【ガルパン】みほ「素直になる薬?」 (221)

百合注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473865919

杏「そーそ、なんでもサンダースの科学部が作成したらしくてね」

杏「量産に成功したらしいから、何個かくれるんだってさ」

みほ「3個ありますね…」

優花里「どういう意味での素直なんですか?」

杏「なんでもねー、自分の気持ちに正直になれるらしいよ」

華「それは、自分の想いを口にしてしまうということですか…!?」

杏「そうなるね」

杏「なんでも、ある女の子が愛する人に告白するための勇気を与えるために作られたものらしくてね」

杏「使ってみたところ見事に両想いで大成功、ラブラブなカップルが誕生したんだって」

華「ですが…ここ、女子校ですよ?」

杏「まぁタダでくれるっていうんだからもらっとけばいいじゃん…」

沙織「うーん…でも告白するなら薬とか無しで、ちゃんと勇気を持って行くべきじゃない?」

麻子「……気持ちは…わからなくもない…」

麻子「…どうしても…フラれるということが頭にちらつくからな…」

沙織「…?」

杏「で、この薬ほしい子居る?」

杏「一応副作用とかはないらしいよ…」

杏「もっとも、想い人がいなかったら飲んでもなんともないらしいけど」

沙織「恋愛限定ってことね」

みほ「…」

優花里「はいはーい!私!ほしいです!」

杏「いいけど、一個だけ条件があるからね!」

優花里「なんでしょうか?」

杏「……これを自分以外誰かに飲ませるということはしなーい「!」

優花里「ええ!?そんな~!」

杏「下手したら人間関係をグシャグシャにしちゃうからねー」

杏「渡せるのはこの場で飲めるって約束ができる子だけだよ…」

杏「まぁ後で取りに来てもいいから…そいじゃあねー」

放課後

麻子「……」

杏「…おや…どうしたんだい?」

麻子「例の薬の効果はどのくらい続くんだ?」

杏「……!」

杏「えっと……12時間だね…」

麻子「わかった、飲もう」

杏「へー、意外だったなぁ」

麻子「…悪いか」

杏「まぁとにかく飲んでみなよ、副作用もないし効果は抜群らしいから」

麻子「…」ゴクリッ

麻子「……!!」

麻子「……ありがとう…今なら…行けそうだ」

杏「…行ってきなよ」

麻子「…うん」

沙織「それじゃあねー」

華「はい!また明日」

みほ「ばいばーい」

沙織「…あれ?麻子」

麻子「……」

沙織「…どうかしたの」

麻子「……沙織…」

麻子「いつも…ありがとう…」

沙織「やだ…急に…どうしたの?」

麻子「毎日…私を起こして…面倒も…沢山見てくれて…」

麻子「まるで…お母さんみたい…」

沙織「麻子がそんなこと言うなんて…ちょっと恥ずか…」

ギュッ

麻子「…もっと…沙織に甘えても…いいか?」

沙織「ふぇえ!?」

麻子「…私は…沙織のことが好きだ…」

沙織「うん、私も好きだけど…」

麻子「意味が違う…」

麻子「友達とか…そうじゃなくて、一人の女の子として…沙織が好きなんだ…」

麻子「沙織と戦車道をしてから気づいたんだ……」

麻子「沙織と離れたくない…沙織と…ずっと一緒にいたい…」

麻子「それが…私の勝手なのも…わがままなのも…わかっている」

沙織「どうしたの…いつもの麻子らしくないよ…あっ」

沙織「もしかして…麻子…あの薬…」

麻子「あぁ…飲んだ」

麻子「そうしたら、ずっと、ずっと今まで言えなかったことが…言えるようになったんだ」

沙織「…どうして飲んだの?」

麻子「…沙織に拒絶されるのが…怖かったんだ…」

麻子「でも、いつかは言わないといけない……だから…そのきっかけに…」

沙織「……そうだったの…」

麻子(あぁ…この反応………ダメだったか…)

麻子「…沙織…幻滅したか?」

麻子「…こんな私を…嫌いに…」

沙織「……」ナデナデ

麻子「ぅ…」

沙織「そんなこと…言わないで…」

沙織「麻子がそんなに私のことを想ってくれていたなんて…私…すごく嬉しい」

麻子「……」

沙織「……いいよ」

麻子「…!」

麻子「…本当にいいのか?」

沙織「うん…ずっと昔から思ってたんだ、麻子が男の子だったら良いのになぁって」

沙織「だから麻子に告白された時…すっごく嬉しかったんだ~」

麻子「…色々と…大変だぞ」

沙織「大丈夫、私…彼氏に合わせるタイプだから」

麻子「女だぞ」

沙織「わかってるよ、ただ…これだけは約束して」



沙織「私のこと…絶対に幸せにして!」





沙織「私も、麻子のこと…絶対に幸せにするから!」

麻子「………!」

麻子「…わかった///」

沙織「あと、もう一つ…」

麻子「何だ…」

沙織「今度から…ちょっとだけでもいいから…素直になってね」

麻子「う…うん…」ガバッ

沙織「もー、本当に甘えん坊さんなんだね…///」ナデナデ…

麻子「う、うるさい…///」ギュウウッ

沙織「よしよし…」ナデナデ…

麻子「……///」

次の日のお昼休み

優花里「西住殿!見ましたか!今日の朝…」

華「ええ、私も見ました!沙織さんと麻子さんが手をつないで登校してるところ!」

優花里「あんなに誰かに甘えている冷泉殿を見るのは初めてです!」

みほ「校門でみどり子さんが校則違反よー!!ってすごく怒ってたね…」

優花里「今日のお昼休みも二人一緒で過ごしているみたいですし…」

華「……やっぱり…あの薬なんでしょうか?」

優花里「…どちらかが飲んで告白して…両想いになった…と」

みほ「………」

優花里「西住殿?」

みほ「ごめん…ちょっと用事を思い出しちゃった…」

みほ「次の授業、戦車道だったよね、ふたりとも倉庫で待ってて」

優花里「はーい!」

華「……みほさん…」

華「もしかして…」

杏「ん?どうしたの、西住ちゃん…?」

みほ「会長…お願いがあります…」

みほ「昨日のあの薬…私にも飲ませてください…」

杏「………いいよ」

みほ「ありがとうございます」

杏「…そっか、西住ちゃんにも告白したい人がいたんだね~」

みほ「……」

杏「…行ってきなよ…その好きな人の所に…」

みほ「……」

杏「ん?どうしたの、西住ちゃん」

杏「速く好きな人の所に行かないと…昼休み終わっちゃう…」

みほ「…私の好きな人は…」

杏「に、西住ちゃん…どうしてそんなに近づいて…!?」

……ドン!

みほ「今…私の目の前にいる人です…」

杏「………えっ」

とりあえずここまで
後半に続く

ちなみにこの薬に想いを変える効力とかは一切ないんで別の人に飲ませてもあまり意味がなかったりします
まぁ本心がわかりにくい娘にはすごく有効かもしれませんね…

サンダースで使ったのはアリサですね
たまには結ばれてもいいじゃないかということで…
後編は明日の夜くらいになりそうです もしかしたら大洗以外もいくつかやるかも

杏(か、壁ドンされてるっ…///)

