一ノ瀬志希と宮本フレデリカがラジオのパーソナリティをするというお話です。
連載作品となっていますが、今回からでも楽しんでいただけると思います。
前作はこちら。
星輝子「第3.5回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」
星輝子「第3.5回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473778242/)
星輝子「第3回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」
星輝子「第3回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472682808/)
星輝子「第1回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ??」
星輝子「第1回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ??」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469226531/)
【注意事項】
1.途中で某作品をパロディしています。
対象のパート、ナレーションの場合は
”キャラクター(ナレーション):台詞”
作中台詞のある場合は
”キャラクター(役名):「台詞」”
という用にカギ括弧がつきます。
2.今まで以上にSSオリジナル設定が散見されます。
以上2点、ご了承願います。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474985128
――女子寮・星輝子の部屋――
パリーンガシャーンドーンリンゴ
星輝子「……んんっ……」
パリーンガシャーンドーンリンゴ
輝子「朝か……」
パリーンガシャピッ
輝子「ふわぁ……小梅ちゃんのBloody Festaは最高だな……フヒヒ」
輝子「……懐かしい夢を見た……アレあったかな……」(ガサゴソ)
輝子「お……あった(ペラペラ)。……!! いいこと思いついた……フフ……」
輝子 (コンコン)「あ、小梅ちゃんかな……はーい……」(ガチャ)
白坂小梅「輝子ちゃん、おはよう。……あれ? 良い事あった? 顔が嬉しそうだよ……あの子もそう言ってる」
輝子「……おはよう……ちょっとね。朝ごはん行こう」
小梅「うん。今日はエノキの味噌汁だよ」
輝子「おぉ……今日は幸先がいいな……フヒヒ……」
――346事務所・某会議室――
宮本フレデリカ「うーん」
一ノ瀬志希「うーん」
フレ「全然思い浮かばないねー」
志希「ぜんっぜん思い浮かばにゃーい」
フレ「航海開始直後に座礁したタイタニック号の船長の気持ちだよー」
志希「タイタニック号の乗客としては、その方が幸せだったかもにゃー」
フレ「ラジオの名前考えるの難しいねー」
志希「もう3人でユニットってことにしてー、ユニット名を考えちゃえばー?」
フレ「それでシキちゃん名前思い浮かんだ?」
志希「浮かんでこないよ!」
フレ「そっか~」
志希「水の中では人間浮かぶように出来てるのにねー」
フレ「思考の海では沈むだけなんだねー」
志希「フレ志希の土左衛門ラジオ~」
フレ「オンエアーなう!」
志希「にゃはははははははー」
フレ「笑えないよーっ」
(コンコン)
フレ「あ! ショーコちゃん来た!」
志希「どうぞ~」
輝子 (ガチャ)「……おはよう。フレちゃん、志希ちゃん」
志希「おはよ~」
フレ「おっはよー! 今日もシイタケクンは元気かなー?」
輝子「(声色変えて)うん! 今日も元気にすくすく育ってるよ!」
フレ「そっかそか~!」
輝子「(声色戻して)……ん、今日はレモン……?」
志希「ちょっと正解~、レモンとローズマリーとローレルだにゃ~」
輝子「ローレル……ってなんだ?」
志希「月桂樹~! スパイシーで少しシナモンに似た香りだよ~」
フレ「へぇ~! さすがシキちゃん!」
輝子「なんか……気分がスッキリしてきた」
志希「集中力を高める系で攻めてみた~! さぁ~、次のラジオの打ち合わせをしよう!」
輝子「……次回……やりたいこと……あるんだけど……」
フレ「なになに~? 教えて教えて~?」
志希「キタンの無い意見を、述べてみたまえー」
輝子「ラジオドラマ……やりたい……」
フレ「ラジオ!!」
志希「ドラマ!!」
輝子「どう……かな……?」
フレ「フレちゃんのカンヌ映画祭主演女優賞が決まっちゃったなー」
志希「志希ちゃんのアカデミー主演女優賞が確定したところだねー」
輝子「ラジオなんだけど……やる気だから……いいか」
志希「題材は決まってるの~?」
輝子「……フフ……これ(スッ)」
フレ「あっ! この本!」
志希「ハスハス……シイタケとシメジの香り……あ~、あの公園の!」
輝子「……思い……出した?」
