女妹「お兄さんが、悪いんですよ」 男「女妹……!」 (56)

かきため特になし

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男「あれ? こんばんは、女妹ちゃん。久しぶりー。お邪魔してるよ」

女妹「…………あ。男さん、こんばんは。お久しぶりです」

男「うん。背ぇ伸びたね? それにこんなに可愛くなって……今中3だっけ?」

女妹「……はい。来年、男さんの働いてる高校を受験する予定です」

男「へぇ! そうなんだ! 最近は」

女「男ー! 早くこいよー!」

男「っと、ごめんね! 女待たせると五月蝿いから! またね!」

女妹「……はい……」

男さんは、私のお姉ちゃんの幼なじみ。
お姉ちゃんはがさつで、女っぽくなくて、いつも男さんを呼んではゲームをしている。
男さん……忙しいのに……。

羨ましい。

最近、男さんと時間が合わなくて、ちゃんと話すのも久しぶり……。
たまにさようならをするくらい……それも、ずいぶん前のこと。
お姉ちゃんとは学校で、家で会ってるんだから、たまには……私の……。

男「最近よーやく生徒たちに慣れてきたわ……」カチャカチャ

女「なにガキ相手に緊張してんだよ。馬鹿かお前」カチャカチャ

男「お前は慣れんの早すぎんだよ。ナメられても知らねーぞ」カチャカチャ

女「お前じゃねーんだからガキ相手にナメられっかよバーカ」カチャカチャ

男「え? 俺ナメられてんの?」カチャカチャ

女「『男先生ってー、ちょっと頼りなさそうに見えるところとか可愛いですよねー』だってよ」カチャカチャ

男「うわ、なんだよ今の女の真似は」

女「あたしゃ女だボケ!」ドゴッ!

男「ぐはっ!」

女「あぁあ!!! お前のせいでゲームオーバーになったじゃねぇか!!」

男「俺のせいかよ!?」

女「まったく! やめやめ!」ドスッ

男「ひどい目にあった……」

女「にしてもお前は良いよなぁ? 女子にモテまくりじゃん。あたしなんて男子共は男友達か何かと勘違いしてやがるみたいでよー」

男「気持ちはわかるぞ。むしろそっち側だ」

女「……」ギロッ

男「にゃあ」

女「あたしだってほら! 胸あるだろこれ! FカップだぞF!」

男「そういう問題じゃないんだよなぁ分かってないなぁ」

女「なんだとー!?」ゲシゲシ

男「ほらこれ! すぐ足出る! こんなやつ嫁にしたがる男なんてそうそういないって! 痛い!」

女「チッ……クソうぜぇ……。あーはいはい、顔が良くて優しくてちょっと頼りないけど守ってあげたくなる男さんには敵いませんわぁ」

男「げ……俺年下の女の子からそんな風に思われてるのか……」

女「けっ」

男「……お前の場合、顔はいいしスタイルも良いんだからよ、なんつーの? 性格をどうにかしたらどうだ? 女妹ちゃんなんて大和撫子ー、って感じじゃん」

女「あいつもモテるみたいだからなぁ。ラブレターとか貰ってるみたいで、生意気だっての」

男「お前の場合果たし状か女の子からのラブレターだったしな!」

女「うるせぇ!」ドカ!

男「うぐ……ま、まぁ女妹ちゃんみたいな女の子を放っておく男子はいないよな」

女「……お前のタイプど真ん中だろ、女妹」

男「ん? んー……まぁそうだけど、あの子が小さい頃から近くで見てたから、感覚的には妹って感じなんだよなぁあの子」

女「はぁん。……にしても、あたしも可愛いのかよ?」

男「黙ってればな」

女「……あたしと付き合いたいか?」

男「お? なんだよ、突っかかって来ないのか」

女「うるせぇ。良いから答えろよ」

男「いや……まぁなんてーか。可愛いけど、なんつーのか、やっぱ年の近い姉貴って感じでそういう下心は湧いてこないわ」

女「…………チッ。お前はほんと……。あー!! むず痒い!! まどろっこしい! 男!!」ドンッ!

男「うごわっ!? 急に何しやがる!?」

女「…………黙れ。お前は、あたしのこと好きだろ?」

男「な、なんで床ドンされてるのかも、なんでこんな風にお前に追い詰められてるのかもわかんねーけど……ま、まぁ嫌いではないぞ……?」

女「これでも、あたしに下心わかねーのか?」フニュ

男「うぉぉぉい!! ちょ、やわらけ……いやちげぇ! な、なにすんだよコラ!」

女「むかつくんだよ。女として見られてねーとか」

男「あ、当たり前だろんなもん! 25年毎日顔会わせてりゃそうもなるわ!」

女「あたしはお前の姉貴でもなんでもねー! 家族でもねー! お前にそんな風に言われる筋合いなんてねーんだよ!」

男「ちょ、落ち着けって! なにキレてんだよ! 家族同然だっつー話だろ!?」

女「あたしのこと見ろよ!! 馬鹿男!!!」キッ!

