【ガルパン】みほ「そっか…もう家じゃないんだ…」 (650)

前回
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1472598944

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473857519

このSSは“もしも、みほが原作の性格と違ったら”、“大洗の戦車が違う物だったら”などif要素があります。

この上記に注意して下さい。


ガチャ…バタン…

みほ「…ぁ」

ガチャ…タッタッタッ

―――――――――――

みほ「~良い匂い…焼きたてのパンのにおい…」

沙織「お~い、みぽり~ん」タッタッタッ

みほ「あ…沙織さん、おはよう」

沙織「おはよう!みぽりん!」

華「おはようございます、みほさん」

みほ「華さんもおはよう!」

麻子「…」

みほ「ま、麻子さんもおはよう」

麻子「…おはよう…」

沙織「ちょっと麻子!自分で歩いてよ!」

麻子「…沙織より軽いだろう…」

沙織「ちょっと、どう言う意味!?」

麻子「そのままの意味だ…」

みほ「あはは」(苦笑い

華「ふふふ」

―大洗女子学園―

モブ子「今日のランチなにかなー」

モブ子「今日はパンかって屋上で食べようよ!」

ザワザワガヤガヤ


みほ「ふぅ…」トントン

沙織「へーい彼女ぅ!一緒にランチどう?」

みほ「あ、沙織さん華さん」

華「沙織さんまたナンパですか?」

沙織「今のところ100%で一緒にランチしてくれるよ!」

みほ「沙織さんの誘いは断れないよ」ニコニコ

華「じゃあ、食堂に行きましょうか」


ー食堂ー

沙織「そういえばさ…みぽりんって初めて会ったとき私達の席に相席お願いしてきたよね~」

みほ「え、あぁ…そうだったけ?」

華「はい、私達の所に来て…開いてる席がないので一緒に食べても良いですか?って」

沙織「普通だったら中々出来ないよね~初対面で相席とか」

みほ「そうかな?クラスメイトだし問題なかなって思って…」

沙織「みぽりん、とっても社交的だよね~」

みほ「そうかな?」

沙織「もしかして…どこかの名家のお嬢様とか!?」

華「あら、私と同じですか?」

みほ「え、あ…それはないよ~あはは…あ、ご飯冷めちゃうから早く食べよ!」

ー教室ー

沙織「みぽり~ん、最近よく男の人に声かけられて困ってるんだよ~」

みほ「男の人に?」

華「あ、近所のおじいさんとかにです」

みほ「あぁ…なるほど…沙織さん話しかけやすいから」

沙織「おじいさん達だけじゃなくて、同じぐらいの年の人にも声かけられたいよ~」

みほ「あはは」

ガララ!

みほ「ん?」

モブ子「生徒会だ…」

モブ子「何しにきたんだろう…」

桃「あそこです…」

杏「ん…」トコトコ

みほ「…なんでしょうか?」

杏「西住ちゃん、ちょっとお話良いかな~?」

みほ「…」

ー廊下ー

杏「西住ちゃんさ…必修選択科目ね…戦車道とってね♪よろしく!」

みほ「…この学校には戦車道がなかった筈ですけど…?」

桃「今年から復活する事になった」

みほ「私はこの学校には戦車道がないから転校して来たんですけど…?」

杏「いやぁ~運命だねぇ…」

みほ「必修選択科目は自由に選べる筈ですけど?」

杏「とにかくよろしく!」バンッ

スタスタスタ…

みほ「…」ギリッ…

ー教室ー

先生「じゃあ…次の問題を…西住…ん?西住は居ないのか?」

沙織「さっき生徒会に呼ばれたからって言ってましたけど…」

先生「そうか…じゃあ…五十鈴頼む」

華「あ、はい」

ー同時刻 生徒会室ー

杏「西住ちゃんさ…いま事業中だよ~?」

みほ「それは生徒会長も同じです」

杏「…んで?何か用?あ…戦車道の事かな?」ニコニコ

みほ「はい…私、必修選択科目に戦車道を強制されるなら…学校をやめます」

杏「へぇ…」

みほ「恐らく、生徒会長は私が戦車道を取らなければ退学させる…と脅すつもりだったんじゃないですか?」

杏「…」

みほ「もし、そう脅すつもりなら私は喜んで退学します…それだけを伝えに来ました…」

杏「言いたい事はそれだけ?」

みほ「はい」

キーンコーンカーンコーン…

みほ「それでは失礼しました…」

ガチャ…バタン…

杏「…」

杏は椅子に深く座り長いため息をつく

杏「まさか、脅す側が脅されるとはね~…流石は西住流ってとこかな…これは…一筋縄じゃ、行かないかな…」

今日はここまでです(´・ω・`)

沙織「凄いね戦車道って!私、今日のオリエンテーション見ててすっごいドキドキしたよ~」

華「私も華道よりこういったアクティブな事をしてみたかったんですよ」

みほ「…」

沙織「…りん…」

みほ「…」

沙織「みぽりん!」

みほ「うぇあ!?」

華「みほさん具合悪いんですか?」

沙織「あ、生徒会長の事まさか?」

みほ「え、あ…うぅん…何でもないよ」

沙織「?」

華「みほさんは必修選択科目、何になさるんですか?」

みほ「え…」

沙織「みぽりんも戦車道やろうよ~」

みほ「はは…私は…」

《“1年の西住みほ、1年の西住みほ…至急生徒会室へ来るように”》

みほ「…」

沙織「生徒会の呼び出し?」

華「この前もみほさん生徒会に呼ばれてましたよね…」

みほ「大したことじゃないよ、じゃあ私行ってくるね」タッタッタッ

沙織「なんなんだろうね生徒会…」

華「さぁ…」

ー生徒会室ー

“コンコンコン”

みほ「失礼します」

杏「やぁ、西住ちゃん」

桃「…」

柚子「…」

みほ「なんでしょうか」

桃「西住、必修選択科目…何にする気だ?」

みほ「戦車道以外です」

桃「なっ!?」

杏「…」

桃「どうしても戦車道をやらないのか?」

みほ「はい」

柚子「オリエンテーションで言った通り…色々特典が付くんだよ?」

桃「なにが不満なんだ西住!」バンッ

みほ「…」

杏「…ん、わかった!」スタッ

桃「か、会長?」

杏「西住ちゃん…ちょっと散歩しようよ」ニコッ

みほ「…」

杏「これが最後だからさ♪」

>>12
×
《“1年の西住みほ、1年の西住みほ…至急生徒会室へ来るように”》

訂正
二年生の西住みほです(´・ω・`)

ー倉庫ー

みほ「ここは…」

杏「まぁ、まぁ…入ってよ」

“ゴゴゴゴ…”

みほ「あ…」

重たい倉庫の扉が開き、みほと杏が中に入ると1台の錆て埃を被った戦車があった…

※安価
ここで戦車の安価取ります。

第二次世界大戦~終戦までに“設計図(ペーパープラン)”が仕上がってる戦車でオープントップでは無いもの(搭乗者が剥き出しにならない戦車)が対象になります。詳しくは戦車道のルールで見てね(´・ω・`)

以上の条件を踏まえていればどんな戦車(劇中に出てない)でも大丈夫です。

倉庫にあった戦車>>18

Ⅳ号戦車

みほ「Ⅳ号戦車…」

杏「昔さ…大洗にも戦車道があったんだよ」

みほ「そうなんですか」

杏「まぁ…バブル崩壊からは維持費が大変で結局、戦車道は無くなっちゃったんだ…それは名残だよ」

みほ「そうですか…それで本題はなんですか?」

杏「…」

みほ「Ⅳ号戦車を見せるためだけに呼んだわけではないですよね?」

杏「あぁ…」スッ

杏はもたれ掛かっていた柱から離れて、みほの前に立つ

そして、その場で膝をつき頭を地面につけた

みほ「な…」

杏「西住ちゃん…戦車道を私と一緒にやってくれないか!」

みほ「そ、そんな…困ります顔を上げて下さい!」

杏「西住ちゃん…私にはもう時間がないんだ…」

みほ「なぜそこまでして…戦車道を…」

杏「…大洗女子学園は…来年の3月で廃校になる…」

みほ「え…」

杏「学園艦は維持費が馬鹿にならない…だから目立った特色が無い学園艦は廃校と国が決めたんだ…だから、目立った特色のない大洗は来年に廃校になる…」

杏は頭を地べたにつけたまま話す

みほ「だから…戦車道を?でも、それなら別に私じゃ無くても…」

杏「ただ戦車道を再開するだけじゃない…今度の大会で優勝しなきゃ駄目なんだ…」

みほ「ゆ、優勝!?」

杏「そうすれば大洗の廃校は無くなる…戦車道で優勝した高校を簡単には潰せない…」

みほ「だから…経験者の私を…」

杏「私は…守りたい…この学園艦を…」

みほ「ッ!」

杏「三年間過ごしたこの学園が私は大好きなんだ…色んな思い出が詰まった大切な場所なんだ…だから私は…この学園艦を守るためなら…プライドも…地位も…何もかも捨てる覚悟なんだよ…」

みほ「守りたい…場所…」

杏「だから、西住ちゃん…戦車道…私と一緒にやって欲しい…大切な物を守る為に力を貸して欲しい!」

みほ「大切な物…」

杏「…」

みほ「ごめんなさい…」

杏「…」

みほ「少し…少し時間を下さい…」

杏「…」

みほ「…今はそれだけしか…言えません…失礼します…」

みほはそう言うと頭を下げたままの杏に一礼し倉庫から走り去っていった。

ー次の日

ー教室ー

沙織「う~ん…」

華「便秘ですか?」

沙織「ちょっ、違うよ!みぽりん今日来てないなって思ってただけ!」

華「そう言えば…そうですね…」

沙織「病気かな?事故とか!?」

華「みほさんにかぎってそんなことは無いと思いますけど…」

沙織「みぽりん、しっかり者だからね…」




ー戦車倉庫ー

桃「…会長…西住は今日学校には来ていません…」

杏「あっそ、良いんじゃない?別に…」

桃「会長…」

杏「やれることはやったし…これで来ないなら…私の必死さが足りなかったって事でしょ?」ニコッ

桃「会長…」

柚子「会長、そろそろ挨拶を…戦車道を受ける人が集まってます」

杏「あ…うん…今行く」



ワイワイガヤガヤ

桃「静かに!」

シーン…

桃「会長…どうぞ…」

杏「あー…まぁ、気楽に楽しくやってよ!」

優花里「あ、あの戦車はティーガーですか?パンターですか!?」

杏「えっと…なんだっけ…まぁ…とりあえず入ろうよ」


ゴゴゴゴ…

倉庫の重い扉が開くと皆が一斉に声をあげる

優花里「わぁ!?Ⅳ号戦車です!」

沙織「うわ…さびさび…」

華「ワビサビがあっていいんじゃ無いでしょうか?」

沙織「これはどちらかと言うと…鉄サビ…?」

桃「とりあえず戦車道を始める前にこの倉庫の片付けと戦車の捜索だ!」

エルヴィン「戦車は誰が直すんだ?私達では無理ではないか?」

桃「そこは自動車部に任せてある心配するな!」

桃「とりあえず!」ガンッ

桃がⅣ号の装甲を叩いた瞬間…

ガタタ…ゴン!

桃「ひっ!?」

柚子「いま…なんか音が…」

おりょう「乱暴したから祟りが…」

桃「おい、そこやめッ…」

ガゴンッ!

みほ「うわぁ!?遅刻し…」

一同「…」

みほ「あれ…」

現れたのは服や顔が汚れたみほだった。

沙織「みぽりん?」

杏「西住ちゃん…」

みほ「あ…えっと…」

桃「き…貴様、そこで何をやってる!」

みほ「あ…すみません…今日の早朝から内部の点検してて…終わってうっかり気を抜いたら寝過ごしました…あはは…」

桃「点検?」

みほ「はい…っと…」

みほは戦車のキューポラから外に出ると服の埃を払い…

みほ「私も戦車道やります!」

杏「西住ちゃん…」

みほ「昨日…一晩考えて…もう一度だけ…戦車道をやろうと決めました…」

桃「西住…」

みほ「何より…助けを求めてる人や困ってる人を私は見過ごせません…」

みほはⅣ号戦車から飛び降りると杏の前に行き、手を取りこう言った

みほ「先輩の大切な思い…私には伝わりました…」

杏「西住ちゃん…」

みほ「一緒に大切な物を守りましょう」ニコッ



このⅣ号は何型?

>>29
とりあえず原作のⅣ号で行きます。

後のチームの戦車が安価で決める(カオスになる)予定なので、あんこうチームはノーマルで良いかなと

ー学園艦 市街地ー

華「戦車ありませんね…」

沙織「小石じゃあるまいし転がってはないでしょ…」

みほ「…生徒会の資料を見る限り…戦車道廃止で売りに出す戦車の一部が前日に紛失したって記録が残ってたみたい…」

華「前日に紛失ですか?」

みほ「うん…たぶん生徒会はこれは紛失じゃ無くて故意に隠したって決めてるみたい」

華「なるほど…」

沙織「それよりさ!みぽりん!」

みほ「どうしたの沙織さん?」

沙織「生徒会長と凄く仲よさげだったけど…なにかあった?」

みほ「あぁ…別にないよ…」

沙織「ホントかな…?」

みほ「ところで…後ろのあの子は…?」

沙織「え?」クルリ

優花里「は!?」カクレ

沙織「誰だろう…」

華「戦車道の説明会にはいましたね」

沙織「あ…みぽりん?」

タッタッタッ

みほ「あの、どうしました?」

優花里「ふぁ!?」

みほ「えっと…」

優花里「あ、秋山優花里であります!」

みほ「優花里さん私達になにか用事?」

優花里「え…あ…えっと…わた…わた」

みほ「落ち着いて優花里さん」ポンッ

みほは優花里の肩に手を置き笑いかける

優花里「わ…私、西住殿の去年の試合見てました!」

みほ「ッ…」

優花里「私、去年の西住殿を見て…」

みほ「ッ…」

優花里「感激しました!」

みほ「え…」

優花里「濁流に流された味方の戦車の乗員を危険を顧みず助けに行った姿…凄くかっこよかったです!」

みほ「え…ぁ…」

優花里「試合には負けましたが…私は西住殿の判断は正しかったと思います!」

みほ「…」

優花里「あぁ!?すみません!私、勝手にペラペラと話して!」ワタワタ

みほ「ううん…そう言って貰って私は嬉しいよ優花里さん」

沙織「えぇ!?みぽりんって戦車道の名家の生まれだったの!?」

華「わたくしと同じですね」

みほ「ははは…」

優花里「でも、憧れの西住殿と戦車道なんて夢みたいですぅ」

沙織「所で…なんか山に入っちゃってるんだけど私達…」

優花里「住宅街に戦車は無いと思って生徒会の資料を基に探索範囲を私なりに絞ったんです」

みほ「で、一番近かったのがこの山だったから来たの」

沙織「そんな簡単に見つかるかな…」

華「いえ…かすかに花や草の匂いに混じって油と鉄の匂いがします…」

沙織「えぇ?しないよ?」スンスン

華「私、華道をし始めてから鼻が利くんです」

沙織「ホントかなぁ…」

優花里「あーー!!」

沙織「わぁーー!?何々!?」

優花里「あれ!あれを見て下さい!」

みほ「あれは…」

優花里が指差す方角には草やツタが巻き付いた大きな物体があった

※戦車安価を取ります

条件は>>14

意見を取り込んで見つける戦車を複数安価を取ります

その後、多数決を取ります。

とりあえず見つける戦車安価
>>43
>>44
>>45
>>46
>>47
>>48

不具合あればまた、変更するかもです(´・ω・`)

フェルディナント

P40

コメット巡航戦車

M15/42
M42 da 75/34とかM42T da 75/46に改造できるぞ!

ナウエル DL 43

クロムウェルMk-Ⅲ巡航戦車

>>53から>>60まで投票お願いします(´・ω・`)

※該当戦車は以下です
>>43
>>44
>>45
>>46
>>47
>>48

>>43

>>45

>>45

投票間に合わなかったか(残念)

エレファントはクルスク戦後に改修したフェルディナントになるんだっけか…?

>>46
>>47
>>43
が同票なのでもっかい投票お願いします。

投票はここから10スレでお願いします。

>>46
>>47
もっかい投票お願いします(´・ω・`)
ここから5レス

※次回からは投票の仕方少し変えます思ったより長くなったので…(笑)

ナウエルに決定か。

なお、ナウエルのスペック

重量:35t
速度:40km/h
主砲:75mm30口径(クルップ Model 1909)
副武装:12.7mm同軸機銃、マドセン M1926 7.65mm機関銃3挺
装甲:25~80mm
エンジン:FMA-ロレーヌ・ディートリッヒ12 EB 450馬力
乗員:5名

見た限りだと中々の性能だ。
貫通力がどれ位かが分からないけど…。

いざという時は、生徒会モブでも出すしかないか…?

wikiによると、主砲はアルゼンチン陸軍に大量にストックのあった野砲を流用してるようです
当時の欧州の各国戦車に劣る所の無い中戦車だそうですが…

>>108
まぁ、史実八九式や九七式は余裕で撃破出来そうですよね。

沙織「わぁ…ホントに戦車だよ…」

優花里「これはナウエルDL43です!アルゼンチンの初の国産戦車で十数両しか作られなかったレア戦車ですよ!」

みほ「とりあえず生徒会に連絡して回収して貰わないと…」

沙織「すぐ回収の人員を送るって」

みほ「え?」

沙織「メール送っといたよ」

みほ「あ、ありがとう沙織さん」


ー数時間後ー

杏「結構集まったね…戦車」

桃「やはり…大洗OBは戦車を隠してましたね…」

杏「戦車道廃止に反対した生徒が最後の抵抗をしたのかもね~」

柚子「会長…集まった戦車は…全部で5輛です」

※戦車安価
残り3両の戦車を決めたいと思います。
このレスから10までで見つけた戦車の候補をお願いします(´・ω・`)

改めて>>45

M18 ヘルキャット

>>115
ヘルキャットはオープントップなので無しでお願いします(´・ω・`)

※発見した戦車候補

1,クロムウェルMk-Ⅲ巡航戦車
2,コメット巡航戦車
3,M26パーシング
4,五式中戦車 チリ
5,Ⅳ号突撃砲
6,M3スチュアート
7,III号戦車
8,M4A3E2(シャーマンジャンボ)
9,Ⅴ号戦車パンター
10,T-44

(中々、良い戦車だな…)以上が候補となります。

次は投票ですがまず“歴女チーム”からいきたいと思います。

このレスから7つ下まで投票をお願いします。
※投票は数字でお願いします(´・ω・`)

とりあえず今日はここで切ります

2

3

書き込むスレ間違えただけですので>>132は無視してください。
後、ageすみませんでした…(汗)

※先に進めたいので今回は連投を認めます(次回から無しで)

2,コメット巡航戦車
5,Ⅳ号突撃砲

このレスから5つ下まで投票(数字で)お願いします。
これで歴女チームは確定となります

2

歴女チームは“5,Ⅳ号突撃砲”に決定。(やはり砲塔は無いもよう…)

