【ミリマス】765学園物語HED √PG (103)
P「…」
朝、目を覚ます
良い夢を見ていた
目を覚ました瞬間に内容は霧散してしまったが、ずっと見ていたくなるような夢だった
すっきりとした目覚めに、俺はベッドから立ち上がり支度を始める
今日から高等部の三年生だ
今まで会わなかった生徒とも友達になれるかも知れない
そんな期待を胸に俺は部屋を出た
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リビングに降りると、既に誰かが朝食の準備をしていた
P「おはよう」
「おはようございます…兄さん」
朝食を作っていたのは北沢志保、昨日から家に住むことになった従妹だった
従妹と言っても俺にその記憶は無く、今一実感は湧かない
志保「兄さん、寝癖がついてます」
P「え?」
志保に言われ頭を触るがどこにあるのかわからない
志保「少し屈んでください」
志保は火を止めると、俺に近付き髪をとかした
P「ありがとう」
志保「気にしないでください」
志保「…」
P「志保?」
志保「…あ、はい、何ですか?」
P「なんだかぼーっとしてるみたいだったけど、どうしたんだ?」
志保「…いえ、何でも無いです、気にしないでください」
P「?」
志保「時に兄さん、昔のこと、どのくらい憶えていますか?」
P「どのくらいと言われても…やっぱり思い出せないかな」
志保「…そう…ですか」
P「まあ何か思い出したら伝えるよ」
志保「はい、待ってます…いつまでも」
志保と朝食を食べ、一緒に登校する
道中なにやらこちらを見てヒソヒソ話をする生徒がいたが、特に気にしなかった
…どうせまた女を取っかえ引っかえしてるとか言われてるんだろうし
校門で志保と別れ、高等部のクラス表を見に行く
P「P、Pっと…」
自分の名前を探すと、Bクラスに名前を見つけた
P「Bか」
Bクラスにつくと、こちらを向いた生徒の一人が駆け寄ってきた
「P!今年も同じクラスだヨ!今年も一年よろしくネ!」
俺の手を握って上下に振り回しているのは島原エレナ
2年前に友人になったが元気はつらつで色々と気が合う子だ
P「おう、よろしく、エレナ」
エレナ「コトハとかメグミとか、みんな別のクラスになっちゃったからちょっと寂しかったけド…Pがいるなら楽しくやれるヨ-!」
P「そういや海美や翔太もいないな…」
エレナ「その二人もAクラスだヨ」
P「冬馬は?」
エレナ「知らない」
P「そっか」
まあ良いか
席を探すと、エレナが横の机をぺしぺししていた
…どうやらここに座れと言うことらしい
エレナの隣に座ると、こっちに人が近付いてきた
「よ、ギターはどうだ?」
P「お、ジュリア」
話し掛けてきたのは赤い髪にパンクなメイクが特徴のジュリアだった
本名は知らないが亜美真美がぷぅちゃんと呼んでいるのを見たことがある
P「定期的に触ってるよ」
ジュリア「たまには店に来なよ、あんたの上達を見るの結構楽しみにしてたからさ」
P「わかった、じゃあ近いうちに」
ジュリア「待ってるぜ」
ジュリアが席に戻ると同時に、教師が教室に入ってきた
高木先生は簡単に自己紹介をした後、クラスに連絡事項を伝え、俺達はそのままシアターに向かった
シアターでは学園長による演説、琴葉からの連絡事項を聞き流し、教室に戻ってホームルームを行った
ホームルームが終わり、帰り支度をしていると高木先生に声をかけられた
二「Pくん、少し頼まれてくれないかな?」
P「はい、何でしょう?」
二「恐らく北の音楽室にいるある生徒にある書類を渡して欲しい」
P「はあ…」
二「本当は私が渡せたら良いのだが…彼女はまだ私に心を開いてくれていなくてね」
P「…」
二「というわけで、頼んだよ」
そう言うと高木先生は俺に封筒を渡して去って行った
北の音楽室
4年ほど前に校舎を改築した際に新しい音楽室が出来、授業もそこで行うようになったのだが…
部活か何かで使っているのだろうか
そんなことを考えているうちに北の音楽室の前に来ていた
ノックをするが返事がない
試しに扉に手をかけると鍵は掛かっていなかった
扉を開け、中を覗くと
窓際に座り、目を瞑っている髪の長い女子生徒がいた
イヤホンのコードらしきものが見えるので、音楽でも聴いているのだろうか
なんだか邪魔をしてはいけない気がして、俺は教壇に封筒を置いて立ち去ろうとすると
女子生徒は自分以外の人間の気配を感じたのか、ゆっくり目を開き、こちらを見据えた
