忍「アルバイトをします!」 (13)
きんいろモザイクの短編になります。
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陽子「おまたせ。ごめんごめん、遅くなって!」
綾「やっと来たわね、陽子! さ、早く服を買いにいきm」グー
カレン「ふふふっ、アヤヤ。腹の音が鳴ったデスっ♩」
綾「//////」
アリス「そういえば、もうお昼になるね?」
シノ「私もちょうどお腹がすきましたので、どこかで食べましょう? どこにしますか??」グー
陽子「おっ、私から提案なんだけど、新しく出来た店、知ってるからお昼はそこでどうだ?」
シノ「いいですね♩ そこにしましょう。」
陽子「ここだよ。」
レストラン「ゴールドタイム」
シノ「わぁぁっっっーーーー/// ゴールドって確か、金でしたよねっ!? 金髪が好きな私にピッタリですね!」
綾「えっ!?ここって高いんじゃなかったかしらっ?」
アリス「うん。私も知ってるけど、新しく出来た割に料金は高いって話だよ。」
カレン「私もここに来たことはないデスが、パパが話してマシタ・・・高級食材を使用しているから、料理は最高ダト。」
綾「こんなところ、高校生の私達じゃ無理よ!!!」
陽子「心配するな、綾。私に任せろ!」
会計後
シノ「あぁっ/// 美味しかったですね////」ポッー
アリス「うん。私、あんな美味しいもの食べたの、生まれて初めてだよぉっ♩」
カレン「さすがは高いだけあるデス! 私も感動しマシタ。」ジーン
綾「確かに美味しかったわね・・・。でも、陽子。あんな大金、どこにあったの?」
陽子「えっ?」
綾「ほら、会計の時に支払った、5万円のことよ!!」
回想(注文の際)
アリス「わっ!?さすがに高いなぁ、これだけで10000円ちょうどなんて・・・。私、安いのにしようっと」
綾「私もこの安いランチにしようかしら・・・」
陽子「アリスも綾も遠慮するなよ。私のおごりなんだから、もっと高いもの頼んでいいぞ?」
カレン「足りなければ私が出しマス!パパからおこづかいはたくさん貰ってマスので・・・」
陽子「いや、カレン。全部、私におごらせてくれ。」
会計時
店員「合わせて・・・45000円になります!!」
アリス・綾「「高っ!?」」
陽子「はい。じゃあ、5万でお願い。」スッ
アリス・綾「「ヨーコ(陽子)!?」」
回想終了
シノ「陽子ちゃん、ありがとうございます♩」
カレン「アリガトウゴジャイマース!」
綾「いや、お礼はとりあえず後にして、陽子はどうして5万も持ってるのよっ!?」
アリス「あっ、それ私も気になるよ?」
陽子「あぁ、私が出したお金の事だな? あれはちょっとしたことをして貯めたんだよ!!」
カレン「ちょっとシタこと・・・もしや、ヨーコっ!?」ハッ
陽子「んっ?」
カレン「やらしい事でもしたのデスね・・・それでマネーをっ!!??」
アリス・シノ「「えぇっーーーーー!?」」
綾「そ、そうなの、陽子!?」
陽子「ち、違うっ!? カレン、誤解を招くようなこと言うな!! アルバイトだよ、アルバイト!!」
カレン「アルバイト・・・それは、いやらしいk」
陽子「いやらしい、という話題から離れろ!!! 私のは普通のアルバイトだよ!」
アリス「なあんだ。ヨーコってスタイルが良いから、てっきりそっちの方で儲けていたのかと思ったけど、それなら良かったよぉ!」
陽子「アリスも、見た目だけで勝手な判断もやめような?」
シノ「それで陽子ちゃんはどんなアルバイトをしているのですか?」
陽子「うーん。簡単に教えるとなんかつまらないし、せっかくだからヒントあげるから当ててみてよ?」
カレン「ヒントデスか?」
陽子「そう。ヒントは「じっとしていること」と「何もしないこと」だな!」
アリス「うーん。そんなお仕事なんてあったかな?」
綾「というか、「じっとしている」と「何もしない」、なんてどう考えても仕事にならないわよ!?」
陽子「それがなるんだよな、仕事に! 分からないなら、もう一つ・・・「絵を描く」って言えば分かるよな?」
シノ「じっとしている、何もしない、絵を描く・・・あ、もしかして「絵のモデル」ですか?」
陽子「おぉ、シノ、正解だよ!!」
綾「絵のモデルですって・・・確か、モデルって裸になるのよね?///////」
カレン「裸になる、ということは、やっぱりやらs」
陽子「は、裸にはならないよっ!! 私は服を着たままポーズを取るだけだぁー///」
アリス「あっ、そうなの?」
