俺「自分の記憶を甦らせてみる」(3)

あの野郎「おい俺君」

女1女2「フフ···」

俺「···」

今思うと、本当によくある安っぽい漫画か小説かなんかで出てくるような、すごく馬鹿げた光景だと思う
だけど子供の僕には十分、怖い怖い怖いっていう空間

あの野郎を中心に誰かしら三人が、いつも僕の前に立ちはだかってた
あの野郎の後ろに立つ女は毎回違った
見慣れた顔はあったけど、そいつらは普段もあの野郎と仲良かったんだろうか
下ばっか向いてたからよく分かんない

多分、クラス中の女はどいつもこいつも、一回はそいつの後ろに立ってた気がする
それで、女三人で際限無しに俺を罵倒してきた
毎日毎日毎日毎日、本当に毎日飽きもせずに

いろいろ言ってたけど、その中でよく覚えてるのはブスだとかいう、男への罵倒にはあまり似合わない言葉
その言葉のせいか俺は自分の顔に自信が持てず、今もマスクをして外に出るようにしている

ていうの誰か書いて
じゃあ俺、立て逃げして帰るから···

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