次は一年生チームの戦車を決めたいと思います。

※以下の戦車からいずれかを数字でお願いします。

1,クロムウェルMk-Ⅲ巡航戦車
2,コメット巡航戦車
3,M26パーシング
4,五式中戦車 チリ
6,M3スチュアート
7,III号戦車
8,M4A3E2(シャーマンジャンボ)
9,Ⅴ号戦車パンター
10,T-44

このレスから5つ下まで投票お願いします。

2

やっとコメットが選ばれた(感激)
なお、>>148-152までの2推しには草生えたけど(苦笑)

>>153梓ちゃん歓喜w

一年生チームは“2,コメット巡航戦車 ”に決定しました。

次はお待ちかねバレーボール部チームです。
以下の戦車からいずれかを数字で投票お願いします。

1,クロムウェルMk-Ⅲ巡航戦車
3,M26パーシング
4,五式中戦車 チリ
6,M3スチュアート
7,III号戦車
8,M4A3E2(シャーマンジャンボ)
9,Ⅴ号戦車パンター
10,T-44

この安価から5つ下まで投票(数字で)お願いします。

9

コメット巡航戦車のスペック

全長:7.66m
全幅:3.05m
全高:2.68m
重量:35.7t
速度:47km/h
主砲:50口径77mm戦車砲
副武装:7.92mmベサ機関銃 2挺
装甲:14~101mm
エンジン:ロールスロイス・ミーティア 600馬力
乗員:5名

50口径77mm戦車砲の威力
仮帽付被帽付徹甲弾(APCBC)使用時

*500mで137mm
1000mで126mm
2000mで106mm

1年生に度胸が付けば大洗の不動の主軸になるな。
聖グロは自軍に無いコメットを見て羨ましがるだろう。


そう言えば、1年生1人を生徒会の人員支援に回せるな…。
いや、機関銃手もその気になれば…。

バレー部チームは“9,Ⅴ号戦車パンター ”に決定しました。

結果、大洗女子学園の(現在の車両)

1,Ⅳ号戦車(あんこうチーム)
2,Ⅳ号突撃砲(歴女チーム)
3,コメット巡行戦車(一年生チーム)>>162
4,Ⅴ号戦車パンター(バレー部チーム)
5,ナウエルDL43(生徒会チーム)>>103

以上が大洗女子学園の初期車両になります(やはりドイツ寄り)。

乙です。
何か、現時点のあんこうチームの戦力が他チームより見劣りしているのは秘密

桃「よし、皆…戦車探しご苦労だった!とりあえず人数に見合う戦車が集まった!」

優花里「パンターにコメットそれに加えてアルゼンチンのレア戦車!あぁ~凄いです!」モジモジ

沙織「でも…このまま乗るのは…」

桃「だから、今から掃除だ!」

一年生達《えぇ~》

桃「やかましい!明日は戦車道の特別講師が来るのだ!粗相の無いよう綺麗にしろ!以上」


沙織「掃除って…」

みほ「よっ…ほっ…」ガチャ

沙織「わぁ、みぽりん身軽…」

みほ「うにゅ…やっぱり…水抜きして錆取りしないと…」

優花里「はぁ…」キラキラ


ワイワイガヤガヤ

メグミノアメダー

ブラスケチャウヨ~


ー数時間後ー

沙織「疲れた…帰ってお風呂入りたい」

みほ「ははは…久々に疲れた…」

華「でも、皆きれいになりました」


桃「皆、ご苦労だった!明日からは戦車に乗り出せるように今日中に自動車部に任せる…解散!」


沙織「さぁ…帰ろ~」

優花里「そうですね」

華「油クサいですね…」スンスン

みほ「皆、よかったらうち寄ってく?近いからシャワー浴びて帰りなよ」

沙織「良いの?」

みほ「うん」

華「じゃあお言葉に甘えて」

優花里「あの、あのあの…」オロオロ

みほ「優花里さんもね」

優花里「はぁぁ…はい///」



ー次の日

みほ「はぁ…はぁ…遅刻しちゃう!」タッタッタッ

麻子「…」フラフラ

みほ「あ…麻子さん」

麻子「西住か…」フラフラ

みほ「また、辛そうだね…」

麻子「…駄目だ…無理…」スワリコミ

みほ「あ、また遅刻しちゃうよ麻子さん!」

麻子「私の屍を…越えて行け…」

みほ「うぅ…後10分…走れば間に合うよ?」

麻子「人間は無理をして生きては駄目だ…諦めも肝心…」



ー学校校門

そど子「…後1分…」

タッタッタッ

そど子「ん…?」

みほ「はぁ…ひぃ…ま、待って!」

そど子「西住さん?珍しいわッ!?」

麻子「うぅ…」

そど子「ちょっと、西住さんどうしたのよ!?」

みほ「あ、えっと…麻子さん具合が悪くて通学路でうずくまってたからおぶって来たんです、今から保健室に行こうかと」

そど子「大変じゃない西住さん早く行って」

みほ「すみません、あ…これは遅刻に…」

そど子「病人なら仕方ないから今回は二人とも見逃してあげるわ」

みほ「ありがとうございます!」

タッタッタッ



みほ「ふぅ…麻子さん…もう仮病やめて大丈夫ですよ」

麻子「うむ…助かった…」スタッ

みほ「まぁ…私も遅刻なしになったから良いけど…」

麻子「ん…すまなかった…この借りは返す…じゃ」

みほ「さて…私も行かなきゃ…」

ー戦車倉庫前ー

沙織「みぽりん、なんで既に汗だくなの?」

みほ「え、あぁ…色々あって…」

優花里「西住殿、タオル使います?」

みほ「ありがとう優花里さん」


柚子「そろそろ到着する予定時間です…会長」

杏「ん、あれじゃない?」

“ゴォォォォ”

“ガシャン”

“ギャギャギャギャ…ガッシャン”

柚子「あぁ…学園長の車が!!」

杏「やることが派手だねぇ」

“キュラキュラキュラ…グシャァア…グリグリ”

柚子「あ…」

キュラキュラキュラ…ガコン”

蝶野「こんにちわー!」

一同「…こ、こんにちわ~…」


桃「今回、講師をしていただく蝶野さんだ」

蝶野「皆さん初めまして蝶野です、今日は緊張せずに楽しく戦車道をやりましょう!」

みほ「…」

蝶野「あら?あなたは西住流の…」

みほ「え…」

蝶野「やはり、妹さんでしたか…お母様は元気?」

みほ「え…はい…元気…かと…」

ザワザワ…

ニシズミリュウ?

ググッタラセンシャドウノメイケダッテ

ヘェー

みほ「…」

杏「はいはーい、お喋りしな~い」

みほ「ぁ…」

杏「…」ニカッ

みほ「先輩…」

蝶野「さて、話しがそれたわね…じゃあ、さっそく皆戦車に乗り込んでー」

梓「えぇ?私達まだなにも…」

蝶野「習うよりも馴れろ!これが一番よ!じゃあ皆、自分の待機地点に向かってね!」


※初めての戦車戦の前にパンターの型式投票します
このレスから5つ下までに何型か良いかお願いします。

指揮戦車

G型

>>185
パンター指揮戦車は通信設備増強型みたいなものなのでアルファベットでの型をお願いします(´・ω・`)

<パンター戦車F型>

全長:    8.86m
車体長:   6.88m
全幅:    3.44m
全高:    2.92m
全備重量: 45.0t
乗員:    5名
エンジン:  マイバッハHL230P30 4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
最大出力: 700hp/3,000rpm
最大速度: 55km/h
航続距離: 200km
武装:    70口径7.5cm戦車砲KwK44/1×1

        7.92mm機関銃MG42×1
        7.92mm突撃銃MP44×1
装甲厚:   25~120mm

被らない事が良いのであれば私はF型でも構いません。

Ⅳ号戦車D型

全長 7.02 m
車体長 5.89 m
全幅 2.88 m
全高 2.68 m
重量 25.0 t
懸架方式 リーフスプリング方式
速度 38 km/h(整地)
16 km/h(不整地)
行動距離 210 km(初期)-
320 km(中期以降)
主砲
24口径75mm KwK 37(80~122発)
副武装 7.92mm機関銃MG34×2
(銃弾3,150発)
装甲 砲塔
前面:50mm 駐退機前面:80mm
側面・後面:30mm 上面:16-25mm
車体
前面:80mm 側面:30mm
後面:20mm 上面:16mm
エンジン マイバッハ HL 120 TRM
V型12気筒ガソリン
300PS (224kW)
乗員 5名
(車長、射手、装填手、操縦手、通信手)

Ⅳ号戦車のスペック
E型諸元未掲載はD型と同じ

D型
全長:5.92m
全幅:2.84m
全高:2.68m
重量:20t
速度:40km/h
主砲:24口径75mm戦車砲
副武装:7.92mm同軸、車体機銃 各1挺
装甲:最大30mm
エンジン:マイバッハガソリンエンジン 300馬力
乗員:5名

E型
重量:21t
速度:42km/h
装甲:最大50mm(大半は20mm厚の追加装甲版をボルト止め)

F2型/G型
全長:5.92m
全幅:2.84m
全高:2.68m
重量:23t
速度:40km/h
主砲:43口径75mm戦車砲
副武装:7.92mm同軸、車体機銃 各1挺
装甲:最大30mm
エンジン:マイバッハガソリンエンジン 300馬力
乗員:5名

H型
全長:7.02m
全幅:2.88m
全高:2.68m
重量:25t
速度:38km/h
主砲:48口径75mm戦車砲
副武装:7.92mm同軸、車体機銃 各1挺
装甲:最大80mm
エンジン:マイバッハガソリンエンジン 300馬力
乗員:5名


24口径75mm戦車砲の威力
徹甲弾(AP)使用時

1000mで49mm

48口径75mm戦車砲の威力
徹甲弾(AP)使用時

1000mで117mm

残るレオポンやカモさん、アリクイさんが楽しみだ

>>203
一体、この世界の大洗の駐車場にはどんな戦車が有るのやら…。

優花里「役割はどうします?」

みほ「とりあえずやりたい場所をやってみたらどうかな?」

沙織「じゃあ私、車長やりたい!」

優花里「じゃあ私は砲手を…」

華「私、運転してみたいです」

みほ「なら、私が装填手をやるね」


華「えっと…どうすれば…?」

みほ「その目の前のスイッチ押してみて」

華「これですか?」

“ドゥルゥン…ボボボボ”

優花里「ヒヤッホォォォウ 最高だぜぇぇぇぇ!」

沙織「うわ…びっくりした…」

みほ「パンツァーハイ…」

優花里「…すみましぇん…///」

華「次はどうすれば…?」

みほ「クラッチを踏んでからシフトレバーを入れてエンジンの回転数を上げてゆっくりクラッチを離してみて」

華「こうですか?」ガコッ

“プスン…”

華「あ、あら?」

みほ「始めは難しいけどゆっくりやってみて」

華「は、はい…」

“ドゥルゥン…キュラキュラキュラ”

沙織「わー!下がってる下がってる!」

みほ「ブレーキ踏んで!」

華「はい!」

ギギギ…

みほ「じゃあ…ゆっくり前に」

華「はい…」

“キュラキュラキュラ”

沙織「うわぁ、お尻がブルブルするぅ」

優花里「それが良いんですよ!」


ー待機地点ー

蝶野「皆、位置に着いたわね?じゃあ試合を始める前に礼を…戦車道は礼に始まり礼に終わるの…一同…礼!」

一同《よろしくお願いします!》

優花里「じゃあ、先ずはどうしますか武部殿!」

沙織「えっと…じゃあ生徒会を倒しに行こう!」

優花里「なんで生徒会なんですか?」

沙織「なんか一番弱そうな戦車に見えたから!」

優花里「そんな理由で…」

みほ「でも、確かにDL43かⅣ号突撃砲位が狙い目かな…パンターとコメットは正面から戦うにはⅣ号じゃ力不足だし…」

沙織「じゃあ決定ーレッツゴッ…“ズガンッ!!”

みほ「ッ…」

沙織「わぁ!?何々?」オロオロ


典子「すごい音…」

妙子「空気が一瞬震えた…」

忍「一度で良いからこんなサーブ打ってみたい…」


みほ「F型…華さん走って!」

華「は、はい!」ガコッ

“ズガンッ!”

みほ「ッ…あ!」

麻子「…」ヒルネチュウ

みほ「麻子さん!危ない!」

麻子「…」ムクリ

みほ「へ?」

麻子「…」バッ…スタッ、ズルッ…

ガシャコ…

沙織「麻子!?」

麻子「おぉ…沙織か…」

沙織「ちょっと、今事業中だよ!?」

麻子「しってる…」

“ズガンッ!”

みほ「ッ…麻子さん中に!」

ーⅣ号車内ー

麻子「酸素が…少ない…」

優花里「戦車の中ですからね」

沙織「みぽりん、どうしよう?」

みほ「一旦、撒きましょう…優花里さんスモーク焚いて」

優花里「はい!」


典子「ん?」

“ヒュゥゥゥン…バシュゥバシュゥバシュゥ”

忍「煙幕?」

妙子「キャプテンどうします?」

典子「根性で追いかける!」

“キュラキュラキュラ…”

優花里「行きましたね…」

華「どうします?」

みほ「撃ちあいしてる所を横から狙うのがベストかな…」

優花里「漁夫の利って奴ですね?」

みほ「正面から無理なら背側面を狙うしかないからね」

“ズガンッ!”“ズガンッ!”

沙織「誰か撃ちあってるよ!」

みほ「華さんゆっくり前進して下さい」

華「はい!」


※今日はここで終わります(´・ω・`)

乙です。
明日(いや、今日か?)も楽しみにしております。

まぁ、今のⅣ号だと接近戦且つ側面を取らないと勝てませんからね。
特に、コメット巡航戦車の場合は速度性能もⅣ号より上ですし。

そういや、Ⅳ号戦車Dの砲だとパンターの正面装甲はどうあがいても撃ち抜けないんだよなあ。
本編みたくにゆっくりと照準合わせて砲撃からの撃破はムリだ

>>212追記
麻子さん来たか。
此れでⅣ号機動力は確保されましたね。

さて、コメットは活躍できるだろうか…。

by昨日のコメットを推した人

>>213
昨日私が>>201で書いた現時点のあんこうチームの攻撃翌力をば。

24口径75mm戦車砲の威力
徹甲弾(AP)使用時

1000mで49mm


49mm…。
Ⅳ号の火力は現時点で大洗が持つ戦車の最大装甲の全てを撃ち抜けないと云う事実…(汗)

ナウエル:最大80mm
Ⅳ号突撃:最大80mm
コメット:最大101mm
パンターF:最大120mm

“ズガンッ!”

”ガキィンッ“

“ズガンッ!

エルヴィン「ッ…流石はパンター…Ⅳ号突撃砲では正面からは厳しいか…」

おりょう「しかも、相手は頭が回るぜよ」

カエサル「足も速いし防御力も高い」

左衛門佐「まるで本田忠勝だな」

ズガンッ!

ガキィンッ!

あけび「凄いブロック率」

典子「よーし、このままサーブ権は握るぞ!」


優花里「パンターとⅣ号突撃砲が対峙してますね」

沙織「とりあえず適当に撃つ?」

みほ「いえ、先ずはパンターを仕留めましょう優花里さん!」

優花里「はい!」

みほ「いくらパンターでもこの距離で背面を向けているならⅣ号の主砲でも抜けます」

優花里「距離100m…照準よし…」

みほ「撃て!」

”バスッン“

典子「うわぁ!?」

”シュパッ“

蝶野「パンターF型、行動不能!」

優花里「ふわぁ…ジンジンします…」

沙織「凄い…」

華「…」うっとり

麻子「うるさい…」

”ガコン“

”カシュン“

みほ「そのままⅣ号突撃砲に照準!」

優花里「あ…はい!」

”ウィィィ…“

エルヴィン「急げおりょう!」

おりょう「分かってるぜよ!」

左衛門佐「もうちょい右!相手が照準におさまらん!」

”キュラキュラキュラ…“

優花里「Ⅳ号突撃砲の装甲が比較的薄い箇所は…」

みほ「撃て!」

”バスッン“

”シュパッ“

蝶野「Ⅳ号突撃砲、行動不能!」

優花里「やりました!」

みほ「ふぅ…なんとか…」

”ガキィンッ“

沙織「やー!?」

優花里「被弾!損傷無し!」

みほ「ッ…」

”ガシャ“

梓「あれ?当たったのに!」

みほ「コメット!華さん!ジグザグに走って!」

華「…」

みほ「華さん?」

麻子「さっきので気絶してるぞ」

みほ「ッ…優花里さんコメットに機銃斉射お願い」バッ

優花里「は、はい」

”パパパパハ“

”カカカカンキィン“

梓「うわわ!?撃たれてる後退後退!」

”キュラキュラキュラ”

みほ「よいっしょ…」

沙織「みぽりんどうする…」

みほ「…私が運転する…苦手だけど…」

優花里「西住殿!コメットが下がりました今がチャンスです」

みほ「わかっ…」

“ガコッ”

“キュラキュラキュラ”

沙織「ま、麻子!?運転出来るの?」

麻子「今、マニュアル見て覚えた…」

沙織「さ、流石…天才」

麻子「それに西住さんには借りがある…」

みほ「麻子さん…」



梓「あ、逃げちゃう!次、撃って!」

あゆみ「あ、あれ?弾が出ない?」

優季「狭くて弾が取れなぁ~い」

あや「いった~誰?今蹴ったの…」

紗希「…」

桂利奈「ねぇ、次どうするの!?」

梓「桂利奈ちゃんとりあえず先輩達を追って!」

桂利奈「え?なんて言ったの!?」

梓「先輩達を追って!!」

”ギャーギャー“

やっぱりコメットが定員オーバーで大変そうだ。

生徒会「こっち2人不足しているから1人来てくれない?」

大河とかさどかとかまぞえとかを動員しよう

現在の大洗

Ⅳ号戦車:5人中5人
ナウエル:5人中3人
Ⅳ号突撃:4人中4人
コメット:5人中6人
パンター:5人中4人

確実に回せる人員
1年生:1人(純粋な余剰要員)

考えようによっては回せる人員
1年生:1人(コメットの機銃手)

結果、最大で2人まで他戦車へ移動する事が可能。


<朗報?>
wiki曰く、ナウエルは改装後に4人乗りが可能みたいなので1人少なくてもギリギリ可能か?

>>229
これですか?

ニコニコ大百科より引用

ドラマCD
~中略~
ゴモヨやぱぞ美のみならず、「さどか」「まぞえ」「メロリ」「カストリコ」などといったヘンテコな名前が登場している。


放送要員の王大河も徴用すれば人員不足はギリギリ解消出来そうですね。

いい戦車とかに変えると人員の問題が出てくるのか....