フレ「仲良くなったのに連絡先交換してなかったから、全然会えなかったんだよねー」
志希「失踪したときに公園寄ったけど会えなかったにゃー」
輝子「……わたしも夢で見て思い出したんだけどね……」
フレ「でも再会できて、こうして一緒に居るんだからオールオッケー!」
志希「ザッツライトー!」
輝子「フフ……そのとおり……」
志希「で、この『毒茸伝説~Under The Force Of Courage~』読んでいーいー?」
輝子「どうぞ……」
志希「ふむふむ、ぺらぺらぺら~♪」
フレ「この本からショーコちゃんは毒茸伝説を書いたのー?」
輝子「フフ……それは……ひ・み・つ」
志希「コーンプリートー!」
フレ「早い!」
輝子「どう……だった?」
志希「面白かった! でもちょっと直しが必要かにゃー」
フレ「どのあたり?」
志希「一人称を三人称にしてラジオ用にして、あとは文量減らさないと放送枠に入りきらないかなー」
輝子「イチニンショウ? サンニンショウ? 新しいサンゴの名前か?」
フレ「一言で言うと?」
志希「主人公とそのライバルに名前をつけよう!」
輝子「主人公は……ブレイブ……がいいな」
志希「直訳で勇気。らしい名前でいいね!」
フレ「ライバルはスーサイドでどうかなぁ~! ……最近読んだ小説に出てきたんだけど」
志希「自殺? 終盤の一騎打ちは主人公の手に掛かろうって感はある~」
フレ「ショーコちゃん、いいかな?」
輝子「うん……オッケー。……わたしの考えた名前じゃ……ちょっと……」
フレ「どんな名前?」
輝子「ビトレイヤー」
志希「裏切り者が自ら裏切り者って名乗ってるー!」
志希「それじゃあサクサク直しちゃおう~!」
フレ「ところでシキちゃん、締め切りっていつまでだっけ?」
志希「明日!」
輝子「おぉ……だいぶ……大変だな……」
フレ「ん~。(声色変えて)一ノ瀬さん? 控えめに言って、大ピンチなのでは?」
志希「(声色変えて)宮本さん。おっしゃるとおりですわ」
フレ「頑張るしかないか~。フレちゃんも読んでいい~?」
輝子「うん……どうぞ……」
志希「じゃ! 志希ちゃん、失踪しまーす!」
フレ「いってら~」
(ガチャ)
輝子「いいのか? 締め切りまで時間がないのに……」
フレ「大丈夫、大丈夫~。シキちゃんはやると決めたらやるんだよ~。この本の主人公みたいにね」
輝子「……フレちゃん、すまん……な……こんな大変なことになるとは……」
フレ「輝子ちゃんが謝ることないよ!」
輝子「で、でも、締め切りまで……時間無い……次回に回してもいいんじゃ……ないか……?」
フレ「志希ちゃんもあたしも、今やるべきだと思ったからやるんだよー」
輝子「……そうか……。ヒャッハァアアアア!! 頑張って直すぜぇえええええ!!」
フレ「あぁっ! 隣で美代常務が会議してたからストップストップ!」
輝子「……おおっと、すまん。つい、嬉しくて……」
フレ「アハハ。あたしも嬉しいー。 『天才は今を逃さない』んだよっ」
輝子「志希ちゃんが……言いそう」
フレ「バレたか~」
輝子「フフ……バレバレ……」
志希「(ガチャ)ただいま~!」
フレ「おかえり~」
輝子「……おかえり……」
志希「あやめちゃんから参考になりそうな本借りてきた!」
フレ「おお~、さすがシキちゃん! どれどれ~?」
志希「ふっふっふ~、こ~れだ~!」
輝子「ニ○ジャ……スレイヤー?」
志希「『かくかくしかじかで~』って話したら、『わたくしのバイブルです!』って言って貸してくれた!」
フレ「アヤメちゃん、ナイスチョイス!」
輝子「……どんなお話なんだ?」
志希「話よりも文章の書き方が重要なのだー! これを参考に書き直そう~!」
フレ「ちひろさんに頼んでノートパソコン借りてきたよ~」
志希「さっすがフレちゃん! よ~しやるぞ~!」
フレ・輝子『お~!!』
~~8時間経過~~
フレ「……と、意気込んでみたものの、さすがに終わらないよねー」
志希「仕方なーい!」
輝子「事務所が閉まる……二人ともわたしの部屋で続きやるか……?」
志希・フレ『いいの!?』
輝子「寮の一人部屋だから狭いし……トモダチたくさんいるけど、それで良ければ……」
志希・フレ『行く行くー!』
輝子「じゃ、支度しよう」
フレ「家に連絡してくるねー(ガチャ)」
志希「いってら~」
輝子「志希ちゃんは良いのか?」
志希「うん。ノーンプログレーム♪」
フレ「(ガチャ)お待たせ~! それじゃあ、レッツゴー!」
――女子寮・星輝子の部屋――
志希・フレ『おっじゃましまーす!』
輝子「フフ……どうぞ……」
志希「ハスハス……ヒノキにスギ、いろんな原木があるー」
フレ「よーし、頑張って仕上げちゃうよー!(キュルルル)」
志希「(声色変えて)あらあら宮本さん、お腹の虫が鳴いておいでですわよ」
フレ「もー! 晩ご飯食べてなかったから、しょうがないじゃんー!」
(コンコン)
輝子「はーい(ガチャ)」
小梅「今日も、賑やかだね。ご飯一緒に食べる? キノコのクリームパスタだよ」
志希・フレ・輝子『いただきまーす!』
