フレデリカ「秋の行楽山登りごっこ」 (25)


これはモバマスssです
キャラ崩壊があるかもしれません
書き溜めはありませんが、本日中に完結させます


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477304169



フレデリカ「フンフンフフーン、フィンランド~」


肇「ここは高尾山ですよ?」


朋「流石に分かってるんじゃない?」


フレデリカ「やっほー!フレデリカだよー!」


肇「せめて山頂着いてからやりましょう?」


フレデリカ「綺麗だねー」


朋「秋の山はこー、スピリチュアルな感じがしていいよね!」


フレデリカ「アタシが!」


肇「フレデリカさん、大丈夫ですか?」


フレデリカ「肇ちゃんそのツッコミはおかしいんじゃないかなー?」





朋「折角の休日をあたしに付き合わせちゃって悪いけど、予定はなかったの?」


フレデリカ「だいじょぶだいじょぶ、むしろ探してたくらいだもん」


肇「秋の紅葉は素敵ですね…日々の疲れが癒されます」


フレデリカ「秋っていったらFだしねー」


肇「どうせでしたら、滝にも行きたかったですね」


朋「此処を選んだのは、近くて日帰りでさくっと来れる場所だからよ」


肇「晴れてよかったです」


朋「ちなみにだけど、文香ちゃんと杏ちゃんは?」


フレデリカ「ケーブルカー乗りに行ってたよー」




杏「はっくしゅん!…あー、結構寒い」


文香「もう直ぐ十一月ですから…東京とは言え、もう少し厚着してくるべきでしたね…」


杏「事前に言ってくれればコート着てきたよ」


文香「…あら…?伝わってませんでしたか?」


杏「流石にFを感じにいくよーだけじゃ分からなかったかなー…」


文香「…素敵な景色ですね…」


杏「おい…まーいいや、杏的には秋なら焼き芋が食べたいかな」


文香「でしたら、下山してから良さげなお店を探しましょうか」


杏「十中八九焼肉になりそーだね」





フレデリカ「いぇーい!一番のりー!」


肇「ふぅ…フレデリカさん、割と体力ありますよね」


フレデリカ「フレちゃんはダンスやってるからねー」


肇「私もやっている筈なんですけど」


朋「はぁ…はぁ…キッツイわね…」


フレデリカ「おー、朋ちゃんも到着!」


朋「ふぅー…なんで階段全力ダッシュで三往復もしたの?」


フレデリカ「そりゃーアタシ達がアイドルだからだよー」





肇「いい運動になりますね」


朋「肇ちゃんもよく涼しい顔してられるわね」


肇「もう秋ですから」


フレデリカ「じゃー最下位だった朋ちゃんはアタシ達と一緒にもう一往復だねー」


朋「全員じゃん!」


肇「あ、私は結構です。ここで景色を眺めて待ってますので」


朋「ちょ、ちょっと休ませて…」






文香「…素敵な景色、ですね…」


杏「楽でいいねー、どーせなら杏的にはお団子も欲しいかな」


文香「お茶と、最中でしたら用意してありますよ」


杏「おー、準備いいねー」


文香「五人揃ってからにしようと思っていましたが…」


杏「ま、揃ったらまた何か買えばいーよ」


文香「あら…もう、到着ですか」


杏「あっという間に上までこれちゃったね」




フレデリカ「ねーねー、この道ずっとS字で続いてるんだよね?」


肇「下でみた地図の記憶はおぼろげですが、だいたいそうだった気がします」


朋「…やめとかない?」


フレデリカ「ここ走って突っ切った方が絶対はやいよねー?」


肇「物理的にはそうなりますね」


フレデリカ「わぁお、Fっぽい!」


肇「…いきますか」







朋「貴女達と行くとあたしまで遭難しそうね」


フレデリカ「そーなんだー…いまいちだねー」


肇「そう、何度も詰まらないギャグを言うからです」


フレデリカ「インドのパン食べたいねー」


肇「ナンですか?」


フレデリカ「そう!ナン!」


朋「こんな所にいられない!あたしは先に行かせてもらうわ!」




肇「…あの」


フレデリカ「あれー?真っ直ぐ進めば大丈夫なはずなんだけどなー」


朋「戻らない?まだ多分引き返せるよ?」


フレデリカ「でも取り敢えず上の方に進めば山頂なんだし大丈夫だよねー」


肇「遭難した時は降りるよりも登った方が安全と言いますからね」


フレデリカ「いざとなったら杏ちゃんがなんとかしてくれるよきっと」





杏「この最中どこの?凄く美味しいね」


文香「…それにしても、なかなか三人は遅いですね…」


杏「大丈夫じゃない?なんやかんやしっかりしてるし」


文香「遭難してないといいのですが…」


杏「ここ高尾山だよ?ありえないでしょ」


文香「…それもそうですね」


杏「よし、じゃー次は杏が持ってきたお煎餅を…」






フレデリカ「ふんふんふふーん、麩」


肇「それ一度使ってますよ?」


朋「そんな縛りあったの?!」


フレデリカ「綺麗な木々に囲まれてフレちゃん魅力7割くらいアップしちゃうなー」


肇「知ってますか?フレデリカさん、どれだけ掛け算しても結果の変わらない数字があるそうですよ」


フレデリカ「でも紅葉とアタシって合うでしょー?」


肇「否定はしませんけどね」


フレデリカ「わぁお、肇ちゃんが初期の優しい頃に戻ったー」


朋「…現実に戻ろ?今遭難中なのよ?」






フレデリカ「あ、ポップコーンあるけど食べる?」


肇「せめて合流してからにしませんか?」


フレデリカ「どーせ今頃あっち二人もおやつ食べてると思うよ?」


朋「きっとあたし達の事探してくれてる筈…だよね?」


肇「ここ、電波届いてます?」


フレデリカ「ダメっぽいよー、さっきからラインしか出来ないんだー」


朋「…ん?」




肇「…それで、杏さんは何と?」


フレデリカ「えっとねー、文香ちゃんがお腹空いたって言ってるよー、だってさ」


肇「はぁ…早く下山しますか」


朋「え?登るんじゃないの?」


フレデリカ「多分もう二人とも下りて近くのお店探してるだろーからねー」


肇「仕方ありませんね…今日は、電車で此処へ来たので文香さんもお財布を持っている筈ですし」


フレデリカ「よーし、そろそろ遭難ごっこは終わりにしよっか」







杏「フレデリカちゃん達おっそいねー」


文香「既にお店を予約してしまっているので…はやく…」


ヤッホー


杏「ん、あの山肌にいる三人かな?なんで正規ルートじゃないんだろ」


文香「…ようやく、そろいましたね」


「ヤッホー!…肇ちゃん、ちょっと目が怖いかなー」


「フレデリカさん、駅が近いのでお静かに…」


「…ぜんっぜんスピリチュアルじゃない!」


杏「…知らない人の振りしよっか」





オーバーしてしまいすみませんでした
最近少しずつペースが落ちてきてしまっている気がします…
お付き合い、ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom