こころ「お姉さま!私達からプレゼントです!」(15)

にこ「き、急にどうしたの、アンタ達?」

ここあ「あのね、お姉ちゃんはいつもここあ達に優しくしてくれるから」

虎太郎「ぷれぜんとー」

こころ「......とは言っても、『何でもしてあげる券』しか無いのですが...」ギュッ

3人「!?」

にこ「......ありがとう、アンタ達。
最高のプレゼントよ」ギュッ

3人「えへへー///」ギューッ

翌日

にこ「何でも、かぁ」

にこ「虎太郎の躾にでも使おうかしら?」ピラピラ

希「にこっちー♪」ワシッ

にこ「希ッ!?」

希「おはようのワシワシ
......と言いたいんやけど、面白そうなん持ってんなー?」 ヒョイッ

にこ「あっ」

希「何でもする、かぁ......♪」ニヤ

部室

希「という訳で、今からにこっちにしたい事を挙げてってほしいんや」


真姫「な、何でもッ!?」

希「にこっちの家庭に迷惑掛からんなら、ええんやない?」

にこ「ええんやない、じゃないわよ!
ぬあんで私の貰った券で私が使われなきゃいけないのよッ!?」

凛「凛はラーメン奢って貰いたいにゃー!」

花陽「わ、私はアイドル関係のグッズが貰えれば...」

穂乃果「じゃあ私は...「いけません!」ガタン

にこ「海未!」

海未「にこは私と一緒に色々して貰います!」

にこ「ぬぁんでよ!?」

にこ「普通そこは私を庇うところでしょ!?」

海未「にこが絡めば話は別です!」

ことり「なら......全員でにこちゃんに言う事を聞いてもらうのはどうかなぁ?」

絵里「流石ことりね!ハラショー!」

希「じゃあクジで順番決めよっか、穂乃果ちゃんから割り箸引いてって」

にこ「何でこんな目に......」

絵里「先ずは私ね!」

にこ「1番疲れそうな奴が最初になるとは...」

絵里「言うじゃない、にこ。
そんな口の悪い娘には、チョコパフェでも奢ってもらおうかしら♪」

にこ「あ、普通だ」

絵里「ポンコツを見せないためのチョイスよ!流石私、ハルァァショォォー!」

にこ「ポンコツ認めてるのね。
...じゃあ駅近くのファミレスにでも行きましょうか」

絵里「エリチカ?」

にこ「駅近よ」

ファミレス

絵里「じゃあデミグラスチーズハンバーグのライスセットと、シーザーサラダのミニ、ドリンクバーで食後にバニラチョコパフェお願いします」

にこ「ど、ドリンクバーで......」

店員「ハァイカシコマリマシタァー」

にこ「ちょっと絵里、どういう事よ!?」

絵里「エリチカお腹空いちゃった☆」

にこ「私のお小遣いの半分削らないでよ!?」

絵里「まぁ私の誕生日近いし、いいでしょー?」

にこ「......アンタがそれで良いならね」

店員「シーザーサラダドェース」コトッ

絵里「来た!
ここのシーザーサラダ美味しいのよねぇ♪」ルンルン

にこ「......ドリンクバー行ってくる」

絵里「あ、にこ!ちょっとストップ」

にこ「何よ」

絵里「はい、あーん」

にこ「ちょ、それくらい自分で!///」

絵里「何でもするんでしょー?」

にこ「......あーん」パクッ

にこ「......美味しいわね」シャキシャキ

絵里「にこ可愛いー!」

にこ「あ、当たり前でしょー?
何を今更......」

ヴーッヴーッ

絵里「あら、花陽からLINE」ピッ


はなよ@お米食べよ!<絵里ちゃんジカンダヨォ!


絵里「あら、もう時間なのね」

絵里「にこ、今日はありがとう!」ニコッ

にこ「別に良いわよ......
......次はもっと楽しい事、しましょ?」

絵里「…えぇ」

宇宙NO.1アイドル<あのさ希

のんたん☆スピリチュアル<んー?

宇宙NO.1アイドル<あの券はチビ達から貰った物なんだけど

のんたん☆スピリチュアル<知っとるよ

宇宙NO.1アイドル<じゃあ何でアンタ達が使ってんのよ

のんたん☆スピリチュアル<にこっち前、家の用で忙しかったやん

のんたん☆スピリチュアル<だから皆久々ににこっちと遊びたかったと思うんよ

のんたん☆スピリチュアル<絵里ちも楽しそうにしてたやろ?

のんたん☆スピリチュアル<だからにこっち、今日は皆のワガママ聞いてあげて?

宇宙NO.1アイドル<しょうがないわねぇ!

宇宙NO.1アイドル<でもその代わり、今度はアンタ達が私の言う事聞きなさいよね?

のんたん☆スピリチュアル<分かってるよー♪

花陽「誰とトークしてたの?」

にこ「希よ。
で、花陽は何の用?アイドルグッズは意地でもあげないわよ」

花陽「分かってるよ。
私がお願いしたいのは......ここ!」

尾濃芽食堂

にこ「米専門って言うのが一目で分かるわね」

花陽「ここでやってるイベントを手伝って欲しいんだ♪」

にこ「こ、これは......」

山盛りご飯
30分以内に20杯おかず無しで食べきった方は無料+スタンプ5つ!

にこ「ファミレスで食べて来なくて良かった......」

花陽「凛ちゃんには断られちゃったけど......
にこちゃんも......やっぱ断る?」ウルウル

にこ(な、何よこの娘!?
そのウルウル可愛い過ぎるでしょ!?)

にこ「しょ、しょうがないわねぇ!
可愛い後輩の為ににこ、頑張ります!」

花陽「にこちゃん!」ダキッ

にこ「ちょ、やめなさいよ!///
後1番可愛いのはにこなんだから!」

大将「......この気配、まさか」

花陽「たのもー♪」ガラガラ

大将「ラブライサー、小泉花陽......!」

にこ「内装は良い造りしてるわね」ピシャッ

大将「よく来たな、小泉花陽と愉快な仲間よ」

にこ「どぅあれが愉快な仲間よ!」

花陽「うるせぇ、とっとと山盛り寄越せ!」ドン!

大将「山盛りの用意しろ!ラブライサーだ!」

にこ「ラブライサー......(苦笑)」

デデドン!(絶望)、と言わんばかりに盛られた大量のご飯。希の胸よりも大きい。

にこ「......に、にこは帰らなk...花陽「にこちゃん!」

花陽「可愛い後輩の為に頑張ってよ!」

にこ「ふざけんじゃないわよ!こんな大量のご飯、食べ切れる訳無いじゃない!」

花陽「これを食べてこそが真のライサーなの!」

にこ「にこはライサーじゃなぁぁい!」

大将「いいかな、ライサー共。
制限時間以内に完食してくれよな」

花陽「当たり前です」

にこ「......腹くくるわ」

大将「準備はいいな。
では、よーい......始めッ!」

にこ「あーんッ......
て、アッツぅい!?」ハフハフ

にこ「は、花陽ぉ…」チラッ

花陽「」バクバクバクバクバクバクバクバク

にこ「......この娘、アイドルよね?」

花陽「ご馳走様♪」

にこ「にごぉ...」ゲプ

大将「すげぇ、マジで食いやがった......」

花陽「にこちゃん、ありがとう♪」

にこ「べ、別に......わ、たしは......何もして、なあ、わよ......」ウップ

花陽「一緒に居てくれるだけで充分だよ♪」

にこ「そう......それな、ら......また行ってやっても......いいわ」

花陽「ホント!?
にこちゃん大好きー♪」ギュッ

にこ「おえ」

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