次はクーゲルパンツァーにしよう。

>>236
装甲厚5mmじゃ、体当たりされただけでもミンチより酷いことになる可能性が微レ存…(´・ω・`)

キュラキュラキュラ…

みほ「…さて、後は生徒会のナウエルと一年生のコメットだけ…」

優花里「ナウエルは車体が傾斜装甲ですから…装甲厚は実際より上ですね…短砲身のⅣ号ではやはり…」

みほ「抜けない…コメットも垂直装甲だけどⅣ号の主砲じゃかなり接近しないと厳しいかな…」

沙織「じゃあ…さっきみたいに二人が争ってる時に後ろからズドンと…」

みほ「うん…でも、もし生徒会と一年生が一時的に手を組んだら、その作戦は使えない…」

優花里「万事休すですか…」

みほ「…互いに争ってたら背後から強襲しましょう…もし二チームが手を組んでいても最後まで戦いましょう」


キュラキュラキュラ…

梓「先輩達…見失っちゃった…」

あゆみ「梓ちゃん、後残ってるチームって私達以外いるのかな?」

梓「えっと…バレー部の先輩達と物知りの先輩達がやられちゃったから…私達と西住先輩と生徒会じゃないかな?」

あや「あれ?そう言えば生徒会は?一度も見て無くない?」

“ズダンッ!!”

あゆみ「きゃ!?」

梓「ッ…大丈夫?」

あや「何々!?」

梓「あ…生徒会チーム!」



桃「…避けられた!?」

柚子「いや…止まってたよ桃ちゃん…」

杏「頑張れ~かーしまー」

“ガシャ”

“ガシャコン”

桃「己…次こそは…」

柚子「会長…桃ちゃん一人で装填手と砲手…大変そうですよ…」ヒソヒソ

杏「んーそだね」

柚子「手伝ってあげた方が…」ヒソヒソ

杏「かーしま、手伝おうか?」

桃「いえ、大丈夫です!」

杏「ほら」

柚子「ムキになってるだけじゃ…」

“ズダンッ!”

梓「…撃ち返して!」

あゆみ「任せて!」

“バスッン!!”

“ガキィンッ”

あゆみ「あぁ!当たったのに!旗が揚がらないよ!」

梓「たぶん、貫通判定に達してないんだよ」

桃「おのれぇ…何故こっちは当たらん!」

柚子「腕の問題じゃないかな…」

桃「うるさい!」

“バスッン”

“ガキィンッ”

“ズダンッ!”

桃「くっ…うまくかわす…」

柚子「いや…だから足止めてるよ桃ちゃん…」

杏「ジリ貧だねぇ、かーしま残弾確認!」

“ガシャン”

“ガシャコン”

桃「後…あれ…弾がない!?」

杏「今、装填されたのが最後のだね」

桃「なるほど…弾切れを狙う作戦か…小癪な…」

柚子「いや…桃ちゃんが出鱈目に撃つからじゃ…」

桃「ええいうるさい!かわされるなら!かわされない距離で撃てば良い!柚子、前進しろ!」

柚子「えぇ…」

杏「小山ぁ、前進」



梓「駄目だ…全然抜けない…」

あゆみ「頭狙っても体狙っても弾かれちゃうね」

梓「もっかい、砲塔で…ってどうしたの紗希?」

紗希「…」

梓「紗希、装填急いで!」

紗希「…」

あや「あぁ…」

梓「あや、弾は?」

あや「“悲報”残弾残り1発」ヨイショ

梓「えぇ!?」

あゆみ「あ、生徒会こっちくる!」

梓「そう言えば…弾薬の調達が急だったからあんまり乗せてないって自動車部の先輩が言ってた気が…」

あや「どうする?」

梓「遠くからじゃ駄目なら近づいて撃てば…桂利奈、前進!」

桂利奈「あいー!」

キュラキュラキュラ

やっぱり初心者時代の1年生チームではそう簡単に貫通は厳しいかぁ。

ナウエルの正面装甲は傾斜65度有るから、水平における換算装甲厚は88.27mm。
1年生の練度が決勝戦レベルになったら2000m位でも撃破しそうだな。

改めて50口径77mm戦車砲の威力をば。
*500m:137mm
1000m:126mm
1500m:116mm
2000m:106mm
2500m:98mm
3000m:90mm

近付いて当たれば行ける筈。
1年頑張れ。

現時点における大洗戦車

戦車情報
あんこう:Ⅳ号戦車 D型
カメ  :ナウエル DL43
アヒル :Ⅴ号戦車パンター F型
カバ  :Ⅳ号突撃戦車
ウサギ :コメット巡航戦車


大洗戦車の最大装甲厚
水平は水平換算装甲厚を示す

Ⅳ号戦車D型 :30mm
Ⅳ号突撃戦車:80mm
ナウエルDL43:80mm(傾斜65度)…水平88.27mm
コメット巡航:101mm
パンターF型 :120mm(傾斜79度)…水平122.24mm


大洗戦車の火力
攻撃条件は1000mの垂直装甲とする。
また、砲弾は徹甲弾系統とする。

Ⅳ号戦車D型 :24口径75mm戦車砲 49mm
Ⅳ号突撃戦車:48口径75mm戦車砲 117mm 
ナウエルDL43:30口径75mm野砲  不明(40~55mm?)
コメット巡航:50口径77mm戦車砲 126mm
パンターF型 :70口径75mm戦車砲 135mm

キュラキュラキュラ

柚子「桃ちゃん後50mだよ!」

桃「まだだ!まだ!」


梓「桂利奈ちゃん止まって!」

桂利奈「あい!」

ギャギャギャ…

あや「どうしたの?」

梓「止まって撃った方が当たりやすいと思って」

あゆみ「さっきより近いから狙いやすい」


桃「馬鹿め足を止めたな!」

“ズダンッ…”

柚子「桃ちゃん…この距離外す?」

梓「撃って!」

“バスッン!”

“シュパッ”

蝶野「ナウエル走行不能!」

桃「おのれぇ…」


梓「やった!あゆみ!」

あゆみ「イェーイ!」

あや「あれ…なんか忘れてる気が……」


みほ「撃て!」

“パスッン”

“シュパッ”

梓「いたた…」

蝶野「コメット走行不能!よってⅣ号戦車チームの、勝利!」

みほ「ふぅ…」

沙織「なんか、あっけない終わり方だったね…」

優花里「私は満足ですよ!」

ー学園浴場ー

優花里「はぁ…身体を動かした後のお風呂は気持いいですねぇ」

沙織「私なんもしてないけど…確かに気持いいよね~」

みほ「…」

華「どうしましたみほさん?」

みほ「え、あ…いや…こうやって誰かと一緒にお風呂に入るの久々だなって…」ニコニコ

沙織「へぇ~そうなんだ?前の学校ではこんな感じで皆で入ったりしないの?」

優花里「た、武部殿!」

沙織「あ…ごめん…」

みほ「ううん…良いよ…」


みほ「前の学校は副隊長してたからやること多くて…お風呂に入るのは最後だったから…」

沙織「そうなんだ…」

みほ「でも、たまにお姉ちゃんと一緒に入ったりはしたかな?会話は戦車道の事、以外は少なかったけど…」エヘヘ

沙織「みぽりん…大変だったんだね…」

優花里「でも、これからは最低でも私達5人とはお風呂を共に出来ますよ!」

“ザバァ”

麻子「悪いが…私は戦車道はやらないぞ…」

優花里「え…?」

沙織「ちょ…麻子何言ってるのよ!」

麻子「私は西住さんに借りがあったから返しただけだ…役目は果たした…」

優花里「で、でもあの操縦の技術を持っているのに戦車道やらないなんて勿体ないです!」

麻子「私はもう他に決めた…だから無理だ」

みほ「生徒会に言ったら直ぐに変更してもらえると思うけど…」

麻子「…悪いな…」スタスタ

みほ「あ…麻子さん…でも、戦車道やると色々と特典があるよ!」

沙織「そうだよ!遅刻で単位足りてないんでしょ!」

麻子「…」ピクッ

みほ「このままだと…麻子さん私達の後輩に…」

麻子「ッ!?」

沙織「そうだよ!麻子!私の事、沙織じゃなくて沙織先輩って呼ぶことになるんだよ!」

麻子「うぐ…」

沙織「さぁ、沙織先輩って言ってみ!」

麻子「さ…沙…」

みほ「西住先輩」

麻子「西住先輩」

沙織「ちょ、なんでみぽりんだけ!?」

麻子「西住さんは先輩だとしても私の中では妥協出来る…沙織…無理だ…」

沙織「うぐぐ…何よそれ…」

みほ「でも、私は麻子さんと一緒に居たいよ…だから戦車道やって皆で卒業式を迎えられる様にしよ麻子さん?」

麻子「ぅ…仕方ない…やろう…戦車道…」

優花里「よかったです、改めてよろしくお願いします冷泉殿!」

みほ「…」ホッ

テスト

何故だろう…長文が書き込めぬ(´・ω・`)

ー次の日ー

桃「よし!今日も練習を始めるぞ!西住!」

みほ「はい…えっと、今日は各役割を決める為に全員練習試合で搭乗した戦車の車長、装填手、通信手、砲手、操縦手を一通りやって決めようと思います。」

梓「あ、あの…」

みほ「はい?何でしょう梓さん?」にっこり

梓「私達の戦車…6人だと狭いんですが…」

みほ「あぁ…コメットは5人乗りだから…じゃあ…」



桃「…」

紗希「…」ポケー

桃「会長…大丈夫なんですか…この子…」

杏「ん?まぁ大丈夫でしょ?」

桃「ボーッとしてて頼りないですが…」

柚子「桃ちゃん…」

桃「なんだ?その可哀想な目で私を見つめて!」

杏「まぁまぁ、それに丸山ちゃんが立候補したみたいだし?」

紗希「…」

桃「それ、何も言わないから決められただけなんじゃ…」

杏「まぁ、何とかなるさ!」



みほ「じゃあ…先ずは砲手と装填手を決めるので200m先の的を狙って撃って下さい、的に当たるまでに使った弾数を数値化します。」

エルヴィン「装填手はどうする?」

みほ「私と沙織さん、華さん、優花里さんで装填スピードを計測します」

麻子「私は…」

みほ「麻子さんはこちらで操縦手に決まったのでⅣ号戦車を適当に走らせて馴れて下さい」

麻子「わかった…」スタスタ

みほ「では…始め!」

“ズダンッ”

“パスッン”

“バスッン”

桃「おのれぇ…」

柚子「桃ちゃん…もう他は次の人に行ってるよ?」

桃「わかってる!」

“バスッン”

みほ「あの…紗希ちゃん大丈夫?」

紗希「…」

“ガシャコン”

桃「もう一回!」

“バスッン”

紗希「…」

“ガシャコン”

“バスッン”

紗希「…」

“カチカチッ”

桃「ん?こら!装填手!しっかりしろ!」

紗希「…」じぃー…

桃「な、なんだ!?」

紗希「…」じぃー…

桃「文句があるなら言え!」

紗希「…」

“ガシャコン”

桃「全く…」

紗希「ふぅ…」

桃「ひぅい!?///」

“バスッン”

桃「な、何をするんだ!」

みほ「命中」

桃「何?」

みほ「命中しました、次の人に変わって下さい」

桃「当たったのか?」

みほ「はい、あ…次は角谷先輩が装填手、小山先輩が砲手でお願いします」

紗希「…」


※今日はここまでにしときます(´・ω・`)

ー数時間後

みほ「うん…これでよし!」

沙織「どんな結果になったの?」

みほ「こんな感じかな、各個人が向いてるのは」

【役割決め(仮)】
・ウサギさんチーム

車長…梓ちゃん

装填手…あやちゃん

砲手…あゆみちゃん

通信手…優季ちゃん

操縦手…桂利奈ちゃん

・アヒルさんチーム

車長&装填手…典子さん

砲手…あけびさん

操縦手…忍さん

通信手…妙子さん

・カバさんチーム

車長&通信手…エルヴィンさん

装填手…カエサルさん

操縦手…おりょうさん

砲手…左衛門佐さん


・カメさんチーム

車長&砲手…角谷先輩

装填手…紗希ちゃん&河嶋先輩(通信手兼任)

操縦手…小山先輩


みほ「以上です」

桃「このチーム名はなんだ?」

みほ「え?可愛いかなって…」

桃「もっとまともなのは無かったのか…」

杏「いいじゃん可愛くて、っで西住ちゃんのとこは?」

みほ「それだったら…」

沙織「はい!これだよ!」

・あんこうチーム

車長…みぽりん

砲手…華

装填手…優花里

操縦手…麻子

通信手…わたし!


沙織「完璧でしょ?」

麻子「なるほど…他はまともに出来そうに無いから通信手か…沙織らしい」

沙織「それは麻子も一緒でしょ?砲弾重くて持てなかったし!砲手はうるさくて手が痺れるとかいって結局操縦手じゃん」

みほ「まぁまぁ…じゃあこれを元に戦車の基礎と模擬練習をしましょう」

スレオチしたまほが大洗に来るネタにも勝ったな、ああはあったな

>>274
あぁ…気が向いたら完結かもう一度書き直そうかな…(´・ω・`)

みほ「ふぅ…なんとか形にはなってきたかな…」

桃「よし!今日はここまで!」

ツカレター

アセクサ~イ

ガヤガヤ

桃「とりあえず、今回の役割決めで大体固まったと思うが別に変更しても構わない!」

桃「明日も練習だから、ゆっくり休め!以上、解散!」

《ありがとうございました!!》


ーみほ自宅ー

みほ「ふぁ…久々に疲れた…」

“ボフッ”

みほ「…優勝か…そうなると黒森峰と当たるのは避けられないか…」

みほはボコのぬいぐるみを抱きしめる

みほ「…お姉ちゃん…」

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー

ー黒森峰女学園ー

“ズガンッ”

“ズガンッ”

“バシュッ”

まほ「…」カキカキ

エリカ「二号車!ちゃんと狙いなさい!止まってる的にも当てれないの!?」

二号車砲手「す、すみません…」

エリカ「謝ってる暇があったら的に当てなさい!」

まほ「エリカ…」

エリカ「なんですか隊長」

まほ「…厳しくしすぎてはかえって良い結果は出ないぞ…」

エリカ「いえ、良いんです!あれ位しないと強くなんてなれません!六号車!一斉射よタイミングがずれてるじゃない!」


まほ「ふぅ…(最近、徐々に士気が下がってるな…雰囲気も悪い…)」

エリカ「そんな簡単な事も出来ないの!?」

まほ「…(エリカは良くやってくれてるが…やはりみほが抜けたのは大きいか…みほのやり方とエリカのやり方では正反対過ぎる…)」

まほ「…みほ…」

エリカ「隊長?」

まほ「あぁ…すまない…どうした?」

エリカ「明日のメニューですが…」

ー数ヶ月前ー

ー西住邸ー

みほ「…」

まほ「…」

しほ「…何か言うことはあるみほ?」

みほ「…ありません」

しほ「何も?」

みほ「はい」

しほ「貴女がフラッグ車の指揮を放棄した事については?」

みほ「私は正しい事をしたと思っています…」

しほ「車長たるものが戦車の指揮を放棄する行為が正しいと?ましてや副隊長が」

みほ「私は…濁流に流された戦車の乗員を助けるのが第1と思っ…」

“バンッ”

みほ「…」

しほ「貴女は自分が犯した事の重大さを分かっているの?」

まほ「お母様…」

しほ「まほは黙っていなさい!」

まほ「…はい」

しほ「みほ、貴女がやったことは今まで積み上げてきた物を何の躊躇いなく崩し去ったの…わかる?」

みほ「わかりません」

しほ「本気で言ってるの?」

みほ「はい、わかりません…何故、味方が…仲間が危険に晒されてるのにそれを無視して戦わないといけないんですか?」

しほ「みほ…いい加減にしなさい…西住の戦車道は…」

みほ「仲間を見殺 しにして勝利を獲るんですか?」

しほ「ッ!」

“パァンッ…”

しほはみほの頬を力強く叩いた

みほ「ッ…」

まほ「みほ!お母様!」

しほ「ッ…」

みほ「…私の…」

まほ「みほ…?」

みほ「私の求めてた戦車道はこんなのじゃない!」ダッ

まほ「み、みほ待て!」

しほ「まほ!放っておきなさい…」

まほ「お母様…」

しほ「貴女は明日の取材の準備をしなさい…」

まほ「…はい…」

リポーター「今日はありがとうございました!」

まほ「いえ…」

リポーター「ところで…妹さんは…姿が見えませんが…?」

まほ「体調が優れないので自宅で休んでいます」

リポーター「そうですか…二人のツーショットが欲しかったのですか…」

まほ「すみません…」

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー


ー西住邸ー

まほ「ふぅ…疲れた…練習まで1時間か…」

まほは階段を上がりみほの部屋へ向かう

“コンコン”

まほ「みほ…」

シーン…

まほ「みほ、入るぞ?」

“ガチャ”

まほ「いない…?」

まほはみほの部屋を見渡すがみほはおらず

まほ「タンクジャケットがない…学園に行ったのか…」


ー黒森峰女学園ー

まほ「…騒がしいな…」

エリカ「あ、隊長!」

まほ「エリカどうした?」

エリカ「副隊長のタンクジャケットとこれがティーガーに!」

まほ「…退部届け…」

エリカ「副隊長の悪ふざけですかね?」

まほ「エリカ…先に皆を連れて練習していてくれ…ティーガーもこのままにな…」

エリカ「え!?わ、私が?」

まほ「頼む…臨時的に副隊長を任せる…」

エリカ「わ、分かりました!」タッタッタ…

まほ「…」

まほ「…」

“ガコッ…”

まほ「…ティーガーの中…綺麗に掃除したのか…」

“パタン”

まほはティーガーの中に入り車長の座席に腰をかける

まほ「…」

“カサカサ”

まほは退部届けの中身を取り出すと、みほの字で手紙が入っていた


《お姉ちゃんへ》

“先ずはごめんなさい。多分、お姉ちゃんがこの手紙を読んでる頃には私は黒森峰にはいないと思います。”

“今回の戦車道の試合で私がやったことはとてもいけないことって言うのは分かってた“

“今年で卒業する3年生達に優勝旗を握らせる事が出来なかった事と黒森峰の十連覇をふいにしたこともどれだけ大変な事か分かってる…”

”でも…私は誰かを犠牲にしてでも勝つ事が嫌だった、我が侭かもしれないけど私はそんな戦車道をしたくない“

”私がやりたかった戦車道は…昔、お姉ちゃん達とやった皆で一緒に勝つ戦車道“

”あ…気がついたら長文になってた…ごめんなさい、時間も迫ってきたからこれで最後にします“

“お姉ちゃんの肩身が狭くならないように3年生の先輩達には昨日の夕方から全員に謝罪しました”

“正直、3年生の先輩達になんて言われるかわからなくて怖かったかったけど…皆、許してくれました”

“それが形だけなのか本心なのかは分からないけど…私に出来る事はやったつもりです…”

“迷惑かけてばっかでごめんなさいお姉ちゃん…”

             “西住 みほ”


まほ「…みほ…」

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー



エリカ「これで…って隊長大丈夫ですか?」

まほ「あ…あぁ…すまない…エリカ…少しボーッとしてた…大丈夫だ」

エリカ「そうですか…?」

まほ「今日は切り上げて戦車の点検を行ってくれ…エリカの明日のメニューは確認しておく…」

エリカ「は、はい…隊長お疲れさまです!」


ー深夜 黒森峰戦車倉庫ー

まほ「…よし…点検は怠っていないな…弾薬も数は合う…最終確認は完了…」

まほはクリップボードに挟んだ紙に記入を終え、ティーガーⅠにもたれかかり一息つく


まほ「…みほ…お前はそこからどんな風に私が見えていた…憧れる存在?頼りになる存在?恐怖を感じる存在?」

まほはティーガーⅠのキューポラの当たりを見上げる

まほ「今の私は…昔の私と比べて変わってしまったか?」

ティーガーⅠ「ー」

まほ「…ふぅ…お前に言っても仕方ないか…すまないな…愚痴をこぼせる相手がいなくなったんだ…」

まほはティーガーⅠをコツンと叩くと倉庫の出口へ向かいだす

まほ「…(いつまでも落ち込んでる場合じゃないか…妹の尻拭いは姉の私の役目だ…私は逃げる訳にはいかない…)」

ー大洗女子学園ー

“パスッン”

“バスッン”

“タァン!”