志希「小梅ちゃん、よく分かったねー。あたしたち来ること」
小梅「えへへ……あの子が、教えてくれた……よ」
~~更に4時間経過~~
フレ「ふわぁ~~。さすがに眠くなってきちゃった」
志希「そう? あたしは今がベストパフォーマンスを発揮する時間!」
輝子「わたしもまだ大丈夫……眠気覚ましに……テレビでもつけようか」
フレ「あ! 食戟のソ○マだー!」
志希「秋の選抜編だねー」
輝子「深夜の食べ物番組は……お腹空く……」
フレ「この作品で好きなキャラだれー? あたしはソーマ推し!」
志希「だと思ったー! あたしは葉山推しー!」
輝子「志希ちゃんもまんまじゃないか……わたしは……」
志希・フレ『黒木場推しでしょー!』
輝子「……な、なんでわかったんだ……??」
フレ「アニメになると一層画面が華やかになるよねー」
輝子「料理披露のシーンは……キラキラ。画面が……鮮やかで眩しい」
志希「キラキラしてるのは、良い香りだっていう表現のためだよー」
フレ「香りは見えないからねー」
志希「見えない……香り……キラキラ……輝く……良い香り……輝く香り……あっ!」
フレ「シキちゃんどうしたの?」
志希「降りてきちゃった~。ユニット名~。――と――が――して―――なるの。どう?」
フレ「良い! 良いよそれ!」
輝子「うん、すごく……かっこいい……」
志希「よーし、明日プロデューサーに相談してみよー!」
~~更に2時間経過~~
輝子「Zzzzzzzz」
志希「フーレーちゃんー。ね~る~な~。ここで寝たら……クンカクンカのエジキ~」
フレ「スヤースヤー」
志希「反応がない。ただのしかばねのようだ……」
フレ「スヤースヤー」
志希「じゃーあー、あーんなトコロやそーんなトコロを……(ソロソロ)チラリ」
フレ「(ビクッ)ハッ! 貞操の危機! コラー! シキちゃん!」
志希「バレちゃったか~! 残念~」
フレ「も~油断も隙もない……。アレ? だいぶ時間過ぎた? キングクリムゾン?」
志希「新手のスタンド使いじゃなくて、ただの睡眠だよー。あと、全体確認して直してー」
フレ「わっ、全部終わってる!」
志希「モー、アタシポンコツアンドロイドシキチャン、デンチギレー」
フレ「アンドロイドは電気羊の夢を見るのかな?」
志希「確かめちゃおうかにゃー」
輝子「Zzzzzzzz」
フレ「……志希ちゃんは、輝子ちゃんが公園の女の子だって、ラジオ誘った時から気付いてた?」
志希「……何で気付いてたって思う~?」
フレ「ん~? なんとなく~」
志希「フレちゃんには敵わないなー。自分の記憶に自信が持てなくてね~」
フレ「志希ちゃんでもそんなことあるんだ!?」
志希「香りに関しては自信あるけど、視覚情報に関しては自信なーい!」
フレ「ビジュアル的にはかなり変わったからねー」
志希「あの時から輝子ちゃんが纏う香りも変わってたし、天才志希ちゃんも確信が持てなかったにゃー」
フレ「それで、ちひろさんに頼んだの?」
志希「それもあるし、それだけでもない」
フレ「一番の考えは……言うだけヤボだね」
志希「イグザクトリィ。あの公園に居たみんなが同じこと考えてたはずだよ」
フレ「うんうん。そうだね~」
志希「アタシポンコツアンドロイドシキチャン……モウゲンカイ……パタリ」
フレ「……頑張ったね。おやすみ志希ちゃん。あとはフレちゃんが頑張るよー!」
志希「スヤースヤー……モゾモゾ……ハスハス……にゃはー」
フレ「ドサクサに紛れてヘンなとこのニオイ嗅がないでー!」
――第4回収録当日 某スタジオ――
フレ「今回の収録はラジオドラマパートとフリートークパートは分けちゃうんだね」
志希「ドラマがどれだけ尺取るかわからないから、先にドラマ録ってフリーの尺決めるんだってー」
輝子「そういえば……役割ってどうなってるんだ……?」
志希・フレ『!?』
輝子「『あっ……忘れてた』って顔してるな……二人とも」
志希・フレ『にゃははー・アハハー』
志希「書きながら考えてたけどね~」
フレ「どんな割り振り?」
志希「ブレイブ! 輝子ちゃん!」
輝子「ヒャッハァアアアア! 準備万端だぜぇええええ!」
志希「スーサイド! 志希ちゃん! はーい!」
フレ「フレちゃんは?」
志希「ナレーション、ただの兵士、ソルジャーソウル、タケノコ帝王、キノコ国王、その他も全部!」
フレ「はい、はい、はーい! って多くない!?」
輝子「ゴートゥーヘェェエル!!」
フレ「しまったーー! 前回のそれを忘れてたーー!」
輝子「……大丈夫……わたしの……龍角散のど飴あげる……」
フレ「のど酷使する前提!?」
志希「文量減らす努力はしたよ、……努力は」
フレ「結果が重要だよ!?」
輝子「……わたしじゃ……あの役数一人で演じ分けるのは……無理だな……(シナシナ)」
志希「フレちゃんくらいの名女優じゃないと、この多彩な役分けはできないにゃ~(ニヤニヤ)」
フレ「…………。 もう~! しょうがないなぁ! 大女優フレちゃんが見事演じてみせよ~~う!
