小鳥「ああああっ!!」 (52)
765プロ
真美「おはおはー!」
真美「って、あり? 誰もいない?」
真美「…………」
真美「んっふっふー! これはイタズラし放題ですな!」
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真美「まずは律っちゃんのパソコンを起動してと……」
真美「えーっと、『恋するオトメ』っと」カタカタ
真美「おっ! あったあった!」
真美「これは、律っちゃんがこっそりやってる妄想爆発な裏ブログ……」
真美「バレていないと思ってるだろうけど、全くもって甘いですな~」
真美「これをトップにしておこう」
真美「……すぐ消されないようにブラウザを50個くらい起動しておきますか」
真美「次は兄ちゃんのパソコンの番ですな!」
真美「えーっと……特に怪しいものはなさそうだけど……」
真美「む? これは艦○れ!」
真美「仕事中にこれはいけませんな~!」
真美「さすがに解体は可哀想だから、資材全部を大型建造にまわしておこう」
真美「さて、お次はピヨちゃん!」
真美「何しようかな~と~!」
真美「あり? 引き出しの一番下の鍵が閉まってる……」
真美「これは怪しいですな~!」
真美「えーっと、ピヨちゃんくらいの年だと……」ゴソゴソ
真美「ビンゴ! やっぱり机の裏に鍵を貼り付けてた!」
真美「ではでは、御開帳~!」ガラガラ
真美「ん? 漫画がたくさん?」
真美「全くこの事務所の連中は仕事中に何をやっているんだね!」
真美「まぁ、みんなが来るまで読んで時間でも潰しますか~!」
真美「あり? なんか全部ページ数が少ないですなぁ」
真美「どれどれ……ってなんで男の人同士で裸!?」
真美「い、意味がわからないYO!」
真美「ま、全く! ピヨちゃんは何を考えてるんだい!」
真美「来たらお説教ですな!」プンスカ
真美「…………」
真美「…………」チラッ
真美「ち、ちょっとだけ……」
真美「…………」ペラッ
真美「~~~~~ッ!!」
真美「…………」ドキドキ
真美「や、やっぱりこういうのは良くないよね! よし、元の場所に戻しておこう!」
真美「そうだ! それがいい!」
真美「そして、ピヨちゃんにはお説教だー!」
真美「……これでよし!」
真美「ふぅ……なんかどっと疲れたよ……」
真美「…………」
真美「…………」チラッ
真美「み、みんな遅いな~! これじゃあ暇で干からびちゃうよ~!」
真美「…………」チラッ
真美「…………」ゴソゴソ
真美「…………」ガチャ
真美「そ、そう! これはただの暇つぶし! 来ないみんながいけないんだ!」
真美「…………」ペラッ
真美「~~~~~~~~~ッ!!」バンバン
真美「いけませんな~! いけませんな~!」
真美「これはもう、いけませんな~!」
ガチャ
P「ん? なにがいけないんだ?」
真美「!!!???」
P「真美?」
真美「あっ……あああっ!!」
─────
───
─
P「どういうことか説明して貰おうか、音無」
小鳥「い、いや~あの~」
P「事務所に戻ってきたら、真美がアンタのいかがわしい薄い本を読んで悶絶してたんだが?」
小鳥「そ、それはその~」
P「…………」
小鳥「…………」
P「アンタね! 事務所になんてもんを持ってきてんだ!」バンッ
小鳥「お、おかしいな~! ちゃんと鍵をかけて厳重に保管してたんだけどな~!」ダラダラ
P「そういう問題じゃないでしょう! うちの子達はほとんどが未成年なのに、18禁置いとくなよ!」
小鳥「う、うぅ~」
小鳥「め、面目ないです……」
P「大体ねぇ! 仕事中にこんな本を読んでるから!」ガミガミ
小鳥「プ、プロデューサーさんだって艦○れやってるじゃないですか!」
P「お、俺は事務所に泊まる時とかの、寝る前の暇つぶしですよ! 仕事中にはやってません!」
小鳥「ぐっ……! きたない……!」
小鳥「で、でも仕事用のPCにインストールするのは不味いんじゃないですか?」
P「ま、まぁ、そこは反省しております……」
小鳥「…………」
P「…………」
小鳥「で、では喧嘩両成敗ということで!」
P「そ、そうですね……でもちゃんと真美には謝っておいてくださいよ?」
小鳥「わ、わかってます。明日真美ちゃんが来たらきちんと……」
小鳥「と、ところで……あの……」
P「はい?」
小鳥「そろそろ本を返していただけないでしょうか?」
P「え?」
小鳥「ですから本を……」
P「それは無理ですよ。だって全部捨てちゃいましたから」
