準決勝から数日後


末原「ん？あれは」

チョコレ「〜♪」

末原「たしか有珠山の……誰やったっけ？」

末原「名前はよお思い出せんけどあの子……よお見たら可愛いな」

末原「準決勝で負けたもん同士やし、慰めよる間にあんなことやこんなとこを……よしっ！」

末原「なあなあそこの有珠山の子！」

チョコレ「ん？私？」

末原「ちょっと時間ええか？」

チョコレ「あなたは、確か姫松の……」

末原「末原恭子や、ちょっと時間ある？どっかでお茶でもせーへん？」

チョコレ「まあ暇だけど、なんで私？」

末原「そらアンタがかわ、やなくて準決勝で負けたもん同士、積もる話もあるやろ？」

チョコレ「まあ話すことがないわけじゃないけど」

末原「ほな決まりやな！」

チョコレ「ちょ、まだ行くとは……」

2時間後

末原「せやろ！？いや〜ほんまわけわからんかったであれは！」

チョコレ「そうそう、あれは私も理解不能だった」

末原「っともうこんな時間か」

チョコレ「ん、時間経つの早かったね」

末原「ほなそろそろ出るか」

チョコレ「そうだね」

末原「あ、会計一緒で」

チョコレ「自分の分くらい出すよ？」

末原「私が無理やり連れ回したんやしこれくらい払うで」

チョコレ「無理やりって自覚はあったんだ」

末原「せや、連絡先交換せーへん？嫌やったら無理にとは言わんけど……」

チョコレ「別に良いよ、なんだかんだで話すのは楽しかったし」

末原「ほな、また個人戦で！」

チョコレ「ん、バイバイ」

深夜

末原「……」

洋榎「zzz」

末原「主将〜、起きてますか〜」

洋榎「zzz」

末原「主〜将〜〜」

洋榎「zzz」

末原「よし、寝よるな」

末原「んっ」スル

末原「チョコレ、チョコレ」ハァハァ

末原「アカン、チョコレのこと思たら、指が止まらへん」ハァハァ

末原「チョコレ、チョコレ！チョコレたそッ！！」ビクンッ

末原「ハァ…ハァ……やってしもた」

末原「隣で主将も寝てんのに……」

洋榎「誰が寝とるって？」

末原「ひゃっ！？お、起きとったんですか！？」

洋榎「あんだけデカイ声出されたら誰でも起きるわボケェ！！」

末原「お、お願いします主将誰にも言わんとってください！」ガバッ

洋榎「ちょ、変なことした手で触んなこのハゲ！」

末原「お願いします主将！なんでもしますから！」ガシッ

洋榎「ちょ、末！やけん、触んな言っとるやろこのハゲェ！」

洋榎「こんなことわざわざ誰にも言わんわ！」

末原「本当ですか主将！」

洋榎「しつこいわこのハゲ」

末原「さっきからハゲハゲ言ってますけどハゲてないですからね！？」

洋榎「分かったわかった、ええからさっさと手洗って寝ろ」

個人戦初日

末原「よっしゃ個人戦1戦目や、ここでトップ取って勢いつけるで！」

