【デレマスSS】乃々「部屋からPさんと着衣の乱れた美優さんが出てきたんですけど」 (35)

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森久保乃々(ほんの気まぐれだったんです。
今日は土曜日。お休みの日。
学校もお仕事もない完全なフリーデイだったこともあり、まゆさんからのお誘いで、お外でお昼ごはんを一緒に食べようっていうお話になりました)

乃々(駅前で待ち合わせをしたんですが、もりくぼは柄にもなく浮かれていたのか、かなり早めに家を出てしまいました。
待ち合わせまでまだ何時間かあります。
ふと思い立って方向転換。
確か今日もPさんは出勤しているはず。
会って少しお話できないかな、と思って……ちょっと事務所に寄ってみたんです)

乃々(事務所と待ち合わせ場所は離れていましたし、Pさんに会えるかどうかも定かではありませんでした。
……そう、無駄足になる可能性もあったわけです。あったのですが、もりくぼはそれでも良いかな、と思いました。
どきどきわくわく胸を躍らせたりして、乙女チックモード。
乙女チックモードなもりくぼ、すなわち乙くぼだったわけです……けど)

P「の、乃々っ!? どうしてここにっ?」

乃々(事務所から出てきたPさんは妙に狼狽えていて……)

三船美優「どうしたんですか、Pさん? えっ? の、乃々ちゃん?」

乃々(あまつさえ、さらに奥から出てきた美優さんは頬を上気させ、少し息を乱れさせ……)

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美優「は、早かったのね? ひ、ひとり?」

乃々(はだけていたらしい服装を、いそいその整えながらそんなことを言ってきたのです。
……無駄足どころじゃなかったんですけど)

乃々「ひとりなんですけど。いつももりくぼは独り身、お一人様なんですけど」

乃々(……ハートブレイクです。艶っぽく唇を濡らし、どこか目がうつろな美優さんはあまりにも生々しく)

乃々「……あ、い、いえ、きょうはオフですから。ちょっときまぐれで、よってみただけなんですけど」

乃々(乙くぼにはその生々しさはオーバーキル過ぎて……)

乃々「おじゃましたようですね。すみません。
私は何も知りませんし、察していません。気づいていません。
すぐにこのままかえりますので、どうぞ、つづきはごゆっくり……」

乃々(やむなく、回れ右。もりくぼは持ち前のコミュ力と冷静な判断力で空気を読み、ごく自然な演技で速やかにその場を立ち去ることに決めたのです……けど)

P「ま、待て、乃々。え、えっと……そうだ。こ、コーヒー……いや、お茶でも飲んでいかないか?
ちひろさんは少し前に出かけちゃって今は俺と美優さんしかいないけど、それくらいなら俺が用意して……え? なんですか、美優さん……? え? 匂い……?」

美優(今、事務所に入ってこられたら、そ、その……に、においでバレちゃいます……)////

P「あ、そ、そうか……!!」

乃々(聞こえてるんですけど。
……はい。換気は大事ですよね。全面的に同意します。
あと知ってますか。こういうのを世間では死体蹴りって言うそうですよ?)

P「そ、そうだ! 乃々っ! 外で一緒にお茶しないかっ? 喫茶店とかでっ。
ちょうど俺もそろそろ休憩しようと思ってたところだったんだ」

美優「い、いいですね! ぜひ行ってきて下さい! ここは私にまかせて!」

乃々(Pさんの目配せ、美優さんとのアイコンタクト……)

乃々「ご休憩ですか……それは素晴らしいデスネ」

乃々(ここまであたふたとバレバレの誤魔化し方をする大人ふたりを見ていると、もりくぼの方が冷静になってしまいました。
ここはお二人の思惑に、まんまとのせられてあげましょう。
正直、まゆさんとの約束も忘れて、自室に籠もって西◯カナとさ中◯みゆきとかを聴きながらやさぐれ泣きたい気分ではあったのですが……)

※ ※ ※ ※ ※

コーヒーショップにて

P「あ。乃々。先に席とっておいてくれないか。俺はちょっと……」

乃々(お手洗いの方を指差すPさんに、軽く頷いて返します)

