モバP「なんで姉ちゃんここにいるんだよ・・・」 ちひろ「えー?」 (240)





ちひろ「いちゃダメなの?」


P「俺新卒、実家から巣立ってついに念願の一人暮らし。わかる?」


ちひろ「わかる」


P「実家からは結構離れた家借りて、さあ明日から社会人ライフが始まるんだって意気込んでたんだ。わかる?」


ちひろ「わかる」


P「なんで3年前家出てった姉ちゃんここいるの? おかしいよね? わかる?」


ちひろ「わからない」シレッ


P「この野郎」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474884921




ちひろ「いーじゃん別に。Pが就職どこでするのか気になるから久しぶりに実家に電話したら、Pは一人暮らし始めたって言うし」


ちひろ「逆になんで言ってくれなかったの? お姉ちゃん悲しい」ヨヨヨ


P「いやそら言わんよ。姉ちゃん帰って来ねえじゃん実家」


ちひろ「SNSなり電話なりで伝えるとか、いろいろあるじゃん」


P「何が楽しくて実姉とやりとりせにゃならんのだ」


ちひろ「こんな美人な姉を持っておいてよく言うわ」フフーン


P「自分の年考えろよ千川ちひろ(25)」


ちひろ「…………」


P「ごめんて。真顔になるのやめてって。それ未だにトラウマなんだって」





P「にしてもあれだな、よく見つけたな俺の家?」


ちひろ「?」


P「や、父母には万が一姉ちゃんに家の場所聞かれても喋らんように言い含めてあったはずなんだが」


ちひろ「お姉ちゃんにはそんな小細工通用しないって」ゴローン


P「……また脅したのか」


ちひろ「うん」


P「実の父母を?」


ちひろ「うん」


P「罪状は?」


ちひろ「父はキャバクラ、母はへそくり」


P「俺の家よりへそくりの方が大事なのですか、母よ……」





P「つか姉ちゃんはまた明日も仕事だろ? 本当にここにいて大丈夫なのか? てか帰れ」


ちひろ「大丈夫大丈夫。なんならこっちの方が勤め先に近いぐらいだから」


P「へ? マジで?」


ちひろ「そうそう。方向が逆なんだけどねー」


P「……まさか、いきなりインターホンも押さずにマイルームに押し入ってきた時に持ってたそのでかい荷物って」


ちひろ「そう! お泊りセット+スーツ!」


P「やめろって! 何が楽しくて姉と同じ部屋から会社行かなならんのだ!」


P「つか何だその蛍光色のスーツ! サボテンダーか!」


ちひろ「誰が超獣よ……。それよりほら、見てみなさいよ時計」スッ


P「ん?……げ、終電の時間回ってるし! ぼちぼち寝ないとまずいじゃんかよ!」


ちひろ「そんな夜中に実の姉を叩きだして薄暗い夜道を歩かせるの? きゃー襲われちゃうー」


P「間違いなく襲った方の人生が終わるんですがそれは」


ちひろ「…………」


P「真顔やめて」





ちひろ「まあそれはいいから。泊まらせて? ね?」


P「……はあ、ようやく家族から解放されると思ったのになあ」


ちひろ「いーじゃいーじゃん、久しぶりに同じ布団で寝ようよー」


P「アホか。この狭いスペースで布団2枚敷けって方が無茶だろ」


ちひろ「一緒に寝るの!?」パアァ


P「なんでそんな嬉しそうなんだよ……」


ちひろ「さっき言ったでしょ、久しぶりだからだって」


P「あー、はいはい。シャワー浴びて歯も洗ってきたんだろ? もう寝るぞ」


ちひろ「えーもうちょっと話そうよー」


P「やかましい。初日から遅刻とかシャレにならんでしょうが」


ちひろ「えー」


P「はーい電気消しまーす」カチッ



P「ふー……」ゴロン


ちひろ「タイマー何時にする?」


P「8時半集合で会社まで自転車で10分ちょっとだから……」


P「最初だし早めに起きるか。7時にしてー」


ちひろ「はーい」


ちひろ「あ、私は多分7時半には家出るから」


P「マジか。はえぇな」


ちひろ「朝ごはんも作っといてあげる。うれしいでしょ」フンス


P「はいはいうれしいうれしい。わかったからはよ寝ろ」


ちひろ「はーい」ゴロン


ちひろ「お休み、弟♪」


P「……お休み、姉ちゃん」




ちひろ「…………」


P「…………」


ちひろ「ねえ?」


P「……んあ、なに? はよ寝なさいよ……」


ちひろ「明日から、頑張ろうね」


P「……おう」





P(ん? ……頑張ろうね? 頑張ってねじゃなく?)


P(ま、いっかあ……)zzz






完!


