男「やっぱ大学生にもなると必要っしょwww教養がよwwwww」
友人「わかるwwwwwww」
男「読書っていいわwwwwまじ自分自身を高められるwwwwwww」
友人「意識高いwwwwwww」
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男「レポートwwwバイトwww読書www俺マジ多忙wwwww」
友人「wwwwww」
男「でも読書は外せねえわwwwwww脳に栄養を与えねえとなwwwwww」
友人「かっけえwwwwww」
~飲み会~
男「月に100冊は読むよ、俺wwwwwwww」
女の子「えぇー!すごーい!頭いいんだね!」
男「いやwww頭いいとか関係ねえからwwww読書は人間のたしなみっしょwwwww」
女の子「でもわたし文字読むの嫌いだからー。絵がはいってないと無理―」
男「wwwwwww意識低すぎwwwwwww
~キャンパス内 食堂~
ザコ「ポケモンGowwwwwwたのしすぎwwwwwwww」
男「ザコ乙wwwww大学にきてまでポケモンとかwwwww脳みそピヨピヨ幼稚園児かよwwwwww」
友人「wwwwww男は優雅に読書ですなwwwwwww」
男「まじつれえわwwwwはやくこの本よみおわらねえとなwwww積ん読してっからwwwwww」
友人「積めるだけ本買う男まじかっけえwwwwww」
男「wwwwwwwww」
友人「紹介するわwwwww本好きの文学少女ちゃんwwwww」
文学少女「あっ…こ、こんにちはっ」
男「(なにこれ秋田小町かよwwwwあぁ~やりてえwwww)おっすおっすwwwww」
友人「じゃwww俺向こういってっからwwwwww二人で本について盛り上がれよwwwww」
文学少女「あっ……友くん……」
男「本好きなの?wwwwww」
文学少女「あ、は……うんっ、少しだけどね……」
男「wwwwww俺かなり読むよwwww少女ちゃん月何冊くらい読むの?wwww」
文学少女「わ、わたしは、多い時で30冊くらいかな……普段は15冊くらい……」
男「wwwwwwwwwwワロスwwwwwwwwwww俺100冊以上読むからwwwwwwww」
文学少女「えっ……!す、す、すごい!私、遅くって………すごいなぁ」
男「wwwwwふつうだからwwwwww少女ちゃん読み方おかしいんじゃない?wwww俺が手取り足取り教えてやんよwwwwwwww」
文学少女「え、あ、い、いや、いいよ。わたし、今の読み方結構気に入ってるから…」
男「wwwwwwwwwwwwwwww」
男「(あとちょっとで落とせるなwww)少女ちゃん普段何よむのwwwww」
文学少女「しょ、小説かな……」
男「それなwwwwww俺も結構読むわwwwwww純文学wwwwwwww」
文学少女「えっ!ほんとう!?よかった!話し相手ができたよ!」
男「(ぞっこんwwwwwwwホテルワンチャンあるわwwwww)ウェーイwwwww」
文学少女「好きな作者を教えてくれないかな!わたしはねぇ、だざ……」
男「そうだなwwwwwwマジ乙一おすすめwwwwwww」
文学少女「……えっ?」
男「あと王道で村上春樹なwwwwwwwwまあ俺が一番好きなのは山田裕介だけどなwwwwww」
文学少女「え、あ、そ、そう……そうなんだ……」
男「少女ちゃんはwwwww」
文学少女「わ、わたしっ?えっと、ね、太宰治さんの書いた本……おもしろいなあ、って……」
男「wwwwww太宰とかwwwwwww自殺者乙wwwwwww」
文学少女「っ………」
男「所詮逃げの文学wwwwwなんで文豪とかいわれてんのかわからんわwwwwwwww」
文学少女「あ、あの、もう帰るね…………」
男「えっwwwwwwなんでwwwwwwのみ行こうよwwwwwww」
文学少女「ごめんね……用事あるんだ………」
男「まじかwwwwwまあいいやwwwwwまた今度なwwwwww」
文学少女「うん……それじゃあ……」
男「少女ちゃんwwww今度俺の読術本貸してやんよwwwwそしたら早く読めるようになっからww」
友人「大学内で小説募集してるらしいぞwwwww大賞は20万wwwwww」
男「やっべーわwwww俺も書いて送るわwwwwww」
