美希「あっづいのー」 (27)



春香「もう9月末だっていうのに嫌になっちゃうね」

千早「そうね。しかもこのタイミングでエアコンが故障するなんて……」

美希「なのー」

雪歩「ほんと暑いね真ちゃん」

真「そ、そうだね。暑いならちょっと離れない?」

美希「なのー」

響「うぎゃー!自分だけ扇風機にあたるなんてずるいぞ伊織!ちゃんとスイングにしてよ!」

伊織「うっさいわね!あんた沖縄出身でしょ?これくらい我慢しなさいよ!」

響「関係ないぞ!暑いものは暑いんだー!それに自分が暑がりだってみんな知ってることだろ!」

美希「なのー」

伊織「なんなのよ!さっきからなのなのなのなのうっさいわね!」 



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美希「なのー」

真「iPod」

美希「なのー」

真「東雲」

美希「なのー」

真「センチの上は?」

美希「なのー」

伊織「間違ってんじゃないの!」

真「ダメだ……完全になのを言うだけの機械になってる」




響「あれやろうよあれー、いつもやってる」

春香「涼しいものしりとり?」

雪歩「間違えるとタバスコ飲まされる……」

真「それどっかのヤミ金の可愛いものしりとりだよ」

春香「少しは気が紛れるかもしれないしやろっかー。じゃあ私からね!『かき氷』」

千早「『理不尽にも戦場に駆り出される少年たち』」

春香「……」

雪歩「『血で血を洗う戦いの連続いつしか彼らは心を無くし』」

春香「……」

真「『死にゆく仲間を見ても何も感じなくなった』」

春香「……」

響「『ただ死にたくないと引き金を引く彼らを他所に』」

春香「……」

伊織「『肉塊と見間違う程に肥えた権力者は別荘のバルコニーでパイプをふかす』」

春香「『す……スノーサーフ』」




千早「『腐敗しきった政治体制』」

雪歩「『いつも犠牲になるのは若者たち』」

真「『地球はこんなに美しいのに』」

響「『人間は何故争いを繰り返すのか』」

伊織「『悲しみの連鎖は止まることのない』」


春香「……重いよ!暗いよ!たしかに涼しくはなるけど!」



千早「もう、春香はわがままね」

春香「えっ、私がおかしいの?」

伊織「一人だけなんか違ったじゃない。団結はどうしたのよ団結は」

春香「いや、むしろあんなにスラスラと出てくる方が怖いよ。打ち合わせでもしてたの?」

千早「何言ってるのあなたも打ち合わせにいたじゃない。ほら」ペチーン

春香「それ私のリボン!朝から探してたんだよ!もう!つけさせてもらうからね!」ガキィン!

真「なんかロボットの合体音みたいなのしたんだけど……」

美希「なのー」



春香「もー、みんなのせいで余計に暑くなっちゃったよ」

千早「ふふっ……春香ったら」

春香「なに『仕方ないわね』みたいな顔してるの千早ちゃん。千早ちゃんにも責任あるんだからね」

響「うぅ……そんなことよりアイスが食べたいぞー」

伊織「あんたが買って来なさいよ」

響「いーやーだー、めんどくさいぞー。そうだっ!ハム蔵!」

伊織「やめなさい」ベシッ

雪歩「あのぉ……アイスなら一個だけ冷凍庫にあったような……」

ダッ! ガシッ!

千早「は、春香?どうしたのそんなに強く私の腕に抱きついて。後でいくらでも抱きつかせてあげるわ」

春香「え~今がいいなぁ~千早ちゃん。ほら、千早ちゃんもぎゅってして?」

伊織「このっ!離れなさいよ響!暑苦しいのよ!」

響「い、いいだろ~。伊織はおでこから放熱できるんだから」

伊織「できないわよっ!」




真(みんなが争ってる今がチャンスだ……アイスはボクのもの……)ソロー

ギュッ

真「ゆ、雪歩!」

雪歩「ダメだよ真ちゃん……抜けがけしちゃ」

真「は、離して雪歩!雪歩までアイスを狙ってるの!?」

雪歩「まさかぁ……アイスなんて私はどうでもいいよぉ」

真(ま……まさか!雪歩の狙いは最初から『こっち』!)