フレ「あ! ……シキちゃん、シキちゃん。曲名ナレーションだけ変わって~!(ボソボソ)」
志希「いいよ!」
フレ「アリガタキシアワセ!」
志希「さすが大女優。もう役入りしてるにゃ~」
~~REC ON~~
フレ(ナレーション):ラジオドラマ! 毒茸伝説、あんだー・ざ・ふぉーす・おぶ・かーれっじ! はじまり、はじまり~
志希(ナレーション代役):TRACK1.PREMONITION
フレ(ナレーション):この世界には奴隷と貴族、兵士とソルジャー、キノコ王国とタケノコ帝国。
フレ(ナレーション):相容れない2大勢力が混ざり合う混沌! まさにカオスの闇鍋と化していた!
フレ(ナレーション):ブレイブは奴隷の一人であったが、持ち合わせた身体能力の高さを買われ兵士へのスカウトを受けたのだ。
フレ(兵士):「お前、イイカラダしてるな。兵士になれ」
輝子(ブレイブ):「アッハイ」
志希(ナレーション代役):TRACK2.THE TIME BEFORE DAWN
輝子(ブレイブ):「必ず帰ってきてね」
輝子(ブレイブ):「いつまでも待ってるよ」
輝子(ブレイブ):「元気でね」
輝子(ブレイブ):「キィャァァァアアアアア! 気をつけて!」
フレ(ナレーション):ブレイブは育てているキノコを村長に預けながら、一本一本アフレコしている!
フレ(ナレーション):なんと哀しい光景か! 自分で自分に別れを告げているのである!
フレ(ナレーション):ブレイブは天涯孤独! ぼっちなのだ!
フレ(ナレーション):そんな哀しい光景に心を打たれた村長は一言。
フレ(村長):「オタッシャデー!」
輝子(ブレイブ):「オタッシャデー!」
フレ(ナレーション):ブレイブは折り目正しく挨拶を返して歩き出す。
フレ(ナレーション):行く先は始めての戦場、シイタケ平原である!
志希(ナレーション代役):TRACK3.RAISE MY SWORD
全員(シャウト):「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
フレ(ナレーション):怒号! 絶叫! 咆哮! そして剣戟!
フレ(ナレーション):戦場というものは、なんと騒々しく命が散り乱れる場所なのだろうか!
フレ(ナレーション):その最中、ブレイブも例に漏れず命を散らそうとしていた!
輝子(ブレイブ):「アイエエエエエエ! オタスケヲ!」
フレ(ただの兵士):「イヤーッ!」
輝子(ブレイブ):「グワーッ!」
フレ(ナレーション):ああ無常! ただの兵士の一突きはブレイブの急所を貫いた!
輝子(ブレイブ):「こんなに意味も無く散るのか、我がイノチ」
輝子(ブレイブ):「ならばせめて、世界がわずかでも良くなるように行動すれば、良かった」
輝子(ブレイブ):「世界に生きたアカシを建てれば、良かった」
フレ(ナレーション):ブレイブの後悔は世界に響き渡ることは無い!
フレ(ナレーション):だがしかし、その後悔を聴く者が居た!
フレ(ナレーション):ソルジャーソウルである!
フレ(ソルジャーソウル):『その後悔、揺ぎ無きものであるか? であればソナタに最後の機会を与えよう』
輝子(ブレイブ):「この信念揺るぎなし! 二度目のイノチ、世界のために燃やし尽くそう!」
フレ(ナレーション):その叫びの瞬間、ブレイブの体は純白のヨロイに包まれた!
フレ(ナレーション):頭にはカブト、両頬には『勇』『気』と刻まれている!
フレ(ナレーション):ブレイブソルジャー誕生の瞬間である。
フレ(ナレーション):変身の一部始終を見届けたただの兵士は、驚愕の余り腰を抜かしている。
フレ(ただの兵士):「アイエエエエエエ! オタスケヲ!」
フレ(ナレーション):さっきとは逆の状況!
フレ(ナレーション):『討つものは討たれる覚悟を持つべきだ』 ササキ・コシローの格言である! インガオホー!
輝子(ブレイブ):「イヤーッ!」
フレ(ただの兵士):「グワーッ!」
フレ(ナレーション):ブレイブソルジャーの強烈なカラテが兵士の体を真っ二つに引き裂いた!
フレ(ナレーション):完全に致命傷である。ナムサン!