男「う…………な、なんなんだよ……」

女「……お前に、女として見れないとか言われると、ムカつく。なんか、ムカつく」

男「なんだそりゃ……え? ……え? そういうことなの? お前、俺のこと……」

女「ッッ!!」チュ

男「むん!?」

女「ん…………ふ。……馬鹿野郎、無粋なこと言おうとしてんじゃねぇよ」

男「おま、おまえなぁ……!! ちょ、せめて同意くらいとれよ……!」カァァ

女「お? なんだよお前、あたしのこと女として見てなかったんじゃねぇのかぁ? キスされたくらいでなに顔真っ赤にしてんだよ?」グイッ

男「うあっ! み、見るなよ……!」カァァ

女「……男!!」ガバッ

男「ちょやめっ!?」

女「お前ほんと……好きだわ……可愛すぎる……」ギュゥ

男「か、可愛いって……嬉しくねーよそんなこと言われても……は、離せって!」

女「嫌だ。お前が悪ぃんだからな……」

男「お、女……!? あ、ちょ……どこ、触って……」

女「あたしをムカつかせたお前が……あたしに女の魅力がねぇかどうか……お前の体で分からせてやるよ……」ニギッ

男「ふ、あっ!? い、痛い……!」

女「なんだよ、反応してんじゃねぇか。あたしのこと女として見れなかったんじゃねぇのか? ははっ!」

男「お、男はこういうもんなんだよ……! いいから、悪かったから退けって!」

女「メチャクチャ苦しそうじゃねーか。はやく出してやらねーと、な♪」ジー

男「あっ!」

女「で、でけぇ……え、な、なんだこれ? 男のってこんなんだっけ? もっとちっさくなかったか?」

男「い、いつの話してんだよぉ……!」

女「ぼ、勃起か……」ゴクリ


キンクリした方がいい?
エロシーン書いたこと無いから分からないんだが

じゃあダメなのか。
キンクリでいこう。

男「ん……は………………」ガクッ

女「…………。こ、これで……あたしが女だって……認めるかよ……」ハァ……ハァ……

男「み、認めてなかった訳じゃ……ないだろ……」

女「あたしの初めて……奪ったよな?」

男「……そ、それは……お前が無理矢理……」

女「言い訳すんな! ……なんだよ、あたしがお前の女になんのは不満かよ?」

男「そういう訳じゃないけど……なんか、なんかさぁ! レイプじゃんこれ!」

女「お前が悪ぃんだろ。あたしのこと女として見れないとか言ったんだから」

男「その言葉にトラウマでもあんのか?」

女「…………お前にだけは言われたくねぇ言葉だったんだよ。察しろ馬鹿」

男「……あ、あー。ご、ごめん……」

女「……後悔してんのか?」

男「いや……なんか、実感なくて…………お前とだけは、こんな関係にはならないと思ってたから……」

女「放っておけねーんだよ、お前は。イケメンの癖にガツガツしてなくて、とろくて真面目でヘタレなのにたまに男見せるし…………」

男「う……なんか、ごめん……」

女「すぐあやまんじゃねーよ! もう決めた! お前は俺が管理するからな! わかったか!」

男「う…………ま、まぁ、良いけどさ……うん。よろしく、女」

女「……へへっ♪」

女妹「………………………………お姉ちゃん……男さん……」

女妹「嘘だよ…………こんなの……お兄さんが、浮気するなんて……信じられない…………」ザクッ……

女妹「お姉ちゃんも酷いよ……私の運命の人を奪うなんて…………ダメだよ、こんなの……ダメ……だから……ね?」ザクッでしょ

女妹「………………ふふふ……お兄さん…………お仕置……しないと……」ザクッ……

ザクッ……

女「じゃあな、男。また明日学校で!」

男「お、おー……寝坊すんなよ?」

女「たりめーだろ! ……今度は、二人で気持ちよくなろーな♪」

男「うっ! ……いや、俺も……気持ち良かった……っていうか……」

女「へへ♪」

ドンッ!

男「おっ、と? あ、ごめん女妹ちゃん! 大丈夫?」

女妹「あ……は、はい……ごめんなさい……」

男「ううん。ごめんね。女……じゃあな! 女妹ちゃんも、またね!」

バタン!

