悟空「なんだおめぇ、うねうねしてっけど可愛い奴だな」沙耶「え…?」 (41)

沙耶の唄&ドラゴンボールZのクロス 優しい世界です。

チチ「悟空さ!なんだべ!このうねうねした動物は!」

悟天「美味しそうにお母さんのご飯食べてるよ」

悟飯「しかも僕達の言葉を分かってますよ」

悟空「いやさ、ウイスさんにこいつを助けてやってくれって頼まれちまって!」

沙耶「何とも思わないの?私を見ても…」

悟空「魔人ブウとかセルとかフリーザで慣れっこだぞ!それよりオラと約束したとおり、人間は食っちゃダメだ!約束な?」

沙耶「う、うん…」

沙耶「あなた達にとって私ってやっぱり化け物?」

悟空「お?宇宙人じゃねーのか?まあこまけーこと気にすんな!」

悟飯「そうですよ。大体地球と違う文化で育った沙耶さんをここで無茶な生活はさせませんって」

悟天「沙耶ちゃんかぁ。可愛い名前だね、明日僕とあそぼっか!」

沙耶「…みんな」

チチ「んだ!姿なんてどうでもええ!これから一緒に暮らす家族になるんなら仲良くするべ!」

ウイス「匂坂 郁紀…彼が見ていた彼女の姿はこうです」

コン

ウイスが杖をつくとそこに映し出されたのは白いワンピースの可愛らしい少女だった

悟空「なんだぁ?悟飯より少し年下の小娘じゃねーか」

ウイス「でも実際の彼女の招待はご覧の通り、貴方達と同居しているうねうねした生命体です」

悟空「別にオラはどっちでも気にならねーぞ?」

ウイス「人間の精神は貴方ほど強くはありません!今までこんなに可愛らしい女性に見えた沙耶さんがいきなりうねうねした姿になったら精神を保てないでしょう?」

悟空「たしかにそーだけどよ…じゃあどうすんだよ?沙耶だって悪気があってこの世界に居るわけじゃねーんだしさ…」

沙耶「もう良いんです悟空さん…私は…きっとこの世界で自覚がないまま許されない罪を犯してきた…もうこのままあの人に思い出されないまま消滅した方が…」

悟空「まてって!おめぇはどうしてーんだよ?自分のその姿のままで郁紀を愛してーんか?」

沙耶「無理です…こんな姿を認めてくれるのは悟空さんたちだけ…」

悟空「常人より食うんならオラたちサイヤ人と一緒だし何も気にすることはねーぞ!だから人や動物を食うのを辞めて普通にオラたちと暮らせば良いんだ!」

沙耶「悟空…いいの?」

悟空「郁紀の奴を説得はすっけどさ、その前に…おめぇ、郁紀がどんな姿でおめぇを見てたか…わかっか?」

沙耶「…」

ウイス「こんな姿ですよ」

コン

沙耶「わ…人間みたいな姿…考えられない」

ウイス「郁紀さんに対しての愛は本物ですか?」

沙耶「はい…私は彼を愛しています。こんな醜い姿の私でも…」

ウイス「その言葉、嘘偽りはありませんね?」

沙耶「当たり前です!」

ウイス「それなら…ほい」

コン!