P「…」
「…」
女子生徒は立ち上がってイヤホンを外すと
「…何か御用ですか?」
警戒心マックスに問い掛けてきた
P「あ、ああ、実は高木先生に頼まれてここに書類を持ってきたんだけど…」
「…そうですか、ではそこに置いておいてください」
女子生徒は教卓を指差し、再びイヤホンをつける
俺は言われたとおりに教卓に封筒を置いた後、女子生徒をジッと見る
「…まだ何か?」
視線が不愉快だったのか、女子生徒は俺を睨みつける
P「あ、いや」
その視線から逃げるように踵を返すと
「失礼します」
音楽室の扉が開き、別の生徒が入ってきた
彼女には見覚えがあった
P「…最上さん?」
静香「え?」
去年翼と一緒にいた黒髪の少女がそこにいた
静香「P先輩?どうしてここに…」
P「ちょっと先生に頼まれてさ、書類を持ってきたんだ」
静香「なるほど」
「最上さん、待っていたわ」
その声に振り返ると、さっきの女子生徒が立ち上がっていた
「時間も押しているし、早く始めましょう」
静香「はい、今日もよろしくお願いします、千早さん!」
静香「それではP先輩、私はここで」
P「ああ、何だか良くわからないけど、また」
静香「はい」
音楽室を出ると、後ろから発声練習が聞こえてきた
何か部活でもやってるのかな?
まあ俺には関係ないか
発声練習を聞きながら、俺は音楽室を後にした
一旦ここまで
報告をしに職員室に立ち寄る
P「高木先生、渡してきました」
二「おお、助かるよ、ありがとう」
二「ところでPくん、如月くんの様子はどうだったかな?」
P「如月?」
二「?音楽室にはいなかったのかな?」
P「もしかして、少し無愛想な髪の長い女の子ですか?」
二「彼女は表情が堅いだけで無愛想ではないよ」
二「とにかく、如月くんには会えたみたいだね」
P「はい、様子というなら…かなり警戒されてて良くわかりませんでした」
二「そうか…」
P「あ、でも」
二「?」
P「最上さんが音楽室に来たときは少し機嫌が良かった気がします」
二「ふむ…」
P「俺が音楽室を出たときに一緒に発声練習をしてましたけど、高等部と中等部は部活別々でしたよね?」
二「うむ、部活動は別々だよ」
二「ただ彼女達には事情があってね」
P「事情?」
二「私からは今は言うことは出来ない」
P「まあ、そうですよね」
二「もっとも、君が彼女達の事情を知るときが来たなら、その時は手を貸して欲しい」
二「身勝手だとは自覚しているがね」
P「まあ、俺が力になれるなら」
二「すまないね」
事情…か
深刻なものではなさそうだけど、手を貸して欲しいと言われて悪い気はしない
もっとも事情がわからなければ手の貸しようもないのだが
まあ今考えても仕方ない、その時が来たら考えよう
そんなことを考えながら帰路についた
翌日の放課後
俺は翔太に渡す物があったのでダンス部を訪れていた
P「よ、翔太」
翔太「あ、Pくん」
P「これ、頼まれてたもの」
P「ついでに差し入れだ」
俺はCDとドリンクを翔太に手渡す
翔太「わー、ありがとう助かるよ」
P「気にすんなよ」
鏡張りのレッスン場は中々に広い
P「ん?」
レッスン場を見ていると、ある女の子が目に入った
静香「はあ…はあ…」
最上さんが顧問だろうか?教師の指導の元、練習をしていた
P「あの子は…」
翔太「ああ、静香ちゃん?ちょっと事情があるらしくて去年からレッスン場の一角を借りてレッスンしてるんだよ」
P「へえ~」
ここでも事情か
少し気になってくるな
最上さんの練習を見ていると休憩に入ったのか、汗を拭きながらこちらに歩いてきた
P「お疲れさま、最上さん」
静香「え?あ、P先輩」
まさか会うとは思わなかったのか、最上さんが驚いた表情で俺を見る
P「まあ普通驚くよね、二日連続で会うはずのないところで会えば」
静香「そうですね、ただでさえ中等部生と高等部生は会う機会が少ないのに」
P「ところで最上さんはなんでダンスを?昨日は発声練習をしてた気がするんだけど…」
静香「…ちょっと事情があって」
P「そっか、事情なら仕方ないな」
静香「…詳しく聞かないんですか?」
P「最上さんが話したいなら聞くけど」
静香「…」
P「まあ事情って言って濁してるから多分他の人には聞かれたくないことなんだろうし、俺はそういう事を追求するタイプじゃないからさ」
P「だからもし必要になったら教えてくれ、その時は手を貸すから」
静香「…P先輩は」
P「ん?」
