桃「桃ちゃんと呼ぶな!仕方ないだろう、わたしは会長の頼みは断れんのだ!!」
柚子「わたしのお願いは聞いてくれないくせにっ!」
桃「そんなことないだろう!この前のデートの時だってわがままを聞いて行き先を映画館から水族館に変えたじゃないか!」
柚子「それ言ったらわたしだってお昼は鉄板ナポリタンって言ってたのに急にお刺身が食べたいって言い出した桃ちゃんに合わせたもん!」
桃「柚子だって賛成してたじゃないか!」
柚子「むーっ!」
桃「ぬーっ!」
杏「はいはい、小山もかぁしまも、痴話喧嘩はそこまで」
桃柚「「会長!!」」
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杏「廊下の真ん中で言い合ってたら迷惑だよ。変な注目も集めてるし」
桃「しかし会長!柚子が自分勝手な事ばかり!」
柚子「桃ちゃんがわがままばっかり!」
杏「はいはい、キリがないからねぇ。あ、そうだ小山、頼んどいた限定干し芋なんだけどさぁ」
柚子「あ、はい。明日届く予定になってます」
杏「ありがとねぇ。あと仲がいいのはいいけどあんまり往来で喧嘩しないようにね」
桃「はっ!」
桃「....柚子ちゃんだって会長を甘やかしてるじゃないか」
柚子「.....えへへ、だって」
桃「まったく。あとこれ」
柚子「なぁに桃ちゃん.....これ、見たかった映画のチケット!」
桃「この前行けなかったから買っておいた」
柚子「桃ちゃんありがとう!大好きーっ!」
桃「わわ、急に抱きつくな!」
みほ「......はぁ、戦車道続ける事になったけどやっぱり怖いなぁ」
杏「やぁ、西住ちゃん!」
みほ「か、会長!」
杏「どったの?元気ないね?」
みほ「あの、えぇっと.......」
杏「ひょっとしなくても、戦車道の事だよね」
みほ「......」
杏「ごめんね、でもどうしても西住ちゃんの力が必要なんだ」
みほ「......いえ、わたしは」
杏「やっぱり、だめ?」
みほ(あぁ、会長が上目遣いでわたしを....しかも普段見る会長とは違う弱気な表情で.....わ、わたしは、わたしは........)
杏「無理、させちゃってるよね、やっぱり」
みほ(そんな!そんな弱気な表情を見せないでください!あぁ、可愛い!しょんぼり会長可愛い!!愛おしい!!!尊い!!!!!!)
みほ「あ、あの!わたし、頑張ります!どこまでできるかわからないけど会長の、いや、みんなのために!」
杏「......えへへ、ありがとう西住ちゃん。頑張ろ」
みほ(守らなきゃ!守ってあげなきゃ!!)
杏「~♪」もぐもぐ
そど子「会長!廊下を歩きながらものを食べないでください!校則違反です!!」
杏「お、ごめんごめん。そど子も食べる?」
そど子「だから、食べるなら教室か食堂で!」
杏「もう、そど子は堅いなぁ。ほれ」
そど子「モゴっ!.....もぐもぐ、おいしい、じゃなくって会長っ!」
杏「にひひ、これでそど子も共犯だねぇ」
そど子「今日は騙されませんよ!とにかくダメなものはダメです!」
杏「むぅ、けちー」
そど子(ぐぅっ、拗ねてる会長可愛い.....じゃなくてしっかりするのよそど子!生徒の上に立つものがルーズじゃ示しがつかないわ!今日こそ!今日こそビシっと......)
杏「分かったよ。ほら、もう一枚あげるからさぁ」
そど子「そういう問題じゃ.......」
杏「ダメ?」
そど子(あ、あぁ、会長が小首を傾げて、あ、ちょっといじけて干し芋かじるのリスみたい。そういう小動物っぽい仕草校則違反よ!あぁ、可愛い、愛おしい、甘やかしたいぃ!!!!)