男「…………。女と、やっちまった……マジかー俺もう非童貞なのかぁ……なんか、ほんと……これ現実か?」ギュゥ

男「いてぇ……現実だ……そうか…………。……女、強がってたわりに、可愛い顔してたな……」

「男さん」

男「え? あ、え? 女妹ちゃん?」

女妹「はい。忘れ物ですよ?」

男「あ、スマホ……」

女妹「廊下に落ちてましたよ? ぶつかったときに、落としちゃったんですかね……ごめんなさい、壊れてないですか?」

男「ん、と……大丈夫みたい、かな。ありがとう女妹ちゃん。わざわざ届けてくれて」

女妹「いえ。このくらいのこと、お礼を言われるほどではありませんよ?」

男「…………ふふ。女妹ちゃんはこんなにいい女の子になったのに、女ときたらいつまでもがさつなんだから……」

女妹「あなたが望んだからですよ?」

男「ん? え? なにが?」

女妹「お兄さんが、言ったんじゃないですか」

男「……俺、何か言ったっけ……?」

女妹「覚えて、ないんですか?」

男「うーん……? ごめん、忘れちゃったな……」

女妹「……お兄さんの好みの女性のタイプは、大人しくて落ち着いてて大和撫子みたいな女性。お姉ちゃんとは正反対の。……ですよね?」

男「あー、なるほど! そんな話したこともあったね! あはは、女を反面教師にしたってことかぁ」

女妹「……私、あともう少しで、16歳なんですよ? それなのに……」

男「16歳……なにかあったっけ? あ、プレゼントの催促かな?」

女妹「……お姉ちゃんと……お姉ちゃんと!!!!」バッ!!

男「えっ!? な、なに!? ちょ……お、女妹ちゃん……?」

女妹「なんで浮気なんてしたんですか!? あともう少しで私たちは結婚できたのに!! 我慢できなかったんならいつでも私を使ってくれればよかったじゃないですか!!! お姉ちゃんが無理矢理……お姉ちゃんが……無理矢理したんですよね? 男さん、優しいから……優しさにつけこんで……悪いお姉ちゃんですよね? 私からお兄さんを奪おうなんて、あり得ない。お兄さんの童貞を無理矢理奪ってもうじぶんのものになった気になってるんですよ。おっぱいで誘惑して、汚ならしい。ダメですお兄さん、あんな女の言いなりになんてなっちゃ。絶対。ダメなんです。お兄さんは私と幸せな家庭を作らなきゃいけないんです。これはもう確定事項なんです。死んでも、守らなきゃいけないんです。私じゃ不満ですか? 胸なら、頑張って大きくします。今はCですけど、お兄さんの為なら豊胸手術でもなんでもうけます。お兄さんの望む女になります。だからすてないで。お願い……お願いします。あなた無しの人生なんて考えられないんです。男さんも本当はそうなんですよね? 私は知ってますよ。お兄さんがよく私のことを見てたのを知ってるんです。さっきだって、私のことずぅっと見てましたよね? お兄さんに我慢させてたのは私にも責任があります。だから、お兄さんがちゃんとできるように。はい。私の処女、あげます」ピラ

男「お、おち、おちつ……い、て……!」

女妹「もうお兄さんの匂いを嗅いだだけで濡れ濡れになってる私の(ピー)です。お兄さんがいつしたくなってもいいように、開発してあります。処女膜は破っちゃいましたけど、お兄さんが気持ちよくなってもらうためには仕方なかったんです。分かってください」グイッ‼

