アイドルマスターシンデレラガールズです。
注意
この話は私が以前に書いていた
佐藤心「プロデューサーとアイドル」
佐藤心「プロデューサーとアイドル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445176290/)
と世界観が一致しており、これらの話のその後のお話しとなっております。
モバP「新米プロデューサーと」佐城雪美「アイドル……」
モバP「新米プロデューサーと」佐城雪美「アイドル……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467636717/)
時系列はこっちの次になりますが、今回はおまけ的なお話です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472995543
CGプロ 事務所
モバP(以下P)「じゃあ、そろそろ迎えに行ってきすね」
心「おうよ☆ 気を付けてな☆」
P「ういっす」
菜々「今日は誰のお迎えなんですか?」
心「今日は光と晴☆」
舞「香川組って事は空港ね」
心「ですね☆」
菜々「でも、お仕事の度に飛行機って大変ですよね……」
心「それはそうですけど、こっちで暮らすのは流石に子供組には難しい☆」
舞「あれ? でもほたるちゃんはこっちで暮らしてるんでしょ?」
心「はぁとがスカウトする前から東京に住んでますよ♪」
菜々「あー、仕事場に近くないと何があるか分からない、でしたっけ」
舞「別に遅刻くらい良いと思うけどね。そりゃしない方が良いけどほたるちゃんの場合は不可抗力でしょ?」
心「売り出し中だと不可抗力だったとしても、何か起こすとすぐ干されるんですよ」
舞「はー、相変わらずめんどいわね」
菜々「仕方ないですよ。芸能界ですから」
舞「そんなもん、こっちが悪くないなら待たせとけばいいのよ!」
心「そんな事がまかり通るのは舞さんだけです☆」
菜々「ですねぇ……」
舞「そう?」
菜々「そうですよ」
菜々「でも、職場遠いのってやっぱり大変ですよね」
菜々「ナナは一時間だからまだ良いけど、光ちゃんに晴ちゃんは飛行機ですし、雪美ちゃんは新幹線……」
心「まぁ、仕事の度にこっち来てもらうってのはやっぱり不便ですけどねー」
心「でも、子供に一人暮らしをさせるのはなかなかね……☆」
舞「子供と言えば幸子ちゃんは一人暮らしよね?」
心「です☆ 幸子の場合はご両親からも承諾済みなんで☆」
菜々「他に一人暮らしだと、大人組は当然としてあとはみくちゃんだけですね」
心「みくは一時期はぁとと一緒に住んでましたけどね☆」
菜々「えっ!? そうだったんですか!?」
心「やっぱり子供一人で暮らすのは何かと危ないんで☆」
舞「一時期って事は今は住んでないのね? なんで?」
心「みくがなんか気を遣ってくれて『一人でも大丈夫だから! 家帰ってからもみくのためにPチャン働きすぎにゃ!』って泣ける事行って出てったんですよ☆」
菜々「みくちゃん……」
舞「相変わらず良い娘ねぇ」
心「そこまで働いてるつもりはなかったんですけどねー☆」
ちひろ「仕事中も、みくちゃんみくちゃん。家でもみくちゃんみくちゃんってずっと世話焼いてくるってみくちゃんが言ってましたよ」
心「あ、おかえり☆」
ちひろ「ただいまです」
心「でも、仕方ないだろ☆ みくはうちの大事な大事なアイドルだったんだし☆」
心「それに、みくって料理なんてほとんどしないから、はぁとが用意してやんなきゃスーパーの惣菜ばっかりだったし☆」
ちひろ「心さんだってうちの大事な大事なアイドルの一人だったんですけどね?」
菜々「そんなにはぁとちゃん働き続けてたんですか?」
ちひろ「すごかったですよ。毎日一番早く来て一番遅く帰るって生活でしたから」
ちひろ「それに家事全部こなして、朝に心さんとみくちゃんのお弁当と、みくちゃんの朝ごはんと夕ご飯を作ってから出社してましたし」
舞「あー……朝に三食分作るってそりゃ結構しんどいわね……」
心「言い過ぎ☆ 家事だって掃除と洗濯は割とみくがやってくれてたし☆」
ちひろ「それでも、それくらい家でも働いて、事務所でもプロデューサー兼アイドルで働き続けてたんですから」