以前妹ちひろを書いてからしばらく待ってみましたが姉ちひろを誰も書かないので自分で書くことにしました(憤怒)

妹ちひろみたいに近親一歩手前みたいなんではなく、もう少しドライ(当社比)な姉ちひろを書いていきたいと思います。


参考までに
千川ちひろ「お兄ちゃーん、○○社の人から電話ー」
千川ちひろ「お兄ちゃーん、○○社の人から電話ー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464014862/)

今日はここまでの予定ですが、いかんせん見切り発車なので、登場させるアイドルも何も決まっておりません
ので、このレスから下10人までのアイドルを登場させます。足りなかったら後から募集します

妹ちひろの時とアイドルは被っても問題はないですが、参考までに妹ちひろの方で出てきたアイドルをまとめときます。
よろしくお願いします。

凛・奈緒・加蓮・楓・時子・愛海・比奈・沙紀・留美・美優・卯月・愛梨

もう10人分埋まるのか……(困惑)

せっかくなんで続き書きます




ピピピピピピピピピ


P「……んあ」パチッ


P「っと、今日から社会人……」ムクッ


P「あれ? 姉ちゃんは……」キョロキョロ


P「ん、これ……」



『朝ごはん作っておいた! 遅れちゃダメだよ! ちひろ』



P「……実際ありがたい、か」


P「さ、これ食べたらさっさと準備するかな……」





P「……で、会社の前についたわけだが。ちょっと早く来すぎたからか新卒っぽい人の姿もまばらだな」


P「入社式みたいなのをやるから入り口で誘導してもらえって連絡されてたんだけど」


P「本社無駄にでけぇ……。さすが古株の芸能事務所なだけあるわ」


P「しかも……」



「…………」グデーン




P「入り口付近でなんかちっこいのが寝転がってる……」


P「こんなんが普通なのか都会って。実際怖い」


P(かといってほっとくわけにもいかんしな……)



P「おーい、ちっこいの。起きろー」チョンチョン


「うーん……?」


P「あ、生きてた」


「…………」ムクッ


「……お兄さんさ」


P「んあ?」


杏「お金にうるさかったりとかしない?」


P「ごめん、初対面で多分年下なんだろうけどぶっ飛ばしていい?」






――――――――――


――――――


――――


P「……へえ、そんなナリでもアイドルってやれるのか」


杏「ニッチな需要に潜り込むんだよ。これからの時代正統派だけではやってけないからね」


P「やめろやめろ、17歳からそんな生々しい裏事情聴きたくないぞ」


杏「いやー、でも起こしてくれて助かったよ。起こされなかったら遅刻するとこだった」


P「働きたくないって言う割には遅刻することに罪悪感覚えるほどには仕事好きなんだなお前」


杏「…………ッ!」


P「いや何雷に打たれたような顔してんのお前」


「あー!!!」


P「?」


杏「げっ」


美穂「探したんだよ! どこ行ってたの!」





杏「あー、いや、ちょっと今日はあれがあれだから帰ろうかなって」


美穂「だ、ダメだってば! 今日ベテトレさんのレッスンだよ!」


杏「いやだ! 今日はもう帰るんだ! 杏は働かないぞ!」ゴロン


P「床に転がるなよ……」


杏「断固拒否だよ、杏は週休8日を希望する!」ゴロゴロ


美穂「うぅ……どうしよう……」


P(…………時間ぎりぎりだな。間に合うかなあ)


P「なあそっちのアイドルさん」


美穂「は、はいっ! ななななんでしょうか!?」


P「そのレッスン場ってどこにあるんでしょう?」


美穂「え、ええぇっ?」


P「抱えて持っていきますよ、こいつ」ヒョイ


杏「わ、ちょ、こら、脇の下から抱え上げるのをやめろぉ!」ジタバタ


美穂「い、いいんですか?」


P「構わないですって。入社式に遅れなきゃいいんですから」


美穂「わ、わかりました。こっちです!」





杏「離してってば! 帰るんだって杏はァ!」ジタバタ


P「動くとレッスンとやらで使う体力が減るだけだぞー」


美穂「そ、その、あ、ありがとうございます。助かっちゃいました」


P「大丈夫ですって。気にしてないですよ」


P「それに多分、こいつもこうなること予測して駄々こねてたんだと思いますし」


杏「」ピタッ


美穂「……えっ」


P「えっ、なんかまずいこと言いました?」


杏「……いわれなき侮辱だー! まるで杏が働きたがってるみたいな物言いはやめろー!」ジタバタ


美穂(……ちひろさんと同じこと言ってる。じゃあ、もしかして)


美穂「お、おおおお姉さんとかいらっしゃいますか!?」


P「いきなりどうした。いやまあ、いますけど」


美穂「やっぱり……」





P(やっぱり……?)


P「……お、レッスンルームってここか」


美穂「よ、よかった……間に合った……」


杏「」


P「返事がない……ただの屍のようだ……」


美穂「杏ちゃんはここに置いていって大丈夫です、ありがとうございました」ペコッ


P「あ、そう……意外と辛辣なんすね」ポイッ


杏「うげっ……」ベチャッ


杏「鬼!悪魔!千川!」


P「え、俺お前に名乗ったっけ?」


美穂「そ、そろそろ入社式始まっちゃうんじゃないですかっ?」


P「あ、本当だ。ありがとう。じゃあ、また会うことがあったら」


P(アイドル部署なんて縁ないだろうけどなあ)


美穂「千川Pさんっ!」


P「あ、はい?」



美穂「待ってますね!」






P(その後、やや駆け足で滑り込んでギリギリ入社式に間に合った)


P(社長の話を聞き流し、これからのことに思いを馳せる)


P(あ、そう言えば俺どこで働くんだろうか。なんも聞いてないな)


P(他にいろいろ気になることもある)


P(まず1つ。俺、あのちっこいのとアイドルっぽい見た目した子に名乗ったっけ?)