陽子「そもそも裸になるモデルは、別で雇っている人がいるって話だしな!」
綾「・・・どういうことなの、陽子? 絵のモデルは分かったけど、どうしてアルバイトを??」
陽子「実は、私の親戚のおじさんが絵画教室をやっているんだけど、最近「絵のモデルになってくれないか。もちろんモデル代もはずむから」って頼まれちゃって。」
カレン「おぉ、それでアルバイト、というわけデスか!」
陽子「そういうこと。しかも絵のモデルって意外に儲かるんだなって思って・・・一回やったらだけで、1万も貰えたんだよ!」
アリス「それはすごいね!」
シノ「そういえば、お姉ちゃんもモデルをやっていますが、けっこう儲かる仕事だって言っていました!」
陽子「いさ姉の場合はファッションだからな。それは、けっこう儲かるだろうな!!」
綾「なるほど、それで陽子は大金をもっていたのね!」
陽子「まぁね。実は、絵のモデルを一気に引き受けたこともあって、ここだけの話・・・10万ぐらい貯まったりして・・・」
綾・カレン・アリス・シノ「「「「えぇっっっっっーーーーーーーーーー!!!!????」」」」
陽子「そ、そんなに驚かなくてもいいだろ・・・。私だって最初は驚いたけど、まぁ高校生だし、一応これくらいは貰っていても大丈夫かなって思ったし。」
アリス「そういえば、最近ヨーコってお昼になるとたくさん買ったものを食べているけど、そのお昼代はどこから出ているのかなって気になってたよ!」
カレン「ワタシもデスが、ヨーコが良く学校の帰りに買い食いをしていた時もたくさん買っていたので、気になりマシタ!!」
綾「あっ、それで昨日、いきなり服を買いに行かないかって言ったのね!! 前まではおこづかいが足りないって言っていた陽子が急に言い出すのは変だって思っていたけど・・・」
陽子「そういうことかな。まぁ、アリスが言ったお昼代も、カレンが言った買い食いした時のお金もバイト代でまかなっているし、昨日綾達に服を買いに行くって話したのも、経済的に余裕が出来たってことで合ってるぞ!!」
シノ「・・・・・・・」
アリス「シノ?」
陽子「どうしたんだ、シノ? じっと考え込んだりなんかして??」
シノ「うん。決めました・・・陽子ちゃん!」
陽子「な、なんだ!?」
シノ「私にも、絵のモデルのアルバイトを紹介してもらえませんか?」
アリス・カレン・綾「「「シノっ!?」」」
陽子「シノ。いきなりどうしたんだっ!?」
シノ「陽子ちゃんの話を聞いて私もアルバイトをすることを決めました!! ただ、私の場合は、ある目的がありまして・・・」
綾「目的?」
シノ「はい。実は欲しいものがあるんですが、その前に金髪特集をまとめた雑誌とかドレスを作るための材料とかを買っていたらお金がなくなってしまいまして・・・。お母さんにおこづかいの前借りを頼んだのですが、無駄遣いになるからと断られてしまい、お姉ちゃんにもカンパをお願いしたんですが、物と交換と言われて、自分の大切なものを提供したんですが、どれもいらないと言われて・・・あてがなくなってしまったんです・・・」ズーン
陽子「そういうことか。でも、モデルの仕事は私が引き受けたから、もう募集は行っていないはずだったかな・・・」
シノ「そうですか・・・。分かりました!」
アリス「し、シノ??」
シノ「こうなれば自分で探します! 自分で探し出して、アルバイトを頑張り、そのお金で欲しいものを手に入れます!!!」ゴォォォォォォーーーーーー!!!
カレン「し、シノが燃えてマスっ!?」
綾「す、すごいやる気ね!!」
家に帰宅後
シノ「さっそくですが、このあたりから片っ端に受けてみましょう!」
アリス(シノ。大丈夫かな?)
シノ「とりあえず、明日の分はこれでいいでしょう。」
アリス「どれどれ、って、シノっ!? 一日で5、6回も面接を受けるの!?」
シノ「はい。さっそく私は全部の履歴書を記入しますので、集中させてください!」
アリス「う、うん。頑張ってね、シノ。」
翌日
シノ「それでは行ってきます!」
アリス「いってらっしゃい、頑張ってね!」
勇「アリス。忍はどこに行ったのかしら?」
アリス「あっ、イサミ。シノは、アルバイトの面接を受けに行ったよ!」
勇「アルバイト? 忍が??」
アリス「うん。でも、すごい気合が入ってたよ・・・5、6回も、それも別々の場所での面接を受けるみたい。」
勇「5、6回!? さすがの私もその気合いには脱帽よ・・・」
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