みほ「私は…会長のことが…いえ、杏さんのことが……好きです」

杏「え、えっーと…どうして…なのかな??」

杏「私、西住ちゃんに嫌われるようなことしかしてないよね…」

杏「嫌だった戦車道を無理矢理やらせて…指揮とかも全部任せて…」

杏「そんな私を…どうして…」

みほ「確かに最初はあまりいい印象はありませんでした…ですけど」

みほ「あぁして会長が無理矢理参加させたことが…」

みほ「私が戦車道を楽しめるようになったきっかけになったんです」

みほ「それだけじゃあありません…」

みほ「あの準決勝で、廃校を守るために動いていた…そのことを知ってから…」

みほ「杏さんがあの時…無理をしてまで私を参加させようとした理由がわかって…」

みほ「…それからは…皆で来年も戦車道をやりたいから…それだけじゃなくて」

みほ「変われるきっかけを作った杏さんの思いを無駄にしたくないと思うようになって…」

みほ「決勝戦に勝った時…杏さんが抱き締めてくれた時…すごく嬉しくて…」

みほ「……そのときに…私は…杏さんが好きなんだと…気がついたんです」

杏「………西住ちゃん…」

みほ「何度でもいいます…私は…杏さんが好きです…大好きです」

杏「………」

杏「…そう…だったんだ…」

みほ「本当は…薬なしで言いたかったんですよ…」

みほ「けど、杏さんも薬を飲むつもりだったんですよね?」

杏「どうして…そう思うのかな?」

みほ「会長が飲む気がなかったら興味がないってすぐに私達に渡してたと思うんです」

みほ「わざわざ薬の管理がしたかったのは最後の1粒を…自分が飲み損ねたくなかったから…」

みほ「そうですよね?」

杏「……正解…」

杏「やっぱり、すごいね、西住ちゃん…」

杏「でもそれだと…西住ちゃんが飲む理由には…」

みほ「自分から告白したかったんです…」

みほ「もしかしたら…告白する前に…すべてが終わるかもしれなかったので…」

杏「………」

みほ「…杏さん…」

みほ「ごめんなさい!」パシッ…ガッ

杏「えっ……ぐむっ…んっ……///」ゴクリ

杏「もう…何するのさ…西住ちゃん、いきなり口を開けて…もしかして!」

みほ「返事を聞きたくて…杏さんもこれ…飲むつもりだったんですよね?」

杏「まぁ確かに…そうだけど…」

みほ「教えて下さい」

みほ「私の事…どう思ってますか…」

杏「………」

杏「……好き……///」

杏「……大好き…だよ…西住ちゃん…///」

みほ「……………!」ガバッ

………チュッ

杏「………!!!!!!」

みほ「えへへっ…キス…しちゃいました」

杏「…もう…西住ちゃん…」

みほ「……みほ…」

みほ「みほと…呼んでください」

杏「………みほ」

みほ「はい、なんでしょうか?」

杏「何で私に…薬を…」

みほ「杏さんの本心を知りたかったんです…」

みほ「誤魔化されたりするのは…嫌でしたから」

みほ「もし受け入れてもらっても、もしかしたら…心の奥ではどこか無理をしているかもしれないし…」

みほ「だから…今、こうして両想いだってわかって……あむっ」チュッ

杏「んっ…んんんっ…///」チュッ

杏(舌…絡まって…すごくいやらしい…)

杏(みほの顔…すごく近い)

杏(胸の高鳴りが…止まらない…)

みほ「…私…今…とっても幸せです…」

杏(あぁ、ダメだ…これ以上したら…私…止まらなくなる…)

杏(……でも)

杏「…私も…幸せだよ…みほ」

杏(我慢なんて…出来るわけがない)

みほ「私…杏さんと…もっと…もっと…キスしたいです」ギュッ

杏「うん……来て…」

みほ「…」

杏「……」




キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン


みほ「……!」

杏「……あっ///」

みほ「昼休み…終わってしまいましたね……」

杏「午後からは…戦車道だっけ?」

杏「…サボるわけにもいかないね」

みほ「……そう、ですね」

杏「あんまり…ここに長居したら、心配して来た河嶋辺りにみられるかもしれないし…」

みほ「……杏さん、薬の効果時間はどのくらいですか?」

杏「…12時間って書いてあった…」

みほ「なら…」

みほ「今夜…私の部屋に来てください…」

杏「…!」

みほ「…待っていますからね」

みほ「薬の効果は…今日だけなんですから」

みほ「素直で可愛い会長を…いっぱい見せてください」

杏「……うん」

みほ「それじゃあ…行きましょうか」ギュッ

杏「………」ギュッ

みほ「…愛していますよ、杏さん」

杏「うん、私も…愛してるよ、みほ」

おしまい

今日はここまで
大洗は以上になります
おまけで プラウダ 黒森峰 継続の三校はやろうとおもいます
ちなみにノンナとクラーラは飲みません これだけは先に言っておきます


薬の効果なんて実はなかったオチだったりして

先生!なんでノンナとクラーラは飲まないんですか?

>>56
クラーラ「そんなものなど」
ノンナ「必要ありません」
とのことです

プラウダの場合

ノンナ「カチューシャ様は引き継ぎの作業を行っている最中です」

クラーラ「…」

ノンナ「…クラーラ」

クラーラ「…えぇ」

ノンナ「決着を付けましょう」

クラーラ「ところで…薬の効果は確かに有効なのですか?」

ノンナ「諜報部によると大洗で何組かのカップルが誕生しているそうです」

ノンナ「おそらく間違いないでしょう」

クラーラ「…ノンナさん、どちらが選ばれても…」

ノンナ「えぇ、恨みっこなしですよ」

ノンナ「…カチューシャ様、お疲れ様です」

カチューシャ「このくらいどうってことないわ…」

ノンナ「ホットミルクを作りました…飲みますか」

カチューシャ「ありがとう、貰っておくわ」ゴクゴクッ…

ノンナ「……」

クラーラ「………」

カチューシャ「……」

カチューシャ「…何よアンタ達!私の顔に何かついてるっていうの!?」

ノンナ(ミルクが顔に残っているけど黙っておこう)

ノンナ「いえ…ところでカチューシャ様…」

ノンナ「最近…気になっている人とか…いらっしゃいますか?」

カチューシャ「………」

カチューシャ「……何よ急にそんな質問」

カチューシャ「…そうね…」

ノンナ(ドキドキ)

クラーラ(ドキドキ)

カチューシャ「………ニーナ…かしら…」

ノンナ・クラーラ「……!!?!???!???!?」

ノンナ「……えっと…カチューシャ様…どうして」ガタガタガタガタ…

カチューシャ「だって、このカチューシャ様の正式な後継者よ」

カチューシャ「あの子には才能があるわ…あなた達もよくわかっているでしょう?」

クラーラ「……え、えぇ」

カチューシャ「色々と甘いところはあるけど、きっと彼女ならプラウダを上手く導けるはずよ」

カチューシャ「まずは副隊長で経験を積ませるつもりだけど…ノンナはどう思う?」

ノンナ「……え、えぇ、それでよろしいと思います」ガクガクガク…

クラーラ「…どういうことですか!同志ノンナ!」(ロシア語)

クラーラ「薬が効かなかった可能性はあるのですか!?」(ロシア語)

ノンナ「その可能性は低いと思われま……っ!」(ロシア語)

ノンナ(まさか…!)

ノンナ「最悪の事態です…同志クラーラ…」(ロシア語)

ノンナ「おそらく…カチューシャ様は…」(ロシア語)

カチューシャ「ノンナ!クラーラ!日本語で話しさないよ!」

ノンナ「恋心そのものを…抱いていない」(ロシア語)

クラーラ「!?」

ノンナ「……」

ノンナ(…今さっきの質問におそらくカチューシャ様は素の態度で応えていた)

ノンナ(あの薬は恋愛感情がないと発動しない…)

ノンナ(つまり…カチューシャ様は…)

ノンナ(………あぁ、カチューシャ様…)

ノンナ(まだ…告白もしていないのに…)

カチューシャ「ノンナ、どうしたのよ?」

ノンナ「…カチューシャ様?」

カチューシャ「なんでも相談にのるわよ」

ノンナ「…」

ノンナ(それが出来れば…苦労はしないのに…)