P(で、アイドルっぽい見た目した子の「待ってますね!」って言葉……)


P(正直嫌な予感しかしない。もし、俺の予想が当たっているなら……)


P(入社一日目でいろいろくじけそうな気がする。そんな気がする入社式だったのでした)




完!

今日は本当にここまで

次からはちひろ出るんで、許してくーださい!

(誰も10月になってから書くなんて言って)ないです
木曜夜に書く予定です。もうしばらくお待ちを……




――――――――


―――――


―――



ちひろ「と、いうわけで!」


ちひろ「今日からこの部署に配属されることになったー?」


P「……千川です。隣のちっこいのの弟です。よろしくお願いします」


加蓮「ひゅー!」


周子「ひゅー!」


美嘉「ひゅー★」


茄子「ひゅー♪」


美穂「あ、あはは……」


P「姉ちゃん」


ちひろ「んー?」


P「知ってたな?」


ちひろ「うん!」ニッコー


P「この野郎」






美嘉「しっかしあれだね、やっぱ姉弟って感じ? 雰囲気そっくりじゃん」


加蓮「穏やかそうな見た目して実は怖いところとか?」


周子「いやん、Pはんこわいん? かなわんわー」


P「とりあえず適当言ってるのはわかったわ」


ちひろ「Pくんには一通り事務のお仕事を身に着けてもらった後、部長とプロデューサーのお勉強もしてもらうつもりなので」


ちひろ「皆さん仲良くしてくださいねー?」


茄子「はーい♪」


美穂「は、はい!」


P「よろしくお願いします、でいいのか?」


周子「敬語要らないんでなーい?」


P「あそう。んじゃあタメ口でいかせてもらうわ」


加蓮「切り替え早っ」


美嘉「さすがちひろさんの弟……」





P「つか、入社式終わって早々名指しで呼ばれたから何事かと思った。いきなりクビかと」


美穂「え、何も聞かされてなかったんですか?」


加蓮「ちひろさんが「弟には私から直接伝えておきますんで」って言ってたからさ、てっきり知らされてるものだと」


ちひろ「…………」


P「姉ちゃん?」


ちひろ「記憶にございません」シレッ


P「この野郎」


茄子「まあまあ、いいじゃないですか。それより、今日はどうするんです?」


周子「ここにいる組は今日はオフなんだよねー。Pさん見たさに来てみたけど」


美嘉「履歴書見せてもらったから顔は知ってたんだけどね★」


P「え゛、マジで?」


美嘉「マジマジ。志望動機までそれはもうばっちりと」






P「ね・え・ちゃ・ん?」


ちひろ「すべて秘書がやったことです」シレッ


P「こっちの目を見ろこっちの目を」


P「てか履歴書見られたのか……まあまあ恥ずかしいんだけど」


加蓮「『私が御社を志望しました理由は……』」


P「やめてくださいしんでしまいます」


加蓮「あはは、ごめーん」


ちひろ「今日はPくんにはこれといってやってもらうことはないので、アイドルのみなさんと交流を深めてもらおうと思いまして」


茄子「わあ、いい考えですね!」


P「え、今日何もしなくていいの?」


ちひろ「アイドルとのコミュニケーションも大事なお仕事の一つよ」


ちひろ「それにうちの部署、アイドル以外は部長と私含めても3人しか社員いないんですから」


ちひろ「明日以降はビシバシ鍛えていくから、そのつもりでね」


P「ええ……。確かアイドル10人以上いるんだよな? 今までよく回せたな……」



木曜には間に合ったから……(小声
明日も書きます。ごみんなさい

あっやっべ今日無理だごめんなさい明日ガチャ回してSSR出たら書きます



ちひろ「部長と、私。Pで3人目よ」


P「え? じゃあ今までプロデュースは……」


加蓮「部長さんとちひろさんでなんやかんや」


美嘉「ぼちぼち2人じゃまかないきれなくなったんだってさー」


美穂「部長、死んだ目しながら栄養ドリンク啜ってましたもんね……」


P「こっわ。つかドリンクってまさか姉ちゃんまた」


ちひろ「はい! じゃあ向こうの会議室使っていいから親睦深めてきてください!」


周子「お菓子は?」


P「経費で出るってよ」


茄子「ひゅー♪」


ちひろ「ちょっ」




加蓮「わっ、ほんとに? ちひろさんにしては珍しい」


美嘉「ま、最初は肝心だもんねー。御馳走様★」


周子「ゴチになりまーす」


ちひろ「……はあ。わかりましたよ。売店で好きなの買って来てください」


美穂「す、すいません! ありがとうございます!」


P「サンキューちっひ」


ちひろ「…………」ジロ


P「?」


ちひろ「……給料から天引きしてやる」ボソッ


P「ん?」


ちひろ「んーん? なーんにも」シレッ


P「……まあいいか。売店行こうぜ。案内してくれ」


茄子「ひゅー♪」


P「……あんた、それ気に入ったのか」




P「で、樋口さんが野口さん1枚に化けるぐらいに豪遊したわけだけど」


周子「買いすぎた感あるね。晩御飯食べきれるかなー」


