凜「未央ーーー！！！」

凜「私の蒼の剣で今助けるよ・・・！」

卯月「凜ちゃん待ってください！これは未央ちゃんの戦いです！ここは仲間を信じましょう！」

凜「卯月・・・！ そうだ信じなきゃ仲間を・・・！」

卯月「・・・」

凜「頑張れ未央ー！」

ババーン(棺に入ってる未央 )


卯月「スライムって雑魚と思われがちですが、実のところめっちゃ強いらしいですよ。」

凜「・・・」

卯月「まぁリーダーを自称したり、1人で好き勝手に行動できる勇気を持った未央ちゃんなら、絶対に1人で倒せると信じていたので残念です。悲しいですけど、未央ちゃんを土に埋めてあげましょう。」

＼私、勇者辞める！ ／
＼私、演劇はじめる！／

凜「えっ・・・教会に連れて行けば復活できるってちひろさんが言ってたから埋めちゃダメでしょ・・・」

卯月「凜ちゃん。ちょっと何言ってるかわかんないです。」

卯月「あっ！そういえば、トライアド三銃士、絶好調みたいですね！ 昨秋、凜ちゃん達の晴れ舞台の場に、裏方として立ち合えた事、私凄く印象に残ってるんですよ！」

卯月「話が逸れちゃいましたね。本当に不本意ではあるんですが、未央ちゃんを土に埋めましょう。」

凜「うん！本当に残念だけど、未央はちゃんと埋葬してあげよう！」

10分後

卯月「埋葬も済んだ事ですし、さっさと魔王討伐しましょうか」(やばそうな兵器を取り出しながら)

凜「は・・・？え・・・？何それ・・・？」

卯月「魔王城までかなり距離ありますが、これだったら、確実に撃ち落とせます。」

凜「そんなのどうやって手に入れたの・・・ 」

卯月「凜ちゃん？昨今の冒険において、最も重要な物は何だか知っていますか？ 天賦の才？たゆまない努力？違います、資金力です。
つまりは、どれだけ支援者に貢がせー」凜「卯月そういうメタファーを匂わす発言はやめよう！！ね！？」

すみません(´；ω；`)このSS書く前からずっと、 凛ちゃんの漢字間違えてました(´；ω；`)

魔王城

魔王「遂に動きだしたようですね・・・」

魔王「まっ、カワイイボクをせいぜい楽しませてください！運命の歯車によって押し潰される哀れな勇者さん達！」＼フフーン／

側近の猫娘「魔王様！大変にゃ！城目掛けて、とてつもなくやばそうな物が飛んできてるにゃ！(涙目)」

魔王「へ？」

チュドーーーーーーン！！！！！！！

ジョウム・ミシロ「な、何をする！私を誰だと思っている！クローネ騎士団を立ち上げたのは、この私だぞ！この人でなし共！うわぁぁぁぁぁ」ブッシャアァァァァァァッ

勇者島村が魔王を一瞬で討伐した事を受け、島村不要論を唱えていたジョウム・ミシロは、軍事裁判にかけられました。勇者島村に対する妨害行為が結果として、魔族との戦争を長期化させる最大の要因となったと判断され、正義の名の下に粛清されたのです。

昨秋から笑顔を失い、ニヒリズムに傾倒していた勇者島村も、この時は笑顔でした。

＼笑うなんて誰でもできるもん／

※ニヒリズム（虚無主義）とは、あらゆる存在に客観的な価値を認めず、あらゆる宗教的・道徳的・政治的権威を否定する立場を表す。?ニヒリズムを奉じる人間をニヒリストという。

勇者のバックについていた大天使ちひろは、神として君臨し、手始めに、所得税率を一律90％に引き上げました。

キュートな勇者島村には、世界の半分と、 裏ボスという肩書きが与えられました。

裏ボスは、居場所を失ったクローネ騎士団を配下に置いてあげました。
そしてとりあえずトライアド三銃士を最果ての灼熱の地に派遣する事にしました。
無事に帰還できたら今度は極寒の地に派遣するらしいです。

そして遂に卯月はニヒリズムとの訣別を成し遂げ、真の笑顔を取り戻したのです！

卯月「島村卯月、世界征服頑張ります！」

かくして、争いのない平和な新世界が幕を明けましたとさ。



未央「ここから出してー！！！」


おしまい