珠美「希望は前に進みますっ!」 (4)

概要や大まかな設定だけをダンガンロンパから借りた、モバマスSSでごぜーます!

謎解き要素は皆無。
希望と絶望の交戦中の世界っていう設定でやっていきます。

――――

珠美「いやー、今日のレッスンも疲れましたな、アヤ殿」

アヤ「だなぁ……アタイも体力には自信あったんだけど」ハハッ

珠美「珠美もです」ハハッ

アヤ「んじゃ、アタイは今日直帰だから」

珠美「はい!また明日です!」

変わらない日常。

珠美は同じクール部門のアヤ殿とのレッスンを終え、アヤ殿と分かれ、一人で事務所に帰る途中でした。

珠美「――ッ!」サッ

気配がしてその場から距離を置いた珠美の目に写ったものは、さっきまで珠美がいた場所に綺麗に刺さった矢でした。

珠美「なんの真似ですか?――」

珠美はその人の気配で誰だかがすぐにわかりました。

珠美「――翠殿」

これが、珠美たち“超アイドル級の希望”と“超アイドル級の絶望”の、全世界を巻き込む戦いの始まりだったのです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474689035

翠「避けられてしまいましたか」

いつもと同じように落ち着いた翠殿。

ただ、いつもと違い、その眼は限り無く虚ろで、珠美は怖くなってしまいました。

珠美「もう一度聞きます。翠殿、これはなんの真似ですか?」

翠「あら?声が震えていますよ、珠美ちゃん」

当然です!

いきなり矢で射られそうになったら、誰だって怖いです。

しかし、珠美はその思いを声に出せませんでした。

翠「ふふっ、“超アイドル級の剣士”脇山珠美。貴女もいずれ、“此方側”に来ることになります。お楽しみに」

珠美はその場から動くことも、こえを発することもできませんでした。

ただただ体は震え、珠美の意識は遠退いていきました。

sideアヤ

アタイは珠美と分かれたあとで、美嘉に会った。

アヤ「おーい、美嘉!」

美嘉「アヤじゃん!ヤッホ★」

アヤ「何してんだ?こんなところで」

美嘉「んー?スカウト、かな」

アヤ「スカウト?なんだそれ」

美嘉「才能がないアヤには関係ないよ★」

突然アタイは才能がないと言われた。

アヤ「は?何だよ、才能って」

美嘉「うっさいなぁ…アヤには関係ないんだってば!」

気圧された。

美嘉にはいつもとは違う迫力があった。

美嘉「アタシはさ、才能のあるアイドルを、後には全世界を、絶望に染め上げたいんだ★」

美嘉の言っていることが理解できない。

才能?絶望?コイツヤバくないか?

ん?才能のある、“アイドル”をっ!?

アヤ「ッベぇなっ!アイドルってことは、事務所に行かねぇとっ!他のアイドル達が危ない」

美嘉「……もう遅いよ★」

アタイはその場から走り去った。

一刻も早く事務所に行きたかった。

でも――

珠美「」ドサッ

アヤ「珠美ッッ!?」

アタイの目の前で珠美は倒れた。

アヤ「気を失ってる……」

幸い、ちっちぇ体をしてるから、アタイは珠美をおぶって安全そうな場所まで走った。

アヤ「一体、何が起こってやがるんだ?」

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