【艦これ】龍驤「まだ、足りないもの」その10【安価】 (998)

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前スレ
【艦これ】龍驤「まだ、足りないもの」その9【安価】
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登場人物の簡易まとめ

駆逐艦
・暁
・雷
・電
・響
・清霜
・霞
・黒潮
・不知火
・陽炎
・卯月
・朝霜
・叢雲
・皐月
・漣
・潮
・S朝潮


軽巡
・阿武隈
・夕張
・神通
・川内
・龍田
・天龍
・多摩
・北上
・大井
・球磨

重巡
・加古
・羽黒
・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19
・伊26
・伊13
・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート
・長門
・榛名


空母
・雲龍
・天城
・葛城
・加賀
・瑞鶴
・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・龍驤


その他
・秋津洲
・明石
・レ級
・駆逐棲姫
・潜水棲姫
・提督


ここに挙げている以外のキャラも出てきますので、よろしくお願いします

ーー


漣「ご主人様が一人で私用なんて珍しいですな~っと」


漣「今のうちに郵便物とかの整理をしておきましょう。本来ならご主人様のやることですが、居ないので仕方ないですよね~」


漣「ま、大半は大本営とか鎮守府絡みなんで漣にできることは仕分けくらいですね」


漣「これも、これもっと……おや?これはご主人様個人宛の手紙ですか?」


漣「差出人は一般企業?あれ……これって…」


漣「まさか…………」


漣「そんな、ご主人様が…………?」

ーー


漣「お願いします。どうか漣に知恵を貸して下さい」


黒潮「いくら頭を下げても無駄や。お前の事はまだ許してない」


漣「それは十分承知してます。ですが貴女しか頼れる人が居ないんです」


黒潮「霞の薬のお陰で高血圧は抑えられてるから、突然怒ることはほとんど無くなった。でもな、お前相手やったら今でもブチ切れるで?」


漣「違うんです…漣の話を聞いて下さい……」


黒潮「勝手に話せ。うちは知らんからな」


漣「聞いていただけるだけでも感謝です……」

漣「ついさっきご主人様宛の手紙を整理していたら、ある企業から送られてきた封筒があったんです」


漣「中身は確認していませんが、表にデカデカとあることが書いてあったんです」


漣「ご主人様は……借金してるみたいなんです…」


黒潮「はぁ!?」


漣「消費者金融の…融資についての封筒が……」


黒潮「なんで司令はんがそんなことになってんのよ!?」


漣「思い当たる節は…ありませんか……?最近だと伊13さんの個人浴槽や…食器類……あれは全部…ご主人様のポケットマネーです……」


黒潮「そんなもん秘書艦が一番わかっとんのと違うんか!?」


漣「個人的な貯金額なんて…漣は知りません……」


黒潮「なんでよ……なんで司令はんは相談してくれへんかったん…」


漣「漣も……頼れるのは黒潮さんだけで…これから…どうしましょう…?」


黒潮「安価」


下1~3高コンマ 黒潮の台詞や行動などを

黒潮「取り敢えず金額の確認が先や、調べろ」


漣「正確な値段はわかりませんが、おおよその値段は推測できます…」


漣「さっき調べたんですが、こういうのは封筒の色である程度わかるんです」


漣「ご主人様のは……500から1000万の間です…」


黒潮「なぁ……!なんで今まで気付かんのやアホ!」


漣「本当に…その通りです……」


黒潮「これが大本営に知られるだけでマズイんと違うんか!?」


漣「それは…わかりません……ご主人様はやりませんが、ギャンブルをする…提督は居ますので…」


黒潮「ここで話しててもラチがあかん!司令はんを問い詰めるで!」

ーー執務室


黒潮「お邪魔するで司令はん!」


提督「…また漣と何かあったのか?」


黒潮「違う、アンタに用があるんや」


提督「俺に……?」


黒潮「司令はん、なんで借金のこと黙っとったんや」


提督「……」


黒潮「うちらはそんなに頼りないんか!?一言くらい相談してくれてよかったんと違うんかぁ!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「広まってしまうとどうしても影響が出るとおもってな」


漣「いくら…ですか?」


提督「1000万弱だ」


黒潮「返す目処はついてんの?」


提督「ぼちぼちと…な」


黒潮「信用できるわけないわ。司令はん、借用書見せり」


提督「……わかった」


漣「ご主人様ぁ……」

黒潮「なんやこれ!利息払うだけで精一杯やないか!」


提督「返せなかった月は無い。なんとか…なる」


黒潮「アホ!!全部返すのに何年かかる思っとるんや!!」


漣「ご主人様…もしかして旅行の時も……」


提督「…土産で数十万とかかってしまったな」


黒潮「借金してまで土産なんかいらんのや!なんでそれがわからん!?」


提督「……」


黒潮「ほんまにこのアホと司令はんは……!後はうちに任せり!わかったな!」


漣「はい……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


黒潮「特別手当の付くような任務は無いんか?」


提督「あるにはあるが…その分危険を伴う」


黒潮「それくらいわかっとる!任務はあるんやな!?」


提督「あぁ……」


黒潮「ほな片っ端からそれを片付けていくで!」


提督「いや、それは……」


黒潮「司令はんは黙っとり」ギロッ


提督「……」

漣「当たり前のことですが、危険であればあるほど報酬が良いようです」


黒潮「報酬っていうか危険手当てって言い方をしとるな」


漣「中には命の保証も無いような任務も…あります」


黒潮「司令はんの為に死ねるんやったら本望や。お前もそうやろ?」


漣「当然です。漣の命でご主人様が助かるのならいくらでも捧げます」


提督「それは止めてくれ…頼む……」


黒潮「ほなどんどんやっていくで!」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

黒潮「一番稼げそうなんはこれやね。鉄の海域の…」


提督「それだけはやめてくれ!頼む!」


黒潮「鉄の海域周辺の環境調査か。これに決まりやね」


漣「報酬のほとんどが前払い…それくらい危険だと……」


黒潮「ほな司令はん、この書類書いてくれへん?」


提督「俺は誰も失いたくないんだ!」


黒潮「…漣のサインやったらあかんのか?」


漣「無理ですね。ご主人様のサインが必要です」


黒潮「わかった、ほなお前が司令はんの筆跡真似して書け」


漣「了解です」


提督「頼む、やめてくれ…!!」

黒潮「なんや?ウチらに相談もせぇへんかった人がなんか騒いどるな」


漣「気にしなくて大丈夫でしょう」


提督「やめてくれ…そこだけはダメなんだ……」


黒潮「後はメンバーやね。うちとお前は確定で、後はどうするかや」


漣「話がわかる人がいいですね。練度はこの際無視しましょう」


黒潮「そないしよか。ほな出稼ぎの準備や」


漣「はい、了解しました」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


朝霜「それであたいに相談か…」


漣「はい、貴女程の戦力があれば例え鉄の海域でも安心できます」


朝霜「あそこはそんな単純な場所じゃねぇよ…あたいでも死にかけてんだぞ?」


漣「……」


朝霜「それに今のあたいは無理だ…とても出撃なんてできねぇよ…」


漣「まだ…戻りませんか」


朝霜「無理だ…ピアスが……死んだ命…救えなかった奴らの…あれが無ぇと…」


漣「そうですか……」


朝霜「いいから止めとけ……お前らだけなら…死ぬぞ…」


漣「もう書類は送付しました。後には引けません」

朝霜「死ぬ気か…?」


漣「漣の命がお金になるなら、ご主人様の助けになるなら喜んで死にます」


朝霜「司令が…泣くぞ…」


漣「構いません。死んでしまえばその姿は漣は確認できませんので」


朝霜「……夜は…」


朝霜「夜はウロウロするな……日が暮れるまでが…自由に動ける時間だ…」


朝霜「日が沈んで…その海域に居る……それは…死だ…」


漣「忠告ありがとうございます。できれば生きて戻ってきますので」


朝霜「最初から…死ぬ気なのはやめろよ……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


川内「漣、夜戦になるならこの装備を持っていって」


漣「助かります」


川内「ねぇ、私はその作戦に参加しちゃダメなんだよね?」


漣「川内さんはこの鎮守府に居てもらわなければ困ります。何かあったら大変ですから」


川内「……死ぬ気なんでしょ」


漣「はい。生き残ればいい方だと思ってます」


川内「やっぱりね…」


漣「これ以外に方法が無いんですよ。もう覚悟はしてますからね」

漣「報酬が前払いと聞いた時点でほぼ助からないのはわかってます。漣はその作戦の書類に自分でサインしましたからね」


川内「提督に成りすまして、でしょ?」


漣「もちろんです。ご主人様がこんな作戦に参加すると思いますか?」


川内「しないだろうね」


漣「そういうことです。川内さん、後はよろしくお願いしますね」


川内「……」


漣「さぁ……行きますよ。鉄の海域に……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

黒潮「出撃はこの四人だけやな」


漣「葛城さんも多摩さんも出撃希望でしたが、お二人には婚約者が居ます。死なせるわけにはいきませんからね」


不知火「司令の為に死ねるなら本望です」


陽炎「不知火も黒潮も居なくなるのは耐えられないわ」


漣「こんな片道だけの遠征に付き合ってもらって感謝です」


不知火「いえ、今の不知火にピッタリの内容でしたから」


黒潮「いつも迷惑かけてばっかりやから、こういう時は役に立たなあかんもんな」


陽炎「迷惑をかけてるのは私もだからね…」

漣「一応調査という任務はやりますよ。もしかしたら生き残る可能性もありますからね」


陽炎「逆よね。もしかしたら死ぬかもってのが普通なのよ?」


不知火「不知火達は普通で無い海域に行きますから」


陽炎「後悔するだろうな…でも何もしないのも嫌だし、これで良かったのよね」


漣「この命、ご主人様の為に役立てましょう」


アケボノ「聞いたわよ、アンタ達あそこに行くんだって?」バシュッ


荒潮「せっかくだから~付き合ってあげるわ~」


漣「アケボノさんに荒潮さん…」

アケボノ「任務の内容を教えて」


漣「…こちらになってます」


アケボノ「なるほど、これなら余裕ね。アンタ達は帰っていいわよ」


不知火「ダメです、これは不知火達の任務なんです」


アケボノ「はぁ……ややこしいことがあったらあたし達を頼りなさいって言ったじゃない」


荒潮「そもそも~なんでこんな危険な任務を遂行してるの~?」


黒潮「それはうちから説明するわ」

ーー

荒潮「申し訳ないわねぇ…」


アケボノ「余剰の食糧をこっちに回してもらってる責任もあるわ。尚更これはあたし達がやるべき任務ね」


陽炎「私達の代わりに貴女達が死ぬことは無いわよ?」


アケボノ「舐めないで、これくらい無傷で終わらせる」


荒潮「だから~貴女達はすぐに帰りなさい~」


漣「でも…」


アケボノ「何度も言わせてないで。早く帰れって言ってるの」


黒潮「安価」


下1~3高コンマ 黒潮の台詞や行動などを

黒潮「ウチらもあんたら二人だけで死んでもらうわけにはいかんよな?」


アケボノ「だから大丈夫だって言ってるでしょ?」


漣「簡単には信じられません。漣達も付いていきますよ」


アケボノ「はぁ……神威、お願い」


陽炎「え……!!」バシュッ


アケボノ「あの四人は帰ったわね。しかしあの提督はまさか借金してまで艦娘に尽くしてたとはね」


荒潮「艦娘思いなのね~」


アケボノ「いくらなんでもやり過ぎよ。さて、ちゃっちゃと任務を終わらせるわよ」


荒潮「うふふ~腕がなるわね~」

ーー

バシュッ


不知火「ここは…?」


黒潮「鎮守府近海みたいやわ…」


漣「アケボノ達はどんな艦娘なんでしょう…こんな超人地味た真似を…」


陽炎「でもここまで戻されたんなら帰るしか無いわね。鎮守府に帰ってアケボノ達の帰りを待ちましょう」


黒潮「それしか無いか……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー鉄の海域近く


アケボノ「要はどの辺が危険なのか見極めてこいって任務ね。この辺は大丈夫っと」


荒潮「……」


アケボノ「何か感じるの?」


荒潮「中心部から……途轍もなく強い力が…」


アケボノ「繭はまだ動いてるのね」


荒潮「凄く……気持ちが悪い力が…」


アケボノ「鉄の海域はまだまだ驚異ってことね。よし、行くわよ」


荒潮「一気に…行きましょう……」

アケボノ「神威、聞こえてるわね?これから全速力で突っ込むから合図をしたら鎮守府に飛ばして」


荒潮「一瞬でも遅れたらダメよ~」


アケボノ「…いい返事ね。荒潮、ついてきなさいよ!」


荒潮「うふふ~全速力で飛ばせるって素晴らしいわよね~」


アケボノ「外敵しても戦闘はしない。いける所まで行く!」


荒潮「了解よ~」

ーー

荒潮「姫級に鬼がうじゃうじゃ居るわね…」


アケボノ「構ってる暇があるなら飛ばすわよ!」


荒潮「燃料を使い切るくらいに~全速よ~」


アケボノ「……見えてきた!あれが中心部!」


荒潮「島全体どころか…周りの地形が変わってる……」


アケボノ「まさかあの繭は海底まで飲み込んだの!?なんていう大きさ…!」


荒潮「これは……良くないわねぇ~」

ドォォォン…


アケボノ「そこらじゅうから砲撃されてる…ここが限界ね」


荒潮「これを報告すれば~きっとボーナスも間違い無しね~」


アケボノ「神威!そっちで念写の用意はできてる!?……よし、ならお願い。あたしの見た光景をデータに焼いておいて」


ドゴォォ……


荒潮「あの砲撃は避けられないわよ!」


アケボノ「……よし!!神威、あたし達を戻して!!」バシュッ



ドゴォォォォン……ドォォォン……ゴゴゴゴ……

ーー足りないもの鎮守府


アケボノ「はぁ~~~~…間一髪ね」


荒潮「ギリギリ過ぎよ~」


アケボノ「あの子達とここの提督の為よ。同じようなことを何回かすれば借金も無くせるわ」


荒潮「早速報告してあげましょ~」


アケボノ「そうね、きっと喜んでくれるわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


提督「…ありがとう。アケボノ達のお陰で借金は完済することができた」


アケボノ「これくらいどうって事無いわ。日頃お世話になってるのはあたし達なんだもの」


提督「こんなことなら早くに相談するべきだったな…」


アケボノ「本当よ。どうせお金のことなんて~とか思ってたんでしょ?」


提督「…その通りだ」


アケボノ「あたし達はアンタ達の後ろ盾になるって言った。困ったことは全部押し付ければいいの。わかる?」


提督「押し付けるのは最終手段だ。積極的に相談はさせてもらう」


アケボノ「それでいいわよ」

提督「…アケボノ、早速相談していいか?」


アケボノ「なに?まだ何か問題を抱えてたの?」


提督「今ここには俺しか居ない。どういうことかわかるか?」


アケボノ「あぁ……龍驤と漣ね」


提督「借金を黙っていたのが龍驤の逆鱗に触れて、漣は漣で……とにかく、助けて欲しいんだ」


アケボノ「喧嘩の仲裁は専門外って言っとくべきだったわね。言い忘れたあたしが悪いし、今回だけ特別よ」


提督「助かる……」


アケボノ「まずは龍驤からね。ややこしいことになってないといいけど…」


下1~3高コンマ 龍驤の状態や起こったことなどを

ーー龍驤の部屋


アケボノ「成る程ね、実際にはそんなに怒ってはなかったのね」


龍驤「あれはウチに隠し事をしとった罰やね。ほんまに司令官は…」


アケボノ「それで龍驤は何をしようとしてたの?」


龍驤「これを機に司令官のお金を管理したろうと思ってんねん。とりあえずお小遣い制にするのは確定やね!」


アケボノ「それはいいわね。勝手にポケットマネーを出すことは無くなるわ」


龍驤「この鎮守府に必要なもんがあるんやったらウチらも出す。それでいこうと思ってんねん」


アケボノ「ここの連中は喜んで協力するわね。それでいいんじゃないかしら」

アケボノ「でも気を付けないといけないことはあるわね。また勝手にお金を借りる心配があるわ」


龍驤「身分証をウチが預かる方向はあかんの?」


アケボノ「提督なんだならその気になればどこからでもお金を借りれるわよ。その辺はよく釘を刺しておくことね」


龍驤「次やったら別れるって言うたら聞いてくれると思うで」


アケボノ「それ効くわね。あの提督なら絶対言いなりよ」


龍驤「ま、そんなわけでウチのことはほっといてくれて構へんで。適当に仲直りしとくから」


アケボノ「そうみたいね。なら次は漣ね……」


下1~3高コンマ 漣の状態や起こったことなどを

提督をいつ許すかで漣黒潮小競り合い
ボノ「あんたら似たもの同士よね」
二人「どこが!?」

ーー漣の部屋


アケボノ「アンタは何してんのよ」


漣「いえ、youtuberサザナミとしてデビューしようかと…」


アケボノ「それって稼げるの?」


漣「わかりませんが、自作のAVを売るよりは安全性がありますので」


アケボノ「…アンタそんなことしてたの?」


漣「拘束一歩手前まで行っちゃいました」


アケボノ「呆れてものも言えないわ」


漣「あれは漣だけのせいではないというか…とにかく、漣もお金をもっと稼ぎたいんです」


アケボノ「そんな方法じゃ無理だと思うけど?」


漣「やっぱりそうですよね……」

漣「副業で一番貯金があるのが誰か分かれば、参考にするんですけどね」


アケボノ「わからないものなの?」


漣「いえ、多分稼いでるのは天龍さんです。株とかで儲けたお金を全部ガチャに突っ込んでたらしいので」


アケボノ「だから貯金が一番ある奴を探してるのね」


漣「そういうことになりますな…」


アケボノ「あたしが教えてあげましょうか?力を使えば余裕よ?」


漣「……お願いします。是非お話しを伺いたいんです」


アケボノ「いいわよ、少し待ってて」


下1~3高コンマ 一番貯金のあった人物とその方法などを

ーー工廠


漣「なんですかこの額は!?」


明石「ほほほほほ殆ど使わないので…たたたた貯まる一方…ででです…」


秋津洲「工作艦には手当てがあるかも。あたしとか北上さんも貰ってるけど、明石は桁が違うかも」


北上「工作艦が給料少ないってスト起こされたら大変だからね~それはもう手厚いよ~」


アケボノ「こいつの貯金だけで提督の借金返せたじゃない」


漣「それどころかお釣りが来ますよ…」


明石「ししししししし知ってたら…てててて提督に…あげて…ました…」


アケボノ「ね?アンタが小銭を稼ぐ必要なんてなかったでしょ?」


漣「うぐぐぅ…」

秋津洲「今回のは提督が悪いかも。一言皆んなに相談してれば良かったかも」


北上「だよね。あたしも喜んで貸してたのにさ~」


陽炎「私なんて死ぬつもりだったのよ…?」


アケボノ「この鎮守府の悪い所が出たわね。まだまだ誰かが何かを隠してるわよ」


漣「その可能性は否定できない…」


アケボノ「ここの奴らは足りないものを助け合うんでしょ?都合の悪いことでも相談し合いなさい」


漣「これは近日中に大会議を行う必要がありますな…」


ーー

新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします

おっつ
借金までして設備整える提督なのに自腹切らされた球磨ってやっぱり相当やべぇ事したんだなと改めて実感

>>103
2部その6の750、751より
伊13「違います…新しく球磨さん用に…台所みたいなのを…作るそうです…」
間宮「わざわざ作るの?凄いわね……」
伊13「でも…お金は球磨さんが払うそうです…」
伊13「それも含めて…罰だって…言ってました…」

球磨が自ら払うと言ったのではないかな?いや、どちらとでもとれるか

しかし内容を安価出すなら矛盾とか起きないように気を付けて出したいね

ーー

漣「今日は皆さんに大事なお知らせがあります」


龍驤「簡単に状況を説明するとやな、司令官はある問題を抱えとったんや」


漣「それを一人で解決しようとして、とんでもないことになるところだったんです」


龍驤「事情を聞くと確かに黙ってたくなるような内容や。事実ウチや漣に相談されてもどうにもならんかった」


漣「しかし、北上さんや明石さんに相談していれば解決する内容だったんです。これを踏まえて漣達が何を言いたいかも分かっていただけたでしょうか?」


龍驤「念の為にちゃ~んと説明しとくで」

龍驤「ウチらが言いたいことは一つ。一人で問題抱えるなアホ!や」


漣「ご主人様に知られたくなかったり、知られるとマズイ内容でも他の人に相談すればいいんですよ」


龍驤「ウチらにも言えれへんのやったらこの艦隊の誰かに相談し。皆んな口が堅いのはわかっとるやろ?」


漣「お名前を出して申し訳ありませんが、伊401さんのように弱味を握られているという悩みでも、相談して欲しかった」


龍驤「そこでや、スマホとか個人間で連絡取れるように端末をウチらが用意した。これでいつ、誰にでも相談できる状況ができたわけや」


漣「ほんっとにお願いします!一人で悩みを抱えるのはやめて下さい!」


龍驤「ウチからも頼む。誰でもいいから相談してくれ!!」


漣「…話は以上です。後は皆さんの行動力に期待します」



下1~3高コンマ 誰がどんな相談をした?