カチューシャ「ほら…これ…飲みなさい」

ノンナ「…ありがとう…ございます」

カチューシャ「……落ち着いた?」

ノンナ「……はい」

カチューシャ「…じゃあ、聞かせてもらおうかしら」

ノンナ「…はい?」

カチューシャ「何で…私に素直になるって噂のあの薬を飲ませたの?」

ノンナ「……!?」

ノンナ「…な、なぜカチューシャ様が薬のことを!?」

カチューシャ「薬の話はダージリンから聞いていたわ」

ノンナ「………」

ノンナ「カチューシャ様のお気持ちが知りたくて…」

カチューシャ「まぁ、飲ませるってことは…そういうことよね」

カチューシャ「ノンナとクラーラは私が誰を好きなのか…知りたかったのよね?」

ノンナ「…はい」

カチューシャ「…危ないところだったわ」

ノンナ「…どういうこと…でしょうか?」

カチューシャ「ノンナ…あなた…質問が悪かったわね」

カチューシャ「もし…あなたの好きな人は?と聞いていたら…」

カチューシャ「私は答えを出していただろうから…」

ノンナ「……」

カチューシャ「…ところで…ノンナ……」

カチューシャ「あなたの…好きな人は?」

ノンナ「………!」

ノンナ「まさか…カチューシャ様…私に薬を…」

カチューシャ「速く答えなさい、答えないとしゅくせーだから」

ノンナ「……」

ノンナ「……私が……好きな人は…」


ノンナ「偉大なるカチューシャ様をおいて他にはいません!」

カチューシャ「…そう」

チュッ

ノンナ「!!!!」

カチューシャ「はぁ、背がもうちょっとあったら…唇を奪っていたのに…」

ノンナ「………カチューシャ…様…」

カチューシャ「私も…ノンナのことを…」




カチューシャ「…愛しているわ」


カチューシャ「約束しなさい!大学も…いえ、これからもずっと一緒よ!」

ノンナ(私の生涯に一片の悔い無し!!!!!)

カチューシャ「……ノンナ」

ノンナ「…………」

カチューシャ「………ノンナ?」
…………
カチューシャ「ノンナ!目を覚ましなさい!」

カチューシャ(あぁ、もう!薬を飲ませたと思い込ませてうまく告白させたのに…)

カチューシャ(これじゃあ台無しじゃない!)

カチューシャ「立ったまま気を失うとかどっかのロボ超人じゃないんだから!」

カチューシャ「しっかりしなさいよ!ノンナアアアアアア!!!」

プラウダ編おしまい
クラーラと優花里殿はうん…その……なんというか…ごめんなさい

>>52
そのオチも考えたんですけどボツにしました
残りの継続と黒森峰書いたら終わりにしようと思います
多分投下できて翌日になると思います

書いてる最中に思い浮かんだ組み合わせを1つ投下します(IFルート)
それから一つ聞きたいのですがここですけべな展開やるならどれくらいまでならセーフなんです?

無口なうさぎさんの場合

杏「ん?どうしたの丸山ちゃん」

紗希「………」チョンチョン

杏「…あー、あの薬ね…」

杏「丸山ちゃん……飲みたいんだ」

紗希「……」コクリ

杏「いいよ~、はい、どうぞ、あ、悪いけどここで飲んでね」

紗希「……」ゴクリ

紗希「………ありがとう」ボソッ

紗希「……行ってくる」

杏「行ってらっしゃい」

杏「……あの娘の声…初めて聞いたかも…」

みほ「…あっ、紗希ちゃん、どうかしたの?」

紗希「……」

ギュッ

紗希「………たいちょう…」

みほ「どうしたの?腕を握って……」

みほ(腕が…震えてる…?)

みほ「…紗希…ちゃん…?」

紗希「…………わたし…すき」



紗希「……隊長のこと…すき…」


紗希「…だっこ…して……」

みほ「だっこ…?えっと、こう…かな」

紗希「……///」

みほ「大丈夫!顔真っ赤だよ!」

紗希「……大丈夫…」

紗希「…………隊長は…紗希のこと…すき……?」

みほ「えっ…うーん…」

紗希「……もしかして…紗季のこと…きらい?」ポロポロ…

みほ「あぁ!泣かないで…」

みほ「ええと、うーん…」

みほ「まだ私…紗希ちゃんのこと私全然わからないし…知らないんだ」

みほ「だから…お友達から始めよう!今度、一緒にボコミュージアムに行かない?」

紗希「……うん!」

紗希「………隊長…」

みほ「どうしたの…?」

紗希「隊長のこと……名前で呼んで……いい?」

みほ「うん、いいよ」

紗希「……みほ、さん……」

紗希「………大…好き……///」

ギュッ

とりあえずここまで
あるSSの紗希ちゃんに触発されて書いてみました
ABCのBくらいまでならオーケーですかね?とりあえずそんな生々しい描写はしないようにします

聖グロリアーナの場合

ダージリン「素直に想いを伝えるようになる薬…?」

アッサム「ええ、なんでもサンダースが制作したそうです」

ダージリン「で…量産したのを私達に…」

アッサム「どうしましょう?」

ダージリン「興味ないわね」

ダージリン「適当に欲しい人に差し上げなさい」

ダージリン「それよりも…」

ダージリン「明日のことは…大丈夫なのかしら?」

アッサム「えぇ、ダージリン様の…」

ダージリン「…それはあくまでついでよ」

ダージリン「明日が…」

ダージリン「私達の引退式なのですから」

オレンジペコ「………」

アッサム「オレンジペコ…」

オレンジペコ「アッサム様…」

アッサム「明日が…彼女が…ダージリンが…この学校で戦車道を行う最後の日になります」

アッサム「グロリアーナの風習では戦車道を引退された部員は卒業前に即座にOG会の寮に移動します」

アッサム「会える機会も…かなり減ることでしょう」

オレンジペコ「………はい、知っています」

アッサム「このまま、終わってもいいのですか?」

オレンジペコ「……」

アッサム「…あなたに…これを…差し上げます」

オレンジペコ「これは…一体…」

アッサム「あなたに…勇気を与えてくださる不思議なお薬です…」

アッサム「あなたが…想いを伝える覚悟があるなら」

アッサム「きっと…役に立ってくれるはずです…」

オレンジペコ「……」

アッサム「…それでは…健闘を祈っていますよ…」

翌日 引退式後のパーティ

ローズヒップ「ダージリン様!お誕生日おめでとうございま~す!!」

ダージリン「ありがとう、ローズヒップ」

ダージリン「……それにしても…」

ローズヒップ「ダージリン様、どうしたのでございますの?」

ダージリン「…いえ、なんでもないわ」

ダージリン(オレンジペコがいない…)

ダージリン(引退式には…確かにいたのに)

ダージリン(少し気になるわね)

ダージリン「………」

ローズヒップ「ダージリン様?」

ダージリン(まぁ…そのうち来るでしょう…)

ダージリン「……」

ダージリン(オレンジペコ…どうかしたのかしら)

ダージリン(もしかして…)

ダージリン(私のことを本当は嫌っていて…会いたくないとか…)

ダージリン「……」

ダージリン(せっかくの…誕生日だというのに…)

ダージリン「最後に…あの部屋に行きますか…」

ダージリン(いつもオレンジペコ達と一緒に紅茶を飲んでいた…あの部屋にも…)

ダージリン(もう行くことはないのでしょうから…)

ガチャッ…

オレンジペコ「…ZZZZZ」

ダージリン「!?」

ダージリン「オ、オレンジペコ!?」

オレンジペコ「………ふにゃっ?」

ダージリン「っ!?」

ダージリン(寝起きの半目のオレンジペコ…か…かわいい)