雪歩「もっともーっと強く抱きしめないと真ちゃん逃げちゃうもんね」ギューッ

真「ひっ……」




千早「離して春香!私は行かないといけない……のっ!」ブンッ

春香「うわあっ!」

伊織「このっ離れないなら私にも考えがあるわ!」コショコショ

響「あ、あははははは!くっ、くすぐったいぞ伊織ぃー!」

千早 伊織「今よ!」ダッ!

千早(きっとアイスはソフトクリームのはずっ……ソフトクリームっ!)

響「くそー!捕まえるぞ春香!」

春香「うん、響ちゃん!任せて!」

春香「あっ!やよい!おかえりー!」

伊織 千早「やよいっ!?(高槻さん!?)」

響「隙ありっ!」ガシッ!

伊織「謀ったわね春香!」ジタバタ

千早「が……我那覇さん///ダメよ、私には春香と高槻さんが!」ジタバタ

響「春香ー!行くんだっ!」

春香「で、でも響ちゃん!」

響「アイス……半分こして食べよっ!ねっ?」

春香「ひ……響ちゃん」ウルウル

春香(待っててね響ちゃん……今!今、アイスを持ってくるから!パ〇コでもガリ〇リ君でも……例えソフトクリームだったとしても!仲良く半分こして食べようね!)

春香「辿り着いたっ!」 


美希「んーっ!アイス美味しいの!」

春香「……えっ」




春香「また無駄に暑くなっちゃったよ……」

響「まさかとんだ伏兵がいるとはなー」

美希「zzz」

春香「しかも、もう寝てるし」

千早「争いは何も生まないわね。水瀬さん」

伊織「そうね千早。私もやっと悟ったわ」

千早「だから坊主に……」

伊織「ハゲてないわよっ!」

雪歩「うふふ……真ちゃぁん……」ギューッ

真(な、なんか段々あたまがぼーっとしてきた……)



ガチャッ

小鳥「みんなー、アイス買ってきたわよー」

全員「!?」

春香「小鳥さん!ありがとうございます!」

千早「よく見ると小鳥さんって美人ですよね。世の男性も放っておかないと思います」

響「よっ!永遠の17歳!」

伊織「さすが結婚適齢期を無駄に過ごす女ね!」

真「小鳥さん!ボクと結婚しましょう!」

雪歩「真ちゃん!?」

小鳥「なんか何個かすごいのがあったけれど……どういたしまして」




千早「やっぱり争うのはよくないわね」

響「そうだぞ!みんなで食べたほうがおいしいさー!」

伊織「例えアイスが1つしかなかったとしても、これからはみんなで分け合いましょう」

雪歩「他の人とじゃできないかもしれないけど……」

真「ボク達ならきっとできるよ!」

春香「そうだよ!だって私達!」

全員「仲間だもんね!」


小鳥「……あら?おかしいわね……ごめんなさい。1個買い忘れちゃったみた……い……」

伊織「ふんっ!」バチーン!

真「痛っ!何するんだ伊織!卑怯だぞ!」

千早「戦いに卑怯も何もないのよ真」

雪歩「伊織ちゃん……よくも真ちゃんをっ!」

響「うぎゃー!雪歩やめろ!スコップは死んじゃうぞー!」


春香「ははっ……仲間……だよね?」



おしりちん




涼しいのに何故か書いてしまった


最近書いたの↓

小鳥「千早ちゃんがネトゲにはまった?」
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P「アイドル達がガンダムのキャラだったら」
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響「画廊?秋葉原にそんなのあったのかー!」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52177904.html

千早「スマートフォンを買ったわ」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52177994.html

雪歩「やっぱり芋砂は楽しいですぅ」
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小鳥「疲れたわ……どこかで1杯やりたいわね」
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真「窓の外から誰かが見てる」
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春香「765プロ読書週間ですか?」
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P「アイドルのセキュリティをチェックする」(下品なノリのため閲覧注意)
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