ーー


瑞鶴「最近清霜が可愛くて仕方ない、ねぇ…」


加賀「確かに、こんなことは提督や龍驤さんには相談できないわね」


瑞鶴「しかもメチャクチャにしたいとまで書いてたんでしょ?」


加賀「そうね、そんな内容のメールが来たわ」


飛鷹「二人なら私の気持ちを分かってくれるかなって…」


加賀「同性愛という悩みならそうでしょうけど、飛鷹はただのロリコンじゃないの?」


飛鷹「ぐ……」


瑞鶴「よくもまぁ言いにくいことをズバッと言うわね」


加賀「だって実際そうじゃない」

瑞鶴「確かに相手が問題よね。軽空母と軽巡ならギリギリ大丈夫でしょうけど、駆逐艦相手じゃ…」


加賀「幹部さんに続いてロリコンの爆誕ね」


飛鷹「うぅぅぅ…」


瑞鶴「そもそも清霜って飛鷹と仲が良かった女の子と似てるって理由で距離が近いのよね?」


加賀「その女の子は亡くなってしまったと聞いたわ。だから清霜に親愛の気持ちを抱くのならわかるんだけど、なぜ恋愛感情というか、興奮してるの?」


飛鷹「安価」


下1~3高コンマ 飛鷹の台詞や行動などを

清霜とあの子を重ねていたんだけれど、折り合いがついてからは重ねて見ることがなくなって……
清霜個人を見ていたら何だか……

飛鷹「清霜とあの子を重ねていたんだけれど、折り合いがついてからは重ねて見ることがなくなったの」


飛鷹「清霜はいい子だし近くに居て安心できた。そうやって清霜個人を見ていたら何だか……」


加賀「成る程ね、事情はわかったわ」


瑞鶴「でも思ったんだけど相談相手間違ってない?榛名と霞の方が近くない?」


飛鷹「あの二人とは違うのよ…」


加賀「そうよね、あの二人は姉妹の延長。それに私達は空母じゃない。戦艦に相談するより良いんじゃないの?」


瑞鶴「なるほど…」

加賀「清霜のことは好きなのね?」


飛鷹「大好きよ。清霜を裸にして全身を……」


瑞鶴「それ以上はいいから!でも気持ちを自覚してるなら告白しか無いんじゃない?」


加賀「その勇気があるなら私達に相談してないわよね」


飛鷹「そうね…」


加賀「ここは私達に任せてちょうだい。考えがあるのよ」


瑞鶴「本当に大丈夫…?」



下1~3高コンマ 加賀の作戦やしたこと等

ーー

清霜「ふぁ~疲れたぁー」


加賀「お疲れ様ね」


清霜「加賀さん!」


加賀「出撃はどうだったの?」


清霜「皆んな被弾無しだったよ!まぁ会敵しなかったから当然なんだけどね」


加賀「無傷なのはいいことよ。燃料の無駄遣いなんかじゃないわ」


清霜「うん!そうだよね!」

清霜「ところで加賀さんは何してたの?」


加賀「瑞鶴を待ってたのよ。一秒でもあの子の側に居たいの」


清霜「ひゃ~凄いなぁ…」


加賀「提督と龍驤さんも似たようなものよ?好きな人の近くには居たいものなの」


清霜「へぇ~」


加賀「清霜はそういう人は居ないの?近くに居て安心する人とか、好きな人とかは?」


清霜「安価」


下1~3高コンマ 清霜の台詞などを

亡くなった武蔵さんと飛鷹さんと霞ちゃん!もちろん加賀さんも好きだよ!(純粋な眼差し)

清霜「近くに居て欲しいっていうなら武蔵さんかなぁ。もう会えないってわかってるけどさ」


加賀「…そうね」


清霜「武蔵さんは憧れだったし、頼れる戦艦!って感じでカッコよかったなぁ~」


加賀「……」


清霜「武蔵さんは心の中でずっと生き続けてるの。忘れることなんて無い!」


加賀「そう……」

ーー


飛鷹「どうだった!?」


加賀「ダメね。清霜にはまだ恋愛感情が無いかもしれないわ」


飛鷹「そん……な…」ガクッ


加賀「亡くなってしまった武蔵の事を大切に思ってるそうよ。飛鷹が間に入るのはかなり難しいでしょうね」


飛鷹「ぅぐぐ……!」


加賀「現時点で告白しても無理だと思うわ。玉砕されてもいいなら話は別だけど」


飛鷹「聞いてきてくれて…ありがとう……参考にするわ…」フラフラ


加賀「かなりショックを受けてるみたいね。でもこれは仕方ないことなのよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

(正直に言うと前に出てきたケイタイと区別がついていない)

ーー飛鷹の部屋


飛鷹「はぁ…………」


飛鷹「清霜……うぅん…清霜ぉ……」


清霜「飛鷹さん、少しいい?」コンコン


飛鷹「ひゃぁ!?き、清霜!?」


清霜「よかった、起きてたみたいだね。お邪魔していい?」


飛鷹「え、ええ…」


清霜「ありがとう飛鷹さん!」ガチャ

飛鷹「どうしたの?(お風呂上がりなのね清霜。凄くいい匂いがするわ)」


清霜「飛鷹さん、最近元気無いみたいだけど大丈夫?」


飛鷹「そう…?」


清霜「うん。凄く落ち込んだ表情をしてるし、ご飯も小とかおかず小盛りしか食べてないじゃない」


飛鷹「ええ…まぁ……」


清霜「飛鷹さん、龍驤さんも困ったことがあったら相談してって言ってたでしょ?清霜が話しを聞いてあげるよ?」


飛鷹「……」


清霜「ねぇ、何があったの?まさかそんなに深刻なことが…?」


飛鷹「安価」


下1~3高コンマ 飛鷹の台詞、行動などを

飛鷹「清霜は恋をしたことがある……?」


清霜「恋…無いなぁ。龍驤さん達を見てるだけで精一杯だよ」


飛鷹「そう……なの…」


清霜「飛鷹さん、まさか悩みってそれ?」


飛鷹「そう…なの…………」


清霜「そっか…大変そうだね」


飛鷹「辛い……凄く辛いの…」

飛鷹「私が好きな子は…私に恋愛感情が無いの……」


飛鷹「だから告白しても無駄……余計に傷付くだけなのよ…」


飛鷹「思いが伝わらないなんて…伝えても無駄だなんて……」


飛鷹「恋って…こんなに苦しいのよ……」


飛鷹「だから、体調が悪いとかじゃないから安心して。私の中で乗り越えられたら…きっと元に戻るから」


清霜「安価」


下1~3高コンマ 清霜の台詞や行動などを

膝枕して落ち着かせてあげる

清霜「でも辛いんだよね……飛鷹さん、ベッドにお邪魔するね」


飛鷹「え…」


清霜「はい!清霜の膝に頭乗せて!」


飛鷹「清霜の膝枕ぁぁ…!」


清霜「どうぞ、飛鷹さん」ポンポン


飛鷹「おぉぉぉぉぉぉ……」

清霜「寝心地はどう?」


飛鷹「うん、いいわよ…(んぁぁぁぁぁ!!清霜の…膝ぁ!あはぁぁ…)」


清霜「不安な時とか辛いときはこれだよね。武蔵さんにもよくしてもらってたんだ~」


飛鷹「そう……」


清霜「あ、こうやって頭を撫でるのもいいんだよね」ナデナデ


飛鷹「うん、ありがとう清霜…(魂が浄化されそう)」


清霜「清霜の膝でゆっくりしてね、飛鷹さん」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

良い話やね(ホロリ

飛鷹(清霜はなんて純粋な心を持っているのかしら…)


飛鷹(そんな清霜を裸にしてローションプレイをしたいだなんて…私は汚れ過ぎていたのね)


清霜「元気になって、飛鷹さん」ナデナデ


飛鷹(あぁ…邪な気持ちが……浄化されていく……)


飛鷹(心が清く……真っ白に…)


飛鷹(清霜ぉ…………)

ーー海上


飛鷹「攻撃隊、発艦開始!」


那智「飛鷹の奴、気合いが入っているな」


ガングート「油断しているとMVPを持っていかれるな」


清霜「飛鷹さん、元気になってくれたんだね!」


飛鷹「今の私はミッドウェーの仇どころじゃないわよ!覚悟しなさい!!」


下1~3高コンマ 次の相談内容などを

夕張→提督
黒い玉を返してきて欲しいんですけど

【?報】皐月、好きな人が変わる

ややこしいので最安価

下1~3高コンマ

名前が判明しているのは今のところ凛花、真実、華、沙羅だっけか

ーー工廠


北上「朝霜のピアスをどうにかできないかねぇ~」


提督「あんなに落ち込んでいる所を見るとどうしても気になるんだ。出撃どころかベッドから出るのにも苦労しているらしい」


北上「あのピアスは朝霜にとってかなり大事なものだったんだろうね~」


提督「朝霜は正確には俺達の仲間じゃない。だが朝霜に足りないものがあるなら助けてやりたいんだ」


北上「厄介なのが来なくなって喜ぶはずなのにね~ま、そういう提督だから皆んなついて行くんだけどね」

北上「ピアスに刻まれてた名前を調べるのも一苦労だし、ピアス自体が特殊だったりしたんでしょ?」


提督「遺灰は遺骨の一部が混ざっていたり、新品のピアスに亡くなった人の血を付着させていたりしたそうだ」


北上「無理だよねぇ……そんな大事な物の代わりなんて無いよぉ」


提督「それでも…なんとかして欲しいんだ」


北上「頼まれた以上は考えてみるけどさ、あんまり期待はしないでね?」


提督「無茶な注文なのはわかっているからな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「泣き虫姉さんについてなら頼ってもらっても良いわよ」
北上「誰!?」

早霜「泣き虫姉さんについてなら、私を頼ってもらっても良いわよ」


北上「誰!?」


提督「どうやってこの鎮守府に入ってきた!?」


早霜「ふふふ…憲兵さんには悪いことをしてしまったかもしれませんね」


北上「あたしの彼氏に何したのさ!?」


早霜「うふふふふ…」


北上「ちょっと確認してくるから待ってて!」ダダダッ


提督「お、おい……」


早霜「時間も無いし、ヒントだけあげるわ。姉さんは本当は命そのものを自分に刻みたかったのよ」


提督「ん……?」


早霜「また会いましょう。それじゃあ……失礼するわ」


提督「アイツは一体なんだったんだ……?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


朝霜「なんだよ…あたいに渡したいものってよ…」


提督「これを見てくれないか?」パカッ


朝霜「ピアスが二つ……」


提督「あのピアスの残骸からは小さいピアスしか作れなかったんだ。両耳にでも付けて欲しい」


朝霜「無理だ……それじゃダメなんだよ…あのピアスじゃねぇと……あれには命が…」


提督「それなんだが話を聞いて欲しい。実はこのピアスにはあるものを混ぜたんだ」


朝霜「あぁ…?」


提督「それには龍驤の一部が混ざっている」

朝霜「一部……血か何かかよ…」


提督「違う。龍驤の骨だ」


朝霜「は…あ……?」


提督「龍驤が失ってしまった左腕の骨の灰を少し混ぜたんだ」


朝霜「お…ま……なんで…そんな大事なもんを…」


提督「そもそもこの灰は俺が無理を言って手に入れたものだ。左脚は……原型が無いほど潰れていた。燃やしても灰にはならないと言われた」


提督「だが左腕の一部。そこだけはまだ骨が残る可能性があった。俺は必死に頼み込んで、腕だけを火葬してもらったんだ」


朝霜「なんで…だよ……あたい…なんかのために…」

提督「お前の為だ。俺の近くで苦しんでいる奴を無視できなかったんだ」


朝霜「あたいは…司令に迷惑ばっかり…かけてんのに…」


提督「そうだ、正直帰ってこない方が艦隊の為なのはわかっている。でもそれは俺が許せないんだ」


提督「朝霜、これが完全に代わりになるとは思わない。だがある程度は戻ったはずだ」


提督「ここにはまた新しい命が吹き込まれた。これを身に付けて戦ってくれないか?」


朝霜「安価」


下1~3高コンマ 朝霜の台詞や行動などを

……あたいの首輪の鍵、今持っているか?はずして欲しい
と言ってその後ピアスを耳につける

朝霜「……あたいの首輪の鍵、今持っているか?持ってるなら外してくれ」


提督「わかった、少し待ってろ…」ゴソゴソ


朝霜「ん……サンキューな。耳の穴はまだ塞がってねぇな?よし…」


提督「ピアスを付けてくれるのか」


朝霜「…どうだ司令?」キラッ


提督「とても良く似合ってるよ」


朝霜「そう言ってもらえると嬉しいぜ」

朝霜「あたいが救えなかった奴らの名前は全部覚えてる。忘れることなんて無ぇよ」


朝霜「あたいがピアスに拘ってたのは命だ。生きる力は全ての原動力なんだよ」


朝霜「あたいは弱い。いざって時に皆んながついてるって思えたから今まで戦えてたんだ」


朝霜「前は救えなかったけどよ、今は見ててくれ。目の前の敵を全員ぶっ飛ばしてやる!…ってな」


朝霜「アレが無いと戦えねぇと思ってたけど……」


朝霜「うん、これなら戦えるかもしんねぇな」


提督「…良かった」

朝霜「感じるんだよ。龍驤さんの命というか、力をな」


提督「…どんな力なんだ?」


朝霜「無念だとか残念って感じのイメージだな。多分…指輪を嵌められ無かったのが関係してるな」


提督「……」


朝霜「でも悪いってことはねぇよ。これならリハビリもすぐ終わらせられる」


提督「…そのピアスは大事にしてくれ。頼む」


朝霜「わかってるよ司令。これを付けたあたいの活躍、見ててくれ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

朝霜『あ?なんだここは?』


『ここは貴女の夢の中よ』


朝霜『お前は……!』


『沙羅の事覚えててくれて嬉しいな!』


朝霜『忘れるかよ。あたいが救えなかった命は全部……』


『そういうのはいいから!それより貴女に伝えたいことがあって来たの!』


朝霜『なんだ…?』


『皆んな、来て!』


ワラワラ


朝霜『な、なんだよおい…』

『沙羅が代表して人の形をしてるけど、魂だけの皆の事もわかるよね?』


朝霜『あぁ…全員わかるよ。忘れるわけが無ぇ』


『ありがとう。貴女に沙羅達は救われたのよ』


朝霜『馬鹿言え、救えなかったんだよ』


『そういうことじゃないの。貴女なら意味は分かるでしょ?』


朝霜『……いっちまうのか』


『うん、もう十分だよ。ありがとう艦娘さん』


朝霜『そうか…そう言ってくれるなら……いや、まだ…』


『だから、もう大丈夫だって!遠くにいっても沙羅達はちゃんと見てるから!』


朝霜『ん……そう…か』

『貴女は弱くなんてないよ。それは沙羅達が一番知ってる』


朝霜『なら遠くからでも見ててくれ。お前達が見てくれてるってだけで力になる』


『それも必要無いんじゃない?貴女には新しい命がついてるわよ!』


朝霜『それでもだ。頼む』


『しょうがないなぁ、特別だからね?』


朝霜『お前は確かに生きてた。それだけはあたいが絶対に覚えておいてやる。名前も、全部な』


『うん…じゃそろそろいくね』


朝霜『……元気でな』


『変なの、もう死んでるのに!じゃあまたね~~!』


朝霜『…いっちまったか。これでもう…後には戻れねぇんだな』


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


朝霜「…」ガバッ


朝霜「そうか……あいつら……」


朝霜「…………」ツー


朝霜「…ありがとうな。今まであたいの側に居てくれて」


朝霜「ありがとう……ありが…とう………」


朝霜「…………」

ーー後日


「もういいんですか?そんな急に気分が良くなるなんて…」


朝霜「あたいは大丈夫だ!心配しなくてもいい!」


「でも…」


「本人がそう言ってるならしょうがないさ。君、元気でね」


朝霜「世話になったな!それじゃあな!」タタタ


「元気に走っていきましたね。数日前まで立つのも苦労してたのに…」


「きっと何かを乗り越えたんだよ。彼女はそういう目をしていた」


「そういうものなんですかね…?」


ーー

本当は龍驤の薬指だけをホルマリン的な液体に浸けて保管している設定もありました


コメントなどあればお願いします

おつです
本編前に一度挫けていて立ち上がり、かつ本編でもさらに挫けて立ち上がる点や
立ち上がるために自身の身体に何かを刻む点において荒潮と朝霜は似ているね
良い演出だなぁ

ところで気になるところがあるのですが
朝霜は耳へのピアシングはしたことがありませんよね(その2の617及びその3の800より)
暁「ピアス?耳には付いてないみたいだけど?」
朝霜「体につけてんだよ。ほら」ガバッ
朝霜「お腹、脇腹、背中……全部ピアスだらけさ」
龍驤「…体やったらどこでもええん?」
朝霜「服で隠れる所ならどこでもいいぜ。使い方はわかるか?」

あれかな、早霜にでも空けられたのかな?

ーー執務室


ガチャ


提督「誰だ?」


龍驤「手塞がっとるんやったらしゃあないけど、ノックはしぃや?」


叢雲「ぐぎ……いぎぎぎぎぎ…」


提督「目の焦点が合ってない…」


龍驤「叢雲が……緊急事態か!」


叢雲「い……ひひひひぃ…いい~~…」


提督「足元がおぼつかない上に槍を持っているのか」


龍驤「司令官は下がっといて。槍に血が付いてないからまだ誰も傷付けないはずや。ちょっち乱暴やけどウチが止める!」

叢雲「大丈……ぎ……まだ……」


龍驤「理性はあるんやな!?」


叢雲「霞の薬が……効いてる…でも…切れると……暴れ……ぐぎ…!」


提督「大事に至る前にここに来たのか。よく頑張ったな」


龍驤「医務室で眠らせといたるから待っとき!今連絡入れる!」


叢雲「無理……鎖か…何か……縛っ……がぁぁ…!!」


提督「それは最終手段だ。それより何かあったのか?」


叢雲「そう……それも…伝えに……来だぁぁ…ぐく…」


龍驤「なんや?何があったんや?」

叢雲「卯月様…が……消え…た…!」


提督「鎮守府から居なくなったのか?」


叢雲「書き置きが…!あっ…でぇ……!!」ブルブル


龍驤「なんて書いてあったんよ!?」


叢雲「ごめんなさい……って……あがぁぁぁぁぁ!!」


叢雲「卯月様卯月様卯月様ぁぁぁ…!!」


龍驤「暴れる一歩手前やな…叢雲はなんとか運んどく。司令官は卯月のこと頼むで」


提督「…了解した」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

卯月『突然出ていくようなことしてごめんっぴょん…』


提督「どれだけ心配したと思ってるんだ?」


卯月『ごめんなさい…叢雲も……大変っぴょんよね?』


提督「…ベッドに縛り付けて固定している。あと少し遅れていたらどうなっていたことか」


卯月『本当に……ごめんなさい…』


提督「その事はもういい。卯月、今どこにいる?」


卯月『近くも無いし…遠く無い所っぴょん』


提督「……そうか」

提督「迎えを出す。そこで待っていてくれ」


卯月『無理っぴょん……』


提督「なぜだ?」


卯月『卯月はもう…その鎮守府に居る資格が無いっぴょん……』


提督「資格なんて必要なはずないだろう。何を言ってるんだ?」


卯月『いくらカウンセリングを受けても…薬を飲んでもダメなんだっぴょん……卯月の病院は治らないっぴょん…』


提督「そんなことは無い」


卯月『あるっぴょん…現に叢雲は……また卯月のせいで怪我を…』


提督「それでも以前より改善しているんだ。気に病む必要は無い」


卯月『もう……限界っぴょん…』

卯月『公衆電話からかけてる意味わかるっぴょんよね?もう探さないで欲しいっぴょん』


提督「そんな訳にはいかない」


卯月『司令官の鎮守府にいれて楽しかったっぴょん。今までお世話になりました』


提督「待て、卯月!」


卯月『さようなら……』ガチャン


卯月「……よし」


卯月「もう思い残すことは無い……ぴょん」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


叢雲「私が探しに行くって行ってるでしょ!!」


千歳「無理よ、貴女を外になんて出さない」


龍驤「トチ狂う手前やったんやで?そこで大人しくしとき」


叢雲「うぎゃああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ギシギシ


龍驤「あかん、このままやと紐が千切れてまうな」


千歳「もう一重に紐を…いえ、二重にしておきましょう」


叢雲「殺してやる…!お前ら全員殺してやる!!」


龍驤「それはかなわんなぁ。尚更そこから動かすわけにはいかんで?」


叢雲「いぃ……ぎっ…!!」

千歳「卯月はまだ見つからないの?」


龍驤「あかん、さっぱりや。知り合いには連絡してるけど、それらしいのは見つかってない」


千歳「まさか本当に……」


龍驤「諦めたらあかん。ウチは絶対諦めへんで」


叢雲「あがが…ぐっ……ぐぶぁ……」


千歳「大変!泡を吹きかけてる!」


龍驤「可哀想やけど眠らせるしかないんと違うか?」


千歳「そうね……それしか無いわね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー海上


卯月「…」ボー


武蔵「あれはかんむす…?」


卯月「……」ボーー


武蔵「うみのうえでなにもしてないのはあぶない!つれてかえろう!」


武蔵「かんむす!こっちにこい!」


卯月「……」


武蔵「きこえてないのか?おーーーい!」


卯月「……」


武蔵「しかたない、じぶんでもってかえるか」ヒョイ


卯月「……」

ーー島風提督の鎮守府


島風提督「それで持ち帰ってきたのか」


五月雨「ドロップ艦じゃないんですか?」


武蔵「ちがう!こいつれんどたかい!」


五月雨「見ただけでわかるのは流石ですね…」


島風提督「お前は卯月だな?どこの所属だ?」


卯月「……」


武蔵「さっきからずっとこう!はなしかけてもむしする!」


五月雨「無視というより、反応してませんね」


島風提督「何が原因かわかれば対処ができるんだがな」

島風提督「コイツはとりあえず入渠させる。五月雨、連れていってやれ」


五月雨「わかりました。卯月さん、こっちに来て下さいね」


卯月「……」


五月雨「無視してんじゃねぇよ、とっとと来いっつってんだろ」


卯月「……」


五月雨「ダメか…」


島風提督「面倒だが運んでやれ。こっちは捜索願いの出ている艦娘で調べておく」


五月雨「あぁ、そっちは任せたぞ」


武蔵「むさしはまたさんぽにいってくる~!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

さみだれ「おとうさん何してるの?」


島風提督「調べものだ。さっき来たピンクの艦娘についてな」


さみだれ「すごい!おとうさんカッコいい!」


島風提督「よしよし、わかったから大淀の所に行ってきなさい」


さみだれ「はーーい!」ばたん


島風提督「もう立って喋るようになるとは…流石艦娘の幼子か。おっと、それどころじゃなかったな」


島風提督「捜索願いの艦娘……ん、なんだ?アイツらか緊急連絡?」


島風提督「駆逐艦卯月が行方不明…………これか」

ーー


五月雨「何か分かりましたか?」


島風提督「そいつは龍驤の提督の所の艦娘だ」


五月雨「あぁ、あの鎮守府の」


島風提督「あの鎮守府から出てきたと言われれば納得がいく。反応がなかったのも精神がおかしかったんだろう」


五月雨「入渠は終わりましたが、以前こちらの問い掛けには答えてくれません」


島風提督「その内迎えが来る。後はアイツらに任せればいいだろう」


五月雨「そうですね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


島風提督「さみだれ、手を離さないか?」


さみだれ「いやだ!」


提督「離してくれないと困るんだが…」


さみだれ「ぜったい嫌!離さないもん!」ぎゅっ


卯月「……」


島風提督「なぜ卯月に固執するんだ?仲が良いどころが初対面だろう?」


さみだれ「いやだいやだいやだぁ!」

五月雨「手間かけさせるんじゃねぇぞ?」ギロッ


さみだれ「う…うぅぅぅぅ~~!」じわ…


五月雨「ダメだな、こうなったらテコでも動かねぇ」


島風提督「…すまん。今日卯月を返すのは不可能だ」


提督「……そうか」


五月雨「卯月はこっちで見張っとく。というよりさみだれが離さねぇから逃げる心配はねぇよ」


提督「了解した。何か自体が動いたら連絡してくれ。俺は鎮守府の皆んなに無事を知らせてくる」


島風提督「そっちも大変だな」


五月雨「さみだれは自由過ぎんだよ。本当、誰に似たんだか…」

さみだれ「ピンクのお姉ちゃん!さみだれと遊ぼ!」


卯月「……」


さみだれ「うん!さみだれの部屋に行こ!」


島風提督「会話…してるのか?」


五月雨「さぁな。こっちにはわかんねぇよ」


提督「卯月が元気になってくれればいいんだが…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲は強制睡眠中です


