三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」 (34)
~IS学園・1年1組教室~
山田「…夏君。織斑一夏君!」
一夏「はいっ!?」
山田「ご、ごめんなさい!でも、今『あ』から始まって『お』なんだよね。自己紹介してくれるかな?」
一夏「は、はい!えっと…織斑一夏です!…以上です!」
クラス一同「」ズコッ
山田「えーと…それだけですか…?」
一夏「は…はい」
千冬「ハァ…まともな挨拶もできんのかバカ者」
一夏「ち、千冬姉」
千冬「学校では織斑先生だ」
一夏「はい…」
千冬「まぁいい。次、自己紹介しろ」
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?「ん、俺?」
千冬「話を聞いてなかったのか?自己紹介をしろ」
?「ああ…えーと…」
三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」
千冬「お前もか…後、織斑三日月だ。いい加減に直せ」
三日月「んー…こっちのほうがしっくりくるし…」
女子1「ねぇ、あの二人織斑ってことは、千冬様の弟?」
女子2「世界で初めて男でISを使えるのって、千冬様の弟だから?でも、三日月って子の方は、あんまり似てない気が…」
千冬「静かに!お前達には半年でISの技術を物にしてもらう。良かったら返事しろ。良くなくても返事しろ」
クラス一同「はいっ!」
~休み時間~
女子達「」ザワザワ
一夏「はぁ…疲れた…」
三日月「」モグモグ
一夏「余裕だなミカ…何でそんなでいられるんだよ」
三日月「別に?名前言って終わりだったし」
一夏「ホント、そういうところは凄いよな…」
?「…ちょっといいか?」
一三「「ん?」」
一夏「あ。誰かと思ったら箒か」
三日月「誰?」
一夏「えっと、篠ノ之箒。小学校のときのファースト幼なじみだ」
三日月「篠ノ之…」
箒「…一夏、話がある。構わないか?」
一夏「え、えーと…」
三日月「俺はいいよ」
箒「そうか、助かる」スタスタ
三日月「…予習しとこ」
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>>6
訂正
一夏「あ。誰かと思ったら箒か」
三日月「誰?」
一夏「えっと、篠ノ之箒。小学校のときのファースト幼なじみだ」
三日月「篠ノ之…」
箒「…一夏、話がある。構わないか?」
一夏「え、えーと…」
三日月「俺はいいよ」
箒「そうか、助かる」スタスタ
三日月「…予習しとこ」
~授業中~
山田「えっと、ここまでで質問ある人~?」
三日月「」スッ
山田「はい、三日月君」
三日月「えっと、ここなんですけど…」
山田「はいはい、そこはですね…」
一夏(えーと、そこは…あれ?どうなんだ?)
山田「一夏君は何かありますか?」
一夏「あ、はい。さっきの場所と…」
~休み時間~
三日月「んー…」ペラ
一夏「勤勉だよな、ミカは。次の時間の予習か?」
三日月「まぁね。元々嫌いだったけど、千冬姉にいろいろ教えてもらったから」
三日月「それに、日本に来てまだ1、2年だからね。言葉しか分からないし、もっと勉強しないと…ここ、分かる?」
一夏「ん?なになに…」
?「ちょっとよろしくて?」
一三「「ん?」」
?「まぁ!なんですの、そのお返事は?こうして声を掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものが」
三日月「うるさい。今勉強してるから黙ってて」
?「」
一夏「ミカ!ごめんな、前からこういうやつだからさ、あんまり怒らないでやってくれよ。ほら、謝れよ」
三日月「…何の用?あんた誰?」
セシリア「だ…誰ですって…?このイギリス代表候補生、セシリア・オルコットを知らない…?」
三日月「代表候補生…ああ、思い出した。頭良くて強いんだっけ」
一夏「ざっくりだな…」
セシリア「ま、まあそういうことですわ。IS学園を首席合格、唯一試験官を倒したこの私が…」
三日月「え?千冬姉に勝ったの?俺は全然敵わなかったのに」
一夏「あ…」
セシリア「ふ、ふん。織斑先生ならとうぜ…え?」
三日月「…正直、勝てると思ってた」
セシリア「はい?」
三日月「途中までは互角だった。千冬姉が手を抜いてる感覚はしたけどね」
三日月「だったら、本気を出させる前にカタを付けようと思った。奇襲をかけて、一気に攻めた」
三日月「でも、千冬姉はそれに一瞬で反応した。そこからは千冬姉も本気を出して、俺は二、三撃しか与えられなかった」
三日月「やっぱすごいよ千冬姉は…どうしたの?」
セシリア「…」
クラス「…」シーン
セシリア「ま、待ってください…織斑先生に本気を出させた?しかも、攻撃を加えた?」
三日月「だからそう言ってるじゃん。あんた、千冬姉に勝ったんでしょ?じゃあもっと凄いんだ」
一夏「ミカ…たぶん千冬姉と戦ったの、俺らだけだ…」
三日月「え?そうなの?」
一夏「いや、お前もホントスゲェよ。初めてIS操縦して、千冬姉を追い詰めたんだからさ。俺なんて手も足も出なかった…」
セシリア「」ポカーン
クラス「」ポカーン
キーンコーンカーンコーン
セシリア「…ハッ!チャイム!?くっ…また来ますわ!」
クラス「」アタフタ
一夏「来るのか…」
セシリア(どういうことですの!?織斑先生と戦った!?私でさえただの教官だったと言うのに!?そして何より…)
セシリア("追い詰めた"ですって!?そんなこと、あり得ない!!)