加蓮「ポテトも買えばよかったなー」


美穂「あそこの売店、なんでかわからないけどホットスナックも置いてるんですよね……」


P「そこらへんさすが大企業だわ。で、あんたらが菓子やらなんやら物色してる間に姉ちゃんから渡されたアイドルのプロフィール見てたわけだけど」


美嘉「いつの間に……」


P「そこらへんは抜かりなく、な。まあこれで自己紹介の手間が省けたわけだ」


茄子「もう全員分の名前覚えたんですか?」


P「渡された10人分はとりあえずな。そういや小日向」


美穂「は、はいっ」


P「双葉は? ほら、あのちっこいの」


美穂「杏ちゃんは遅刻しかけたからってトレーナーさんから居残りレッスンを……。そろそろ終わるころだと思うんですけど」





P「へえ。なら遅刻してもしてなくても一緒だったってわけか」


加蓮「なになに? Pさんもう杏ちゃんと会ってるの?」


周子「手が早いなーこのこのー」


P「やめんか塩見。なんかな」


周子「うん」


P「入社式に行こうと思ったらな」


周子「うん」


P「会社の入り口で倒れてたんだ」


周子「へー」


美嘉「え、えー……」




茄子「そう言えばPさん、さっきちひろさんのドリンクの話の時またって言ってましたけど」


P「あー、あれか」


美嘉「その話もそうだし、まずちひろさんに弟がいたって話がまずもうびっくりだよねー」


美穂「ちひろさん、あまり自分のことは話さないですし……」


加蓮「せっかくの親睦会なんだし、そこらへんも話してくれるとうれしいなー」ポリポリ


周子「お、加蓮ちゃんいいのもってるやん。ちょーだーい」


加蓮「はいはい、あーん」


周子「ん。んまー」ポリポリ


P「……自由だな。本当に」


周子「周子ちゃん自由なのが売りだから。もっとフリーダムな人もいるけどねー」


P「マジかよ」




P「で、ドリンクの話だったか」


美嘉「また、ってことは、前にも作ったことがあったの?」


P「前にもっていうか一人暮らし始める前はずっとだったな。半分趣味だよあれは」


美穂「え、えー……」


P「それで、試飲はもれなく俺がさせられるんだぜ。たまったもんじゃないよな」


周子「それが死因になることも?」


P「なってたら俺ここにいねえよ」


周子「それもそっかー」ポリポリ


茄子「ちひろさん、他に趣味はあったんですか?」


P「あー、読書は好きだったな。お、カントリーマ○ム。いいチョイスだ」ガサガサ


美嘉「あ、それアタシ選んだ奴……。どんな本読んでたの?」


P「いろいろだぞ? 経済学に株に簿記にFXにギャンブルにマネーロンダリングにインサイダー取引に」


加蓮「偏りすぎでしょ。って言うか最後2つダメなやつじゃん」ケラケラ





P「で、俺からも聞きたいんだけどさ」


周子「おおう。どうしたのさ急に改まって」


P「や、そんな大した話じゃないんだけどな。両親から姉ちゃんに会ったらそれとなく探ってくれって言われてるんだが……」


加蓮「本人向こうにいるから直接聞けばいいのに」


美嘉「もしかして聞きにくいこと?」


P「まあ、そんな感じかな」


P「……姉ちゃんって今彼氏いんの? 知ってるやついねえ?」


茄子「」プハッ


美穂「ああっ、茄子さんがびっくりしすぎて飲んでたオレンジジュースをっ!」





美嘉「な、ななななな」カアア


加蓮「え、なんでPさんが探ってるのそれ」


周子「もしかしてあれ? Pさんってシで始まって4文字で最後ンで終わって真ん中にスコが入るあれ?」


美穂「シ、シスコンさんなんですか!?」


P「ちげえよ塩見。最後まで聞け」


周子「しゅーこでいいよー」


P「なら周子」


周子「うむ」


P「……姉ちゃん、一人暮らししてる上に実家に連絡寄越さないからな」


P「そろそろあいつにもいい男いないのか、お前何か知らんのか、って親の愚痴がなぜか俺に来るんだよ」


茄子「苦労してるんですねー……」モグモグ


P「バーム○ール食べながら言っても欠片も説得力ないぞナス」


茄子「ナスじゃなくてカコですよー」




P「で、どうなんだ。なんか知ってるか」


周子「あー、美穂ちゃんも言ってたけど、ちひろさんホントに自分のこと話さないし」


美穂「ちょっとわかんないです。ごめんなさい……」


加蓮「私も、そういう話は聞いたことないかなー。直接聞いた方が早いんじゃない?」ポリポリ


P「だよなあ。姉が自由人だと苦労するわ……」


美嘉(Pさんも大概だと思う)


P(さすがに姉ちゃんほどではないぞ)


美嘉(!?)


茄子「加蓮ちゃん、そんなにお菓子食べて大丈夫?」


P「菓子ばっかり食ってるとな。加蓮でいいか? 身体弱かったんだろ?」


加蓮「いやいや、もう前の話だし」ヒラヒラ


加蓮「……ん、美嘉どうしたの?」


美嘉「え!? い、いやいや!なんでもないよ!? ホントに!」


美嘉(え? 直接脳内に……? え?)