再安価 下1~3高コンマ お願いします

ーー

さみだれ「ピンクちゃん!この絵本読んで!」


卯月「……」


さみだれ「ピンクちゃ~~ん!!」


卯月「……昔々あるところに…おじいさんと…おばあさんがいました…」


さみだれ「わ~~い!!」ぱちぱち


卯月「おじいさんは…仕事の前にスタバで…コーヒーをキメて…おばあさんは…オンラインショップにログインしました…」


さみだれ「ピンクちゃん読むの上手だよ!」

さみだれ「えくすとりーむ桃太郎面白かった!おとうさんとおかあさんが読むより好き!」


卯月「……」


さみだれ「ね!今度はげーむしよ!」


卯月「……」


さみだれ「このげーむはね!こうはいした街がぶたいなの!歩いてると町の人が撃ってくるから、武器をうばって退治するの!」


卯月「……」カチャカチャ


さみだれ「うま~い!てはいどを上げずにどんどん退治してる!」


卯月「……」


さみだれ「そうそう!そこで馬に乗って…!」

コンコン


五月雨「どうしましたか?」


卯月「……」ガチャ


さみだれ「うぅん…」


島風提督「遊び疲れて寝たか」


五月雨「満足そうな寝顔してます。よっぽど面白かったんですね」


島風提督「遊んでやってくれて感謝する。さみだれはそこのベッドに寝かせてやってくれ」


卯月「……」スッ


五月雨「まだ喋るつもりは無ぇみたいだな」


島風提督「卯月、帰るのが辛いなら暫くここに居てもいいぞ。こちらとしてもさみだれの相手ができて助かる」


五月雨「どうしようがお前の自由だ。よく考えることだな」


卯月「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

さみだれ「ピンクちゃん!お外に行こうよ!」


卯月「……」


さみだれ「近くに公園があるから一緒に遊ぼ!」


卯月「……」


さみだれ「よし!じゃあ出発~~!」


卯月「……」

長波「何処に行くんだ?」


さみだれ「あそこの公園!」


摩耶「あたし達も付いていくぜ」


さみだれ「二人はだめ~~!おかあさんの悪口言ってたもん!」


長波「地獄耳…」


摩耶「またそういうこと言うから嫌われるんだぞ?」


さみだれ「知らない!いこ、ピンクちゃん!」


摩耶「悪いがこっそり後をつけるぞ。さみだれが心配なんだよ」ヒソヒソ


卯月「……」

ーー公園


さみだれ「シーソー!シーソーやって!」


卯月「……」きぃ


さみだれ「うぎゃぎゃぎゃ!楽しいね!」


卯月「……」


さみだれ「次はあのすべり台がいいな!お姉ちゃん一緒にすべろ!」


卯月「……」しゃー


さみだれ「わーーーい!」


卯月「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

さみだれ「ピンクちゃんは公園の才能があるね!これからも遊ぼうね!」


卯月「……」


「んでよ~」

「マジかよ?」

「うどんじゃねぇんだからさ!」

わらわら


さみだれ「あ!あれは不良!」


卯月「……」スッ


さみだれ「ピンクちゃん?さみだれの前に立ってどうしたの?」


卯月「……」

「あ?なんだあのチビ?」

「ここになんの用だ?」

「聞いてんだよおい!」


卯月「……」


「舐めてんのか?」

「やっちまうか?」


さみだれ「ダメーー!このピンクちゃんはさみだれのお姉ちゃんなの!」ひょこ


「げぇ!さみだれ姐さん!」

「やべぇ…後ろに隠れてたから見えてなかった…」

「マジかよ……」

さみだれ「不良!怖がらせるようなこと言っちゃダメって言ったでしょ!」


「す、すいやせん!」

「お連れさんも、姐さんの知りたいだとは…」


さみだれ「ちゃんとピンクちゃんに謝って!」


「すみませんでしたー!」

「ど、どうか気持ちを受け取って…」すっ


さみだれ「だからー!そうやってお金を出すのはダメって言ったでしょ!」

「ひい~!」


さみだれ「さっきはさみだれを守ろうとしてくれたんだね!大丈夫、この不良達はさみだれのしゃてーだから!」


卯月「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

卯月「ちょっと…いい……?」


五月雨「お、なんだ?ようやく喋る気になったか?」


卯月「さみだれについて…聞きたい…ことが…」


五月雨「さみだれは元気過ぎて困ってんだよ。で、何が聞きたいんだ?」


卯月「どういう…教育を…してますか…?」


卯月「持ってる絵本は…聞いたことの無い…ぶっ飛んだ内容の…もの…」


卯月「持ってるゲームは…年齢制限有りの…アクションばっかり…」

卯月「近くの不良を…舎弟にしてるし…」


卯月「あの笑い方…怖い……」


卯月「どういう…方針で…さみだれを…育ててますか…?」


卯月「流石に…気になって…仕方ないです…」


五月雨「安価」


下1~3高コンマ 五月雨の台詞などを

五月雨「逞しく育てるためだ。今のところは順調だな」


卯月「えぇ…」


五月雨「艦娘だっていうんならまずは強くねぇと問題外だろ?あの絵本とゲームは強者こそ正義!みたいな内容だからな」


卯月「だから……」


五月雨「それに舎弟ってあの高校生達だろ?さみだれにかかれば人間の高校生なんて一捻りだな」


卯月「三対一でも…?」


五月雨「なんの問題もねぇ」


卯月「……」

五月雨「わんぱく過ぎるくらいでちょうどいいんだよ」


卯月「じゃあ…笑い方…」


五月雨「その件についてはコメントしたくありません」


卯月「……」


五月雨「…仕方ねぇな。さみだれは多分腹の中で笑い声聞いてやがったな」


卯月「じゃあ…」


五月雨「そういうことだ。今はさみだれの前で笑わねぇようにしてるけど、無駄だったみたいだな」


卯月「……ありがとうございます」

五月雨「さてと、お前の質問には答えた。なら次はこっちの番だな?」


卯月「……」


五月雨「お前は何がしたかった?どうして喋らなくなったんだよ?」


五月雨「元々喋ってねえってんならわかる。でもお前の所の提督が違うって言ってたからな」


卯月「……」


五月雨「教えろ。お前に何があった?」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞や行動などを

卯月「叢雲…仲間に酷いことを…して…しまったんです…」


五月雨「なんだ暴力沙汰か?そんなのここではしょっちゅうだったぜ?」


卯月「違う…性的な…暴力を…」


五月雨「…そっちかよ」


卯月「普通に…殴っても…いた…けど……このままじゃ…もう…」


五月雨「なんで海で一人だったんだよ?」


卯月「消えようと…ぼーっとしてたら…海に…」


五月雨「よくわかんねぇな~」

卯月「自分が…誰かを傷つけるなら…消えてしまおうと…」


五月雨「けっ、死んだ後のことを考えろ。あの提督ならお前の後を追うとか言い出すぞ?そうなったら責任取れんのか?」


卯月「……」


五月雨「なんだ、結局お前の我儘じゃねぇか。心配して損した」スッ


卯月「あ……」


五月雨「自分がどんな存在で、何ができるのかを忘れんな。言えることはそれだけだな」


卯月「……」


五月雨「ま、帰りにくいってんならここに居てもいいぜ。ただし、さみだれの面倒を見ろ!」


卯月「……ありがとうございます」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

島風「五月雨!もうちょっと優しく言ってあげてもいいんじゃない?」


五月雨「こんな奴はこれくらいでいいんだよ」


島風「ダメだよ!今度は私が話してあげる!」


卯月「もう…話すことは…」


島風「卯月はさ…心が折れちゃったんだよね?」


卯月「……」


島風「分かるよ。私もそうなった時があったからさ」


卯月「……」

五月雨「あぁ?壊れたらまともに話しなんてできねぇだろ?」


島風「壊れたとは言ってないもん!折れたって言ってるの!」


五月雨「なんだよそれ、どう違うってんだ?」


島風「心が壊れると治るまでどれくらいかかるか分からない。でも折れちゃっただけならまだ治せるよ!」


島風「卯月はさ、あそこの鎮守府で自分を偽るのに疲れちゃったの?」


卯月「……」


島風「今の貴女が本当の卯月。無口でクールな感じなんだよね?」


卯月「どう……して…?」


島風「貴女は子どもの前で嘘は付けない。絵本を読んであげてる時なんか凄く嬉しそうだったよ!」


卯月「……」

島風「その傷付けちゃった子って、それが原因でしょ?」


五月雨「そいつがからかってたりしたのか?」


島風「違うよ、その子を痛めつけてストレス発散してたんだよね?」


卯月「なんで…そこまで……」


島風「あのね、私が怪我をする前…鎮守府がおかしくなる前に他の鎮守府に仲が良い子が居たの」


島風「演習で仲良くなって……五月雨も覚えてない?」


五月雨「あ~~ひょっとしてアイツか?睦月型の…」


島風「そう、その子。貴女、弥生と凄く似てるの」


島風「ねぇ……昔何かあったの?」


卯月「安価」


下1~3高コンマ 卯月の台詞などを

卯月「私の半分は…弥生…です…」


五月雨「どういうことだよおい!」


島風「やっぱり……貴女は本当は弥生なんだよね?」


卯月「はい……」


五月雨「なんだよどういうことだよ!?分かるように話してくれ!」


島風「話してもらっていい、弥生?」


卯月「はい……全部…話します……」

ーーーー

卯月『ぷっぷくぷ~~!』


弥生『危ないよ…卯月…ちゃんと…前を見て…』


卯月『こんな海域余裕っぴょん!目を瞑ってもへっちゃらぴょん!』


弥生『もう……』


卯月『へっちゃらになったのは司令官のせいっぴょん。毎日毎日遠征ばっかり!』


弥生『仕方ないよ…私達…まだ練度が低いもん…』


卯月『う~ちゃんは戦闘がしたいっぴょん!主砲を撃って、魚雷をシュパーって!』


弥生『まだ…早いって…』

その日はいつも通り卯月と二人で遠征をしてました。慣れた海路なので特に警戒することも無く物資を輸送してました。
ちゃんと索敵をしてれば…あんなことにはならなかったのに……



弥生『卯月!しっかりして卯月!!』


卯月『ぅ……』


弥生『あぁぁぁ…どんどん沈んじゃう…!!』


卯月『やよ……』


弥生『喋っちゃダメ!損傷が…!あぁ…!』


卯月は深海棲艦の艦載機に爆撃を受けたんです。直上から…まともに……
その日に限って応急修理要員も積んでなかったんです。でも旗艦は卯月のはずだから沈まないと思ってたのに、どんどん沈んでいっちゃって……卯月は…

卯月はもう助からないってわかりました。後は沈むのを待つだけでした。
卯月はもう喋れなくもなって、体から力も抜けていって……

私は卯月を静かに眠らせてあげたかっただけなんです。もしこのまま帰ったら旗艦のはずなのに沈んだ艦娘ってことでサルベージされて色々調べられると思ったんです


そんなことはさせたくない。でも卯月は沈んでしまった。じゃあどうすればいいのか?

それは……

ーーーー


島風「貴女が卯月になることだったのね」


卯月「はい……私はその日から卯月として…沈んだのは弥生ということに…なりました…」


五月雨「それだけで誤魔化せるわけねぇだろ?何をやった?」


卯月「卯月を……食べました…」


五月雨「マジかよ…」


島風「それって……」


卯月「血とか…肉片とか……脳とか…」


五月雨「狂ってんのかよ…お前…」ボソッ


島風「ちょっと五月雨…!」


卯月「そうです…弥生は…あの時……冷静じゃなかった…」


五月雨「…とりあえず休憩だ。続きは場所を変えて話そう」


下1~3高コンマ この後の展開などを

ーー


天津風「その話なら聞いたことあるわね」


島風「ほんと?」


天津風「ここだけの話よ?艦娘が艦娘を食べるとその能力を引き継げるっていうの」


五月雨「共食いか?笑えねぇぞ」


天津風「でもその確率は低いんですって。何百回、何千回やって一回できるかどうかだって」


五月雨「そんなのほぼないのも同じだろ」


島風「でも弥生はそのほとんど無いのを引き当てたんだ」


卯月「鎮守府に帰って…精密検査を受けて…びっくりした…数値とか反応が…全部卯月になってた…」


五月雨「なるほどな、数値の上で問題が無ぇならそれはもう卯月だな」

島風「卯月と弥生って似てるから、外見はいくらでも変装できるもんね」


天津風「この事は誰が知ってるの?」


卯月「今…初めて話しました…」


五月雨「ってことはあの提督もしらねぇわけだ」


天津風「どうする?暫くここに居てもらうのがややこしくなくて良いんじゃない?」


島風「提督に相談してみようよ!弥生、話してもいいよね?」


卯月「お願い…します…」


下1~3高コンマ この後の展開などを

ーー

島風提督「少なくともお前の鎮守府では卯月を演じる必要は無いだろう」


卯月「……」


島風提督「だが幹部さんには黙っておいた方がいいな。いや、逆に知らせるべきか?」


五月雨「どっちにしろあの提督なら大丈夫だろ。お前も分かってんだろ?」


卯月「でも…皆んなが…怖くて…」


島風提督「なら俺がまず向こうの提督だけに話してやろう。それならいいか?」


卯月「お願い…します…」


五月雨「しかし卯月のフリをした弥生なんてよく気付いたな?」


島風「いつもの状態なら分からなかったよ、心が折れてたから分かったの。仕草とか表情の変わらなさとかは弥生そのものだったもん」


五月雨「言われてもわかんねぇな」


天津風「五月雨じゃ無理でしょうね……」


ーー

もっと早くにやる予定の回でした


コメントなどあればお願いします

おつおつ
今日の安価の出し方捌き方えがったよ
艦娘共食わせたデータが何百何千あるって……また大本営の闇が深まったな
さみだれちゃんは環境の割に良い方向に育ってると思うよイヤホント

その卯月が沈んだのは今の鎮守府での話なんだろうか
おそらくは龍驤が来る前か事故前なのかな
もしかして龍驤の事故だけでなくこれも悲劇のきっかけのひとつだったとか

>>335
その3の960より少なくとも龍驤着任後だとわかる
>>龍驤「卯月がこの鎮守府来るって言うて資料とか見た時に、こんなヤバイ奴が来るんかって司令官と頭抱えたんやで?」

おつです
薄々感じていたけれど扉を開く前と後でドロップの仕方違うね
卯月(弥生)の移籍してきた理由はハーレム広げて叢雲に刺されたからだったな
卯月(弥生)は初めは卯月(本人)が轟沈したショックを埋める為に暴力とか性的行動に走った側面もあるのかな……

>>335 >>337
卯月(本人)が沈んだのは足りない鎮守府来る前の前鎮守府だと思う
そこで卯月(弥生)になり叢雲の一件がおこり足りない鎮守府に着任

ーー足りないもの鎮守府、医務室


叢雲「私を起こしたってことは卯月様は見つかったんでしょうね?」


提督「居る場所は分かっているし、彼女に怪我は無い」


叢雲「それなのに私の拘束が解けてない。むしろ手錠までつけてるってことは良くないことがあったのね?」


提督「…俺は彼女の話を聞いて、叢雲は取り乱すと思ったんだ」


叢雲「大体の予想はできるけど、とりあえず無事ってわかっただけで暴れる確率は低いわよ」


提督「簡単に予想できるような事情じゃないんだ…」ボソッ


叢雲「なに?何か言った?」


提督「いや……これから話す」

提督「叢雲、卯月と関係があったのはいつからだ?」


叢雲「覚えてないわね。それくらい前から卯月とはそういう仲だったわ」


提督「ならば……弥生の事は覚えているか?」


叢雲「覚えてるわ。卯月と二人で遠征に行って沈んでしまったのよ。いつもは積んでたのに、その日に限って応急修理が無くて…」


提督「その前後になにがあったか覚えていないか?」


叢雲「そうね、そういえばその日を境に卯月の行為が激しくなったわね。きっと弥生の事で色々あったのよ」


叢雲「駆逐艦の連中は皆んな泣いてたわ。私も少し…」


提督「その時に卯月は泣いていたか?」


叢雲「卯月が?そういえば……悲しそうな顔はしてたけど…」


提督「……そうか」

叢雲「司令官、この質問は何か関係あったの?」


提督「いいか叢雲、俺が今から言うことは事実だ。それだけは理解してくれ」


叢雲「なによあらたまって。覚悟はできてるって言ってるでしょ?」


提督「……わかった」


叢雲「どうせ卯月様が…この鎮守府を離れる……」


提督「卯月の正体は弥生なんだ」


叢雲「……は?」


提督「その時に沈んだのは卯月だったんだ。弥生は卯月を静かに眠らせてやりたいと、卯月を生きているようにしたんだ」


提督「……俺が言いたいのはこれだったんだ」


叢雲「安価」


下1~3高コンマ 叢雲の台詞や行動などを

叢雲「何言ってるの?あれはどう見ても卯月じゃない」


提督「俺もそうとしか思えなかった。だが彼女の話を聞いて納得する部分もあった」


叢雲「なによそれ」


提督「例えば彼女は誰かと寝る時は必ず化粧をしていたそうだ」


叢雲「そうよ、私と寝る時もそうだったわ。私の前では綺麗なままで居たいからって」


提督「なら叢雲も彼女を素顔を見たことは無いんだな?」


叢雲「…………」

提督「風呂でもそうだ。一人で入ることが多かったと言っていた」


叢雲「嘘よ。傷つけてごめんなさいって私と何度も一緒にお風呂に入って体を洗ってくれたわ」


提督「ならその時に彼女は顔を洗っていたか?」


叢雲「……」


提督「ここに居る皆んなも同じ答えを出すだろう。彼女の素顔を一度だって見ていないんだ」


提督「髪や仕草は誤魔化せても、顔はよく見ればいずれわかってしまう。だから素顔だけは彼女が卯月を演じるようになってから一度だって見られたことは無いそうだ」


提督「もちろん叢雲に刺されて入院している時も…な」


叢雲「安価」


下1~3高コンマ 叢雲の台詞や行動などを

ーーーー

卯月『叢雲は甘えん坊さんっぴょんね~』


叢雲『こんな顔をするのは貴女の前だけよ』


卯月『うーちゃんも叢雲のデレ顔が見れて幸せっぴょん!』


叢雲『ちょっと…!』


卯月『叢雲、愛してるっぴょんよ』


叢雲『私も……好き…』


卯月『んふふ~じゃあ続きをやるっぴょん!!』


叢雲『あん……』

告白してきたのは卯月からだった。最初はふざけてるだけだと思って相手にしてなかったけど、何度も何度も私に言い寄ってきた


何回も告白されるうちに、卯月が本気なんだってわかって付き合うようになった。周りからはやいやい言われたけど、皆んなも祝福してくれてるのはわかった


卯月は本当に私の事を好きでいてくれたみたい


出撃から帰ると卯月が一番最初に迎えに来てくれて、見送る時も卯月が最後まで一緒に居てくれた


私と卯月では練度に差があったから一緒に出撃したことは無かった。早く追いつくから待っててって言われたのをよく覚えてる

卯月「……」


叢雲「ねぇ卯月どうしたの?いつもみたいに…してくれないの?」


卯月「いつもの……ぴょん…」


叢雲「私を叩いたり…乱暴にしてみた……りぎっ!!」


卯月「……」


叢雲「げほっ…!そんな…強…ぐぅぅ!!!」


卯月「……」

弥生が沈んでしまった日の少し前から被虐的愛というか、軽く叩いたり髪を優しく引っ張ったりして遊ぶのにハマっていたの


なのにその日…弥生が沈んで初めて卯月と二人で寝た日は凄かった


痣ができるほど殴られて、怪我をする程蹴られてしまった。普通なら暴力事件として司令官に相談するような内容だったと思う


でも私は卯月はストレスでおかしくなってしまったんだと思ってしまった。卯月の暴力を受け止めることが愛なのだと思った


それからは卯月の暴力は悪化していく一方で、卯月は前とは別人のようになってしまった

私以外の女と関係を持つようになったし、もっと暴力的になっていった


弥生の死を乗り越えてくれたら収まると思っていたけど、卯月の暴力はどんどん酷くなっていった


でも…


それでも私は嬉しかった。卯月に暴力を振るわれているのは私だけで、私はなんて愛されているんだろうって


私は卯月の事が前にも増して大好きになっていった。私に暴力を振るってくれる卯月…大事だって…してくれてる証拠で……


ーーーー

叢雲「私が…好きだったのは……違う卯月…?」


叢雲「私を愛してくれた卯月は…居ない…?」


叢雲「でもその卯月は…大好きになる前の……」


叢雲「あ…あああ?あ…あぁぁ……」


提督「……すまん。だが叢雲には真実を伝えるべきだと思ってんだ」


叢雲「卯月?卯月が卯月で…?卯月卯月卯月卯月?」


叢雲「あ……ひひ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲の容体を聞いて会いに行こうとする卯月
だか『卯月』の演技が出来なくなっているのに気付 いてこちらも大変なことに