三日月「…結局予習できなかった」ムスッ
~食堂~
三日月「」ガツガツ
一夏「うん、上手いな!やっぱ世界から人集まるからかな?…真似できるか?」モグモグ
三日月「一夏のご飯の方が美味しいよ」
一夏「そうか?そりゃ良かった」
女子1「ねえ、隣座ってもいい?」
女子2「ちょっとお話したいんだけど…」
一夏「俺は良いけど…ミカは?」
三日月「」モグモグ コクッ
女子3「ありがと~!」
女子1「二人とも、よく食べるね…三日月君なんか特に」
三日月「ISの操縦は体力使うし、食べられる分は食べときたいし。そっちはそれだけで良いの?」
女子1、2「あはは…」チンマリ
女子3「お菓子いっぱい食べるから~!」
三日月「ふーん…」
女子2「一夏君、箒さんと知り合いなの?教室から一緒に出てったけど」
一夏「箒?あいつは小学1年から4年まで同じ剣道場に通っててさ。それで、久しぶりに会ったからな。ファースト幼なじみってやつだ」
女子1、2「へぇ…」
女子1、2(これは強敵かも…)
三日月「ねえ一夏。箒の苗字って篠ノ之だよね?」
一夏「そうだな。どうかしたか?」
女子3「あれ?篠ノ之って…」
三日月「…ううん、何でもない…ごちそうさま」
女子一同「はやっ!」
一夏「はは…相変わらずだな」
~翌日 授業~?
千冬「さて。この時間はクラス代表を決めてもらう。クラス代表は…まあ、その名の通り、委員長みたいなものだと思ってもらって良い」?
千冬「自薦、他薦問わない。誰かいないか?」?
女子1「はい!私は一夏君を推薦します!」
女子2「私は三日月君を!」
一夏「え!?俺!?」?
三日月「…」?
千冬「ふむ。この二人か。他にいないか?」?
セシリア「納得いきませんわ!」ドン?
セシリア「そんな選出方法は認めらません! 男がクラス代表などいい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年も味わえというのですか!?」
セシリア「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で…!」
一夏「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。不味い料理で何年覇者だよ」
セシリア「なっ!貴方、私の祖国を侮辱しますの!?」
一夏「先にしたのは…」
三日月「一夏。そういうの、よくないよ」
一夏「あっ…と、そうだな…悪かったな」
セシリア「へっ?…わ、分かればよろしいのですわ!」
三日月「あんたもだよ。自分の住んでるとこ馬鹿にされたら誰だって嫌でしょ」
セシリア「なっ…そういうわけでは…!」
千冬「その辺りにしておけ。このまま時間を潰すつもりか?」
セシリア「い、いえ…」
千冬「…」チラ
三日月「…?」
千冬「…フッ。まぁ、後はどうするかだ。多数決というのもあるが…」
セシリア「くっ…こうなったら、貴方達、決闘ですわ!」
一夏「ああ、いいぜ。白黒はっきり付けてやる」
セシリア「ふふ。試合前に逃げ出さないことですわね」
一夏「む…!」
三日月「…」イラッ
千冬「話は決まったな。では、勝負は今から一週間後、第三アリーナで行う。各自準備しておくように」
三日月「…俺もやるの?」
千冬「当然だ。推薦された以上、辞退は許さん。それと、一夏と三日月にはそれぞれ専用機が支給される予定だ」
一夏「専用機!?そんな話聞いてないぞ!?」
千冬「急に決まったからな。とりあえず、そういう事だ」
今日はここまで
かなり間開けて申し訳ない
投稿ペースはなるべく早くできるようにします
>>19
訂正
~翌日 授業~?
千冬「さて。この時間はクラス代表を決めてもらう。クラス代表は…まあ、その名の通り、委員長みたいなものだと思ってもらって良い」?
千冬「自薦、他薦問わない。誰かいないか?」?
女子1「はい!私は一夏君を推薦します!」
女子2「私は三日月君を!」
一夏「え!?俺!?」?
三日月「…」?
千冬「ふむ。この二人か。他にいないか?」?
セシリア「納得いきませんわ!」ドン
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