奉仕部

雪乃(早く比企谷くん来てくれないかしら...)

ｶﾞﾗｯ

八幡｢よう｣

雪乃(来てくれた！話しかけましょう)

雪乃｢こんにちはヒキガエルくん眼がおかしなことになってるわよ？病院に行ってきたほうがいいんじゃないかしら｣

雪乃(また言い過ぎちゃったわ...)

八幡｢残念ながら俺の眼はこれが完成系だから変わらないぞ｣

八幡(昨日買ってきたラノベでも読むか)ﾍﾟﾗｯ

雪乃(本を読む比企谷くんもいいわね)

八幡(ん？ハエが飛んでるな、こっち来ないでくれよ)

八幡(うわ！鬱陶しいなこいつ)

雪乃｢ね、ねえ比企谷くん日曜日は暇かしら？仕方が無いから私と一緒に出かけさせてあげるわよ｣

雪乃(変な言い方になってしまったけれども大丈夫かしら)

八幡｢ああもう鬱陶しいな｣

八幡(おっしゃあああやっとどっか行った、俺の力にびびったか...やべえどっかの剣豪将軍みたいなこと思っちまったよ)

雪乃｢え？｣

雪乃(い、今、比企谷くん鬱陶しいって言った？)

八幡｢ん？どうかしたか？｣

ｶﾞﾗｯ

結衣｢やっはろー！｣

八幡｢おう｣

雪乃(私もしかして嫌われてたの？彼は優しいから言わなかっただけで)

結衣｢ゆきのん？どうかしたの？｣

雪乃｢え？あ、ごめんなさい由比ヶ浜さん考え事をしていて｣

結衣｢そっかー何かあったら相談してね？｣

雪乃｢ええ、ありがとう｣

八幡(雪ノ下の様子がさっきからおかしいがどうしたんだ？)

雪乃(いつも彼のこと悪く言ってれば嫌いになるわよね...今からでも言うのやめましょう)

結衣｢ねえねえヒッキーゆきのんどうしたの？｣ﾋｿﾋｿ

八幡｢俺に言われてもわからねえよ...｣ﾋｿﾋｿ

結衣｢じゃあ私から聞いてみるよ！｣ﾋｿﾋｿ

八幡｢頼むわ｣ﾋｿﾋｿ

ｶﾞﾀｯ

八幡｢MAXコーヒー買ってくるわ｣

結衣｢いってらっしゃーい｣

雪乃｢行ってらっしゃい｣ﾆｺｯ

八幡｢お、おう｣

八幡(あれ本当に雪ノ下か？笑うとすげえ可愛い惚れそうとか思ってないからね！ほんとだよ！)

雪乃(今の反応...やっぱり嫌われてるのかしら)

結衣｢ゆきのん、どうしたの？｣

雪乃｢本当に大丈夫よ由比ヶ浜さん｣

結衣｢大丈夫じゃなよ！...ゆきのん辛そうな顔してるもん...話して？｣

雪乃｢由比ヶ浜さんありがとう...実は比企谷くんに嫌われてしまったのではないかと思って｣

結衣｢え？ヒッキーがゆきのんのことを？｣

結衣(いやいやそれはないでしょ！むしろヒッキーはゆきのんのこと好きだよ絶対！)

雪乃｢ええ...鬱陶しいと言われてしまったのよ｣

結衣｢うーん嫌ってるなんてことはないとおもうよ？｣

雪乃｢で、でも私いつも彼の悪口言ってるし...｣ｳﾙｳﾙ

結衣(涙目のゆきのん可愛い！ってそんなこと言ってる場合じゃない！ヒッキーに確認してみなきゃ)

結衣｢ヒッキーに私から聞いてみるよ｣

雪乃｢結果を聞くのが怖いわ...｣

ｶﾞﾗｯ

八幡｢戻ったぞ｣

雪乃｢お、おかえりなさい｣ﾋﾞｸﾋﾞｸ

結衣｢おかえりヒッキー｣

八幡(え？なんで雪ノ下震えてんの？俺のせい？)

八幡｢雪ノ下さん、いくら俺のことが気持ち悪くても震えないでください｣

結衣(いつものヒッキーっぽい返しだけど今はそれダメだよ！！)