P(千川家はだいたいできるぞ。普段は疲れるからやらんが)


美嘉(!?)


これで今日の分はおしまいです。

茄子のPの呼び方は本当は○○プロデューサーなんですが、まだここのPはプロデューサーなわけではないのでPさん呼びです

各自補完お願いいたしやす

もうお前らが書け(白目

さっぱりアイデアが浮かばんのでネタ募集

よろしゅうお願いします

おつかれさまです明日書きます~



裕子「プロデューサーって」


P「ん?」カタカタ


裕子「まだ入社して一週間ですよね?」


P「まあ、そうだな」


P「あ、ごめん文香そこのファイル取って」


文香「これ……ですか?」スッ


P「そうそう。ありがと。フレデリカやー」


フレデリカ「んー?」


P「お仕事だぞ。よそのプロダクションの橘さんと」


フレデリカ「ホント!?」


P「ホントホント。マジシルブプレ」


フレデリカ「おおっ、プロデューサー実はパリジェンヌ?」


P「パリジェンヌってパリの女って意味らしいぞ」


フレデリカ「わお! いつの間に性転換したん?」


P「周子が先に行ってるから間に合うようにいけよー」


フレデリカ「はーい」



P「で、どうした裕子」


裕子「馴染み過ぎじゃないですか!?」





P「どうしたいきなり。そういうツッコミは美嘉のお仕事だろうに」


裕子「サイキックツッコミするこっちの身にもなってくださいよ……」


P「みんなフレンドリーに接してくれるからさ」


フレデリカ「フレだけに?」


P「フレデリカ~」


フレデリカ「フンフンフフ~ン」


裕子「お仕事覚えるの早いし……」


P「だってなあ裕子」


裕子「はい?」


P「俺の姉、千川ちひろだぞ?」


文香「……この会社ではこの上ない説得力なんでしょうね」





裕子「ちひろさんって昔からあんなだったんですか?」


P「あんなとは?」


裕子「こう……拝金主義というか、守銭奴というか」


P「割と口悪いんだな。消されるぞ」


裕子「なにをですか!?」


P「サイキック」


裕子「私のすべてが!?」


文香「……あまり、怖がらせないであげてください」


P「悪かった悪かった」





P「……ああそうだ、昔の姉ちゃんのこと知りたいんだったら応接間に行くといい」


文香「?」


裕子「なにかあるんですか?」


P「上映会やってるんだってよ。昔の千川家のビデオの」


フレデリカ「わお!」


文香「……ああ、なぜか部長が興味津々だった」


P「俺が映ってるやつばっかかもしれんがもしかしたら小さいころの姉ちゃんが映るってるかもしれんぞ」


裕子「なるほど! こうしちゃいられません!すぐ行きましょう!」ガタッ


裕子「サイキック・すり足!」ススススス


文香「……では、私も」


フレデリカ「フレちゃんもー!」


P「お前ははよう仕事行け」


フレデリカ「(´・ω・`)」




――――――――


―――――


―――


飛鳥「あれ。プロデューサーは?」


文香「自分の黒歴史に首突っ込みたがるほどドMじゃない、と……」


飛鳥「なるほどね」


裕子「というより、飛鳥ちゃんがここにいるのがすっごく意外なんですけど」ググッ


飛鳥「物理でスプーン折ろうとしながら人にレッテルを貼るのはやめてもらえるかい?」


裕子「ぶっぶぶぶ物理じゃありませんサイキックです!」


飛鳥「噛み噛みじゃないか」



パッ



ちひろ「はいはーい、本日は『Pの過去を暴く!~うまいこと弱みを握って集ろう~』上映会にお越しいただきありがとうございまーす!」


飛鳥(ノリノリだ……)


文香(サブタイトルがひどい……)



一旦切ります。また土日~

ここにな?卒論があるじゃろ?終わらんのじゃ……
今のところ片付く目処は立っておりません。ちょこちょこ書き溜めてはいますので、ある程度たまったら一気に投下する予定です

以上連絡だけ。よろしくお願いします

やっと落ち着いたよ(白目

明日書きます



ちひろ「このコーナーは千川家しか知り得ないP氏のはっずかしい過去を赤裸々に公表するコーナーです!」


ちひろ「御託を並べても仕方ないので早速行ってみましょう! 我が弟の黒歴史とくとご覧あれ!」ピッ


飛鳥(控えめに言って畜生だ……)


文香(微塵も躊躇が感じられない……)



p『おかあさーん?』


母『はーいどうしたの?』


p『なんでカメラまわしてるの? あとお姉ちゃんどこ?』


母『カメラは気にしないでいいわよ。ちひろは部屋にいるんじゃないかしら』


p『えーひとにおつかい頼んどいてそりゃないよー』


母『ふふっ、ほんとにねぇ』



裕子「うわー、まだちっちゃいですねー」


文香「小学校低学年……ぐらいでしょうか」


ちひろ「……あれ? これって……」


飛鳥(ん、こんな時に誰かから連絡が……)ヴィーン





飛鳥(プロデューサーからか。なに、「姉ちゃんにばれないように再生機のリモコンを取れ?」』


飛鳥(随分とまた無茶を……。ん、ちひろさんが画面から目を離していない。流す動画をチョイスするときに確認していないのかな?)