菜々「そりゃみくちゃんも気を遣って出ていきますね」
ちひろ「私と一緒に住みますかって聞いたんですけど、みくちゃんは自立したところを見せないと心さんが不安になるだけだからって」
舞「そんな良い娘に心配かけされるなんてプロデューサー失格ね」
心「うぐっ……」
心「でも、やっぱりみくに何かあると思うと心配で放っておけなかったし……」
菜々「やっぱりはぁとちゃんはとっても優しいですねぇ」
舞「本当に良く出来た人だと思うわ」
心「や、やめろやめろー! 褒めるんじゃなぁい!」
舞「あら、照れてるわね」
ちひろ「ですね♪」
心「そもそも! みくだってまだ子供なんだから一人暮らしなんて危ないの!」
心「いくら、利便性が良くたってまだ中学生なんだから!」
菜々「まぁ、それは確かに……。学校とかの問題もありますしね……」
舞「ならみんなで住めば良いんじゃない?」
心「はい?」
舞「だから、一人暮らしは危なくてもみんなで住んでれば大丈夫でしょ?」
舞「学校はまぁ、仕方ないから転校しなきゃいけないけど」
ちひろ「みんなって……寮みたいな感じですか?」
舞「そうね。一人暮らしが難しい子供組でもそれなら大丈夫でしょ?」
心「まぁ、確かに……」
舞「面倒を見れる大人が一緒なら平気でしょうし、何より自立を促すって面では親元を離れるのも悪い事じゃないと思うけど」
心「確かに悪くない考えですけど、寮を建てるお金はないですよ? アイドルが集まってるって事はセキュリティも当然ながらお世話する寮母さんを雇ったりしなきゃいけないし……」
ヘレン「話は聞かせてもらったわ! 私にいい考えがある!」
ヘレン「ヘーイ!」
ちひろ「おはようございます」
菜々「おはようございます。ヘレンちゃん」
心「はよー☆」
舞「相変わらず派手好きね。おはよ」
ヘレン「反応が薄いわね……。私の世界レベルの登場にはついてこれないのかしら?」
菜々「いや……さすがに慣れたので……」
舞「ここでパシリになった頃は驚いたけどねー」
ヘレン「フッ……いかに日高舞と言えど私の前では大したことないってことね!」
舞「ほぅ……?」
菜々「だ、駄目ですよ! 舞ちゃん煽ったらまた戦車で来ちゃう……!」
ちひろ「と、ところで社長! 良い考えってなんですか!?」
ヘレン「私の考えが聞きたいのね? いいわ! よく聞きなさい!」
心「早くしてくれないかなー。はぁとも忙しいんだぞ☆」
ヘレン「そこの二人に寮母をやらせればいいのよ!」
菜々「へ?」
舞「私達?」
ちひろ「あ、そうですね。それなら人件費も増えませんしいい考えかもしれません」
舞「無理よ」
ヘレン「……何故かしら?」
舞「私にだって家庭があるもの。家に帰ればお腹を空かせた愛と旦那が待ってるし」
ちひろ「そうでしたね……家庭があるのに住み込みは難しいですよね……」
舞「愛と旦那が一緒でも良いならやってあげるけど」
菜々「駄目です。やめてください」
舞「? なんで菜々が駄目って言うのよ?」
ヘレン「そうよ、菜々が決めることではないわ!」
菜々「やめてください。舞さんと旦那さんが一緒なんて甘々空間過ぎて砂糖吐きます」
舞「そうかしら? あれくらい普通だと思うけど。実際、愛は平気なんだし」
菜々「ずっとそういう環境で育ってるからですよ!」
菜々「まったく耐性のないナナの身にもなってください!」
ちひろ「菜々さんがそこまで言うならこの案は駄目ですね……。良いと思ったのに……」
ヘレン「さっきから黙ってるけどどうしたのかしら?」
心「んー……いや、寮じゃなくてルームシェア的にしたらどうかなって考えてて」
ヘレン「ルームシェア?」
心「いや、実際は寮みたいなもんだけどな☆ 各自の部屋と共同で使うリビングとかキッチンみたいな」
心「ただ、寮みたいに住み込みで家事をやってくれる人は置かずに、自分達だけで生活させれないかなって」
ちひろ「家事全般を自分たちでってことですか?」
心「そ☆ やれる娘がやって、出来ない娘は手伝いをしながら覚えて行けばいいかなって」
心「そうすれば一人暮らしじゃなくなるから心配も減るし、心配ならすぐ見に行けるし」
心「何より、こっちに住んでもらえるなら遠方組のスケジュールとか組みやすくなって仕事の幅も増やせるし☆」