末原「肝心の対戦相手は、と……っ！」

チョコレ「あ、恭子久しぶり」

末原「ッ！あ、あぁ久しぶりやな」（アカン、あんなことしてもうたからまともに顔合わせれん）

チョコレ「どうしたの？」

末原「い、いや〜まさか個人戦の初戦がチョコレやったとはな！」

チョコレ「運命ってやつかもね」クス

末原「！！」

チョコレ「冗談だけど」

末原「って冗談かい！私はほんまに運命やと思たんやけどな〜」

チョコレ「大げさな……」

末原「これをきっかけにつ、付き合ったりせえへん？」

チョコレ「え？何言ってるの……」

末原「いやいや冗談やからそんな引かんとってえな」

チョコレ「ああ、なるほど」

末原「そろそろ対局も始まるし席につこか」

チョコレ「そうだね」

末原（うわあああ！！何口走っとんねん！絶対変な目で見られたわ……）

末原（そもそもあの日以来ちょっとメールしただけやのに、こんなこと言うたら引かれんに決まっとるやろ）

末原（あの日チョコレでヤってもうたせいでなんか話すんのに緊張するわ）

末原（っと対局中にこんなこと考えよったらアカンわ、腑抜けた打牌したら主将に対局に集中しろって怒られるな）

末原（そうや！ここでかっこええとこ見せたら惚れるんやないか！？）

末原（ここはなんとしても勝たなあかんな！！）

南4局
　　　
モブＢ　　41000
末原（親） 2300
モブＡ　 　 3700
チョコレ　53000


末原（そう思たのになんやねんこの結果！チョコレとモブＢの二人ともツキすぎやろ！）

末原（いやいや、こっから逆転できたらかっこええやん！せや、これはチャンスや！）

末原（しかも都合のええことにラス親、これは逆転せえっちゅう神様からのお告げやないんか？）

末原（で、運命の配牌はっと……！？）

69m11338p189s白白中發

末原（なんやこの配牌……いや、白が対子になっとるだけまだマシか？）

末原（一応染めも見つつ9mからやな）

8巡目

末原（ってマジかいな……）

11334p白白白中中　　2p　　鳴發發發

末原（……大三元狙いで2p切りか、枚数重視で1pか）

末原（って今の点数状況考慮したらこんなん考えるまでもないな）

末原（大三元狙いや！さあ中ツモって来い！）打3p

11巡目

モブＢ「リーチ！」打2p

末原（ッ、25pならここで上がれとったか　いや、考えてもしゃーない）

末原（って危険なん引いて来たわ……いや、ここで降りるわけないんやけどな）

末原（当たったらしゃーない！）6m

モブＢ（当たり牌だけど安目だよそれ！それで上がると仮に裏が2つ乗っても席順で2位
ここから親に逆転されることなんて無いだろうし）
12345678m4赤56p22s