卯月は沈んでいます


再安価 下1~3高コンマ お願いします

>>362

提督「叢雲……」


叢雲「…………司令官、一つお願いがあるの」


提督「なんだ…?」


叢雲「卯月……いえ、弥生に会わせて」


提督「それは……」


叢雲「彼女の口から直接聞きたいの。司令官を通してなんかじゃなくね」


提督「…わかった。考えておこう」


叢雲「頼んだわよ司令官」

叢雲「……アイツが全部悪いのね」


叢雲「アイツが居なかったら卯月が居なくなることもなかった」


叢雲「私が偽物の卯月を愛することも無かった」


叢雲「アイツさえ居なければこんなことにはなって無いのよ」


叢雲「……」


叢雲「アイツだけは許さない…!!」

ーー待合室


提督「弥生はまだ鎮守府に入るのは怖いということでここで会うことになった」


叢雲「私は場所はどこでもいいわよ」


提督「あと叢雲には念の為に手錠はさせてくれ。これは朝潮につけているものと同じでスイッチを入れない限りは手錠として使えない」


叢雲「自分の状態は分かってるから別に気にしてないわ」


提督「そう言ってくれるなら助かる…」


叢雲「……」

「あ…の……」


提督「来たか…入ってきてくれ」


「でも……」


提督「大丈夫だ、ここには叢雲と俺しか居ない。龍驤や漣はこの話すら知らないぞ」


「は…い。司令官を…信じます……」


提督「大丈夫だぞ」


「……」ガチャ


叢雲「……」


「あの……叢雲…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

弥生の加虐スイッチと叢雲の殺意スイッチが同時にオンする

「その……今まで…ごめんな…」


叢雲「…今!!」ガバッ


「ぐぁっ…!」


提督「叢雲!やめるんだ!」


叢雲「どうしたの?手錠のスイッチを押してみなさいよ」


提督「しまった、弥生の首に腕を回されると逆に危険なことになる!」


叢雲「私に近付いたらコイツ殺すから」ギリギリ


「ぎ…ぎ……!」


提督「わかった!だからせめて息をさせてやってくれ!」


叢雲「無理よ、ここでコイツは殺す」


「……っ!!」

叢雲「よくも今まで騙してくれたわね!!」ギリギリ


「……ぎゅ…!」


叢雲「卯月を殺しただけじゃなく!成りすまして私を弄んで!!」


提督「違う!卯月が沈んだのは弥生のせいじゃない!」


叢雲「アンタは黙りなさい!次喋ったら殺す!」


提督「…!」


叢雲「アンタ…偽物の卯月は苦しめるだけ苦しんで殺してやる…!!」


「……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

卯月(弥生)
叢雲に言ったことは……嘘じゃないから……
叢雲は吃驚して腕を緩めてしまう

叢雲に殺されるのを受け入れた弥生
弥生『騙してごめん 痛い事してごめん』

ガチャ


さみだれ「ピンクちゃんになにするの~!!」


叢雲「う……かはっ!!!」ドゴォ


提督「一撃で叢雲をつき飛ばすとは…」


「げほっ……うぐ…」


さみだれ「大丈夫ピンクちゃん!?」


提督「そうだ、今のうちに手錠を…」ポチッ


叢雲「ぐ……」


提督「これでなんとか…」

さみだれ「首が痛いの?平気?」


「うん……」


提督「すまん、俺がもっと良く見ておくべきだった」


さみだれ「違うよ、ピンクちゃんが抵抗しなかったからだよ」


「……」


さみだれ「なんで?あの艦娘に殺されても良かったの?」


「私は……叢雲に殺される…理由があるから…」


さみだれ「そんなの関係ない!ピンクちゃんはピンクちゃんなの!」


「……」


さみだれ「もぉ~~!おじさんのせいだからね!」


提督「お、おじ……」


さみだれ「ピンクちゃんは渡さないもん!ふんっ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

弥生の懺悔パート

叢雲がさみだれを手錠部分で殴ろうとするのを止める卯月(弥生)

ーー

叢雲「卯月はもう居ないのよ…私をこんな身体にしたのは弥生でもう子供だって産めない。せめて女の子を産めれば…」


叢雲「ねぇ、憎しみをぶつける事も許されないの?私はどうしたらいいの?ねぇ?答えてよ」


「……」


叢雲「答えなさいよ……ねぇ…」


島風提督「おい、子どもが産めないって本当なのか?」


提督「あぁ、弥生が叢雲の腹を蹴りすぎたのが原因で卵子が異常個体しか生産されないそうだ」


島風提督「どれだけ強い力だったんだ…」


提督「想像を絶するような力を…継続的に与えんだろう」

さみだれ「ピンクちゃんをいじめるな!」


叢雲「いじめてないわよ…私は質問してるだけ…」


叢雲「むしろ私はコイツにいじめられてたのよ…」


さみだれ「嘘言うな!」


叢雲「…なら私の服をめくりなさい」


さみだれ「……う!ピラ


叢雲「その痣と傷は全部そこにいる女がつけたのよ」


さみだれ「ピンクちゃん…?」


「全部…本当……私が…悪いの…」


叢雲「ねぇ…私はどうすればいいのよ…もう…私は死ぬしか無いわよ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

さみだれが泣き出すと弥生から赤い色のオーラが出てくる
そのオーラが空中の一点に集まり赤い球となった

ーー後日


島風提督『そっちの様子はどうだ?』


提督「叢雲は完全に引きこもってしまった。部屋から出てくる気配が無い」


島風提督『こっちは弥生が殆ど喋らなくなった。さみだれ相手ならポツポツと話す程度だな』


提督「弥生が元気にしてくれているならそれでいい」


島風提督『叢雲は大丈夫なのか?放っておくと自死するぞ』


提督「そこは大丈夫だ。ちゃんと見張っている」

島風提督『弥生はこのままこっちで引き取った方が良さそうだな』


提督「いきなりの異動は避けたい。敏感な子が何人もいるんだ」


島風提督『ならレンタル移籍ということにすればいいな?』


提督「…頼む」


島風提督『弥生はこれでいいかもしれないが、問題は叢雲だろう』


提督「そうだ…叢雲がどれだけ傷付いてしまったのか俺では想像ができない」


島風提督『叢雲が死にたいと言った気持ちは良くわかるな』


提督「普通なら否定するが……叢雲は…」


島風提督『折り合いをつけるのも難しいだろう』

島風提督『おい、あれしか無いんじゃないか?』


提督「……」


島風提督『渋るのもわかるが現実を見ろ。叢雲は解体しか無い』


提督「そう簡単には決められない…」


島風提督『叢雲のことを思うなら一日も早く楽にしてやれ。艦娘としての記憶も無くすが、辛い思いも忘れられる』


島風提督『妊娠できないのはしょうがないが、今のままよりはずっといいはずなのはわかるだろ?』


提督「……」


島風提督『弥生の書類は送ってこいよ。後はお前が考えろ』ガチャン


提督「解体しか……無いというのか…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

解体されると記憶が無くなるのか……
艦娘としての記憶を忘れると空白部分は上手い具合に補完されるのかな?それとも記憶の消去は選択制?

ーー

叢雲『……なんで手錠が外れてるの』


「ここは貴女の夢の中だからよ」


叢雲『夢…下らないわね。そんなものはもう見ても意味が無いのよ』


「どうして?」


叢雲『私にはもう絶望しか無いの。生きる意味も、何もかも失ったのよ』


「それは辛かったわね」


叢雲『辛いなんて生温いわ。この世は私にとって地獄よ。わかる?朝起きたら、その事を後悔するの』


「相当なのね…可哀想に」


叢雲『同情はやめて、虚しくなるだけだから』

「じゃあ貴女に提案してあげる。私に協力してくれない?」


叢雲『力を貸せっていうの?』


「協力してくれたら恋人も身体も戻るわ。素晴らしいでしょ?」


叢雲『そんなの嘘に決まってるけど、協力してあげるわ』


「本当に?」


叢雲『ええ、毎日生きてても意味が無いの。このままだと放っておいても自分で死ぬし、力を貸してあげるわ』


「うふふふふふふ………嬉しいわぁ…」


叢雲『何がどうなっても…もういいのよ……』


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

烏君今のところはずーっと富士in叢雲を見つめて動向をうかがっている

富士さん、八島にまたボコられたくないので卯月の復活は真面目にやる
大本営の建造ドックに忍び込めればなんとかなると

ーー


呂500「叢雲、話しを聞いて欲しいですって」


伊401「叢雲ちゃんの体のことなら、なんとかなるかもしれないの」


呂500「子どもを産める体に戻れますって!」


伊401「嘘みたいな話なんだけど、本当なの。漣のことを治してくれた人がいるよね?」


呂500「あの男の人ならきっと治せますって!」


伊401「卯月は……無理だけど。せめて叢雲ちゃんの体は!」


叢雲「……」


呂500「あれ…様子がおかしい……」

叢雲「きひひひひひひ、残念ね。この体はもう私のものよ」


呂500「誰ですかって!」


伊401「この子、叢雲ちゃんじゃない!」


叢雲「そうよ、でも今更分かっても遅いわ」スッ


呂500「どこに行きますかって!!」


叢雲「貴女達には関係ないわ。さよなら」


伊401「待って!その体は叢雲ちゃんなのに!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

富士さん
体を得たのはいいもののこの子一人じゃやれることは少ない…協力者が必要ね、

提督「緊急放送?何があった?」


龍驤「爆発とかではないと思うけど…」


大変ですって!!叢雲が逃げましたって!
どこに行ったのかわかりません!艤装をつけて海に出たのかもしれません!
とにかく皆んなで探しましょうって!


龍驤「司令官…」


提督「……探そう。絶対に生きたまま見つけるんだ」

ーー


弥生~


弥生~~起きるっぴょん~


『う……?』


卯月『やっと起きたっぴょんね!弥生に話しかけるのも苦労したっぴょんよ!』


弥生『え…?卯月……?』


卯月『ところでうーちゃんはなんで弥生の中にいるっぴょん?』


弥生『あの卯月…だよね…?』


卯月『そうっぴょんよ!正真正銘の卯月っぴょん!』


弥生『卯月……!!』


卯月『ああ、なんて情熱的な……でもうーちゃんには叢雲という恋人が…』


弥生『ごめん……!ごめんなさい卯月…!!』


卯月『んん~?』

ーー

卯月『なんかとんでもない事になってるっぴょんね』


弥生『ごめんなさい…全部…私が…』


卯月『弥生だけのせいじゃないっぴょん。今までよく頑張ってくれたっぴょんね』


弥生『そんな、私は……』


卯月『とにかく叢雲の事はうーちゃんに任せてほしいっぴょん!それで全部解決っぴょん!』


弥生『でも……』


卯月『いいからいいから!うーちゃんにお任せぴょん!』


弥生『本当に…?』


卯月『大丈夫っぴょん。だから弥生はゆっくり寝てて欲しいっぴょん。次に弥生が目が覚めたら、全部解決してるっぴょんからね』


弥生『うん……』


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

さみだれ「ピンクちゃんあそぼ、あなただあれ?」
武蔵「こいつなかみかわったぞ!」
ひと悶着

卯月
司令官と島風提督に自分が卯月だと話す
さみだれちゃんはニコニコしている

ーー足りないもの鎮守府


夕立「行方不明になっている艦娘、叢雲なら夕立が見つけてやるっぽい」


提督「それは…そうしていただけるなら…感謝しかありません」


夕立「見つけたらわかってるっぽい?」


提督「ええ、貴女が欲しいであろう情報を渡します」


夕立「よくわかってるっぽい。もちろん幹部には言わないっぽい?」


提督「もちろんです。貴女に情報を流していることは喋りません」


夕立「交渉成立っぽい」ニヤ

夕立(やっぱりコイツらを見張っておいて良かったっぽい)


夕立(問題の多い艦娘の寄せ集めなら、絶対ボロを出すと思ってたっぽい)


夕立(コイツらは幹部と繋がりがあるから、その情報を根こそぎこっちのものにするっぽい)


夕立(その情報を使えば、昇進間違い無しっぽい!完璧な計画っぽい!)


提督「叢雲……」


夕立(その為にはコイツらの艦娘を見つけないといけないっぽい。とりあえず時津風辺りに走らせて…)


漣「お話中失礼します!!」ガチャ


夕立「後にするっぽい。お前はここに入ってくる資格が無いっぽい」


漣「報告だけさせて下さい!叢雲が…見つかりました!!」


夕立「ぽ!?」


提督「本当か!?」

提督「誰が見つけてくれたんだ!?」


漣「それがうちの艦娘と言っていいのか…あの提督、特務艦殿が…」


提督「すみませんがさっきの話は無かったことにして下さい」


夕立「……」


提督「それではこれで。漣、詳細を教えてくれ!」


漣「ええっと、なんと言いますか……」


夕立「ぎぃぃぃ~~!!なんでこうなるっぽいーー!!」だんだん


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ぽいぬさん……w

朝霜に煽られる
何してんだ?こんなところで?
お前が来ていいところじゃないぞ?

夕立の背後から肩に手を置く朝霜と荒潮が非常に恐ろしい声で何をしようとしていたんだ?と凄む
夕立はあまりの怖さに失神

ごめんなさい

弥生に寝ててと言ったのに結局出てきてるの笑う

再安価

下1~3高コンマ お願いします

>>430採用かな?

朝霜「夕立か?何してんだこんなところで?」


夕立「朝霜……!」


朝霜「ここはお前が来ていい所じゃねぇんだよ。とっとと帰れ」


夕立「またお前が…!」


朝霜「あ?なんの話だ?」


夕立「うるさい!こんな鎮守府に用なんて無いっぽい!!」ドスドス


朝霜「なんだアイツ?それより司令はどこ行ったんだ?また首でも締めてくんねぇかな~っと」

ーー

提督「叢雲!」


卯月「しーー。叢雲は寝てるっぴょん」


提督「やよ…卯月……?」


漣「やっぱりそうなりますよね。見た目は弥生に戻ってますけど、言動とかが卯月なんです」


提督「叢雲を見つけてくれたことは感謝するが、今度は弥生が…」


卯月「あ~それは気にしなくていいっぴょん!うーちゃんは本物の卯月っぴょん!」


漣「ご主人様、ひょっとして精神的に追い込まれ過ぎて…」ヒソヒソ


卯月「うっわ~それめっちゃ酷いっぴょん!弥生は今は寝てるから大丈夫っぴょん!」


提督「…話を聞かせてくれるか?」

ーー

提督「つい先日卯月は目覚めたばっかりなんだな?」


卯月「そうっぴょん。いや~凄いことになってたっぴょんね」


漣「なぜ今になって意識が覚醒したんですか?」


卯月「そんなのうーちゃんが一番知りたいっぴょん。でもこのタイミングで良かったっぴょん!」


提督「…悪いが君が本物の卯月かどうかこちらでは判断できない」


卯月「ま~そりゃそうっぴょんよね。だって目の前にいる司令官も秘書艦さんも初対面っぴょん」


漣「弥生が卯月を演じているのと区別がつかないんです。申し訳ありません」


卯月「ん~じゃあ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲の着任からの(恥ずかしい)エピソードを公開する

精密検査をうけることにする
弥生が表に出てくると弥生、卯月が表に出てくると卯月に結果が変わり、最終的に睦月型3.5番艦と結果を出した後機械がショートする

卯月「叢雲が着任してから起こったエピソードを話してあげるっぴょん!」


漣「それは弥生さんも知らない話ですね?」


卯月「そうっぴょん!うーちゃんの前でやっちゃったとか、あんな話なんかもしてあげるっぴょんよ!」


提督「叢雲からは後で確認が取れるか」


漣「卯月と叢雲だけが知っているはずの内容であると確認できれば問題ないでしょう」


卯月「じゃあ話すっぴょんよ!叢雲は……」

ーー医務室


叢雲「あれ……」ムクッ


叢雲「私…まだここに居る…?」


叢雲「全部…夢だったの?」


叢雲「私じゃない誰かが私の体を動かして…遠くに行こうとしたら…突然…ピンク色が…」


提督「起きたか叢雲?」


叢雲「司令官……やっぱり…夢だったのね…」


提督「起きて早々になるが、質問してもいいか?」


叢雲「いいわよ、別に……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 卯月が話した内容などを

提督「お風呂で必ずおしっこしていたというのは本当か?」


叢雲「ごぶっ!!」


提督「そのリアクションからすると…」


叢雲「待ちなさいよ!なんてアンタがそれを知ってるの!?ここに来てからはたまにしかしてないのに!!」


提督「この事を知ってるのは誰なんだ?」


叢雲「卯月以外居ないわよ!」


提督「そうか、ならそのおしっこが思ったより黄色かった時に誤魔化した方法は…」


叢雲「いやぁぁぁぁぁぁ~~!!なんでアンタが知ってるのよー!!」

卯月「ほ~ら本物っぴょん!?うーちゃん本物っぴょん!?」


漣「どうやらそうみたいですな…」


叢雲「弥生…」


卯月「違うっぴょんよ。今は中身はうーちゃんっぴょん」


叢雲「そういうのはいいわ。余計に傷付くから」


卯月「…黄色いおしっこの誤魔化し方は、まずは横方向に動いて」


叢雲「わぁぁぁぁ~~!!」


漣「あのご主人様…叢雲氏が湯船で横に動いたのを見たことがあるんですが」


提督「…そういうことだろう」


漣「…………」

卯月「まだあるっぴょんよ?二人で遊びに行った時にタイツを…」


叢雲「それだけは言わないで!!」


卯月「ならうーちゃんが本物って認めるっぴょん?」


叢雲「認める!認めるからその話は絶対にしないで!!」


卯月「司令官、ミッションコンプリートっぴょん!」


提督「あぁ、そうか……」


卯月「こんなのうーちゃんにかかれば余裕っぴょん!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲「貴女の事は卯月と認めるわ。でも私の問題が解決したわけじゃないの」


卯月「ぴょん?」


叢雲「私はこれから誰を愛してどう生きていけばいいの?」


叢雲「私が好きだったのは卯月で…でも愛してしまったのは弥生……」


卯月「叢雲ぉ~~」


叢雲「なに、卯月…?」


卯月「そういう時は~どっちもとっちゃえばいいっぴょんよ!」


叢雲「どっちも…」


卯月「そう!両方取っちゃう贅沢コースっぴょん!」

卯月「普段は卯月とラブラブして、刺激が欲しくなったら弥生の出番っぴょん!」


提督「弥生と叢雲の詳細を知っているのか?」


卯月「弥生から聞いたっぴょんよ~」


叢雲「……」


卯月「迷ってるっぴょんね~叢雲、迷ってる時は…」


叢雲「悩むという行為は既に答えが出ている時である…でしょ?」


卯月「そうっぴょん!」


叢雲「…やっぱり貴女は卯月なのね」


卯月「叢雲、お待たせしちゃって申し訳ないっぴょん。弥生も凄く謝ってたし、許してあげて欲しいっぴょん」


卯月「そして、三人で仲良くやっていくっぴょん!うーちゃん達にならそれができるっぴょん!」


叢雲「安価」


下1~3高コンマ 叢雲の台詞や行動などを

そうね
体は戻らなかったけれど恋人は戻ってきたわね……
うん、二人共許すから私のことも許して欲しい

叢雲「…そうね。全く…卯月には敵わないわ…ふふ……」


漣「叢雲氏があんなに柔らかな表情を…」


提督「やはり本物の卯月が叢雲を一番知っているし、コントロールもできるんだな」


卯月「叢雲~卯月が消えてた間にどんなことがあったっぴょん?」


叢雲「そうね、全部話してあげる。弥生から聞いてるところもあるかもしれないけど、我慢して聞きなさいよ?」


卯月「大好きな叢雲の話だったらいくらでも聞いてあげるっぴょん!」


叢雲「じゃあまず、卯月を刺しちゃった所から…」


卯月「え"…それ初耳っぴょん……」


ーー

タイツ、ノーパン、毛、おにぎりみたい


コメントなどあればお願いします

今日はあまり更新できないかもしれません


ーー


提督「この鎮守府の事は理解してくれたか?」


卯月「いや…それより弥生と叢雲がしてたことというか、関係がエグ過ぎてそれどころじゃ無いっぴょん」


漣「意識が戻ったと思ったら叢雲に二回刺されてるとか笑ませんよね」


卯月「マジでそうっぴょん。叢雲も弥生も病み過ぎっぴょんよ」


提督「二人は記憶を共有していないということで間違い無いんだな?」


卯月「そうっぴょんよ。弥生から話を聞けばうーちゃんも情報を共有できるっぴょん」


漣「なら二人は別個体として考えた方が良さそうですね」

提督「今弥生はどうしている?」


卯月「寝てるっぴょん。起こせば起きると思うけど、ゆっくりさせてあげたいっぴょん」


漣「そうですね。卯月が沈んでからずっと卯月を演じていたんです。疲れも相当なはずです」


提督「今君の見た目は弥生だが中身は卯月。それが分かるようにしておきたいな」


卯月「ならバッチとかカツラとか着けるっぴょん?うーちゃんは区別できるならなんでもいいっぴょんれ


漣「では一度工廠に向かって下さい。そこで色々とやれることもあるはずですので」


卯月「了解っぴょん!」


下1~3高コンマ 工廠での出来事やその他起こったことなどを

いままで弥生がつけていた艤装が反応しない

ーー工廠


北上「やっぱりさー、髪を染めるのが早いんじゃない?」


卯月「それだと今までと同じっぴょん!」


秋津洲「じゃあかつらはどうかも?」


卯月「それはありきたりっぴょん」


明石「じじじじじゃあ…ううううウサギの…なにか…を……」


卯月「その何かを考えて欲しいっぴょん」


陽炎「じゃあこれは?金色の兎…」


卯月「論外っぴょん」

卯月「んもぉ~うーちゃんを満足させてくれるアイデアは無いっぴょん?」


北上「なんか…いちいちイラっとするよね」


秋津洲「これが本物の卯月かも」


明石「腹立つ…」ボソッ


陽炎「明石!?」


卯月「はやく~は~や~く~!」


北上「……どうする?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

明石「ウサ耳でも付けてろ」
卯月「はぁ~?」
叢雲「卯月が調子乗ってると聞いて(槍カマエ」
卯月「はい…つけさせていただきます…」

北上「もうさ、卯月のときは兎のイヤリングをつけたらいいんじゃない?」


卯月「仕方ないっぴょんね~それで我慢してあげるっぴょん」


明石「……」イラァ


秋津洲「こんな顔してる明石は初めて見たっぴょん…」


陽炎「明石は聖人君子だと思ってたのに…」

卯月「イヤリングができあがるまで暇っぴょんね~」


卯月「工廠の担当さん達が作業してくれてるから、きっとすぐに終わるはずっぴょん」


卯月「でもそれじゃあつまらないっぴょんよねぇ~」ニヤッ


卯月「ここの艦娘の事情は色々聞いてるっぴょん。ドッキリを仕掛けるにも気をつけないといけないことがあるっぴょん」


卯月「さ~て、誰に仕掛けてやろうっぴょん?」


下1~3高コンマ 工廠組の誰かに仕掛けた内容などを

工具をデコレーションラッピングして見栄え良く()して上げる

卯月(明石が座ってる椅子に…このブーブークッションを設置してやるっぴょん)


明石「……」


卯月(北上さんが何かを話して、皆んなの視線が北上さんに集中してるっぴょん)


卯月(今が絶好のチャンスっぴょんね~)コソッ


卯月(よしよし、設置完了っぴょん!)

