べてしまったのでしょうか?」
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【 サルミアッキ 】
塩化アンモニウムとリコリス(甘草の一種)によるお菓子。
その独特すぎる味と強烈なアンモニア臭から、世界一不味いお菓子とも噂されているが、
決してジョークグッズ等の類ではなく、
地元の子どもたちから大人にまで愛される国を代表するお菓子である。
エイラの好物でもある。
ウルスラ「これはエイラ中尉のお土産にと用意したものだったのですが…うーん」
ウルスラ「まだまだ紹介したいお菓子は沢山あったのですが、姉さまもいなくなってしまったので、残りは簡単な紹介とさせていただきますね」
ウルスラ「4つ目に紹介するのは、ブリタニアのアフタヌーン・ティーには欠かせないお菓子、スコーン」
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【 スコーン 】
ブリタニア(イギリス)発祥の喫茶習慣、"アフタヌーン・ティー"に欠かせないスコットランド出身のパン菓子。
苺ジャムやクロテッドクリームをたくさん塗ることで、紅茶との相性は抜群らしい。
ちなみにアフタヌーン・ティーは開催するにあたって結構な手間がかかるため、
簡略化することで手ごろに開催できる"クリーム・ティー"が庶民の間で人気を博している。
ウルスラ「続いて5つ目、オラーシャでは祭日のシンボルとしても有名なお菓子、プリャーニキ」
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【 プリャーニキ 】
ジンジャーブレッドの一種。
オラーシャ(ロシア)ではケーキに香辛料などを加えたスパイスケーキが人気で、そのバリエーションは非常に多彩。
プリャーニキはそんなスパイスケーキの歴史の中で最も古いお菓子で、
その起源は9世紀ごろにまで遡るという。
蜂蜜の甘さの後に広がるピリッとしたスパイスの刺激が、一度食べると癖になるらしい。
ウルスラ「6つ目、焼き菓子大国ガリアより、クロステルマン中尉にピッタリなお菓子、エクレール」
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【 エクレール(エクレア) 】
シュークリームの親戚。知名度の高さこそシュークリームの方が圧倒的に上だが、
ガリア(フランス)国内における消費量はエクレール>シュークリームとなっており、
国民的お菓子といえばエクレールを挙げるガリア国民は多い。
なお、名前の由来については
「焼いた表面にできたひび割れが稲妻に似ているため」
「表面のチョコレートが光るため」
「チョコレートが溶ける前に稲妻のような速さで食べなければいけないため」
など諸説ある。
ウルスラ「さて、7つ目はロマーニャから、甘くて苦い大人のお菓子アフォガード」
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【 アフォガード 】
バニラ風味のアイスクリームやジェラートにコーヒーやエスプレッソをかけて食べるデザート。
かける飲み物はエスプレッソが最もポピュラーだが、
コーヒーや紅茶やリキュールなどをかけることもあり、バリエーションは豊富。
ウルスラ「8つ目はリベリオン人のソウルフード、アップルパイ」
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【 アップルパイ 】
リベリオン(アメリカ)人に「おふくろの味といえば?」と質問すれば、
多くの人が「アップルパイ」と答えるであろう。
そんなリベリオンの代名詞的なお菓子だが、その原型はブリタニア(イギリス)人が移民した際に持ち込んだものであり、
さらに言えば西部開拓時代が始まる17世紀前後まで、リベリオンにリンゴの木は自生していなかった。
そんな未開の地にリンゴを広めた人物こそ、伝説の開拓者ジョニー・アップルシード(ジョン・チャップマン)であり、
彼の功績がなければ、リベリオンのおふくろの味は別の何かになっていた…のかもしれない。
ウルスラ「さて、紹介するお菓子は以上となります」
ウルスラ「様々な国籍の登場人物が出てくるストライクウィッチーズですが」
ウルスラ「このように、国ごとの食文化…取り分けお菓子の違いに焦点を当ててみることで」
ウルスラ「作品の新たな魅力を発見できる…かもしれませんよ」
ウルスラ「それではみなさん、ごきげんよう」
≪おまけ≫
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【 バウムクーヘン 】
カールスラント(ドイツ)のお菓子といえばバウムクーヘンが有名だが、
実はカールスラントの中でも北西部の一部で作られているのみで、他の地域での知名度は低い。
林檎を使ったアプフェルクーヘンや、表面にチョコレートをコーティングしたショコラーデクーヘンなどもある。
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【 コカコーラ 】
お菓子ではないが、リベリオンの甘味を語る上で外せないのがこの"コカコーラ"
名前の由来は原料に使われている"コーラの実"と、麻薬として広く知られる"コカイン"から。
1903年にコカイン販売が禁止されるまで、本当に原材料にコカインが入れられていたらしい(もちろん現在は入っていない)
リベリオン(アメリカ)の戦争の歴史と非常に深い関わりがある飲み物で、
"兵士の士気高揚を果たす重要な嗜好品"として、
第二次大戦時は軍と専属契約を交わし、戦地に大量のコーラが配給された。
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おわり
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