モブＢ（当然の見逃し！9mツモかツモって裏2を狙う！）

モブＡ（降りたくない、けど6mが通った今この5pはほぼ当たり、流石に切れない）

モブＡ（ゼンツしてる親が振り込んでくれるかもしれないしここは發の対子落としで一旦回る）打發

末原（ってここで出るんかい！それ上がっても２確になんねん！）

末原（とはいえ、ここで上がらんとツモられてラスになる可能性が高い……）

末原「ロン　48000」（トップは取れんかったけどしゃーないか……）

モブＢ（捲られた！？ちょ、え？マジで？　うわああああ！上がっとけば良かった！！）


末原チョコレモブＡＢ「「「お疲れ様でした」」」

末原「はぁ……」

チョコレ「恭子！」

末原「ん、チョコレか…おめでとさん　さっきは完敗やったわ」

チョコレ「いやいや、最後の大三元かっこよかったよ」

末原「ほ、ほんまに！？」

チョコレ「そりゃ、あんな場面で役満だせるなんてそうそうないし」

チョコレ「本当にかっこよかったよ」ニコ

今日はお終い

sageてるからバレ無いと思ったのになんでだろと思ったら最後の最後でsageが外れてた
[ﾋﾟｰｰｰ]よ私

書き溜める時間できたんで出来た分だけ投下

チョコレ「本当にかっこよかったよ」ニコ

末原「」

末原「チョコレたそ！！」

チョコレ「！？」ドカ

末原「あだっ！」

チョコレ「いきなりなにすんの？」

末原「あ〜すまん、つい感情が昂ぶってもうたんや」

チョコレ「感情が昂ぶったって……」

末原「っと、そろそろ次の卓に移動せなあかんな」

チョコレ「またね、恭子」

末原「チョ、チョコレ！」

チョコレ「ん？」

末原「本戦でもう一回対局するためにも、ちゃんと予選勝ち抜くんやで！」

末原「私以外の人に負けて予選敗退とかしたら許さんで！」

チョコレ「言われなくても……恭子こそ予選落ちしないようにね」

末原「ほな、また本戦でな！」

チョコレ「ん、恭子もファイト！」

数時間後

末原「ふぅ……」（さすが全国や、一筋縄じゃいかん相手ばっかりやな）

末原（チョコレに本戦こい言うた癖に自分が予選落ちとかシャレにならんで）

末原（そういえば、チョコレは今どんな感じなんやろ…て途中経過見てみるか）

末原（え〜とチョコレは……って、え！？）

１位　 チョコレ　 　 563pt
２位　 宮永照　 　 　423pt
３位　 大星淡　 　　 409pt

末原「マジで！？ あのチャンピオンより稼いでトップ！？」

末原（アカンわ……チョコレの心配するよりまずは自分が勝ち上がること考えないアカン）

次の日の夕方

末原「ふぅ……ようやく予選終了や、運の偏りをなるべく無くすためとはいえ、二日間ぶっ続けで打つんはきついわ……」

末原（そういや、チョコレどうなっとんやろ、流石にトップは無いやろうけど初日の状況から考えれば１０位以内には入っとるやろな〜）

末原（……ってあれ？55位498pt……）

末原（ま、まあ本戦出場ってだけでも凄いやんな……うん）


全国個人戦は予選→本戦（60名）→決勝リーグ（16名）という流れです
これは完全に>>1の捏造設定です

本戦1日目

チョコレ「恭子！」

末原「お、無事勝ち上がってきたな！」

末原「それにしても初日はあのチャンピオンを突き放してのトップやったやん、驚いたで」

末原「まあ最終的にはギリギリやったけど」

チョコレ「もう予選の順位の話は禁止」

末原「そんなこと言われてもなー、あの日の夜散々チョコレに自慢されたしなー」

チョコレ「ぐぬぬ」

末原「ま、確かに予選はもう終わったことやし話してもしゃーないな」

末原「問題はこの本戦を勝ち抜けるかどうかや」

チョコレ「決勝リーグに出場できるのはこの中から16人だけ」

末原「……二人一緒に勝ち抜けれるとええな」

チョコレ「そうだね、できれば二人一緒に……」

末原「そろそろ時間やな……ほな行くか、チョコレ」

チョコレ「うん」

末原「ウチらの戦いはこれからや！」

今日はお終い

これからの展開が思い浮かばん

というわけでメゲチョコはここで一旦お終い

玄「憧ちゃんは穏乃ちゃんのことが好きなんだよね？」






.