そど子「......もう!今回だけですからね!」
杏「さすがそど子!話がわかるぅ♪」
杏「はい、約束通りもう一枚。じゃあねぇ、そど子」
そど子「......くぅっ、また会長の可愛いさに負けて!このままじゃダメ、このままじゃ会長がグレちゃう!不良になっちゃうぅう!!!」
杏「いやぁ、今回は練習試合受けてくれてありがとうね」
ダージリン「うふふ、私は挑まれた勝負を受けただけ。ところで紅茶のおかわりはいかがかしら?」
杏「ん、じゃぁもらおっかな。それで頼んでた件なんだけど」
ダージリン「あら?あれは試合に勝てたら、という話ではなかったかしら?」
オレンジペコ(ダージリン様いつになく上機嫌ですね)ひそひそ
アッサム(試合内容がお気に召したんじゃないかしら?大洗の隊長に紅茶を贈る用意をさせているし)ひそひそ
ダージリン「あら、内緒話はお行儀が悪いのではないかしら?」
オレンジペコ「はい、失礼いたしました」
ダージリン「まぁいいわ、オレンジペコ、昨日頼んでたアレ、出していただけるかしら?」
オレンジペコ「はい、すぐにお持ちしますね」
ダージリン「今日は本当に有意義な試合ができたわ。これはささやかなお礼と健闘を祈って贈らせていただくわ」
オレンジペコ「前年度の大会の試合映像と大洗で保有する車両のデータです。本来他校への持ち出しは禁止なのですが....」チラッ
アッサム「わたしの顔に何かついているかしら?」
オレンジペコ「いえ、よろしいのですか?」
ダージリン「こんな言葉を知っているかしら?『平和は神から人間への贈り物ではなく、人間同士の贈り物であることを忘れてはいけない。』」
オレンジペコ「エリ=ヴィーゼルですね」
ダージリン「敵同士とはいえ、それを理由に高め合えないのでは淑女たりえない。それにこれは有意義な未来への投資でもあるの」
杏「そりゃあ、期待に応えないとだね」
ダージリン「うふふ、『感謝の気持ちを表すためには、実際の行動ではっきりと示さなくてはなりません。』せいぜい頑張ってちょうだい」
アッサム「こちらの紅茶は大洗の隊長のあの子に。こちらも"期待"の印です」
杏「いやぁ、本当にありがと」
ダージリン「うふふ」
アッサム「おほほ」
ダーサム((あぁ!かわいい!!!!)))
ノンナ「大洗からわざわざようこそ」
杏「いやいや、こちらこそお招きありがと」
カチューシャ「ふふーん、よくぞプラウダに遊びに来てくれたわね。さぁ、早く来なさい。このカチューシャが直々に案内してあげる」
杏「それは嬉しいねぇ」
ノンナ「......」
カチューシャ「ノンナ、何ぼーっとしてるのよ。お客様が来たんだからもっともてなさなきゃ」
ノンナ「はい、同志カチューシャ」
カチューシャ「まずはこっちよ!珍しい戦車が手に入ったの!早く来なさい!」
ノンナ「......」
ノンナ(あぁ、このままではカチューシャが大洗の生徒会長にとられてしまう。しかし.......)
カチューシャ「これがカチューシャの自慢の~」キャッキャ
杏「へぇ、どれどれ」
ノンナ(しかし、無邪気なカチューシャとちょっとお姉さんっぽい悪ガキの組み合わせ。悪くない。いや、むしろ互いが魅力を高めあい、より魅力的に)
ノンナ(なんだろうこの気持ち。見守りたい。二人をロシアの広大な母なる大地のような心で。あぁ、カチューシャ、杏、可愛い、愛おしい、尊い!狂おしいほどに愛らしい!!!万歳!カチューシャ万歳!!!カチュ杏万歳!!!これはもはや革命級の......)
ノンナ「Ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!」
カチューシャ「ど、どうしたのノンナ?!」ビクッ
桃「はぁ、また会長を甘やかしてしまった」
柚子「もー!桃ちゃんったら」
桃「そういう柚子ちゃんだって今日は会長を甘やかしてたじゃないか!」
柚子「だって、可愛いんだもん」
桃「はぁ、まったく。このままでは会長がダメになってしまう」
杏「かぁしまぁ、こやまぁ」
桃「会長、どうしました?」
杏「いやぁ、干し芋の袋開けたいんだけどさぁ、なかなか開かないんだよねぇ」
桃「なるほど。しかし食べ過ぎでは?」
杏「そうかなぁ?」
柚子「そうですよ」
杏「でもどうしても食べたいんだよねぇ」
桃(....っ!会長の上目遣いっ!!)
柚子(あぁ!可愛い、愛おしい、尊い!!!!)
桃柚(あ"ー、甘やかしたい!ダメに!ダメになるぅーっ!!!)
終わり
終わりです。一体何を書いてるんだろう?わたしはしょうきにもどった!
会長をひたすら甘やかしたい願望に取り憑かれたのですが結果よくわからない事になりました。会長怖い。その可愛さが怖い。
HTML依頼出してきます。
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