楽「千棘ありがとう」 (15)



新婚旅行。


とあるフランスの美術館。



千棘「ここ一寸観てみたかったの…ふふ…楽と一緒にここを観られるなんて、今でも信じられないな。ホント夢みたい」

楽「そうか」


ドガーン!!


楽・千棘「「!?」」



見物客「テロだ―!!この美術館が襲撃されてるー!!!」



楽・千棘「「えっ!?」」


 


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パパパパパパパパパァーーーン


楽「近いな……」

千棘「早く逃げ――――――あっ!!楽危ない!!」

パァン!

千棘「うぐっ!!」

楽「千棘…大丈夫か?」

千棘「うん…ちょっと掠っただけだから……」

楽「そうか」

千棘「大丈夫。楽は私が守るから」

楽「千棘ありがとう」

千棘「また来た!!楽!私の後ろに隠れて!!」


楽「おう!!」
ささっ


パアアアアアアアアアアアア――――ン!!!!

千棘「あがががががg――――・・・・」
パキュン……



武装集団の銃撃により、千棘は全身をハチの巣にされ、最期は頭をふっ飛ばされ絶命。

楽はその千棘の死体の下に潜り込み九死に一生を得る。


楽「ありがとう千棘…俺を護ってくれて。俺はお前の分までしっかりと誠実に生きてみせるから」うんうん


 



その後。


今回の顛末が千棘サイドに発覚し、当然の如く激昂。問答無用のギャングとやくざとの全面戦争が始まる。

その結果。

そしてこの血で血を洗う仁義なき抗争は長期化、泥沼化し、互いに立て直しが極めて困難に鳴る迄に疲弊し、双方の組織は壊滅的なダメージを受ける。


そして楽はこの構想の発端である事を責められ、組を追われる立場となった。


 



楽「くそっ。金も地位も女も全て失っちまった!!何で俺がこんな目に……」

楽「それもこれも全部千棘が……アイツ、ゴリラみてぇなナリしてるくせに、とっととおっ死んじまいやがって……お蔭でこっちはいい迷惑だよ」

楽「まったく…これからどうすれば――――――あっそうだ小野寺!小野寺ならこんな俺の気持ちを…誠実さを理解して受け入れてくれる!!やっぱり最初からあんな役立たずの弱虫ゴリラなんかじゃなく小野寺にしとけばよかったんだ!!」


楽「そうと決まれば…………そうだ。確かアイツ独立して店を構えてたな……そうと決まれb₋――――」


パパパパパパパパ―――――ン!!!!


 


楽「ぐえっ!?」がく

楽「あっ…あっ……?」

カクカク…

楽「お…俺……撃たれ―――――死―――――」

パアン!!
ぐちゃっ!!


どちゃ…
楽「――――――――」


この時楽は怨讐のヒットマンと化した鶫に銃撃され、楽は千棘と同じ様に全身をハチの巣の様に撃たれ。最期は頭部をふっ飛ばされて絶命する。




とあるビルの屋上。


誠士郎「お嬢…仇は取りましたよ――――――」


 
 



とある洋菓子店。


小咲「……………………」

男「どうしたんだい小咲?さっきからテレビのニュースをじっと視て……ん?もしかしてこの殺された暴力団の人が気になるのかい?もしかして知ってる人とか?」



小咲「ううん。知らない人」
ふりふり
にこ



男「そうか…じゃあ早く今日の仕込みを始めようか。今日も忙しくなるぞ」

小咲「はい。あなた」

夫「と言っても、小咲は程々にな。なんたって君のお腹の中には、僕と君の大事な子どもがいるんだから」

小咲「はい……ねぇ…あなた――――」じ…

夫「ん?どうしたんだい?そんな神妙な顔して」


小咲「あなたが優しくて、誠実な人で…あなたと結婚して本当に良かった……」


 


夫「そうかな?僕は当たり前の事をやってるだけだけど……でも、小咲にそう言ってもらえて僕も嬉しいよ。改めて…ありがとう小咲…こんな僕と結婚してくれて」

小咲「ふふ……もうあなたったら///////でも私の嬉しい……」にこ

夫「さぁ今日も僕たちのお菓子を楽しみにしているお客様たちのために頑張ろう!」

小咲「はい。あなた」にこ



小咲(私はいい人に出会えて、その人と一緒にいいお店を持つ事が出来て・……今…とっても幸せです)



おしまい。


 

原作最終回の余りの非道さにむしゃくしゃして書いた
なんとなく後悔というかナンでこんなのを書いたんだろうという
疑問は感じている

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