悟空「お!?沙耶が女の子の姿になっちまったぞ!?」

沙耶「え…これって郁紀から見た私の姿!?」

ウイス「そうです。貴女の姿を強制的に変えさせていただきました」

悟空「それにほら、おめぇって割と大食いなんだろ?でも人間まで食っちまったらダメだぞ?うめぇ食いもんなんてこの世に山ほどあんだからよ!」

沙耶「う、うん…」

ウイス「穢れの無い美しいその姿、郁紀さんはずっとその姿で貴女を見てきたのです」

沙耶「…」

悟空「まあ良いじゃねーか。とりあえずよ。今オラの家で仙豆の栽培に成功したからそれでも食って今後の事を考えようぜ!」

沙耶「うん…ありがとう。悟空、ウイスさん…でも私、郁紀の友達食べちゃって…」

ウイス「ああ、大丈夫です、スーパードラゴンボールで彼らは既に生き返らせてます。しかも襲われた記憶は無くなってますよ?」

悟空「なあ沙耶。おめぇ郁紀って奴が本気で好きなんだろ?だったらしばらくオラたちと暮らして人としての生活になれるといいぞ!」

沙耶「う、うん!」

ビルス「あぁもう煩いな…人が寝てる最中にってその可愛いお嬢さんは?」

ウイス「あぁ、ちょっとした悪い子だったんですが…ほっとけなくて」

ビルス「へぇ…美味しいものでも作ってくれるのかな?」

沙耶「美味しいもの…そうだなぁ…にんげn」

ビルス「はぁ、破壊するけど文句ないよね?」

悟空「馬鹿!沙耶!!!!」

沙耶「あ、ううん、人間の作った仙豆!!!お腹一杯になるの!」

ビルス「あぁ、あの腹が膨れるだけの不味い豆ね…やっぱり破壊…」

ウイス「ビルス様!悟空さんのお土産のコンビニのおでんです!」

ビルス「おお!なんか複雑な魚介や肉の香りがする…上手そうだ!!!ばくばく!」

ウイス「ふぅ、沙耶さん、破壊の神の前で軽率な発言は控えるように…」

沙耶「う、うん…」

悟空「まあとりあえず、ウイスさんやビルス様もバックアップしてくれてっし、一緒にかえろうぜ!」

沙耶「郁紀…」

悟空「でぇじょーぶだって、やり直せっさ!ぜってーにな!」

沙耶「う、うん!」


眠すぎてやばい…とりあえず後で

パオズ山にて

沙耶「あの恐竜を溶かして食べていい?」

悟空「焼いたり煮たりしたほうがぜってーうめぇぞ?」

沙耶「チチさんのご飯美味しかったなぁ…」

悟空「あぁおめーも人間の姿にして貰ったんだし普通に生活してりゃいいんだ」

沙耶「うん…会いたいよ郁紀…」

悟空「オラたちと生活して普通の人間の常識を覚えてから郁紀っちゅーやつに会えばいいんだ、おめーウイスさんの話によっとすっげー頭良いみたいだし大丈夫だって!!」

沙耶「ありがとう…悟空…」

悟空「それにオラ、セルっちゅー人間のしっぽで食っちまう化けもんや人間をお菓子にして食べる魔人ブウっちゅー敵とか何度も見てきてるしおめーはまともな方だぞ?」

沙耶「上には上が居るんだね…」

悟空「ブウは生きもんを吸収した相手の能力をそのままつかえっから…ちょっとおめぇに似てたかもな!」

沙耶「ほんと!私と友達になれたかな?」

悟空「今のブウは吸収もしねーし人をお菓子にもしねーからでーじょうぶだけど…昔の魔人ブウは見境無しに星を破壊する化けもんだったからなぁ…」

沙耶「私、さすがにそこまでできないよ…」

悟空「色んな奴と戦ってきたなぁ…」

沙耶「悟空って強いんだね…逃げてばかりの私とは大違いだ」

悟空「まぁ修行してっからな、おめぇも良かったらオラと修行してみっか?」

沙耶「修行すれば郁紀を守れるかなぁ」

悟空「あったりめーぇだぞ!おめーならぜってー強くなれるって!でも人や動物を溶かして食ったり洗脳したりすんのはもう禁止、約束だかんな!」

沙耶「何度も聞いてるよ。ビルス様に消されたくないもん…私には解ったよ…あの人の底が見えないって言うか凄く怖かった…本当に神様なんだって」

悟空「まだビルス様にはぜんぜんおいつけねーけど、オラも何時か必ず、もっと強くなっぞ!」