憧「ねえ、今日部活の後時間ある？」

「へ？部活の後？大丈夫だけど……」

憧「ならよかった、部活の後部室に残っててくれる？話があるから」

「話？」

憧「うん」

「ん〜、別に良いよ」

憧「本当！？それじゃ、ちゃんと残っててね！」タタタッ

「あ……話ってなんなんだろ？」

部活後

憧「あのね……え〜っと、その……」

憧「す、すすすきです！！」

憧「私と付き合ってください！」

「わ、私のことが好き？本当に？」

憧「じょ、冗談でこんなこと言わないわよ！」

「ま、まあ、そりゃそうだよね……顔も真っ赤だし」

憧「で！どうなの？返事は……」

「憧が私のことを……正直、今まで憧をそういう目で見たことは無かった」

憧「ッ！……」

「だから、憧の気持ちに応えることは出来ない」

憧「そ、そっか……そりゃそうだよね……ごめんね変な事言って」

「ちょっと待った！最後まで話を聞けって」

「憧と付き合うことはできない……だから、まずは私のセフレにならない？」



憧「……は？」

憧「アンタ、頭大丈夫？」

「む、失礼な！至って正常だよ！」

憧「いやいや、正常な人はセフレになれとか言わないから」

「いやいや、今時セフレとか普通だよ？」

「どうするの？セフレになる？それとも今まで通りの関係を続ける？」

憧（む〜〜、確かにセフレはアレだけど、今までの関係より先に進めるなら……）

憧（いやいや、私らまだ学生だよ！？セフレとかそんな……でもセフレにならなきゃまた今まで通り……）

むい〜ん

憧「……」

「で、どうする？」

憧「わ、分かったわよ！わ、私はアンタのせ、セフレになる！」

「本当に良いの？」

憧「なによ、セフレになれって言ったのはアンタでしょ？なってやろうじゃない」

「後でやめるとか言っても遅いからね？」





初瀬「それじゃ、これからよろしくね憧」

初瀬「よし！これで完sアダッ！

憧「何書いてんのよアンタは！変態じゃないの！？」

初瀬「ちょ！何勝手に見てんだよ憧！」

憧「確かに勝手に覗き見たのは悪かったけど、人の名前使って小説書いてるアンタには言われたくないわよ」

憧「しかもなによこの内容……アンタセフレどころか恋人すら居たことないじゃない」

憧「その癖に「今時セフレとか当たり前」だって」アハハ

初瀬「あ、憧の名前勝手に使ったのは悪かったよ、というかもう内容については触れないで！/// 」

憧「それにしても見たことない種類のノートね」

初瀬「あぁこれ？なんか落ちてた」

憧「はあ！？アンタ落ちてたノート勝手に使ってんの？」

初瀬「あ、落ちてたって言っても道とかじゃなく家の中ね」

憧「家の中ならアンタの家族の誰かが買ってきたんじゃないの？」

初瀬「いや、それがみんなに聞いてみたけど誰も買った覚えがないって言うんだよ」

憧「ふぅん、不思議ね」

初瀬「だろ？しかもこれ罫線が1cmくらいだから授業で使おうにも使いづらくてさ」

憧「それで妄想用ノートにしたってわけね」

初瀬「妄想用ノートって……と、とにかく！このことは誰にも言わないで！お願いだから！」

憧「正直、一番見つかっちゃ駄目な私に見つかった時点でもう手遅れなんじゃないかとも思うけど」

初瀬「お願いだよ、なんでもするから！」

憧「ん？今なんでもするって言ったよね？」

初瀬「わ、私にできることなら……」

憧「そうねぇ……それじゃ」





憧「ここで[田島「チ○コ破裂するっ！」]してもらおうかしら」






.

憧「そうねぇ……それじゃ」





憧「ここでオナニーしてもらおうかしら」






.