静香「P先輩は、人の夢を笑ったことがありますか?」
P「ない」
P「人の夢はその人だけがもつ大切なもので、自分らしくあるための原動力だ」
P「俺は人の夢を応援することはあっても、決して馬鹿にしたりしない、これだけは胸を張って言える」
静香「そうですか…なら」
静香「P先輩、この後お時間はありますか?」
P「ん?時間ならあるけど…」
静香「では少しだけ待っていてください、レッスンが終わったらお話ししたいことがあります」
P「わかった、どこで待てば良いかな?」
静香「この時間帯なら中等部の食堂には人がいませんし、そこでお願いします」
P「わかった」
最上さんがレッスンに戻ったのを確認し、俺は中等部の食堂へ向かった
食堂で待つこと1時間、最上さんが息を切らして駆け込んできた
静香「ごめんなさい、お待たせしてしまって」
P「気にしないで、それよりも水をどうぞ」
静香「ありがとうございます」
最上さんは水を飲むと息を吐いた
P「それで、話って?」
静香「…P先輩には、私の事情を知って貰いたくて」
P「…どうして俺なんだ?」
静香「翼から色々と聞いてました、P先輩は根気よく翼に付き合ってくれて、信用出来るって」
静香「あの子はあんな性格ですから、あまり他人に興味が無いのに先輩の琴葉とても尊敬しているみたいです」
P「…それだけ?」
静香「もう一つ、決定的だったのはさっきの夢の話です」
静香「P先輩は人の夢を絶対に笑わないと言いました」
静香「だから、それを信じてお話しします」
P「わかった」
その信頼には答えないと
静香「私が発声練習やダンスをしている理由ですが…」
P「…」
静香「私は、幼い頃からその…アイドルに憧れていたんです」
P「アイドル」
静香「だから私もアイドルになりたくてレッスンをしています」
静香「千早さんや他の人にも手伝ってもらってアイドルになるために努力をしているんですが中々上手くいかなくて…」
P「なるほど」
それが事情か…
静香「…父にはアイドルごっこは中等部までだと言われました」
静香「でも私は、アイドルごっこなんてしてるつもりはない、本当にアイドルになりたい!」
静香「…でも、上手くいかないんです」
>>32
先輩の琴葉 ×
先輩のことは ○
P「…最上さん」
静香「はい」
P「正直、俺に何が出来るかはわからない」
P「だけど俺に出来ることがあるなら、君を応援したいと思う」
静香「先輩…」
P「もし俺に手伝えることがなくても、話を聞くくらいなら出来るから」
P「だから何か悩みがあったら、相談してくれ」
静香「はい、ありがとうございます」
静香「P先輩、きいてくれてありがとうございます、少し楽になった気がします」
P「それなら良かったよ」
静香「では私はこれで、ありがとうございました」
そういって最上さんは去って行った
P「…さて」
高木先生のところに行こう
P「高木先生」
職員室で小鳥さんとお茶を飲んでいた高木先生に声をかける
二「ん?どうしたのかね?」
P「事情についてお話が」
二「なるほど」
P「…というわけで最上さんから事情を聞きました」
二「ふむ」
P「先生は俺に手を貸して欲しいと言いましたけど、俺には応援することしか…」
二「それで良いんだよ」
P「え?」
二「アイドルを目指すのに必要な事はなんだと思う?」
P「えーっと…実力?」
二「もちろん実力も必要だ、だけど私はね、アイドルに一番大切なのは支えてくれる人だと思っている」
P「支えてくれる人…」
二「喜びも、悲しみも分かち合い、一緒にトップアイドルを目指す…そんな信頼しあえる人が必要だと私は思っている」
二「キミに頼みたいのはそれなんだ」
P「…」
二「単刀直入に言うとだね」
二「キミには最上くんのサポートを…プロデュースをお願いしたい」
一旦ここまで
ちょっと無理矢理な気がしないでもない
あんな も ことは もよく使うからすぐに忍び寄ってくる
正直静香のプロデュースはするけどプロデュース()はどうしようか悩んでたりする
プロデュース()の為に引退させるのもその程度の夢だったかになりかねないし
P「プロデュース…ですか?」
二「プロデュースと言っても難しく考えることはない」
二「キミの仕事は最上くんのメンタルケアや、売り出し方を考えることだ」
二「営業などには私が出向く、だからキミは最上くんの側で見守ってあげて欲しい」
P「はあ…」
二「もちろん給金も出す、どうだね?」