沙耶「悟空って人間じゃないんだよね」

悟空「おう、地球育ちのサイヤ人らしいぜ?」

沙耶「迫害とかそう言うの…気にしたことないの?」

悟空「オラ、おめーと違って頭わりぃからそう言うこまけぇことは気にしねー主義なんだ!」

沙耶「そっか…馬鹿になることってある意味幸せにつながるのかもね…私も真似してみようかな」

悟空「なんかちょっと褒められてる気がしねぇぞ…」

沙耶「ごめんね悟空、尊敬してるんだよ?」

沙耶「私にはね、郁紀が居る…だから恋人にもお嫁さんにもなってあげられないけど…友達にならなりたいな、悟空と」

悟空「あぁ全然いいぞ?それにオラ結婚してるしおめぇと浮気なんかしたらチチに殺されちまうぞ!」

沙耶「そうなんだ…悟空より弱いのに?」

悟空「力の強さの問題じゃあねぇんだ!怒ったチチだけにはオラかなわねぇ!」

沙耶「恐妻家なんだね…」


飯食ってから続き書きます。

※ 病院END後の話で 本編との時系列も滅茶苦茶ですがドラゴンボールのノリで見ていただけたら幸いです。

そして次の日、パオズ山の畑にて

沙耶「でも言っておくけど私も強いよ?」

悟空「へへっ、わかっぞ。おめぇヌメヌメした液体で相手を弱らせたり溶かしたりすんだろ?それに人を簡単に引き千切れるくれーのパワーがある」

沙耶「悟空は…どれだけ強いの?」

悟空「ああ、全力でかかってきてかまわねーぞ?」

沙耶「殺しちゃったらチチさんが悲しむけど良いの?」

悟空「へへ、そんときゃまた生き返ぇれば良いだけだぞ!さあ来いっ沙耶!」

沙耶「どうなっても…知らないよっ!」

人間の姿になった鞘は背中から緑色?の職種を素早く悟空の体に巻きつけようとするが

悟空「はぁ!」

気を高め弾き返される

沙耶「きゃっ!う、うそ」

悟空「おめぇ相手に触れたり皮膚を吸収するだけで相手の能力を知れたりすんだろ?魔人ブウと似た奴だ…!」

沙耶「なんか体にまとわりつくオーラみたいなものに弾き返された…でも次は…」

悟空「吸収とかそう言うのは禁止な!オラもスーパーサイヤ人には変身しねーからさ!」

沙耶「スーパーサイヤ人?」

悟空「あぁ、オラも人間じゃねーから変身する能力があんだ」

沙耶「それって強いの?」

悟空「んーまあおめーが本気を出してもたぶん勝てねーかな?」

沙耶「その能力ちょっとだけ貰って良い?」

ピッコロ「辞めておけ、孫の力が強すぎてお前が破裂死するぞ」

沙耶「緑色の人間…顔色悪いよ?大丈夫?」

ピッコロ「俺は人間ではない、ナメック星人だ」

沙耶「この人も宇宙人なんだあ…」

悟空「よっピッコロ!」

ピッコロ「孫、めずらしい気を感じてな。女なんぞ弟子にして何をしている」

沙耶「弟子じゃないよ。私と悟空は友達になったの。郁紀を守るために強くなるんだよ?」

ピッコロ「恋愛か…すまんがよくわからん…」

沙耶「ねえ悟空、スーパーサイヤ人って言うの…見せて?」

悟空「まあ見せるだけなら良いけどよ、戦うのはだめだぞ?」

沙耶「いいからいいから…」

ピッコロ「せっかくだし見せてやれ、減るもんでもなかろう」

悟空「それもそっか…なら…はぁぁぁ!!!!」

スーパーサイヤ人1

沙耶「金色になった…!」

悟空「これがスーパーサイヤ人1…」

沙耶「すごい力…きっと星を簡単に壊せちゃうくらいの…」

悟空「まだあんぞ…!!!」<バチバチ!!!

悟空「これがスーパーサイヤ人2だ」

沙耶「髪の毛が更にツンツンした!…」

悟空「まだ更に変身できっけど、とりあえず今回はこれだk…っておい沙耶」

ダキィ

沙耶「ごめん悟空!全部は無理だけどちょっとだけ!ほんのちょっとだけパワー頂戴!」

悟空「いぃ!?なんだいきなり抱きついて!」

沙耶「大丈夫、洗脳とか溶かすとかそんな事しないから…」

ピッコロ「はぁ…まあ勉強になるか…」

ぬるっとした職種を背中から出し悟空の皮膚に触れるも…

バッチィン!