ヘレン「管理人の居ない寮だからルームシェアね」
心「だな☆ でも、実際は家事も大変だしさすがに厳しいかも」
舞「昼間なら私が家事くらいしに行ってあげるわよ?」
舞「でも、いくら一人暮らしではないとは言え、やっぱり子供たちだけで済ませるのは、一時の母としては賛成しかねるわね」
心「ですよね……」
舞「一人くらい大人が住んでれば別でしょうけど」
ちひろ「大人……」
ちひろ「……心さん。そのルームシェア……便宜的に寮と呼びますが、寮に入る娘って誰です?」
心「んー、聞いてみないとわからんけど、みく、幸子は一人暮らししてるから確定だろ?」
心「あとは、ほたるちゃん、晴、光、雪美ちゃんの遠方組。通いとは言え距離のある茜と未央ってとこ?」
ちひろ「やはり通いでも距離のある娘は入った方が良いんですよね?」
心「まぁ、だな☆ 仕事の関係で終電逃す事も考えられるしな☆」
ちひろ「じゃあ、菜々さんも入るべきですよね?」
菜々「!?」
心「……そうだね♪ 菜々先輩も電車で1時間は大変だもんね☆」
菜々「ま、待ってください! ナナにはウサミン星が!」
ちひろ「いやぁ、17歳とは言えまだ子供ですからね! やっぱり一人暮らしは危ないですよね♪」
心「だね☆ やっぱり17歳のJKの一人暮らしなんて何があるかわかんないし☆」
舞「ま、菜々が一緒なら大丈夫そうね」
菜々「勘弁してください! みんなと一緒に住んでたらお酒が……」
心「諦めろ☆」
菜々「そ、そんなぁ……」
菜々「はっ! ぴぴっと来ましたよ!」
菜々「でも、寮を建てるためのお金ないですよね!?」
心「あ、そっか。寮母一人の人件費ケチっても肝心の建物作れないか」
菜々「そ、そうですよね! じゃあこの話は無かった事に!」
ヘレン「ええ、じゃあその方向で。ええ、頼んだわよ。崇男」
ちひろ「はい。あの空いてる土地をですね……」
菜々「……二人ともどこに電話してるんですか」
ヘレン「資金の宛は出来たわ」
ちひろ「建設場所も確保しました♪」
舞「菜々」
菜々「ま、舞ちゃん~……!」
舞「諦めなさい」
菜々「うぅ……」
心「こういう時のうちのフットワークの軽さは異常だな☆」
ちひろ「なにせCGプロですからね!」
菜々「うぅっ……。じゃあナナが気兼ねなくお酒を楽しめるのは寮が出来るまでなんですね……」
舞「良いじゃない。あと一か月くらいは飲めるでしょ?」
心「そうですよ☆ いくらお金と土地があってもイチから作るなら結構時間かかりますよ☆」
ヘレン「甘いわね」
心「へ?」
ヘレン「ちひろ!」
ちひろ「連絡済みです♪」
菜々「どこに……?」
ちひろ「765プロの雪歩ちゃんです!」
舞「雪歩ちゃんって言うと……あー」
ちひろ「はい♪ 図面さえもらえれば、萩原組の名誉にかけ一週間で作ってみせるだそうです♪」
菜々「……そんなバカな……」
心「さすが雪歩ちゃん……☆」
ヘレン「さぁ、覚悟を決めなさい。菜々」
菜々「どうしてこんなことに……」
舞「私も手伝ってあげるから諦めなさい」
ちひろ「そういうわけなので、菜々さん」
心「これからはアイドルとしても、寮母さんとしてもよろしくね☆」
菜々「はい……」
End
以上です。
しゅがはさんに声がついたのお祝いしてたり、他の書いてたり、しゅがはさんがデレステに来たり、恥じらい乙女が来てたりしてたらいつの間にか二か月経ってました。
次に書くアイドルは決まってるのに、なかなか書くのが難しくて着手する気にならなかったのがいけない。
改めてしゅがはさん、声おめでとうございます!
これであとは奈緒の二週目としゅがはさんのSSRに恐怖するだけで済みます。いやぁ、やはりちひろさんは天使。
そして、デレステ一周年おめでとうございます!
ライブもお疲れ様でした! 行けた皆さんは末永く滅びろと呪いたい気分ですが、私の本命はプロデューサーミーティングなんで気にしてません。
では、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます、。
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