P「いえ、それは構わないんですが…どうして高木先生はそこまで最上さんを?」
二「実はだね、私の本業はアイドルプロダクションの社長なんだよ」
P「…は?」
二「最上くんは私の…765プロのアイドル候補生でね」
二「素質も実力もある、なのにデビューが出来ないのだよ」
二「それは私がまだ最上くんと信頼関係を築けていないからだと思っているんだ」
二「だから私は、最上くんが自分の夢を語れる相手に、最上くんを支えて欲しいと思っている」
P「…」
二「どうだろうか?」
P「…わかりました、どこまで出来るかはわかりませんが…」
P「手伝わせてください」
二「ありがとう、助かるよ」
二「では早速行こうか」
P「どこにですか?」
二「765プロに」
高木先生の車に乗り、10分ほど走る
二「着いたよ、ここが」
P「ここが765プ…」
見上げたビルは
P「…なんかボロ…」
二「言わないでくれたまえ」
ボロビルだった
なんか今日はモチベが
一旦ここまで
細かいことは 気にしない
近いうちに765学園物語を765学園物語 √RRRとしてリメイクするかも
中に案内される、こじんまりとした事務所だった
少し奥に進むと…
「はっはっはっ!セレブな私に大富豪を挑むのが間違っているのだよ」
聞き覚えのある声が聞こえてきた
「大富豪やろうって言いだしたの黒井先生じゃないですか…」
「…春香、どうして私は一度も勝てなかったのかしら」
「千早ちゃんは手札斜めにしすぎて丸見えだから、かな」
応接室と書かれた扉の向こうでは、黒井先生と小鳥さん、如月さん?とリボンの女の子がトランプをしていた
二「どうしたんだね?」
P「い、いえ…」
黒井「…む、遅いぞ高木!」
二「黒井、どうしてここに」
黒井「私がどこで何をしようと私の勝手だ」
二「いや、私の会社だから勝手されると困るんだが…」
高木先生と黒井先生がやいのやいの言いながら部屋を出て行った
「あなたは…」
如月さんが声をかけてくる
P「あー、音楽室ではどうも」
「…」
やはり警戒されているのか、如月さんは俺を睨みつけてくる
しかし
「ちーはーやちゃん!」
「きゃっ!は、春香!」
「知ってる人をそんな風に睨みつけちゃ駄目だよ?それに、私達はアイドルなんだから笑わないと!」
そう言いながら如月さんの頬を引っ張るリボンの女の子
「はるふぁ、いふぁいわ」
「ほら、笑顔笑顔!」
頬を引っ張られている如月さんの顔がおかしくて
P「…くすっ」
つい笑ってしまった
静香「おはようございます」
リボンの女の子が如月さんの顔で百面相を始めたのでそれを眺めていると、最上さんが事務所に到着した
P「あ、最上さん」
静香「!?」
まさか出会うとは思わなかったのか、最上さんが固まる
二「お、来たね」
静香「た、高木先生!どうして先輩が!?」
二「そのことでちょっと伝えたいことがある、みんな聞いてくれるかな?」
高木先生から事情が説明される
二「というわけで、Pくんには最上くんのサポートをしてもらうことになる」
静香「…」
二「もちろん最初から上手く行くとは思っていない、でも君達ならきっと良いコンビになってくれると信じているよ」
静香「私は構いませんが…P先輩はどうなんですか?」
P「俺?」
静香「はい、高木先生の話を聞く限りではP先輩は頼まれたから私のサポートをするように思えます」
静香「もしP先輩が高木先生に言われたから私のサポートをということなら、私にとっても先輩にとっても中途半端な結果になりかねません」
P「最上さん、俺が君をサポートするのは俺の意志だ」
P「食堂で言った言葉に嘘は無い、俺は夢を追う人が好きだし応援したいと思っている」
P「だから俺はこの話を受けたんだ」
P「だから最上さん、もし良かったら」
P「俺に君の夢を叶える瞬間を見させて欲しい」
P「それが理由じゃ駄目かな?」
静香「先輩…わかりました」
最上さんが頷く
P「ありがとう、最上さん」
静香「いえ、よろしくお願いします、先輩」
俺達は握手を交わす
二「うんうん、君達には期待しているよ」
簡単に仕事の説明を受けて今日は解散となった
最上さんと二人で帰路を歩く
如月さんとリボンの女の子は気が付いたらいなくなっていた
P「しかしプロデュースか…どんな風にやっていこうかな」
静香「私の売り出し方を考えるんですよね?」
P「ああ、家に帰ってからも考えてみるけど、明日話し合いながら決めていきたいと思う」
静香「では、シアターの使用申請を出しておきます、あそこなら人も来ませんから」