男「う、わぁ!!?」

女妹「初めてが満天の星空のしたなんて、とてもロマンチック……素敵ですよ。お姉ちゃんのこと、忘れさせてあげますか、ね?」

男「あ……あぁぁ……!!」

パシャ……パシャ……

男「あ…………ぅ……」

女妹「素敵ですよ。私の(ピー)で汚れた男さん……可愛い……ふふふ……好きです……だから、すきだから、いっぱい撮っておきますね」

男「やめ……ぇ……」

女妹「…あと、これ。プレゼントです♪ はい、これを……こうやって……入れて!」

男「あぐぅ!?」

女妹「勝手に抜かないでくださいね? 抜いたのが分かったら……写真、ばら蒔きますから」

男「……ぅ、うぅ……」

女妹「あ、でも! それもいいかもしれませんね! そうなったら社会から抹殺されて、私と二人っきりになれますから」

男「と、トイレ……は……」

女妹「明日まで我慢してください♪ できますよね? 私への愛のためならできますよね? ねぇ?」

男「ぅ…………」

女妹「それじゃあ男さん。おやすみなさい……あはははは♪」

こんなものが書きたかったのか俺は……おやすみ……

なんか見たことあるんだよなぁ気のせいかな

男「う…………な、なんで、俺がこんな目に……」

男「く、ぅ!? お、おしり……変な感じ……ぐす……!」

男「…………帰ろう……」トボトボ

………………

男「ただいま……」

妹「おかえりお兄ちゃん! ……どうかしたの?」

男「え? あ、いや、なんでもない。ちょっと疲れてな」

妹「あ、女さんか。なーんだ! ご飯できてるよ!」

男「……すまん、ちょっと疲れたから、今日は寝るよ。悪い、冷蔵庫に入れておいてくれないか?」

妹「え!? …せ、せっかくお兄ちゃんのために、一生懸命作ったのに……」

男「ん……? え? す、すまん。なにか言ったか?」

妹「! ううん! なんでも! 分かったよ!」バタン!

男「…………?」

バタン

男「………………ぅぅ……尻がむずむずする……」

男「…………抜いちゃダメって……こんなに離れてたら……分からないよな?」

プルルルル

男「……え? あ……お、女妹……」

男「…………出なかったら……やばいよな……」

ピッ

女妹「あ、ちゃんと出てくれたんですね! 良かったぁ……ねぇ、お兄さん。私思うんです。もう少し早くこうしてれば、お兄さんの初めてがお姉ちゃんに奪われることもなかったのになって」

男「えっ、えっ?」

女妹「お兄さんの為にお兄さんの好みの女を演じて、時が来るのを待った結果がこれですよ? 報われないとは思いませんか?」

女妹「それもこれも、お兄さんが私のことを裏切ったからなんです。お兄さんが今辛い目にあってるのも、お兄さんが私を裏切ったからなんです。分かりますよね? ね?」

男「そ、そんな……」

女妹「だから……もう、二度と。私のことを、裏切らないでくださいね?」

男「そんな、馬鹿な……俺と君は! 結婚の約束を結んだことなんて!!」

女妹「私。『将来、男さんは、私と結婚してくれますか?』」

男「……え?」

女妹「男さん。『ん? ふふ、そうだね。俺が行き遅れてて、女妹ちゃんに恋人がいなかったら、是非お願いしたいな』」

女妹「私。『それなら! 私が大人になるまで、待っててください!』」

女妹「男さん。『ん? はは、女妹ちゃんならきっととても可愛くなるから、俺なんかじゃ釣り合わないよ』」

女妹「私。『そんなことありません! 私は、男さんと結婚したいんです!』」

女妹「男さん。『ははは! そう言ってもらえると嬉しいな。ありがとう、その時はよろしくね?』」

男「……………………あ……」

女妹「思い出しましたか?」

男「……そ、そんな……まだ、君は子供だったし……」

女妹「子供だったら。適当なことを言って約束を破ってしまっても構わないと?」

男「それ、は……」

女妹「それでは、おやすみなさい。また明日……会いに行きますね?」

ピッ

>>24
ヤンデレ物なら過去に咲SSで女をダメにする能力を得た京太郎が次々と女の子達をヤンデレにする話なら書いたことがあるくらい


男「…………そんな、小さいときのこと…………!」

男「くっ!」ボンッ

男「……寝よう…………」

~朝~

妹「お兄ちゃん、朝だよー。起きてー!」トントン

男「ん……あ、おはよう妹」

妹「ご飯、できてるよー。ほら、はやくー!」

男「あ、あぁわかってるって! すぐ行くからそう急ぐな……んっ」

妹「ん? どうしたの?」

男「い、いや! なんでもない! 行こうか!」

トントントン

男「ん? これ、昨日の残り物か?」

妹「え? 違うよ?」

男「残り物はどうしたんだ?」

妹「あはは、昨日食べちゃった。できればお兄ちゃんには出来立てを食べてもらいたいからさ!」

男「そうか……ありがとう妹」ナデ

妹「んふふ……うん! さ、召し上がれ!」

男「いただきます」

男「ごちそうさまでした」

妹「お粗末様でした!」

ピンポーン

妹「あれ? こんな時間に誰だろう? はーい!」

ガチャ

妹「……女妹ちゃん?」

女妹「おはようございます。お兄さんはいらっしゃいますか?」

妹「え? あ、は、はい。い、います……けど……」

女妹「あがってもよろしいでしょうか?」

妹「あ、はい……どうぞ」

女妹「お邪魔します」ニッコリ

ガチャ

男「妹、誰だっ……女妹……ちゃん……!」

女妹「おはようございますお兄さん♪」

男「なにか、用?」

女妹「……どういうことですか? 用がないと来ちゃいけないんですか?」

男「いや、それは……」

女妹「私たち、婚約者ですよね?」

妹「えっ!?」

男「ちょっ!」

女妹「どうなんですか?」

男「わ、分かったから! とりあえず部屋に行こう!」グイッ‼

女妹「はい」ニッコリ

男「わ、悪い妹! 片付け頼む!」

ドタドタ!