沙耶「ぎゃあああああ!」


ゴロゴロ

沙耶は弾き飛ばされて木にぶつかる。

沙耶「あぅうううう」

目をグルグル回しながら…

ピッコロ「だから言ったろう、お前が孫の力を支えきれるはずが無い」

沙耶「で、でも少しだけ悟空の皮膚の一部を貰ったから気の使い方がわかったよ!」

悟空「本当か!1から教えようと思ったんだけどやっぱおめぇ頭いいな!」

ピッコロ「なんか魔人ブウを思い出すな…」

ピッコロ「お前、さては人間じゃないな…?」

沙耶「すごいね…一発で解るものなんだ」

悟空「そりゃ最初はうねうねしたスライムみてぇな女だったからな」

ピッコロ「やはりお前の周りには変わったやつが集まるようだ」

沙耶「それよりも見てよ悟空、ピッコロ…気をつかえるようになった!はぁぁぁぁ!!!」

悟空「ひゃー!オラとそっくりの気だ!パワーは暗雲だけどよ、神様と修行する前のクリリンと同じくれーのパワーだぞ!」

と、その時だった…

ドロォ

ピッコロ「な!?」

悟空「いぃ!?」

ドロドロ沙耶「ドウシタノ?ゴクウ、ピッコロ…?」

悟空「おめぇ、またドロドロマンに戻っちまってるぞ」

ピッコロ「これが本来の姿か…」

ドロドロ沙耶「戻っちゃった…ね?醜いでしょピッコロ?」

ピッコロ「ふん、俺は容姿だけで他人を見極めるようなことはせん、お前のような奴を何度も見てきたからな」

ドロドロ沙耶「じゃあピッコロも友達だね」

ピッコロ「はぁ、好きにしろ。それよりどうするんだ?少女の姿には戻れんのか?」

シュタ

ウイス「ああいけませんよ悟空さん」

悟空「あ、ウイスさん!なんかさ、沙耶の奴がまたもとの姿に戻っちまって!」

ウイス「当然です。私の施した術は沙耶さんを永久的に女性の姿する事。なのですが急激にパワーを上げたり相手を取り込んだりしようとすると元の姿に戻ってしまうのです。まあ気を解除すれば元の女性の姿に戻れるのですが…」

沙耶「あ、気を消したら元の姿に戻った!」

ウイス「沙耶さん、今貴女が愛している郁紀さんの頭の中ではその姿の沙耶さんしか写っていません。本当に彼を愛しているのならいずれこの事を素直に話し、本来の姿を一度見せるべきです」

沙耶「できない…できないよそんなの…郁紀に本来の醜い姿を見られて嫌われるくらいなら…ずっと心の中に私の存在を残しておいてほしい…」

悟空「いくらなんでもそりゃつれぇぞ…郁紀っちゅーやつがどんな奴かはしらねーけど。おめぇが本気で好きならきっと受け入れるんじゃねーのか?」

沙耶「私は怖い…それが出来ない…ならずっと悟空達と友達でいいよ。農業して、普通に人間としてこの姿で生きて…」

ピッコロ「好きにしろ。しかし、このまま逃げ続ければその郁紀という男。他に女を作るんじゃないのか?」

沙耶「?」

悟空「オラはよくわかんねーけどそうなんか?」

沙耶と悟空は互いに?マークを出し合い見詰め合う

ピッコロ「お前ら本当に恋人や婚約者か!恋愛と言う感情がわからん俺にだってそれくらいわかるぞ!」

ピッコロ「沙耶より大事な人間が出来るかもしれんと言う事だ…」

沙耶「え…?」

悟空「そりゃ困るな…オラもチチがそんなになったら…何かこう心がもやもやすっぞ…」

沙耶「やだ…郁紀が…私を忘れるなんて…そんなの…」

ウイス「それならいっそ会いに行って見ては?」

悟空「どこにいるかわかんねーぞ…そいつ」

沙耶「私、知ってる…病院の閉鎖病棟に居るよ…」

悟空「とりあえずオラがそいつをここまで連れてきてやる!待ってろ!」

沙耶「ちょ!まだ心の準備があー!!!」


ボン!