フレ(ナレーション):ただの兵士などソルジャーにとってはムシケラ同然。
フレ(ナレーション):ブレイブは湧き上がる己の力に高揚しながら、戦場の音が無くなるまで腕を振るい続けた。
志希(ナレーション代役):TRACK4.THE VOICE OF GRIEVOUS CRY
フレ(ナレーション):ソルジャーとなったブレイブが悲痛な叫び声をあげることは無い。次へ進む。
志希(ナレーション代役):TRACK5.RAIN OF TEARS
フレ(ナレーション):大きなキノコの傘の下。晩酌をするブレイブ。
輝子(ブレイブ):「うむ。酒が美味い」
志希(スーサイド):「おや、にいちゃん。オレにも一杯くれるかい?」
フレ(ナレーション):いつの間にか不敵な笑みを浮かべた男がそこにいた!
輝子(ブレイブ):「こんなところで呑まずとも、キレイな部屋で呑めるだろう」
志希(スーサイド):「キレイな月夜だ……。キノコの下で呑む酒がまずいわけないだろう?」
フレ(ナレーション):『キノコを愛する男に悪い男はいない!』ササキ・コシローの格言である!
志希(スーサイド):「あんがとさん。オレはスーサイドっつーんだ。にいちゃん名前は?」
輝子(ブレイブ):「ブレイブだ」
志希(スーサイド):「ひとりなのかい? ぼっち同士仲良くしようぜ」
輝子(ブレイブ):「もうお互い、ぼっちではないだろう」
志希(スーサイド):「はっはっは! ブレイブ良い性格してんな! 気に入った! カンパイ!」
輝子(ブレイブ):「カンパイ!」
フレ(ナレーション):ヨモヤマバナシに花が咲く。
フレ(ナレーション):一晩中語り合ったのち、二人は再会を約束して別れた。
輝子(ブレイブ):「オタッシャデー!」
志希(スーサイド):「オタッシャデー!」
フレ(ナレーション):そして二人は運命の歯車に踊らされ、最悪のシチュエーションで再会する。
志希(ナレーション代役):TRACK6.REWARD FOR BETRAYAL
フレ(ナレーション):シロタマゴテングタケ山掃討戦。
フレ(ナレーション):キノコの育つ土地に戦場の音は無用。
フレ(ナレーション):今日もブレイブソルジャーは戦場を駆けていた。
フレ(ナレーション):ブレイブは覚えのある香りと殺気に困惑しながら身を躍らせる!
フレ(ナレーション):アンブッシュである! 数センチ目の前をソルジャーソードが駆け抜ける!
フレ(ナレーション):真っ黒なヨロイに身を包んだソルジャーが居た。折り目正しく礼をする。
志希(スーサイド):「ドーモ、ブレイブ=サン。スーサイドあらため、ビトレイヤーソルジャーです」
輝子(ブレイブ):「ドーモ、スーサイド=サン。ブレイブソルジャーです」
フレ(ナレーション):彼の両頬には『裏』『切』の二文字が! なんと哀しき運命!
フレ(ナレーション):ぼっちとぼっちは相容れない存在なのか!
フレ(ナレーション):ブレイブソルジャーにとってここは、ガンリュウジマ決戦とも言うべき場所であった!
志希(ナレーション代役):TRACK7.SOUL OF FIELD
輝子(ブレイブ):「貴公は我の敵か?」
志希(スーサイド):「オレの雇い主はお前が嫌いなんだとさ。金のために退場してもらう」
輝子(ブレイブ):「わが道に立ちふさがるのならば切って捨てる」
志希(スーサイド):「口でなく、ソルジャーソードで語れ」
輝子(ブレイブ):「いやコブシで語る」
フレ(ナレーション):瞬間! ブレイブソルジャーの姿が消え、ビトレイヤーソルジャーの後方10メートルに現れた!
輝子(ブレイブ):「イヤーッ!」
志希(スーサイド):「グワーッ!」
フレ(ナレーション):絶技! カラテシャウトが遅れて聞こえてきた!
フレ(ナレーション):視聴者に暗黒カラテ鋼鉄舞踏術に精通しているものが居るなら分かるだろう。
フレ(ナレーション):ブレイブソルジャーは『アシヲハヤクウゴカストチョウハヤイ』で20メートルを走破!
フレ(ナレーション):その間0.06秒! マッハに到達する速度! その膨大な運動エネルギーでビトレイヤーソルジャーを打ち据えたのだ!
フレ(ナレーション):なんたるエネルギーの暴力! 一撃で友情も絆も縁も未練も後悔も、まとめてブレイブソルジャーは吹き飛ばした!