ダージリン「どうしたのこんなところで…?」

オレンジペコ「…ダージリン…様?」

ダージリン「そんなところで寝ていては、風を引いてしまいますわよ」

オレンジペコ「お気遣い…ありがとうございます……あ!」

オレンジペコ「…ダージリン様…その…今…何時ですか?」

ダージリン「……23時52分よ…」

オレンジペコ「え!?それじゃあお誕生日パーティは…」

ダージリン「えぇ、もう終わったわ」

オレンジペコ「そんな…」

ダージリン「まさか…引退式が終わってからずっとここで…?」

オレンジペコ「はい…」

ダージリン「正直に話しなさい…何があったの?」

オレンジペコ「その…昨日あまり眠れなくて」ポロポロ…

ダージリン「……どうして…眠れなかったのかしら?」

オレンジペコ「それは…その…」

ダージリン「…いいなさい」

オレンジペコ「…ダージリン様と離れたくなかったからです!」

ダージリン「………それで、どうしてここに?」

オレンジペコ「引退式が終わった後…ダージリン様に…その…」

オレンジペコ「あることを伝えようと思って…」

オレンジペコ「…勇気が欲しくて…その…ある薬を飲んだんです…」

ダージリン「薬…?」

オレンジペコ「…あっ///」

ダージリン「そう…なるほど…事情はよくわかったわ…」

ダージリン「…それじゃあ…」

ダージリン「あなたに…罰を与えましょうか」

オレンジペコ「えっ…罰…ですか…」

ダージリン「…」ゾクッ

ダージリン(あぁ…そういえば…私がオレンジペコにこうして怒ったことは一度もなかったわね)

ダージリン(…オレンジペコの怯えた表情…)

ダージリン(すごく…いい…ゾクゾクするわ)

ダージリン「……ええ、今回の件、とても許せるものではないわ…」

オレンジペコ「どうして…」

ダージリン「お黙りなさい」

ダージリン(せっかくの弱みですもの…全力で付け込まないとね)

ダージリン「私のお人形になりなさい…」

オレンジペコ「お人形…ですか?」

ダージリン「ええ、今から0時になるまで…あなたは私のお人形になるの」

オレンジペコ「…わかりました」カタカタ…

ダージリン(震えてる…)

ダージリン(何をされるのか…まだ把握できなくて…怖がっているのかしら)

ダージリン「今からちょうど5分…このスマートフォンのブザーが鳴るまでよ」

ダージリン「それじゃあ…おっと、その前に一つ」

ダージリン「…こんな言葉を知っているかしら」ガッ

ドサッ

オレンジペコ「…ダージリン様!?」




ダージリン「I LOVE YOU」


オレンジペコ「ダージリン様!?」

オレンジペコ(いきなりこんな…おしたおされて…)

オレンジペコ「ど、どういうことですか///」

ダージリン「言葉通りの意味だけど…それとオレンジペコ?」

オレンジペコ「はい…」

ダージリン「今のあなたはお人形…」

ダージリン「喋ってもいけないし可愛らしいリアクションを取っても行けないの…」

ダージリン「それが…あなたの受けるべき…罰」ペロッ

オレンジペコ「ひゃあああっ!?」

ダージリン「…我慢しなさい」

オレンジペコ(む…無理です…ダージリン様…)

オレンジペコ(何が何だか…わからないんですから…///)

オレンジペコ(いきなり…押し倒されて…首筋を舐められて…)

ダージリン「オレンジペコの体…すごく柔らかい…」

オレンジペコ「ひぐっ」

オレンジペコ(色んな所…触られて…お尻の…方まで///)

ダージリン「動くのもダメよ…じっとしなさい…///」

ダージリン(あぁ、いい…すごくいい)

………………
ダージリン「……」

オレンジペコ「……ぐっ……んっ///」

ダージリン(さすがに慣れてきたようね…でも…)

オレンジペコ「んっ…あぅ……ひゃ///」

ダージリン(あぁ、懸命に快楽耐えている姿もまた素敵…///)

ダージリン(それじゃあ…そろそろ…)

ダージリン(女の子の弱い所を…)

オレンジペコ「……!」

ダージリン(いじりましょうか…)ツンツン…

クチュッ…

オレンジペコ「ッーーー!!!」

ダージリン(あらあら、指で軽くなぞっただけなのに…)

オレンジペコ「ひゃっ!?ダージリン様…何を…ひて…」

ダージリン(それにこんなに濡れているなんて…かわいい)

ダージリン(胸の方も…)もみっ

オレンジペコ「…あああっ///」

ダージリン「…」ゾクリッ

ダージリン「オレンジペコ、声を上げないの……///」

オレンジペコ「む、むりですよぃ…んっ///」

オレンジペコ「ダージリンさまぁ…こんなの…ずるいです…///」

オレンジペコ「ダメです…これ……気持ちよすぎて…ダメなんですぅ…!」

ダージリン「はむっ…」

オレンジペコ「ひうぅっ、みみ…噛まないでください…」

オレンジペコ(あぁ、ダメ…このままだと…わたし…)

オレンジペコ(達してしまう…ダージリン様の責めに…)

ダージリン「指…中に入れるわ…」

オレンジペコ(でも…)

オレンジペコ「………」コクリ…

オレンジペコ(ダージリン様にされるの…気持ち……い)

ピピピピ…ピピピピ…

ダージリン「あら……終わりましたね」

ダージリン「……オレンジペコ、もういいわ」

オレンジペコ「……はぁ…はぁっ…///」

ダージリン「さて…次の罰ね…」

オレンジペコ「ま…まだあるんですか…?」

ダージリン「えぇ…その前に一つ聞きたいことがあるわ」

ダージリン「私のことは…好き?」

オレンジペコ「……好き…です」

オレンジペコ「私は…ダージリン様のことを…愛しています…」

ダージリン「そう、私もオレンジペコを愛しているわ」

チュッ…

オレンジペコ「…!」

ダージリン「次のあなたへの罰…それは…」

ダージリン「……………」

オレンジペコ「…………!」

ダージリン「来なさい…オレンジペコ」

ダージリン「…夜は長いわよ…」

オレンジペコ「……はい…それと…ダージリン様…」

オレンジペコ「お誕生日…おめでとうございます」

チュッ

おしまい

今日はここまで
ダージリン様は絶対にドSだと思います
唐突ですけどアフター安価
今までの組み合わせで続きがみたいって言う組み合わせを>>125で募集します(紗希みほも含めて)
エロも軽くはやるかもしれませんが主にデートになります
アフター候補に継続と黒森峰がいないのは多分書けなくなるからです…申し訳ない…

さきみほ

了解でっす
残り2校終わったら書いていきます…
次回はまほエリの予定です

お待たせしました まずはみほエリ投下します

あ、もちろん杏みほやみほ紗希とつながらない別ルートだと思ってくださいね

エリみほの場合

まほ「素直になる薬?」

ケイ「そう、あなた達の所にも1個渡しておいたわ」

まほ「……そうか」

ケイ「使用方法とか発動する条件とか…色々と書いてあるのは読んだ?」

まほ「あぁ…」

ケイ「じゃあ使ってみるといいわ!上手くいくかはわからないけど!」

まほ「……わかった、切るぞ」

ケイ「ハーイ」

まほ「………」

エリカ「隊長、用件とは一体…何でしょうか?」

まほ「……」

エリカ「隊長?」

まほ「エリカ…お前…」

まほ「好きな人はいるか?」

エリカ「はいっ…!??」

まほ「質問に答えろ」

まほ「いるのか…いないのか?」

エリカ「それは…その…///」

まほ「…いるんだな…」

エリカ「私…まだ何も言ってないですよ!?」

まほ「その態度を見ればわかる」

まほ「では、その人に告白はしたのか?」

エリカ「ええ!?い、いえ、まだしていません…」

まほ「そうか………ちなみに」

まほ「その……好きな人は…どこに居るんだ?」

エリカ「えっと…その…」

エリカ「大洗に居ます」

まほ「………………そう、か」

エリカ(隊長…なんでこんなことを…///)

