曜「梨子ちゃんの制服...」 (21)

・百合描写
・微エロかも
・短編です

~~~

ー夕方・更衣室ー

曜「...よし、誰もいない」

曜(当然だけどね。私がそういう時間を見計らって来たんだから)

曜(何度もやめようと思った)

曜(けど、ダメだった)

曜(多分、麻薬ってこういうものなんだと思う)

曜(忘れようと思っても、こんなことダメだと分かっていても、一度覚えてしまった甘露な味は、私の理性を簡単に打ちのめしてしまった)

ガチャ

曜「いつも不用心だよ...。梨子ちゃん」


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曜(今日も鍵のかけられていない梨子ちゃんのロッカーの中、ハンガーに掛けられた私の目的のモノがあった)

曜「梨子ちゃんの制服...」

ギュ

曜「はぁ...梨子ちゃんの、匂い...」スゥ

曜(こうなってしまえば、罪悪感も警戒心も全て吹き飛んでしまう)

曜(だから、当然その時も、一番知られてはいけない相手に、私のこんな情けない姿を見られているなんてこと...)

梨子「曜、ちゃん...?」

曜(気づけるわけもなかった)

曜「えっ...」

梨子「それ、私の制服だよね? 何してるの...?」

曜「梨子...ちゃん...」

曜(な、なんで...? みんな練習中のはず。莉子ちゃんがここに戻ってくるなんて...)

梨子「答えて。曜ちゃん、なに、してるの?」

曜「そ、それは...」

曜(どうしよう。なんとか言い訳しなきゃ)

曜(いや、無理だ)

曜(練習を抜け出して、友達のロッカーから制服取り出して、抱きしめて顔埋めて匂いを嗅いでるなんてこの状況、どうやっても言い訳なんてできるわけない...)

曜「ごめん...」

梨子「謝って欲しいんじゃない。なにをしていたか、説明して?」

曜「あぅ...」

梨子「怒らないから、ね...?」

曜「り、梨子ちゃんの制服を、抱きしめて、匂いを...嗅いでました」

梨子「ふぅん...。どうして?」

曜「...好きだから、です」

梨子「...。それは、私のことが? それとも私の匂いだけが?」

曜「た、多分...どっちも」

梨子「そっか、そうなんだ...。ふふっ」




梨子「曜ちゃんの、変態」


曜「っ...」

梨子「曜ちゃんのこと、見損なっちゃったな...」

梨子「曜ちゃんって、もっと格好良くて、誠実で、頼りになる女の子だと思ってたのに」

梨子「みんなが一生懸命練習してる中、こんなことのために抜け出して、隠れて友達の制服の匂いを嗅いでるなんて...」

梨子「気持ち悪い」

曜「あ...ごめ、ごめんなさ...」グス

梨子「ふふ、泣いちゃった...」ゾクゾク



梨子「でも大丈夫。怒ってないよ」

曜「えっ...?」

梨子「私、気づいてたから。曜ちゃんが何かしてるの」

梨子「練習終わって戻ってきたら中の様子が微妙に違ってたことがあったし」

梨子「それくらいから曜ちゃんが私を見る目が、変わったのも感じてたし」

梨子「ダメだよ、そういうことする時は、もっと目立たないようにしないと」

曜「じゃ、じゃあ。なんで、なにも言わなかったの? ロッカーの鍵だって今日も開けっ放しで...!」

梨子「見たかったから」

曜「え...?」

梨子「私のために、隠れて悪い事しちゃう曜ちゃんを実際に見てみたかったの」

梨子「すごく、可愛かったよ?」クス

曜「...!?」ゾクゾク

梨子「だから...。私は怒ってない。むしろ曜ちゃんのこと、受け入れても良いよ?」

曜「う、受け入れるって?」

梨子「そうだな。そんな風に隠れてこそこそしなくても、合意の上で好きなだけ匂いを嗅がせてあげる」

曜「ほ、ほんと!?」

梨子「ふふっ、嬉しそうだね。曜ちゃん」

曜「あっ...」カァァ

梨子「うん、本当。だって私の目の届かないところで何かされるより、見えるところでされてる方が安心できるし...」

梨子「何よりもいつも格好良い曜ちゃんが、私の匂いでダメダメになっちゃう姿見るの、楽しそうだから」

曜「り、梨子ちゃん...」

梨子「ね、曜ちゃん?」

梨子「今夜、ウチに来ない?」

~~~

ー夜・梨子自宅ー

曜「ほ、本当に...いいの?」

梨子「うん。というか、いまさらダメって言ってもやめてくれないでしょ?」

曜「...そうかも」

梨子「ふふ、曜ちゃん可愛い。...おいで?」

曜「梨子ちゃんっ...!」ギュッ

梨子「んっ! もう、いきなりそんな力一杯...。逃げたりしないから、落ち着いて? ね?」ナデナデ

曜「んっ...すぅ...。はぁ...」スンスン

曜(すごい、これ...。制服だけの時と全然違う。梨子ちゃんの匂いだけじゃなくて、梨子ちゃんの体の柔らかさとか温かさとか、心臓の音まで感じる...)