妹「…………いい、なず……け?」

妹「……意味わかんない」ギリッ

これどこまでやったらR-18になるんだろ?

バタンッ!

男「い、いきなり何を言うんだよ!?」

女妹「はい? なにを隠す必要があるんですか?」

男「……ッ! い、許嫁にしても! 君はまだ15! 外聞が悪すぎるだろ!」

女妹「そんなの気にしなくていいのに」

男「君が気にしなくても、周りの人間は勝手に気にするものなんだよ! 頼むから……軽率なことはしないでくれ……」

女妹「なんで妹さんにまで隠す必要があるんですか? どうせ分かることですよね?」

男「…………まだ、早い」

女妹「……へぇ……ま、いいです。それじゃあ、学校まで車で送ってくださいね?」

男「え?」

女妹「……良いですよね?」

男「う、うん……いい、けど……」

女妹「やったぁ♪ 夢だったんですよ、男さんに車で学校に送ってもらうの♪ 本当は男さんのいる高校に進学してから、してもらうつもりだったんですけど……予定が早まっただけですね」

男「…………」

女妹「それじゃあ、早く準備してください! 遅刻したら、大変ですからね?」

男「え……でも、まだ…………」

女妹「なんですか?」ニッコリ

男「……」

………………

男「じゃあ、行ってきます。妹も、遅刻するなよ?」

女妹「行ってきます♪」

妹「…………」

ガチャ……

ブロロロロ

男「………………」

女妹「………………」

ブルルル……

男「ひあっ!?」

女妹「ふふふ……どんな気持ちですか?」

男「あ、危ない、から! とめて!」ブルルル

女妹「気持ちよくないんですか?」

男「気持ち悪い、から!」ブルルル

女妹「ふーん……」

男「……ッ! お願いだから、これ外してくれよ……こんなのつけて仕事なんて……」

女妹「良いですよ?」

男「ほ、ほんと!?」

女妹「条件はありますけどね」

男「条件……」

女妹「ひとつ。今日の夜、私に種付けしてください」

男「え―――?」

女妹「ぜーんぶ、中に出してください♪」

男「………………わ、わかった! わかったから外してくれ!」

女妹「もうひとつ。明日までにお姉ちゃんに別れを告げて……あと、ひどい言葉で罵ってください。嫌われるように、徹底的に」

男「ッッえ!?」

女妹「できますよね? それとも、それをつけたまま過ごしますか? 勝手にはずしたら、あの画像が全部実名や住所、電話番号と一緒に流れますよ? 世界中に」

男「そ、んな……そんなの……」

女妹「できます。よね?」ニコッ

男「………………………………。わかった……」

女妹「わかってもらえて良かったです♪ あ、そこの横に入ったところで停めてください」

男「あ、あぁ」

ブロロロロ……キュッ

女妹「それじゃあ、降りてください。ここで外してあげますから」

男「ええっ!? ここで!?」

女妹「時間なくなりますから……ほら、早く」

男「ぅ……ぅぅぅ……!」ズリッ

女妹「それじゃあ、ローション入れますねー? ぬるぬる……ふふふ……」グッ!

男「あっっ!! は、はやくっ……!!」グググ

女妹「…………ハァ……ハァ……」グッ! グッ!

男「あっ!? っっ!!! や、な、にっ!? んぁぁ!!!」

女妹「声……出したらばれちゃいますよ?」クスクス

男「んは……ぁぁ! お願い! 早く!! お願いだからぁ!!」

女妹「ふふふ……。……はい、とれましたよ?」

男「ハァ! ハァ! …………っ」

女妹「あれあれ? もしかして、お尻で感じちゃったんですか? ……変態」クスクス

男「っ! き、君が!!」

女妹「ほら、早くいきましょう。遅れちゃいますよ」

男「……くそ……」

またあとで

女「よっ、おはよう! どうした? 元気ねぇな!」バンバン!