「こちらへどうぞー」

乃々「はい」

乃々(店員さんに促され、奥の席に向かう途中……見覚えのある黄緑色のスーツを見つけました)

乃々「……ちひろさん?」

千川ちひろ「ふぇっ!? の、乃々ちゃん?
な、なんでこんなところに!?」

乃々(窓際の席でホットのコーヒーを片手にアンニュイなお顔をしていたちひろさんは、私が声をかけると、一変、お年にそぐわぬ奇声をあげ、狼狽え始めました)

ちひろ「ど、どうして? なんで?
わ、私ですか? い、いえ、別にサボってたわけではありませんよ?」

乃々(よくわかりませんけど、なにやら自爆気味です。
机の下でちょっとあだるでぃーな少女マンガを読んでいる時に、Pさんに声をかけられると、私もこんな感じになります)

乃々「サボってたんですね……」

ちひろ「にょわっ!? い、いえ。お、おつかいで……Pさんのおつかいで!
事務所のコーヒーを切らしてしまったので、それを口実に、コーヒー豆を買うついでに時間を潰してただけでして!
決してやましいところは!」

乃々(土曜日とは言え、勤務時間中に……しかも午前中にコーヒーブレイクをとるのはやましいところではないのでしょうか……)

乃々「そうですか……。ちなみにもりくぼは一人ではないんですけど……。
Pさんもいっしょですよ? 今はちょっとお手洗いに行かれてますが……」

乃々(店員さんに軽く会釈をし、ちひろさんと同じテーブルに着きます。
そんな私の言葉を聞いたちひろさんは目を丸くして)

ちひろ「えっ!? Pさんも来ちゃったんですか?
そんな、せっかく私が……あっ!?」

乃々「?」

乃々(ちひろさんが何か失言でしたかの様に自分の口をおさえます。
その意味はよく分かりませんでしたが。
……あ。もしかしたら美優さんに気を遣って事務所から席を外したのでしょうか。
だとしたらさっきのコーヒーを飲んでる時のアンニュイな表情も納得です)

乃々「独り身はつらいですよね……」

ちひろ「え? なんで急に同情されてるの? もしくは挑発?」

乃々「もりくぼも最近、同棲中の彼氏が浮気をして」

ちひろ「あーあーっ。聞きたくない聞きたくない。マセた生々しい中学生の恋愛事情なんて知りたくたない。
えーえー。どうせ私は独りですよ。独り身ですよ。
生活に恋愛のレの字もない、寂しい寂しいアラ◯◯目前女ですよ」

乃々「あ、あの……?」

ちひろ「友人の結婚式に呼ばれてみれば、ブーケトスの時に進み出るのは、もう私と同業他社の友人ひとりだけでしたよ。
二人きりのブーケトス。
笑いが起きて何よりでしたよ。
その娘も私も、どうぞどうぞと譲り合いましたけど目は笑ってなかったですよ。
お互い本気でしたよ。
でも負けましたよ!
うわぁぁぁぁぁぁん!!」

乃々「ちひろさんが壊れたんですけど……」

ちひろ「来年はお幸せにぃぃぃ! でもその次は私にぃぃぃ!」

乃々「しっかりしてください。ちひろさん。……ちひろさん!」

※ ※ ※ ※ ※

ちひろ「はっ!? わ、私は何を?」

乃々「コーヒーのおかわりが届きましたよ。これを飲んで落ち着いて下さい」

乃々(私も今日はブラックのコーヒーです。……情け容赦ない苦味が大人の味……今のもりくぼの気分にピッタリなんですけど……)

乃々「バッドトリップから戻ってきて早々、悪いんですけど、ちょっとお聞きしてよろしいですか?」

ちひろ「は、はい。なんでしょうか?」

乃々「さっきもりくぼが事務所に寄った時、何やらPさんと美優さんが慌てて飛び出してきたんです……」

ちひろ「oh……」

乃々「? なぜか二人とも汗だくで紅潮して息を切らしてたんですけど……何をしてたんだと思いますか?」

ちひろ「…………」

乃々(目が泳いでるんですけど。
いつか舞台の上で唐突にポエムを詠めと言われた時のもりくぼを彷彿とさせるんですけど)