明石「ふぅ……」スッ


ブゥゥゥ~~


秋津洲「かも?」


陽炎「え?」


北上「ん?」


明石「……」もぞもぞ


明石「……」スッ


秋津洲「あ、音が鳴るクッションかも」


北上「そんなのを誰が!……って一人しか居ないよね」


陽炎「イタズラのレベルが低い…」


卯月「うびゃ~~!引っかかったっぴょん!」


明石「……」イライラァ


秋津洲「明石、抑えるかも」


明石「だだだ大丈夫…だよ……」


陽炎「明石が怒ったところなんて見たことないのに。流石は本物の卯月ね……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

叢雲「卯月、明石達は貴女の為に作業してくれてるのよ?」


卯月「叢雲ぉ~!」ダキッ


叢雲「ちょ、卯月…!」


卯月「ん~~会いたかったっぴょんよ~」


叢雲「そんな、人前なのに……」


卯月「いや~やっぱり叢雲はいいっぴょんねぇ~」

卯月「叢雲にはこれからもず~っと側に居て欲しいっぴょん!」


叢雲「そんな、急に言われても困るじゃない…」


卯月「照れてる叢雲もナイスっぴょん!」


明石「……えええエグいって…言ってた…ののののに…」ボソッ


叢雲「え?」


卯月「な!なんでそれを知ってるっぴょん!?」


明石「やややや弥生ちゃんと…むむむ叢雲ちゃんの…かか関係…が……ええエグいって…」


叢雲「……」


卯月「叢雲?これには深いわけがあるっぴょんよ?」


叢雲「安価」


下1~3高コンマ 叢雲の台詞や行動などを

卯月様にキラワレタ…(ハイライトオフ

叢雲「確かに、傍から見ればエグいのは認めるわ」


卯月「ほ……」


叢雲「でもそれは貴女が言っていい台詞じゃないと思うの」ハイライトオフ


卯月「叢雲さん…?」


叢雲「卯月…私のお部屋でゆっくり話さない?」


卯月「……脱兎!!」


叢雲「待て……待ちなさいよ…」タタタッ

北上「自分で脱兎って言いながら逃げるのは初めて見たね~」


明石「いいいいい気味です…」


秋津洲「これから騒がしくなりそうかも…」


陽炎「ああいうのが一人は居てもいいんじゃない?」


北上「自分が標的にされて、今と同じことが言えるかどうかだよね~」


陽炎「それは……そうかも」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>483

ーー演習場


卯月「ふぅ…なんとか撒けたっぴょんね」


卯月「演習場の隅っこに逃げるなんて、うーちゃん流石っぴょん!思わず自画自賛しちゃうっぴょんね~」


卯月「でも一つ気になったのは、艤装は動いても装備が反応してくれなかったことっぴょんね」


卯月「弥生の体は卯月の反応を示してる。だから『卯月』の艤装はうーちゃんが使えて当然っぴょん」


卯月「でも装備はそうかいかないみたいっぴょんね。中々いい魚雷積んでるのにもったいないっぴょん」


卯月「この件は早めに報告しておいた方がいいっぴょんね~」

提督「どうした、演習か?」


卯月「ちょうどいい所に来てくれたっぴょん!司令官に報告があるっぴょん!」


卯月「弥生が使ってた艤装はうーちゃんでも使えるけど、装備は使えないみたいっぴょん!」


提督「本当か?」


卯月「そうっぴょん!主砲も魚雷もうんともすんともっぴょん」


提督「それは気をつけてなければいけないな。艤装だけが動くということは、出撃して戦闘する間際まで気付かないという可能性もある」


卯月「うげ~それは避けたいっぴょん」

卯月「魚雷とかにマーキングできたら楽っぴょんね」


提督「すぐに剥がれてしまうだろうからな。そうだ、金色にならできるぞ?」


卯月「陽炎こと全身金メッキに頼むっぴょん?それは……ぴょん…」


提督「見栄えが悪いのは仕方ないだろう。だがいちいち確認するよりかは楽じゃないか?装備なんて出撃の時以外見ないじゃないか」


卯月「うーーーん…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー工廠


陽炎「ふんふふ~ん」


卯月「ノリノリで金メッキしてるっぴょん…」


夕張「陽炎さんは自分のもの以外を金色にするのも好きですからね」


卯月「陽炎の服装を見たらわかるっぴょん。せっかくの改二の服装なのに、金メッキで台無しっぴょん」


陽炎「私は金色の方が好きなのよ~」


卯月「全く理解できないっぴょん…」

夕張「卯月さん用の装備は金色にしておきます。卯月さんは同じ所に居ない方がいいんじゃないですか?」


卯月「ぴょん?」


陽炎「叢雲と明石が追いかけてたわよ~」


卯月「それはマズイっぴょんね…」


夕張「明石が怒ってるところなんて見たことないし、叢雲は……ねぇ」


陽炎「明石は秋津洲と一緒だけど、一応警戒しておきなさいよ~」


卯月「ご忠告どうもっぴょん。卯月はこれから全力で逃げるっぴょん!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


卯月「お……追い詰められたっぴょん…」


叢雲「卯月…ねぇ卯月……」


明石「……」


卯月「叢雲は心を平穏に保つっぴょん。明石はなんで無言で近付いてくるっぴょん?」


叢雲「私は冷静よ、卯月……」


明石「……」


卯月「おおおおおぉぉ……」

卯月「……南無三!!」ガクッ


叢雲「卯月…?」


明石「どどどどうした…の…?」


「ん…あれ………?」


弥生「ここは…鎮守府……?」


叢雲「…逃げたわね」


明石「そそそそそそんな手が…」


弥生「叢雲…明石さん…?」

叢雲「貴女に用事があったんじゃないのよ。卯月よ卯月」


弥生「ここでも…色々やっちゃったんだね…」


明石「しししし仕方ありま…せせせん…」


叢雲「卯月によ~く言っておきなさい。次は無いわよって」


明石「わわわわ私も…」


弥生「ごめんね…私からよく言っておくから…」

叢雲「全く、卯月ったら……」


明石「ほほほほ本当に……」スタスタ


弥生「…………」


「……」


卯月「ぬふふふ、行ったっぴょんね」


卯月「弥生をこんな事で起こしちゃうのは申し訳ないっぴょん!二人ともうーちゃんの演技に騙されたっぴょん!」


卯月「でもこれは二人のことを特殊なあだ名で呼んでなかったから成立したんだっぴょん。運が良かったっぴょんね」


卯月「今のうちに改めて情報を入手するっぴょん!ここはイタズラのしがいがありそうな鎮守府っぴょんからね~!」


卯月「まずは秘書艦…いや、司令官も中々……」


ーー

今日はここまでですいません


コメントなどあればお願いします

ーー


卯月「……っ!!」ダダダッ


羽黒「……」ダダダダダッ


那智「羽黒はなぜ卯月を追いかけているんだ?」


加古「あれは卯月が悪いね」


那智「卯月のイタズラに動じるようなタマじゃないだろう?」


加古「あれはイタズラっていうかなんていうか…」


那智「加古は何が起こったのか見ていたのか?」


加古「見てたけどさぁ」


那智「なら何が起こったのか説明してくれないか?」

加古「そもそもさ、羽黒って監査艦としての仕事もあって出撃できないことも多いじゃん?」


那智「そうだな。だが監査は立派な仕事だろう」


加古「でもさ、出撃できないと運動できないってことじゃん?」


那智「それはそうだな」


加古「だからさ、ちょっと体型がというか…なんというか……」


那智「…?」


加古「うーん…ちゃんと言わないといけないかぁ」

加古「羽黒さ、ちょっと太っちゃったらしいんだよね」


那智「そうなのか?気付かない程度の変化なら気にしないでいいだろう」


加古「いやぁ……それがさぁ……肉が摘めるくらいキてたっぽいんだよね」


那智「…………」


加古「羽黒は隠してたっぽいんだけど、卯月に見つかって。腹の肉を摘みながら腹話術的なことをやられて……追いかけっこの始まりだね」


那智「……私から言うことはなにも無い」


加古「あれは羽黒が怒るのもわかるよ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

これを弥生の見た目でやってるの本当に笑う

ーー


卯月「ぜぇ……ぜぇ…撒いてやったっぴょん…」


卯月「目隠れ羽黒さんが…無言で追いかけてくる恐怖は…中々…」


卯月「でも!これくらいで挫けるうーちゃんじゃないっぴょん!」


卯月「この鎮守府の艦娘リスト。うーちゃん特製のドッキリノートが完成したうーちゃんは無敵っぴょん!」


卯月「このノートには誰がどんな地雷を抱えてるのかが事細かに記されているっぴょん。これを使えば安全かつサプライズなドッキリが仕掛けられるっぴょん!」


卯月「羽黒さんは目立った地雷は無かったけど、体型を気にしてるのはバレバレっぴょんだったからね~」

卯月「さて次は…ふむふむ、この艦娘も太っちゃったっぴょんね」


卯月「でも元々痩せ過ぎで困ってたから、四キロくらい増えても逆に健康的になってよかったっぴょんよ」


卯月「でもぉ……うーちゃんは見逃せないっぴょん」ニタァ


卯月「羽黒さんと同じようなことをしてやろうかな~っと。それとも他の……」



下1~3高コンマ 太った艦娘と仕掛けられたことの内容などを

S朝潮
猫の描かれたホールケーキ

ーー風呂場


龍田「はぁ~お風呂でサッパリできたわぁ~」


龍田「早く着替えて~天龍ちゃんの所に行きましょ~」


龍田「……」ゴソゴソ


龍田「あ…あれ……?」


龍田「胸って…こんなに苦しかった…かしら…?」パッツンパッツン


龍田「おかしいわねぇ……」

龍田「お風呂に入ってる間に大きくなった……?そんなはず無いわよねぇ~」


龍田「最近体重は増えたけど~服はなんとも無かったのに…」


龍田「調整するにも、まずは着ていかない……と…」グググッ


龍田「きゃあ…!」ブチン


龍田「あら…ボタンが取れちゃったわぁ……」


龍田「よりによって胸のボタンが、なんで…」


卯月「ぐふふふふふふ…見たっぴょんよ?」


龍田「あらぁ…」

卯月「ぴゅーんって!オッパイのところのボタンがUFOみたいに飛んでいったっぴょん!」


龍田「……」


卯月「鎮守府内で未確認飛行物体発見っぴょん!」


龍田「……」


卯月「龍田さぁ~ん、痩せ過ぎから標準に戻ったとはいえ、油断してるとお腹のお肉摘めちゃうっぴょんよ?」


龍田「……」


卯月「ぶるんぶる~んって!お腹にもオッパイできるっぴょんよ!」


龍田「安価」


下1~3高コンマ 龍田の台詞や行動などを

龍田らしくて好き

龍田「そうねぇ~これから兎鍋も食べるし太っちゃうわね~」


卯月「ぴょん…?」


龍田「気付かないと思ったのかしら~?」ゾクッ


卯月「逃げ…!」


龍田「逃がさないわよ~?」ガシッ


卯月「ひ……!」


龍田「知ってるかしら~?ここのお風呂っていくらでも熱くできるのよ~」


卯月「洒落になんねぇっぴょん…!!」

卯月「かくなる上は…!」ガクッ


龍田「あらぁ?」


弥生「あれ……ここは風呂場…?龍田さん…?一体何が…?」


龍田「うふふ~騙されないわよ~」


弥生「何が…ですか…?」


龍田「元々の貴女は~私のことをお姉さまって呼んでたじゃない~」


弥生「ぅげ……そんな情報知らなかったっぴょん…」


龍田「やっぱり~卯月のままだったのね~」


卯月「あががががが…!!」


龍田「覚悟しなさいね~」


卯月「お、お助け……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


龍田「お届けものよ~」


卯月「……」ゴトッ


龍驤「なんや?なんで卯月が紐でぐるぐる巻きにされてんの?」


龍田「兎がおいたをしてたから~捕まえておいたのよ~」


龍驤「…なるほどな」


龍田「兎をどうするかは任せるわね~」ガチャ


提督「…龍田にも手を出していたとはな」


卯月「うーちゃん相手は選ばないっぴょん。誰にだってイタズラしてやるっぴょん」


龍驤「たくましいんかアホなんか……」

提督「誰かを怒らせるだけなのはまだ許せるが、トラウマを掘り返すようなものはやめるんだぞ」


卯月「大丈夫っぴょん!ぜーんぶノートにまとめてあるっぴょん」


龍驤「そこまでしてやりたいんかお前は…」


提督「それならいいが、程々にしておくんだぞ?」


龍驤「次はこれで済まんかもしれんで~」


卯月「ご忠告ありがとうっぴょん」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

陽炎「イヤリング出来たわ!」金色兎

ーー


卯月「あれで懲りるようなうーちゃんじゃないっぴょん!」


卯月「今度はちゃんと退路を確保できる所で仕掛けてやるっぴょん。さっきのはお風呂でネタバラシがよくなかったっぴょんね」


卯月「さて、次のターゲットは……」


ガングート「……」


卯月「…居たっぴょん」ニヤッ

卯月「ガングートさぁ~ん!」


ガングート「む、貴様はどっちだ?」


卯月「卯月っぴょんよ~!ほらほら、この可愛さは無敵っぴょん?」


ガングート「見た目が同じだから話すまではわからんな」


卯月「これから慣れていけばいいっぴょんよ!」


ガングート「そういうものか…」

卯月「あ~でもガングートさんは鎮守府に居る時間は少ないっぴょん。夜は彼氏さんの所っぴょん?」


ガングート「彼氏か……まぁそう思ってくれて構わないが」


卯月「あれ……?なんか思ってたリアクションと違うっぴょん」ボソッ


ガングート「ん、どうした?」


卯月「いや……そうだ!もう一人にも挨拶しとかないといけないっぴょんよね!」


ガングート「もう一人?」


卯月「ガングートさんのお腹っぴょん!赤ちゃん元気かぴょん?」ナデナデ


ガングート「なぁ…!!」


卯月「ほーらこんなにぷにゅぷにゅして…ガングートさん、何ヶ月っぴょん?」


ガングート「安価」



下1~3高コンマ ガングートの台詞や行動などを

ガングート「ま、まだ誰にも言ってないのになぜわかったんだ貴様!?」


卯月「ぴょん!!?」


ガングート「いいか!この事は絶対に誰にも言うなよ!!」


卯月「あの…ガングートさん…?」


ガングート「わかったな卯月!?」


卯月「あ、はい……」


ガングート「全く、誰から聞いたというんだ。孫くらいにしか言ってないのに……」ブツブツ


卯月「……やっべぇこと聞いちゃったっぴょん」

パイプもやめなきゃね

卯月「艦娘が妊娠?危険日にイチャコラして1パーとかっぴょんよ?」


卯月「それが……?嘘ぉ……」


卯月「…それにしてもガングートさんはなんで黙ってろって言ったっぴょん?」


卯月「ガングートさん出撃は確かこの後あるっぴょんよね?出撃がしたいから黙ってる…?」


卯月「そんなの大変っぴょん。もし大破でもしたらお腹の子どもがとんでもないことになっちゃうっぴょん!」


卯月「……これしか無いっぴょん」

提督「出撃を代わる?」


卯月「そうっぴょん。金色にしてもらった装備を試したいっぴょん」


龍驤「そんなこと言うて鎮守府から逃げたいだけと違うんか?」


卯月「それは深読みし過ぎっぴょん」


提督「元々五人で出撃の予定だった。そこに卯月が増えても問題は無い」


龍驤「ただし!出撃する以上はふざけんのは許さんで?」


卯月「もちろんっぴょん!」


卯月(もしガングートさんが大破しそうになったら卯月が庇うっぴょん。これなら誰にも気付かれずにガングートさんを守れるっぴょん!)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

陽炎の二の舞を踏むうーちゃん

ーー足りないもの鎮守府


卯月「ひぃ……ひぃ…」


ガングート「なんだ?急に出撃を志願したと思ったらこの様か?」


卯月「だって…気を使いながらは…疲れ……ひぃ~~…」パタン


ガングート「全く、鍛え方が足りないな」


卯月「人の気も知らないで…よくそんなことが言えるっぴょん…」


ガングート「む?」


卯月「うーちゃんは…ガングートさんを守るのに必死だったっぴょんよ…?」

卯月「そもそも…なんで妊娠してるのに…出撃するっぴょん…?」


ガングート「そんなもの決まってるだろう。妊娠が嘘だからだ」


卯月「ぴょぉん!?」


ガングート「残念だったな。ちなみにこれは羽黒からの入れ知恵だ」


卯月「そん……な…」ガクッ


ガングート「ここにはお前より一枚も二枚も上手がいる。これに懲りたらイタズラは控えることだ」スタスタ


卯月「うーちゃんが…イタズラされるなんて…この鎮守府は……ヤバイっぴょん…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

伊19伊26を驚かせに行こう

卯月「というかあれ誰っぴょん!?」
陽炎「わたしが陽炎よ」(社長スーツ)

ーー龍驤の部屋

卯月「龍驤さん、失礼するっぴょん」


龍驤「どないしたん卯月?逆ドッキリがそんなにこたえたんかいな?」


卯月「違うっぴょん。ふとした疑問が浮かんで、その答えを龍驤さんに聞きにきたっぴょん」


龍驤「ほう~どんなふざけた質問や?」


卯月「それがちょこっとシリアスっぴょん。執務室じゃなくて、龍驤さんの所に来た理由がそれっぴょんよ」


龍驤「へぇ~…」

卯月「龍驤さんは子どものことをどう思ってるっぴょん?」


龍驤「ん……」


卯月「叢雲とうーちゃんの間にはどうやっても子どもができないっぴょん。養子っていう手はあるけど、それは二人の子どもじゃないっぴょん」


卯月「その辺りも含めて龍驤さんに質問っぴょん」


龍驤「…漣やなくてウチに来たのもそういう理由か」


卯月「そうっぴょん。龍驤さんならうーちゃんの疑問に答えてくれるはずっぴょん」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを

欲しいけどなぁ
うちの体では母子共に生存するのは厳しいらしいからなぁ
五月雨にも言われたから色々考えているんやけどなぁ

龍驤「そら欲しいけど…こればっかりはなぁ」


卯月「龍驤さんは子どもを産んだら死ぬかもって言われてるっぴょんよね?」


龍驤「そうやねん。どないかならんか色々と調べとるんやけど、そもそも艦娘の出産例ってそんなに多くのないねん」


卯月「それに加えて龍驤さんは片腕片脚っぴょんからね」


龍驤「正直その時にならなわからんってとこかな」


卯月「苦しいっぴょんねぇ…」

龍驤「でも卯月と叢雲は希望あるやろ?卵子同士から受精卵を作り出す技術ができたらしいやん」


卯月「まだ人間でも臨床試験中っぴょん。艦娘がその技術が使えるかわからないし、ぬか喜びはしたくないっぴょん」


龍驤「そうかぁ…」


卯月「……龍驤さん!今日は飲もうっぴょん!」


龍驤「ええ?ウチそんなに強くないで?」


卯月「うーちゃんもっぴょん。だから弱いお酒をちびちび飲もうっぴょん!」


龍驤「…そやね。たまにはこういうのもええかもしれんね」


卯月「お酒とか持ってくるからちょっと待ってて欲しいっぴょん!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

間宮さんがおつまみを作ってくれる
間宮「私も参加して良いですか?」

ーー

ガングート「……ふむ」


孫「どうしましたかガングートさん?」


ガングート「孫よ、子どもは欲しいか?」


孫「……ガングートさんとの子どもは欲しいです」


ガングート「そうか」


孫「突然どうしたんですか?いきなりそんなことを言うなんて…まだお酒は飲んでませんよね?」


ガングート「少し、な。鎮守府でそういう事を考えたんだ」

孫「でも、艦娘さんが妊娠する確率って凄く低いんですよね?」


ガングート「そう聞いている」


孫「それでも……できたら…きっと…」


ガングート「…孫よ、これから…どうだ?」


孫「えっと……何も着けないというか…?」


ガングート「全部私に言わせる気か?」


孫「う……すいません…」


ガングート「全く。男らしくしたらどうだ?」


孫「はい……」

籍は入れないが子供は欲しい
周りの理解は必要よねぇ 特に爺さん

ガングート「そうだ、折角だからお前のリクエストに応えてやろう」


孫「要望ですか?」


ガングート「あぁ、どんなのがいいだとか…また私に言わせるのか!?」


孫「あぁ、すいません!」


ガングート「お前という奴は……」


孫「が、頑張りますよ…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


ガングート「んぅぅ……」


孫「ガングートさん、幸せそうな顔で寝てくれているなぁ」


孫「僕との子どもが欲しい……そう言われてどれだけ嬉しかったかわかりますか?」


ガングート「むにゃ……」


孫「ガングートさんは殆ど毎日ここに帰ってきてくれています。でもそれだけじゃ足りないんです」


孫「僕がガングートさんの帰る場所になります。少しでも貴女の心が休まるように……」ナデナデ


ガングート「ふへへ……むにゃ…」


ーー

今日はここまでです


コメントなどあればお願いします

叢雲はあくまで「本物の卯月」から説得されたので現状に落ち着いたわけで「弥生本人」との和解はまだ成立してないわけで…
 
弥生と話し合いが成立しないままだと叢雲の中での評価が
【卯月>叢雲>>>>>>弥生】になってしまいそうで怖い。

>>624
叢雲が「好きだったのは卯月だが愛してしまったのは弥生」と言っていて、卯月も弥生も許してと言っていたし
>>535での弥生(演技だが)に対する叢雲の反応を見ても完全に許すムーブじゃない?
そんな評価というか好意の差があれば叢雲がこれからどちらを愛せば良いのか悩んだ必要無いし