飛鳥(まあいい。これなら……)スッ


飛鳥(……取れた。まあばれないだろうけど、一応隠しておこうか)スッ


飛鳥(さて、ミッションはクリアした。これがいったいどういう意味をもつのか)


飛鳥(多分ちひろさんとプロデューサーは、互いが互いを出し抜いたと思ってるんだろう。さて……)





飛鳥(プロデューサーからか。なに、「姉ちゃんにばれないように再生機のリモコンを取れ?」』


飛鳥(随分とまた無茶を……。ん、ちひろさんが画面から目を離していない。流す動画をチョイスするときに確認していないのかな?)


飛鳥(まあいい。これなら……)スッ


飛鳥(……取れた。まあばれないだろうけど、一応隠しておこうか)スッ


飛鳥(さて、ミッションはクリアした。これがいったいどういう意味をもつのか)


飛鳥(多分ちひろさんとプロデューサーは、互いが互いを出し抜いたと思ってるんだろう。さて……)





母『ちひろから何頼まれたの?』


p『はんこ。今のうちに自分のはんこ持ってた方がいいよってお姉ちゃんが』


母『…………』


p『お母さん?』


母『え、そそそうね。うん。はんこ大事よね』


母『自分の分ってことはpの分も買ってきたの?』


p『おかねは出すから2つ買ってきてっていわれたー』


母『そ、そう……』


p『なんかねー、しょるい?にサイン?するためにひつようなんだってー』



ちひろ「ちひっ!?」


裕子「プロデューサーさんが小学校低学年ってことは……ちひろさんは高学年か中学生くらい?ですか?」


文香「さすがと言いますか……昔からしっかりしてらっしゃったんですね……」


ちひろ「あれ、まって、これって、ちょっと一時停止……あれっ!? リモコンないっ!? なんで!?」


飛鳥(焦り具合から見るに何かある、か。もう少し様子を見て……)



p『そのしょるい?のげんぽん?はお姉ちゃんが持ってるから、うつし?だけもらったんだけど』


p『あとここにはんこ押すだけなんだってー』


つ婚咽届(手書き)


母『』


p『ねえお母さんこれなんて書いてるの?』


母『』




ちひろ「」


文香「」


裕子「」


飛鳥(……これでおそらくボクと同じくらいか、年下か。末恐ろしい)


飛鳥(……漢字間違えてるけど)




ちひろ「わっえっちょっ、今のなしなし! って本当にリモコンどこ行きました!? あれっ!?」


飛鳥「これ、どちらかと言うと」


文香「ちひろさんの恥ずかしい話、になっているような気がするのですが……」



ザザッ


裕子「あ、画面変わりましたよ!」



ちひろ『お父さん!』


父『ど、どうしたいきなり』


ちひろ『私知ってるんだからね!』


父『……何をだ。言ってごらんなさい』



飛鳥「セーラー服、だね」


文香「高校生、でしょうか……。様になっていますね……」


裕子「おぉぉ……べっぴんさんだ……」


ちひろ(なんで? ここらへんのはまるっとカットしたはずなのに!?)


ちひろ(うわあ高校時代の制服なつかしい……じゃなくて!)


ちひろ(……まさかP?。 いやそうだとしてもまずはリモコン……!)




ちひろ『ごまかさなくてもいい! 浮気してるでしょ!?』


父『……いやいやいきなりどうした。父さんがそんなことするはずないじゃないか』


ちひろ『そこにいるPが全部教えてくれました!』


父『おいィ!? お前あれだけ黙ってろって……って何撮ってんのお前!?』


P『ハーゲンダッツっておいしいよね』


父『父さんゲーム機買ってやったろうが!ダッツならまた買ってやるから!』


P『やったぜ』



裕子「あ、さっきはカメラお母さんが持ってましたけど、今回はプロデューサーなんですね」


文香「証拠代わりに……ということなのでしょうか……」


飛鳥「下手すれば一家崩壊の危機なんじゃないのか、これって……」


ちひろ「」



ちひろ『ともかく! 今のその反応が何よりの証拠!』


ちひろ『反応もばっちりPが撮ってるんだから!』


父『ぐぬぬ……何が望みだ……』


ちひろ『私とPの部屋を一緒にしなさい!というか部屋隣にあるんだから壁ぶち抜いて!』


父『ファッ!?』


P『ファッ!?』



裕子「」


文香「」


ちひろ「~~~ッ!」///


飛鳥(……もしかしなくてもちひろさんって頭が……)


飛鳥(いや、発想が突飛なんじゃないだろうか)


飛鳥(……今更か。うん)