友人「まじかwwwwww」
男「余裕っしょwwwwwwwww」
男(よっしゃwwwwいっちょ書いたるかいwwwwwwww)
男(ここは王道のラブロマンスだなwwwwwww主人公を完璧なイケメンにしよwwwwモデルは俺wwww)
男(やっべwwww書き出しから詰んだわwwwwwなにかいたらいいかわかんねwwwwwww)
男(てきとうな小説から文章抜き出すかwwwwwwばれないばれないwwwwwwww)
男「送ったわwwwwww」
友人「まじかwwwwwどうだったwwwwww」
男「大賞間違いなしwwwwwww」
友人「wwwwwwww少女も送ったらしいぞwwwww」
男「ああwwwwwwwいい勝負かもしれんなwwwwwww」
教授『えー本日は発表会にお集まりいただき、大変恐縮であります』
男「wwwwwwww話長えよハゲ狸wwwwwおなかでポンポコポン音頭とるぞwwwwww」
友人「どうよ少女wwwwww緊張してっかwwwwww」
文学少女「きききき、緊張してるっ……え、選ばれるかなぁ……」
友人「大丈夫だってwwwww心配すんなwwwwww」
男(佳作、優秀作の発表終わったわwwww俺と少女ちゃんまだ呼ばれてないwwwwwwあとは大賞だけwwwww)
教授『えー大賞は、男さんの「キミと僕と雪景色」です』
男「ッシャアあああwwwwwww大賞とったわwwwwwwwww」
友人「おめでとうwwwwwww」
文学少女「え、あ、あ、なんっ……そんなっ………」
文学少女「一生懸命書いたのに………この一か月、本当に苦しかったのに………」グス
男「wwwwwwwwww」
友人「泣くなってwwwww次があるよwwwwwww」
文学少女「…」キッ
男「にらみつけれたわwwwwwww」
文学少女「っ!」タタタ
男「アンド逃走wwwww俺安堵wwwwww」
男「いやあーwwwwww大学どこいっても英雄扱いだわwwwww」
男「それに比べて少女ちゃんwwwwww小説の内容暗すぎって、大学のみんなから批判されすぎwwww」
男「よう友wwwwwwwwいやあー辛いわーwwwwwwまじ積ん読がさあwwwww」
友人「…」
男「最近は五分で読めるようになったぜwwwwwwコツは五分で読める本を読むことwwwwwアンド斜め読みなwwwwwww」
友人「うるせえよ」
男「!?」
男「お、おいおいwwwwwwな、なんだよwwwwwウェーイwwwww」
友人「少女が自殺した」
男「!!???」
友人「自殺した」
男「え、あ、ちょwwwwwwそれまじwwwwwwww」
友人「お前の文、見たよ」
男「お、おうwwwwwwwまじ現代の文豪だろwwwwwwww」
友人「お前が死ねばよかったのにな」
男「な、なんだよ、それ……」
友人「じゃあな、もう二度と俺の前に現れんなよ」
…………
ピンポーン
友人「あ、おばさん。俺です。今日もいいですか、はい、ありがとうございます」
ガサゴソ
友人(ベッドの下、机の中、本棚の裏、大体めぼしい所は探したぞ……
友人(どこだ……)
ガツッ バラバラ
友人(…………っと、本棚にぶつかっちまった……)
友人(それにしても、本ばっかだなぁ………)
友人(いつ来ても、この部屋は本屋の匂いと一緒だ、ははっ)
友人(………あ、これ……少女が何回も読んでいた………)
友人(…………………ああ、そうか、ここか。ここに挟んで………)
友人(………やっと見つけた)カサ
『遺書』 作・文学少女
~25年後~
学者『今話題になってる「遺書」、でしたっけwwwwあれは駄目ですなwwww』
学者『弱者の弱い部分をまるで宝物のように誇っているwwwwww情けない文学ですwww』
学者『人は生きている限り強くなければなりませんwwww知識を吸収し続けばなりませんwww』
学者『それなのにあの駄作は人の弱さに付け込んで、人を惑わす最低の文学ですwwwwww』
学者『みなさんwwww読むなら明るい小説をwwwあ、もうすぐ僕の新作発売ですwww買ってください、なんつってwwwwwwww』
プツッ―――
終わりです。
ありがとうございました。
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