男「いてっ! いてっ!」

女「だらしねぇ顔してんなよ、男♪」

男「う、うん……ごめん」

女「あん? んだよ? 本当に元気ねぇな。どうした?」

男「な、なんでもないって! ちょっと、女と顔会わせるの恥ずかしいなーって……」

女「照れてんのかよ! 相変わらずなよっちくてあたしが見てないとダメだよな男は」

男「そ、そんなことはないぞ? はは……」

女「……えへへ! 男♪」グニッ!

男「あ……。ちょ、やめろって……生徒が見てるだろ?」

女「かんけーねっての♪ んふふー……」ニマー

男「(女……ごめん……)」

女「ほら、行こうぜ?」グイッ

男「……うん」ニコッ

男「……」

女妹「ねぇ、お兄さん。そんなに怖い顔しないでください。せっかくこれから、楽しいことするのに……二人の愛の結晶を作るんですよ? 笑顔でいてください」ニコッ

男「……俺は」

女妹「なんですか?」

男「……いや……。ごめん……なんでもない……」

女妹「えへへ……ほら、脱いでください。今夜はいっぱい、いっぱい楽しみましょう? 朝が来るまで……ずっと」

長い間待ったんだから…………。

この日を。

女妹「ねぇ! あはっ! 気持ちいいですか!? お兄さん!!」

男「っ……っっ」

女妹「我慢してるお兄さん! とっても可愛いですよ!? ほらぁ! 早くいっぱいいっぱいくださいよぉ! ほらぁ!!」

男「んぁぁ!! あぁぁ!」

愛しい人。

裏切られてもなお愛しい。

もっともっと燃え上がる。

もっと、いろんな顔……見せてください。

私の、お兄さん……。

男「も、無理……出ない……」ハァ、ハァ

女妹「えへへへへ……いっぱい出してもらえたぁ……好きぃ……」

男「……本当に、子供できちゃうかも……」

女妹「子作りしてたんですから、当たり前ですよぉ。えへへへ……」ギュゥ

男「…うん。責任は、取るよ」

男「(もう、引き返せないんだから)」

女妹「明日。ちゃんとお姉ちゃんにお別れできますか? 私とのことを喋ったらダメですよ? 何を聞かれても、嫌いになったって言うんですよ?」

男「……やる、よ」

女妹「ふふ、信じてますから」

やらなきゃ……もう、俺に残された道はないから。

全部、俺が悪いから……。

女「おいおい、こんな校舎裏に連れ出して何のようだよ? お前は昔のヤンキーかぁ? はは、似合わねー」

男「……女。大事な話がある。聞いてくれ」

女「お、おう。なんだよ、いつになく真剣な顔だな……」

男「……頼む。俺と別れてくれ」

女「………………。あぁ?」

男「お前とは、やっぱり付き合っていける気がしない。だから、別れてくれ」

女「おいおい……二日目でこんな冗談言ってくるなんて、お前ってそんなにちゃめっ気のある奴だったかぁ? どんなサプライズだこりゃ」

男「いきなり、レイプ紛いのことをするやつとなんて、付き合って」

女「もういい黙れよお前」

ゴスッ!!

男「ぐっ、えっ……!」ドサッ

女「……お前さぁ、何調子に乗ってんだよ。あたしがいねーとなんにもできねー癖に……よっ!!?」ドゴッ!

男「か、は!」

女「へたれで臆病で夢も何もないお前のために教師の道に誘ってやったのはあたしだろうが。高校ん時、イジめから守ってやったのもあたしだ。お前はあたしの言う通りにして、今まで幸せだっただろうがよぉ? なにいきなりはんこーしてきてるわけよ?」ドゴッ!

男「やめ……! あぎっ!?」

女「あのさぁ……今まで不自由あったか? お前の人生。誰のおかげだ? 金出してくれたのは親だろうさ。でもお前はいつも孤独だったよなぁ? そんなお前を助けてやってたのは、誰だ? あ?」

男「そ、れは……」

女「あたしだよなぁ!? なのになんでお前はここに来てあたしのこと裏切るような真似しようとしてんだよ!? なぁぁ!?」バキッ! ドカッ! ボゴッ!

