男「俺は神!!」 (7)

俺は神...
それがあいつの口癖だった。


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あいつの存在を気にし始めたのは中1のときだった

??「お前らはごみ!生きてるだけで迷惑なの!」

中学校生活にも慣れ始め皆がそれぞれのグループをに定着していくなかであいつもどこかのグループに入ったのかよく廊下で話しているのを見かけた

??「生きてることに感謝しろな。俺のお陰で生きてるんだから」

なんで俺があいつを気にしだしたかって?
中学の男子が人を気になるなんてのはだいたいは好きな子や可愛い子って相場が決まっている

??「はいお前今死んだ。生き返らせたんだから謝れ。」

だけど俺の場合は違った
俺が気になったあいつは美少女でもなければ女でもないかなりヒョロヒョロで不摂生の塊の様な男だ

??「人間がさぁ...神に逆らうんですか?」

男が気になるってホモかよと思われるかも知れないが俺はホモじゃない。女が大好きだ
俺がなぜあいつを気になり始めたのか...

??「俺は神!!」

それは...
その男の言動が常軌を逸していたからだ









それから俺はやつについて調べ始めた

名前は男で部活は以外にもサッカー部
ルックスと運動神経はお世辞にも良いとはいえない
地味なやつ

だけど...一つだけ普通じゃないところがある

それが男の言動だ

自分が神だのなんだのいう男という人物は
中学生にとってはわけわからないこという
面白いやつという印象なのだろう

クラスのいじられキャラとしての地位についているようだった

そんな男と初めて会話をしたのは
当時俺が入っていた野外活動実行委員会の活動中だった

男「このハサミは最強!つまり俺は最強!わかるっ?」

なぜかやつは実行委員会の活動場所である木工室にいたのだ

委員会のほとんどが男がいることに困惑するなか
男と同じクラスの友が声をかけた



友「なんでお前ここにいんの?」

男「英語の追試!わかるっ?死にたいの?」チョキチョキ

男は胸ポケットからハサミをだし紙をきりながら話し出した

男「はぁ...全くこの俺に追試やらせるどか死にたいんですか?」チョキチョキ

さらにブレザーのポケットすべてから大量のハサミをだしながらなおも不貞腐れた態度を男は崩さない

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