まほ「なら、お前にこれをやろう」

エリカ「……」

まほ「サンダースが作った想いを伝えるのを手助けする薬だそうだ」

まほ「私は恋愛事はあまり興味がなくてな…」

エリカ「はぁ…で、でも…」

まほ「行け…絶対に…その方がいい」

まほ「…ヘリの使用許可は下ろしてある」

まほ「好きに使ってくれ…」

エリカ「………わかりました」

エリカ「………わかりました」

エリカ「隊長…ありがとうございます…」

まほ「…幸運を祈っているぞ…それと…」

まほ「今はお前が隊長だろ?」

エリカ「……今でも、私にとってはあなたが黒森峰の隊長です」

エリカ「私なんて…まだまだですから…」

エリカ「失礼します…」ガチャ

まほ「…行ったか」

まほ「…」グッ

まほ「…これでいい…」

まほ「これで…いいんだ」

エリカ「で…勢いに乗せられて大洗まで来たけど…」

エリカ「私…どうすれば…」
…………
みほ「逸見さん」

みほ「逸見さん…」

みほ「エリカさん」

みほ「エリカさん!!」

みほ「エリカ…さん?」

みほ「エリ…逸見…さん」
…………
エリカ「っ!?」

エリカ「……そうよね…そう…なのよね…」

エリカ(…あの娘は私の欲しかった物を全て持っていた)

エリカ(戦車道の才能も実力も地位も隊長の信頼も…)

エリカ(私は…どうしても…あの娘に勝ちたかった)

エリカ「そして…」

エリカ(あの娘を追いかけているうちに…いつの間にか…あの娘と仲良くなっていた)

エリカ(……あの娘は…おっちょこちょいで引っ込み思案で…全然頼りないのに)

エリカ(戦車に乗った途端にすごく頼もしくなって…格好良くて)

エリカ(そして…何よりも……)

エリカ(……誰よりも優しかった)

エリカ(あの娘と一緒にいると…毎日が…すごく楽しかった)

エリカ(だけど…あの娘は…黒森峰からいなくなった)

エリカ(そして…あの娘がいなくなったことで…今までずっと欲しかった物を手に入れることができた)

エリカ(けれども…なぜか…全然嬉しくなかった)

エリカ(そして…あの日…)

エリカ(あの娘が笑顔で知らない子達と一緒にいたのを見て…すごく胸が苦しくなって…)

エリカ(私は彼女と…その友人たちにひどいことを言ってしまった…)

エリカ(そしてその時…私が…彼女の友人達に嫉妬していたことに気がついた)

エリカ(嫉妬?…どうして?…どうして……!?)

………その時、私は初めて気がついた

エリカ「私はあの娘が…西住みほが…」

エリカ「…好きなんだ…」

Prrrrrrr

エリカ「メール…隊長から…」

エリカ「これは…あの娘の家の住所…でいいのかしら?」

エリカ「……隊長…」

エリカ「本当に…ありがとうございます…」
……………
エリカ「……ここね」

エリカ(今の時刻は21時半……部屋の電気はまだついている)

エリカ(きっと、インターホンを鳴らせば、彼女が出て来る…)

エリカ(まず間違いなく驚くでしょうね…)

エリカ(黒森峰と大洗が同じ場所に寄港しているわけでもないのに…私がここにいるんですもの…)

エリカ(……………)

エリカ(多分…私の想いは…拒絶されるだろう)

エリカ(いや、拒絶されなければならない)

エリカ(自分の想いにすら失ってからでしか気づけないバカな私を…あの娘が愛してくれるわけがない)

エリカ(…もう、彼女には関わらないように…彼女との関係を終わらせるために)

エリカ(……この想いを告げて…無様に散ろう)

エリカ(自分の想いを否定されるのは…とても…怖い…けれど!)

エリカ(ここまで来たんだ…やるしかない!)

エリカ「……」ゴクリッ

エリカ(こんな薬が効くかはわからない…けれど彼女に全てが話せるなら…何だっていい!)
……………

………ピーンポーン

…………………

みほ「はい…どちら様……え?!」

エリカ「……こんばんは」

みほ「エリ…逸見さん…どうして、ここに?」

エリカ「…」

エリカ「…あなたに…伝えたいことがいくつかあるの」

エリカ「聞いてちょうだい…」

みほ「……はい…」

エリカ「まずは…謝らせて…」

エリカ「ごめんなさい」

みほ「え?」

エリカ「戦車喫茶でも、全国大会の決勝でも…大学選抜戦での会議でも…」

エリカ「いえ、今まで…あなたと関わった時間すべてね…」

エリカ「あなたにいつも辛い態度であたってしまったこと……」

エリカ「本当に…ごめんなさい」

みほ「そんな!別に気にしてなんかいません!」

エリカ(…えぇ、そう言うと思ったわ…)

エリカ(…あなたは優しいから…すぐにわかったわ)

みほ「……」

エリカ「…私はあなたに嫉妬していた」

エリカ「実力、才能、信頼…あなたのすべてが羨ましかった、あなたの持っていた物を全て欲しかった」

みほ「………」

エリカ「中学校になってからすぐにあなたの地位を奪い取ろうと思ったわ、もちろん、実力でね」

エリカ「だからあなたに辛い態度であたってた…」

エリカ「あの時の私はただの目標として…言い方を悪くすれば…敵としてしか思ってなかったから…」

エリカ「……自分の本当の気持ちにも気が付かずに…」

みほ「自分の…気持ち?」

エリカ「…それに気がついたのは…全てを失ったあとだった」

みほ「……?」

エリカ「訳がわからないようね…じゃあはっきりと言うわ…」

エリカ「……私は」



エリカ「あなたが好き」


みほ「……え?」

エリカ「おかしいと思うわよね?」

エリカ「…けれど、それが事実なのよ」

エリカ「…もう一度言うわ…」

エリカ「私は…あなたが好き」

エリカ「あなたの笑顔が好き、おっちょこちょいなところも、戦車に乗らないとダメダメなところも」

エリカ「戦車に乗ったときのきりっとした表情が好き、格好良く指揮するところも好き…そして」

エリカ「あなたのお人好しなところが…大好き」

エリカ「あなたの…全てが…好き」

みほ「…………逸見さん…」

エリカ「隊長の隣に立つ、つまり、あなたを超えるという目標が…」

エリカ「いつの間にか…あなたと並びたい…あなたと一緒にいたい…」

エリカ「そんな風に変わっていていたことに…気がついたの」

エリカ「あなたと一緒に強くなりたかった、あなたと一緒に勝ちたかった、あなたと一緒に…笑いあっていたかった」

エリカ「けれど、そのことに気がついたときには、もうあなたは大洗に行ってしまった」

エリカ「お笑いよね、自分の気持ちに気がついた時には、もう全てが手遅れだったのだから」

みほ「……」

エリカ「あなたがいなくなって…残ったのは大きく膨れ上がっただけの想いと」

エリカ「それよりも遥かに大きい…あまりに大きい……後悔だけ」

エリカ「……」

エリカ「あなたがいなくなってからも…私はあなたのことを考えていた」

エリカ「決死の思いで掴んだはずの地位も名誉も強さも…あなたがいないとただ、虚しいだけだった」

エリカ「結局、あなたを超えるどころか…隣に立つことすらできなかったのだからね」

エリカ「そして…戦車喫茶で貴方を見た時…楽しそうに話しているあなたを見て……」

エリカ「私は…あなたにひどいことを言ってしまった」

みほ「……」

エリカ「話は…以上よ」

エリカ(あぁ、これで全部…言ってしまった)

エリカ(きっと…彼女は…)

