「確率」

店員「いらっしゃいませ～」

凛「またいるね？あの店員さん」

穂乃果「凛ちゃんもまた同じ事を言ってるよ？」

希「今日もいつもの毎日がやってくるのでした」

穂乃果「もう１日が始まって半日経つけど…」

店員「ラーメンセットのお客様～」

凛「あ、凛で～す」

穂乃果「凛で～すって…」

凛「美味しそうにゃ～」

希「あっ！そう言えば」

穂乃果「どうしたの？」

希「こないだ両親の所に行ったからお土産買ってきたんよ」

凛「本当に？」

希「うん」

穂乃果「ありがとう」

希「はい」

穂乃果「え？」

希「この3つの箱のうち2つにお土産が入ってるんやけど…」

凛「なんで？」

希「普通にあげても面白くないやん？」

穂乃果「希ちゃんってたまに面倒くさいよ」

凛「ね！」

希「まあまあ、そういわずに。一つは美味しいお菓子。もう、一つはキーホルダーやから」

穂乃果「お菓子がいい」

凛「凛も！」

希「じゃあ、選んで？」

穂乃果「これ！」

凛「凛はこっち！」

希「はーい！」

穂乃果「じゃあ、開けていい？」

希「本当にいいの？」

穂乃果「え？」

希「それは和菓子じゃないかも」

穂乃果「…確かに…凛ちゃん交換して！それな気がしてきたよ」

凛「や！」

穂乃果「お願いだよ」

凛「絶対に嫌にゃ」

穂乃果「ええ？どうせ中身はわからないんだからいいじゃん？」

凛「なら穂乃果ちゃんこそそれでいいじゃん」

穂乃果「…たしかに」

希「じゃあ、それでええかな？」

穂乃果「穂乃果はこっちのに替える」

希「じゃあ、開けていいよ」

パカッ

穂乃果「うわぁぁぁぁ。空だぁぁぁぁ」

凛「…キーホルダーにゃ」

穂乃果「替えなきゃ良かったぁぁ」

希「じゃあ、お菓子は明日皆で食べよう？」

「心理テスト」

穂乃果「わあ、ハンバーグ美味しそう」

凛「穂乃果ちゃん！」

穂乃果「やだよ？」

凛「まだ何も言ってないにゃ」

穂乃果「一口頂戴でしょ？」

凛「…全部頂戴？」

穂乃果「え？それでいいよ！って言うと思った？」

凛「思わないけど穂乃果に一矢報いた気分だよ」

穂乃果「いやいや」

希「ふふ、二人はいつ見てても飽きないな～」

穂乃果「いや、凛ちゃんでしょ？」

凛「穂乃果ちゃんだって」

穂乃果「凛ちゃんは何て言うか…単純で分かりやすいからさ」

凛「それは穂乃果ちゃんにゃ」

希「類は友を呼ぶってやつやね」

穂乃果「納得いかないよ」

凛「凛も」

希「じゃあ、ここでちょっと面白い事をやってみようか？」

穂乃果「何？」

希「凛ちゃんはマンションの５回に住んでいます」

凛「凛の家はマンションじゃないよ？」

希「住んでるとしてね？」

凛「あー住んでるとして」

希「住んでるとしてある夜凛ちゃんは窓から外を眺めていました」

凛「星空を見てたのかな？星空凛だけに」

希「そうかもね」

穂乃果「話が全然進まないね」

希「すると外で男が誰かを殺害してる所を目撃してしまいました」

凛「大変にゃ。警察に電話しなきゃ」

希「うん。そうだね。実際に見かけたら電話しようね？」

凛「うん」

希「で、目撃した所を男に見つかってしまいました」

凛「凛はそんなへましないよ」

希「うん…そうだね。もうやめよう。凛ちゃんはサイコパスなわけないもんね？」

穂乃果「凄いね、凛ちゃん。匙を投げられてるよ？」

凛「凛勝ったの？」