スクールアイドルラジオ~第七夜~ (13)

にこ「にっこにっこに~どうも~矢澤にこで~す」

レオナ「はい、ラジオの前の皆さんこんにちはー、いや、オンエアされてる時はこんばんはーかな?という事でおはこんばんちは!スクールアイドルミュータントガールズの中で一番可愛いレオナで~す」

にこ「…えっと、レオナさん?初めまして…よね?」

レオナ「初めましてです。ミュータントガールズのレオナです。よろしく」

にこ「…よろしく」

レオナ「あ、ちなみにミュータントガールズはμ'sに負けましたけどぜーんぜん根に持っていません」

にこ「物凄く根に持っていそうなんだけど」

レオナ「まあ、細かい事は水に流して楽しく収録をしましょう!」

にこ「テンションが高いわね」

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レオナ「負けてるからね。テンション低くしたら物凄く負のオーラ出すよ?負のオーラでこの部屋を包みこむよ?」

にこ「いまいちキャラがつかめないわ」

レオナ「キャラとかじゃありません。」

にこ「あ、何か触れちゃいけない所に触れたみたい」

レオナ「キャラでね思ったんだけどね」

にこ「何かしら?」

レオナ「今スクールアイドルが人気なんだからアニメ化してさ、グッズ化して実写映画化すれば凄い儲かるんじゃないかな?」

にこ「アイドルのアニメは多分もうあるしスクールアイドルのグッズもいっぱい売ってるじゃない。実写化したらただのアイドルのドキュメンタリーよ」

レオナ「そうかな~。こち亀的展開を狙えると思ったんだけどね」

にこ「あのね、そんな事はラジオで話す内容じゃないわよ」

レオナ「じゃあ、どんな事を話せばいいの?」

にこ「だから…最近のスクールアイドル事情とか」

レオナ「最近のスクールアイドル中ではレオナが断トツで可愛いです!」

にこ「あんた…もう初対面だけどあんたって言うわ。あんたね、私も大概だけどあんた物凄いわね」

レオナ「なんか、にこちゃんの言ってる事を文字に書き起こしたらマツコ・デラックスみたい」

にこ「どこら辺が?」

レオナ「あんたとか言うところ」

にこ「結構な人口いると思うけど?」

にこ「本当にあんたは何がやりたいの?」

レオナ「やりたい事と言えば…玉の輿?」

にこ「最悪なの来た」

レオナ「その為にスクールアイドルやってます!イエーイ」

にこ「イエーイじゃないわよ。負けて当然よ」

レオナ「酷い。私以外は皆純粋なのに」

にこ「酷いのはあんたよ」

レオナ「いいの。私が悪者になればそれですむなら、私が犠牲になります」

にこ「なにちょっと好感度あげようとしてるのよ」

レオナ「嘘を吐いて好感度が上がるなら私はいくらでも嘘を吐きます」

にこ「いさぎいいわね」

レオナ「正直者がバカを見ない世の中にしましょう」

にこ「今、嘘を吐く発言をしたばっかりなのに」

レオナ「人の心は移り行く物です」

にこ「なに格好つけてるのよ」

レオナ「え?なに?レオナちゃん可愛い?レオナちゃん天才?レオナちゃん最強?」

にこ「最強って」

レオナ「イエーイ」

にこ「あんた…凄いわね」

レオナ「ねえ、名前で読んでよ」

にこ「なんかいや」

レオナ「まあ、レオナって本名じゃないけどね」

にこ「え?そうなの?」

レオナ「ミュータントタートルズのレオナルドから取った芸名です」

にこ「ミュータントタートルズって…あえて触れてなかったのに」

レオナ「因みに本名は山本富子」

にこ「…普通ね」

レオナ「むしろ地味でしょ?にこなんかに比べたら物凄く地味でしょ?」

にこ「いや、まあ」

レオナ「絶対に見下してるよね~。キラキラネームの人には絶対に地味な名前の人の気持ちなんか分からないよね~?」

にこ「どさくさに紛れてなに人の名前をキラキラネーム扱いしてるのよ」

レオナ「あら?気がつかなかった」

にこ「絶対嘘でしょ」

レオナ「うん。嘘です。嘘を吐きました。でも、絶対に謝りません」

にこ「うわ、最悪」

レオナ「私が嫌いな事は謝る事とお金を払うこと」

にこ「あんた本当にアイドルなの?」

レオナ「私みたいなアイドルがいてもいいと思う」

にこ「…そう」

レオナ「謝らない系アイドル」

にこ「どこに需要があるの?」

レオナ「それはもう謝罪会見の時とか」

にこ「会見を開くの前提なのね」

レオナ「この度は私の為に貴重なお時間を割いていただき実にありがとうございます」

にこ「急に謝罪会見に入った!?っていうかありがとうございますはおかしくない?」

レオナ「えー、私は先日不祥事を起こしてしまい沢山の人にご迷惑をお掛けしました」

にこ「謝罪の言葉は?」

レオナ「ありません」

にこ「悪いと思ってないのですか?」

レオナ「はい!」

にこ「では、何か一言」

レオナ「私のthirdシングルCD。来週発売です。ぜひ、買ってください」


にこ「…確かに謝らない系アイドルは凄いけど需要あるかしら?すぐに炎上するとおもうけど」

レオナ「まあ、実際に私はよく炎上するし」

にこ「そうなの!?」

レオナ「火のない所にはガソリンを巻きます!」

にこ「つける方?」

レオナ「yes」

にこ「…あんた今日でファンがいなくなるわよ?」

レオナ「こんな事でいなくなるファンなら私はいらない。私が欲しいのは忠誠心を持ったド…ファンです」

にこ「今、奴隷って言おうとしたわよね?」

レオナ「しりません」

にこ「したわよ」

レオナ「記憶にこざいません」

にこ「そんな政治家みたいな」

レオナ「まあ、実際に私は政治家に向いているとは思うけど」

にこ「まだ、出会って10分しか経ってないけどそれはないと思う」

レオナ「私が政治家になったあかつきには民衆から私に何かを献上することを義務づけます」

にこ「最悪のマニフェストね」

レオナ「お金がなければ家具を売って献上すればいい」

にこ「マリーアントワネットより最悪だ」

レオナ「パンがなければコックを呼びなさい」

にこ「最低よ。これ、ラジオよ?皆に嫌われるわよ?」

レオナ「大丈夫!私は一番怖いのは無関心」

にこ「まあ、そうだけど」

レオナ「でも、やっぱり人気が欲しいね。人気がないとアイドルは稼げないしね」

にこ「アイドル舐めんな」

レオナ「どうすれば人気が出ると思う?」

にこ「性格を改めればいいと思うわ…せっかく可愛いんだから」

レオナ「そう。私は可愛いの。だから、簡単に稼げると思ったんだけどね」

にこ「この人感情が剥き出し過ぎて怖いわ」

レオナ「どんどん卑猥な事を言っていくとかどうかしら?男の子に人気でるんじゃないの?」

にこ「そんなので人気になりたくないわよ」

レオナ「一旦曲に入ります。どんなときもずっと」



レオナ「いや~、いい曲だよね~」

にこ「でしょう?

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