曜「ふぁ...」トロン

梨子「ふふ、曜ちゃん、すごくだらしない顔しちゃってる、よ?」

曜「言わないで...」

梨子「そんなに良いの? 自分じゃわからないんだけど...。というか、汗くさくない...? 大丈夫かな...。一度お風呂入ってこようか?」

曜「ダメ!!!」

梨子「っ!?」ビクッ

曜「...このままが良い」スンスン

梨子「...もう、曜ちゃんの変態」クス

曜「梨子ちゃん...もっと」ギュウゥ

梨子「きゃっ! もう、曜ちゃん...んっ、どこに顔埋めてるの...?」

曜「だって...我慢しなくて良いんでしょ...?」

梨子「そうだけど...。幼馴染の家の隣なのに、大胆なんだね?」

曜「い、今、千歌ちゃんの話はやめてよ...」

梨子「どうして? やっぱり千歌ちゃんの方が好き?」

曜「ち、違うっ! 千歌ちゃんとは本当にただの幼馴染だよ。けど、今は...」

梨子「恥ずかしい?」

曜「うん...」

梨子「ふふ、今の曜ちゃん、本当に可愛い...」

梨子「私の部屋ってね、千歌ちゃんの部屋とすっごい近いんだよ?」

曜「っ!? だ、だからやめてって...!」

梨子「大きな声出したら、バレちゃうよ?」

曜「っ...梨子ちゃんの意地悪...!」

梨子「ふふ、反抗的、だね? そんなこと言ってたら、今すぐ大声出して千歌ちゃん呼んじゃうから」

曜「だ、ダメっ...!」

梨子「ふふっ」

曜(梨子ちゃんがこんなにSな子だなんて知らなかったよ...。少しだけでもやり返したいな。そうだ!)

曜「り、梨子ちゃんさ。私といるとに千歌ちゃん千歌ちゃんって...。もしかして嫉妬してるの?」

梨子「っ!!」

曜(ふふ、どうだ!)

梨子「っ...」カァァ

曜「あ、あれ...?」

曜「え、えっと...」

梨子「...嫉妬してたら悪いの?」

曜「いや別にそういうわけじゃ」

梨子「元はと言えば曜ちゃんが悪いんだよ。私と曜ちゃんと千歌ちゃん、3人でいるときも、じゃれて2人で抱きつきあったりして...」

曜「それは梨子ちゃんにしたら怒るかなって!」

梨子「怒るわけないでしょ? たまには私にだって抱き着いてくれたって...」

曜「...なら、これからは梨子ちゃんにも抱き着くようにする」

梨子「それもダメ。私にだけ抱き着くようにして」

曜「ふふ、もう。梨子ちゃんはヤキモチ焼きだね?」ナデナデ

梨子「変態に言われたくないっ」プイ

曜「言ったな? はいはい、どうせ私は梨子ちゃんの匂いが大好きな変態ですよ~だ!」

梨子「ね、ねえ...」

曜「ん...?」

梨子「その、好きな人の匂いって、そんなに良いものなの?」

曜「うん、最高」スンスン

梨子「よ、曜ちゃんが嫌じゃなければだけど...」

梨子「私も試してみて良い?」

~~~

ー次の日・浦の星女学院教室ー

千歌「あ、曜ちゃん、おはよ~♪」

曜「千歌ちゃん、おはよ...」

千歌「なんか曜ちゃん、疲れてる?」

曜「昨日その、あんまり眠れなくて...」

千歌「そうなの? 夜更かしはダメだよ?」

曜「うん、気をつける...」

梨子「曜ちゃん、千歌ちゃん、おはよう」

千歌「あ、梨子ちゃんおはよ!」

曜「!」ビクッ

曜「り、りこちゃ...おは」

ギュッ

千歌「へっ!?」

曜「り、梨子ちゃんっ!?」アセアセ

梨子「んんぅ♪」スンスン

千歌「う、うえぇ!? 曜ちゃんと梨子ちゃんはいつからそんな関係に!?」

曜「梨子ちゃん!? ダメ、今はダメだって! みんな見てるから! ね?」

梨子「...イヤ。今日の朝からたくさん我慢したんだから」ギュウゥ

曜(ああ、何でこんなことに...)

梨子「ふぁ...曜ちゃん、本当に良い匂い♪」



曜「だ、誰か助けてぇ~っ!!」



終わりです。

以前書いた作品

ルビィ「私、本当は『悪い子』なんです」
千歌「Aqoursのみんなにドッキリをするよ!」
ダイヤ「夕暮れ、千歌さんとふたり」
千歌「果南ちゃん、私たち、別れよっか」

ありがとうございました。

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