ちひろ「そ、それは……その……」

乃々(Pさん遅いですね。お手洗いから全然戻って来ません……)

乃々「あの二人……Pさんと美優さん、お付き合いされてるんでしょうか?」

ちひろ「ちひっ!?」

乃々「なんですかそれ……」

ちひろ「い、いやぁ、アイドルとプロデューサーだし……そ、そういう関係ではないんじゃないかな~……みたいな?」

乃々(……まぁ、関係性を知っていたとしても、おいそれと口には出来ないですよね。
スキャンダル以外の何物でもないですし。あと……)

乃々「もりくぼの……いえ、みんなのモチベーションにも配慮してるんでしょうか?
もりくぼは大丈夫ですよ。
たとえあの二人が恋仲であったり、もう既にやる事やっちゃってたり、双方のご両親に挨拶を済ませちゃってたりしていても全然平気です」

ちひろ「の、乃々ちゃん?」

乃々「ええ、だいじょうぶです。
ちゃんと引きます。その時はちゃんと引きます」

ちひろ「そ、それは身を引く……ってことよね?」

乃々「ええ、ちゃんと(手首に当てた刃物を)引きますよ」

ちひろ「その微妙な間は何っ!?」

乃々「美優さんが実は肉食系で、ちひろさんを追い出した事務所でPさんとしっぽり、よろしくやってたとしても、もりくぼは全く気にしませんよ?
現場に出くわしましたが気にしていませんよ?」

ちひろ「ちょっ……!?」

佐久間まゆ「あらぁ?」

ちひろ「!?」

乃々「あれ? まゆさん」

まゆ「うふ。乃々ちゃんが早めに事務所の近くに来てると聞いて慌てて来てみたんですけど……。
……なんのお話ですかぁ?」

ちひろ「ひいっ!?」

乃々「ちひろさんの気遣いと計略でPさんと美優さんの仲が劇的に深まった、ただそれだけのことなんですけど……」

ちひろ「ちょっ!?」

まゆ「まぁ……」(笑顔)

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乃々「あ。お出掛け、急かしてしまったみたいですみません。
私がここにいるってPさんに聞いたんですか?
お昼には少し早いですけど、もう行きますか?」

ちひろ「乃々ちゃん!?
ま、まゆちゃんが今まで見たこともないような笑顔で…笑顔でっ…ちょ、とめて下さい。
これ、この威圧感。ダメなやつですよね!?」

乃々「どこに食べに行くんですか? まゆさんが決めてくれてるんでしたよね」

まゆ「うふふ」

ちひろ「ほらっ。ほらぁっ!」(涙目)

まゆ「大丈夫ですよぉ、ちひろさん」

ちひろ「えっ……?」

まゆ「まゆは誰よりもPさんを愛し、理解し、その幸せを願っています」

ちひろ「は、はぁ……」

まゆ「だからもしPさんがまゆ以外の他の誰かとそういうことになっても、大丈夫です。
Pさんの幸せを第一に考えて……。
まゆは、ちゃんと引きますよぉ」

ちひろ「そ、それは身を引くっていう……」

まゆ「ちゃんと引き(裂き)ますよぉ」

ちひろ「ひっ!?」

乃々「(相手との仲を)ですか?」

ちひろ「乃々ちゃん!?」

まゆ「ちゃんと(相手を)引き裂きますよぉ」

ちひろ「伏せて伏せて! 出てる出てる。物騒なのがカッコから、まろび出てます!」

乃々「別れさせ屋(バラシ屋)ですか……いいですネ」

ちひろ「乃々ちゃんの目からもハイライトがっ!?」

まゆ「そういえばPさん、まゆに連絡を寄越した後、乃々ちゃんを放って、早々事務所に帰っちゃったみたいですよぉ」

ちひろ「えっ!?」

乃々「道理で遅いと思ったんですけど……」

まゆ「早く戻りたい理由でもあったんですかねぇ」

乃々「…………」

まゆ「あの女の所に……。許せないですねぇ」

乃々「許せないんですけど……」

ちひろ「ちょっ!?」

まゆ「お仕置きが必要ですかねぇ?」

乃々「制裁が必要なんですけど……」

まゆ「お会計は済ませてあります。さぁ行きましょう」

乃々「…………!」

ちひろ「あ、乃々ちゃん待って! まゆちゃんも煽らないで止めて……えっ!?」

がしっ!