輝子(ブレイブ):「俳句を読め、貴公は既に限界のはずだ」
志希(スーサイド):「この世に未練など無い。サラバ!」
フレ(ナレーション):爆発四散するビトレイヤーソルジャーを見つめるブレイブソルジャー。
フレ(ナレーション):彼の濁った瞳は今、何を映しているのだろうか。
フレ(ナレーション):ほどなくしてシロタマゴテングタケ山掃討戦は両軍壊滅により終結した。
志希(ナレーション代役):TRACK8.CHAIN OF DISTRESS
フレ(ナレーション):再び大きなキノコの下で一人雨宿りするブレイブ。
輝子(ブレイブ):「我はあと幾千の血を流せば良い? どこまで行けば世界は変わる?」
フレ(ナレーション):彼の問いかけに答えるものは居ない……。
フレ(ナレーション):いや居た! 彼自身である!
輝子(ブレイブ):「否、世界が変わるまで幾万の血を浴びよう!」
フレ(ナレーション):これぞぼっち固有スキル『ヒトリガタリ』である!
輝子(ブレイブ):「二度と足を止めないのだ! ……そう、立派な本マグロのように!」
フレ(腹の虫):ギュルルルルゥゥゥウウウ~~
輝子(ブレイブ):「むぅ。腹が減っては戦は出来ぬ。トロを喰わねば」
フレ(ナレーション):彼はスシバーへ直行し、トロを五十貫瞬く間に平らげる。
輝子(ブレイブ):「覚悟完了」
フレ(ナレーション):ブレイブがつぶやいた瞬間、ヨロイが体を覆った。
フレ(ナレーション):今までと違うのは色。赤い下地に白い水玉模様となっている。
フレ(ナレーション):両頬には『毒』『茸』の二文字。
フレ(ナレーション):ドクキノコソルジャーの誕生である!
フレ(ナレーション):目撃したスシバーの大将が驚いている。
フレ(大将):「アイエエエエエ! イノチダケハオタスケヲ!」
輝子(ブレイブ):「美味かった。スシ代だ」
フレ(ナレーション):代金に少し色を付けて支払うブレイブ。
フレ(ナレーション):スシバーを出た彼の瞳は澄んだ灰色をしていた!
志希(ナレーション代役):TRACK9.THE FORCE OF COURAGE
フレ(ナレーション):タケノコ帝国、国王室。
フレ(ナレーション):ドクキノコソルジャーはタケノコ帝国・帝王と対峙していた!
フレ(タケノコ帝王):「アイエエエエ! オタスケヲ!」
輝子(ブレイブ):「イヤーッ!」
フレ(タケノコ帝王):「グワーッ!」
フレ(ナレーション):慈悲は無い!
フレ(ナレーション):場所は変わり、キノコ王国、国王室。
フレ(ナレーション):ドクキノコソルジャーはキノコ王国・国王と対峙していた!
フレ(キノコ国王):「アイエエエエ! オタスケヲ!」
輝子(ブレイブ):「イヤーッ!」
フレ(キノコ国王):「グワーッ!」
フレ(ナレーション):やはり、慈悲は無い!
フレ(ナレーション):世界の二大巨悪を討伐した瞬く間に打倒したドクキノコソルジャー!
フレ(ナレーション):しかし、世界は更なる混沌に突き落とされただけだった!
フレ(ナレーション):優しき世界には辿りつかない!
フレ(ナレーション):彼は今日も前だけを見て突き進む! 己が信念で選んだ道を往く!
フレ(ナレーション):ぼ~なすとらっく! 毒茸伝説!
フレ(ナレーション):ドクキノコソルジャーとなったブレイブの話はここでおしまい。
フレ(ナレーション):原作となったお話から、ちょーっとストーリーが変わっちゃった!
フレ(ナレーション):そちらの世界では、もうちょっと救いがあるよ! チェックしてみてね!
フレ(ナレーション):ブレイブの行いはぜーんぶ正しいことじゃないよねー。
フレ(ナレーション):でもでも~、ぜーんぶ間違いってわけでもないんだよ~。
フレ(ナレーション):自分で選んで、選んだとおりに進むのはすご~く勇気がいること。
フレ(ナレーション):勇気を振り絞って始めの一歩を踏み出しても、進み続けることはもっともーっと勇気がいることって思うんだー。
フレ(ナレーション):なーんちゃって! たまにはガンチクあるっぽいこと言うかもだよ~?
フレ(ナレーション):ナレーションの宮本フレデリカでした!