P「助かるよ」
やがて分かれ道に着く
静香「それでは、私はこっちなので失礼します」
P「ああ、また明日」
静香「はい、また明日」
最上さんと別れた俺は、自分の役割を考えながら帰路についた
P「ただいま」
家の扉を開けると
志保「兄さん!」
P「うおっ」
志保が奥から走ってきた
志保「遅くまで連絡は無いし携帯にかけても繋がらないし心配で…」
P「あー、ごめん気付いてなかった」
志保「兄さんが無事なら、それで良いです」
P「次からはちゃんと連絡するよ」
志保「…次?」
P「このみ姉さんは?」
志保「あ、帰ってきてます」
P「ありがとう」
P「ただいま」
このみ「お帰り」
P「ちょっと話があるんだ」
このみ「そう、じゃあ私の部屋に行きましょ」
このみ姉さんに連れられ部屋に入る
…このみ姉さんの部屋に入るのはずいぶん久しぶりな気がする
このみ「あんまりキョロキョロしないの」
そういって俺にクッションを渡すこのみ姉さん
クッションを敷き、その上に座った
このみ「それで?」
P「ああ、実は俺、高木先生に頼まれて働くことになったんだ」
P「だから報告しておこうと思って」
このみ「高木先生から聞いてるわ、プロデューサーやるんですって?」
P「ああ」
このみ「私は働くことにとやかく言うつもりはないわ、むしろ推奨したいくらい」
このみ「でもあなたの仕事はある意味他人の人生を左右する仕事よ、その責任を背負う覚悟はあるのかしら?」
P「ある」
俺は即答する
このみ「…」
P「…」
このみ「…そうね、覚悟はあるみたいね、なら好きにしなさい」
P「このみ姉さん」
このみ「覚悟があるなら私から言うことはないわ」
このみ「ま、いざってときは私が守ってあげるからこのセクシーなこのみお姉さんに任せなさい!」
そういって無い胸を張るこのみ姉さん
…こんななりだけどやっぱり頼りになるな
P「ありがとう、このみ姉さん」
なんか変になってきた
一旦ここまで
乙です。
あくまでも学園物語なんだよね?
>>75
Yes
一番最初の765学園物語のリメイク
翌日の昼休み
シアターの前で待っていると最上さんがやってきた
静香「お待たせしました」
P「よし、それじゃあ入ろう」
静香「はい」
シアターに入り席に着く
P「さて、一応は昨日色々と考えてはみたんだけど…正直よく判らなかった」
P「俺はプロの動きとか良くわからないから一度確認しておかないと駄目だな」
静香「そうですね、私の動きもデビューも出来ないアマチュアなものなので、一度プロの動きを見てもらったほうが良いと思います」
昼食を突きながらアイディアを出し合う
P「最上さんはクールで真面目なイメージがあるから、それを押し出してみようか」
静香「でもそれだと、冷たい印象を受けませんか?」
P「む…それは確かに」
しかし中々上手くいかない
知識がないのもあってありきたりなアイディアしか出せていないからだろうか
P「あ、もうこんな時間か」
気が付くと昼休みが終わる寸前だった
鍵を返しに行く時間も考慮するとギリギリだ
P「続きは事務所でしよう」
静香「はい」
放課後、事務所に到着する
昨日は車だったため、最上さんに案内してもらった
最上さんが荷物を置くために更衣室に入る
それを椅子に座って待っていると
「キミ、Pくん…だよね?」
声をかけられた
振り返ると昨日も見たリボンの女の子が立っていた
P「あ、えっと」
「あ、自己紹介してなかったよね?」
春香「私の名前は天海春香、最強で宇宙一可愛いアイドルの頂点に立つべくして立つトップアイドルだよ♪」
P「…ん?」
なんか自己紹介が長かった気が
P「えーっと、天海さん?」
春香「同学年だから春香さん…じゃなくて春香で良いよ!だから私もPくんって呼ぶね?」
P「あ、ああ、よろしく、春香」
一旦ここまで
明日はこっちは無しで
リテイク
書き直し
ほぼ全面書き直しになるかも
少々スランプ気味というか、次に繋げられないというか…
なんにせよ再開にはちょっと時間ください
破棄予定故、このスレでアンケート
いちゃラブといちゃエロ、どっちが好き?
感謝
まあいちゃエロと言ってもプロデュース()がちょっと多め、程度のものだからがっつりRに行くわけではなし
今日の夜くらいに√FW A開始予定
このSSまとめへのコメント
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