小鳥「で、ですよね~」
小鳥「へ?」
小鳥「い、今なんと?」
P「だから捨てましたよ」
小鳥「またまたご冗談を~!」
P「いや、ちょうど古本回収がきたので出しておきました」
小鳥「…………」
P「さて、そろそろ仕事しましょうか」
小鳥「何しとんじゃワレーーー!!!!」
P「!?」ビクッ
小鳥「す、捨てた!? あの子達を!?」
P「え、えぇ……」
小鳥「もしかして秘蔵の六つ子本も!?」
P「な、なんて?」
小鳥「一歩×ヴォルグも!? ヤンコップも!?」
P「な、何語ですか?」
小鳥「それにC○AMP IN WONDERLANDも!?」
P「よ、よくわからないですけど、まぁ」
小鳥「あ、あああああああっ!!!!」
小鳥「ゆ、許さない……!」
P「え?」
小鳥「もう許しませんよ! プロデューサーさん!」
P「お、俺も艦○れ消しましたから!」
小鳥「そういう問題じゃないんですよ!!」
P「えぇ……」
小鳥「お天道様が許してもね! このあたしが許さないよ!」
P「…………」
小鳥「あ、あれ? 今のご存知ない?」
P「すみません……」
小鳥「くっ……! ジェネレーションギャップ……!」
小鳥「と、とにかく! もうプロデューサーさんとは口ききませんからね!」
P「ええ!?」
小鳥「もちろん真美ちゃんには謝りますから、ご心配なく!」
P「それは当然でしょう」
小鳥「ぐ、ぐうの音も出ない……」
───
─
小鳥「…………」カタカタ
P「…………」カタカタ
小鳥「…………」カタカタ
小鳥「……そういえば律子さんは?」
P「今日は休みですよ」
小鳥「あっ、そういえばそうでしたね!」
P「俺、コーヒー淹れますけど、音無さんも飲みますか?」
小鳥「はい! いただきます!」
P「砂糖とミルクでしたよね」
小鳥「さすがプロデューサーさん! その通りです!」
小鳥「…………」
小鳥(って、なに普通に会話してるのよ!)
小鳥(いけないわ! チョロすぎるでしょ私!)
小鳥(怒れ! 怒るのよ小鳥!)
P「お待たせしました」
小鳥「ありがとうございます!」
小鳥「わぁ! 美味しい! やっぱりプロデューサーさんのコーヒーは絶品ですね!」
小鳥(ってまた!?)
小鳥「…………」
小鳥「ふぅ……やっぱり怒るのは向いてないわね、私」
P「少しは落ち着きました?」
小鳥「はい。慣れてないことはするもんじゃありませんね」
P「まぁ、そこが音無さんの可愛いところでもあるんですけどね」
小鳥「ピヨ!? お、おだてても何も出ませんよ!」
P「そんなんじゃありませんよ」
P「そうだ! 捨てちゃったお詫びもかねて、今日の夜飲みに行きませんか? 奢りますよ!」
小鳥「仕方ないですね、乗せられてあげますか!」
P「そうと決まれば、ちゃちゃっと仕事終わらせちゃいますか!」
小鳥「そうですね!」
─────
───
─
P「う……うぅ……もう飲めない……」
小鳥「もう! だらしないですね!」
P「め、面目ないです……」
小鳥「私の家近いですし、少し酔いを覚ましていきますか」
P「た、助かります……」
小鳥宅
小鳥「ほら! つきましたよ!」
P「うぅ……」
小鳥「お水です! ゆっくり飲んでくださいね!」
P「あ、ありがとうございます……」
小鳥「それじゃあ、私はシャワー浴びてきますんで、ゆっくりしててくださいね!」
P「は、はい……」
小鳥「…………」
小鳥(って、ちゃっかり家に連れ込んじゃったわ!)
小鳥(ど、どうしよう!)
小鳥「…………」
小鳥(い、一応くまなく洗っておきましょう……)
小鳥「え、えへへ……」
小鳥「プ、プロデューサーさーん?」
P「Zzz……」
小鳥「…………」ゴクリ
小鳥(こ、これくらいの役得があってもいいわよね?)
小鳥(承太郎! 花京院! 私に力を!)
─────
───
─
同時刻 双海宅
真美(回収に出すやつをこっそり持ってきちゃったけど……)
真美「~~~~~っ!」バンバン
真美「いけませんな~! これはいけませんな~!」バンバン
亜美「真美! うるさいYO!」
Win-Win
終わり
次の日
律子「…………」
『恋するオトメ』
律子「…………」カチカチ
律子「どういうことよ! ブラウザを消しても消しても出てきやがる!」
律子「ああああああっ!! いっそ誰か殺して!!」
ほんとに終わり
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