初瀬「は？」

憧「オナニーよ、普段からしてるんでしょ？」

初瀬「憧、頭大丈夫？もしかしてアレ読んで頭おかしくなった？」

憧「なってないわよ」

憧「そんなこと良いからほら、早くしなさいよ」

初瀬「いやいや、そんなことできるわけがないじゃん！？」

憧「このことバラしても良いの？」

初瀬「ぐ……」

憧「オナニーすれば私に恥ずかしいとこを見られるだけですむのよ？」

憧「それともあんな小説書いてることをみんなにバレる方が良いの？」

初瀬（……ここでオナニーすれば憧一人に恥ずかしい思いをするだけですむ）

初瀬（学校のみんなにバレるよりはまだ……）

初瀬「わ、分かったわよ こ、ここでオナニーすれば誰にも言わないんだよね？」

憧「もちろん」

初瀬「しゃ、写真とったりしないでよ！？」スルッ

憧「どーしよっかな〜」

初瀬「お、お願いだから！」

憧「分かった分かった、撮らないから早くしなさいよ」

初瀬「…………んっ」

憧「うわあ初瀬ったらもうビショビショじゃない、もしかして見られて興奮してるの？」

初瀬「そ、そんなこと……んぁっ」ハァハァ

初瀬「ってなにやってんのよ！？」ガバッ

初瀬「ハァ…ハァ……あれ？夢？」

初瀬「確か小説書いてるところを憧に見つかって……それからどうなったっけ？」

初瀬「寝ぼけてるからよく思い出せない……少なくとも今の夢見たいな展開は無かったけど」

初瀬「というか、こんな夢見るなんて変態みたいじゃん私……」

初瀬「まあいいや、寝よ」

朝

初瀬（ん〜、結局昨日のことは思い出せなかった）

初瀬（まさか私この年で痴呆症になった！？）

初瀬（ま、憧に聞けば思い出すでしょ）

憧「〜♪」

初瀬（お、噂をすればなんとやら）

初瀬「憧ー！」

憧「ん？ああ初瀬、おはよう」

初瀬「なあ憧、昨日のこと誰にも言ってないよな？」

憧「は？昨日のことって？」

初瀬「いや、だからあの小説のことだよ」

憧「小説？なんの話よ一体」

初瀬「え？ほら、昨日私が小説書いてたら」（あ、もしかしてもうあの話は無かったことにしようっていうことか？）

初瀬（なるほどなるほど、それならもうこの話には触れない方が良いね）

初瀬「いや、なんでもない つまり誰にも言ってないってことだよね、ありがとう憧！」

初瀬「それじゃまた教室で！」

憧「へ？あ、うん」

放課後


憧「ねえ、今日部活の後時間ある？」

初瀬「へ？部活の後？大丈夫だけど……」

憧「ならよかった、部活の後部室に残っててくれる？話があるから」

初瀬「話？」（あれ、この展開確か……）

憧「うん」

初瀬「なあ憧、話って一体なんよ話？」

憧「それは……と、とにかく！用事ないんでしょ？部活の後部室に残っててくれる？」

初瀬「あ、あぁ……」（まさかね……）

部活後

初瀬「それで、話って？」

憧「あのね……え〜っと、その……」

憧「す、すすすきです！！」

憧「私と付き合ってください！」

初瀬「」

憧「……」

初瀬（え？マジで？……あ、憧の奴、あの小説の真似ってことか！）

初瀬（なんだよあれはもう無かったことにするんじゃなかったのかよ……）

初瀬「はあ……私が悪かったって」

憧「へ？」

初瀬「だからもう、そういう冗談はやめてくれ」

憧「じょ、冗談なんかじゃない！」

初瀬「どうせアレだろ？昨日の小説の真似事だろ？」

憧「ちょ！だから小説ってなんのことよ！朝も言ってたけどそんなの知らないわよ！？」

初瀬（あれ？おかしいな、いくらなんでも様子がおかしいぞ？そもそも憧はこんな悪戯する正確じゃないし……）

憧「ってそんなことはおいといて！どうなの？返事は……」

初瀬「憧、その前にちょっとこのノートに見覚えない？」

憧「ん？何よこのノート、見かけない種類ね」

初瀬（昨日と同じ反応……）

初瀬「それでさ、このノートのなか」

初瀬「そうか、憧が私のことを……正直、今まで憧をそういう目で見たことは無かった」
（え？ちょ、何言ってんの！？口が勝手に！）

憧「初瀬？このノートは……」

初瀬？「ああ、それは気にしないで」

初瀬？「それと、さっきの返事だけど憧の気持ちに応えることは出来ない」（これ、あの小説のまんまのセリフ！）

憧「そ、そっか……そりゃそうだよね……ごめんね変な事言って」

初瀬？「ちょっと待った！最後まで話を聞けって」（なんで、なんで口が勝手に！）

初瀬？「憧と付き合うことはできない……だから、まずは私のセフレにならない？」（何口走ってんの私恥ずかし！）


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


初瀬「それじゃ、これからよろしくね憧」

初瀬「よろしくないよ！｣ｶﾞﾊﾞｯ


初瀬「ハァ…ハァ……夢？」