紗枝めし!【小早川紗枝とラーメン編】 (35)
モバマスSSです
紗枝はんとモバPが一緒に飯食うだけです
京都弁間違ってたらご容赦ください
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モバP「紗枝、この後飯でも食いに行くか?」
仕事終わって唐突にプロデューサーはんからのお誘い
なんや話でもあんねやろか?と少し勘ぐったけどそんなら車の中で話せばええだけやろし・・・
紗枝「どないしはったん?急に」
モバP「あぁいや・・・なんとなく紗枝と飯食いに行ったこと無いなぁって思ってな。俺も腹減ったしどうせならって・・
嫌か?」
紗枝「そんなことあらへんよ。ええよ、行こ」
まだどこ行くか知らへんけどプロデューサーはんの折角のお誘いやし一緒に食事・・・2人でって・・・
これ・・・でぇとってやつちゃうん!?
紗枝「お、美味しいの期待してますから・・・」
モバP「おう、任せとけ」
あかん・・・顔急に熱くなって・・・多分うち顔真っ赤やわ
~移動中~
紗枝「(結局気まずぅて何にも喋れんかった・・・)」
モバP「着いたぞー、紗枝?」
紗枝「な、なんでもあらへんよ・・・って・・・」
モバP「うん?どうした?」
あぁ・・・プロデューサーはんってこういうとこあったわ・・・
少し期待したうちが阿呆みたいやった・・・
紗枝「プロデューサーはん?」
モバP「ん?」
紗枝「女の子連れてくるのにラーメン屋さんはちょっとデリカシー無いんとちゃいます?」
モバP「え?そうか?未央とか連れて着たことあるけど喜んでたぞ?ここ旨いし」
これはいずれなんとかせななぁ・・・
もうちょっと乙女心というものを勉強させなあかんなぁ・・・
モバP「悪い、じゃあ今から別の場所に・・・」
紗枝「かまへんよ。うちが少し期待しただけやし・・・。美味しいんやろ?」
モバP「ああ!味は保証する」
紗枝「ほならはよ行こ」
~店内~
活気ええお兄さんが大きい声で叫んどるわ
そういえばこういうとこ入ったことあらへんなぁ
友達とワイワイ学校帰りにこういうとこ入るって少し憧れやったんよね
モバP「ほい、メニュー」
紗枝「おおきに」
ずらっと並んだメニュー・・・どれもこれも美味しそうやけど・・・
紗枝「おすすめはどれなん?」
モバP「そうだな・・・俺の一押しはこれだけど・・・」
”どろり濃厚とんこつラーメン”・・・ちょっとうちには重すぎへん?
紗枝「うちにはちょっと重たい気もするけど・・・」
モバP「だろうな。あっさり系だったらこっちだな」
プロデューサーはんが指差したのは”魚介塩ラーメン”・・・あ、これならうちも食べやすそう
紗枝「じゃあうちはこれで」
モバP「じゃあ店員呼ぶぞ。すいませーん」
そう言うて店員はん呼んで注文するんはええけど・・・
モバP「どろり濃厚とんこつラーメン1つと魚介塩ラーメン1つ・・・あとは紗枝何か食う?」
紗枝「うちはそれだけでかまへんよ」
モバP「じゃあチャーハン1つ、小海老の天ぷら1人前、麻婆豆腐1つ・・・以上で」
紗枝「頼みすぎちゃう?」
モバP「育ち盛りですから」
プロデューサーはん結構大柄やのにそれ以上育つ気ぃなん?
モバP「それにお前らプロデュースするとなると身体は資本だからな。ちゃんと食べておかないと力が出ないんだよ」
紗枝「それはほんまおおきに。でもバランスよぉ食べへんと逆に身体壊すんとちゃう?」
モバP「これは手厳しい」
そんな談笑をしつつお冷飲んでたらまずチャーハンが来たわ
紗枝「お先にどうぞ」
モバP「じゃあ遠慮なく」
美味しそうに食べとるなぁ・・・・・・・・
あかん、うちもお腹減っとるのに見とったら欲しぃなってもうた・・・
モバP「ん?」
紗枝「(ジー)」
モバP「食うか?」
紗枝「!?・・・い、いややわぁそんなはしたない真似できへんわぁ・・・」
目に出とったんかなぁ?
いややわぁ恥ずかしい・・・
モバP「遠慮すんなって・・・ほれ」
小皿に少し取り分けて出してくるのずるいわぁ・・・
ほんまこういうところは気ぃ利くんやさかい
紗枝「ほなちょっとだけよばれます」
ん・・・熱々のパラパラしたチャーハン・・・ネギとふんわりした卵とちょっと塩気の強めのベーコン?