まゆ「うふ。邪魔はさせません♪」

ちひろ「えっ? いや離し……えっ? あっ!」

まゆ「うふふ♪」

※ ※ ※ ※ ※

事務所にて

乃々「はぁ…はぁ…」

乃々(ついカッとなって事務所まで走って戻ってきてしまいました……。
自分が何を怒っているのか、何を言いたいのか、そもそも何かを言える立場なのか、
考えはまとまってしませんが……細かいことは後です。
取り敢えずはこの扉の向こうにいるであろう、Pさんと美優さんにひとこと……)

ガチャ

乃々「戻ったんですけど! ひどいじゃないですかPさ…」

パン、パパパンッ!

P「もりくぼーっ!」

一同「お誕生日、おめでとう~っ!!」

乃々「……!?」

浅利七海「めでとー……」

パン!

P「どうした七海、クラッカー、ワンテンポ遅れてるぞー?」

P「いやー、しかしギリギリ間に合ったな。もりくぼが予定よりも早く来た時はどうしようかと思ったが、
俺の時間稼ぎと囮のちひろさんに感謝だな!」

乃々「…………」

美優「でもPさんが混乱して事務所に招き入れようとした時は本当に焦りましたよ。
お料理、まだ途中でしたし……入ってこられたら匂いで絶対ばれちゃいますし……」

P「あはは、すみません。ちょっとテンパっちゃって」

乃々「…………」

P「そんなわけでサプライズパーティーだ! 驚いたか?」

乃々「…………」

P「あれ? 乃々?」

乃々(事務所の中にはPさんと美優さんだけではなく、他のアイドルさん達がいっぱいでした。
流石に所属している全員というわけではないですが、輝子さんや飛鳥さん、他十数名、いや二十名以上はいるでしょうか、
もりくぼと接点があったり、比較的仲が良かったりする娘はほとんど揃っているようです)

乃々「誕生日……誰の?」

P「もりくぼの」

乃々(……あー、そういえばそうです。そうでした。今日はもりくぼの誕生日です。
数日前までは覚えてたのですが、忙しかったり、まゆさんからのお出掛けのお誘いに少し浮かれたりして、すっかり忘れてました)

P「本来、まゆは乃々の予定確保と事務所への誘導係だったんだけどな。
まさか待ち合わせの時間よりも早く、自発的に1人で来るとは思ってなかったから……いやぁ、焦った焦った」

美優「ちなみに私とPさんがお料理係で」

イヴ「私が飾りつけ係、係長ですよ~」

乃々(イヴさんがなぜか裸エプロンなのは……まぁ、目を瞑りましょう)

乃々「もりくぼが来た時、美優さんの衣服が乱れてたのは?」

美優「えっ? ……ああ、あれはとっさにエプロンを脱ぎ捨てたら、ちょっとお洋服まで脱げちゃって……」

乃々「……汗だくだったのは?」

P「イヴが作ってた唐揚げが、爆発炎上してな。
ちょうど消化活動を終えるか終えないかのタイミングだったんだ」

イヴ「パーティーのお料理には自信があったんですが~。
日本の鳥は生きが良いですね~」

美優「いくら新鮮でも爆発はしないと思いますが……」

イヴ「油の性能がいいんでしょうか~?」

P「普通に食用の油を使ってたはずなんだけどなぁ」

イヴ「そんなわけで飾りつけ係に栄転です~」

乃々「…………」

P「の、乃々っ!? 急にうずくまってどうした?
み、耳まで真っ赤だぞっ?
あれっ? 泣いてないか?」

乃々「…………」

乃々(驚いたやら、恥ずかしいやら、安心したやら……嬉しいやらで……もう……もう……)