ピッコロ「興奮状態になってもドロドロに戻るんだな」

ウイス「もう少し術を強めにかけますかね…」

沙耶「ウウ…モドッテクルマデココデココロノジュンビシテマス…」

ピッコロ「まあ仙豆でも食え…」

沙耶「ぽりぽり…美味しい…」

ウイス「まあ、変わった味覚だこと…」

西の都の交番にて

クリリン「〇〇病院の閉鎖病棟で面会したい?おまえ、そいつと知り合いなの?」

悟空「なんとか頼むよクリリン!」

クリリン「んー…家族以外に面会できないはずだよ?しかも閉鎖病棟だからなぁ…」

悟空「一般人だし気もわからねぇから瞬間移動できねーし…おめぇが郁紀を逮捕しっていうからよ、なんとかできねぇか?」

クリリン「んー…あ、良い方法があるじゃないか!病院のスポンサーがカプセルコーポレーションとミスターサタン…この二つがバックアップしてるわけだし。お前とサタンはもう親戚関係だろ?ブルマさんとかのコネで面会させてもらえよ!」

悟空「頭良いなクリリン!分かったぞ!オラさっそく立ち会ってみる!」

病院の面会受付にて

悟空「だからさぁ、そこを何とか頼むよぉ…」

事務員「ミスターサタンの親戚でカプセルコーポレーションの社長と知り合いと言われましてもねぇ…規則は規則ですから…」

サタン「ん?おぉ!悟空さんじゃないですか!どうしました?」

悟空「よぉサタン!おめーこそどうしたんだ?」

事務員「!?」

サタン「いやートレーニングの最中で筋肉痛になってしまいましてなぁ、ここの病院は私のスポンサーなんですよ!院長も私のファンでよくして貰ってます」

院長「サタン様のお知り合いで?」

サタン「私の娘の夫の義父の悟空さんだ、粗相の無いようにな」

事務員「ひぃぃ!?大変失礼しました!!!」

悟空「サタン…実は頼みがあんだけどよぉ…」

サタン「はい?なんでしょう」

院長「馬鹿者!早く悟空様との面会を許可せんか!!!!!」

事務員「は、はいただいま!」

悟空「へへっ助かったぞサタン!サンキューな!」

サタン「いえいえ、それより悟空さん…来週の武道大会なんですが…」

悟空「わかってるって、おめーを優勝させてやっからさ!」

サタン「はは、いつもありがとうございます…!」

事務員「こちらへどうぞ…」

閉鎖病棟 個室にて

悟空「よっ、おめーが郁紀か?」

郁紀「誰ですか…?貴方は…」

悟空「ちょっくらおめーと話がしてーと思ってさ」

郁紀「僕は話したい事なんてありません…帰ってもらえますか?」

悟空「そう固ぇ事言うなって、おめぇ周りが変に見える病気、もう治ったんだろ?」

郁紀「ど、どうしてそれを…」

悟空「決まってんだろ?沙耶の奴からきいてっからな」

郁紀「沙耶…今沙耶って…貴方は一体!」

悟空「オラ、沙耶の友達でさ、孫悟空っちゅーんだ、なんちゅーか、彼氏とかじゃねーから安心してくれっと助かるぞ!」

郁紀「信じていいのか…いや、僕以外に沙耶の名前を知ってるんだ、信じます!彼女はいま元気なんですか!」

悟空「あぁ、オラと同じで大食いだけど元気でやってっぞ!」

郁紀「よかった…本当に良かった。最後に一度だけ、携帯で話し合ったんです…もう正常に戻った僕は沙耶を愛する事はできないって」

悟空「まあ最初はびびっぞ、あんな姿だとなぁ」

郁紀「どんな姿であれ僕は…彼女を…彼女を愛してる…これからもずっと一生」

悟空「おめぇ、いまの沙耶に会う覚悟はあっか?」

郁紀「会わせてくれるんですか!沙耶に会えるなら僕はなんだってします!」