ザザッ


ちひろ『Pー?』


P『ん? いきなりカメラ回してどうした姉ちゃん』


P『……ってなんて格好してるんだ。どこで仕入れたそのメイド服』


ちひろ『買ってもらっちゃった♪』


P『まーた父さんの小遣いが減ってしまうのか』


ちひろ『違うよー。今回は』


P『んじゃあ母さん?』


ちひろ『そ♪』


P『まーた母さんのへそくりが減ってしまうのか……』



ちひろ『それよりPー?』


P『なんだにじりよるな嫌な予感しかしない』


ちひろ『ほら、最近溜まってるんじゃない?』


ちひろ『ご奉仕、してあげよっか』


P『実姉兼メイドから奉仕されるってどんなシチュエーションよ……』


ちひろ『あれれー? Pくんご奉仕って聞いて何を想像したのかなー?』


P『マッサージだろ? 最近また姉ちゃんにこき使われて体中凝ってるからなー』


ちひろ『……ちぇっ。つまんないの』


P『あなたこそどんな回答に誘導しようとしてたんですかね……』



ザザッ


ちひろ『ほーらPー! はやくはやくー!』


P『人にカメラ回させといて何をおっしゃってるんだこの姉は』


ちひろ『いーじゃんいーじゃん! 私が学生の間に行ける最後のデートだよー?』


P『だから記録に残そうって? 頼むから年賀状以外で実家にも連絡してやってくれよ……』


ちひろ『面倒じゃーん』


P『いや父さんも母さんも今度は何で脅されるか気が気でないんだって』


P『それの愚痴が両親から飛んでくる俺の心中も察してほしいんですよお姉さま』


ちひろ『ありゃー、それは悪いね弟君』


P『連絡は?』


ちひろ『しなーい』


P『でしょうねえ』



ちひろ『ちょっと休もっか。っと』


P『……この公園に来るのも久しぶりだな』


ちひろ『ねー? Pが小学1年の時に私とのお小遣いの差に耐え切れず家出した時以来?』


P『いや姉ちゃんが中学2年の時中二病患って』


――――――

――――


ちひろ『へそくりをひた隠しにする母も女癖の悪い父もいらない! 私たちだけで生きていける!』


ちひろ『いくよP! 2人でずっと一緒にいられる、まだ見ぬ理想郷を求めて!』


――――

――――――


P『って嫌がる俺を無理やり連れて引っ張ってきた時以来』


ちひろ『ごめんそれほんと忘れて』


P『やだよおかげさまで姉ちゃん強請れるネタが確保できたんだもの』


ちひろ『こいつめ……自分が中二病にならなかったからって……』


P『おかげさまでこうはなるまいっていう反面教師様が身近にいたからな』


ちひろ『むう……』



ちひろ『ねえ、P』


P『ん?』


ちひろ『今日デートに誘ったのはね、これだけ言いたかったの』


P『なに?』


ちひろ『待っててね、って』


P『待つ? 何を?』


ちひろ『まだ理想郷は諦めてないってこと。私にとってPはかわいいかわいい弟なんだから』


P『ちょっと待ってさすがにブラコンが過ぎるのではなかろうか』


ちひろ『別に、ずっと一緒にってわけじゃないよ? さすがにそれは気持ち悪いしー』


P『その考えがだいぶおかしいということに気付いてください』


ちひろ『ただ、1年でもいいからPと2人で住んでみたいなーって』


P『親の金に頼らず? てか人の話聞いて』


ちひろ『そ』


P『都合よく前半だけ聞きとるのやめて』



ちひろ『なんとかPを1年間養えるお金が貯まるまで頑張るから』


P『なんで俺ニートになる前提なんすか……』


ちひろ『いいじゃないニート。私はお金が好きだから働くけど、働かずにお金が手に入るならそれが一番よ?』


P『大好きな資本主義を真っ向から否定しましたよあなた』


ちひろ『今から想像しても楽しそうなんだもん、ルームシェア』


P『頼むからその情熱は将来の伴侶探しに向けてください……』



ちひろ『だからね、P』


P『待って姉ちゃん人の話聞いて?』


ちひろ『待っててね?』


P『えぇー……』



ザザッ



裕子「テープは ここで とぎれている……」


文香「……その、なんと言うか」


飛鳥「有体に言ってしまえばブラザーコンプレックスというやつなんだね、ちひろさんって……」チラッ


ちひろ「」


裕子「おお……ゆでだこみたいになって……」



P「うぃーっす」ガチャ


文香「プロデューサーさん……」


P「頃合いかなーと思って来てみたら案の定か。まったく、勝手に人の過去暴こうとするからだ」


飛鳥「君がやったのかい?」


P「おう。俺の恥ずかしいエピソードの代わりに姉ちゃんの恥ずかしいエピソードをな」


裕子「えげつない……」


P「やるからには徹底的に。千川家の家訓だよ」



文香「あの……ちひろさんはどうすれば……」


P「ほっといていいさ。くく、これでしばらくいじるネタには困らんな」


裕子「うわあ悪い顔」


飛鳥「その顔……まさか」


P「そう。やるからには徹底的に、だ。今の動画は他の全アイドルに送信済み」


飛鳥「うわあ。うわあ」


裕子「人によっては発狂しそうな真似を……」


P「ま、これに懲りたらしばらくは大人しくしててもらおうか」


ちひろ「」


文香(……ご愁傷様、です)



完!

(昼に書いた)書き溜めはこれでおしまい

立てた当初はこんなにちっひをブラコンにする気はなかったんです! 本当です!信じてください!

