【ガルパンSS】 麻子さんと世界における普遍的真実 (4)

・地の文あり注意



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「いやーそれにしてもこの間はびっくりしたよねー。特に華!」

「ええ……本当に驚きました」

「まさか五十鈴殿が角谷会長の後を継いでこの学園の最高司令官に就任されることになるとは! 私も友人として鼻が高いでありますっ」

「あの……司令官じゃなくて、生徒会長ですからね? それから優花里さんも副会長になるんですから、そんな人ごとみたいに……」

「あ! あうう……そうでした、忘れておりました……」

 はしゃいでいた優花里が一転してしょぼんとなる様子にあははは、と明るい笑い声が響く。ここは昼休みの学生食堂の一角。つい数週間前までは封鎖の憂き目にあい人影も灯りも絶えていたとは想像もつかないほど、学園は完全にいつもの日常を取り戻していた。

「でも……何だか私だけ悪いみたい。みんな引継ぎで忙しそうなのに……」

「いいんですよ、みほさん」

 おっとりと微笑む華には何だかすでに生徒会長の風格が出てきたように感じられるのは、みほの先入観のせいだろうか。

「そうだよそうだよ、会長も言ってたじゃん。みぽりんは戦車道の隊長に集中して!」

「不肖この秋山優花里、西住殿のお役に立てるならどんな雑用だろうとどんと来いでありますっ!」

「みんな……うんっ、ありがとう!」

 ときには友人の好意に甘えるのも礼儀だとあのダージリンさんも言っていた。というか、細かいところは忘れたけどそういう趣旨の名言を教えてくれた。だからこころよくここは甘えてしまおう、と思うみほである。

「だいたいそれをいうなら麻子だって同じで……あれ、麻子は?」

「風紀委員に反省文を提出しなければならないそうで……終わってから来ると、ご連絡が」

「冷泉殿……この前遅刻が帳消しになったばかりなのに……」

「学校が再開されたと思ったらコレだもんねぇ。驚異の14日連続遅刻!」

 あんこうチームが毎朝起こしに行きながらこのていたらくである。沙織が嘆くのも無理はない。

「あはは……あの、夏休みの後からいろいろあって大変だったし、麻子さんは本当に頑張ってくれたから……」

「まあ、それはそうなんだけどさ。ああ、去年は平和だったのになぁ。夏休みが終わったら普通に9月1日で始業式を迎えて……9月…1日……いち……に……ちッッ!?」

 とりなそうとするみほになおも愚痴っていた沙織だが、不意にぎくんとなって座り直した。

「ちょ、ちょっとまって……今日は9月の……日だから……えっ? えっ……? うそ……そんな……!」

「あの……急にどうしたの、沙織さん?」 

 青くなって日付を指折り数え始める沙織に、残りの3人が首を傾げる。

「た、大変……どうしよ……マズイよぉこれ……!」

 沙織はわなわなと唇をふるわせた。

「麻子の誕生日、完っ全に忘れてたぁ!」

「「えっ?」」

・トリップ失敗したので一旦沈めます

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