悟空「そっか、一応言っとくけど、おめぇのその覚悟もし嘘だったらオラはおめぇを絶対ゆるさねぇ。オラ、友達を悪く言う奴は嫌ぇだからな…」

郁紀「はい…そのときは俺を殺して貰って構いません。沙耶を裏切るくらいなら死んだほうがマシですから…」

悟空「わかったじゃあオラの手につかまれ」

鉄格子から手を伸ばす悟空

郁紀「へ…?」

悟空「沙耶のところへ連れてってやっぞ。人が来る前に早く!」

怪訝な表情を浮かべながら郁紀は悟空の手を掴んだ


悟空「瞬間移動だ」

パオズ山の畑にて

沙耶「これがプリンって言うんだ…もぐもぐ…お、おいしい…!」

ウイス「ビルス様の大好物ですから、どうです沙耶さん。味覚と言うものはすばらしいでしょう?」

沙耶「うん…生物を食べてた事を思い出すと逆に気持ち悪くなっちゃうくらい…」

ピッコロ「人間の姿で居る時は本当に人間の感覚が身につくんだな」

ウイス「これくらいお手の物です」

ピッコロ「さすがはビルス様の側近だ、尊敬する」

ウイス「いえいえそれほどでも…!」

シュタッ

沙耶「あ、悟空が戻ってきたそれに…」

郁紀「沙耶…?」

沙耶「郁紀…?」

郁紀「さやあぁああああ!!」ダキィ

沙耶「ふみのりいいいい!!!」ダキィ

沙耶「また…また会えた…」

郁紀「ああ…悟空さんが…今まで友達としてお前を守ってくれてたんだな…」

沙耶「うん…そこの顔色の悪そうな二人も友達だし悟空も大事な友達…そして郁紀は今でも誰よりも大好き…!」

ウイス「あら侵害」

ピッコロ「顔色は余計なお世話だ!」

郁紀「ああ、僕もだ沙耶…また君の柔らかい肌に触れることが出来て嬉しいよ…」

沙耶「う…うん…」

悟空「なんかこう言うの恥ずかしいなぁ、オラ苦手だぞ~」

ピッコロ「恋愛…相変わらずまったく理解できん」

ウイス「おっほっほ、お美しいではありませんか…そして…最後の試練ですね」



沙耶「郁紀…最後に一度会った時、携帯で話したよね…私のこの姿の事…」

郁紀「ああ…その姿が本当の沙耶の姿じゃないんだろう?」

沙耶「うん…ウイスさんのお陰でこの姿で居られるけど…私の本当の姿はね、貴方達人間から見たら醜い肉の塊なの。言葉だって時折片言になって上手く相手に伝えれないし…」

郁紀「見せてごらん。その姿」

沙耶「…嫌だ…」

郁紀「いいから見せて…言ったはずだ、僕は君を愛してるって…どんな状況の君も受け入れるって…」

沙耶「…もし、本来の姿を見せてあなたに拒絶されたら私はここで命を絶ちます」

郁紀「拒絶なんて絶対しないよ。もしそんな辛い思いを沙耶にさせるくらいなら僕もここで自害する」


沙耶「…」ドロォ

肉の塊になる沙耶

郁紀「…」

ドロ沙耶「コレガ…ホントウノワタシ…ミニクイデショウ…」

郁紀「沙耶…」ぎゅう

ドロ沙耶「フミ…ノリ…」

郁紀「言ったはずだよ…僕は何があっても君を愛し続けるって…もう見た目とかそんなんじゃないんだ…どんな姿だろうと沙耶…僕は君を愛し続ける…」

ドロ沙耶「フ…フミノリィ…(グス…ヒグ」

悟空「しんぺーすんな、こう言う異種の恋愛はべジータの弟もしてっしさ、人の愛の形なんて人それぞれってクリリンが前言ってたぞ」

郁紀「その姿で居たいならその姿で居ればいい、沙耶であることに代わりは無いんだから…」

ウイス「それは無理ですね」

郁紀「ど、どう言うことだ!」

ウイス「郁紀さんのイメージしてた沙耶さんの姿になるよう術をかけましたから、半永久的にその術は解けることはありません。いずれはその術が侵食を始めてドロドロした姿に戻りにくくなっていくはずです。」