みほ「うん…皆、上手くなってる…」

優花里「西住殿の教え方が良いんですよきっと」

みほ「ううん…皆、覚えるスピードが早いんだよ…」ニッコリ

優花里「あ…ぁぅ…西住殿その笑顔は卑怯であります…//」

みほ「?」キョトン



杏「これならいけるかな?」

桃「…なら…」

杏「んー頼むわ、かーしま」

桃「はっ!」スタスタスタ

紗希「…」トコトコトコ

桃「こ、こら!付いてこんで良い!」

紗希「…」ポケー

柚子「会長…なにをなさるつもりですか…?」

杏「にひひ…後のお楽しみ!」

桃「よーし、皆集まれ!」

“ザワザワ”

桃「静かに!会長…どうぞ」

杏「ん、明日の休み練習試合組んだからよろしく!」

みほ「…え?」

沙織「れ、練習試合って私達…戦車乗って1週間立ってないよ!?」

杏「そうだっけ?」

みほ「あの…ちなみに相手は…」

桃「聖グロリアーナ女学院だ」

優花里「聖グロリアーナ女学院って昨年3位の高校ですよ!?」

杏「そだね」

華「お強いんですか?」

みほ「戦車道大会の準決勝、決勝の常連校…」

沙織「えぇ!?」

優花里「いくら何でも無茶ですよ!」

杏「無茶も何も、“練習試合”なんだから本番じゃないんだし気楽に戦車道がどんなもんか感じてくれたらそれでおk!」ニッ

みほ「…!」

杏「戦車道の大会も近いし最終調整ってとこかな?」

桃「そう言うことだ!よって各戦車の車長はこの後、生徒会室に集まれ!作戦会議だ!」

ー生徒会室ー

桃「今回、私が立案した作戦はこれだ!」

みほ「…」

エルヴィン「待ち伏せか…」

桃「そうだ!1両が囮となりキルゾーンに誘い込み一気に叩き潰す!」バンッ

紗希「…」ポケー

梓「…(紗希ちゃん…なんで河嶋先輩の傍にいるんだろ…?)」

みほ「…うーん…」

杏「西住ちゃんどうかした?」

みほ「え、あぁ…聖グロリアーナは多分こういった作戦は読んでると思ったので通じるかなと…」

桃「なんだと!?私の考えた作戦にケチをつける気か!?」

みほ「いや、ケチをつける訳じゃないんですがもし仮に…河嶋先輩の完璧な作戦が相手に通じなかった時…または倒しきれなかった時…その後の作戦も立てた方が良いんじゃないかなと…」

桃「…確かに…それは一理あるな…では、仮に私の完璧な作戦が失敗に終わったらどうするか考えるぞ!」

柚子「…(西住さん、桃ちゃんの扱い巧いなぁ…)」

桃「よし…ではこれで作戦会議を終わる!各車長は作戦を他の人員に伝える事!以上解散!」

みほ「…(とりあえず…皆に作戦を伝えて…ん?)」

梓「えっと…先ずは待ち伏せして…次に…」

みほ「梓ちゃん大丈夫?」

梓「あ!西住先輩」

みほ「作戦が分からなかったらメモに書いて渡すけど?」

梓「あ、いえ…それは大丈夫なんですけど…」

みほ「?」

梓「あの…車長って何をすれば良いんでしょうか…」

みほ「うん?車長の仕事?」

梓「はい…」

みほ「えっと…周囲を見渡して敵の位置を知らせたり…射撃目標を指示したり…仲間を励ましたり…とかかな?簡単に言えばお母さん的なポジションかな?」

梓「お母さん…?」

みほ「うん…戦車は一人では動かせない…装填手、砲手、通信手、操縦手、そしてそれをまとめる車長がいて初めて戦車は動ける」

梓「…」

みほ「誰か一人でも欠けてしまえば…戦車は力を失っていっちゃう…だから、そうさせない様に車長が皆を見て的確な指示を出してあげるの」

梓「でも…私…自信ないんです…皆、好き勝手しちゃうから…」

みほ「大丈夫…」ポンッ

みほは優しく梓の肩に手を置き

梓「ぇ…」

みほ「どんな時でも車長は胸張って!どっしり構えとけば良いんだよ。そしたら自然に皆は車長を信頼して全てを託してくれるから」ニッコリ

梓「…心を強く持てって事ですか?」

みほ「うん、たったそれだけ♪」

梓「わ、わかりました!ありがとうございます!」

みほ「うん…あ…沙織さんからメール…ごめんじゃあ私は行くから!」

”タッタッタ…“

梓「…西住先輩…格好いいなぁ…」

ーショッピングモールー

みほ「所で何を買いに来たんですか?」

沙織「クッションとか小物買って戦車に置こうと思って」

みほ「戦車に?」

沙織「デコレーションだよ!」

華「ケータイとかをキラキラにするあれですか?」

沙織「近いかな?色とかも塗り替えてみる?」

優花里「何言ってるんですか!戦車はあのままがいいんです!」

みほ「戦車をデコレーションする人とか見たことないなぁ…」

沙織「そうなの?」

みほ「うん…いたら一回会ってみたいな、あはは」


ー次の日ー

みほ「…」

優花里「…」

麻子「…」ウトウト

沙織「あー!やっぱみんなデコレーションしてるじゃん!」

優花里「パンターが!コメットが!Ⅳ号突撃砲が!ナウエルカがァッ!!なんてことを!!」

みほ「あはは…まさか本当にデコレーションする人に出会っちゃった…」

優花里「西住殿!酷いですよね!?」

みほ「…でも面白いね戦車のデコレーションって初めて見たよ」クスクス

優花里「笑いごとじゃないですよ…」

みほ「まぁ、戦術的には目立って仕方ないからね」

前日にⅣ号戦車以外は(原作の)痛戦車にデコレーションされていた。

桃「よし!試合会場に向かうぞ!」

~試合会場~

杏「やーやー今回は練習試合引き受けてくれてありがとう!」

ダージリン「いえ、構わなくってよ…でも、まぁ…個性的な戦車ですこと…」

杏「お褒めのお言葉ありがとう!」

ダージリン「まぁ、私達は相手がどうあれ正々堂々と戦わして貰いますわお互い全力で戦いましょう」

杏「あぁ!」

ダージリンと杏はがっちりと握手を交わした

ダージリン「じゃ…それじゃ…ん?」


みほ「各車長、もう一度作戦の確認をします…」

ダージリン「…(あれは…黒森峰の副隊長さん?いえ…他人のそら似かしら…?)」スタスタ…

ー大洗女学園待機場所ー

優花里「うぅ…ドキドキしてきました…」

みほ「…」

優花里「どうしたんですか西住殿?」

みほ「うぅん…今回のグロリアーナは重戦車中心の編成だから…考えてた作戦を考え直してたの…」

優花里「えっと…たしか…」


※聖グロリアーナ女学院

・ブラックプリンス歩兵戦車(フラッグ車)

・エクセルシアー重突撃戦車×2

・マチルダII歩兵戦車×2

優花里「重装甲なのはやはりグロリアーナって感じですね…」

みほ「これは簡単にはいかないかな…」

※ここで一旦切ります(´・ω・`)

みほ「…ふぅ…」

杏《西住ちゃん?》

みほ「あ、はい?」

杏《あんま気負わないでね?気楽に気楽に!》

みほ「…ありがとうございます」

優花里「今回は公式戦同様フラッグ戦ですか…」

みほ「うん…なるべく実戦に近い方がなれるかなって」

沙織「フラッグ戦って戦車に旗立ててる奴を倒せば良いんだよね?」

みほ「そうです、いくら数が残っていてもフラッグ車を倒せば勝ちです」

沙織「案外簡単そうじゃん!」

優花里「いえ…相手は全国3位…簡単にはいきませんよきっと…」

みほ「…皆さん始まる前に作戦の最終確認をします…先ずはグロリアーナの戦車をα地点までおびき寄せ残りの車両がこれを叩きます」



桃「我ながら良い作戦だ…」ウンウン


みほ「で、もしこの作戦が看破された場合は速やかに市街地へ撤退し態勢を整えます」

エルヴィン「ヒットアンドアウェイだな」

みほ「市街地へ入ったら地の利をいかしてフラッグ車を狙います」

典子「大洗は庭です!任せて下さい!」

みほ「では、各車健闘を祈ります!パンツァーフォー!」

ー小高い崖ー

みほ「いた!」

優花里「流石、グロリアーナ…綺麗な隊列です…」

みほ「やっぱり…練度は向こうが上…優花里さん戦車へ」

優花里「はい!」

みほ「麻子さん起きて、作戦開始します」

“ガコン”

みほ「華さん、砲撃準備」

華「はい!」

みほ「麻子さん、華さんが一発撃ったら直ぐに後退α地点まで全速力で!」

麻子「ん…」

華「…」

“バスッン”


ペコ「撃ってきましたね」

ダージリン「そうね…しかもフラッグ車が直接とはね…」

アッサム「撃ち返しますか?」

ダージリン「えぇ…仮想黒森峰…としては貧弱ですけど…ブラックプリンスとエクセルシアの能力を試しましょう…」

ペコ「OG会の権力者の弱み握ってやっと手に入れた戦車ですからね」

ダージリン「聞こえが悪いわオレンジペコ、淑女らしくお茶会で解決したのよ」

ペコ「相手に紅茶じゃなくコーヒーだし出てましたけどね」

ダージリン「ふふ、さて…各車、発砲」

“ズダンッ”

“パスッン”

“パスッン”

“ズガッン”

“ズダンッ”

みほ「麻子さん回避!」

“ズガガガンッ”

みほ「ッ…」

優花里「凄い威力…流石はブラックプリンス…」

みほ「でも、ここでやられるわけにはいかない…ちゃんと魚を網まで誘導しなくちゃ」

>>350
そもそも大学選抜の戦車自体がレギュレーション上のハイエンドに近いからなぁ。

後、聖グロはそこまでやらないと延々と強豪止まりで優勝出来そうにないんだよなww
マチルダの2ポンドじゃあ黒森峰が3号主体の機動戦術型で来たとしてもそもそも3号ですらほぼドアノッカーだし。
クルセイダーはまだマシだが装甲薄すぎて聖グロに合わない+マシでも虎抜くのきっついのコンボと言う。
んでOG会が強すぎてチャーチルマチルダクルセイダーしか購入の選択肢が無いと言うww
そのメンツだと2両ぐらいクルセイダーを偵察要員にして残り全部チャーチル75㎜型、ぐらいじゃないとワンチャンも無いww

“ズガガカン”

みほ「…良い感じ…麻子さん初めの時より動きがよくなってる…」ボソッ

沙織「みぽりん危ないよ!」

みほ「ん…あぁ、大丈夫大丈夫、滅多に当たんないから」

沙織「そう言うことじゃなくて!」

みほ「…ありがとう、じゃあお言葉に甘えるよ」


ーα地点ー

カックメーイ

イツモココロニバレーボール

桃「えぇい…西住のやつまだか!?」

紗希「…」ポケー

杏「待つのも作戦しょ?」

柚子「そうだよ、仮にも副隊長さんなんだから!」

桃「わかってる!あと、桃ちゃんと呼ぶな!」

杏「モグモグ…」

《こちら、あんこうチーム…間もなくα地点に到着します…射撃準備をお願いします》

杏「ん…りょーかーい、かーしま!」

桃「敵が来るぞ!持ち場につけ!」

ーーーーーーーーー

ズガガカン

みほ「…」

華「どうしましたみほさん?」

みほ「え、うぅん何でも少し考え事」

華「そうですか…?」

みほ「…(緊張のあまり同士討ちにならなきゃ良いけど…)」

キュラキュラキャラ…


桃「…」ドキドキ

柚子「会長…桃ちゃんに砲手やらせるんですか?」

杏「ん、だって練習試合だし…かーしまももう一度チャンスをって言うからさ」

柚子「大丈夫かな…」

桃「…さぁ…こい…」ドキドキ

紗希「ふぅ…」

桃「ひぃうぁ!?//」

紗希「…」

桃「な、何をする!耳に息を吹きかけるのはやめろと言っただろう!//」

紗希「…」ポケー

エルヴィ《副隊長!Ⅳ号が帰ってきたぞ!》

桃「ッ!射撃準備!」

会長、それはいかんぞ(汗)
紗希ちゃんの「息フー」が最後の希望だ…。

桃ちゃんの無能な働き者ポジションは変わりそうにないですな。

>>351
52口径6ポンド(57mm)砲だとパンターやティーガーの正面撃破は無理ゲーですからね。
17ポンド砲か6ポンド砲APDS弾を使ってギリギリ撃破を狙える位でしょう。

英国戦車の戦車砲
貫徹力は距離1000m時を示す。
装甲傾斜は0度(90度)である。

52口径2ポンド砲(40mm)
徹甲弾:44mm

52口径6ポンド砲(57mm)
徹甲弾 :82mm
APDS弾:120mm

58.4口径17ポンド砲(76.2mm)
徹甲弾:140mm

なお、APDS弾は傾斜装甲相手だと弾かれる可能性あり。

>>355追記
50口径77mm戦車砲(76.2mm)
徹甲弾:126mm

ペコ「この先、待ち伏せてますね」

ダージリン「そうね、マウスに引けを取らない位…存在感あるものね」

ペコ「遠くからでも気づきますよね…あのカラーリング」

アッサム「ですが…冗談抜きで存在感があるのは数両いますね」

ペコ「どうします?」

ダージリン「折角、お茶会に招いていただいたのよ?喜んで参加してあげないと失礼よ…」

ペコ「了解しました」

ダージリン「まぁ…ただ参加するだけじゃなくて…本物のお茶会を教えて差し上げましょう」

キュラキュラキュラ…

桃「来たぞ!撃て!撃て撃て!」

“バッスン”

“ズガァ”

“ズダンッ”

“パスッン”

みほ「みんな、落ち着いて!バラバラじゃなくて1両に集中砲火で!」

“ズダンッ”

“バッスン”

“パスッン”

“ズダンッ”

みほ「駄目だ…みんな緊張で連携が取れない…」

優花里「西住殿!撤退した方が…」

みほ「わかってる!沙織さん先ずはカメさんチームに繋いで!」

沙織「う、うん!」

みほ「華さん、こちらの砲ではあちらの装甲は抜けないから履帯を狙って!」

華「は、はい!」


ダージリン「さて…砲撃…」


“ズダンッ”

“ズダンッ”

“ズガァ”

“パスッン”

“パスッン”

優季「やー」

あや「駄目無理!」

桂利奈「逃げようよ!」

ギャーギャー

ドタバタ

梓「みんな落ち着いてッ!」

一年ズ「…」ピタッ

梓「慌てたって仕方ないよ!だから、落ち着いて西住先輩達の指示を待と?」

あゆみ「そ、そうだね…ごめん」

あや「いや、確かに今外出たら危ないもんね~」

梓「そ、そうだよ!(あ…何とかなりそ…)」

“ガキィン”

あゆみ「ひっ!?」

桂利奈「やっぱり無理だよ!」

“ガコッ”

キャラギュラギュラ

梓「ちょっ…そっちは敵の真正面だよ!」

ルクリリ「コメットが突っ込んでくる!?かわして!」

ギュラギュラギュラ

マチルダ車長「抜けられた!」

ルクリリ「任せなさい、エクセルシアの主砲で…」

“ズガァ”

“シュパッ”

アナウンス「エクセルシア行動不能!」

忍「よし!」

典子「ナイスサーブ!」

ルクリリ「しまった…」ガクッ

ペコ「エクセルシアやられましたね…」

ダージリン「落ち着きなさい…こう言うとき動揺したら負けよ」

アッサム「お言葉ですが…ダージリン様の落としたティーカップの紅茶が掛かったのですが…」

ダージリン「あら…いつの間に…」

ペコ「ダージリン様が1番動揺してますね」

みほ「このまま市街地まで撤退します!」

桃《なにぃ!?まだ、戦えるだろう!》

みほ「1両撃破出来ただけ奇跡に近いです!今下がらなきゃ負けます!」

桃《き、奇跡に近いだと!?西住おm…》プツン

沙織「うるさいからカメさんチームの無線きっといたよみぽりん!」

みほ「ありがと、沙織さん」

エルヴィン《隊長!市街地に撤退でいいのか!?》

みほ「はい、迅速に後退します」

典子《撤退した後はどうしますか?》

みほ「大洗は地図である程度地理は確認してますが皆さんの方が詳しいと思うのでサポートをお願いします」

カメさん以外《了解です!》

ダージリン「…撤退する…なるほど引き際を知ってるようね…なら隊長は戦車道の経験者…それもかなりの手練れ…」

アッサム「ダージリン、データありました…大洗は今年戦車道を復活させた見たいです…そして、大洗の隊長は…西住みほ…」

ダージリン「やっぱり…見間違いじゃなかったようね…」



桃「おのれぇ…西住…」

柚子「会長…皆、市街地に向かってますよ…」

桃「えぇい!敵に背を向けれるか!私は残るぞ!」

杏「ふぅむ…丸山ちゃん」

紗希「…」

桃「柚子!撤退するなよ!私が全部倒す!」

柚子「無理だよ~桃ちゃんの腕じゃ…」

桃「うるさい!桃ちゃんとぉぉお!?///」ゾクゾク

紗希「…」ハムハム

紗希ちゃんは桃ちゃんの耳を甘噛みし始めた

桃「ちょ…やめ…やめて…やめろぉ…///」ビクンビクン

杏「小山ー今の内に撤退しちゃって~」

みほ「…全員無事みたい…沙織さんウサギさんチームと連絡とれた?」

沙織「ん~…駄目みたい…呼びかけてるんだけど返事が無いよ」

みほ「…大丈夫かな…」

エルヴィン《隊長殿、市街地戦に移行するわけだが…作戦を知りたい》

みほ「あ…はい、こちらの戦車は正面から撃ち合ってまともに戦えるのはパンターだけなので待ち伏せで倒します」

エルヴィン《なるほど、確かに隠れる物が多く機動力が低下する市街地なら待ち伏せが良いだろうな》

優花里「ブラックプリンスは正面は厚いですが側背面は比較的薄めですからね」

みほ「待ち伏せなので各車両2両でチームを組み行動して下さい」

杏《西住ちゃん、その作戦名は?》

みほ「え、えっと…二人三脚作戦です!2両で協力して戦うので…」


典子「チーム分けはどうしますか!?」

みほ「えっと…時間がないからこっちで決めます」


※チーム編成

アヒルさんチーム

カバさんチーム

あんこうチーム

カメさんチーム

以上のチームを2両で1チームに分けて下さい


・カメさん&あんこう
・カバさん&アヒルさん

安価は>>385までで多数決でやってみます(グダるけどね多分)