男「あっ! ぎぃっ! う、げぇ……」

女「はぁ……はぁ……ふざけんなよ男。お前はあたしの言う通りに生きて、あたしと一緒に死ねばいいんだよ。なぁ? それがお前の幸せだろうが?」

男「ひっ……!」ブルブル

女「なぁ……怖がるなよ……。やり過ぎた、悪かった。だけど、お前が悪いんだよな?」

男「ひっく……ひっ、く……ぐす……」

女「泣くなって。感情的になって悪かった。で、なんでいきなりこんなこと言い出したんだ? 理由があんだろ?」

男「う、うん……ぐすっ……ある……あるけど、言えなくて……ひっく……」

女「よしよし……悪かった。痛いよな。でもあたしの心も同じくらい傷付いたんだ。な、許してくれよ。お前の泣いてる顔なんて見たくねぇんだよ」チュゥ

男「お、んな……んっ……」チュッ

グチュ……ヂュゥゥ……ヌチャ

女「なぁ、なにがあったんだ? お前に悪さしたやつは誰だ? お前があたしに酷いこと言わないやつだって、分かってるから。あたしはお前の味方だから、怖がるな。な?」ギュゥ……

男「女……女ぁ! 俺、俺……言うこと聞かないとぉ…………!」グス

女「よしよし……怖くない怖くない……」ナデナデ

男「女と別れろって……お尻に、バイブ入れられて……勝手に抜いたら、あの写真をばらまかれるから……! だから、いっぱい頑張って……女にもひ、ひどいこと……!!」

女「うんうん。お前は悪くない。それで、誰だ? そのクソ野郎は」

男「そ……れ、は」

女「…………………………」ジッ

男「ひぅ…………。お、女妹……ちゃん……」

女「はぁん…………何されたんだ?」

男「……俺の⚪液を、身体中にかけられて……いっぱい写真撮られて……!!」

女「分かった。お前は悪くない。ごめんな、殴ったり蹴ったりして。痛いよな。悪かった。お前のことが嫌いだからやったんじゃないんだ、好きだから、やっちまったんだ。分かってくれるよな?」

男「う、うん……! 女は、いつも乱暴だけど、でも優しくて……いつも、俺を守ってくれてて……!」

女「いいこいいこ……。さ、てと。悪い子の方は……お仕置きしてやらねぇとな。人のもん盗ろうとするやつは、例え家族だろうと許せねぇよな。ほら、背中に乗れ男」

男「うん……ありがとう……」グス

女「あーーもぅ!! いちいち可愛いやつだなお前は!」ヂュゥゥ!!

男「んんんん!!」

おやすみ

こういう愛ゆえに暴力振るって来て後で冷静になって嫌われるのが怖くなって甘やかしてくる感じほんとすこ
こんな彼女がほしい

ちょっと前にヤンデレ女教師とDV妹のスレがあったな

>>44
やっぱりヤンデレ好きの同志はいるんだな
他に仲間がいることが分かったんでホクホクしながら寝るよ、おやすみ……

女妹「あぐっ!」ドンッ

女「なぁ女妹。人のものを盗るのは泥棒だ、って教えなかったっけか?」グリッ

女妹「……ッ! 先に盗ったのは、お姉ちゃんじゃない!!」

女「お前がガキの頃にした約束のことか? んなもん、男が本気で結婚する気なんてなかったに決まってんだろうが……馬鹿かよ」

女妹「子供の言うことになら嘘をついても良いなんて理由には」

女「傷つけたくないからつく嘘もあんだろうが。そんなもんもわかんねーからガキなんだよ」

女妹「違う! 違うよ! お兄さんは……私は! 私はお兄さんが好きな女の子になれるように頑張ったもん! お姉ちゃんは何にもしてない癖に! ずるいよ!!」

女「なんだと……?」

女妹「お兄さんは大人しくて優しくて落ち着いた子が好き! そんなのお姉ちゃんだって知ってたくせに! がさつで乱暴でワガママにお兄さんに接して! 無理やりお兄さんを手にいれようとして…………」

女「だからなんだよ。この世は早い者勝ちって決まってんだろ。あたしが先に男に選ばれた、ただそれだけだろうが」

女妹「そんなの嫌だ!! 私は、男さんのためならなんでもできる! それは、男さんに約束を貰ったから! お姉ちゃんは男さんの為にならないよ!!」

女「あんだと……?」

女妹「男さんが内気になったのも、男さんが自分から何かを選べなくなったのも、男さんが臆病になったのも!! 全部全部お姉ちゃんのせいじゃない!! 力で押さえつけて言うこと聞かせて! 気にくわないと殴って! お姉ちゃんは男さんの為になることなんて何一つしてない!!」

女「んのやろぉ……調子に乗りやがって……!」

女妹「私は知ってるんだから!! 裏でお兄さんに近付こうとする人に暴力振るってたことも!! お兄さんの好きそうな人を脅して転校させたことも!!」

女「な……テメェ……!」

女妹「…………なんでもかんでも、暴力でどうにかしてきたお姉ちゃんには分からないよ。人を思いやれないお姉ちゃんには」

女「そうかよ……なら望み通り今回も暴力で片つけてやるよ」

女妹「…………いいよ。その代わり、お姉ちゃんは絶対に幸せになれないようにしてあげる。男さんも巻き込むことになるけど、仕方ないよね。お姉ちゃんが悪いんだもん。お姉ちゃんが悪い……」