パッ

沙耶「あ、戻った…」

ウイス「第一そんなドロドロした姿では一緒にデートもできないでしょう。人としての感覚、生活を今後は貴方が責任を持って面倒みてくださいね」

郁紀「ほ、ほんとうにありがとう…なんとお礼を言ったら良いか…」

ウイス「そうですね…近いうちに何か美味しいものをご馳走してもらいましょうか…?」

沙耶「私、もう人間は食べないよ?それに本来の力が使いづらくなってる…たぶん人間に近づいてるんだと思う」

郁紀「沙耶…よかった…姿なんて関係ない…僕は君と…」

悟空「あーーー!もう聞いてて歯が浮きそうになっぞ!そー言うんは二人きりん時にしてくれ!」

沙耶「ご、ごめん悟空」

郁紀「これは失礼」

悟空「しんぺーすんな。病院脱走の件はドラゴンボールで無かった事にしてやっぞ」

郁紀「ありがとうございます。本当に…!」

ウイス「さてさて、そろそろビルス様のおやつの時間です。私はこれで!」

沙耶「うん!また遊びに来てねウイス!!!」

ビルスの宮殿

ビルス「ふああ、で、あのネバネバした小娘は結局人間に近い存在になったと」

ウイス「はい、なので人を溶かしたり動物を襲ったりする事はもう二度とないかと」

ビルス「と言うか何時見つけたの?あんなの」

ウイス「えーと、ビルス様が寝ている間地球の美味しいもの観光ツアーにブルマさんと…」

ビルス「なにぃ!?!?!?お前!また抜け駆けして僕を出し抜いたな!!!!」

ウイス「だ、大丈夫です!今日はお土産を持ってきましたから!」

ビルス「ふん、散々美味い物を食っておいて…」

ウイス「地球で1日10個しかないプリンです!」

ビルス「おおおお!プリンーーーー!!!!でかしたぞウイス!って…なんで8個しかないんだ?」

ウイス「沙耶さんに一つ、もうひとつは私が食べました」

ビルス「抜け目の無い奴だ…まあ良い、食べるからスプーン持ってきて」

ウイス「かしこまりました」

某内某所にて

ザマス「野蛮な生命体…やはり人間の存在は許せない…」

ゴクウブラック「大丈夫だ、人間ゼロ計画はかならず成功する…」

ザマス「そうだな…期待しているぞ私」

ブラック「ああ、期待しているぞ…もう一人の俺」


これで完です。

ドラゴンボールの必要性がまったくなかったSSだと後悔しております…

一応最後まで責任とって書きました…

それでは

ゴクウブラック編。少しだけ書いてみようと思います。
中途半端な終わりになってしまったら申し訳ありません。

一応上記で完結なのでおまけ程度に見ていただけたらと思います。

未来にて

トランクス「はぁ…はぁ…」

???「どうした…もう終わりか?トランクス…この私を止めるのではないのか?」

トランクス「糞…力に…力に差がありすぎる…」

???「神への反逆…無事で清むと思うな!」

マイ「トランクス逃げて!」

トランクス「マイ!君こそ早く逃げろ!」

郁紀「何を言ってるんだ!過去に行ってこの現状を皆に伝える仕事が君には残ってるはずだ!」

沙耶「トランクス!私も郁紀も…マイも絶対死なない…だから過去の悟空に伝えて!!!この今起こってる現実を!」

トランクス「郁紀さん…沙耶さんまで…!」

沙耶「まだ私の能力事体は残ってる…」

???「ほう、人外のままで居た方が幸せだったものを、貴様も既に人間とみなしている。当然処刑の対象だ」

沙耶「私の力…甘くみない方がいいよ…はぁ!」

沙耶の職種がとある人物そっくりの男に絡みつく

???「何…貴様!何をするつもりだ…!」

沙耶「書き換えてやる…貴方をまともな…まともな心に…」

???「…くくく」

沙耶「うああああ!!!!!?!?」

パタン

郁紀「沙耶!!!大丈夫か!!!」

沙耶「ダメ…書き換えるどころか能力を逆流されてダメージを当てられちゃった…」

???「面白い能力だ…だが緒戦は生命体の能力…神にとっては付け焼刃だ…」

郁紀「さあトランクス!急げ!この世界を救えるのはお前だけなんだ!」

トランクス「郁紀さん沙耶さん…そしてマイ…どうか死なないで…」