乃々「むぅーりぃー……」

P「の、乃々っ!? おい、どうしたんだ、もりくぼォ!?」

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※ ※ ※ ※ ※

乃々「急に泣き出してすみませんでした。ちょっと色々ありまして……」

P「お、おう。大丈夫か?」

まゆ「乃々ちゃんは何を想像してたんでしょうねぇ」

乃々「あああ……。言わないで下さい言わないで下さい……」////

P「……乃々はどうしたんだ?」

美優「……さ、さぁ。私にはさっぱり……」////

イヴ「乃々ちゃんも皆さんも座って下さ~い。お料理ができてますよ~。
早く食べましょ~。七海ちゃんが手配してくれた具材を使った、魚介類たっぷりのカニ鍋です~♪」

乃々「誕生日パーティーにお鍋ですか!?」

P「結構人数がいるからな。用意するのに色々都合が良かったんだ。
一応デリバリーのピザと寿司と可哀想な唐揚げもあるぞ」

乃々「多国籍軍過ぎませんか? 豪華なのは嬉しいですけど!」

P「ちなみにパーティーの時間繰り上げに伴い、お鍋の調理にはみくも参戦してもらった」

前川みく「…………」

乃々「部屋の隅っこで死んだ魚のような目をしてるんですけどっ!?」

みく「お魚じゃにゃいお魚じゃにゃいお魚じゃにゃい……」

乃々「あと、さっきから気になってたんですけど……なんでPさんは七海ちゃんをずっと抱っこしてるんですか?」

七海「…………」

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P「あー。七海さ、この前の舞台で主役頑張ってただろう?」

乃々「……ホラー探偵のやつですね」

P「それで
『誕生日なので仕方ないとはいえ、乃々ちゃんばっかりズルいのれす!
七海も何かご褒美が欲しいれす。
モノじゃなくて、一日中ハグ権とかでもいいれすよ?』
って言われたからさ。ほら、こんな感じで」

ぶらーん。

七海「…………」

乃々「…………」

七海「ほんとにやるとはおもってなかったのれす……」////

乃々「さっきからずっと、お顔が真っ赤で、借りてきた猫のようにおとなしいんですけど……」

七海「…………」

七海「にゃーん……」

みく「みくのアイデンティティーがクライシスにゃっ! ……うっ!?」

乃々(みくさんが叫んだあと、うつ伏せに倒れちゃったんですけど……。
これ、もりくぼが早く来たせいですか?
ていうか、料理ならもっと適材適所がいませんでしたか?)

P「くんかくんか」

七海「か、嗅がないで欲しいのれす」

P「石鹸の香りがする」

七海「…………」////

乃々「…………」

まゆ「…………」

P「よし皆座れ! 今日は乃々を祝って盛大にカニ鍋パーティーだっ!」

七海「当然のように膝の上に抱え込まないで欲しいのれす」////

乃々「パーティーは嬉しいはずなのに、なんか釈然としないんですけど!?」



P「…………」乃々「…………」美優「…………」
まゆ「…………」七海「…………」輝子「…………」
飛鳥「…………」美玲「…………」イヴ「…………」
仁奈「…………」ありす「…………」千鶴「…………」
あやめ「…………」忍「…………」穂乃香「…………」
あずき「…………」柚「…………」志保「…………」
周子「…………」沙理奈「…………」ナターリア「…………」
法子「…………」時子「…………」真奈美「…………」
亜季「…………」雅「…………」芳乃「…………」
紗枝「…………」清良「…………」ちひろ「…………」
凛「…………」奈緒「…………」加蓮「…………」


乃々「やっぱり誕生日パーティーにカニはなくないですかっ!?」

沈黙のNTRバースデイエンド。



※このあと乃々はP宅でちゃんと甘やかされ、幸せな誕生日を過ごしましたとさ。

イベントは七海の「うっひょひょひょ~」や「もんぎゃ~」が可愛かった。
あと、デレステでは舌足らずが強化されてる感じ?


もりくぼ誕生日おめでとう!

色々と失礼しました!

【デレマスSS】武内P「島村さんに何か贈り物をしたいと思います」

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