男「……………………。ねぇ……もう、やめようよ……。俺が……全部俺が悪いんだから……俺のせいで、仲良かった二人がこんな、喧嘩するなら……俺がいなくなるから……お願いだから、やめてよ……」グスッ

女「は、はぁ!? ふざけんな! んなもん、認めねーぞ!? なんで男が」

男「二人が喧嘩してるのを見るのが嫌なんだよ!!!」

女「っ!?」

女妹「……お兄さん……」

男「なんでだよぉ……昔は三人で仲良くできてたじゃんか……なんで、俺なんて取り合うんだよぉ……!」ポタッポタッ

女「馬鹿野郎……。泣くなよ……」

女妹「…お姉ちゃん。お兄さんの幸せの為にどうすればいいか、分かる?」

女「…………わかんねーよ!! わかんねー! あたしといるのが男の幸せじゃねぇのかよ!?」

女妹「私は、分かったよ。お姉ちゃんが納得できるかは知らないけど、私は……お兄さんの為なら、我慢できる」

女「なんだよ、それ?」

女妹「……ッ!」ヨロ

男「女妹ちゃん……」

女妹「……男さん。私たちのために、なんでもする覚悟はありますか?」

男「なんでも……?」

女妹「はい。三人で仲良くするために、なんでも」

男「するよ……できる、できるから!」

女妹「なら……私たち二人とも、お嫁さんにしてくれますか?」

女「は……?」

男「え?」

女妹「どうですか? 私はお姉ちゃんと一緒なら、不満はありません。独り占めできないのは、嫌ですけど……でも、お兄さんにこれ以上泣いていてほしくないですから。お姉ちゃんも、大丈夫だよね?」

女「………………チッ! あぁ……しゃーねぇ、あたしはそれで手ぇ打ってやるよ」

男「分かった……言う通りにする! 二人とも、大切にする!」

女妹「ありがとうございます。……お姉ちゃん、お姉ちゃんがお兄さんを大切にしなかったら、許しませんから」

女「ハッ! あたしの台詞だそりゃ。……蹴ったところ、大丈夫か?」

女妹「ちょっと痛い……お姉ちゃん、お兄さんのことになると手がつけられなくなるんだもん……」

男「ごめん……俺、二人にそこまで想われてるなんて、思ってなくて……」

女「……あたしも、ごめん二人とも……男を手に入れる為に、なんでもしてきたんだ……あたしだって……」

女妹「……うん。私も、ごめんね二人とも」

男「(こうして、俺と女、そして女妹ちゃんは仲直りすることができた。色々とあったけれど……でも、これで良かったと思う。こんなにも俺のことを一途に想ってくれる二人と恋人になれたんだから)」

男「ただいま」

妹「おかえり、お兄ちゃん! ご飯……できてるよ?」

男「ご、ごめん……今日もあんまり食欲なくて」

妹「なんで?」

男「なんでって、ちょっと疲れてて」

妹「なんで? なんでなの? なんでお兄ちゃんは私のご飯食べてくれないの?」

男「い、妹?」

妹「いっつも食べてくれてたよね? そっか、お兄ちゃんも私のこと捨てるんだ。お母さんとお父さんみたいに」

男「何を言って」

妹「私のことなんてどうでもよくなったんでしょ? そうだよね、お兄ちゃんは私と違ってかっこよくて頭もよくて運動もできて、友達も多いんだよね」

男「妹」

妹「でも、私にはお兄ちゃんしかいないんだよ?」

グサッ!

男「ぁ……妹…………?」

妹「お兄ちゃんが悪いんだよ。お母さんが死んで、お父さんはずっと仕事してて。これからは二人で頑張るって、約束してくれたのに……」

男「………………ーーーー」

妹「お兄ちゃんが悪いんだ……お兄ちゃんが……!!!」

あなたは、約束をつい破ってしまったことはありますか?

あなたが大したことではない、と思っていても相手がどう考えてるかは分かりません。

簡単に約束をせず、それが果たしてしっかりと果たせる約束なのかどうか……しっかりと考えてください。

そうしないと……大変なことになるかも、知れません。




ボチャン!



くぅ疲

これにて終了でございます
約束はくれぐれも破らないようにしましょう
最悪、死にます

それではこれにて…………


多分続くけども

登場人物一新して続くよ

スレタイ詐欺になるのかな
まぁ良いや

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