あんこうとあひる
カバとかめ

カバさん&あんこう
    か
アヒルさん&あんこう

のどちらかのチームを投票してね

安価はここから下5まで

※ちなみに今回安価を取った理由はチームによって色々な戦い方を思いついた結果迷って実施してます(´・ω・`)

みほ「カバさんは私達にアヒルさんはカメさんと行動して下さい!」

典子《了解です!》

エルヴィン《心得た!》

杏《はいはーい》

ーーーーー

ダージリン「各車両、相手は見つけた?」

エクセ車長《こちらエクセルシア二号車、Ⅳ号を発見しました!追撃します!》

マチ車長《こちらマチルダ1号車ナウエル発見しました》

ダージリン「各車両、確実に撃破しなさい…」

アッサム「市街地戦に持ち込まれましたね…」

ペコ「地の利もあちらにありますね」

ダージリン「だからといって負ける気はないわ」

ペコ「負けたらOG会から嫌味三昧ですからね」

ダージリン「そうね、誰か特定できない様に文通で来るわよきっと…」

アッサム「…(それでも送り主を捜し出すんでしょうね…ダージリンは…)」

エクセ車長「逃がすな!フラッグ車さえ倒せばこちらの勝ちよ!」

“ズガン”

みほ「カバさん準備OKですか?」

エルヴィン《いつでも構わん!》

みほ「麻子さんそこのガレージに入って」

麻子「分かった…」

キュラキュラキュラ

エクセ車長「曲がり角警戒」

ガラガラガラ…ガシャン

エクセ車長「ふ…それで隠れたつもり?操縦手一番奥のシャッター付ガレージにⅣ号が逃げ込んだわ」

キュラキュラキュラ…

エクセ車長「停止…ふふ、残念ねこれでチェックメイトよ…撃てッ!」

ズガンッ

ガラガラガラ…

エクセ車長「…ッいない!?」

エルヴィン「てーッ!」

ズゴォ

シュパッ

エクセ車長「ぐ…不覚…」

エクセ砲手「でも、Ⅳ号は何処に消えたんでしょうか…」

エクセ車長「確かにここに入ってくのは…見たんだけど…わからない…」


エルヴィン《大成功だな隊長殿》

みほ「うん」

優花里「ワザと敵に逃げる姿を見せておいて、あらかじめ逃げ道を作ったガレージに誘い込んで撃破…凄いです西住殿!」

みほ「河嶋先輩の作戦のただの応用だよ。」

優花里「しかし、これでエクセルシアは全滅です!後はマチルダ2両とブラックプリンスだけです!」

みほ「うん…」

沙織「これ勝てるんじゃない?」

華「そうですね!いけますよ!」

みほ「…(勝ちが見え始めた時が一番怖い…多分、あっちのエースはそれを知ってる…)」

-------------

アッサム「…エクセルシア全滅です」

ペコ「大した成果を上げれませんでしたね…」

ダージリン「仕方ないわ…今日が初陣だもの…生まれたての子馬はいきなり走り回れないでしょ?」

アッサム「そんなことより…さっき落としたティーカップ掃除しといてくださいダージリンこれで2回目ですよ」

ダージリン「……あら、いつの間に…」

ペコ「…(顔に出さないけど分かりやすいなぁ…)」

マチ車長「ッ…ちょこまかと…」

杏「あひるちゃん達ー準備OK?」

典子《はい!》

杏「んじゃ…行ってみよっか…かーしま考案、“運命の出会い作戦”」

桃「そ、そんな名前付けてません!」

紗希「…」ジィィ…

桃「ひッ!」アトズサル


マチ車長「右の坂道を登ったぞ!」

マチ操縦手「了解!」

キュラキュラキュラ…

ゴォォォギュラギュラギュラ…

マチ車長「逃がさ…なッ!?」

典子「アターックッ!」

マチ車長「こっち目がけて坂を下って…こ、後t…」

ドゴォォン

坂道を全速力で下って来たパンターと坂を登ろうとしたマチルダが正面衝突しマチルダが宙を舞い吹き飛び…

ゴロンゴロン…ゴン…シュパッ

マチ車長「め、滅茶苦茶…よ…」ガクッ…

典子「やった!作戦成k…」

“ズガァン”

“スパァン”

シュパッ

典子「ッ…たぁ…」

杏「小山全速後退!!」

柚子「は、はい!」

ギュラギュラギュラ

ダージリン「先ずは1両…」

ペコ「…」ガシャコン

アッサム「…」キリキリキリ…

“ズガァン”

杏「いやぁ…ヤバいね…」ニヤッ

ダージリン「2号車ナウエルを追いなさい…」

マチ2車長「はい!ダージリン様」

ダージリン「さて…そろそろお茶会もお開きとしましょう…」

ペコ「そうですね」

沙織「みぽりん!アヒルさんやられちゃったって…」

みほ「…やっぱり…」

優花里「どうしますか!?」

みほ「慌てても仕方ないよ…とりあえず…」

“ズガァン”

沙織「きゃあ!?」

みほ「ッ…麻子さん全速力でジグザグに走って」

麻子「ん…」

エルヴィン《隊長!こちらに来てくれ待ち伏せで倒す》

みほ「ッ駄目!後退し…」

アッサム「ステキな旗ですね…もう1本追加してさしあげましょう…」

“ズガァン”

シュパッ

エルヴィン「く…壁越しにやられた…」

おりょう「なぜバレたぜよ…」

カエサル「少々、目立ちすぎたか…」

左衛門佐「車体隠して…旗隠さず…か…」

優花里「あぁ!!Ⅳ凸が!」

みほ「…マズイ…このままじゃブラックプリンスを倒せなくなる…」

ダージリン「ふふ…焦りが出てきたかしら?」

ペコ「ダージリン様、相手を追い込んだとき凄くいい顔しますよね」

ダージリン「あら?そうかしら」

“ズガァン”

みほ「ッ…」

“パスッン”

“カァィィン”

華「ど、何処を撃っても駄目です!」

優花里「ブラックプリンスの正面装甲は152mm今のⅣ号で貫徹は不可能に近いです!」

みほ「…優花里さん…次弾HEAT装填…」

優花里「HEAT弾ですか!?」

みほ「一旦、逃げ切って遠距離から背面を狙います…」

優花里「なるほど…分かりました!」

“ガシャコン”


ダージリン「さて…ナウエルを追ったマチルダはどう?」

アッサム「…やられたみたいですね…ついさっき通信がありました」

ダージリン「…」ポロッ

ペコ「おっと…」パシッ

ダージリン「なかなか…やりますわね…」

ペコ「冷静な振りしてカップ落とす位、心の中で同様するのやめてくださいよ」

ダージリン「失敬…」

みほ「…麻子さんそこを左」

麻子「了解した…」

みほ「それで次の交差点を…」

麻子「!」

ギュギャギャ…

沙織「きゃあ!?麻子いきなり止まらないでよ!」

麻子「行き止まりだ…」

みほ「え…ぁ…道を間違えた…」

キュラキュラキュラ…

ガシャコ

ダージリン「ここまでの様ね…随分と楽しいお茶会だったわ…西住みほさん?」

みほ「…(左の路地…いや…動いた瞬間にやられちゃう…どうする…西住みほ…考えなきゃ…)」

ダージリン「そんな貴女にこんな格言を送るわ…」

みほ「…?」

ダージリン「There are some defeats more triumphant than victories」

みほ「…!」

ダージリン「世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北がある…貴女はよく頑張ったわみほさん…」

沙織「みぽりん!」

みほ「ッ…」

ダージリン「砲撃…」

“ズガァン”

“ガギィィン…”

ダージリン「!?」

みほ「ぁ…」

杏「…」ニヤァ

ブラックプリンスが放った砲弾は路地から絶妙なタイミングと角度で飛び出したナウエルの傾斜装甲で弾き飛ばされる

杏「小山良くやった!西住ちゃん!こっち!」

みほ「カメさんチーム!」

ダージリン「次弾急ぎなさい!」

ギュラギュラギュラ…

“ズガァン”

アッサム「ッ…逃がした…」

ダージリン「なるほど…勝利の女神はまだみほさんに微笑みかけてるのね…」

ペコ「いや、ただダージリン様が格好つけてモンテーニュの格言をわざわざ英語と日本語で解説してたからじゃないですか?」

ダージリン「…」ションボリ

アッサム「…(ションボリするときだけ表情にでるのね…ダージリン)」

ペコ「全く…(ダージリン様のしょぼくれた顔可愛い)」

みほ → 原作よりタフ、社交性あり
ダー →原作よりぽんこつ? 格言好きは変わらず

ってとこか、原作より逆に補正かけてる?

他の隊長や副隊長も性格が変わっているかね?

>>414追加
会長→大洗為ならばみほにも土下座する
紗希→桃ちゃんの調教師(仮)になる

まぁ、会長はアニメと基本的なスペックは同じかな。

みほ「杏さん助かりました」

杏「気にしない気にしない!んで、どうすんの西住ちゃん?」

みほ「ブラックプリンスの背後を取り、撃破します」

杏「なるほど…てことは…あたし達が引きつけ役かな?」

みほ「お願い出来ますか…?」

杏「任せときなよ!」

“ズガァン”

みほ「ッ」

杏「もう、追いついてきたねぇ」

みほ「住宅街をぬけます」

杏「了解~」

ダージリン「まだ…諦めて無いようね…」

アッサム「背後を取りに来るかと…」

ダージリン「分かってるわ…フラッグ車を優先して狙いなさい」

“ズガァン”

みほ「ッ…麻子さん3つ先の交差点を左折して、杏さん3つ先の交差点を左折しますカメさんは直進して下さい」

杏「んー了解!」

ダージリン「…いつ仕掛けてくるかしら…」

“グォォォン…”

ダージリン「この音…」

“バキバキバキ”

”ギャギャギャ”

梓「後ろ取れた!」

ペコ「コメット!!」

アッサム「背後を取られた!」

みほ「ウサギさんチーム!」

みほ達を追うダージリン達の背後に木の板で出来た壁を破壊してコメットがブラックプリンスの背後を取る

梓「戦車は後ろが薄い…あゆみしっかり狙って!」

あゆみ「わかってる」

ペコ「ダージリン様!」

ダージリン「…停車」

“ギギギッ”

梓「え…ぶつか…きゃっ!?」

“ガゴォッ”

あゆみ「いっ…つつ…」

“ググググ…”

梓「ッ…は!後t」

ダージリン「御機嫌よう」

“ズガァン”

シュパッ

蝶野「大洗コメット走行不能!」

梓「うぅ…いきなり止まるなんて」

あや「おい、免許持ってんのかゴラァ!」

みほ「ウサギさんチームのお陰で距離が開いた…杏さん!」

杏「はいよー」

“ググググ…”

ダージリン「…私たちが大会で常に準決勝までコマを進めてるのは…まぐれや…強い戦車を持ってるからじゃ無いわ…」

ダージリンはアッサムの肩に手を添える

アッサム「…」スゥ…

ダージリン「全員の信じる心と勝利への想いが形になった結果よ…」

みほ「曲がれた!後は…」

“ズガァン”

“ガギィィン…”

杏「おぉ!?」

みほ「へ…?」

“ズゴォ”