エリカ「こんな私を……笑いたければ…笑いなさい」

エリカ「拒絶するなら…拒絶しなさい」

みほ「………」

エリカ「どうしたの?」

エリカ「速く笑いなさいよ!」

みほ「……笑いません」

エリカ「じゃあ、私の事…拒絶しなさいよ!」

エリカ「私の事…嫌いって…速く言いなさいよ!」

みほ「…拒絶もしません!」

エリカ「どうしてよ!こんな私のことなんて…大嫌いに決まって…」

みほ「……」ギュッ

エリカ「ッーーー!」

みほ「そんなに…自分のことを…責めないでください…!」

みほ「自分のことを…嫌わないでください…!」

エリカ「……どうして…」

エリカ「…どうして…!?」

みほ「…私、嬉しいんです!」

みほ「逸見さんが…私のことを…そこまで想ってくれたことが…すごく嬉しいんです!」

エリカ「…でも、私はあなたに…何も…」

みほ「……いいんです、それでも…」

みほ「……逸見さん…」

エリカ「やめなさい…やめなさいよ!」

エリカ「それ以上…抱き締めないで!速く離れて!でないと…私…」

みほ「嫌です!絶対に離しません!」

エリカ「離してよ!」

みほ「嫌です!」

みほ「今の逸見さんは自分の気持ちも、想いも!」

みほ「全部投げ捨てて無理矢理終わろうとしています!」

みほ「私が今ここで離したら、きっともう逸見さんとは二度と会えない、二度と話すことも出来ない!」

みほ「そんなのは…絶対に嫌なんです!」

みほ「私は…もっと逸見さんと仲良くなりたいんです!」

エリカ「……どれだけ、お人好しなのよ…あなたは!」

みほ「…お人好しなだけじゃありません!」

エリカ「じゃあ…なぜ!?どうして?!」

チュッ…

みほ「………!」

エリカ「……!」

エリカ「…何…やってるのよ!!!!」

みほ「私も…あなたのことが…逸見さんのことが…」




みほ「大好きなんです!」



エリカ「…………」

エリカ「………」

エリカ「……」

エリカ「………嘘よ」

エリカ「嘘に決まっているわ!そんな…こと…あるわけが…!」

みほ「本当です!」

みほ「私は逸見さんの…」

みほ「いえ、エリカさんのことが…大好きなんです!」

エリカ「………!!!!」

エリカ「……どうしてよ!」

エリカ「どうして…私のことなんかが好きなのよ!」

みほ「……エリカさんは…」

みほ「どんな状況でもめげずに誰よりも努力していて……///」

みほ「誰よりも上に行ってやるって感じの気迫がすごくて…///」

みほ「それは…中学の時も高校のときも」

みほ「ずっとずっと…どんな状況でも…どんなことがあっても…変わらないままで…」

みほ「…私なんかよりも…すごく強くて…私には絶対に…真似出来なくて…///」

みほ「そのエリカさんの心の強さに…私は憧れたんです」

みほ「かっこいいエリカさんが…私は…大好きなんです…///」

エリカ「……ただ、短気なだけよ…私なんて」

エリカ「あなたを追い抜くことしか考えてなくて…周りのことなんて…まったく気にしないで…」

エリカ「ただただ…何も考えてなかっただけ…」

みほ「私はエリカさんのそういうところ…大好きです」

エリカ「!」

みほ「…エリカさんがどう言おうと、私はエリカさんのことは嫌いになりません」

みほ「そして…この手は…もう絶対に…離しません」

みほ「……だから…自分を責めないでください…」

みほ「…私の大好きなエリカさんを…自分で否定しないでください…」

エリカ「……!」

みほ「笑ってください…エリカさん」

みほ「エリカさんの笑顔が…私は…大好きなんですから」

エリカ「…」

みほ「…」

エリカ「…本当に…」

エリカ「本当に…私なんかでいいの?」

みほ「…はい、何度でもいいます」

みほ「私は…エリカさんのことが好きです」

エリカ「……そう…」

みほ「…だから…いつも通りのエリカさんでいてください」

エリカ「…わかったわ」

ギュウウ…

エリカ「…いつか、いつか…」

エリカ「絶対にあなたに追いついて並んでやるから…」

エリカ「その時まで…待ってなさいよ…」

エリカ「………みほ」

みほ「………はい!」

おしまい

とりあえずここまで
なんだかシリアスな感じになってしまいました…
まほも多分こんな感じになります…なんとか今日の夜…
最悪日付は変わるかもしれませんが深夜には…必ず投下します…

エリカ「隊長?」

まほ「エリカ…お前…」

まほ「好きな人はいるか?」

エリカ「はいっ!?」

まほ「質問に答えろ」

まほ「いるのか…………いないのか?」

エリカ「それは…その…///」

まほ「……いるんだな…」

エリカ「え、私…まだ何も言ってないですよ!?」

まほ「その態度を見ればわかる」

まほ「じゃあ、その人に告白はしたのか?」

エリカ「ええ!?い、いえ、まだしていません…」

まほ「そうか………ちなみに」

まほ「その……好きな人は…どこに居るんだ?」

まほ「一体……誰なんだ?」

エリカ「そ、それは…///」

まほ「言えない…か…まぁそれもそうだな…」

まほ「…もしよかったら、これを使え」

エリカ「はい?」

まほ「素直になる薬…だそうだ」

まほ「もし告白するならそれを使うといい」

エリカ「隊長は?」

まほ「私には…必要が無い」

エリカ「…そう…ですか」

まほ「…用件は以上だ」

エリカ「…失礼します…」

数日後

まほ「エリカ…どうかしたのか?」

エリカ「…隊長」

まほ「元気が無いようだが」

エリカ「…なんでもないです」

まほ「…告白…したのか?」

エリカ「…まだです」

まほ「何?」

エリカ「すみません…」

まほ「何故告白しないんだ?」

エリカ「うまくいかないとわかっているからです…」

エリカ「それに…自分なんかが釣り合う相手でもないですし」

まほ「……そうなのか?」

エリカ「はい…」

まほ「ならその相手に釣り合うように追いつけばいい、それだけの話じゃないか」

エリカ「…えぇ、してるつもりです…ずっと」

エリカ「でも…ずっと追いついていないんです」

エリカ「あの人とは…才能が…違いすぎるんです…」

まほ「……」

まほ「……」

まほ「…必要ない…か」

まほ(私が飲んで想いを伝えても…)

まほ(……エリカに苦労をかけるだけになる)

まほ(…私は…エリカが好きだ)

まほ(みほがいなくなったあの時から…彼女は…ずっと私を支えてくれた)

まほ(ただの憧れや盲信などじゃない…彼女からは…優しさを感じた)

まほ(……そんな彼女の優しさに…私は惹かれた)

まほ(……………)

まほ(…………だが)

まほ(私は西住流を継ぐもの)

まほ(女性同士の恋愛など…許されない身だ)

まほ(……でももし…エリカが……)

まほ(私の伴侶として…側にいたら………!!)

まほ(……落ち着け…落ち着くんだ…)

まほ(叶わない妄想ほど……虚しいものはない…)

まほ(それにきっとエリカは…)

まほ(…みほのことが…)

まほ「……」

まほ(…グッ)

まほ(西住流に逃げるという選択肢はない)

まほ(だが…どうすればいい)

まほ(日に日にエリカへの想いは強くなっていく…そして…)

まほ(…もうすぐ私はここを去る)

まほ(彼女と…エリカと…離れ離れになる…)

まほ(一体…私は…どうすれば…いいんだ)

エリカ「隊長…珍しいですね、ノンアルコールなんて…」

まほ「私も黒森峰の生徒だ、これが普通だ」

まほ「飲まないか、一緒に…」

エリカ「…付き合いますけど…どうかされたんですか?」

まほ「少し…な」

エリカ「って隊長!?これ全部一人で!?」

まほ「……あぁ、そうだが?」

エリカ「いくらノンアルコールでも…これ以上飲んだら…」

まほ「…悪いか?」

エリカ「いえ…しかし一体何があったんですか?」

まほ「なんでもない…」

エリカ「…………」

まほ(酒で忘れられるなら良かったが…流石に無理だな……)

まほ(それに…エリカを…心配させてしまった…)

まほ「…………」

まほ(ダメだ…忘れようとしても忘れられない)

まほ(最近は夜も眠れない…悪循環になっている…)

まほ(いっそエリカに嫌われ…いや、それだけは死んでも嫌だ…)

エリカ「隊長!最近顔が優れていませんがよ…ゆっくり休んでください!」

まほ(まただ…また彼女に…)

まほ「少し眠れていないだけだ…心配するな」

エリカ「……そんなことを言って…フラフラじゃないですか!」

まほ(エリカの前では…元気に振るわない………と…)