フレ(ナレーション):お・し・ま・い。
~~REC OFF~~
志希「にゃははー! 主にフレちゃんおつかれ! 輝子ちゃんも、おつかれー」
輝子「フレちゃん……おつかれさま……」
フレ「みんなもおつかれさま~! てへへ、最後ちょっと色を付けちゃった~!」
志希「台本ないし! って驚いちゃった~」
輝子「うん……びっくり」
フレ「なんとなくね。コレだけは言わないと~って思って言っちゃった~! ヤクトクだね!」
志希「役得といえば……『腹の虫』名演技! カオスポイント1ポイントあげちゃおう~」
フレ「わーおー! 昨日リハーサルした甲斐があったよ~!」
輝子「やったね、フレちゃん」
志希「輝子ちゃんも主役おつかれさま~。カオスポイント1ポイントプレゼントー! ぱちぱちぱち~」
フレ「ショーコちゃんやったね~!」
輝子「おぉ……ありがとう志希ちゃん」
フレ「あ! 最近全く見なかったプロデューサーだ! ラジオドラマどうだったー?」
P「ボツ」
志希・フレ・輝子『ガーン!!』
P「……ではありませんが、尺といろいろな制約上すぐには使えません
P「今後使えるタイミングを見て、公開しましょう」
フレ「そっかー、残念だねー」
志希「もう片方相談してたのは?」
P「そちらに関しては問題ありません。この後のラジオで使ってもらってかまいません」
輝子「おお、やった……!」
フレ「やったねー! ユニット名とラジオ番組名決まった~! 番組名そのままだけど……」
志希「他に良いのが思い浮かべば、すぐ変えるー!」
P「一ノ瀬さん。ひとつ、伺ってもよろしいでしょうか?」
志希「なーにー?」
P「今回のラジオドラマ脚本、構成作家さんに任せてもよろしかったのに、なぜ自分たちで?
P「睡眠もろくにとってないでしょう」
志希「天才は今を逃さないからだよー!」
フレ・輝子『ぶぶっ』
志希「?? アレ? 笑うトコロ?」
輝子「す……すまん……」
フレ「アハハ、シキちゃんごめんね。あたしが同じことを昨日話してたからつい……」
志希「にゃは。口癖がバレバレだにゃー」
P「アイドルにとって、体は資本です。体調管理はプロとして基本ですよ」
志希「たとえ歌を歌わなくても、ユニット名を付けて結束を高めるのは良い事でしょー?」
P「ええ。それは確かに」
志希「あたしは昨日のお泊りでもっと二人のことを知ったよ!
志希「フレちゃんの手からは、たくさんの紙の香りがするの
志希「ファッション雑誌だけじゃなくて、新聞・ハードカバー・ライトノベル、ほんとにたーくさん!
志希「上手く言葉を遣うためにいろんな本を読んで勉強してるんだよ! フレちゃんほんっとにマジメだよねー!」
フレ「なななナンノコトカナ!? ニーホンゴ、ワーカリマセーン!」
志希「うろたえちゃってー。 いつもの百二十パーセント(志希ちゃん比)でかわいいぞーっ! うりうりー」
フレ「ひゃんっ! フレちゃんコウサンーっ! ミゴトナ、オテマエデー!」
P「…………」
志希「輝子ちゃんは、纏う香りが変わったよ。昔はキノコと木造平屋建ての静かな香りだった
志希「でもね、今の輝子ちゃんはいろんな香りがする
志希「特に映画のパッケージの香りがするぞーっ……ハスハス……にゃはー」
輝子「……そ……そうか?」
志希「輝子ちゃんはボッチじゃないよ。いっぱいトモダチ居るよ!」
輝子「で、でも、わたし、トモダチがいっぱいで幸せだと、ヒャッハーできない……」
志希「そーんなことなーいよー。メタルが好きだって気持ちがあれば……そう
志希「大好きなメタルをみんなに伝えたいって気持ちがあれば、いつだってヒャッハーできるよ」
フレ「音楽は気持ちを伝えるために奏でるんだから、でしょ?」
志希「フレちゃんに良いとこ盗まれたー!」
フレ「フフーン♪ さっきのお返しだよー!」
志希「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あたしの見せ場です。なんちゃってー!」
フレ「シキちゃん上手ー!」
P「…………」
輝子「そっか……。孤独を深めて怒りを溜めようとか思わなくても、いいのか」
志希「そ~だよ~。『輝子ちゃんリア充化プロジェクト』始めの一歩
志希「このラジオで、た~くさんメタルのことをみんなに伝えていこう!」
輝子「リア充に……なれるのかな」
志希「ドクター志希ちゃんにできないことなんてな~い!」
フレ「そ~だそ~だ~」
志希「……と、いうことで十分でしょ? プロデューサー」
P「みなさんが笑顔で仕事に臨めるのであれば、問題ありません」
志希「よ~し、志希ちゃんフレちゃん輝子ちゃんの3人ユニット、初仕事しちゃおうか!」
フレ・輝子『お~~!!』
~~ON AIR~~
フレ「みんなーラビュー! 宮本フレデリカだよ~! 今日はリスナーのみんなにお知らせがありまーす!
フレ「輝子ちゃん、どーぞー!」
輝子「ヒャッハァアアアア! 戦友たちよ! 鋼鉄の翼を纏いし戦乙女、星輝子だ!
輝子「今回からはわたしも始めから居るぞ! そしてお知らせはそれだけじゃない! ……志希ちゃんどーぞ」
志希「みんなーラビュー! 一ノ瀬志希でーす。あたしたち3人のユニット名を勝手に決めちゃった~!