シュパッ

蝶野「大洗、フラッグ車走行不能!よって聖グロリアーナの勝利!」

アッサム「…っはぁ…はぁ…」

ダージリン「お疲れ様…アッサム…」

みほ「…」

沙織「えぇ?ちょっと!なんで!曲がったから弾飛んで来ないハズでしょ!」

優花里「跳弾ですよ!」

沙織「跳弾?」

みほ「ナウエルの装甲を利用してこっちを狙ったんだ…凄いこんなこと出来る人がいるなんて…」

沙織「…どゆこと?」

優花里「ナウエルに弾をワザと弾かれる箇所に撃ち込んでこっちを狙ったんですよ」

沙織「それって超凄いじゃん!」

麻子「さっきからそう言ってるだろ…」

乙です。

ポンコツダー様を見てたら聖グロに案外勝てそうと思いつつあったが撤回せねば…。
アッサムさん凄いわぁ…。

此れを見たら、聖グロが決勝へ行く望みも。

???「まさか主砲の直撃を受けるとは迂闊だったな…。」

ー試合後ー

沙織「負けちゃったね…」

みほ「うん、でもみんな初めての試合にしては上出来だったよ!」

華「はい、皆さん頑張りました」

皆が話していると、そこへダージリン達がやってくる

ダージリン「良い試合でしたわ」

みほ「ぁ…どうも…」

ダージリン「やはり、西住流と言うところかしら?」

みほ「いえ…大洗の仲間のお陰です」

ダージリン「そう…」

華「あの、さっき私達の戦車を撃破した方は…」

ダージリン「え、あぁ…アッサム」

アッサム「私ですが…」

華「あの一撃…素晴らしかったです…」ニッコリ

アッサム「大したことじゃないです…」

みほ「いえ…あんな神業誰でも出来るわけじゃ無いですよ」

アッサム「…//」

沙織「格好いいなぁ…私も砲手すれば良かった」

麻子「沙織じゃ逆立ちしても出来ん…」

沙織「あ、酷い!」

ワイワイ

ダージリン「…オレンジペコ…別に羨ましくなんか思っていないわよ?」

ペコ「私は何も言ってませんけど?」

杏「やーやー負けちゃったね~」

みほ「杏さん…」

杏「いやぁ…いいとこまで行ったと思ったんだけどね~」

みほ「はい、惜しかったですあの跳弾射撃は予測出来ませんでした」

杏「まぁ、でも負けは負け…って事で皆で罰ゲーム!」イェーイ

みほ「へ?」

優花里「ば、罰ゲーム?」

沙織「聞いてないよぉ!?」

杏「まぁ、気を引き締める為にね?」

みほ「何をするんですか?」

杏「あんこう踊り」

優花里「!?」

華「!?」

麻子「zzz…」

沙織「!?」

みほ「?」キョトン

沙織「ちょっ…待ってよ!あんなの踊ったらお嫁に行けないよぅ!」

優花里「某大型動画投稿サイトにupされて笑いものにされます!」

桃「やかましい!会長の発言は絶対だ!大人しく踊れ!」

杏「かーしま気合いはいってんなー踊る気満々でいいねぇ」

桃「…え?」

杏「いや、全員で罰ゲームだからウチらもだよ?」

桃「いやいや、何も我々までやらなくても…」

紗希「…」スッ

桃「い…いや、まぁ連帯責任ですよね会長」

紗希「…」ニッコリ

~次の日~

桃「よし!そこまで!西住!」

みほ「はい、皆さんだいぶ動きが良くなってきています!その調子で練習を続けて下さい!」

一同「はーい!」

桃「よし、ではまた明日!今日は解散!」

みほ「ふぅ…」

杏「やー西住ちゃん」

みほ「杏さん」

杏「順調だね~」

みほ「はい、皆成長が早くて私も驚いてます」

杏「うんうん、良いことだね…ところでさぁ~西住ちゃん」

みほ「はい?」

杏「公式戦の抽選会行かない?」

みほ「抽選会ですか」

杏「あたしと行かないかい?」

みほ「いいですよ」

杏「んじゃ決まりね~明日の7時学校集合で」

みほ「はい!」

ー次の日 抽選会場ー

司会「大洗女学園8番!」

みほ「…(初戦はサンダース付属大学か…)」

杏「ありゃ…やっかいな所と当たっちゃったかなぁ?」

ーーーーーーーーーーーー
~近くの喫茶店~

杏「やー…初戦から大変だね西住ちゃん」

みほ「すみません…」

杏「謝ることないよ?初戦で黒森峰やプラウダと当たらなかっただけ運は良いよあたし等」 

みほ「でも、サンダースは今年の優勝候補になってます…厳しい戦いになるのは避けれません…」

杏「だよね~」

みほ「でも…杏さんの…私達の大切な場所を守る為に必ず勝ちます…」

杏「西住ちゃん…」

エリカ「誰に勝つんですか…元副隊長?」

みほ「…!」

エリカ「黒森峰を出て行った誰かさんにこんな所で会えるなんて…なにしてるのよ?」ジロッ

みほ「…お茶してます」

エリカ「ふざけてんじゃないわよ」

みほ「ふざけてなんかいませんよ?それともエリカさんは喫茶店で私が髪でも切ってるように見えますか?」ニコッ

エリカ「ッ…黒森峰の恥さらしが調子乗ってんじゃ無いわよ!」バンッ

みほ「今は黒森峰の制服着て喫茶店でわめき散らしてるエリカさんの方が恥さらしですね…」

エリカ「ッ!」

みほ「その襟首のバッジ…私が黒森峰を出て行ってエリカさんが副隊長になったんですね…おめでとうございます」ニコニコ

エリカ「あんた…馬鹿にしてるの?」

みほ「してませんよ、エリカさんは黒森峰では実力のある人だったし…何よりお姉ちゃんが指名したなら間違いないと思います」ニコニコ

エリカ「ッ…あんた…なんでそんなヘラヘラできんの…?」

みほ「ヘラヘラなんてそんな…」

エリカ「そりゃ、去年の大会負ける筈よねあんたがそんなんじゃ…」

みほ「…」

エリカ「周りにヘラヘラと愛想振りまいてさ」

みほ「…」

エリカ「去年の大会だってあんたが取った行動で負けたのに誰1人あんたを責め立てる人間がいなかった」

みほ「…」

エリカ「そりゃそうよね?周りにそんだけ愛想振りまいていざという時の保険をかけてたんだからねぇ?」

みほ「……う…」

エリカ「なに?」

みほ「違う…」

エリカ「なにがよ?そうでしょ?自分が失態を犯したときに少しでもこちらに向く矛先を減らしてたんでしょ?」

みほ「違う!」ガタッ

エリカ「ッ…」

みほ「エリカさんは何も分かってない…私がなんであんな風に振る舞ってたのか…そんなのも分からないんじゃ副隊長なんて勤まらない!エリカさんには向いてない!」

エリカ「な…なんですって!?」

まほ「やめないか!二人とも!」

エリカ&みほ「ッ!」びくっ

エリカ「隊長…」オドオド

みほ「…」

まほ「勝手なことはするなと言ったはずだろうエリカ」

エリカ「す、すみません…」

まほ「…久しぶりだなみほ…」

みほ「…」ペコッ

まほ「…エリカ先に黒森峰に帰っててくれ」

エリカ「え…?」

まほ「身内での話だ…」

エリカ「……はい」

杏「んじゃ、私も席を外そうかなぁ~」

みほ「あ、杏さん?」

杏「じゃね~あ、会計はしとくから~」スタスタ

みほ「え、あ…あぁ…」オロオロ

――――――――――――――――

みほ「…」オドオド

まほ「そんなにビクビクしないでくれみほ、別に怒りに来た訳じゃ無い…久しぶりに姉妹で話したいだけだ」

みほ「…お姉ちゃんと話す資格なんて…私には無いよ…」

まほ「私と話すのに資格を必要とするなんて初耳だな?ははは」

まほはみほにそう言い笑いかける

みほ「…お姉ちゃん…無理してるよね…」

まほ「…なんでだ?」

みほ「目の下にクマができてる…」

まほ「…ふむ少し隠したつもりだったんだが…みほには隠し事は出来ないな…私は…」

まほは頬を掻きながら苦笑いし

みほ「私と話すより…少しでも帰って休んだ方が良いよ…身体壊しちゃう…」

まほ「みほは私とそんなに話がしたくないのか?」

みほ「ち、違う…そうじゃなくて…」

まほ「心配してくれるのは嬉しいが…みほと話してる方が落ち着く」

みほ「…」

まほ「しかし…戦車道をまだ続けてた事には驚いたよ」

みほ「…ごめんなさい」

まほ「何故謝る?私は戦車に乗るのをやめて無くて安心してるんだぞ?」

みほ「でも…私…お姉ちゃん達を裏切ってる事になるんだよ…戦車道をやめるって…黒森峰を飛び出したのに…」

まほ「考えすぎだ…誰も裏切ったとは思ってないさ…」

みほ「…」

まほ「エリカはまぁ…あれだが…エリカも自分の居るべき場所を捜すのに必死なんだ…」

みほ「…エリカさん…みんなと上手くいってないの?」

まほ「…あぁ…」

まほはそう言い一息つく

まほ「みほが黒森峰を去った後…エリカを副隊長として任命したんだ…」

みほ「…」

まほ「だが…それからか…皆の雰囲気が悪くなってな…」

みほ「なんで…?」

まほ「エリカの副隊長としての振る舞い方と…私は思っている…」

みほ「エリカさんの…振る舞い方…」

まほ「エリカは副隊長と言うプレッシャーとみほに対する対抗心から自身を圧迫してしまってる様に見える…」

みほ「私に対する対抗心…?」

まほ「あぁ…結果…みほのような振る舞い方を拒み…自分のやり方で黒森峰の副隊長を全うしようとしてるんじゃないかと思う…」

みほ「なんで私に…対抗心を…?」

まほ「さぁな…それが分からない…だからみほに思い当たる節が無いか聞きたかったんだ…」

みほ「………ごめんなさい…分からないよ…お姉ちゃん…私はエリカさんにも平等に接してたつもりだし…」

まほ「…そうか…ありがとうみほ…」

まほは小さく息を吐き笑いかける

まほ「さて…そろそろ解散するか…」

みほ「え…ぁ…うん…」

ー喫茶店 外ー

みほ「ありがとうお姉ちゃん…奢ってくれて…」

まほ「なに…気にするな」

みほ「…」

まほ「みほ…」

みほ「!」ビクッ

まほ「今日は楽しかった…姉妹二人で話が出来て…」

みほ「うん…」

まほ「だが…明日から少なくとも大会中はお互い敵だ…」

みほ「…」

まほ「…じゃあなみほ…」

まほが背を向けて歩き出したその時、みほがまほの制服の裾を引っ張る

まほ「…みほ?」

みほ「あ…明日からはお互いに敵なら…今日はまだ…その…」

まほ「…ふぅ…しょうの無い妹だな…」

みほ「ごめん…」

まほ「少なくとも大会中は会えないんだ…多少の我が侭なら聞こう…」ニコッ

みほ「ありがとう…お姉ちゃん」ニコッ

ーみほ自宅(大洗)ー

まほ「…ここがみほの家か…」

みほ「…あの…お姉ちゃん…お願いしといて…こんな事言うのあれだけど…本当に大丈夫?」

まほ「みほの家に一泊することか?」

みほ「う、うん…無理してない?」

まほ「言っただろう…多少の我が侭なら聞くって…なに…明日の朝にヘリで迎えに来て貰うから心配するな」

まほはみほの頭を撫で

みほ「…うん…ありがとう」ニコッ

ーーーーーーーーーーーーー

まほ「ふぅ…久々に二人でお風呂に入ったな…」

みほ「うん…ちょっと恥ずかしかったけど…//」

まほ「そうか?私は楽しかったぞ?」

みほ「それなら良かった…」ニコッ

まほ「さて…そろそろ寝るか…」

みほ「う、うん…」モジモジ

まほ「…?」

みほ「あ…ぇっ…と…」

まほ「…一緒に寝たいのか?」

みほ「…//」コクリ

まほ「本当に困った妹だな…みほは…」

みほ達は同じベッドに入り身を寄せ合って横になる。

みほ「…//」

まほ「二人で寝るなんて…いつぶりだろうな…」

みほ「さ、さぁ…?//」

まほ「黒森峰で戦車道し始めてからは忙しくて二人で何かをするなんて出来なかったからな…」

みほ「…そうだね…」

まほ「…」

みほ「…//」

しばらく間が開きまほが口を開く

まほ「…みほ…」

みほ「ん?」

まほ「みほはみほがやりたいように生きれば良い…西住の名に縛られずに…今のみほを大切にして欲しい…」

みほ「…今の私…?」

まほ「あぁ…今のみほは…昔の…小さい時のみほそのものだ…自信に満ち溢れ…何より楽しそうだ…」

みほ「お姉ちゃん…」

まほ「すまない…もう寝ないとな…」

まほはみほを抱きしめる形で目を瞑り

まほ「おやすみ…みほ…」

みほ「…おやすみ…お姉ちゃん…」

みほはギュッとまほを抱きしめ返し眠りについた…

ー次の日ー

みほ「ぅ…うん…ん?お姉ちゃん…?」

みほが目を覚ますとまほの姿は無く机の上にはみほがまほに貸した寝間着が綺麗に畳まれて置いており。

みほ「…お姉ちゃん…ぁ…」

みほは自分の携帯にメールが届いてるのに気づき手に取り内容を確認する。

みほ「差出人は…お姉ちゃん?」

ーーーーーーー
あまりに気持ちよさそうに寝てたから起こさずに帰る事にした鍵は閉めて郵便おけに入ってるから確かめて置いてくれ。




   















決勝戦で待ってる。

ーーーーーーーーーーーー

みほ「お姉ちゃん…」

みほは最後の一言にみほは少し笑顔になった

みほ「あれ…画像が貼ってある…」

みほはメールに添付された画像を開くとそこには、寝てるみほが貼られていた

みほ「も、もう…お姉ちゃん…ってば…//」

ーーーーーーーーーーー

ー黒森峰ヘリー

まほ「…」

エリカ「隊長、昨日は元副隊長と何をなさってたんですか?」

まほ「…家族の話だ」

エリカ「一晩泊まってまで話し合う事だったんでしょうか?」

まほ「エリカ…他人の家の話より大会の事に集中しろ…余計な事はもう考えずに戦車道の事を考えろ…いいな?」

エリカ「す、すみません…」

ー戦車倉庫ー

みほ「♪」ニコニコ

沙織「みぽりん、やけにご機嫌だね?」

みほ「え?」

優花里「そうですね、凄くニコニコしてます」

みほ「えっと…ちょっとね」エヘヘ

華「今のみほさんを見てるとこっちまでニコニコしちゃいますね」ニコニコ

沙織「あー分かる!」

桃「おい、西住!」

みほ「え、あ…はい!」

桃「車長全員でミーティングだはやくしろ!」

みほ「あ、はい分かりました!」

ーーーーーーーーーーーーー
ー生徒会室ー

杏「やー全員集まったね~んじゃ、かーしま!」

桃「はっ!今回の大会の初戦に当たるサンダース戦の作戦会議を行う!」

紗希「…」ポェー

エルヴィン「ふむ…サンダースと言えば米軍戦車を保有してる学校だったな」

みほ「それだけじゃないです、戦車の保有数全国1位なんです…」

典子「全国1位…」

梓「それ…勝てないんじゃ…」

みほ「あぁ…大丈夫、準決勝までは使用できる戦車の数は決まってるから…」

桃「勝手に話を進めるな!」

柚子「西住さんが言ったとおり…準決勝までは使用できる戦車は10輛までなの」

梓「じゅ…」

エルヴィン「しかも技量も向こうが上だろう…」

典子「根性はこっちが勝ってますよ!」

桃「確かに数と技量は向かうが上だろう…だが何も全て倒すわけじゃ無い!」

エルヴィン「フラッグ戦…」

梓「あ…なるほど!10輛いてもフラッグ車は1輛だからそれを倒せば…」

みほ「勝てる…」

桃「…」

紗希「…」ポンッ

紗希は静かに桃の腰に手を置いた

ー次の日 戦車倉庫ー

みほ「…」

優花里「西住殿!」

みほ「わぁ!?ビックリした…」

優花里「も、申し訳ないであります…でも西住殿が思い悩んでいたので…」

みほ「え…あぁ…今度のサンダース戦の作戦を考えなきゃ駄目なんだけど…情報が少なくて…」

優花里「情報ですか?」

みほ「最近、色んな高校が新しい戦車を導入してるって黒森峰の時に耳にしたんだ…」

優花里「あぁ…確かに…グロリアーナも新型を何台か入れてましたね」

みほ「だから、前までの私の記憶を頼りに作戦を練っちゃうと…」

優花里「なるほど…対応出来ない可能性があると言うことですね?」

みほ「せめて使用車両さえ分かれば…」

優花里「あ、なら私に任せて下さい!」

みほ「え?」

優花里「サンダースの情報を必ず持って帰ってきます!」ダダダダ…

みほ「え、ちょ…行っちゃった…大丈夫かな…」

ー更に次の日ー

桃「ん?秋山はどうした?」

みほ「え、あ…家の用事で今日は休むと…」

桃「そうなのか?なら良いが…」スタスタ…

紗希「…」トコトコ

桃「えぇい!何故わたしの後を着いてくる!」

紗希「…」



みほ「…(仲良いなぁ…)」

沙織「みぽりん!」

みほ「あ、沙織さん」

沙織「ねぇねぇ、みんなでゆかりんの家に行かない?」

みほ「え?何で?」

沙織「ゆかりんのお見舞い!」

みほ「いや…優花里さんは病を患っているわけじゃ…」

沙織「良いから良いから!」

みほ「え、あ…うん…」

ー優花里の家ー

みほ「わぁ…凄い…」

沙織「戦車の弾とかあるよ!」

華「優花里さんらしい部屋ですね」

麻子「…」うつらうつら

優花里母「ごめんなさいね、優花里まだ学校から帰ってきてないのよ」

沙織「大丈夫です待ってますから!」

優花里母「じゃあゆっくりしていってね」

ガチャ…バタンッ…

沙織「さて…」

沙織は携帯を出しメールを素早く打ち

みほ「沙織さん…優花里さんは…」

ガラッ…

優花里「あ、皆さんお揃いですね」

みほ「ふわぁ!?」ビクッ

沙織のメールの後にすぐ優花里が窓から入ってきて

沙織「なんでそんなとこから!?」

優花里「あ…まだコンビニの制服だったのでた親に問い詰められると少々厄介なので…」エヘヘ

沙織「お帰りゆかりん!どうだった?」

優花里「はい!ばっちりです!」

みほ「どういうこと?」

沙織「最近、みぽりんが忙しそうだから私達も出来ることしてみぽりんを助け様と思ったの!」

みほ「え…」

優花里「だから…サンダースの情報を入手しました!」

みほ「みんな…」

沙織「って…言っても基本頑張ったのゆかりんだくど…ハハハ」

優花里「いえ、制服の手配とか諸々は助かりましたよ!それよりサンダースの情報を見ましょう!」

《優花里「では、これからサンダースの制服に…ッ!//」》

みほ「本当にサンダースまで行ってきたんだ…凄い…」

優花里「えへへ…」

《優花里「どうやら戦車道のミーティングが始まるみたいです…」》

みほ「!」ジッ

沙織「…(みぽりんの目つきが変わった…)」

《ケイ「じゃあ、今から一回戦のチーム編成を発表するわよ?」》

《「イェーイ!!」》

《ケイ「ナオミよろしく!」》

《ナオミ「一回戦の使用車輌は以下となってるわ…」》

一回戦使用車輌

M4A1………6輛
M4A3E8…1輛
M4A3E2…1輛
T-29……1輛
T-20……1輛

《ケイ「じゃあ…質問ある人?」》

《優花里「あ、はい!」》

《ケイ「はいそこのあなた!」》 

《優花里「あ、あの…初出場の大洗相手に重戦車を使うんですか?」》

《ケイ「えぇ、何でも相手はグロリアーナと練習試合でほぼ互角って情報があったからね!だから、こっちも全力よ!」》

《優花里「そうですか…あ、フラッグ車はどれになるんですか?」》

《ケイ「そうね…アリサのT20が妥当ね」》

《優花里「T20の護衛はどうします?」》

《ケイ「いらないわ!」》

《優花里「い、いらない?それは…」》

《ナオミ「ちょっと待って…そう言えばあなた見たことないわね……」》

《優花里「うぇ?」》

《ナオミ「階級と所属は?」》

《優花里「あ…えっと…第6機甲師団オッドボール三等軍曹であります!」》

《ナオミ「スパイだ!つかまえろ!」》

《優花里「うわぁ!?」》

《優花里「有力な情報は手に入れました!記録終わります!」》

麻子「なんて無茶を…」

優花里「頑張りました!」

みほ「…ありがとう優花里さん…これで作戦を立てられる…」

優花里「はい!//」

ー試合会場ー

みほ「……ふぅ…」

杏「西住ちゃん緊張してる?」

みほ「多少は…杏さんは?」

杏「んー?緊張してる様に見える?」

みほ「いえ…いつも通りと言うか…」

杏「じゃあそゆこと!」

みほ「は、はぁ…」

ケイ「Hey!」

みほ「あ…サンダースの…」

ケイ「貴方が隊長さん?」

みほ「あ、はい…」

ケイ「まぁ…事情は聞かないけど…今日は正々堂々とよろしくね!」

みほ「あ、よろしくお願いします!」

ケイ「アンジーもね!」

杏「んーよろしく~」

ケイ「所で…三等軍曹は?」

みほ「え!?あ…いや…」

優花里「西住殿~」

みほ「あ、優花里さん待って!」

優花里「え…なんです…!?」ビクッ

ケイ「やー三等軍曹」

優花里「…」オロオロ

ケイ「この前は大丈夫だった?」

優花里「へ?」

ケイ「次来るときはお忍びじゃ無くて客として来てね?歓迎するから♪」

優花里「え…あ…はい」

ケイ「じゃあ、お互い良い戦車道をしましょう!」

ケイそう言い残すと鼻歌交じりに帰って行った

ーーーーー

ーサンダース陣地ー

ナオミ「隊長、相手の隊長はどうでした?」

ケイ「んーprettyね」

ナオミ「はい?」

ケイ「でも…内に秘めた闘志は少し怖いかな?」

ナオミ「…そうですか…聞けば黒森峰の副隊長だった見たいですけど…」

ケイ「関係ないわ、だからはなから切り札出してるんだから…絶対勝つわよ」

ナオミ「…そうですね」

ケイ「所でアリサは?」

ナオミ「さっき戦車のメンテナンスをすると言ってました」

ケイ「やる気充分ね!」

主審「ではこれより大洗対サンダースの試合を行います…両校…礼!」

「「お願いします!」」

ーーーーーーーー
ー大洗陣営ー

みほ「ではとりあえず作戦通り、ウサギさんチームが北部の森を索敵して下さい」

梓「了解です!」

みほ「アヒルさんチームは西の森をお願いします」

典子「分かりました!」

みほ「カメさんとカバさんはD地点で待機でお願いします」

杏「はいはい~」

エルヴィン「任された!」

みほ「アンコウはアヒルさんのカバーをします」

麻子「わかった…」

みほ「これはあくまでも偵察がメインです無闇に攻撃はしないようお願いします」

全員「了解!」

みほ「では…パンツァーフォー」

ーーーーーー

ーサンダース陣営ー

ケイ「アリサどう?」

アリサ「どうやら隊を分けて偵察するみたいですね」

ケイ「なるほど…確か大洗のフラッグ車は…ナウエルだったかしら?」

アリサ「はい、傍受した通信ではフラッグ車の守りは1輛だけみたいです」

ケイ「なら…一気にフラッグ車へタッチダウンよ!南に迂回して一気にフラッグを狙うわよ!」

アリサ「イエス・マム!」

ナオミ「…」

梓《こちらウサギチーム…敵影ありません》

みほ「了解しました、そのまま東に偵察を続けて下さい…」

梓《了解しました》

みほ「……アヒルさんチームそちらはどうですか?」キョロキョロ

典子《敵は見えません!》

みほ「分かりました…」

優花里「相手…見つかりませんね…」

みほ「うん…そろそろ見つけてもいい頃なんだけど…」

華「待ち伏せてるんでしょうか…?」

みほ「待ち伏せにしても数で有利なサンダースなら囮を使うはず…」

優花里「…まさか…我々の警戒網をかいくぐって…フラッグ車になんて…」

みほ「まさか…10輛全てが南に迂回なんて…」

みほ達が悩んでいるとそのまさかが無線で明らかになる

エルヴィン《隊長!敵車輌が南から現れた!》

みほ「え!?」

杏《不味いねぇ…1、2、3……9輛こっちに来てる》

みほ「カメさん、カバさん撤退して下さい!アヒルさんウサギさん援護に向かいます!」

典子《了解です!》

梓《了解しました!》

みほ「…(なんで…避けるように南に迂回を…?)」

ケイ「OK!全車両攻撃一気にゲームセットよ!」

ズガンッ!

ズガンッ!

ズガンッ!

エルヴィン「ッ!マズいぞ!」

おりょう「早く撃ち返すぜよ!」

左衛門佐「無茶言うな!」

カエサル「攻撃できんならせめて盾になればいい!」

エルヴィン「背に腹はかえられない…か…車高が低いから盾には向かないが…おりょう!」

おりょう「ぜよ!」

四?がナウエルの背後につき弾除けになり

桃「西住!まだか!?」

みほ《まもなくつきます!援護射撃するのですぐにこちら側へ!》

通信手「隊長!大洗増援が到着するようです」

ケイ「OK、ナオミ!決めちゃって!」

ナオミ「はい…」

ナオミのT29はナウエルに照準を定める

ナオミ「……」

そして…

ズガンッ!!



シュパッ!












審判「サンダースM4A1走行不能!」

ケイ「砲撃どこから!?」

ナオミ「ッ…!」

バスッ!

E8車長「至近弾!」

ケイ「ッ遠距離狙撃!?森に後退して身を隠して!」

ズカンッ!