まほ「大丈夫だから…離れてく…」フラッ

バタリ…

エリカ「隊長!?隊長!!!」

エリカ「ストレスによる過労…」

エリカ「あの娘がいなくなってからでもこんなことは起きなかった…」

エリカ「一体…隊長に何が…」

prrrr

エリカ「もしもし?」

みほ「もしもし…逸見さん、お姉ちゃんが倒れたって本当!?」

エリカ「アンタ!?何で知ってるのよ!」

みほ「今、黒森峰の先生から連絡があって…」

エリカ「えぇ、安心しなさい、特に大きな問題はないから…ただ…」

みほ「……」

エリカ「隊長が何で倒れたのか…それがわからないの…」

エリカ「保健室の先生はストレスによる疲労って言ってたけど…こんなこと初めてで」

エリカ「もしかしたら…あなたにならわかるのかしら?」

みほ「え?」

エリカ「私も色々と考えてたんだけど…お願い!考えてみて?」

みほ「……うーん…」

みほ「お姉ちゃんが倒れる数日前…何か…気になることとかあった?」

エリカ「…え?そうね…」

エリカ「…強いていうなら」

みほ「あるの?」

エリカ「私の…その…好きな人を聞いてきたくらいね…」

みほ「…!」

みほ「それです!」

エリカ「え!?」

みほ「もしかしたら、お姉ちゃんは……」

エリカ「隊長が…どうしたっていうのよ!」

みほ「これはあくまで…私の想像です…確証はありません…」

みほ「けど、お姉ちゃんがそこまで悩むということは…きっと…」

エリカ「勿体振らずに速く教えなさいよ!」

みほ「あのね…逸見さん…///」

みほ「お姉ちゃんは……」

エリカ「………!」

エリカ「………」

まほ「…!」

エリカ「目が覚めましたか…?」

まほ「……ここは?」

エリカ「病室です…」

まほ「私は何故…ここに…」

エリカ「疲労で倒れたそうです…先生から薬をもらってきたので…」

エリカ「これ、飲んでください」

まほ「あぁ…すまないな…エリカ」

まほ(………あぁ、また…彼女に…)

まほ(弱い私を見せることになってしまったな)

まほ「………」ゴクリッ

エリカ「…」

まほ「エリカ…悪かったな…」

まほ「お前の言うとおり…少し無理をしていたようだな」

エリカ「……隊長」

まほ「どうかしたのか?」

エリカ「隊長に一つ…聞きたいことがあります」

まほ「何だ?」

エリカ「あなたの好きな人を…教えて下さい」

まほ「…何?」

エリカ「あぁ、けどその前に…」

エリカ「まずは…隊長が気になっていたことについて先に話します」

エリカ「私の好きな人は」

エリカ「……あなたです」

まほ「!」

エリカ「……私は…あなたのことを…西住まほを…」

エリカ「愛しています」

まほ「……!」

まほ「……いつからだ…」

エリカ「初めて会った時から…今まで…ずっとです」

まほ「……そうか…」

エリカ「聞かせてください…隊長の答えを…」

まほ「……私は…」

まほ「私は…お前のことなど…」

エリカ「……」

まほ「…………!」

まほ(言えない…何故だ…)

まほ(私は…この想いを拒絶しなければならないのに!)

まほ(…彼女を受け入れることなど私には許されないのに!)

まほ(受け入れても…ただ彼女を…悲しませるだけなのに…!)

まほ「……まさか…エリカ…!」

エリカ「すみません…隊長…」

エリカ「ですが、どうしても…知りたいんです」

エリカ「あなたの…本当の気持ちを…」

まほ「………」

まほ「………」

まほ「………エリカ…」

エリカ「……はい」

まほ「…お前が…好きだ…」

エリカ「……嬉しいです」

まほ「だが…きっと…いずれ私はお前を悲しませることになる」

エリカ「関係ありません」ギュッ

まほ「…!」

エリカ「どんな困難があろうと…私は…隊長の側を離れません」

エリカ「…絶対に…」

まほ「エリカ……」

エリカ「信じてください…」

まほ「…あぁ」

エリカ「……ようやく…笑ってくれましたね」

まほ「え?」

エリカ「隊長の笑顔…とっても…素敵です」

まほ「そうか?」

エリカ「えぇ、かっこいい顔も好きですけど…」

エリカ「隊長は…もっと笑ってもいいと思いますよ」

まほ「そうか…こうか」ニコッ

エリカ「……!」

エリカ「…やっぱり止めましょう、隊長」

エリカ(私の理性が持たなくなるので)

まほ「…わかった…エリカ…」

エリカ「はい」

まほ「これからも…私の側に…」

エリカ「……はい」

おしまい

番外編 西住サンドイッチ編

エリカ「隊長、用件とは一体…?」

まほ「……」

エリカ「隊長?」

まほ「エリカ…お前…」

まほ「好きな人はいるか?」

エリカ「はいっ!?」

まほ「質問に答えろ」

まほ「いるのか…いないのか?」

エリカ「それは…その…///」

まほ「…いるんだな…」

エリカ「私…まだ何も言ってないですよ!?」

まほ「その態度を見ればわかる」

まほ「じゃあ、その人に告白はしたのか?」

エリカ「ええ!?い、いえ、まだしていません…」

まほ「そうか………ちなみに」

まほ「その……好きな人は…どこに居るんだ?」

エリカ「えっと…その…」

エリカ「わからないん…です///」

まほ「…何?」

エリカ「正直に話しますね…」

エリカ「…こういうのって絶対ダメだと思うんですけど…」

エリカ「実は私……ある姉妹の二人が…同じくらい好きで」

まほ「……」

エリカ「姉の方はすごくかっこよくて…とても頼りがいがあって…」

エリカの「私の目標であり…あこがれでもあるんです」

まほ「……」

エリカ「…妹の方は、おっちょこちょいで頼りないですけど…そこが放っておけなくて…」

まほ「…そうか」

まほ「…だそうだ、みほ」

みほ「………」

エリカ「なっ!?何であなたがここに…」

まほ「私が呼んだんだ…さてエリカ…」

まほ「…口を開けろ」

エリカ「えっ!?」

まほ「聞こえなかったか?口を開けろと言っているんだ」

エリカ「……」アーン

まほ「ひょいっと」

エリカ「!」ゴクリ

みほ「さぁ逸見…いや、エリカさん!」ガシッ

まほ「答えてもらおうか…」ガシッ

みほ「私と…お姉ちゃん」

まほ「どちらが…好きか…」

エリカ「……ちょっと待ってください…」

みほ「どうか」

まほ「したのか?」

エリカ「私はあなた達が好きだなんて一言も…」

まほ「……」

みほ「……」

エリカ「なんですか…その目は…」

エリカ「なんですかその目は…」

エリカ「…ええと…その…はっきり言いますよ…」

エリカ「私は…隊長と…その…」

まほ「隊長ではなく…名前で呼んでくれないか?」

エリカ「…まほさん…と…あなたが」

みほ「あなたって……誰ですか?」ニコリ

エリカ「……みほのことが…同じくらい…好きなんです…」

まほ「そうか…ではどちらか一人を選べと言われたら…どうする?」

エリカ「…そんなの…選べるわけがありません」

みほ「ふーん、どうする?お姉ちゃん?」

まほ「薬を飲ませてこれなんだ」

まほ「間違いなく本心だろう」

みほ「そっか…嬉しいなぁ」

まほ「何かいい案はないか?みほ」

みほ「…じゃあ…勝負しよっか…」

まほ「ほう?」

みほ「どっちが、エリカさんのことを好きなのか」ギュッ

まほ「…いいだろう」ギュッ

みほ「こうなったら…ここで決着つけよっか」

まほ「受けて立とう…」

エリカ「ちょっと!?私の拒否権は!?」

まほ「お前の想いは受け取った…なら」

みほ「どちらがエリカさんに相応しいか…決めるだけです」

みほ「……それでは…」

まほ「あぁ…行くぞ」

みほ・まほ「パンツァー・フォー!!」

エリカ「誰か助けて~~~!」

おしまい…?