志希「その名は……せーのっ」
フレ・志希・輝子『フレグライト(fragright)!』
志希「中身は簡単。『香り』のフレグランス(fragrance)と『輝き』のブライト(bright)を合わせた造語でーす」
フレ「あれー? フレちゃんの要素が無いよー?」
志希「宮本さん、一番先頭にいらっしゃいますわ」
フレ「(声色変えて)あらやだ失礼。(声色戻して)みんなー! フレちゃんは先頭にいるよー!」
輝子「先頭にフラッグ……GALNERYUSの象徴とも言うべきワードが在る。すごく……良い名前……」
志希「『旗』はスペル違いで、fragだと物騒な意味だけど、輝子ちゃんが気に入ったなら気にしなーい!
志希「じゃあ、リニューアルしたタイトルコールいってみよー!」
志希「ある時はシュールなロジカル!」
フレ「またある時はキュートにコミカル!」
輝子「そしてまたあるときはぁぁあ! メタルなソウルをお届けぇぇえ!」
志希「今日のケミカル実験はどんなカオスを生み出すのか~!?」
志希・フレ・輝子『フレグライトのケミカルカオスキュートラジオ! はっじまるよ~!』
志希・フレ・輝子『はい、拍手~! パチパチパチ~!』
――第4回 CCCラジオ収録後、志希の部屋――
志希「ふにゃ~~~、さすがに疲れたにゃ~~~~」
フレ「もー、シキちゃん。ソファーに寝たら服シワになっちゃうよー」
志希「収録後、輝子ちゃんと別れ、志希ちゃんが心配だったフレちゃんは部屋に来てくれたのです。スヤスヤ」
フレ「誰かに状況説明してないで、着替えて~」
志希「フ~レ~ちゃん~、着替えさせて~」
フレ「も~しょうがないな~」
志希「ハスハス~~。フレちゃんの香りはいつも楽しそう~。だから好き~」
フレ「まーたドサクサに紛れてー!」
志希「にゃははー。いい香りに引き寄せられちゃう~」
フレ「今回のラジオドラマは輝子ちゃん自身のことを知りたくて?」
志希「タノシソウダッタカラダヨー」
フレ「もー見え透いたウソ言っちゃってー。……こうしちゃうぞー!」
志希「にゃははー! ヒザの裏はダメー! 過敏! カビンだからー!」
フレ「ふぅ。このヘンでカンベンしてあげよう~」
志希「ハハー。アリガタキシアワセー。にゃはは」
フレ「あはは。……ショーコちゃんの書いたお話はすごーく孤独だったね」
志希「孤独だけど孤高で愚直に自分の道を進みたいって言ってる気がして……。
志希「なーんか一言いってあげたくなっちゃったー!」
フレ「フレちゃんダシにされちゃったー!」
志希「ギクッ! バレちゃってたかー」
フレ「フレちゃんいいダシ出てた~?」
志希「良いエキス出てたよ~。美味しい志希ちゃん劇場が出来上がったよ~」
フレ「ごちそうさまでした~」
志希「お粗末! なんちゃってー」
フレ「こんな風に事務所のいろんな子たちを、すこーしだけでも変えていけたらステキだねー」
志希「あたしたちとの化学変化によって?」
フレ「うふふー。『フレグライトに出会ったが最後、今までと同じでは居られないのだー!』」
志希「あ! また台詞取られた気がしたー!」
フレ「『ほっとかれてる子見ると、おせっかいをしたくなるのよね』……なんてね♪」
志希「そーれーはー、奏ちゃん症候群!」
フレ「奏ちゃんとのケミカル変化によって、フレちゃんとシキちゃんはおせっかいになったのだー!」
志希「フレちゃんは元々だと思うけどにゃー」
フレ「え~? そうかな~? そんなことないよ~」
志希「にゃはは、ポンコツアンドロイドシキチャン……モウゲンカイ……今回もおつかれさま、フレちゃん」
フレ「志希ちゃんもおつかれさま。次回もよろしくしるぶぷれ~」
お わ り
【引用作品紹介】
・ALBUM CD『UNDER THE FORCE OF COURAGE』GALNERYUS
・Blu-ray『THE SENSE OF OUR LIVES』GALNERYUS
・CD『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 026星輝子』
・『ニンジャスレイヤー#1ネオサイタマ炎上』著 ブラッドレー・ボンド + フィリップ・N・モーゼズ
訳 本兌有 + 杉ライカ
【参考文献】
『アロマテラピーのレシピ12か月 池田書店 監修 佐々木薫』
『アロマテラピーのための84の精油 フレグランスジャーナル社 ワンダ・セラー著 高山林太郎訳』
補足です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回からは【デレマス】○○○○「第○回 フレグライトのCCCラジオ!」という題名になります。
続きが早く読みたいと思っていただければ名刺ID【d18c2e6949】で名刺交換してください。
ついったーの【@dongamemax】引用楽曲の紹介をしていますのでお気軽にフォロー願います。
また、フレグライトと絡ませたいアイドルが居たらついったーで教えてください。
次回構想はありますので、気長にお待ちいただければ幸いです。
以上
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