審判「サンダースM4A1走行不能!」

ケイ「ッ…どこから!?」

E8車長「居ました!三時の方角にパンターです!距離600!」

ケイ「ッ…後退!急いで!」

E8車長「ですが!」

ケイ「もう増援がくるし、この距離じゃ相手の良い的よ」


E2車長「こちらジャンボ!敵の増援確認!」

みほ「撃て!」

ズガガガンッ!

E2車長「敵火力集中!」ガキィ!ガァン!

E2操縦手「流石ジャンボだなんともないぜ!」

E2車長「いってる場合じゃないわよ後退!」

サンダースは瞬く間に森の中へ後退していった。

杏「やぁー西住ちゃん助かったよ」

みほ「いえ…すみません…」

桃「西住!どうなってるんだ!なぜ、サンダースが我々フラッグ車に直進してきたんだ!」

みほ「それは…今から説明します…」

杏「?」

桃「無線傍受だと!?」

みほ「はい」

桃「ずるいでは無いか!卑怯な…」

沙織「でもルール見る限りは…反則じゃないんだよねーみぽりん?」

みほ「はい、無線傍受しちゃ駄目とは書いてませんから…」

桃「ぐぬぬ…」

杏「とりあえず、無線は使えないって事かな?」

みほ「はい…でもケータイを使えばそれは解決出来ます」

沙織「私が思いつきましたー」

桃「しかし、無線傍受を破ったとしても数ではまだ負けてるぞ!」

みほ「はい、だから無線傍受を利用するんです」ニコッ

桃「利用する?」

アリサ「ッ…あいつら…後もう少しだったのに…」

砲手「まぁ…次で仕留めれるでしょう」

アリサ「そうね…こちらのトリックを見破れない限り負けなんてあり得ないわ…フフフ」

“みほ「こちら隊長車、各車両これから反撃します指示に従って下さい」”

アリサ「言ってる傍から引っかかったわね」

“みほ「ナウエルはB5地点で待機、その他の車両はE6地点で待ち伏せします」”

アリサ「へぇ…フラッグ車を1人にするんだ…隊長B5地点へ向かって下さいフラッグ車が待機しています…後、E6地点で待ち伏せしますので…迂回して下さい」

“ケイ「了解!」”

アリサ「残念ね…初出場で私達が相手でフフフ…アッハッハッハッ!」

ケイ《“隊長車より斥候隊へ状況は?”》

E8車長「現在フラッグ車の待機地点手前…敵は見えず…オーバー」

E8無線手「車長…なんだか嫌な予感がします…」

E8車長「随分弱気ね?」

E8無線手「相手は西住流ですよ?2度も同じ手が通じますかね?」

E8車長「…無線傍受があるのに?ハッハッハ、馬鹿言わないでよさっきの通信聞いたでしょう?フラッグ車を単独にして待ち伏せ…同じ事をまたしてるのよ?」

E8無線手「だからですよ!あの西住流ですよ!?やられたのに同じ事を繰り返しますか!?」

E8車長「はいはい…わかったわよ…じゃあ斥候隊に注意するように伝えて…居ないはずの敵に注意してってね…ハッハッハ」

E8無線手「私は真面目に…」

ヒュン…ズガッ

E8車長「は?」

審判《M4A1走行不能》

E8車長「な、なに?敵?どこ!?」

ヒュン…ズガッン

審判《M4A1走行不能》

E8車長「た、隊長!て、敵の待ち伏せです!」

E8通信手「車長!まずは後退を…」

ズガッン…

審判《M4A3E2走行不能》


エルヴィン「圧勝だな…」

おりょう「こんなに上手くいくと逆に不安ぜよ…」

梓「でも…本当に無線傍受してるみたいですね…的確に向かってきましたよ?」

エルヴィン「あぁ…フラッグ車が居るであろう地点の“一つ向こう”の地点にな」

カエサル「タネさえバレてしまえば…同じマジックは通用しないさすがだな我らが隊長は」

ーーーーーーーーーー

隊長車無線手「隊長…斥候隊が待ち伏せにあい…全滅です…」

ケイ「what!?」

T29無線手「ナオミさん斥候隊全滅見たいです…」

ナオミ「そう…」

T29無線手「そう…って…」

ナオミ「…昔の隊長ならこんなヘマはやってないわ…無線傍受って優位性に足元掬われたのよ…」

T29無線手「足元掬われた…まさか…無線傍受が逆手に取られて…ケイ隊長に報告を…」

ナオミ「必要ない…」

T29無線手「必要ないって…このままじゃ負ける可能性が!」

ナオミ「負けた方が目が覚めるでしょ…」

T29無線手「ナオミ…」

ケイ《アリサ!どうなってるの!?フラッグ車の居る場所に待ち伏せがいて斥候隊が全滅よ!》

アリサ「え…そんな!ちゃんと傍受した無線では…」

ケイ《事実は事実よ!》

アリサ「す、すみません!」

ケイ《もういいわ、相手の次の行動は?》

アリサ「ま、待って下さい!」

エルヴィン《西住隊長、先程サンダースの戦車3両がフラッグ車に向かっていたのを発見しこれらをコメットと共に撃破した》

みほ《そうですか、運が良かったですね…4号突撃砲のエンジンの調子が悪くて》

エルヴィン《立ち往生した結果がフラッグ車を救うことになるとは思ってなかったなー(棒)》

みほ・エルヴィン《あはははー(棒)》

アリサ「こ、こいつら…たまたま斥候隊を見つけて撃破したの!?」

エルヴィン《隊長次はどうしましょう?》

みほ《フラッグ車を連れてA3へ全車両で向かいましょう、相手も数は少なくなってます待ち伏せして、一気にたたみかけましょう!》

エルヴィン《了解した!》

アリサ「…隊長、やつらはA3で待ち伏せるようです…」

ケイ《A3地点ならこっちが先に着けそうね…わかったわアリサ》

アリサ「次こそ終わりよ!」

ーーーーーーーーーー
ーD3地点ー

みほ「さて…これで相手の本隊とは距離を離せる…」

優花里「サンダースは残り車輌が…T29、ジャンボ、T20、そしてM4が3両の残り6両です!」

みほ「でもまだT29とジャンボがいるから…まだ油断できない…」

優花里「そうですね…ジャンボは強固な装甲…T29はこちらの戦車を一撃で倒せる力を持ってますから…」

みほ「だから、今のうちにフラッグ車を見つけ出して倒すのが得策…」

ーA3地点ー

ケイ「…本当にアリサの指示した場所はここなの!?」

無線手「間違い無いかと…」

ケイ「アリサ!何もないわよ!!」

アリサ《そ、そんな…奴等は間違いなくそこで待ち伏せると…》

ナオミ「…」

T29通信手「ナオミさん…やっぱり隊長に言った方が…」

ナオミ「言わなくても…そろそろ気づくんじゃ無い?」

T29装填手「ナオミさんはこの試合に勝ちたくないんですか!?」

ナオミ「…」

T29装填手「しかも、あんな名も知れないルーキーに負けるなんて!」

ナオミ「そのルーキーに無線傍受なんてハンディキャップ貰ってて既に4両喰われてるのよ…」

T29装填手「そ、それは…」

ナオミ「そんなチームがこの先勝ち進めると思う?」

T29装填手「それは…」

T29無線手「…(ナオミさん…)」

ーーーーーーーーーー

アリサ「ッ…正確に傍受してるのに…またイレギュラーで遅れてるだけ?それとも…」

キュラキュラキュラ…

アリサ「ん?」

バキバキバキ…

典子「あ…」

アリサ「あ…」

典子「…」

アリサ「…」

典子「…」コンコン…

















典子「砲塔右旋回!撃てーッ!!」

アリサ「全速後退ィィッ!!」

ズガァッン!!

アリサ「ッッッ!」

典子「外した!!西住隊長、相手のフラッグ車を発見しました!」

アリサ「あいつら何でここに!?」

砲手「もしかして…傍受用の気球が目印になったんじゃ…」

装填手「確かに…目立つもんね…」

アリサ「あんた達!なにボサッとしてんのよ!撃ちなさい!」

典子「…!」

ズガッン

ガギィーン

典子「撃ってきた!けど、弾いた!」

アリサ「ちょっと!効いてないわよ!ちゃんと狙いなさいよ!」

砲手「この戦車の主砲じゃ…」

アリサ「言い訳してんじゃないわよ!」

バスッン

アリサ「ひぃ!?」

典子「おしい!もう一回!」

あけび「はい!」

アリサ「なんでこんな目に遭わなきゃならないのよ!」

ザザザ…

アリサ「ん?」

みほ《各車へ現在パンターが相手のフラッグ車を発見し追いかけています…》

アリサ「無線!」

みほ《ナウエル含む全車両でフラッグ車を撃ちます!各車はC3ポイントで待機!》

アリサ「待ち伏せ!?させないわよ!隊長、こちらフラッグ車…」

ケイ「わかったわ…各車私に続きなさい!」

T29装填手「ナオミさん…これって…」

ナオミ「…通信機貸して」

T29通信手「え…あ、はい…」

ナオミ「こちらナオミ…隊長」

ケイ《なに?ナオミ》

ナオミ「C3ポイントに敵の待ち伏せは居ません…直ぐにアリサに合流を…」

ケイ《なに言ってるの?相手が待ち伏せてるのは分かってるのよ?フラッグ車もそこに居るわ》

ナオミ「なら、私だけでもアリサの方に合流を…」

ケイ《駄目よ》

ナオミ「隊長!私を信じてアリサの援護に…」

ケイ《アリサを信じてるから相手の待ち伏せ場所に向かってるんでしょ!》

ナオミ「それは、アリサじゃなくて…相手の言葉を鵜呑みにして信じてるだけでしょう!そんなことも分からなくなったんですか?」

T29装填手「ナ、ナオミさん!」

ケイ《ナオミ、貴女おかしいわよ?どうしたのよ?》

ナオミ「…おかしくなったのは隊長でしょうに…」

ナオミはケイとの無線を一方的に切る

T29操縦手「で?どうすんのナオミ?」

ナオミ「…このままだと負ける…なら取る道は1つしかないわ…」

T29操縦手「ん~…了解」

T29通信手「え?え?何を…」

ナオミ「私達は隊長の指揮下から外れて単独で動く…アリサの元へ急いで今ならまだ間に合う」

T29操縦手「OK!飛ばすぞー」

通信手「た、隊長!ナオミさん達の戦車が隊から離れていきます!」

ケイ「ナオミ…勝手な行動を…」

ズガッ!!

アリサ「ッ!」

フラ車通信手「車長!隊長達は敵の待ち伏せポイントへ向かいました」

アリサ「よし…まだ何とか…」

フラ操縦手「ん…ッ車長!?」

アリサ「何…!?」

キュラキュラキュラ…

アリサ「なんで…大洗の車輌がここに…だって待ち伏せは…」

みほ《アヒルさんチームご苦労さまでした…》

アリサ「無線…」

みほ《上手く、相手のフラッグ車と本隊を切り離すことが出来ました…もう無線を気にしなくても大丈夫です》

アリサ「はは…まさか…ハナから無線傍受に気づいてて…私達は踊らされていたって言うの…?」

みほ《全車両停車!目標フラッグ車…》

アリサ「…(駄目だ…隊長達はダミーの情報で真逆のポイント…前からは大洗全車両…後ろからはパンター…)」

フラ操縦手「車長!どうすれば!」

アリサ「無理よ…どうしたら…抜けれるって言うのよ…」

みほ「全車両、良く狙って…」

ズガッン!

審判「大洗コメット走行不能!」

みほ「ッ!?全車両散会!!動いて!」

アリサ「へ?」

フラ通信手「ナオミさん…ナオミさんです!T29ですよアリサさん!」

ナオミ「ッ!まだ砲に馴れてないか…フラッグ車を狙ったのに…手前に落ちたッ!」

T29装填手「次弾装填完了!」

ズガッン!!

杏「おほぉーこぇ~」

みほ「T29だけ?どうして…いや…そんなのは後…カメさんチームは林へ!残りは牽制しながら撤退!」

ナオミ「ッ…引き際が分かってる…流石元黒森峰副隊長か…」

大洗は蜘蛛の子を散らす様にその場から撤退した…

アリサ「助かったぁ…」

ナオミ「助かってないわよ…」

アリサ「へ?」

ナオミ「増援は私だけよ…」

アリサ「…敵の思惑に気づいて救援に来たんじゃ…」

ナオミ「隊長…本隊は敵に足を掬われて遥か先…貴女が一番知ってるでしょ…」

アリサ「で、でもこっちは重戦車よ!」

ナオミ「フラッグ車(貴女)はシャーマンよ」

アリサ「じ、時間稼ぎすれば本隊が…」

ナオミ「現実見なさい…元黒森峰の副隊長がこれを見逃す訳ないでしょ…」

アリサ「…ッそんな…」

ナオミ「足掻くだけ足掻くわよ…」

ヒュッ…ズガッ

ズガガガッ!

ガィンッ!!

ナオミ「ッ!来た…アリサ後ろに隠れてッ!」

ズガッン!!ガキィン!!

みほ「…アヒルさん今です!」

ギュラギュラギュラ

ガィンッ!ガキィン!

ナオミ「強行突破ッ!?」

典子「良く狙って!」

あけび「はい!」

ズガッン!

典子「良く狙って!」

あけび「はい!」

ナオミ「させない…」

ズガッン!ガキィン!

T29操縦手「ッ!履帯がやられた」

ナオミ「ッ!」

ズガッン!

典子「うわっ!?」

審判「大洗パンター走行不能!」

ナオミ「アリサT29は動けない!陰に隠れるように動いて」

アリサ「ッ!」

みほ「麻子さん行きましょう!」

麻子「ん」

ギュラギュラギュラ

ナオミ「あれは…隊長車あれを潰せば…」

みほ「華さん!相手の車輌の気を引いて下さい!」

華「はい!」

ズガッン!

ナオミ「…誘ってる?アリサ周囲警戒!」

アリサ「わかってるわよ!」

ナオミ「ちょろちょろと…」

ズガッン!

パスンッ!ガキィン!

アリサ「ッ!フラッグ車がいた!三時方向!」

ナオミ「挟み撃ち!?アリサ移動して!」

アリサ「フラッグ車を倒せば勝てるッ!」

ナオミ「アリサ待って!まだ…」

ガキィン!

アリサ「大丈夫よあの戦車の主砲位ならT20でも弾けるし、機動力でもこっちが…」チラッ

T20が大洗のフラッグ車ナウエルへ向かうが撃破したパンターの横を通り過ぎる際…アリサの目にパンターに隠れるようにいたもう一つの影が目に映った…

アリサ「は…なんで…そんなとこに…」

ズガッン!

アリサ「ぐぁッ!?」

四号突撃砲「―」シュゥゥウ…

審判「サンダース、フラッグ車走行不能!」

―大洗陣営―

桃「…か、勝ったのだな…」

紗希「…」ポケー

柚子「勝った…勝てたよ桃ちゃん…」

桃「夢ではないのだな…」

紗希「…」ツネリ

桃「いたっ!?尻をつねるな!!」クワッ



杏「何とか一勝…だね、西住ちゃん?」

みほ「えぇ…何とか…一勝です…何とか…」

―――――――――――――――――――――――

―サンダース陣営―

アリサ「ほら!あんた達!早く片付けなさい!」

フラ装填手「アリサさん…隊長とナオミさんは…」

アリサ「…いいから片付けなさい…大丈夫だから…」

ケイ「ふぅ…負けたわねー」 

ナオミ「…」

ケイ「あの時、ナオミの言うとおりアリサの援軍に向かえば勝てたのに」

ナオミ「…本当にそう思います?」

ケイ「勿論!」

ナオミ「…」

ケイ「……はぁ…分かってるわよ…あの時援軍に向かっても後手に回って…多分負けてたわよ…」

ナオミ「初めから、無線傍受なんかに頼らず試合に臨めば…こんな結果にはならなかったはずです…」

ケイ「そうね…なーんであんなことしちゃったんだろ…」

ナオミ「…何か理由があるんでしょう?」

ケイ「ん?別にルールブックに載ってないのを見付けて勝てる確率を上げたかっただけよ♪」

ナオミ「…そうですか…」

ケイ「ほら、お説教は後で聞くから…アリサ1人だと大変だしナオミも手伝って来て」

ナオミ「…はい」

ナオミはアリサの手伝いに向かう

ケイ「本当…何やってんだか…私…」

ピリリリリ…ピリリリリ…ピッ

ケイ「もしもし?えぇ負けたわね」

ケイ「どうも向こう側が一枚上手だったわ…」

ケイ「え?T29を返却?悪いけど…T29はレンタルから既に購入に切り替えてるわ、そろそろ書類が届くと思うわ」

ケイ「…文句があるなら学園長に言ってね!じゃあバァイ!」プッ

ケイは携帯の通話を切る

ケイ「…ふぅ、大洗…なんとしてでも潰したいみたいねあの人達…アンジー、みほ…この先、辛い戦いが続くわよ…」

ケイは蒼空を見上げながら1人呟く

ー生徒会室ー

杏「って訳で…また戦車捜すよ!」

みほ「まだ、OBが隠した戦車があるんですか?」

桃「そうだ!書類上では破棄された形跡がない物がちらほらとある!」

みほ「確かに…戦力アップは望ましいですけど…」

桃「なんだ?文句があるのか?」

みほ「あ、いえ…」

杏「戦車が見つかって…乗員は?って事っしょ?」

みほ「はい」

杏「大丈夫、大丈夫!そっちは何とかするから~西住ちゃんはみんなと戦車捜して来てよ」

みほ「…分かりました」

ガチャ…バタン

杏「さて…見つかると良いねぇ~」

ーーーーーーーーー
※見つけた戦車の安価を取ります
この戦車は後のカモさん、ライオンさんの戦車となります。

複数の候補からまた、多数決で決めたいと思います。

ルールは>>14

ではまず、カモさんチームの戦車から決めます

候補戦車
>>553
>>554
>>555
>>556
>>557

オイ

43Mトゥラーン

BTー7

M18スーパーヘルキャット

KV-85

M18はオープントップだから不可では?
M42 75/34

候補戦車が揃ったので多数決をとります。

候補戦車一覧
>>553
>>554
>>555
>>557
>>558

上記の車輌に投票お願いします。

このレスから下5まででお願いします。

後、レオポンは名前が出てこなかったんや…

カモさんチームは…M42 75/34で決定します。

次はレオポンの戦車を決めたいと思います。

戦車の候補をお願いします。

>>575
>>576
>>577
>>578
>>579

パンター(ガスタービンエンジン搭載型)