今日はここまで
継続は色々と書いてみたのですがどうもしっくり来ませんでした
ちょっと書けなさそうです…
なので明日みほ紗希アフターを投下してこのスレを終わろうと思います

アンツィオ陣営は…本当にすみません……書けないです……

もうちょっとしたら投下しまーす
ただのイチャイチャ話にするのもあれなので薬の要素もしっかりと入れますね

みほ紗希アフター

紗希「……」

みほ「あ、紗希ちゃん!またせちゃった?」

紗希「……」フルフル…

みほ「そっか、よかった…」

みほ「集合時間の10分前に来たのにすごく速くきたんだね…」

紗希「……」ギュッ

みほ「じゃあ…行こっか」

紗希「…」コクリ

ボコミュージアム

みほ「ついたね」

紗希「…」コクリ

みほ「じゃあ私が案内するね…」

みほ紗希ちゃんは何処に行きたいところ…ある?」

紗希「…」チョンチョン

みほ「ボコーデットマンションかぁ…」

みほ(怖いの苦手なんだけどなぁ…)

みほ「紗希ちゃん…怖いのが好きなの?」

紗希「…」ギュッ

みほ「あっ…ちょっと!」

ボコお化け「おぎゃああああああ」

みほ「きゃあっ!」ギュッ

紗希「……」

みほ「えへへ…島田流のスポンサーがついたからかな…」

みほ「前に来たときより…大分クオリティが上がってるみたい…」

紗希「……」

みほ「でも…ボコがここまで怖くなるなんて…紗希ちゃんは大丈夫?」

紗希「……」コクリ…

みほ「よかった…」

みほ「………手…離さないでね」

紗希「…///」コクリ

ボコ幽霊「おらああ!!!」

紗希「………」

みほ「きゃっ!!」ギュッ…

紗希「……」

みほ「は、速く行こ…」ギュウウッ

紗希「…」コクリ

みほ(さっきから全然怖がってない…紗希ちゃん…どうして…)

ボコのようななにか「sdもkろp,d;あ・。」

みほ「きゃああっ!」

ギュッー

紗希(………)

紗希(………幸せ…///)

みほ「紗希ちゃん、楽しめた?」

紗希「………///」コクリ

みほ「そっか…よかった」

みほ「で、次は何処に行きたい」

紗希「……」チョンチョン

みほ「…え」

みほ(スプラッシュボコンテン…これ…結構濡れちゃうんだよね)

みほ(でも…紗希ちゃんが乗りたいって言ってるんだし…)

みほ「うん、ちょっと濡れるかもしれないけど…行こっか!」

紗希「…」パァアアアア

ガタゴトガタゴト…

みほ「どきどきするね…」

紗希「……」コクリ

みほ「そろそろだよ…シート…しっかりと握っててね」

紗希「…」ギュッ

みほ「…きゃあああああ!!!」

紗希「……」

バシャーン!!

みほ「はぁっ……紗希ちゃん、大丈夫?」

紗希「……」コクリ

みほ「お互い濡れてないみたい…よかった」

紗希「………」ションボリ

みほ「……………?」

紗希「……」モグモグ

みほ「紗希ちゃん…これ食べる?美味しいよ!」

紗希「…」コクリ

みほ「……あーん」

紗希「…」パクリッ

みほ(……もしかして…紗希ちゃん…退屈だったりするのかな)

みほ(…これを使おうかな…サンダースにまたもらった…この薬でなら…)

みほ(けど…あんまり…使いたくないなぁ…)

みほ「…ねぇ、紗希ちゃん」

紗希「……?」

みほ「今…楽しい?」

紗希「………」

紗希「……うん、すごく楽しい///」

みほ「…よかったぁ…」

紗希「………ごめんなさい…わかりにくくて…」プルプル…

みほ「あぁ!紗希ちゃんが楽しめてるのか気になっただけだから…」

紗希「……」

みほ「じゃあ…次は何処に…」

紗希「…」チョンチョン

みほ「イッツ・ア・ボコワールド…か」

みほ「よし!ご飯も食べたし行こうか」

紗希「……」ニコリ

ボコのショー会場

みほ「ボコー!がんばれー!ボコー!!」

紗希「……」

紗希(…隊長…本当にボコが好きなんだ…)

みほ「ボコー!がんばれー!!!」ポロッ

紗希(あ、隊長のポケットから何か出た)

紗希(あ、これ…)

紗希(あの薬…)

紗希「……」

紗希(……どうして?)

みほ「紗希ちゃんもボコのこと…応援する?」

紗希「…?」

ボコ「みんな!オイラに力をくれー!」目線ジロー

紗希「……」

みほ「…」

紗希「…………がんばれ…///」

みほ「!」

紗希「ボコ、がんばれー…///」

ボコ「ありがとよ!おらー!

ボコ「…あっ!」ズコッ

紗希「あっ」

ボコ「あだだだだっ」ボコボコボコ

紗希「……?」

ボコ「また負けた…けど次は負けないぞ!」

みほ「これがボコだから…」

紗希「……」

紗希(……不思議)


みほ「そろそろ閉園時間だね」

紗希「……」コクリ

みほ「一日中アトラクション回ってて疲れなかった?」

紗希「………大丈夫」

みほ「…最後にもう一個乗れそうだけど」

みほ「紗希ちゃんは…何処に行きたい?」

紗希「……」チョンチョン

みほ「ボコの観覧車…」

紗希「…」コクリ

観覧車の中

みほ「…二人きりだね」

紗希「…」コクリ

みほ「私…今日はとっても楽しかった…」

みほ「こうして一日遊園地で紗希ちゃんと遊べて…紗希ちゃんと仲良くなれて…」

紗希「………」

紗希「………みほ」

みほ「どうかしたの…って紗希ちゃん!?」

ギュウウッ

紗希「……みほは…私の事…すき?」

みほ「………え?」

紗希「……それとも…きらい?」

みほ「…どうして?」

紗希「……くすり」

みほ「…えっ」

紗希「ショーのとき…落としてた…」

紗希「…」ギュウウッ

みほ「…わっ」

紗希「…ただ持ち歩いてただけ?」

紗希「それとも…自分で飲むため……?」

みほ「あれは…その…」

紗希「もしかして…私に…?」

みほ「………うん…ごめんね…」

みほ「……紗希ちゃんが本当に楽しめていたのか…よくわからなかったから…」

みほ「もっと素直な紗希ちゃんが見たくて…ごめんなさい」

紗希「………」

みほ「それに…ボコミュージアムを選んじゃったのは自分だし…」

紗希「……」ギュウウッ

みほ「わっ…///」

紗希「みほ……大好き」

紗希「大好き…大好き…大好き…大好き…」

みほ「そ、そんなに言わないで…恥ずかしい…///」

紗希「…まだ………足りない…///」

紗希「………私は…みほが…大好き…///」

紗希「今日…ずっとずっと………幸せだった…///」

紗希「今日みたいな日が…ずっと…続いてほしいくらい…」

みほ「紗希ちゃん…」

みほ「……ありがとう、私…嬉しい」

紗希「みほは私のこと…………すき?」

みほ「…うん、大好きだよ…紗希ちゃん」

紗希「………!」

みほ「私…もっと、紗希ちゃんのこと…知りたい…」

みほ「もっと、紗希ちゃんと仲良くなりたい」

紗希「………」ギュウウッ

みほ「えへへっ」

紗希「みほ…大好き」チュッ

紗希「これからも……いっしょ?」

みほ「うん………ずっと一緒だよ…///」

紗希「………うれしい…///」

おしまい

これで終わりです 依頼出してきます
最後まで読んで下さってありがとうございました

次回作をシリアスにしようかゆりゆりにしようか迷ってます
とりあえず次はダーみほメインとだけ言っておきます

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