ーー


阿武隈「提督、一つ聞いてもいいですかぁ?」


提督「どうした?」


阿武隈「あたしの居た鎮守府って今どうなってるんですかぁ?」


提督「……何があったんだ?」


阿武隈「不知火や卯月を見て思ったんですぅ。あたしも過去と向き合わないといけないのかなぁって」


提督「そんなことはしなくていい。阿武隈は何も悪くなかったんだ」


阿武隈「それは結果論ですぅ。ノルマを達成できなかったあたしも悪かったんです」

提督「あの鎮守府は異常だ。あんなペースで出撃を続けていたら艦娘が持つはずがない」


阿武隈「でもあたし以外の皆んなはそれをこなしてたんですぅ。あたしが弱かったから、提督に見捨てられたんですぅ」


提督「そんな事は考えないでくれ。あの時の事は忘れた方がいいんだ」


阿武隈「でも、あそこがあたしが最初に着任した鎮守府なんですぅ。忘れようにも忘れられません」


提督「……」


阿武隈「個人的に休みを取るのは自由ですよねぇ?少し……行ってきますぅ」


提督「…気をつけるんだぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某鎮守府


阿武隈「これが……あの鎮守府…?」


キラキラ


阿武隈「凄い…入り口からこんなに綺麗だなんてぇ…あたしが居た時は掃除なんか誰もしてなかったのに…」


阿武隈「とにかく入ってみますぅ……ええっと、事務所に連絡してぇ…」


阿武隈「…電話が通じる。あたしの時は電話番さえ居なかったのに……」

ーー

阿武隈「あたしが異動した後に大本営の監査が…」


「そう聞いています。以前の鎮守府は酷かったらしいですからね」


阿武隈「提督は…?あの時の皆んなは?」


「それは私は存じ上げません。今の提督なら何か知っているはずですよ」


阿武隈「わかりましたぁ、色々聞いてみますぅ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

阿武隈「あ、長良姉…!」


長良「阿武隈……」


阿武隈「鬼怒姉も居る!新しい子ばっかりじゃなかったんだ!」


鬼怒「あぶ…あの阿武隈だよね?」


阿武隈「そうだよ!皆んな元気そうで良かったよぉ~!」


長良「そうね、確かに元気よ…」


鬼怒「あの時とは随分変わっちゃってさぁ…」


阿武隈「どうしたのぉ……?皆んな元気そうなら良かったんじゃないの…?」

長良「こんな生温いのは求めてなかったの。確かに前はやり過ぎだったのは認めるわ」


鬼怒「でも…こんなのは求めてなかったんだよぉ!もっと鬼怒の実力を発揮できるような鎮守府が良かったぁ!」


阿武隈「そんなに出撃がしたいのぉ?」


長良「したい!それが長良達の存在意義だもん!」


鬼怒「過ごしやすくなったのはいいけどぉ、ぬるくなったのは嫌なんだよぉ~!」


阿武隈「凄い悩みを抱えてるんだぁ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

阿武隈「ねぇ…二人が活躍できる鎮守府なら知ってるよぉ?」


長良「本当に!?」


鬼怒「あぶの鎮守府じゃなくて?」


阿武隈「うん、島風提督っていう人の鎮守府で最前線の現場なの」


長良「最前線…!久々に聞いた言葉ね!」


鬼怒「いいなぁ~そこに行ってみたいなぁ~!」


阿武隈「新しい提督とお話しした後で教えてあげるねぇ~」


長良「約束だからね!」

新提督「君がお客さんか。ようこそこの鎮守府へ」


阿武隈「初めましてぇ。この鎮守府はあたしが居た時とは随分変わってますぅ」


新提督「この鎮守府は酷かったからね。艦娘に独自のノルマを設定していたようだけど、その内容が異常だったんだよ」


阿武隈「それでも、あたし以外の皆んなはそれをこなしてたんですぅ…」


阿武隈「あたしが弱かったから…ノルマを達成できなかっただけで…」


新提督「君は…」


阿武隈「もしあたしが強かったら、今とは違う未来もあったんですぅ」


阿武隈「あの時とは…違うのに……」


新提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

新提督「上が何でも正しいと思ってはいけない。ノルマができないということはノルマの出し方に問題があったかもしれないんだよ?」


阿武隈「でもぉ…あたし以外は…」


新提督「それは気にしなくていいさ。守れなくていいものを守っていた艦娘だと思えばいいんだ」


阿武隈「あたし以外の皆んなが……?」


新提督「物は考えようさ。重く考える必要は無いんだ」


新提督「それでも納得できないというなら探せばいい。帰るまでの時間までになるけどね」


阿武隈「ありがとうございますぅ…」

阿武隈「ずっとあたしが悪いと思ってたのに、物は考えようだなんてぇ…」


阿武隈「出撃して戦果をあげるのが艦娘だって教わった。だからどんなに辛くても頑張らなきゃって一生懸命頑張ったのにぃ……」


阿武隈「今の提督は頑張らなくてもいいって言ってくれますぅ。でもあたしは頑張って改二になったんです」


阿武隈「あたしはどうするのが正解だったんだろぅ…」


阿武隈「う~ん……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

阿武隈「あたしは……ここに残って…?」


阿武隈「でもそれだとあたしの心が持たなかった……何が正解だったんだろう…」


阿武隈「うーん…………悩むなぁ…」


「おっとと…」カラン


阿武隈「あ、用務員さんが荷物を落としちゃってる。大丈夫ですかぁ?」ヒョイッ


「あぁありがと……う!?」


阿武隈「て…提督…!!」


阿武提督「あ……貴女…なんで……」


阿武隈「提督こそ…なんで……用務員さんの仕事を…?」


阿武提督「……今時間あるの?」


阿武隈「はい…」


阿武提督「埠頭の方に行きましょう。そこで話をしたいわ」

ーー埠頭


阿武提督「…ごめんなさい」


阿武隈「それは何に対してですかぁ?」


阿武提督「あの時の貴女…いえ、皆んなに対してね。あんな指揮をして申し訳無かったわ」


阿武隈「そもそもなんであんなノルマを?」


阿武提督「私って女でしょ?それに新人の提督なんだから舐められまくってたの」


阿武提督「同期の男や上を見返してやろう!って。あんな無茶をしてしまったのよ」


阿武提督「今更謝ったところで遅いけど……改めてごめんなさい」


阿武提督「貴女を傷付けてしまって…本当に……」


阿武隈「安価」


下1~3高コンマ 阿武隈の台詞や行動などを

阿武隈「そもそもなんであんなノルマを?」


阿武提督「私って女でしょ?それに新人の提督なんだから舐められまくってたの」


阿武提督「同期の男や上を見返してやろう!って。あんな無茶をしてしまったのよ」


阿武提督「今更謝ったところで遅いけど……改めてごめんなさい」


阿武提督「貴女を傷付けてしまって…本当に……」


阿武隈「どうして、あんなノルマを課してたんですか? 」


話全く聞いてねぇwwww

阿武隈「どうしてあんたノルマを課してたんですか?」


阿武提督「だから、周りの人間を見返してやろうって…」


阿武隈「どうしてあんなノルマを設定したんですか?」


阿武提督「……」


阿武提督「…………」


阿武提督「…ごめんなさい」


阿武隈「艦娘への私怨ですかぁ?」


阿武提督「艦娘と……深海棲艦ね…」

阿武提督「どっちも滅びればいいって……はぁ。本当私って器が小さいわよね」


阿武隈「提督じゃなくなってもここで働いてるのは深海棲艦が沈むのを見るためとかですかぁ?」


阿武提督「……ほんと、私って薄っぺらな人間よね。左遷されて提督でも無くなって、大本営にも居れなくなったのに、まだ鎮守府に拘るんですもの」


阿武隈「なんで…」


阿武提督「ありきたりな理由よ。恋人が傷付いたとか家族を失ったとかね」


阿武隈「あの…あたしでよかったら話を聞きますよ?」


阿武提督「正気?私は貴女達を沈めようとしたのよ?」


阿武隈「あたしは今の鎮守府で足りないものは補い合うって学んだんです。提督の足りないものをあたしに補わせて下さい!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

阿武提督「足りないもの……私に足りてないものは心の隙間を埋めるものかしらね」


阿武提督「海を見る度に思い出すのよ。私が手にしていた日常…かけがえのない日々を」


阿武提督「こんな憂さ晴らしみたいなことをしても、何も戻ってこないのに……」


阿武隈「その隙間はあたしが埋められますかぁ?」


阿武提督「阿武隈が?」


阿武隈「はい!」


阿武提督「無理よ……私の隙間は…」

阿武隈「提督ぅ、あたしの鎮守府の秘書艦さんは片腕と片脚が無いんですぅ」


阿武提督「…!」


阿武隈「その他にも目が見えなかったり、音が聞こえなかったり、精神的に不安定だったり。あたしの鎮守府にはこんな艦娘が沢山いるんですよぉ?」


阿武提督「…まるで世紀末ね」


阿武隈「とんでもないですぅ!あたしはあの鎮守府が大好きです!」


阿武隈「足りないものは皆んなで補う!!最高の鎮守府なんですよぉ!」


阿武提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

阿武提督「家族も恋人も失った私の心を埋めてくれるの…?」


阿武隈「もちろん!」


阿武提督「貴女を酷い目に合わせた私なのに…?」


阿武隈「ちゃんと謝ってくれたじゃないですかぁ!」


阿武提督「……そこまで甘えていいのかしら」


阿武隈「時には甘えることも大切ですよぉ!」


阿武提督「でも……私が忌み嫌ってる艦娘を頼ることになるのよね」


阿武隈「そんなことないですぅ!もう艦娘は嫌いじゃないですよねぇ?」


阿武提督「いや…でも……私…うぅん……」

阿武隈「わかってます、直ぐに答えは出せませんよねぇ。あたし達はいつでも待ってますよ!」


阿武提督「そう…嬉しいわ」


鬼怒「あぶー!さっき言ってた鎮守府の話教えてー!」


長良「長良にも詳しく!」


阿武隈「はいはい!今教えてあげますよぉ~!」


ーー

今日はめちゃくちゃ書き込みが消えて面倒でした


コメントなどあればお願いします

最前線はキ○ガイしかいないしキ○ガイじゃないと生き残れないという想像以上の地獄に二人ともドン引きして、一週間たたずで阿武鎮に戻ったら楽しい

>>697
摩耶「えっ」
天津風「えっ」
大淀「えっ」
浜風「えへへ」
今の鎮守府に移籍出来て良かったね!秋津洲ちゃん!

ネジ外れ組って島風提督の所に戻ってきている艦娘だけをみれば五月雨、大鳳、伊400、武蔵の4名でしょ?

ーー


漣『いいですか伊401さん、連中は潜水棲姫がここに居ることを知らないはずです』


漣『定期的に情報を渡していたというのなら、彼女を助け出した今でも会いに行くべきです』


漣『潜水棲姫が居なくなったタイミングで、伊401さんが現れない。これはもう我々のところに潜水棲姫が居ると自白しているようなものです』


漣『そうなってしまうと伊401さんと潜水棲姫さんだけでは無く、ここの全員を危険に晒してしまいます』


漣『なんとかその状況は避けたいんです。漣の言っていることは理解してもらえたでしょうか?』

伊401「…わかってるよ漣ちゃん」


伊401「あの病院はもしかしたら全部が全部組織のものかもしれない…」


伊401「危険なのはわかってる。でもそこに行くのが私の役目」


伊401「皆んなを裏切ってしまったんだから、せめてこのくらいはしないと!」


伊401「いつも通り……顔に出ないようにして…」


伊401「……よし!やっちゃうぞ!」


伊401「いつもみたいにお見舞いをしにあの部屋に言って…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー病院


ざわざわざわざわ


伊401「な、なに?なんでこんなに人が居るの?」


「~~」


伊401「あっ!どこかのテレビ局が中継してる!カメラに映らないように近付いてみよ…」コソコソ


「…………病院の職員や入院患者達が行方不明となっていることです。警察は重大事件の可能性があるとして引き続き捜査を…」


伊401「なるほど…そういうことになってたんだ」


伊401「全員が居なくなったことは無いみたいだけど、やっぱりほとんどが組織の関係者だったんだ」


伊401「職員か患者が消えるって、何も知らない人から見たら大事件だよね……」

伊401「これは帰るしか無いよね?下手に動くとまずいことになっちゃいそうだし…」


「……です。少し宜しいですか?」


伊401「え?」


「○○というテレビ局です。こちらの病院にどういったご用でしたか?」


伊401(インタビュー…!ダメだ、もし生放送だったら……答えるしかないか)


「もしもし?」


伊401「えっと、あの…ここに入院してる、友達に会いに来たんですけど……」


「そのお友達も行方不明になっていたということですか?」


伊401「はい…」


「病院側から納得のいく説明はなされたんでしょうか?」


伊401「職員さんが…居ないみたいで……」


「なるほど。どうもありがとうございました。以前病院側は説明を……」


伊401(大丈夫…だよね?変なこと言ってないよね?そもそも生放送だったのかな……少し心配)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

伊401「ここに居るのは良くないな、もう帰っちゃおう。きっとテレビも生放送じゃなかったよね」


「……」コソッ


伊401「え?今のって何?」


「……」
「……」
「……」


伊401「誰も気付いて無い。けど今変な人が関係者の入り口から入っていった…」


伊401「もしかして組織の関係者とか?でも中には警察の人が居るはずなのに」


伊401「気になるけど………中に入るわけにはいかないよね」

ーー病院近郊


伊401「中に入れないけど、ここからなら病院が見えるんだよね」


伊401「ここは公園だし、道端で変なことをするよりは目立たないはず」


伊401「まずはちらっと……」


…………


伊401「ダメだ、警察の人ばっかりで何も見えない」


伊401「あの怪しい人も見えないし……」


伊401「あそこに居た人達はどこに行っちゃったんだろう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

伊401「しおいじゃもうどうにもできないし、帰るしかないよね…」


伊401「逆に何か情報を得てこようと思ったのに。そんなに甘くはなかったかぁ」


伊401「でもこれで良かったのかもしれないよね。組織と関わると危険な目にあうかもしれなかったし」


伊58「おや、珍しいのが歩いてるでち」


伊401「ごーやちゃん!」


伊58「二人っきりは久しぶりでちね。こんな時間にどうしたんでちか?」


伊401「うん、ちょっと……」


伊58「伊401もノータリンの仲間でちか?一人で問題を抱えて……」


伊401「違う違う!そういうことじゃないの!」

伊58「ほんとでちかぁ~?伊401は無理するでち」


伊401「本当に大丈夫なの!」


伊58「ま、これ以上は聞かないでやるでち。それよりこの辺を歩くなら気をつけるんでちよ。最近不審者が出てるらしいでち」


伊401「不審者?」


伊58「そうでち。なんでも覆面とか包帯で顔を隠した男がウロウロしてるらしいんでち」


伊401「……!」


伊58「それにあの病院での騒ぎがあったでち。ここは治安が良いのがよかったのに…」


伊401「ごーやちゃん!その話詳しく聞かせて!」


伊58「なら買い出しに付き合えでち。一人だと不安だったからちょうど良かったでちよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


伊58「なんでもその不審者はおじいさんらしいでち」


伊401「じゃあしおいが見たのは別人かな?背中が真っ直ぐだったもん」


伊58「いや、多分同一人物でち。そのおじいさんはかなりシャキッとしてて、背中も曲がってないんでち」


伊401「そっか…何者なんだろうね」


伊58「フラフラしてるらしいけど、変なことをしてるとは聞いたことが無いからほっとくのが一番でち」


伊401「そうだね……」

「……」


伊401「あ……!ごーやちゃん!」


伊58「あれがそうでちか?でも覆面も何もしてないでちよ?」


伊401「さっきと服が一緒なの!包帯をしてないだけで間違い無くそう!」


「……」
「……」
「……」


伊58「でもガラの悪い人達に絡まれるっぽいでち」


伊401「相手は三人…こっちが助けに行ってもちょっと……」


「……」


伊58「路地裏に入っていったでち」


伊401「…助けよう!おじいさんが危ないよ!」

伊58「馬鹿正直に助けに行く必要は無いでち。通り掛かって通報すればいいんでち」


伊401「でも!」


伊58「大丈夫でち。もしもの時はごーやも助けに行くでちよ」


伊401「…わかった!行くよごーやちゃん!」


伊58「出来るだけ穏便に済ませたいでちけど…仕方ないでち」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

「」
「」
「」

伊401「あれ!?悪そうな人達しか居ない!?」


伊58「しかも気絶してるでち。おじいさんがやったにしてもどこに消えたっていうんでち?」


伊401「わからないよ…でもここにはこの人達しか居ない」


伊58「あのおじいさんは一体……」

「君達、少しいいかい?」


伊401「え?警察の人?」


「そこに倒れている男性達について聞きたいんだ」


伊58「あぁ、これはでちね…」


「君達は艦娘だよね?正当防衛かどうかこっちで調べるから、とりあえず署まで来てくれるかい?」


伊401「ごーやちゃん、これって……」


伊58「はぁ……生ものも買ってあるのに…」


「何も無ければすぐ済みます。どうか署まで」


伊401「……はい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

伊401「おじいさんのことを話したら、目撃情報が他にもあるって言われたね」


伊401「もしかしたら武道の達人とか?でもそれだと病院に入っていった意味がわからないか」


伊401「一体なんだったんだろうね…」


伊58「……」ピピピッ


伊401「ごーやちゃん?どこに電話してるの?」


伊58「…もしもし提督でちか?伊401は今日借りるでち」


伊401「えぇ…?」


伊58「大丈夫でち、伊401は無事でちよ。別の問題で借りたいだけでち」


伊401「あの……ごーやちゃん?」

伊58「ふぅ……伊401、緊急事態でち」ピッ


伊401「なにが…?」


伊58「警察の事情聴取のせいで時間が殆ど無くなったんでち。今日はお得意さん達が来てくれるから、料理を沢山作る予定なんだったんでち」


伊58「しおい、頼むから手伝ってくだち」


伊401「私で良かったら手伝うけど……」


伊58「よし!なら早速ごーやの店に行くでちよ!」


伊401「あ、ちょっとごーやちゃん…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーbar海底


伊58「しおい!次の料理でち!」


伊401「はいっ!!」


「あの子ひょっとして新人さん?」


伊58「今日だけのヘルプでち。そもそも予想外の事が起こったからてんてこ舞いなんでち」


「ツイてなかったよね、喧嘩の現場に遭遇しちゃうなんて」


「まぁそもそも飲み屋で料理のコースを頼むなって話しになるか」


伊58「ほんっとそうでちからね?お得意さんじゃなかったら断ってるでち」


「ごめんごめん。でもこの店はこれからも贔屓にするからさ」

伊401「はいマスター!料理できました!」


伊58「ご苦労さんでち。少し代わるでち」


伊401「ええ!?私接客なんかできないよ!」


伊58「今日はお客様同士で喋ってるのが多いから問題無いでち」


「そーそー、こっちはこっちで楽しんでるよ~」


伊401「うーんじゃあ…」


伊58「でも間違っても艦娘だって言ったらダメでちよ。しおいはごーやの後輩ってことになってるでち」ヒソヒソ


伊401「うん、それは大丈夫」


伊58「じゃあごーやは残りの料理をぱぱっとやっちゃうでち」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

呂500「でっち!手伝いにきましたって!」


伊401「ろーちゃん!」


伊58「ろーも来てくれたなら百人力でち」


呂500「提督から聞きましたって!大変なのは手伝いますって!」


伊58「ならこっちを手伝ってくだち。料理が全部できてないんでち」


伊401「よかった、これでなんとかなりそう……」


呂500「しおい!油断したらダメですって!」


伊401「は、はい!」

ーー


伊401「ふぁぁぁぁ…」だるーん


伊58「よく頑張ってくれたでちね。後でバイト代渡すでち」


呂500「はじめてにしては凄く上手でしたって!」


伊401「うん…ありがとう……」


伊58「お客さんも満足してくれたでち。本当に助かったでちよ」


カラン


呂500「いらっしゃいませって!」


伊58「しおいは裏に寝ててくだち。仔狸がいるけど大人しいから大丈夫でち」


伊401「うん……そうさせてもらうね…」

呂500「そういえばでっちのお店の店員するの久しぶりですって!鎮守府に戻ってからはずっとここに来てませんでしたって!」


伊58「……しおい、あれ見るでち」


呂500「でっち?」


「……」


伊401「あ……あれって…!」


伊58「あのおじいさんでち。ここに来るのは初めてでちよ」


伊401「話しとかできないかな?」


伊58「話しかけてみるでち」


呂500「二人で内緒話しは寂しいですって…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


「……」


伊58「ダメでちね、どこから見てもただのじじいでち」


呂500「あのおじいさんがどうかしましたかって?」


伊401「ちょっとね……」


「……」


伊58「特別強いお酒を飲んでるわけでも無いでち」


伊401「ごーやちゃん、直接聞いてみて?」


伊58「そうでちね…」

伊58「おじいさん、今日の昼間は何してたんでちか?」


伊58「あんなゴロツキを瞬殺なんて、ただものじゃないでち」


「……」


伊58「それに、あの事件のあった病院にも入っていったんでちよね?目撃者がいるんでち」


伊58「おじいさんは一体何者なんでちか?」


「安価」


下1~3高コンマ 台詞や行動などを

「名乗るほどでもない通りすがりの爺じゃよ」


伊58「それは無理があるでちよ」


伊401「教えて下さい、あの病院に何をしに行ってたんですか?」


「……」


呂500「さっきから何の話しをしてるかわかりませんって……」

「ワシのせいで迷惑をかけてしまったようじゃな。これはその詫びじゃ」スッ


伊58「……ぐぇっ!?」


呂500「でっちが見たことも無い表情してますって!」


伊58「こんな大金受け取れないでちよ!何を考えてるんでちか!」


「酒、美味しかったよ。それじゃあの」カラン


伊401「待って下さい!まだ話しを……!」


呂500「よくわからないけど追いかけましょうって!」

伊58「居ない……またでち…」


伊401「あのおじいさんは何者なんだろう…」


呂500「結局なにがなんだかわかりませんでしたって」


伊58「ろーにはまた後で説明してやるでち」


伊401「また今度会った時はちゃんと名前も聞いとかないと…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