KV-85
4人乗りだし100ミリ砲や122ミリ砲に換装した試作車があったから強化も可能

オブイェークト704

44Mタシュ重戦車

M16/43 サハリアノ

>>577ですが、オブイェークト704からISU-152自走砲に変更でお願いします。

以下の候補戦車で多数決をとります

>>575
>>576
>>580
>>578
>>579

このレスから下5までで投票お願いします

ー生徒会室ー

杏「探せばあるもんだねぇ戦車」

桃「ですが、次のアンツィオ戦までに修理は間に合わない様です」

紗希「…」ポケー

杏「まぁ、なんとかなるっしょ?」

柚子「でも、もし次負けたら…使わずじまいじゃ…」

桃「勝つに決まってるだろう!それに次はアンツィオだ!プラウダやグロリアーナに比べれば俄然、勝機はある!」

杏「…どうだろうねぇ」

桃「…会長?」

杏「言うほど私らも強い訳じゃないしね~」

桃「ですが!サンダースに勝ったんですよ!」

杏「西住ちゃんのお陰だよね~」

桃「ぅ…それは…」

杏「なんにせよ…西住ちゃんだよりじゃあ…いつか躓く気がしてならないんだよね~…」

杏は椅子を回転させながら天井を見上げ

ーーーーーーーーーーーーーー

ー戦車格納庫ー

みほ「…」

優花里「西住殿!」

みほ「あ、優花里さん」

優花里「良かったですね戦車見つかって!」

みほ「うん」

優花里「しかも!このKVー85は122mm砲を搭載している試作車輌型ですし、かなりの戦力アップですよ!M42 75/34も装甲は薄いですが火力はありますし…」

みほ「ふふ、優花里さん楽しそうだね」

優花里「ふぇ?そ、それはもう!」

みほ「…次も勝とうね優花里さん!」ガシッ

みほは優花里の手を握り見つめる

優花里「ひぁ、ひぁい!//」

ーアンツィオ高校ー

アンチョビ「私らに支援金だと!?」

スーツの男「はい、アンツィオ高校は今最も中学生に人気の高校ですからね…支援したいとおっしゃる方々が多くて…」

アンチョビ「確かに人気だったな…ウチの高校は」

スーツ男「ですから、学校への支援と同時に戦車道の方にも力を入れて頂きたいと言う方も居ましてね…」

アンチョビ「へぇ~そうなのか」

スーツ男「それで、今ここに新しい戦車が買える額の支援金をお持ちしました」

スーツ姿の男はアンチョビ達が囲んでいる机にスーツケースを置き鍵を開ける

ペパロニ「ドゥーチェすげぇですよ!」

カルパッチョ「こ、こんな大金初めて見ました…」

アンチョビ「ほ、本当にこれを!?いいのか!?」オロオロ

スーツ姿の男「えぇ、ぜひアンツィオの戦車道に役立てて下さい…では…」ニコッ

ガチャ…バタン…

スーツ姿の男「ふん…扱いやすいな…貧乏校なら金で何とでもなる…」














アンチョビ「…いったか?」

ペパロニ「行きましたよドゥーチェ…」

アンチョビ「はぁ…参ったな…」

カルパッチョ「あからさまに怪しいですよね…」

アンチョビ「十中八九…大洗絡みだろう…」

カルパッチョ「次の対戦高校ですよね…」

アンチョビ「大洗は廃校を逃れる為に戦車道で奮闘しているとか聞いたぞ…」

ペパロニ「なるほど…つまり、大洗を潰す為にこんな物を渡しに来たんッスね?」

カルパッチョ「汚い話…ってことですか?」

アンチョビ「まぁ…そうなるな…だが、まぁ…戦車道の為に使えと言われたんだ…パーッと使わせて貰おうじゃないか…」ニンマリ

~大洗 戦車格納庫~

みほ「う~ん…アンツィオ高校の一回戦の戦いを見る限り…機動力で掻き回してとどめを刺す…攪乱戦法が得意みたい…」

優花里「ですね…でも、戦車ならこちらが全て格上ですからね!」

みほ「う~ん…」

優花里「西住殿?」

みほ「本当に戦車はこれだけなのかな?」

優花里「戦車ですか?」

みほ「正直…アンツィオ高校の情報って余り知らないんだ私…」

優花里「なら!私が探って来ます!」

みほ「え…大丈夫?」

優花里「はい!任せて下さい!」ダッ

みほ「あの…ちなみに……ぁ…行っちゃった…大丈夫かな…」

ガラララ…

みほ「へ?」

緑髪の女子「お…ここは戦車格納庫か…」

みほ「あの…どちら様でしょ…」

緑髪の女子「あぁ!?君が大洗の隊長か!」ニギッ

みほ「え、あ…はい…」

緑髪の女子「いやぁ~迷っちゃってね、生徒会室ってどこかな?」

みほ「え、えっと…学園の入り口に地図があるので…」

緑髪の女子「ん?そうなのか?気づかなかったな…よし、ありがとねーじゃ」スタスタ

みほ「…なんか…凄い勢いの人だなぁ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
~生徒会室前~

桃「会長、次の試合はサンダース程苦戦せず”快勝”出来そうですね」

杏「だと良いね~あと、かーしまに座布団1枚♪」

柚子「でも、一回戦のアンツィオ高校を見る限りサンダース程苦戦しないのは確かじゃないかな?」

桃「むしろサンダースに勝ったのだ!アンツィオ高校など恐るるに足らん!」

緑髪の女子「行ってくれるじゃないか」

桃「む?」

柚子「あの…どちら様でしょう?」

杏「チョビ子…」

桃「チョビ子?」

アンチョビ「チョビ子だと威厳なさ過ぎだから呼ぶなと言っただろう杏!」

柚子「あ…この人アンツィオ高校の隊長さん…」

桃「なにぃ!?」

アンチョビ「お、知ってる人がいて嬉しいねぇ!握手握手!」ニギッ

柚子「わ、わわ!?」

杏「チョビ子なにしに来たんだ?」

アンチョビ「久々にちょっとお話したいと思ってさ…」ニヤッ

ー生徒会室ー

アンチョビ「へぇ~良い部屋だな」

杏「んで?何のようかなチョビ子…ってか良くここに来るお金あったねぇ~」

アンチョビ「まぁ、それはこれから話す事で分かるからさ…代わりにさ…」ニヤッ

杏「?」 

~アンチョビ説明中~

桃「な、なにぃ!?アンツィオに支援金!?」

柚子「しかも1台戦車が買えちゃう額!?」

アンチョビ「そそ、ちなみにウチ等の戦車なら3台はいける額だね」

杏「なるほどなぁ…大洗潰しか…ほい、チョビ子、干し芋パスタ」

アンチョビ「おぉ、悪いなぁ…」モグモグ

桃「ぐぬぬ…そこまでして大洗を潰したいのか…」

柚子「会長…これは不正じゃ…」

杏「名目上、支援金だから何とも言えないねぇー」

柚子「そんなー…」

アンチョビ「安心しろモグモグ…支援金で戦車買ったりはしないからモグモグ…」

桃「なに?」

アンチョビ「別に大洗を潰せとか、私らに優勝しろとか言われてないしモグモグ…ただ戦車道の為に使えと言われたからなぁモグモグ…」

柚子「それって…」

アンチョビ「モグモグ…ふぅ…つまりだ…私らは先代から貯めた貯金で戦車を1台導入するが…支援金で戦車を買ったりしないから安心しろって事」

桃「そんな事、信用出来るか!」

アンチョビ「あのさ…ウチもウチなりにプライドとかポリシーがあるのさ…」ジロッ

桃「うぐっ…」ビクッ


杏「なるほどねぇ…チョビ子らしい」

アンチョビ「まぁ…手加減もしないからな!」

杏「んーわかってる」

アンチョビ「あと、パスタごちそうさま!」

杏「んーまた、食べにきなよ」

アンチョビ「当たり前だろう!じゃ、そゆことで…」

柚子「…あの、結局あの人は何をしに来たんでしょうか?」

杏「パスタ食いに来ただけじゃないか?」

ハッピーニューイヤー

>>617
ハッピーニューイヤー(´・ω・)

ーアンツィオ高校ー


アンチョビ「ただいまー」

ペパロニ「おかえりっす姉さん!」

カルパッチョ「おかえりなさい」

アンチョビ「私が留守の間に何もなかったか?」

カルパッチョ「はい、特には…」

ペパロニ「大洗の奴が偵察に来てましたよ」

カルパッチョ「え?偵察にいつ?」

ペパロニ「丁度、アンチョビ姉さんが大洗に行ってる間に…」

アンチョビ「へぇ…で?」

ペパロニ「一応、例の新型以外は試合に出てたんであらかた紹介して…パスタ食わして…そのまま返したっす」

カルパッチョ「そのまま返したんですか!?」

ペパロニ「だって、自信満々にバレてないって思ってる奴だったから…なんか…ねぇ…」

アンチョビ「はっはっは!ペパロニらしいな変な気遣いするところは」

カルパッチョ「笑い事じゃないですよドゥーチェ!?」

アンチョビ「まぁまぁ…こっちの戦車がバレたところで何かなるわけじゃあるまいし…それに向こうには新型一台買うって言っちゃったし」

カルパッチョ「言っちゃったって…」

アンチョビ「なぁに…私らは私らの戦いをするだけだし問題ない…それにあの西住流相手なら変な小細工なんか通用しないさ…」

カルパッチョ「なんでそう言い切れるんです?」

アンチョビ「…そりゃ…勘だ」ニコッ

ー生徒会室ー

杏「…っとまぁ、相手は新型を一台投入するみたいだよ~」

みほ「新型…優花里さんの偵察映像には目立った物がなかったハズですけど…」

杏「あぁ~…あれ偵察バレてたみたいだよ」

みほ「え…そうなんですか?」

杏「あっちはサンダースと違って全員の顔をハッキリ覚えてるみたいだし…バレるのも仕方ないねー」

みほ「……」

杏「どったの?西住ちゃん?」

みほ「いえ…なんでも…」

杏「…?」

みほ「とりあえず…次の試合までに機動力を生かした撹乱戦術に対抗出来るように対策を考えます」

杏「ん、任せるよ~」

みほ「じゃあ失礼します…」


ガチャ…パタン

杏「…なんか…嫌な予感がするなぁ…」

ー戦車道大会 第2回戦会場ー

みほ「…ふぅ…」

優花里「西住殿…どうしました?」

みほ「え…うぅん、なんでもないよ!」

沙織「まさか…告白された!?」

麻子「沙織より可能性はあるな…」

沙織「どういう意味よ…」

みほ「あはは…」

華「緊張しているんですか?」

みほ「…ん…そう…かな…」

沙織「みぽりんも緊張ってするんだね?」

麻子「沙織は緊張とは皆無だな…」

沙織「なにおう!?」

みほ「ふふふ、なんだかみんなのお陰で緊張が解れたよ」ニコニコ

アンチョビ「まぁ、人間だし緊張ぐらいするだろう!」

沙織「うわッ!?だ、誰!?」

みほ「あ…格納庫で…会った…」

アンチョビ「そうそう、覚えててくれたとは光栄だな!」

沙織「みぽりん知り合い?」

みほ「え…いや…」

アンチョビ「西住みほとはちょろっと話しただけだ、知り合いは杏の方だ」

華「杏…生徒会長の事ですか?」

アンチョビ「そうそう、それ!」ビシッ

華「は、はぁ…」

杏「なにやってんのチョビ子?」

アンチョビ「チョビ子言うな!」


アンチョビ「まぁ…そんな事はどうだって良い…杏!」

杏「ん?」

アンチョビ「お前達にどんな事情があろうと…今日の試合は全力で行かせてもらうからな!」


杏「…」

アンチョビ「だから、杏達も全力で掛かってこい!」

杏「…そんな事わざわざ言いに来なくても…こっちは端から全力さ…」

アンチョビ「…なら良い!いやぁ、杏の事だから私らが同情して手を抜いてくれるとか思ってるんじゃないかと…思ってな!」ワハハ

杏「まさかぁ…」

アンチョビ「それと…」

みほ「!」

アンチョビはみほへ近より肩をしっかりと抱くと

アンチョビ「緊張しすぎだな!もっと気楽に行かないと負けちゃうぞ?ほれ、リラックス~リラックス~」ニカッ

みほ「ぇ…わわ!?」

アンチョビはみほの肩をにこやかに揉む


アンチョビ「気負うのは分かるけど…後先より今を楽しみなよ?」ニカッ

みほ「…!」

アンチョビはそう言うとみほから離れて自分の陣地へ颯爽と帰って行く

杏「いやぁ…ちっとは手を抜いてくれるかと思ったけど…無理みたいだねぇ~」

沙織「…図星だったんだ…」

みほ「いえ…これで良かったんです…」

杏「ん?」

みほ「さぁ!準備をしましょう!」







ー自陣 帰路ー

アンチョビ「…」

ペパロニ「姉さん、なんでわざわざ大洗の奴等に会いに行ったんです?」

アンチョビ「ん?あぁ…ちょいと敵にパスタを送ったのさ」

ペパロニ「それを言うなら塩じゃ…パスタなんて送られたら水使うわ、塩使うわで迷惑っスよ…」

アンチョビ「おぉ…言われて見ればそうだな!」

ペパロニ「…一体、なに考えてるんすか姉さん?」

アンチョビ「んー?後先考えてるんだよ」

ペパロニ「…姉さん、さっき大洗の隊長に後先考えるな今を楽しみなよ…って言ってたじゃないッスか…」

アンチョビ「私はいいんだ!後先考えないといけない時期だからな!」

ペパロニ「は、はぁ…よくわからないッスよ…」

アンチョビ「いずれペパロニにも分かる時はくるから安心しろ!」

審判「それでは…只今より大洗女子学園とアンツィオ高校の試合を始めます!両者礼!」


一同「「お願いします!!」」




ー大洗陣地ー

みほ「皆さん、相手は恐らく1回戦と同じく機動力を生かした戦術を取ってくると思います…でも慌てずに冷静に対象しましょう。」

杏「"了解~"」

梓「"了解しました!!"」

エルヴィン「"了解だ!"」

典子「"わかりました!!"」

・大洗戦力

1,Ⅳ号戦車 あんこうチーム
2,Ⅳ号突撃砲 カバさんチーム
3,コメット巡行戦車 うさぎさんチーム
4,Ⅴ号戦車パンター アヒルさんチーム
5,ナウエルDL43 カメさんチーム


ーアンツィオ陣地ー

アンチョビ「よぉし!みんな準備万端だな!?」

一同「「オォー!!」」

アンチョビ「いいか!!相手はこちらより戦車の質が良い!だが…戦車に乗り出してまだ日が浅い!戦車の動かし方はこちらが上手だ焦らず我々の戦いをするぞ!」

一同「「はい!!」」

カルパッチョ「たかちゃん…結局会えなかったなぁ…」

ペパロニ「ん?どうした?」

カルパッチョ「うぅん、なんでもない」ニコッ

1,cv-33 ×6両(ペパロニ搭乗)
2,P40 ×1両(アンチョビ搭乗)
3,セモヴェンテ75/18 ×3両 (カルパッチョ搭乗)

みほ「では、アヒルさんチームとウサギさんチームは斥候をお願いします。」

典子《了解しました!》

梓《了解です!》

アヒルさん、ウサギさんチームは機動力を生かし先行し偵察に向かう。

みほ「他の車輌は私に続いて下さい、周辺警戒怠らずに!」

杏《ほーい》

エルヴィン《了解だ!》

みほ「…(アンツィオの戦車はこちらの戦車より火力も装甲も劣っている…ただ、アンチョビさんはそれを知っている上で…どう攻めてくかが問題…)」

梓《こちらウサギチーム、十字路東側で敵発見!》

みほ「数は?」

梓《CV―33 2両、セモヴェンテ1両です!》

典子《こちらも西側で発見しました!cv-33 2両、セモヴェンテ1両です!》


優花里「東と西を抑えられましたね…やはり機動力で来ますね」

みほ「うん…となると…北にフラッグ車と残りのセモヴェンテ、cv-33が待ち構えている…」

優花里「なるほど…フラッグ車へ向かった瞬間、囲んで包囲する戦法ですか…」

みほ「…」

優花里「西住殿?」

みほ「…単純過ぎる気がする…」

優花里「単純…ですか?」

みほ「包囲出来たとしても、こっちにはパンターやコメットがいるから…包囲を突破する力はこちらが上だし…」

優花里「あぁ、確かに…パンターの装甲と火力とコメットの機動力があれば突破は容易いですね…」

みほ「…(迷って時間を掛ければこちらが不利になる…なら行動あるのみ…)」



ーアンツィオ陣地ー

アンチョビ「ペパロニ、マカロニ作戦は順調か?」

ペパロニ《あと5分で完了ッス!》

アンチョビ「うんうん、いいぞーそのまま準備を進めてくれペパロニ」

ペパロニ《了解ッス!》

アンチョビ「さて…そろそろ動き出すかな?」

カルパッチョ「隊長、動きがありました」

アンチョビ「どっちだ?」

カルパッチョ「読み通り…西です」

アンチョビ「よぉし!順調だな!カルパッチョこっちも動くぞぉ!」

カルパッチョ「はい!」

みほ「アヒルさんチーム、待ち伏せている相手に攻撃してください!特にセモヴェンテを先に狙って下さい!」

典子【了解しましたぁ!】

みほ「ウサギさんはそのまま待機、動きがあれば教えて下さい。」

梓【わかりました!】

みほ「…(これでどう動くか…)」

典子【西住隊長!セモヴェンテ一両撃破しました!cv-33は後退しています!】

みほ「了解しました、ウサギさんそちらに動きは?」

梓【いえ…まだありません…】

みほ「了解しました…アヒルさん…」

典子【敵フラッグ車発見!アンツィオのフラッグ車を発見しました!】

みほ「え…?」

優花里「なんでそんな所にフラッグ車が!?」

典子【フラッグ車以外はいません!フラッグ車を追撃します!】

みほ「ぁ…追撃は慎重にお願いします!深追いはしないで!」

優花里「フラッグ車が何故あんなところにいたのでしょう…」

みほ「北で待ち伏せじゃなく…私達の背後に移動中だった?」

華「でも1両だけで行動ってあるんですか?」

みほ「…単独行動は戦略の一つだけど、フラッグ車が1両でいるのは…」

優花里「なにかを狙っての行動ですかね?」

みほ「……」

ズガァン!キュィィン…

アンチョビ「へぇ…乗り始めて短いのに…走りながら当ててくるのか…」

装填手「ドゥーチェ!もうすぐポイントです」

アンチョビ「了解、ペパロニ?」

ペパロニ【こっちは準備完了ですよアンチョビ姉さん!】

アンチョビ「よぉし、ペパロニタイミングは任せたぞ!」

ペパロニ【了解ッス!】

ズガァン!ギィィン…

アンチョビ「っと…狙いが正確になってきたな…この先は直線だ全速力で橋を渡れ」


操縦手「はい!ドゥーチェ!」


典子「加速した!でも、直線なら!」

フラッグ車を追うアヒルさんチームは直線でアンチョビを捉える…

ペパロニ「今だぁ!!」

キュラキュラキュラ…ガコッン

典子「撃ッ…!?」


しかし、射撃する間際…丸太で組まれた橋に差し掛かった瞬間、橋が崩壊する。

典子「うわぁ!?」

パンターは崩れた橋の隙間に落ちるように挟まり…

審判【大洗、パンター走行不能!!】

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