次回予告

沙耶「おっきいトランクスが未来からやってきた!?」

郁紀「本当に信じられん…君があの少年だと言うのか…」

トランクス「郁紀さん!沙耶さん…!未来では二人は夫婦でした…」

郁紀「いや、もう席は入れてるが…」

沙耶「先週結婚したんだよ私達」

ブルマ「二人とも私の会社で一生懸命働いてくれてるのよ。旦那も見習って欲しいわね…」

べジータ「ふん…それより、そんなボロボロな姿で…何があった…?」

悟空「よう、目が覚めたなトランクス。久しぶりだなぁ」

トランクス「貴様…貴様はぁぁぁぁ!!!!!!」

悟空「ちょ!トランクス!どうしちまtt」

ブルマ「やめなさい!トランクs」

沙耶「友達を傷つけないで!!!!!!」

トランクス「は…?あれ…ご、悟空さん…?」

トランクス「悟空さんそっくりなんです…敵は…世界の全てを破壊しつくす悪魔です…名前はゴクウブラック…」

沙耶「安直な名前だねそれ…」

ブルマ「沙耶ちゃんに同感」

トランクス「母さんが付けた名前ですが…」

ブルマ「えぇ…」

トランクス「悟空さん…俺、あれからだいぶパワーアップしました。良かったら見てくれますか?俺の力…」

悟空「おう、いいぞ!」

沙耶「ううん、私にやらせてよ悟空!」

悟空「お?おめートランクスと戦いてーんか?」

沙耶「うん…私も悟空やべジータには及ばないけど…郁紀を守るだけの力は手に入れたから…!」

トランクス「え…沙耶さんが…ですか?」

沙耶「うん、ブウに細胞を分けてもらったの…お陰でべジータや悟空の力を出来るだけ自分に取り込んだんだ…」

トランクス「なら…はぁぁぁ!!!!」バチバチ

沙耶「スーパーサイヤ人2だ…!凄いね…でも私も…自分の限界を引き出しておかげさまでここまで力を出せるようになったんだよ!はぁぁぁぁ!」

髪の毛が金色に変色し眉毛が消える沙耶

沙耶「スーパ沙耶3ってところかな?ここまでが私の限界だけど…」

トランクス「す、すごい…沙耶さんの能力は知ってましたがスーパーサイヤ人を更に超えたスーパーサイヤ人の姿になれるなんて…」

悟空「いやぁ、嫁に頭があがらねーな郁紀」

郁紀「ぼ、僕だって少しは強くなってます…!」

沙耶「私はね、人であることを学んで人として生きる事を誓った存在。さあ、何処からでもかかっておいで!トランクス!」

トランクス「はい!行きます!沙耶さん!」


細く説明
スーパー沙耶3

沙耶だけの細胞ではサイヤ人の力を獲ることが出来ないので友人の魔人ブウ(善)に細胞を分けてもらうことでなんとか変身することができた姿
力は悟空が変身するスーパーサイヤ人3より劣るがそれでも力はスーパーサイヤ人2より上
旦那である郁紀を守る力である。
しかし気の消耗は本来のSS3同様かなり激しく15分程度でパワーダウンしてしまう。
パワーダウンするたびに栄養が必要になり仙豆やらジャンクフードやらを常に携帯してしまう悪い癖がついた。

気が向いたらですが遅めに更新していきます。

ゴクウブラック来襲までは書くつもりです。

それでは。

ちょいと番外編

ウイス「奥涯(オウガイ)教授。彼が沙耶さんを呼び出した張本人です」

悟空「へぇ…一応沙耶の父ちゃんって訳か…」

沙耶「んー…どうなんだろうね…」

郁紀「俺達の住む世界ではもう死んでいますね…」

ウイス「別の宇宙の存在のオウガイさんを見てみますか?」

沙耶「たしか前に説明してもらったほかにも宇宙があるってお話しだよね!別世界にも私の父親が居るならどんな存在か見てみたいかも!」

郁紀「僕の…義父さんになるのか…」

ウイス「とりあえず別の宇宙脳オウガイさんをどうぞ…」


サウザー「オウガイ先生…もう一度俺に…ぬくもりを…」

オウガイの亡骸「…」

ダキィ

悟空「」

沙耶「」

郁紀「」

ウイス「色んな宇宙があって色んな貴方達が存在するんです。勉強になるでしょう?」

一同『はい』

今週中に更新します。

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