三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」 (34)

~IS学園・1年1組教室~

山田「…夏君。織斑一夏君!」

一夏「はいっ!?」

山田「ご、ごめんなさい!でも、今『あ』から始まって『お』なんだよね。自己紹介してくれるかな?」

一夏「は、はい!えっと…織斑一夏です!…以上です!」

クラス一同「」ズコッ

山田「えーと…それだけですか…?」

一夏「は…はい」

千冬「ハァ…まともな挨拶もできんのかバカ者」

一夏「ち、千冬姉」

千冬「学校では織斑先生だ」

一夏「はい…」

千冬「まぁいい。次、自己紹介しろ」


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?「ん、俺?」

千冬「話を聞いてなかったのか?自己紹介をしろ」

?「ああ…えーと…」

三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」

元スレ
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1470056803

千冬「お前もか…後、織斑三日月だ。いい加減に直せ」

三日月「んー…こっちのほうがしっくりくるし…」

女子1「ねぇ、あの二人織斑ってことは、千冬様の弟?」

女子2「世界で初めて男でISを使えるのって、千冬様の弟だから?でも、三日月って子の方は、あんまり似てない気が…」

千冬「静かに!お前達には半年でISの技術を物にしてもらう。良かったら返事しろ。良くなくても返事しろ」

クラス一同「はいっ!」

~休み時間~

女子達「」ザワザワ

一夏「はぁ…疲れた…」

三日月「」モグモグ

一夏「余裕だなミカ…何でそんなでいられるんだよ」

三日月「別に?名前言って終わりだったし」

一夏「ホント、そういうところは凄いよな…」

?「…ちょっといいか?」

一三「「ん?」」

一夏「あ。誰かと思ったら箒か」

三日月「誰?」

一夏「えっと、篠ノ之箒。小学校のときのファースト幼なじみだ」

三日月「篠ノ之…」

箒「…一夏、話がある。構わないか?」

一夏「え、えーと…」

三日月「俺はいいよ」

箒「そうか、助かる」スタスタ

三日月「…予習しとこ」

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>>6
訂正
一夏「あ。誰かと思ったら箒か」

三日月「誰?」

一夏「えっと、篠ノ之箒。小学校のときのファースト幼なじみだ」

三日月「篠ノ之…」

箒「…一夏、話がある。構わないか?」

一夏「え、えーと…」

三日月「俺はいいよ」

箒「そうか、助かる」スタスタ

三日月「…予習しとこ」

~授業中~

山田「えっと、ここまでで質問ある人~?」

三日月「」スッ

山田「はい、三日月君」

三日月「えっと、ここなんですけど…」

山田「はいはい、そこはですね…」

一夏(えーと、そこは…あれ?どうなんだ?)

山田「一夏君は何かありますか?」

一夏「あ、はい。さっきの場所と…」

~休み時間~

三日月「んー…」ペラ

一夏「勤勉だよな、ミカは。次の時間の予習か?」

三日月「まぁね。元々嫌いだったけど、千冬姉にいろいろ教えてもらったから」

三日月「それに、日本に来てまだ1、2年だからね。言葉しか分からないし、もっと勉強しないと…ここ、分かる?」

一夏「ん?なになに…」

?「ちょっとよろしくて?」

一三「「ん?」」

?「まぁ!なんですの、そのお返事は?こうして声を掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものが」

三日月「うるさい。今勉強してるから黙ってて」

?「」

一夏「ミカ!ごめんな、前からこういうやつだからさ、あんまり怒らないでやってくれよ。ほら、謝れよ」

三日月「…何の用?あんた誰?」

セシリア「だ…誰ですって…?このイギリス代表候補生、セシリア・オルコットを知らない…?」

三日月「代表候補生…ああ、思い出した。頭良くて強いんだっけ」

一夏「ざっくりだな…」

セシリア「ま、まあそういうことですわ。IS学園を首席合格、唯一試験官を倒したこの私が…」

三日月「え?千冬姉に勝ったの?俺は全然敵わなかったのに」

一夏「あ…」

セシリア「ふ、ふん。織斑先生ならとうぜ…え?」

三日月「…正直、勝てると思ってた」

セシリア「はい?」

三日月「途中までは互角だった。千冬姉が手を抜いてる感覚はしたけどね」

三日月「だったら、本気を出させる前にカタを付けようと思った。奇襲をかけて、一気に攻めた」

三日月「でも、千冬姉はそれに一瞬で反応した。そこからは千冬姉も本気を出して、俺は二、三撃しか与えられなかった」

三日月「やっぱすごいよ千冬姉は…どうしたの?」

セシリア「…」

クラス「…」シーン

セシリア「ま、待ってください…織斑先生に本気を出させた?しかも、攻撃を加えた?」

三日月「だからそう言ってるじゃん。あんた、千冬姉に勝ったんでしょ?じゃあもっと凄いんだ」

一夏「ミカ…たぶん千冬姉と戦ったの、俺らだけだ…」

三日月「え?そうなの?」

一夏「いや、お前もホントスゲェよ。初めてIS操縦して、千冬姉を追い詰めたんだからさ。俺なんて手も足も出なかった…」

セシリア「」ポカーン

クラス「」ポカーン

キーンコーンカーンコーン

セシリア「…ハッ!チャイム!?くっ…また来ますわ!」

クラス「」アタフタ

一夏「来るのか…」

セシリア(どういうことですの!?織斑先生と戦った!?私でさえただの教官だったと言うのに!?そして何より…)