せやけどそれがご飯に絡まって美味しい・・・
モバP「これにな、ちょっとだけ七味をかけるんだ」
紗枝「ほなうちも・・・」
ふー・・・ふー・・・
はふっ・・・もぐっ・・・あ、これあかんわぁ
ちょっとぴりっした刺激でどんどん食べられるわぁ
そこまで辛ぁなくて適度に食欲を刺激される・・・そんな感じやわ・・・
モバP「良い食べっぷりだな」
紗枝「!」
恥ずかしいわぁ・・・ちょっとはしたなかったやろか?
モバP「お、麻婆豆腐来たぞ」
あかんわぁ・・・チャーハン中途半端に食べてしもたから逆にお腹すいてもうた・・・
モバP「ほい、これ紗枝の分」
紗枝「ええのん?」
モバP「いらなかったか?」
紗枝「なんかうち食いしん坊みたいで嫌やわぁ・・・」
モバP「んなことないない。むしろ紗枝くらいの年齢で食わない方が俺は心配だ」
紗枝「ほんまに?」
モバP「ほんまほんま」
紗枝「せやったらよばれましょか」
ふー・・・ふー・・・ハフッ・・・
辛い・・・辛いんやけど・・・なんというかまろやかな辛さというか
上手く言葉にでけへんなぁ・・・さっきの七味チャーハンみたいな感じで美味しさのある辛さを濃くしたような
豆腐もちゅるんって濃厚で・・・湯豆腐で食べる豆腐とはまた違った味わいやなぁ
モバP「紗枝美味そうに食うよな」
紗枝「え?」
き、気づかへんかったけどもしかしてジーっと見られとった?
モバP「今度グルメリポートの仕事でも持って来ようか」
紗枝「ぷ、プロデューサーはん。プライベートで仕事のお話はあきまへんよ」
モバP「おぉ悪い悪い」
照れ隠しでそんなこと言ってたら残りの注文が来たなぁ
モバP「やっと自分のが来たって感じの顔してるぞ」
紗枝「・・・プロデューサーはんはいけずどす・・・」
モバP「悪い悪い」
するする・・・ちゅるん・・・
ほんまにあっさりとした味やなぁ
せやけど薄いわけとちゃう・・・お魚の旨み?みたいなのが出てて麺と塩味のすっきりした美味しさやわぁ
玉子も完熟でお汁が濁らへんようになってて・・・
モバP「夢中で食べてるとこ悪いけど着物汚さないようにな」
紗枝「ほんまやわ。汚してもうたらうち叱られてまうどすなぁ」
モバP「そんときは連れて来た俺も謝るから安心しろ」
紗枝「それは頼もしいどす」
次は小海老の天ぷらを抹茶塩に付けて・・・
ん~ぷりぷりの海老とふんわりとした衣にちょっと苦い抹茶が塩の甘さを引き立てて・・・
それが更に海老の甘さを感じさせて・・・うち今幸せやわぁ
モバP「これで・・・ほい」
紗枝「へ?」
モバP「ん?俺のラーメンも取り分けたが流石にもう食えんか?」
ん~・・・とんこつラーメンって濃いそうやしなぁ・・・
あぁでもええ香りやなぁ・・・食欲をそそるというのんかな?
紗枝「ほなせっかくやからよばれましょか♪」
明日からダイエットやなぁ・・・ふー・・・ふー・・・するする・・・
紗枝「!?」
ごっつぅ濃いなぁ・・・せやけど嫌やあらへん
トロトロのスープに旨みがぎょーさん入ってそれを一辺に口にする感じ
ちょこんと乗ったメンマが箸休めになってええわぁ・・・
一杯は無理やけど少量食べるんやったらうちはこっちのほうがええかもなぁ
するする・・・あ、こっちの濃い方食べた後やとあっさりの味がごっつぅあっさりしてるのが分かるわぁ
紗枝「ふ~・・・」
最後にお冷で口の中さっぱりさせて・・・美味しかったわぁ
紗枝「ご馳走様どす」
モバP「(意外と食ったなぁ・・・)」
紗枝「最初はアレや思たけどほんま美味しかったどす。また連れてきてぇや♪」
モバP「ははっ、そこまで喜んで貰ってよかったよ。さ、帰るぞ」
あれ?うち今次の約束もしてしもた?・・・あかん・・・顔熱いわぁ・・・
おしまい
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