呂500「そんなことがあったんですかって」


伊58「あれは絶対素人じゃないでち。何かの達人とかかもしれないでち」


伊401「そうだとしても自分で名乗ったりしないよ」


伊58「居なくなったのはもう仕方ないでち。今日は疲れたし、三人で打ち上げでち!」


呂500「でっち、お酒大丈夫ですかって?」


伊58「弱いお酒を薄めて飲むでち」


伊401「しおいもそれなら飲もうかな」


呂500「じゃあお酒を用意しますって!」


伊58「こんな日は飲むでち!そう決まってるんでちよ!」


ーー

例の如く自分は酒が飲めないので描写が合ってるかは分かりません


コメントなどあればお願いします

ーー


提督「組織について進展があったと聞きました」


幹部「そうなんだ。今日はその報告をと思ってね」


霞「漣や龍驤さんが一緒に話しを聞くっていうならわかるけど、私がここに居る意味はあるの?」


幹部「もちろんだ。霞君には提督君と一緒に話しを聞いてもらう必要がある」


霞「どんな話なのかしら……ま、私が関係するって言ったらアレよね」


提督「それが組織とどう関係あるんだろうか…」

幹部「霞君は海の向こうでは医療用の大麻とは別に、趣向用の大麻が解禁されたのは知っているね?」


霞「私も医療用で大麻は育てているわ。知ってて当然よ」


幹部「なら話が早い。将来的にこの国も趣向用の大麻を認める方針でいくそうだ」


霞「正気なの!?」


幹部「私も耳を疑ったよ。だが将来的にこの国の周りで大麻は合法になる。この国だけ認めないというのは都合が悪いだろう」


霞「ダメよ…!絶対に中毒者が増えて破滅する未来しかない!」


幹部「それをなんとかするのが霞君達のような存在なんだと断言していたよ」


霞「この…クズ共……!」

提督「幹部さん、それが組織と何の関係があるんですか?」


幹部「うむ、いい質問だ。組織とそれを援助している各国…もちろんこの国も含むが、それらの最大の目的は何だい?」


提督「戦争を終わらせず、武器を売って儲ける為でしたよね」


幹部「そうだ、武器というのは安価に作れて高く売れるからね。だがその武器よりも高く売れるものがあるならどうだい?」


提督「……」


霞「アイツらは大麻を取り扱うつもり!?」


幹部「どうやらね。組織の中でそういう意見が出てきたらしいんだ」


提督「じゃあもう傀儡軍は生産されないということですか?」


幹部「いや、それは継続されるらしいんだ」

幹部「連中の傀儡の技術はほぼ完成している。それを無駄にはしたくないようだ」


幹部「傀儡は艦娘や深海棲艦との戦闘では無く、大麻の輸送用に転換しようと考えている」


提督「それでは組織は……」


幹部「だが、これはあくまで組織の中の一部だ。殆どの連中はやはり第三勢力になろうと日々研究を続けている」


霞「つまり、今組織の中で仲間割れみたいなことが起こってるのね」


幹部「そう思ってくれた方がわかりやすいね」

提督「これを機に組織の動きが弱まってくれれば助かるんですが…」


幹部「そうだね。だが向こうの自滅を待つより、こちらからも動くというのはどうだろう?」


提督「というと?」


幹部「その一部の連中をこちらの味方にできれば強みになると思わないかい?」


霞「ふざけないで!!薬を悪用しようとしてる連中と手を組むなんて!!」


幹部「だがこの国ではいずれ大麻は合法になる。使い方を間違えなければ問題は無いんだ」


霞「ダメったらダメよ!!何を考えてるのよアンタは!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「大麻のマーケットが大きすぎて潰せないのだとしたら、大麻の合法化は効果があるのかもしれません」


提督「ですがこの国はそういう状況ではありません、きっと認可はされないでしょう」


幹部「ところがそうとも言い切れないんだ。この国だけ大麻が解禁されないとしたら、将来的に制裁も考えられる」


提督「なぜですか?」


幹部「この国は小さいが海の真ん中にある。言わば各国を繋ぐハブ空港のような存在だ。そのハブの中心となっている国だけが認めないのだとしたらどうだ?」


提督「……」


幹部「この国の世論は七割から八割が大麻の合法化は反対だ。だがその気になれば強引に認可するだろう」


提督「大規模なデモが起こったとしてもですか?」


幹部「この国が国民のことを考え動いたことはあるかい?」


提督「……」

幹部「霞君の言いたいこともわかる。私が君の立場なら確実に怒っているさ」


霞「だったらなんで!」


幹部「だがこうした方が生き残る確率は上がるとは思わないかい?私達は依然として少数派だ」


幹部「深海棲艦との和平を考えつつ、組織の一部とも関係を持つ。これだけで生存率はかなり上がるだろう」


幹部「霞君にも大切な人は居るだろう?私にも大切な存在がいるんだ」


霞「ぐ……!」


幹部「返事は今すぐで無くてもいい。どうかゆっくりと考えてくれ」


提督「…わかりました」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

川内「幹部さんがなんだか怪しいから周辺を探れないか、ね」


提督「川内ならばできるんじゃないかと思ってな」


川内「朝霜は自由だから幹部さんとの関わりは無い。だから次点で私か神通っていうのはわかるけど、アケボノ達は頼らないの?」


提督「自分達でできることはやるべきだろう。今回は周辺を探って欲しいだけだ」


川内「ん~……わかった、やってみるよ」


提督「無理はするんじゃないぞ?だから川内に声を掛けたんだからな」


川内「はいはい、わかってるって」

川内「本人を調査するんじゃなくてその周りかぁ…提督も多分本気で幹部さんを疑ってるんじゃないんだよね」


川内「中身がほとんど深海棲艦の綾波を頼ってもいいけど…ここはあの子に聞いてみよっと」


川内「駆逐棲姫なら何かを聞いてる確率も高いはず。なんたって幹部さんの奥さんだからね」


川内「最近いいマンションに引っ越したらしくて、鎮守府と向こうで半々くらい過ごしてるっぽいんだよね」


川内「今日は鎮守府で見かけてないから、きっとマンションの方にいるはず。ちょこっと話しを聞いてこよっかな~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

いない

ーー


川内「ここだ。幹部さん言ってた通り低い階を借りたんだね、偉い偉い」


川内「このマンションにしたのもセキュリティが良いからだって言ってたよね。オートロックで防犯システムも完璧なのが売りなんだって」


川内「え~っと幹部さん達の部屋は……」ピピッ


川内「おーい駆逐棲姫、オートロック開けて~」


「……」


川内「あれ?留守なのかな?でもここには居るはずだけど……」


川内「仕方ない、緊急時用の番号入れてマンションに入ろ。合鍵と番号レ級に借りてきといて良かった」ピピッ

川内「駆逐棲姫~寝てるの~」コンコン


川内「……ダメか。これは合鍵を使うしかないよね」ガチャ


川内「明かりが点いてる?やっぱりここには…」


幹部「……!」
駆逐棲姫「……」


川内「ええ!二人ともどうしたの!?なんで縛られてるのさ!?」


幹部「……!」


川内「かなりキツく縛られてるから動けもしないんだ。でも目が見えてるからなんとかなる。今助けるから待ってて!」


駆逐棲姫「……」


川内「いや、先に駆逐棲姫か!ちょっと待っててよ幹部さん!」

川内「紐が……硬い…!」


駆逐棲姫「……」


川内「ナイフとか刃物はどこにあるかわかんないし…ええい!手刀で……はぁ!」


駆逐棲姫「……」


川内「よし!後は口のガムテープを取れば……!」ビリッ


駆逐棲姫「……」


川内「大丈夫駆逐棲姫!?一体何があったの!」


駆逐棲姫「安価」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

モンドのニセモノを見なかったかっ?

すいません安価ミスです。駆逐棲姫の台詞を安価で出したかったんです

再安価 下1~3高コンマ 駆逐棲姫の台詞 お願いします

駆逐棲姫「後ろだ川内!」


川内「な……!」


山雲「…!!」ドスッ!


川内「ごはっ……!!」


山雲「モロに入ったのに~気絶しないなんて、やるわね~」


川内「ど…どうも……躊躇いなく…ボディを…やってくれて……」


山雲「手を抜いたつもりは無かったのに~余程頑丈なのね~」

川内「なんで……アンタが…」


山雲「山雲は~こっち側の艦娘なのよ~」


川内「朝雲と…調査に来た時…から……」


山雲「あの子は違うわ~本物の監査艦よ~だから~皆んな騙されてくれるの~」


川内「ぅ……ぐ…!」


山雲「そこで大人しくしてなさい~この二人は預かって行くわよ~」

(ダーク山雲……ありだな!)

川内「待……て…!」


山雲「床に這い蹲ってるような艦娘に~何ができるの~?」


川内「ぐ……!」


山雲「殺されたくなかったら~そこで大人しくしてなさい~死体の処理は~面倒なのよ~」


川内「仲間が……連れて行かれる…のに…大人しく…なんて…!」グググ


山雲「抵抗しなかったら楽だったのに~残念ね~」


川内「……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「そこまでだ」
朝雲「山雲……なんで…?何かの間違いよね…?」

朝霜「そこまでだ」


山雲「あ……!!」


朝雲「山雲……なんで…?何かの間違いよね…?」


山雲「なんで…!?なんで朝雲がここに……!」


朝霜「バーカ、お前の正体なんてとっくに知ってんだ。お前が行動に出るまで泳がせてたんだよ」


山雲「嘘よ!この二人が殺されてたかもしれないのよ!?」


朝霜「お前自分が言ったことも忘れてんのか?死体の処理は面倒なんだろ?」


山雲「う……!」

朝霜「本当に殺す気のあるやつはそんな事は言わねぇよ。相手に気付かせる前に殺して終わりだ」


山雲「……」


朝雲「山雲…なんでこんなこと…」


朝霜「悪いがそっちの話しは後だ。コイツからは色々と聞くことがある」


朝霜「まずは何から喋ってもらうかだな。お前は誰の差し金で動いたのか。それともお前のバックは誰か?おいおい、お前から聞くことだらけだな?」


山雲「……安価」


下1~3高コンマ 山雲の台詞や起こったことなどを

もう少し何かを


再安価 下1~3高コンマ お願いします

山雲「こんな姿は朝雲には見られたくなかったけど…仕方ないわね…」グッ


川内「なに…?何かを噛み締めてる…?」


朝霜「クソ!こいつ歯に毒でも仕込んでやがったか!」


朝雲「毒!?じゃあ山雲は……」


山雲「うふふ…毒なんかじゃ…ナイワヨオ…!」グギギギガ


駆逐棲姫「なんだ!?体が蠢いてる!」


朝霜「なんだよこれ…こんなのあたいも知らねぇぞ…!」

山雲「イ…ギギ……!」


朝霜(アイツが飲んだのは変な薬だ。そのせいで体が変化…深海棲艦みたいになっていきやがる)


朝霜(コイツの強さは異常だ。あたいでも勝てるかどうかわからねぇ)


山雲「グオオ…!」


朝霜(まともに戦えるのはあたいだけ。残りは戦力にもならねぇし、一撃で殺される)


朝霜(アイツはまだ覚醒しきってねぇ。ここは今のうちに全員連れて脱出か。ここは低い階だからあたいが庇えば全員無事でいけんだろ)


朝霜「お前ら!!あたいに掴まれ!ここから飛び降りるぞ!」


川内「う……!」


朝雲「山雲……」


駆逐棲姫「パパはどうすればいい!?」


朝霜「お前が抱えろ!そしたら二人とも持てる!」


駆逐棲姫「わかった!!」


朝霜「どりゃあぁぁぁぁ…!」


下1~3高コンマ 脱出の結果などを

完全に深海化した山雲、逃走する
川内「してやられた…」

川内「皆んな…目…閉じて…!」


朝霜「なんでだよ!?」


川内「目くらまし…使う…!」


朝霜「…よし。ならあたいの合図で使え」


「グルァァァァァァ…!」ズォォ


朝霜「……今だ!」


川内「はっ……!」


ピカッ

ーー


朝霜「どうにかあの部屋からは脱出できたか」


川内「ごめ……朝霜…」


朝霜「お前達ば逃げろ。後はあたいがやる」


幹部「奴に勝てるのかい!?」


朝霜「無事では済まねぇだろうが負けはしねぇよ」


朝雲「待って!私もついていく!」


朝霜「足手まといが増えるだけだ」


朝雲「違うの!私の薬を使いたいの!」


朝霜「薬か……」


朝雲「鎮痛剤もあるし睡眠薬もある!あんな姿になっちゃったけど山雲だったのは間違いないのよ!」


朝霜「覚悟はできてんだな?」


朝雲「もちろんよ!」


朝霜「わかった。オッサンと川内は今のうちに連絡しとけ」


幹部「無茶はするんじゃないぞ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ウゥゥ~~~~


朝霜「なんだ?警察にしては早すぎんぞ」


川内「多分…隣の部屋とか…近所の人が…通報した…」


朝霜「そうか、だからか」


朝雲「あ…!あれ!」


「グラァァァァァァァァ!」


駆逐棲姫「マンションを登っていく!?」


幹部「なんて身体能力だ…」

朝霜「裏手の山に投げ込まれたら無理だ。ここは引くのが正解だろ」


川内「私達は…気にせず…!」


朝霜「お前が一番重症なんだからな?何本持っていかれた?」


川内「……五、六本…」


朝霜「ほらみろ。そんだけ肋骨折れてるなら重症だ」


幹部「川内君、ここは朝霜君の言う通りだ。もし折れた骨が内臓にでも刺さったら大変だ」


ピーポーピーポー


駆逐棲姫「救急車も来た。川内は治療された方が良いぞ」


川内「……ごめん。そう…させて…」


朝雲「山雲…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝雲回想~山雲との監査など~

ーー足りないもの鎮守府


朝雲「山雲とは大本営で知り合ってからはずっと一緒に行動してたの。ずっと私は独りぼっちだったから仲間が増えて嬉しかった」


朝雲「私は人間でも余りとってない資格をいくつか持ってたから、出撃よりも監査ばっかりだったの」


朝雲「山雲も私と同じ資格や免許を持ってるって聞いてたけど……」


朝雲「貴方達の話しを聞く限り、それすら偽装されてた可能性があるわね」


朝雲「どうして……こんな回りくどいこと…」

朝雲「それだけじゃない、なんで私を傷付ける必要があったの?」


朝雲「山雲との毎日は楽しかったのに……」


朝雲「珍しい薬草があった時は二人で盛り上がって、色んな話もした」


朝雲「それが…全部嘘だったなんて……」


提督「…気持ちが落ち着くまでゆっくりすればいい」


漣「ここにはカウンセラーの艦娘も居ます。なんなら呼んできましょうか?」


朝雲「いいわ…今は……頭を整理させて…」

漣「でしたら医務室へご案内します。そこのベッドを使ってください」


朝雲「うん…ありがと……」ガチャ


提督「艦娘を暴走…深海棲艦のように変異させる薬か」


朝霜「あたいがこの目で見たんだから間違いねぇよ」


提督「山雲は恐らく組織側の艦娘。それが大本営の監査として各地を回っていたのか」


朝霜「こりゃー大本営も組織絡みで確定だな。山雲を監査に指定しといて何も知りませんでしたはおかしいだろ?」


提督「山雲だけが裏切ったと言い訳をされればそれまでだが…」


朝霜「チッ…山雲にはもう自我が無ぇだろ。死人に口なし…か」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

果たしてぐうぜんなのだろうか

ピピピピピ…


漣「電話?誰からでしょうか?」


提督「執務室のこの電話の番号を知ってるんだ、きっと知り合いの誰かだろう」


漣「なら漣が出ます。もしもし…」


武蔵『おまえらの鎮守府にいまからいく!』ガチャン


漣「……」


提督「なんだその表情は?」


漣「なんと言えばいいのか……今から嵐が来ます」


提督「……?」

ーー工廠

グチャ…


北上「なんなのさこれは~~!!」


武蔵「むしとりしてたらおそってきた!だからたおした!」


夕張「なんでここに持ってきたんですか?」


武蔵「ここが近かった!」


秋津洲「よく電話できたかも…」ボソッ


明石「あああ秋津洲ちゃん…そそそそれは…」


武蔵「ていとくからこれもたされてる!」スッ


北上「GPS付きの子ども用携帯じゃん…ボタンを押すと登録してある番号にかかる機能まで付いてる」


夕張「ここを登録されてましたか…」

北上「これってさぁ、元山雲の化け物だよね?」


夕張「特長が一致してます…」


秋津洲「武蔵、これは強かったかも?」


武蔵「ぜんぜん!」


明石「いいいい言い切りました…」


北上「生体反応は見られないから死んでるのは間違いないと思う。でもこれをどうしろっていうんだよぉ~!」


夕張「下手に処理するとマズイですよ…」


秋津洲「武蔵、これを持って帰…」


武蔵「いやだ!めんどくさい!」


陽炎「即答ね……」


北上「うぅ~ほんとにどうすればいいのさぁ~…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

とにかく朝雲にバレるとまずいのでこっそり海葬してあげる

島風の事もあったしね

カァーー

北上「夕張のカラス!?」


秋津洲「神出鬼没だからいつもびっくりするかも!」


夕張「何をしようとしてるの烏君!」


キュエェェェェェ…


陽炎「ドリルみたいに回りながら肉片に入っていった!?」


明石「なななななんの目的で…」


武蔵「このとり、いいうごきをしてるな」

げほ……カァーー


北上「ねぇ今コイツ咳してなかった?」


夕張「それより見てください!あの子が何か口に咥えてます!」


クァ……


秋津洲「地面に落とした。あれって何かも?」


陽炎「サンダル……?」


明石「ななななんで…アレから…」


武蔵「これはこいつのだ」


北上「分かるの?これが山雲のだって」


武蔵「においがおなじだ。はいてはなかったけど、もってた!」


夕張「サンダルなのにはかずに持っていたということは、何か特別なものかもしれません」


陽炎「朝雲に聞いてみたら?多分それが一番早いわよ」


下1~3高コンマ 朝雲の反応やその他起こったことなどを

こんなの知らない…(ガチで知らない)
そうだわ、これ山雲じゃない…こんな肉山雲じゃない…(錯乱ぎみ)

秋津洲「じゃあ早速朝雲の所に行くかも。今は医務室かも?」


キィ……


北上「ん、誰?」


朝雲「誰…?誰が山雲をこんなにしたの…?」


明石「あ…!!」


陽炎「まっずいわね……」


夕張「目が…やばい……」


朝雲「ねぇ……誰がやったの…」ハイライトオフ

武蔵「それはわたしがやったぞ!」


北上「武蔵~!あんたは余計なことを!」


朝雲「そう……」


武蔵「やまでむしとりしてたらおそわれた!だからたおしてやった!」


秋津洲「あばばば…」


武蔵「みためだけでそんなにつよくなかった!わたしならよゆうだった!」


陽炎「全部…言っちゃったわね……」


朝雲「安価」


下1~3高コンマ 朝雲の台詞やその他起こったことなどを

気丈にも他に被害が出る前にかたをつけてくれてありがとうという
あとしばらく二人だけにしてほしいと

朝雲「ビンに詰めて保存しましょう…」


北上「へ…………?」


朝雲「こんなに小さくなっちゃって…でも山雲には変わりないわ…」グチャグチャ


夕張「あの、下手に触ると…」


朝雲「触らないで!!これは私の山雲なの!」


秋津洲「今の朝雲にとってはそっとしておくのが一番かも」


明石「かかか可哀想…」


武蔵「わたしはわるいことをしたのか?」


陽炎「ううん…仕方のないことだったのよ」


朝雲「あぁ山雲…ビンの中でなら…貴女は永遠なのよ…」


ーー

こうなるとは思ってませんでした


コメントなどあればお願いします

追い出して限界突破してるキャラまわりパワーバランスってこうかな?