雪乃｢ち、違うの比企谷くんごめんなさい｣ｳﾙｳﾙ

八幡｢｣

八幡(何この生き物すげえ可愛いんだけど、マイエンジェル戸塚ともいい勝負できそう)

結衣｢ひ、ヒッキーちょっとこっち来て話そうねー｣ｶﾞｼｯ

八幡｢え、ちょっと待っ｣ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ｶﾞﾁｬ

雪乃(比企谷くんまた怒っちゃったかしら...)ｸﾞｽｯ

結衣｢ヒッキー馬鹿なの！？ゆきのん泣きそうだったじゃん！｣

八幡｢いや俺はいつも通り返したつもりだったんだが...｣

結衣｢ゆきのんは今ヒッキーに嫌われたってすごい落ち込んでるんだよ？｣

八幡｢は？俺が雪ノ下を？ないないむしろ好きまである｣

結衣｢だよねヒッキーがゆきのんのこと好きなのは知ってる｣

八幡｢俺なんかしちまったか？｣

結衣｢ヒッキーに鬱陶しいって言われたって言ってたよ？｣

八幡｢は？俺がそんなこと言うわけないだろ｣

結衣｢うーんやっぱりゆきのんの勘違いかな？ヒッキーから話してあげて｣

八幡｢おう、まぁそれしかねえよな｣

ｶﾞﾁｬ

雪乃｢比企谷くん？｣ｸﾞｽｯ

ﾊﾞﾀﾝ

結衣｢ちょっとなにしてんのヒッキー！｣

八幡｢いや現実を受け入れきれなかった｣

結衣｢もう私が開けるから！｣

ｶﾞﾁｬ

雪乃｢由比ヶ浜さん？｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ﾊﾞﾀﾝ

八幡｢お前もかよ！｣

結衣｢どうすんのヒッキー！ゆきのんガチ泣きだよ！？｣

八幡｢いや入るしかねえだろ...｣

ｶﾞﾁｬ

雪乃｢ふ、2人ともおかえりなさい｣ｳﾙｳﾙ

結衣｢た、ただいまゆきのん！｣

八幡｢な、なぁ雪ノ下、今由比ヶ浜から話聞いたんだが俺は鬱陶しいなんて言ってないぞ？｣

雪乃｢え？｣ｷｮﾄﾝ

八幡(首かしげるのやめてもらっていいですかね、ドキッとするからほんとに！)

結衣｢ほらね！大丈夫だったでしょゆきのん｣

八幡｢大丈夫だからもう泣くなよ｣ｷﾘｯ

八幡(決まった)

雪乃｢誰が泣いてるのかしら？私のことを言ってるのだったらあなたの眼は節穴ね、ああごめんなさい腐ってるんだったわね｣ﾆｺｯ

雪乃(嫌われてなかったのね...よかった)

結衣｢よかったねゆきのん！｣

雪乃｢由比ヶ浜さんありがとう｣

結衣｢困った時はお互い様だよ～｣

雪乃｢ふふっそうねまた何かあったら頼らせてもらうわ｣

結衣｢ゆきのん大好き！｣ﾀﾞｷｯ

雪乃｢もう...由比ヶ浜さんくすぐったいわ｣

八幡｢あれ？いつの間にか俺の存在を消してゆるゆりしてらっしゃる、ステルスヒッキー発動しちゃってた？｣ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

結衣｢ヒッキーが1人で喋ってるマジきもい！｣

八幡｢あ、すまん声に出てたか、あときもいはやめろ地味に来るから｣

雪乃｢本当にどうしよもない男ね｣

八幡｢俺泣くよ？｣

雪乃｢ご、ごめんなさいあなたを傷つけるつもりじゃないのよ？｣ｵﾛｵﾛ

八幡｢い、いや大丈夫だぞ冗談だから｣

雪乃｢ならいいのだけど...もういい時間だし帰りましょうか｣

八幡｢おう、そうだな｣

結衣｢ゆきのん一緒に帰ろ！｣

雪乃｢ええ帰りましょう｣

八幡｢じゃあな｣

結衣｢ヒッキーばいばい！｣

雪乃｢比企谷くんまたね｣

八幡(そういう彼女の顔が俺の頭から離れなかった)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

見てくださっている方ありがとうございます
本日の更新はここまででまた明日更新したいと思います
よろしくお願いします