セシリア("追い詰めた"ですって!?そんなこと、あり得ない!!)

三日月「…結局予習できなかった」ムスッ

~食堂~

三日月「」ガツガツ

一夏「うん、上手いな!やっぱ世界から人集まるからかな?…真似できるか?」モグモグ

三日月「一夏のご飯の方が美味しいよ」

一夏「そうか?そりゃ良かった」

女子1「ねえ、隣座ってもいい?」

女子2「ちょっとお話したいんだけど…」

一夏「俺は良いけど…ミカは?」

三日月「」モグモグ コクッ

女子3「ありがと~!」

女子1「二人とも、よく食べるね…三日月君なんか特に」

三日月「ISの操縦は体力使うし、食べられる分は食べときたいし。そっちはそれだけで良いの?」

女子1、2「あはは…」チンマリ

女子3「お菓子いっぱい食べるから~!」

三日月「ふーん…」

女子2「一夏君、箒さんと知り合いなの?教室から一緒に出てったけど」

一夏「箒?あいつは小学1年から4年まで同じ剣道場に通っててさ。それで、久しぶりに会ったからな。ファースト幼なじみってやつだ」

女子1、2「へぇ…」

女子1、2(これは強敵かも…)

三日月「ねえ一夏。箒の苗字って篠ノ之だよね?」

一夏「そうだな。どうかしたか?」

女子3「あれ?篠ノ之って…」

三日月「…ううん、何でもない…ごちそうさま」

女子一同「はやっ!」

一夏「はは…相変わらずだな」

~翌日 授業~?

千冬「さて。この時間はクラス代表を決めてもらう。クラス代表は…まあ、その名の通り、委員長みたいなものだと思ってもらって良い」?

千冬「自薦、他薦問わない。誰かいないか?」?

女子1「はい!私は一夏君を推薦します!」

女子2「私は三日月君を!」

一夏「え!?俺!?」?

三日月「…」?

千冬「ふむ。この二人か。他にいないか?」?

セシリア「納得いきませんわ!」ドン?

セシリア「そんな選出方法は認めらません! 男がクラス代表などいい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年も味わえというのですか!?」

セシリア「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で…!」

一夏「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。不味い料理で何年覇者だよ」

セシリア「なっ!貴方、私の祖国を侮辱しますの!?」

一夏「先にしたのは…」

三日月「一夏。そういうの、よくないよ」

一夏「あっ…と、そうだな…悪かったな」

セシリア「へっ?…わ、分かればよろしいのですわ!」

三日月「あんたもだよ。自分の住んでるとこ馬鹿にされたら誰だって嫌でしょ」

セシリア「なっ…そういうわけでは…!」

千冬「その辺りにしておけ。このまま時間を潰すつもりか?」

セシリア「い、いえ…」

千冬「…」チラ

三日月「…?」

千冬「…フッ。まぁ、後はどうするかだ。多数決というのもあるが…」

セシリア「くっ…こうなったら、貴方達、決闘ですわ!」

一夏「ああ、いいぜ。白黒はっきり付けてやる」

セシリア「ふふ。試合前に逃げ出さないことですわね」

一夏「む…!」

三日月「…」イラッ

千冬「話は決まったな。では、勝負は今から一週間後、第三アリーナで行う。各自準備しておくように」

三日月「…俺もやるの?」

千冬「当然だ。推薦された以上、辞退は許さん。それと、一夏と三日月にはそれぞれ専用機が支給される予定だ」

一夏「専用機!?そんな話聞いてないぞ!?」

千冬「急に決まったからな。とりあえず、そういう事だ」

今日はここまで
かなり間開けて申し訳ない
投稿ペースはなるべく早くできるようにします

>>19
訂正

~翌日 授業~?

千冬「さて。この時間はクラス代表を決めてもらう。クラス代表は…まあ、その名の通り、委員長みたいなものだと思ってもらって良い」?

千冬「自薦、他薦問わない。誰かいないか?」?

女子1「はい!私は一夏君を推薦します!」

女子2「私は三日月君を!」

一夏「え!?俺!?」?

三日月「…」?

千冬「ふむ。この二人か。他にいないか?」?

セシリア「納得いきませんわ!」ドン

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