口頭試問・・・(白目
日曜書きます



楓「……」クルクル


P「……」カタカタ


楓「………」クルクルクル


P「………」カタカタカタ


楓「…………」クルクルクルクル


P「……楓さん」


楓「はい」ピタッ


P「なにやってるんですか」


楓「…………」


P「楓さん?」


楓「ちひろさんの、ですね」


P「はい」


楓「下にコロコロがついてる椅子に座って、ですね」


P「はい」


楓「回ってます」キリッ


P「気が散るのでやめてもらっていいですか」




楓「だってだって。プロデューサーが構ってくれないんですもの」


P「駄々っ子ぶっても駄目です。壊れたらどうするんですかそれ」


楓「弁償します」


P「いやその心がけは殊勝なんですけども」


楓「プロデューサーが」


P「楓さん」


楓「椅子を壊しても……いいっすか? ふふ……」


P「楓さん」


楓「いいっすよ! ふ、ふふふ……」


P「高垣」





楓「冗談はこのあたりにして」


P「勘弁してくださいよ本当……」


楓「そう言えば今日ちひろさんはどこに?」


P「ああ、楓さんさっききたところですもんね。備品の買い出しですよ。一旦そろそろ帰ってくると思うんですけどね」


楓「一旦?」


P「姉にしかできない仕事が溜まってて、今日はあっちこっち飛び回らなきゃいけないみたいで」


楓「まあ」


P「おかげで事務仕事がほとんどこっちに回ってきて……営業にも行けねえ……」


楓「なるほど」クルクル


P「…………」


楓「…………」クルクル


楓「椅子で回って、いいっす」グッ


P「高垣」





P「あ、そろそろ幸子と凛の収録が終わる時間か」


楓「まあ。珍しい組み合わせですね」


P「ロケ番組なんですけど、案外上手く回せる組み合わせなんですよ……。そのまま凛は直帰ですけど、幸子が事務所に用事があるらしいので。迎えに行ってきますね」


楓「はい」


P「まあそろそろ姉が帰ってくると思うんで大丈夫だとは思うんですけど、一応電話番と留守番お願いしていいですか」


楓「任せてください」フンス


P「……楓さん」
楓「……プロデューサー」


P「姉が帰ってきたからって俺の椅子に乗って回らないでくださいね」
楓「ちひろさんが帰ってきたらプロデューサーの椅子で回っていいですか」


P「…………」


楓「…………」


楓「ダメ、ですか?」


P「ダメです」


楓「」ショボーン






凛「やっぱり私がいないと始まらないってわけだね」ファサァ


幸子「な、なんですかいきなり」


凛「ちひろさんにプロデューサーの女性の好みを聞こうと思うんだ」


幸子「や、話聞いてください」


凛「ちひろさんは昔ブラコンだったらしいけど、お金を積めばプロデューサーを譲ってくれるに違いない。ちひろさんだし」


幸子「聞いて」


凛「というわけで幸子。ディレクターさんへの挨拶は任せたよ」


幸子「凛さん」


凛「私は……いかなきゃならないんだ。プロデューサーのお嫁さんになるために!」グッ


幸子「渋谷」


凛「じゃあ!」ダッ


幸子「渋谷!」





凛「事務所に帰ってきたよ」


凛「ついでに薫と仁奈を連れてきたよ」


薫「つれてこられたー!」


仁奈「でごぜーます!」


ちひろ「あれ。凛ちゃん今日直帰じゃあ」


凛「ちひろさんに相談したいことがあってね」キリッ


ちひろ「あらら。お仕事ですか?」


凛「んー……」


凛「私の人生について、かな」キリッ


薫「かっこいー……」


ちひろ(あ、今日の凛ちゃんめんどくさい)


楓「…………」クルクル





ちひろ「んー、でもごめんなさい凛ちゃん。私今日はまた出かけなくちゃいけなくて……」


凛「仁奈」


仁奈「『へそくりをひた隠しにする母も女癖の悪い父もいらない! 私たちだけで生きていける!』」


ちひろ「仁奈ちゃん」


仁奈「『いくよP! 2人でずっと一緒にいられる、まだ見ぬ理想郷を求めて!』」


ちひろ「仁奈ちゃん」


仁奈「『だからね、P』」


ちひろ「仁奈ちゃん!!!!!」


仁奈「『待っててね?』」


ちひろ「わかった! わかったから! 話聞くから! 昔の私の気持ちになるのやめて! やめてください!」


凛「ッシャ」グッ


薫「仁奈ちゃん上手だねー!」


仁奈「一杯練習したでごぜーますよ!」


ちひろ「もう!」


ちひろ「…………もう!!!」


ネネちゃんのキャラがいまいち掴めてないので出せませんでした
あと今日これで終わりです許してくださいなんでもしますから

この前娘ちひろが書かれてましたね。非常によいものでした。肉親ちっひ流行って、どうぞ。
今週末書きます

http://i.imgur.com/zqI2Qlo.jpg
先原直樹・ゴンベッサ

都道府県SSの痛いコピペ「で、無視...と。」の作者。

2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。

以来、ヲチに逆恨みを起こし、2017年現在に至るまでヲチスレを毎日監視。
バレバレの自演に明け暮れ、それが原因で騒動の鎮火を遅らせる。

しかし、自分はヲチスレで自演などしていない、別人の仕業だ、
などと、3年以上にわたって稚拙な芝居でスレに降臨し続けてきたが、
とうとう先日ヲチに顔写真を押さえられ、言い訳ができなくなった。

2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を起こし、
警察に逮捕されていたことが判明している。

先原直樹・ゴンベッサ まとめwiki
http://www64.atwiki.jp/ranzers/

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