艤装解除武蔵>伝翔>武蔵≒いわくつき装備夕張>化物山雲≒朝霜≒完成戦艦傀儡>夕立>限界突破の壁

艤装解除武蔵と伝翔のバランスは伝翔と朝霜の武蔵が切り札という会話から
夕立は他のキャラが感じた威圧感の描写で限界突破組っぽいのと朝霜との関係からこのポジションかなと
由良は川内より強いのは確定だけどそもそま川内がまだ練度99未到達だから限界突破してるか分からないから入れてない

あと夕立の時に艤装解除した武蔵はひらがな以外も使えてるから単純な子供精神じゃなさそうなんだよね

>>898
伝翔の無理って発言は色々含んでいると思うな
鉄の海域から離れられないからとか長い間大本営と関わりがないからとか
やっぱり一番の理由は何にも縛られずに海を守りたいってところかな 巻き込まれたくなさそうな感じ
ま、まさか(手加減が出来ないから)無理だなんて…

武蔵は艤装解除時に限らずカタカナや漢字も使っているからそれは根拠にならないと思うよ
根拠にするならこっちだと思う
島風提督「武蔵は元に戻ることはないだろうし、その方が都合が良い」

ーー


提督「朝雲が所属していた団体自体が存在しないんですか?」


幹部「正確には存在していたが、ある日突然無くなっていたんだよ。本来なら朝雲君の団体は大本営とは関係無かったはずだ。それなのに山雲君とは大本営で会っただなんておかしいだろう?」


龍驤「ほなその時にはもう朝雲の団体は無かったんか?」


幹部「恐らくね。朝雲君が所属した時は間違いなく団体として活動していたし、実績もあった」


提督「じゃあやはり大本営は組織と…」


幹部「それは確定できない。山雲君が単独で裏切った可能性もあるし、むしろその方が高いだろう」

龍驤「そもそもなんで朝雲と山雲は大本営で会ってるんよ?どんな事があったっていうん?」


幹部「それはこちらでは分からない。本人に聞くしかないだろう」


提督「…朝雲の団体が存在しないのはいつ分かったんですか?」


幹部「つい最近だよ。朝雲君が持っていた団体に提出するであろう書類に記載されていた住所を訪ねたんだが、そこは空のオフィスだったよ」


龍驤「無人のオフィスやったんかいな…」


幹部「それが完全に無人というわけではなかったんだ。朝雲君がきちんと書いたであろう書類だけが山積みにされていたんだよ」


提督「ならその書類を調べれば、いつからその団体が存在しなくなったかわかりますね」


幹部「その通りだ。調査はこちらで既に始めているよ」

幹部「しかしこちらの調査だけでは限界がある。当事者である朝雲君に話しを聞きたいんだが…」


龍驤「まだ無理と違うかなぁ。霞が面倒見てくれてるみたいやけど」


提督「彼女に無理はさせたくありません。聞き取りを強制しないのなら幹部さんも…」


幹部「大丈夫だよ、私もそこまで焦っていない」


龍驤「ほな一緒に朝雲の所行こか」


下1~3高コンマ 朝雲の様子や状況などを

ーー霞の部屋


朝雲「へぇ、貴女はタナトフィリアなんだ」


霞「一回心停止までしてるくらいのモノよ」


朝雲「凄いわね…」


霞「あの時の事は今でもたまに思い出すわ。ここだけの話だけど、心臓が止まる瞬間の絶頂は凄かった……」


朝雲「ゾクゾクくるわね…」


霞「貴女はどんなのが好きなの?」


朝雲「……私はドラッグよ。もちろん100パーセント合法のね」


霞「ただ単にラリってるだけ?」


朝雲「そうだけど……?」

霞「ならいい薬をあげましょうか?ハイになる要素は少ないけど、気持ち良くなる成分が含まれてるの」


朝雲「無理無理!相手がいないし…!」


霞「普通ならそうよね。でもこの薬を掛け合わせると凄いことになるのよ?」スッ


朝雲「それは……!」


霞「貴女なら分かるわよね?これは夢をコントロールできる薬。これとキメセク用の薬を飲んで寝ればどうなると思う?」


朝雲「~~っ!」ゾクゾク


霞「貴女の望むシチュエーションで、好きなだけエッチな夢を見られるの。一度やったら病みつきよ?」


朝雲「…その話詳しく聞かせて」


コンコン


霞「あら、その前にお客さんみたいね」

提督「霞、朝雲の調子はどうだ?」


朝雲「あの時は錯乱しててすいませんでした」


龍驤「もう大丈夫なんか?」


朝雲「霞さんのお薬が良く効いてくれたみたいで…」


霞「でもまだ根本的な部分は治ってないわ。幹部さんがいるってことは話でも聞きたかったんでしょうけど、また今度にして」


幹部「もちろんさ。朝雲君の健康状態が第一だからね」

朝雲「あの…一つだけ質問いい?私の所属は今どうなってるの?」


幹部「君は今良く言えばフリーだね。悪く言えばどこにも所属できていない野良だ」


朝雲「…そうですか」


龍驤「朝雲さえよかったらここに来るか?」


朝雲「いいの?そうしてくれたら私も嬉しいけど」


幹部「私が面倒を見ようとしてたが、霞君がいるこの鎮守府の方が良いというなら本人の意思を尊重するしよう」


朝雲「ねぇ、本当にいいの?私かなりややこしいし、皆んなのこと危険に晒しちゃうかもしれないわよ?」


提督「そんなのは気にしない。それより朝雲がここに来たいかどうかだ」


龍驤「本人の意思ほど大事なもんは無い。ウチの格好見たらよ~わかるやろ?」


朝雲「……そうね。凄くよくわかるわ」

朝雲「私はまだこの山雲が入ってるビンが無いと不安定なの。それでも受け入れてくれるっていうならここに所属したい」ギュッ


幹部「なら前向きに考えておくと良い、時間はあるんだからね」


龍驤「さて、朝雲はこれでええとして次は駆逐棲姫やね?」


幹部「……頼む。レ級君はかなり怒っているはずだ」


提督「暁がなんとか抑えてくれてるとは思いますが…」


龍驤「もう危険な目には合わせへんって言った直後やもんな。そら怒り狂うで」


幹部「なんとか力を貸してくれ…妻に会いたいんだ……」


提督「できるだけ、頑張ります」


下1~3高コンマ 駆逐棲姫の様子や状況などを

ーー

駆逐棲姫「決めた、私は深海棲艦を食べて強くなる」


レ級「ダメだ!それだけはやめてくれ!」


暁「そうよ!貴女はそんなことしちゃいけないわ」


駆逐棲姫「止めないでくれ暁、お姉ちゃん。もう決めたことなんだ」


暁「大体艤装も無いのにどうやって海を移動するの!?」


駆逐棲姫「そんなものどうとでもなる。一人でも食べれたら艤装も復活するはずだ」

幹部「なんだかとんでも無い話になっているね…」


レ級「オッサン、お前も止めろよ!このままじゃクキが一人で海に出ることになるぞ!」


駆逐棲姫「パパか。私は強い女になって戻ってくるからな」


幹部「それはやめてくれないかい?妻に会えないのはとても寂しいんだ」


暁「ほら!ロリコ……幹部さんもこう言ってるじゃない!」


駆逐棲姫「ダメだ。もう決めたことなんだ」

龍驤「コイツも結構頑固なんやな…」


レ級「クキはこれだと決めたらそれしか考えないからな。あたしと意見がぶつかったら大抵はこっちが折れてたんだよ」


提督「その割にはこっちの言うことを良く聞いてくれていだぞ?」


レ級「それはそうした方が最善だとクキが判断したからだ。クキ程合理的なヤツは見たことがない」


龍驤「ほなクキにとって強くなるのが一番いいって考えなんか」


暁「確かにそうかもしれないけど…でも……」


駆逐棲姫「脚が無くても戦える。龍驤だってそうじゃないか。私には両腕が残ってるし、なんとかなる」


幹部「安価」


下1~3高コンマ 幹部の台詞やその他起こったことなどを

幹部「私はクキが別の存在になってしまうのが怖いんだ。単に強くなるだけじゃなく、クキの中に別の意思が存在してしまったりすることは無いかい?」


駆逐棲姫「それは……あるかもしれない。潜水棲姫がそんなことがあると言っていた」


レ級「心が弱いとコアを食べた方が逆に乗っ取られるって話だな」


幹部「クキの心が弱いと言ってるんじゃない。少しでもその可能性があるならやめて欲しいんだ」


駆逐棲姫「…………」


龍驤「もう一押しって感じやね。司令官、ここはバシッと決めたってや」ヒソヒソ


提督「俺がか?幹部さんじゃないのか?」


龍驤「幹部さんは今言うたやん!クキは司令官の鎮守府で保護してるんやで?いうたらレ級に次ぐ保護者みたいなもんや!」


提督「……わかった。駆逐棲姫、俺の話を聞いてくれ」


駆逐棲姫「なんだ……?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞などを

提督「もしおかしな奴に乗っ取られて幹部さんとしっぽりしたらどうする?漣の中にいる重巡棲姫のような…」


駆逐棲姫「よし!海に出るのはやめるぞ!」


幹部「良かった……」


龍驤「流石は司令官や。クキが一番嫌がることを的確に答えたるやなんて」


提督「俺が苦労したからな。本当に重巡棲姫は……」


レ級「ありがとな提督!」


暁「流石は司令官ね!」

駆逐棲姫「海に出るのはやめるが、強くなりたい気持ちはまだあるぞ」


レ級「あたしは尻尾の代わりに重力砲があるけど、クキはなんも無いもんなぁ」


暁「司令官、なんとかならない?」


提督「工廠組に相談してみるか?余剰の艤装や余ってる装備が使えるなら使ってもいいぞ」


幹部「深海棲艦が艦娘の装備を使えるとは思えないが、試す価値はあるだろう」


龍驤「ほな北上らに相談やね」


提督「北上達には余剰は好きに使ってもいいと伝えておく。あとは向こうの判断だ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー工廠


北上「やっぱりさ~脚が無いと厳しいよね」


駆逐棲姫「龍驤は片方だけでもあんなに強いじゃないか」


夕張「両方無いとやっぱり難しいです」


秋津洲「足がないなら翔ぶしかないのかも?」


明石「そそそそそそれは…」


陽炎「そもそもそんな深海棲艦っているのかしらね?」


レ級「あたしは見たことないな。でもそういう新種が出てきてもおかしくない」


暁「空を飛ぶ深海棲艦なんてどう倒せばいいのかしら…」

駆逐棲姫「前にやってたみたいに千切れた脚に直接艤装を着ける…」


「「「それはダメ!」」かも!」


駆逐棲姫「全員で言わなくてもいいだろう……?」


北上「あれだけは絶対ダメだからね」


夕張「本当なら激痛でまともに進めないんですからね!拷問レベルですよ!」


駆逐棲姫「私は痛覚が鈍いからよくわからないんだ。脚を自分で千切った時も…」


レ級「その話はやめてくれーー!」


駆逐棲姫「ご、ごめんお姉ちゃん」

陽炎「空を飛ばすのは無理だけど、アイデアが無いことはないわ。私のスーツみたくアーマーを着込むのはどう?」


駆逐棲姫「今より強くなるならなんでもいい」


北上「でもさ~あれって簡単に作れるの?陽炎のは偶然アイアンマソっぽくなったんでしょ?」


陽炎「それなのよねぇ……再現できるかって言われたら凄く微妙」


秋津洲「一回やるだけやってみるかも!」


明石「そそそそそうです…てててて提督から…きききき許可は…おおおおおりて…ます……」


夕張「じゃあやってみましょうよ!クキちゃんが強くなるのは悪いことじゃないだもの!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


夕張「とりあえず今できるのはこれくらいね」


駆逐棲姫「これは…?」


北上「右腕に着けるタイプのアーマだね。いや、籠手っていった方がいいか」


秋津洲「対空砲を改造して、マシンガンみたく連射できるようにしたかも!」


明石「ごごご護身用には…じじじ十分です…」


レ級「これがあるだけで丸腰よりはマシだな」


暁「これは艤装を呼び出す時みたいにしまえるの?」


駆逐棲姫「そういうのはやってみた方が早いだろ」スッ

北上「おっ、いける?」


駆逐棲姫「しまえたら…出せるよな」バッ


夕張「良かった!できるみたいですね!」


北上「艤装と装備をしまえて出せるなんて、艦娘って不思議~」


秋津洲「解明されてない技術かも」


明石「ででででも…くくくくクキちゃんは…しししし深海棲艦…」


暁「そんなのは関係ないの!クキちゃんが強くなったのならそれでいいんだから!」

陽炎「今は右手だけだけど、将来的には全身のアーマーとか海に出れる装備を作ってあげるわね」


駆逐棲姫「そうしてくれたら助かる」


レ級「よしよし、クキはこれでいいとして……次はオッサンだ」


北上「やっぱりそうなっちゃう?」


レ級「当たり前だ、オッサンはもう二度と危険な目に合わせないって言ったんだ。あたしに嘘をついたことになる」


駆逐棲姫「お姉ちゃん、なんとか許してやってくれないか?」


レ級「いくらクキの頼みでもこれはダメだ。人間でいうケジメをつけさせる」

夕張「何をするつもりですか…?」


レ級「それはオッサン次第だ。まだこの鎮守府にいるだろ?」


暁「レ級…」


レ級「あたしは暴力は振るわない。それだけは約束する」


暁「……うん。レ級を信じる」


レ級「オッサンは提督のところか?話をつけるには丁度いいな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

クキくんはここにいる方が安全だろうね(ボノ、レ級、朝霜などを考えて)
私は暫く通い夫になるよ
それすら間隔を空けて安全性を上げるつもりだ

ーー


幹部「レ級君、この度は本当に申し訳なかった」


レ級「お前が頭を下げて終わりか?」


幹部「もちろん対策も考えてある。あれだけセキュリティのことを考えてもダメならば、護衛をつけようと思っている」


幹部「護衛につけるのは特務艦だ。特務艦になれるレベルの艦娘なら間違いなく安心できるだろう」


幹部「朝霜君が引き受けてくれるかは分からないが、他にも候補は…」


レ級「お前の言いたいことはよーく分かった。オッサンにはクキは渡せない」


幹部「まだ足りないというのかい?ならばとっておきの…」


レ級「そうじゃねぇって言ってんだろ!!」


幹部「……」

幹部「…クキ君をレ級君に預けろというんだね」


レ級「そうじゃない」


幹部「なに……?」


レ級「…お前は本当にわからないのか?」


幹部「……」


レ級「呆れた。こんなのがクキの夫だなんてあたしは認めたくない」


幹部「……本当に分からないんだ。レ級君、正解を教えてくれないかい?」


レ級「挙句に答えを聞きたいか……ま、お前じゃ一生かかっても無理だろうから教えてやる」

レ級「クキを危険な目に合わせたくないなら余計なことをするな」


幹部「…それは仕事を止めろということかい?」


レ級「提督からとか色んな奴に話は聞いてる。それを聞いてあたしなりに考えたんだ」


レ級「オッサン、お前はもう組織に関わるな」


幹部「……そういうことか」


レ級「今までのは全部そうだ。組織が絡み始めてからクキが危険な目に合ってるし、この鎮守府もな」


レ級「組織はお前が太刀打ちできる相手じゃない、今日限りで手を引け。それがクキを渡す条件だ」


幹部「……」

幹部「奴らの野望を黙って見てろというのかい?この国が…世界が混沌としてしまうかもしれないんだよ?」


レ級「国を守る前に嫁を守れ」


幹部「……」


レ級「お前は幹部としての仕事だけをやってろ。提督も巻き込むな」


レ級「クキを取るか世界を取るかはお前に任せる。今ここで答えを出せ」


幹部「……安価」


下1~3高コンマ 幹部の台詞を

幹部「遅かれ早かれ組織には関わることになる。覚悟を持って立ち向かうか、されるがままかのどちらかしかないんだよ」


レ級「そういう偉そうなことはクキを守ってから言え。組織の思惑通りになってもいいから嫁を守りますとも言えないのか?」


幹部「だから、それは……」


レ級「本当に、なんでこんな奴をクキは好きになったんだよ……」


幹部「……私は世界とクキのどちらかではなく、どちらも…」


レ級「そういうのはいい。聞いてるだけでお腹いっぱいだ」


幹部「……」

レ級「はぁ……オッサン、お前の提督は元々どうやって知り合った?いや、どんな目的があった?」


幹部「それは……深海棲艦との和平を…」


レ級「そ、う、だ。そしてその考えは人間の中でも少数派だな?」


幹部「だが一定数の数はいる。現に大本営の中にも…」


レ級「なら逆もそうだ。深海棲艦の中にも戦いを望まない奴が居ても不思議じゃない。現にあたしがそうだったからな」


幹部「あ、あぁ……そうだね…」

レ級「オッサン達の考えの連中のリーダーは居るのか?」


幹部「リーダーと言われれば微妙だね。私はその派閥の中の権力の一人に過ぎないし、リーダーシップを取っている人物は居ない」


レ級「それはなんでだ?」


幹部「リーダーを一人置いてしまうと考え方が偏ってしまう……というのが表向きの理由で、誰もやりたがらないんだ。もしもの時が怖いからね」


レ級「お前達人間がそうならあたし達深海棲艦もそうだよな?沢山の同胞がいる中で戦いたくないなんて言ったらその場で食べられて終わりだ」


幹部「……」


レ級「オッサン、お前はその派閥のリーダーになれ」

レ級「あたしも考え無しに言ってるんじゃない。深海棲艦の方のリーダーと話が合う人間の方が都合が良いんだ」


幹部「だが深海棲艦の方にもリーダーは居ないんだろう?」


レ級「…あたしがやる」


幹部「な…!?」


レ級「あたしが同胞達の基地やアジトに行って、戦いたく奴らをまとめる」


幹部「そんな危険なことを…」


レ級「組織に関わるよりはずっとマシだろ?」


幹部「だ、だが……」


レ級「これは本当はずっと前から考えてたんだ。今なら条件が揃ったからできる」

幹部「その条件はなんだい?」


レ級「潜水棲姫がここに来たからだ。あたし一人だとどうしても無理だからな。あと北方棲姫も来ればいいんだがアイツは微妙だ」


幹部「……」


レ級「お前は自分のできることをやれ。できないこと以上のことをやろうとするな、関わるな」


幹部「……それはいつだい?」


レ級「今日出発する。潜水棲姫には話してあったし、提督にもさっき話した」


幹部「随分と…急だね……」


レ級「今日にさせたのはオッサンだ。これ以上クキを危険な目には合わせられないんだよ」

幹部「…そうだ、暁君達はどうなる?」


レ級「置いていく。暁は危険に晒したくないんだ。あたしはどっかの人間とは違うからな」


幹部「……」


レ級「深海に戻る連中はあたしと潜水棲姫。そして北方棲姫はこれから話をしにいく。ま、アイツは人間に恨みがあるから無理だろうな」


幹部「その話は暁君には…」


レ級「したよ。どんな内容だったかは聞くな」


幹部「……」


レ級「お前にクキを預ける理由はわかるな?あたしが戻ってくるまで代わりに守り通せよ!!」


幹部「命に代えても、妻は守る」


レ級「…仕方ないからまた信じてやるよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣(重巡)「私も連れていってくれ。何かの役に立つかもしれない」

ーー


提督「…随分と急な出発だな」


レ級「前もって言ってあったら全員で見送りとかやっただろ?」


龍驤「そらそうやで!仲間が危険な所に行くっていうんや!」


レ級「そういうのはいらないんだよ。ま、それが人間達のいい所なんだけどな」


潜水棲姫「しおい…行ってくるね…」


伊401「元気でね!鎮守府から応援してるからね!」


潜水棲姫「ありがとう……」

漣「レ級さん、漣も行ってはダメでしょうか?漣の中に居る子は役に立ちませんか?」


レ級「…それはお前が決めたことか?」


漣「いえ、この子と二人で決めたことです」


レ級「…そうか」


漣「私はこの子に助けてもらっていることも多いですし、むしろその状況ばっかりです。寄生されているのに拒むことは無かった艦娘というのは貴重な存在ではありませんか?」


レ級「提督はどう考えてる?漣を連れて行ってもいいのか?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞などを

提督「レ級は漣と重巡棲姫が必要だと思うか?必要だと思うのなら連れていってほしい」


レ級「本当にいいのか?」


提督「ただし、皆無事に帰ってきてくれることが条件だ」


レ級「それはもちろんだ、あたし達は無茶はしない。それより漣、後悔はしないか?」


漣「します。でもここで行かなくても後悔はします。だからどうか連れて行って下さい!」


レ級「…わかった。漣は連れて行くぞ!」

漣「ご主人様、龍驤さん。行ってきます」


龍驤「…気をつけてな」ギュッ


提督「無茶はするんじゃないそ」ギュッ


漣「……はい。必ず戻ってきます」ギュゥゥ


レ級「結局北方棲姫は来ないから、深海に行くのはこの三人か」


潜水棲姫「頑張ろう……」


漣「…それじゃあ深海和平部隊!三人での出撃ですが、決して誰一人欠けることなく帰ってくると誓います!」


レ級「あたしが旗艦なのに…ま、こういのは漣にやらせた方がいいか。じゃあな提督!幹部にクキのことをくれぐれも言っておいてくれ!」


提督「…あぁ、任せろ!」

ーー


龍驤「行ってしもたなぁ…漣まで…」


提督「そんな気はしてたんだ。多分レ級の考えを知ってたな」


龍驤「漣の中におる重巡棲姫から聞いたとかかもしれんな」


提督「あの三人なら危険管理もできるだろう。危険ならば助けてやればいい」


龍驤「ウチが助けたるっていうねん!」


提督「そうだ、龍驤がいるから安心だな」

暁「……行っちゃった」


電「暁ちゃん…」


雷「二人で話し合った結果なんでしょ?」


暁「うん……私…体弱いし…もし向こうで…体調崩したら…」


電「可愛そうだけど仕方がないのです」


雷「元気出して!私達がいるじゃない!」


電「なのです!第六駆逐隊がいるのです!」


暁「ありがとう…」


響「暁」


暁「響……」


響「暁はこれでよかったのかい?」


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞などを

レ級を信じて待つのもレディの役目よ

暁「いいわけないじゃない…でも私だって強くなりたいの、心も体も。そうして帰ってきたレ級を驚かせるのよ!」


響「暁は強いんだね」


暁「これからもっと強くなるの!今度はレ級と一緒に…連れてってもらえるくらいに強くなる!!」


電「さすが暁ちゃんなのです!」


雷「そうよ!今度はレ級が暁が居ないと話にならないってくらい強くなるのよ!」


暁「目標は…次のケッコン艦ね!神通さんに次ぐ最大練度を目指すわよ!」


響「いいね、目標は高くないと」


暁「その為にはまず……!」

レ級「…ぐずっ……」


漣「もしかして昔の服に着替えたのは、深海に戻るからでは無く、泣き顔を見られたくなかったからですか?」


レ級「わがっでるなら…ぎぐな…ぐす…」


漣「…そんなに悲しいなら連れて行けばよかったじゃないですか」


レ級「暁のごど…がんがえだら……うぅぅぅ…」


漣「お気持ちはわかります。私もご主人様と離れるのは悲しいです」


レ級「ぐず……帰ってくるぞ!絶対な!!」


漣「もちろんです。漣達の絆を見せてやりましょうぞ」


潜水棲姫「なに…?何か話してた…?」チャプン


レ級「なんもない!ごっちみるなぁ!」


潜水棲姫「そう…私もしおいに会いたいから…無傷で帰ろね…」


漣「聞いてんじゃないですか……もう…」


レ級「暁ー!!待っててくれよーーーー!!」




深海棲艦との和平を結ぶためレ級達は深海へ。彼女達の勇気ある行動は、一体どのような結末を迎えるのだろうか?


龍驤「まだ、足りないもの」
第二部完

やっぱり10は区切りですよね


次もよろしくお願いします

おつです
ついに深海側に積極的に(和平)仕掛けに行くかぁ
幹部さんも大幹部、いや枢機卿()くらい言われるよう頑張れ…頑張れ…
三章でもよろしくお願いします

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